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●日本会議系バリタカ派知事など絶対にダメ!…「死してなお曲げられない正義というものを教えてもらった」

2018年08月25日 00時00分27秒 | Weblog


日刊ゲンダイの2つの記事【沖縄知事選で自公推薦 佐喜真氏の本性はバリバリのタカ派】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/235987)と、
室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」/在日米軍2世・玉城さんが沖縄県知事になるのは意義がある】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/236022)。

 《沖縄県知事選(9月13日告示、30日投開票)に自民、公明両党の推薦を得て出馬する前宜野湾市長…佐喜真氏は選挙戦の最大の争点である米軍普天間基地の名護市辺野古への移設について、いまだに明確な賛否を示していないが、過去の言動を見ると、その“本性”はよく分かる…沖縄県民の賢明な判断を期待するばかりだ》。
 《「あなたの国(米国)の血が私には2分の1流れている。だから私の言うことは半分は聞いて頂く。残りの半分は日本政府に聞かせる」(玉城デニー衆議院議員) これは20日、玉城さんが「田中龍作ジャーナル」の単独インタビューで米国との向き合い方について尋ねられ、答えた言葉》。

 日刊ゲンダイのもう一つの記事【安倍自民が恐々 安室9.15ラストライブで語る“メッセージ”】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/235991)によると、《県民世論を無視し、米軍普天間基地の辺野古移設に突き進む安倍政権は、知事奪取に向け死に物狂いだ…安倍自民がピリピリしているのが、国民的人気歌手の安室奈美恵(写真・AP)の動向…翁長の急逝に接すると、追悼文を発表。その内容は真情あふれるものだった。/〈県民栄誉賞の授賞式でお会いした際には、お痩せになられた印象がありました。今思えばあの時も、体調が優れなかったにも関わらず、私を気遣ってくださり、優しい言葉をかけてくださいました。沖縄の事を考え、沖縄の為に尽くしてこられた翁長知事のご遺志がこの先も受け継がれ、これからも多くの人に愛される沖縄であることを願っております〉/所属レコード会社に促されたわけではなく、安室サイドが自主的に発したものだという。「ハッとさせられたのが、〈翁長知事のご遺志がこの先も受け継がれ〉というくだりです。安室さんが辺野古移設阻止に向けて闘った翁長知事の政治姿勢を支持しているのは明白でしょう。移設反対派にとって非常に心強いこの言葉をNHKはバッサリとカットして放送していた。それだけ、安室さんの発言には影響力があるということ。安倍政権に忖度したのでしょうが、沖縄で安室さんの追悼メッセージを知らない人間はいませんよ」…その後も安室は積極的に動いている。沖縄県の観光ブランド戦略推進事業「Be.Okinawa」に無償協力。観光をはじめとする経済振興策を推し進めた翁長の遺志に寄り添うかのようである》。

 まず、再度、はっきりと断言したい。バリバリなタカ派の日本会議系・自公系の新沖縄知事誕生などを許しては、絶対にダメです! 前宜野湾市長についての重要な日刊ゲンダイの記事【園児が教育勅語を唱和…宜野湾市長が出席した大会の異様】も、是非、見てほしい。

   『●宜野湾市長選: 直近の沖縄主要選挙で5連敗目をアベ様に
    《【園児が教育勅語を唱和…宜野湾市長が出席した大会の異様】…現職で
     与党推薦の佐喜真淳氏(51)の再選を阻めば辺野古移設の歯止めになる
     ことから、全国的な注目度も高い。もっとも、それ以前にこんな人物を
     再選したら、宜野湾市民は常識を疑われることになりそうだ
     佐喜真市長が日本会議のメンバーかどうかは知らないが、
     善悪の判断がつかない園児に教育勅語を暗唱させ、一斉唱和させる
     なんて戦前そのものではないか

   『●沖縄を分断・破壊し尽すような日本会議系・  
      自公系候補者では絶対にダメ! 玉城デニーさんを沖縄知事に!

