今日の東京・横浜は暖かく、着込んでいたので出勤途中に1枚脱ぎました。
春の訪れもすぐそこまできてるようです。
そして、いま「卒業シーズン」ですね。
個人的に、どことなく浮ついた街の感じが落ち着きがなくて好きではないです(笑)
さて、「卒業シーズン」といえば、AKB48もシングルとして『桜の花びらたち』『10年桜』『桜の栞』『桜の木になろう』『GIVE ME FIVE !』『So long !』と卒業ソングを出してます。
直近では『So long !』がリリースされたので毎日聴いているのですが、しかし、私はどうしてもこれらの「卒業」観にしっくりこないのです。
誤解を恐れず言えば、それらが「子供の卒業」で、「大人の卒業」ではないからだと思うのです。
一般に「卒業」というと「学校」を「卒業」する意味で使われるからでしょうけれども、この間違った「卒業」観がいろんなものの誤解を生み出し、不幸を呼び込むのだと思います。
「学校」を「卒業」することだけに「卒業」という言葉を使うならよいのですが、実際にはかなり拡大解釈(比喩表現)されて使われるのが「卒業」ですので、ここで「卒業」に関する私見を述べたいと思います。
AKB48を「卒業」するということについても。
とりわけ現代における「学校の卒業」は半強制的に出会わされ、半強制的に別れさせられるという意味で「強制的な卒業」であり、なおかつ、この卒業には学生の実態は一切反映されておらず、制約条件はほぼ「時間」のみのため「中身を問われない強制的な卒業」と言えます。
(単位取得や卒業論文などの話はあろうかと思いますが、基本的にはザルなので。)
その上、何から卒業するかと言えば「学校」からです。
学校というハコと、そのハコに所属する学生という身分から卒業するというのです。
何かを成し遂げたゆえに卒業するのではない、ということがここでの重要な認識です。
つまり、「卒業」が「(いい意味でも悪い意味でも)何かを成し遂げた」ということを意味していないのです。
前述しましたが、半強制的に学校という場で出会わされ別れさせられ、この別れのイベントを「卒業」と呼んでいるだけであり、それゆえ、中身が問われないので「So long !(またね)」なんて言いたくなるのです。
これが「子供の卒業」です。
「子供の卒業」と「大人の卒業」の違いは、「卒業させられる」か「自分で卒業する」かの違いです。
自分で卒業するというのは、自分で選びとった道から卒業するという意味です。
(いや、たぶん昔は今よりも「学校」というの自分で決めて自分で卒業するものだったのですよ。「卒業」という言葉ができた大昔の話ね。)
これは完全に中身の問題です。
その物事から卒業するべきだから卒業する。
だから「またね」なんて思わないし言うはずがないのです。
卒業後に期待しているのなら卒業する必要がない。
(これは「卒業」だけに限らない「別れ」全般に言えることなのですが)
だから、別れの時、「またね!」と言うとしたら、自分が何から別れようとしているのかを考えた方がいいです。
「私はAKB48を卒業します。」と言う時、果たしてAKB48の何から卒業するのでしょうか?
一体何から卒業するのか?
