イケパラを見ながら書き直す。
視聴率に加算されないけれど、これが私の気持ち。
次の妄想シリーズ(誰も期待してない)は前田さんで行こうと思いました。
テーマは「壁」と「ホーム」ですな。
さて、前回、読み直しすらせずにかなり急いでエントリを書いたので、ちょっと雑でした。
なので、少し書き直しました。
(自戒を込めて前のエントリを残しておきます。)
参考として↓下記をお読みください。ここをスタート地点にします。(私と少し考え方が違います)
CXは別に売国奴じゃない。みんながユニクロに行くようなもの
http://soulwarden.exblog.jp/14236392/
まず、フジテレビさんの韓流ビジネスをビジネスモデル的に解体すると、理に適っています。
私の昔話で恐縮ですが、今から10年くらい前でしょうか、ある局のTVマンの言葉に感銘を受けたことがあります。
当時、インターネットの出現で「通信と放送の融合」やらが盛んに叫ばれていた時代です。
常識のようにこうも言われていました。
今でもよく聞く言葉ですね。
TV放送波のメディアとしての伝送能力が、インターネットのそれに追い越されるのは必然であり、そうなればコンテンツをTV放送波で流す理由がなくなる。
なぜなら、インターネットの方がよりインタラクティブな機能を実現できるから。
というのが大きな理由でした。(細かいこといったらいろいろありますが)
当然、そのTVマンもその問題意識が頭の中にあるのです。
しかし、彼はこう言いました。
TV局の最大の資産とは何か?
それは、「コンテンツ」ではありません。
コンテンツを作成する力でもありません。
「編成力」です。
視聴者に、この番組を見たいと思わせる力のことです。
極論すれば、コンテンツは外から買ってくればいい。
コンテンツ作成に関しては世界中で行われております。
優秀なクリエーターをTV局が囲い込むことなどコストの面からも不可能です。
編成力こそ、TV局の本質的な力なのです。
納得しました。
全くもって、その通りです。
わかりやすくいえば商社ですね。
見込みのあるコンテンツを買ってきて、それを広告や販売方法を工夫して、価値の有るものに変え、収益源にするのです。
(ドラマ制作も同じで、見込みのある人材や設備に投資して、それを工夫して価値のある作品に変えるわけです)
自分たちが作った方がよければ作れば言いし、買ってきた方が早ければ買えばいい。
とにかく、潜在的に価値のあるもの、これを磨いてより価値のあるものにできればTV局として勝ちです。
だって、元から価値のあるものは、元が高いですから、収益になりません。
制作費が高いならペイするだけの売り上げが期待できるものでなければなりません。
結構リスクが高いのです。
そういうこと考え出すと、200点の大ヒット狙うよりは、60点のスマッシュヒットを連発したくなる気持ちもわかるでしょう。
さて、韓流ビジネスについて考えてみます。
上記で述べた基本に実に忠実なのです。
安く買って、売り方を工夫して、より高く売る。
それだけです。
日本と韓国の物価差は利用しない手はないでしょう。
しかも、TV局はドメスティック企業ですから、為替も大いに利用できます。
円高とウォン安ですから。(最近、さすがに韓国も国内事情が許さずウォン戻してるらしい)
韓国でしっかりと金と労力をかけて作ったコンテンツを割安で手に入れることができます。
このあたりのビジネスモデルは、ユニクロも同じようなものです。
しかし、TV局に関して言うと、一つ根本的に違う点があるので注意が必要でしょう。
やっていることはユニクロと似ているかもしれませんが、競争条件が違います。
ユニクロのライバルは無数に存在しますが、TV局の場合、電波という参入障壁があります。
メディアはTVだけに限らないわけですから、TVの電波がなくてもライバルになれるだろ?という意見もあるかもしれませんが、それは少しフェアでないですね。
日本には時差がないので国民全体で同時性を共有できるTV電波の価値は非常に高いのです。
限られた周波数に守られているわけで、新規参入の恐怖から多少救われているわけですから、TV局は少し有利、ユニクロと同じだと言うのは少しフェアではない。
それだけしっかり抑えておきましょう。
TV局は電波の関係上、独占市場なので、参入障壁が高くてライバルが少ないのです
自分がリーディングポジションをつかめる可能性が高いわけです。
他のTV局よりも先に日韓でのアービトラージに積極的に手を出したという意味で、ビジネスとしてはフジテレビの勝利といえると思います。
単に視聴率というだけでなくて、AKB48も韓流も同じなのですが、どれだけ視聴者を深く掘れるか、これも重要です。
その意味で、韓流ビジネスを考える時は、視聴率だけで語るのもよくありませんね。