 こちらも繰り返しになりますが、いまだにアベ様や最低の官房長官らは「辺野古破壊が唯一の解決策」と言い続けている。「普天間撤退辺野古破壊」です! おまけに辺野古は単なる破壊「損」の可能性が高い。自公と番犬様がやろうとしていることは滅茶苦茶です。さらには《工事の遅延損害金が1日約2000万円発生するとの見積もりこれは単純計算で100日間延期すれば20億円を請求するぞという脅しそのもので、県知事選を控えて県民の対立・分断を狙っての作戦》…「本土」の与党やその支持者によるこんな露骨な《脅し》、沖縄イジメを決して許してはいけない

   『●「番犬様の尾っぽ」=世界一危険な基地・普天間は 
        返還されない!? 辺野古は単なる破壊損なのか??
    「「普天間移設=辺野古破壊なはず」が無いと訴えてきましたが…
     それどころの話でなくなってきた! 無茶苦茶じゃないか! 
     世界一危険な基地・普天間は返還されない!? 
     辺野古は単なる破壊損なのか??」
    《安倍政権はよく「丁寧に説明する」「真摯な対話を心掛ける」というが、
     実行されたことはない特定秘密保護法安保法制「共謀罪」法での
     世論軽視森友加計(かけ)問題では疑惑に正面から向き合わないなど、
     いくつも指摘できるが、米軍普天間飛行場の返還条件を巡っても、
     丁寧な説明とは程遠い
    《名護市辺野古の新基地が完成しても、米軍普天間飛行場が
     返還されない可能性が出てきた

   『●「最低裁」のコールが聞こえる…沖縄負担軽減担当相らの
            「辺野古が唯一の解決策」をオウム返しでしょう…
   『●「改めて身に迫るのは、軍隊というものが持つ狂気性」(高野孟さん)と、
                    いまも続く沖縄での不条理の連鎖
   『●辺野古は単なる破壊「損」なのかもしれない…
       アベ様や最低の官房長官による沖縄イジメも「ずっとずっと」

 2018年9月沖縄県知事選、日本会議系・自公系のバリタカ派知事など絶対にダメ!、です。玉城デニーさんガンバレ!
 翁長雄志県知事の意志を追いでいるのはどちらか?、それは明白。《今年の平和宣言で故・翁長氏はこう言ったんだよ。/「私だけは政治的に死んでも肉体的に滅んでも、沖縄を代表して言いたいことを言おうと思いました」/さんざん政府に虐められてなお、最後にこの台詞を言えるのはすごい。あたしは翁長知事から、死してなお曲げられない正義というものを教えてもらった》
 沖縄の《死してなお曲げられない正義》を玉城デニーさんには引き継いでもらいたい。日本会議系・自公系のバリタカ派の候補者には《正義》など何もない。

 新潟県知事選名護市長選の悲劇のような事だけは避けたい。その後の経過をご覧ください。

   『●新潟県知事選: 「中央の紐付き忖度官僚候補
       VS再稼働反対の民意に寄り添う県議候補」という与野党激突
   『●花角英世新潟県新知事…「柳瀬氏同様、
      安倍政権下で出世してきた元官僚」…女性差別発言隠蔽は体質の体現
   『●今頃ようやく福島第二原発の廃炉を決断、
      一方、「あとは野となれ山となれ」な玄海原発4号機の再稼働…
   『●「事実無根のデマ」…「もしこれが立件されれば、
       長谷川氏逮捕や花角新知事辞任の事態もありうるだろう」

   『●新潟《県民の多数は再稼働を拒絶》なので、
       再稼働反対派の少なからずの方々が…「騙されることの責任」
   『●アベ様は「沖縄の方々の気持ちに寄り添いながら、
           基地負担の軽減に全力を尽くす」…って、はぁ?

   『●稲嶺進さんの「この8年の実績と誠実な姿勢は、
       多くの市民が認めている」(目取真俊さんのブログ)

   『●名護市長選後の「アメとムチ」…勝たせてはいけなかった新市長と
                 負けさせてはいけなかった稲嶺進さん

   『●「米軍再編交付金を政府は再開…。なんじゃそりゃ。
         あんたは鳥取城を兵糧攻めで落とした秀吉か!」
    「《札束の力で自治体をねじ伏せ、住民を分断させる恫喝(どうかつ)政治
     これ、民主主義なんですか》? 勝たせてはいけなかったのに…
     大変に残念だった名護市長選の結果。「アメとムチ」の露骨なサツタバ
     恫喝政治…。ニッポンに…、少なくとも沖縄に民主主義は無い。
       《それでも名護市は交付金に頼らない行政を貫いて、全学校への
     冷房設置や校舎の耐震化、小中学生の医療費無料化まで実現させた》…
     負けさせてはいけなかった」

