進化する魂

フリートーク
AKB48が中心。
気の赴くままに妄想をフル活用して語ります。

過ぎた期待とバブル

2011-10-29 00:55:04 | AKB48
日本のコンテンツはなぜ海外で勝てないか――AKB48生みの親、秋元康氏が語る
http://news.livedoor.com/article/detail/5968871/

周りを見ながら作るのではなく、自分が良いと思うものを作る。止まっている時計は1日に2度、正しい時間を示します。でも周りをうかがっていると絶対に合わない。正しい時間を追いかけ続けるだけです。

上の言葉だけじゃないですが、秋元氏は相変わらず冴えているなと思います。

でも、最近のAKB48、なんだか元気ないような気がします。
拡大戦略に手がとられて足元のAKB48の地盤が揺らいでいるとか、秋元さんが忙しいからとか、個別の活動が増えてAKB48としての活動が中途半端になっているとか、いろいろ言えるのかもしれません。

また、AKB48が成長して大きくなってしまった結果、これまでと同じ成長をしても、元が大きくなったがために成長率が下がって見えるということも言えるのかもしれません。
たぶん、AKB48は今でも、これまで以上の躍進を遂げているのだと思います。
質、量の両方の点において、おそらく申し分ないのであろうと。

これは企業でも同じことです。
あるスタートアップの売上げが5億で、次の年は10億でした。
倍になったわけですから、この場合、成長率は100%です。
しかし、ある老舗大手企業の売上げが1兆円で、次の年が1兆1000億だったとなると、成長率は10%です。
片方は売上げを5億円伸ばして成長率100%ですが、もう片方は売上げを1000億円伸ばして成長率10%で、成長率だけを見れば1/10です。

しかし、私はちょっと違うことを考えています。

売上高という絶対値ではなく、成長率という相対値で見ると、違った世界が見えてくるという統計トリックの話をしたいのではありません。
そうではないのです。
この件についての最も困難な問題は、相対値で見ると成長が止まって見えるということではなく、成長を期待しすぎるところにあるのです。

絶対値評価力を身につけるというのはごもっともなのですが、それだけでこの問題は解決しません。
成長率ではなく絶対値として1兆→1兆1000億と評価したとしても、1兆1000億円に満足できるかどうかは別の問題です。

(眠いので早々にまとめに入ろうと思いますが)
何が言いたいかというと、こういった過ぎた期待に答えようとすると、無理な拡大戦略をとってしまう恐れがあるので、AKB48は、あくまでAKB48を貫いて欲しいと、そう思うのです。
まぁわかりきっていることなのだとは思いますが。