一方、韓流ビジネスを韓国側から考えても利益があります。
国家戦略の一つであるコンテンツ輸出戦略に合致します。
対日工作と言われて反発も受けるが、総じて日本に対するイメージ戦略を兼ねています。
ヒトラーではないですが、イメージ戦略の要諦は女性を味方につけることです。
女性が味方につくと男性もそれに続くからです。
日本人の韓国に対するイメージが上がると、いろいろとメリットがあります。
韓国に観光に訪れる日本人が増えることもあるし、韓国企業が日本に進出するのに、韓流ドラマやK-POPが浸透するのは好都合です。
これまで日本で韓国製品は苦戦していました。
世界で勝っても日本市場ではイメージから苦労していました。
例えばサムスンなんかはまず携帯で進出して、かっこいいブランドイメージ作ってから他の製品を売り込むというやり方を使っていますが、そこにドラマやK-POPといったソフトが使えるようになれば、よりやりやすくなります。
リンク先では、F1層にリーチできていない的なことが書いてありますが、最近では、若い子も韓流好きな人増えてきています。
お母さんの影響が大きいと思われます。
日本では核家族化してから、お母さんと娘の関係が友達のようになったため、お母さんからの影響を娘が受けるという構図も期待できるようになりました。
そういう意味でも、韓流は戦略的なビジネスモデルです。
日本企業も海外進出する時、イメージ戦略使いたいと考えるわけで、最近では国家戦略としてコンテンツ産業を積極的に使えみたいな話もあります。
ただ、韓国側も相応のコストを払っています。
まず、日本に売り込むために、コンテンツを日本にカスタマイズする必要があります。
日本に売り込むことを前提としたドラマの制作などが必要です。
また、韓流アイドルは日本語が上手です。
日本語を学ぶコストをかけています。
韓国と日本の両方で興行をするために、時間と労力が必要です。
大変な負担です。
だんだん書くのが面倒になってきてグタグタなので、まとめるといいながらやっぱり適当に流します・・。
とにかく、韓国側とフジテレビの利害が一致するのです。
不動産会社みたいに言われる他局よりもTV局っぽいことしてるという意味では評価できるかもしれません。
一方で、嫌がる人がいるのは間違いない事実です。
最近ノルウェーで起きた爆破・銃乱射事件もそういった事が原因と言われています。
(個人的には原因ではなくきっかけなのだと思いますが)
極右の青年が、移民政策に反対する意味で犯行に及んだわけです。
ノルウェーの場合は人種主義的な考えに近いのかもしれませんが。
日韓の場合、人種的にはそう変わりませんが、韓国が日本を敵視しているため余計にアレルギー強くなる側面があるかと思います。
領土問題もくすぶっていますし、
つまり、日本はアメリカみたいに世界から人・モノ・カネを集める国には、そう簡単にはなれないってことですよね。
(アメリカだって人口動態が変化してきていて、白人の割合が減ってきていることが非常に懸念されている問題としてあります。)
ちょっと構成間違えましたが、続けます。
高岡さんの問題は、フジテレビではなくて、事務所がビジネス上の判断で解雇したということですから、高岡さんの解雇でフジテレビを批判するのが間違いです。
ただね、だからこそね、私はフジテレビにがんばって欲しいと思うのです。
私が問題視しているのは、フジテレビの韓流ビジネスを批判したことで解雇に至らなければならなかったことで、韓流ビジネスではありません。
韓流ビジネスの良し悪しについて、人によって意見あるのは別にいいでしょと。
フジテレビに不満を持つ人が他局で活躍する、そういうことがあっていいはず。
むしろフジテレビと競争している局や芸能事務所が、積極的に採用するとかね。
そういう多様性があればこそ、言論の自由というのは維持できるのです。
別に映画俳優が映画否定してもいいし、芸能人が芸能界否定してもいいじゃないかと。
だってそうでしょ。
サラリーマンだからって勤めている会社を否定したらNGっておかしいよ。
組織の論理ばんざいってことですか。
自己否定できない業界や組織や人なんて、いつか自壊しますよ。
スターダストプロモーションがNGだったってだけで、他の芸能事務所に期待してます。
フジテレビさん、むしろここは堂々と正面からこの問題を取り上げて、付加価値つけて面白くしてください。
恥ずかしいことじゃないのだから、自分たちが韓流ビジネスに傾倒する理由について堂々と話したらいいし。
それに、そもそもこれはネタです。
おいしいネタが向こうからきてくれましたよ。
鴨が葱しょってやってきましたよ。
面白くなければTVじゃない!って言ってるんだから、是非この問題を面白くしてください!