   『●速攻辞任…県民の命は政局の取引材料ではない。
          政府が真剣かどうかは、選挙後に分かる。(阿部岳)
   『●横田一さん名護市長選ルポ:
     「詐欺集団の安倍自民党が“フェイク演説”で市長ポストを騙し取った──」

   『●最低の官房長官のフェイク言説「基地容認の民意」は「架空の代物」
                      …それに悪乗りするアベ様広報紙
   『●決裁文書書き換えという犯罪…「最低の官房長官」が
       沖縄に向けて言い放った「法治国家」を取り返さねば
   『●辺野古高江裁判とヒラメ…《「人権のとりで」としての
        司法がその役割を果たさず、行政と一体化すれば…》
   『●名護市長選後の「アメとムチ」…勝たせてはいけなかった
             新市長と負けさせてはいけなかった稲嶺進さん

 日刊スポーツの記事【政界地獄耳/沖縄に腰引くへなちょこ枝野】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201808240000207.html)にも、《自民党の新しいやり方だ。名護市長選挙の勝利、新潟知事選の勝利で見えてきた新たな選対方式を導入する自民党の覚悟が見受けられる》。
 名護市長選挙・新潟知事選の様に騙されてはいけない!
 問題は、同記事の続きの部分…《そして立憲民主党代表・枝野幸男のへなちょこ度合いだ。今こそ、オール沖縄に参戦して政権との対峙(たいじ)を示す時だろうに19日、枝野は「沖縄の皆さんで良い候補を擁立してほしい。可能な範囲でしっかり支援したい」と人ごとだ。周辺によれば枝野は旧民主党政権の官房長官時代、辺野古移設を推進した立場だから腰が引けているということらしい。それならば立憲民主党は政権も目指すべきではないし、枝野は首相指名に名乗り出ることなど辞めるべきだ。その判断を修正したり間違いだったと国民にわびることができないために、知事選に関与したくないのならばすべてを受け止めなくてはならない政府などできるはずがない。そこそこの万年野党を狙う限り、立憲民主党にも未来はない。自民党に勝機ありか》。
 国民民主党のアノ前原氏の「復帰」だのなんだの、そこに立憲民主党の福山哲郎議員が駆け付けただの京都での失望を、沖縄にも持ち込む気ではないでしょうね? 沖縄に《わび》て、直ぐさま、京都も含めて、立憲主義を信じる人たちを失望させないように行動を起こしてほしい。左右も、保革も関係ないっしょ。在日米軍特権日米地位協定日米共犯を維持・推進するようなことを手助けしてはいけない。《死してなお曲げられない正義》を理解できず、《自分のために政治家をやっているやつばかり》な政治屋の一人に成り下がってほしくない。 

   『●「安倍首相のようなクソ」と取巻き…「安倍内閣の問題点を
              簡単に挙げただけでも2時間45分になった」
   『●「自民党や公明党を応援している人たちは、
      なぜ彼らを応援しているの?…どんなに酷いか知っているの?」

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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/235987

沖縄知事選で自公推薦 佐喜真氏の本性はバリバリのタカ派
2018年8月24日

     (佐喜真淳氏(C)日刊ゲンダイ)

 沖縄県知事選(9月13日告示、30日投開票)に自民、公明両党の推薦を得て出馬する前宜野湾市長の佐喜真淳氏(54)。

 佐喜真氏は選挙戦の最大の争点である米軍普天間基地の名護市辺野古への移設について、いまだに明確な賛否を示していないが、過去の言動を見ると、その“本性”はよく分かる。

 佐喜真氏は1988年に千葉商科大学を卒業後、フランスに留学。旅行会社勤務を経て、2001年の宜野湾市議選で初当選。

 06年、市議2期目の途中で沖縄県議選に出馬して当選を果たすものの、やはり2期目の途中の12年に宜野湾市長選に立候補。辺野古移設に反対する元職の伊波洋一氏にわずか900票差で競り勝ち、市長に就任。16年に再選したが、14日、県知事選出馬のために市長を辞職した。