そんなことを考えていたら、似たような話を高みなもしていたようです。
(ちょっとニュアンス違うけど)
高橋みなみは痛みの分かっているリーダーだから、説得力がある(ビジネス誠)
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1302/28/news008_2.html
秋元:
痛みの分かっているリーダーだから、すごく説得力がある。例えば、メンバーの女の子が卒業していく。みんなは「おめでとう」「お疲れさま」「頑張ってね」と言って終わる。当たり前ですけど。ところが高橋みなみは、その子を呼び、ものすごく怖い形相で「お前は絶対に戻ってくるな」と言う。「もう、あなたの退路は完全になくなったと思いなさい。甘えていてはダメだ。それくらい、あなたには期待しているんだから」みたいなことを、えんえんと言うんですよ。
■参考
高橋みなみの努力、原みづきの努力、やすす先生の努力 ~努力と競争戦略と学習のトリレンマ~
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/955b300923bbc4c6a1a256fab4a5c0df
そろそろ「努力が報われるかどうか」などという古めかしい議論は卒業すべきではないか
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/4221775c8e40413749a43c7091f0e26c
なぜAKB48は一塁に向かってヘッドスライディングなのか、イチローがその答えを教えてくれた
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/7e0acb731f2860261a35e5be769bb353
桜の「はかなさ」について
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/e2cad56815e1fa4ea20c71aa755335d6
春の訪れもすぐそこまできてるようです。
そして、いま「卒業シーズン」ですね。
個人的に、どことなく浮ついた街の感じが落ち着きがなくて好きではないです(笑)
さて、「卒業シーズン」といえば、AKB48もシングルとして『桜の花びらたち』『10年桜』『桜の栞』『桜の木になろう』『GIVE ME FIVE !』『So long !』と卒業ソングを出してます。
直近では『So long !』がリリースされたので毎日聴いているのですが、しかし、私はどうしてもこれらの「卒業」観にしっくりこないのです。
誤解を恐れず言えば、それらが「子供の卒業」で、「大人の卒業」ではないからだと思うのです。
一般に「卒業」というと「学校」を「卒業」する意味で使われるからでしょうけれども、この間違った「卒業」観がいろんなものの誤解を生み出し、不幸を呼び込むのだと思います。
「学校」を「卒業」することだけに「卒業」という言葉を使うならよいのですが、実際にはかなり拡大解釈(比喩表現)されて使われるのが「卒業」ですので、ここで「卒業」に関する私見を述べたいと思います。
AKB48を「卒業」するということについても。
とりわけ現代における「学校の卒業」は半強制的に出会わされ、半強制的に別れさせられるという意味で「強制的な卒業」であり、なおかつ、この卒業には学生の実態は一切反映されておらず、制約条件はほぼ「時間」のみのため「中身を問われない強制的な卒業」と言えます。
(単位取得や卒業論文などの話はあろうかと思いますが、基本的にはザルなので。)
その上、何から卒業するかと言えば「学校」からです。
学校というハコと、そのハコに所属する学生という身分から卒業するというのです。
何かを成し遂げたゆえに卒業するのではない、ということがここでの重要な認識です。
つまり、「卒業」が「(いい意味でも悪い意味でも)何かを成し遂げた」ということを意味していないのです。
前述しましたが、半強制的に学校という場で出会わされ別れさせられ、この別れのイベントを「卒業」と呼んでいるだけであり、それゆえ、中身が問われないので「So long !(またね)」なんて言いたくなるのです。
これが「子供の卒業」です。
「子供の卒業」と「大人の卒業」の違いは、「卒業させられる」か「自分で卒業する」かの違いです。
自分で卒業するというのは、自分で選びとった道から卒業するという意味です。
(いや、たぶん昔は今よりも「学校」というの自分で決めて自分で卒業するものだったのですよ。「卒業」という言葉ができた大昔の話ね。)
これは完全に中身の問題です。
その物事から卒業するべきだから卒業する。
だから「またね」なんて思わないし言うはずがないのです。
卒業後に期待しているのなら卒業する必要がない。
(これは「卒業」だけに限らない「別れ」全般に言えることなのですが)
だから、別れの時、「またね!」と言うとしたら、自分が何から別れようとしているのかを考えた方がいいです。
「私はAKB48を卒業します。」と言う時、果たしてAKB48の何から卒業するのでしょうか?
一体何から卒業するのか?
そんなことを考えていたら、似たような話を高みなもしていたようです。
(ちょっとニュアンス違うけど)
高橋みなみは痛みの分かっているリーダーだから、説得力がある(ビジネス誠)
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1302/28/news008_2.html
秋元:
痛みの分かっているリーダーだから、すごく説得力がある。例えば、メンバーの女の子が卒業していく。みんなは「おめでとう」「お疲れさま」「頑張ってね」と言って終わる。当たり前ですけど。ところが高橋みなみは、その子を呼び、ものすごく怖い形相で「お前は絶対に戻ってくるな」と言う。「もう、あなたの退路は完全になくなったと思いなさい。甘えていてはダメだ。それくらい、あなたには期待しているんだから」みたいなことを、えんえんと言うんですよ。
■参考
高橋みなみの努力、原みづきの努力、やすす先生の努力 ~努力と競争戦略と学習のトリレンマ~
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/955b300923bbc4c6a1a256fab4a5c0df
そろそろ「努力が報われるかどうか」などという古めかしい議論は卒業すべきではないか
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/4221775c8e40413749a43c7091f0e26c
なぜAKB48は一塁に向かってヘッドスライディングなのか、イチローがその答えを教えてくれた
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/7e0acb731f2860261a35e5be769bb353
桜の「はかなさ」について
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/e2cad56815e1fa4ea20c71aa755335d6