この程度の問題を面白くできなかったら、これからやってくるもっと激しい批判に対応できないんじゃないかって思います。
だめだ。やっぱり適当で終わってしまった。
フジテレビで韓流が多いのは既得権を死守した末路
http://d.hatena.ne.jp/anti-monos/20110801/p1
視聴率に加算されないけれど、これが私の気持ち。
次の妄想シリーズ(誰も期待してない)は前田さんで行こうと思いました。
テーマは「壁」と「ホーム」ですな。
さて、前回、読み直しすらせずにかなり急いでエントリを書いたので、ちょっと雑でした。
なので、少し書き直しました。
(自戒を込めて前のエントリを残しておきます。)
参考として↓下記をお読みください。ここをスタート地点にします。(私と少し考え方が違います)
CXは別に売国奴じゃない。みんながユニクロに行くようなもの
http://soulwarden.exblog.jp/14236392/
まず、フジテレビさんの韓流ビジネスをビジネスモデル的に解体すると、理に適っています。
私の昔話で恐縮ですが、今から10年くらい前でしょうか、ある局のTVマンの言葉に感銘を受けたことがあります。
当時、インターネットの出現で「通信と放送の融合」やらが盛んに叫ばれていた時代です。
常識のようにこうも言われていました。
インターネットの出現でTV局のビジネスモデルは破綻する。
今でもよく聞く言葉ですね。
TV放送波のメディアとしての伝送能力が、インターネットのそれに追い越されるのは必然であり、そうなればコンテンツをTV放送波で流す理由がなくなる。
なぜなら、インターネットの方がよりインタラクティブな機能を実現できるから。
というのが大きな理由でした。(細かいこといったらいろいろありますが)
当然、そのTVマンもその問題意識が頭の中にあるのです。
しかし、彼はこう言いました。
TV局の最大の資産とは何か?
それは、「コンテンツ」ではありません。
コンテンツを作成する力でもありません。
「編成力」です。
視聴者に、この番組を見たいと思わせる力のことです。
極論すれば、コンテンツは外から買ってくればいい。
コンテンツ作成に関しては世界中で行われております。
優秀なクリエーターをTV局が囲い込むことなどコストの面からも不可能です。
編成力こそ、TV局の本質的な力なのです。
納得しました。
全くもって、その通りです。
わかりやすくいえば商社ですね。
見込みのあるコンテンツを買ってきて、それを広告や販売方法を工夫して、価値の有るものに変え、収益源にするのです。
(ドラマ制作も同じで、見込みのある人材や設備に投資して、それを工夫して価値のある作品に変えるわけです)
自分たちが作った方がよければ作れば言いし、買ってきた方が早ければ買えばいい。
とにかく、潜在的に価値のあるもの、これを磨いてより価値のあるものにできればTV局として勝ちです。
だって、元から価値のあるものは、元が高いですから、収益になりません。
制作費が高いならペイするだけの売り上げが期待できるものでなければなりません。
結構リスクが高いのです。
そういうこと考え出すと、200点の大ヒット狙うよりは、60点のスマッシュヒットを連発したくなる気持ちもわかるでしょう。
さて、韓流ビジネスについて考えてみます。
上記で述べた基本に実に忠実なのです。
安く買って、売り方を工夫して、より高く売る。
それだけです。
日本と韓国の物価差は利用しない手はないでしょう。
しかも、TV局はドメスティック企業ですから、為替も大いに利用できます。
円高とウォン安ですから。(最近、さすがに韓国も国内事情が許さずウォン戻してるらしい)
韓国でしっかりと金と労力をかけて作ったコンテンツを割安で手に入れることができます。
このあたりのビジネスモデルは、ユニクロも同じようなものです。
しかし、TV局に関して言うと、一つ根本的に違う点があるので注意が必要でしょう。
やっていることはユニクロと似ているかもしれませんが、競争条件が違います。
ユニクロのライバルは無数に存在しますが、TV局の場合、電波という参入障壁があります。
メディアはTVだけに限らないわけですから、TVの電波がなくてもライバルになれるだろ?という意見もあるかもしれませんが、それは少しフェアでないですね。
日本には時差がないので国民全体で同時性を共有できるTV電波の価値は非常に高いのです。
限られた周波数に守られているわけで、新規参入の恐怖から多少救われているわけですから、TV局は少し有利、ユニクロと同じだと言うのは少しフェアではない。
それだけしっかり抑えておきましょう。
TV局は電波の関係上、独占市場なので、参入障壁が高くてライバルが少ないのです
自分がリーディングポジションをつかめる可能性が高いわけです。
他のTV局よりも先に日韓でのアービトラージに積極的に手を出したという意味で、ビジネスとしてはフジテレビの勝利といえると思います。