 バリバリのタカ派の顔が透けて見えるのは、10年9月、衆院第2議員会館で開催された日本会議主催の「これでいいのか日本!守れ尖閣諸島緊急集会」。

 当時、下野していた安倍首相や三好達日本会議会長(当時)などタカ派のメンメンがずらりと顔を揃える中、佐喜真氏は沖縄の代表として出席し、こう訴えていた。

   「なぜ政府や国会議員は(尖閣の)現場に駆けつけないのか。
    現場の声を聞こうとしないのか」

 14年1月に宜野湾市民会館で開かれた「沖縄県祖国復帰42周年記念大会」では、閉会の辞を任された際に「日本人の誇り」を連呼。

 ちなみにこの大会では、30人ほどの園児が壇上で一斉に教育勅語を唱和する異様な光景が、ネットで話題となった。

 沖縄県民の多くが「NO」を突き付けている辺野古移設について、佐喜真氏はどう思っているのか。

 宜野湾市議会議長を務めた経験を持つ父の博氏を電話で直撃すると、こう答えた。

 ――息子さんが出馬する県知事選挙についてどう思うか。

 もう引退したのでそういうことはちょっと……。


 ――安倍政権が強行する辺野古移設については。

 勘弁してください。


 沖縄県民の賢明な判断を期待するばかりだ
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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/236022

室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」
在日米軍2世・玉城さんが沖縄県知事になるのは意義がある
2018年8月24日

     (玉城デニー衆院議員(C)日刊ゲンダイ)

   「あなたの国(米国)の血が私には2分の1流れている。
    だから私の言うことは半分は聞いて頂く。残りの半分は
    日本政府に聞かせる」(玉城デニー衆議院議員)

 これは20日、玉城さんが「田中龍作ジャーナル」の単独インタビューで米国との向き合い方について尋ねられ、答えた言葉。

 お亡くなりになった翁長沖縄県知事は、亡くなる数日前、後継を誰にするのか録音テープを残していたみたいだ。2名の名が挙げられており、そのひとりが玉城さんだったわけ。

 記事によれば、〈玉城は米兵の父とウチナンチュの母との間に生まれた〉という。つまり、在日米軍2世ってこと。

 その玉城さんが新基地建設反対を掲げ沖縄県知事になるのは、意義があることだと思う。

 冒頭の発言の通り、この人は、米国にも日本政府にも、躊躇することなく、沖縄の民意を堂々と伝えるのだろう。

 日本政府は米国に何もいえないし、地方自治体の長は日本政府に何もいえない民意を受け政治家になった者は、その民意を裏切ってはいけないってのに。民意より重いものがある政治家なんて、その存在に意味があるのかしらん?

 それにしても、沖縄の男はカッコイイな。

 今年の平和宣言で故・翁長氏はこう言ったんだよ。

   「私だけは政治的に死んでも肉体的に滅んでも、
    沖縄を代表して言いたいことを言おうと思いました」

 さんざん政府に虐められてなお、最後にこの台詞を言えるのはすごい。あたしは翁長知事から、死してなお曲げられない正義というものを教えてもらった。

 沖縄はこの国の縮図だ。「私だけはという翁長さんをひとりぼっちにしてはいけない

 もちろん、その後継になるだろう人のことも。巨大な力に立ち向かうため、彼らに寄り添い支えなくては

 自分のために政治家をやっているやつばかりだから、彼らは特別輝いて見える。
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●東京新聞「国民のためと称しつつ、戦争ができる国づくりとは何事か。平和主義を粗末にしないでほしい」

2018年08月23日 00時00分42秒 | Weblog


敗戦の日の日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/押し付けられたのは憲法か】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201808150000184.html)。
こちらも敗戦の日の前日の東京新聞の社説【終戦の日を前に 国家は国民を守るのか】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2018081402000159.html)。

 《★元来、順法精神を持ち、誰よりも現行憲法を守らなければならないはず内閣総理大臣として発言は逸脱していると思えるが、国会が発議するはずの憲法改正を率先して変えたがるその発言だけは、自民党総裁として使い分けることも姑息だ。ただ首相が言う、「日本人が作った憲法ではない」という発言も聞き捨てならず、その合理的な根拠もさして示していない》。
 《「特攻」もそうであろう。志願の形だが「九死に一生を得た」ではなく「十死を前提とするのは、まともな近代の作戦とはいえない。何千人という若者を死に追いやるだけではなかったか。国民が死んでもいい、そんな戦争への反省から日本国憲法の平和主義は生まれたのだ。そのことは重い。引き継ぐべき教訓だ》。

