粗忽な夕べの想い

落語の演目(粗忽長屋)とモーツアルトの歌曲(夕べの想い)を合成しただけで深い意味はありません

小泉元首相が打ち込むべきは陶芸

2014-02-11 13:51:02 | 国内政治

都知事選で細川候補と元首相コンビでタッグを組んだ小泉純一郎氏。その敗北にもめげず「これからも原発ゼロで頑張る」ということだ。高齢者が元気なのは結構なことだが、こんな元気は願い下げにして欲しいと思う。

原発ゼロを専売特許のように選挙戦で絶叫していたが、全くその代替案を提示しない無責任さ。都民はそんな小泉劇場の空虚さに辟易しているはずだ。この期に及んでも原発ゼロに執念を燃やす本心はどこにあるのかと考えてしまう。

自民党幹部から「無責任だ」と批判されてそれが相当元首相の心証を害したようだ。余計意固地になって選挙戦を突っ走った感じがする。敗北してもその気持ちは収まらない。いまだ彼に引導を渡す人物はいない。もちろん息子の手にも負えない。

一方細川候補の方はどうだろうか。おそらく相当落胆していることだろう。挙げ句は「原発を争点に指せまいとした力」が働いたと恨み節も出る。本人にとって不本意な結果だったに違いない。もう選挙は懲り懲りと思っているかもしれない。たぶん懲りて再び湯河原に戻って隠遁生活を送るだろう。

小泉元首相もこの際この盟友の志にあやかって欲しいと思う。陶芸に打込んで無念無想の境地になれば、世間の雑踏から解放される。原発ゼロなどというスローガンがひどく虚構に満ちた絵空事であることが実感されるのではないか。