単に視聴率というだけでなくて、AKB48も韓流も同じなのですが、どれだけ視聴者を深く掘れるか、これも重要です。
その意味で、韓流ビジネスを考える時は、視聴率だけで語るのもよくありませんね。
一方、韓流ビジネスを韓国側から考えても利益があります。
国家戦略の一つであるコンテンツ輸出戦略に合致します。
対日工作と言われて反発も受けるが、総じて日本に対するイメージ戦略を兼ねています。
ヒトラーではないですが、イメージ戦略の要諦は女性を味方につけることです。
女性が味方につくと男性もそれに続くからです。
日本人の韓国に対するイメージが上がると、いろいろとメリットがあります。
韓国に観光に訪れる日本人が増えることもあるし、韓国企業が日本に進出するのに、韓流ドラマやK-POPが浸透するのは好都合です。
これまで日本で韓国製品は苦戦していました。
世界で勝っても日本市場ではイメージから苦労していました。
例えばサムスンなんかはまず携帯で進出して、かっこいいブランドイメージ作ってから他の製品を売り込むというやり方を使っていますが、そこにドラマやK-POPといったソフトが使えるようになれば、よりやりやすくなります。
リンク先では、F1層にリーチできていない的なことが書いてありますが、最近では、若い子も韓流好きな人増えてきています。
お母さんの影響が大きいと思われます。
日本では核家族化してから、お母さんと娘の関係が友達のようになったため、お母さんからの影響を娘が受けるという構図も期待できるようになりました。
そういう意味でも、韓流は戦略的なビジネスモデルです。
日本企業も海外進出する時、イメージ戦略使いたいと考えるわけで、最近では国家戦略としてコンテンツ産業を積極的に使えみたいな話もあります。
ただ、韓国側も相応のコストを払っています。
まず、日本に売り込むために、コンテンツを日本にカスタマイズする必要があります。
日本に売り込むことを前提としたドラマの制作などが必要です。
また、韓流アイドルは日本語が上手です。
日本語を学ぶコストをかけています。
韓国と日本の両方で興行をするために、時間と労力が必要です。
大変な負担です。
だんだん書くのが面倒になってきてグタグタなので、まとめるといいながらやっぱり適当に流します・・。
とにかく、韓国側とフジテレビの利害が一致するのです。
不動産会社みたいに言われる他局よりもTV局っぽいことしてるという意味では評価できるかもしれません。
一方で、嫌がる人がいるのは間違いない事実です。
最近ノルウェーで起きた爆破・銃乱射事件もそういった事が原因と言われています。
(個人的には原因ではなくきっかけなのだと思いますが)
極右の青年が、移民政策に反対する意味で犯行に及んだわけです。
ノルウェーの場合は人種主義的な考えに近いのかもしれませんが。
日韓の場合、人種的にはそう変わりませんが、韓国が日本を敵視しているため余計にアレルギー強くなる側面があるかと思います。
領土問題もくすぶっていますし、
つまり、日本はアメリカみたいに世界から人・モノ・カネを集める国には、そう簡単にはなれないってことですよね。
(アメリカだって人口動態が変化してきていて、白人の割合が減ってきていることが非常に懸念されている問題としてあります。)
ちょっと構成間違えましたが、続けます。
高岡さんの問題は、フジテレビではなくて、事務所がビジネス上の判断で解雇したということですから、高岡さんの解雇でフジテレビを批判するのが間違いです。
ただね、だからこそね、私はフジテレビにがんばって欲しいと思うのです。
私が問題視しているのは、フジテレビの韓流ビジネスを批判したことで解雇に至らなければならなかったことで、韓流ビジネスではありません。
韓流ビジネスの良し悪しについて、人によって意見あるのは別にいいでしょと。
フジテレビに不満を持つ人が他局で活躍する、そういうことがあっていいはず。
むしろフジテレビと競争している局や芸能事務所が、積極的に採用するとかね。
そういう多様性があればこそ、言論の自由というのは維持できるのです。
別に映画俳優が映画否定してもいいし、芸能人が芸能界否定してもいいじゃないかと。
だってそうでしょ。
サラリーマンだからって勤めている会社を否定したらNGっておかしいよ。
組織の論理ばんざいってことですか。
自己否定できない業界や組織や人なんて、いつか自壊しますよ。
スターダストプロモーションがNGだったってだけで、他の芸能事務所に期待してます。
フジテレビさん、むしろここは堂々と正面からこの問題を取り上げて、付加価値つけて面白くしてください。
恥ずかしいことじゃないのだから、自分たちが韓流ビジネスに傾倒する理由について堂々と話したらいいし。
それに、そもそもこれはネタです。
おいしいネタが向こうからきてくれましたよ。
鴨が葱しょってやってきましたよ。
面白くなければTVじゃない!って言ってるんだから、是非この問題を面白くしてください!