   『●「憲法九条…戦争放棄はGHQの指示ではなく、
       当時の幣原喜重郎首相の発意だったとの説が有力」
   『●「ト」な自民党改憲草案の押し付け…
     押し付けられた「押し付け憲法論は、賢明なる先人に対する冒涜」
   『●壊憲…「緊急事態という口実で、憲法が破壊される恐れが…
                 ヒトラーは非常事態を乱用して独裁を築いた」
   『●壊憲派の沈黙、押しつけ憲法論という思考停止: 
       「二項も含めて幣原提案とみるのが正しいのではないか」

 立憲主義を理解できず、《順法精神を持ち、誰よりも現行憲法を守らなければならないはず》の国会議員達が壊憲を唱える。しかも、壊憲草案のその中身ときたら…国民主権の縮小」「戦争放棄の放棄」「基本的人権の制限。絶望的な気分になるよ…、大丈夫かニッポン。

   『●「ト」な新三原則「国民主権の縮小」「戦争放棄の放棄」
           「基本的人権の制限」…壊憲して本当にいいの?

 《引き継ぐべき教訓》であり、「愚かな戦争に学ぶ」べきだというのに…。

   『●「人道なんてなかった」頃の「戦争できる国」の現実
    《靖国神社にある遊就館の片隅に奇妙な像がある。
     潜水服姿で頭には大きなかぶと。両手で長い棒を持ち、
     身構えている。先端に付けられているのは機雷である
     ▼…本土決戦を水際で食い止める「人間機雷の存在は
     ほとんど知られていないのだから
▼…竹ざおの先の機雷を
     突き上げて自爆する
。「伏龍」と名付けられた
     水際特攻隊である▼…潜水具には構造的な欠陥があり、
     多くの若者が訓練中の事故で命を失った
▼当時の
     戦争指導者の愚劣さが凝縮されている人間機雷を
     考えたのは、参謀として真珠湾攻撃の作戦を
     立案した人物
だ。…▼戦争が長引けば伏龍の要員に
     なるはずだった人物に城山三郎さんがいる。
     特攻を命じた側に常に厳しい視線を向けた作家の原点
     だろう。「日本が戦争で得たのは憲法だけだ」。
     城山さんの言葉が重く響く》

   『●「竹やりで…」「特攻艇・震洋」「人間機雷・伏龍」…
       「最も戦争に接近した八月」に「愚かな戦争に学ぶ」
    《1944年、日本軍が開発した特攻艇「震洋」。…沖縄では実戦に
     投入された。ベニヤ板で作られ、船首に約250キロの爆薬が積める
     ようになっている…▼戦争では兵士だけではなく、住民もまた大きな
     犠牲を強いられる。グアム周辺へのミサイル発射計画を巡り、北朝鮮と
     米国の緊張が高まっていることが連日報道されている。
     まず指導者たちこそ過去の愚かな戦争に学ぶ必要がある

 「愚かな戦争に学ぶ」ことなき亡国者達が、《国民のためと称しつつ、戦争ができる国づくりとは何事か平和主義を粗末にしないでほしい》。

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https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201808150000184.html

政界地獄耳
2018年8月15日9時26分
押し付けられたのは憲法か

 ★12日、首相・安倍晋三は講演で憲法改正について「いつまでも議論だけを続けるわけにはいかない。これまでの活発な党内議論の上に自民党としての憲法改正案を次の国会に提出できるよう、取りまとめを加速すべきだ」とした。首相は改憲派で、もとより「いじましいんですね。みっともない憲法ですよ、はっきり言って。それは、日本人が作ったんじゃないですからね」と現憲法が米国に押し付けられた憲法でみっともない憲法と定義づけている

 ★元来、順法精神を持ち、誰よりも現行憲法を守らなければならないはず内閣総理大臣として発言は逸脱していると思えるが、国会が発議するはずの憲法改正を率先して変えたがるその発言だけは、自民党総裁として使い分けることも姑息(こそく)だ。ただ首相が言う、「日本人が作った憲法ではないという発言も聞き捨てならず、その合理的な根拠もさして示していない

 ★16年8月12日の東京新聞では「9条は幣原首相が提案 マッカーサー書簡に明記 『押しつけ憲法』否定 新史料」の見出しで、終戦から半年間首相を務めた幣原喜重郎の考えであったことを書いているし、04年に集英社から「昭和の三傑-憲法九条は『救国のトリック』だった」を出版した元文芸春秋編集長・堤堯も同様の分析と判断を行っている。同様の考えを記した専門家の書はほかにも幾多もあろう。しかし歴史を正面から見つめず、「いつまでも議論ばかり続けるわけにはいかない」どころか、歴史を修正してまで憲法改正に事を運ぼうという姿は、首相の役割とすればみっともないと言われても仕方がないのではないか。押し付けられたのは憲法ではなく政府が沖縄に米軍基地を押し付けたのではないのか。総裁選挙では、そこを議論にしてもらえるのだろうか。今日は終戦記念日だ。(K)※敬称略
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2018081402000159.html