この程度の問題を面白くできなかったら、これからやってくるもっと激しい批判に対応できないんじゃないかって思います。
だめだ。やっぱり適当で終わってしまった。
フジテレビで韓流が多いのは既得権を死守した末路
http://d.hatena.ne.jp/anti-monos/20110801/p1
フジテレビが日本のTV局である以上、日本国民である視聴者の意見は真摯に受け止めるべきである。
マスメディアをたんなるビジネスとしてしか考えられない貴方の考えでは、利益でしか行動できない陳腐なマスメディアになります。
利益主義は勿論ですがもっと広い視野をもってはどうですか?
コメントありがとうございます。
ここでマスメディアのあるべき論をやるだけの気力が今の私にはないのですが、思うところを述べますので、ご意見ありましたら返信頂ければ幸いです。
>フジテレビが日本のTV局である以上
↑この部分。
「日本の○○」と言い出すとキリがないのですが、つまり↓こういうことですか?
TV(電波)は国民の資産だ。
そしてTVの影響力は大きい。
ゆえにTVは国民のために使われなければならない。
少なくても国民(国家)を貶める目的に使われてはならない。
だからこそ、↓このような意見になるわけですよね。
>日本国民である視聴者の意見は真摯に受け止めるべきである
であれば、考えるべきことは簡潔ですね。
「TV局が日本国民である視聴者の意見を真摯に受け止める方法」を設計して提案する必要がある。
そもそも日本国民は1億人以上いるのです。
「日本国民である視聴者の意見」という意味では、フジテレビ批判をしている人々はマイナーな存在です。
つまり、こうです。
「TV局が少数派の意見も真摯に受け止め、多数派の意見に流されない制度設計が必要だ。」
ということですよね。
これはまさに選挙制度の議論に似てますね。
民主主義において少数派の意見をどう尊重するか。
苦肉の策で比例代表みたいな制度が用いられているのですが、なかなか万人の納得のいく答えが得られない部分でもあります。
挑戦し甲斐のある分野かもしれません。
>マスメディアをたんなるビジネスとしてしか考えられない
「ビジネス」に関して誤解されているような気がします。
企業は社会的問題の解決に貢献することなしに利益を上げることはできないのです。
私は、ドラッカーの「企業=社会的機関」という定義の上に立ち、社会の問題を解決するソリューションを事業としてうまく回す仕組みをビジネスと言うのだと考えます。
フジテレビが韓流ビジネスで利益を上げることができているなら、それはそれで何らかの形で社会に貢献していることを示しているのだと思いますよ。
ただ、利益といっても年度で見ると本質を見失うので、中・長期的に俯瞰してみる必要があると思います。
短期的に利益を上げても10年後破綻している可能性がないわけではないし、その場合は貢献度は高いとは言えない。
持続的に健全な利益を上げるためには、中・長期で社会に貢献することが必須になります。
逆説的に言えば、持続的に利益を上げることができる仕組みかどうかが問題になるということです。
フジテレビの韓流ビジネスはどうなのでしょうか。
そういった観点からビジネス批判されるのがよいと思います。
少なくても、たったちょっとの共感を生み出さない不買運動や誰かを貶める行為はやめておいた方がよいと個人的には思います。