【社説】
終戦の日を前に 国家は国民を守るのか
2018年8月14日

 全国が焦土と化した終戦から七十三年。無数の犠牲者が出た。空襲から国民はなぜ逃げられなかったのか。そこから国家と国民の関係が見えてくる。

 「空の要塞(ようさい)」と呼ばれたB29爆撃機が編隊で焼夷弾(しょういだん)をばらまいた。目標は木造の民家だった。東京では一九四五年三月の大空襲から終戦まで六十回を超える被害を受けた。死者約十万七千人。被災者は三百万人にも上った。

 空襲は全国に及び、愛知では約一万人超、大阪では約一万三千人超の死者が出た。広島と長崎の原爆投下の犠牲者は計約二十一万人。空襲による民間人の犠牲者数は四十一万人超といわれる。


◆「焼夷弾は手でつかめ」

 「東京大空襲・戦災資料センター」(東京都)の集計だが、軍事工場で亡くなった人は、軍人・軍属ととらえ除外している。例えば愛知県豊川市の海軍工廠(こうしょう)では、勤労動員の学徒らを含む二千五百人が死亡したというが、四十一万人超の数字には含まれない。

 なぜ、こんな大きな被害を受けたのか。なぜ、国民は事前に避難できなかったのか。疑問を解くカギが当時の「防空法」という法律だ。三七年にできた。敵国の空襲があった場合、その危害を防ぎ、被害を軽減するという目的で制定された。

 「検証 防空法」(水島朝穂、大前治著 二〇一四年)に詳しいが、その本の副題は「空襲下で禁じられた避難」である。

 法改正で国民はB29が到来する前に安全な田舎に疎開できなくなった。疎開を許されたのは、子どもやお年寄り、妊婦らだけだった。国民は都市からの退去を法で禁じられていたのだ

 応急消火の義務を国民に負わせていたからである。爆弾が落ちてきたら、その火を消せバケツリレーと砂で…


◆「国民が死んでも…」

 「バケツ五、六杯で消せる」「焼夷弾は手でつかめる」…。手袋でつかみ、放り出せというのだが、あまりに非現実的である。驚くべき非科学世界の中で、国民を消防に駆り立てていたわけだ。

 それが不可能であるのは、科学者や軍も政府も当然、知っている。では、なぜ? (1)自ら臨戦態勢につく覚悟を植え付ける(2)「日本軍は弱い」という反軍意識の回避(3)人口流出による軍需生産力の低下や敗北的な逃避観念を生じさせないために「逃げられない体制」をつくる。前掲書では、そのように説明している。

 ならば、おびただしい死亡者は、国家に殺されたに等しいではないか。国家は国民を守るのか。大いに疑問が湧く。国家は国民の命でなく、国家体制を守ろうとしたのではないのか。

 空襲被害では各地で訴訟が起きた。憲法学者の水島氏は大阪訴訟で証人に立ったことがある。そのとき憲法前文を引いた。「政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないように」のくだりだ。次のように述べた。

   <『政府の行為』とは何か(中略)まさに『国民なき防空体制』があった。
     国民が死んでもいいという極致にまで達してから戦争が終わった>

 「特攻」もそうであろう。志願の形だが「九死に一生を得た」ではなく「十死を前提とするのは、まともな近代の作戦とはいえない。何千人という若者を死に追いやるだけではなかったか。

 国民が死んでもいい、そんな戦争への反省から日本国憲法の平和主義は生まれたのだ。そのことは重い。引き継ぐべき教訓だ

 安倍晋三首相の悲願は九条の改憲である。首相にどれだけ戦時下の国民を思う気持ちがあるか。「侵略戦争の定義が定まっていない」など、まるで戦争への反省が聞かれない

 原爆忌でも核兵器禁止条約に「不参加と明言し、被爆者団体の怒りを買った。庶民の目線はあるか

 「戦争ができる国」に進んでいる。集団的自衛権の行使容認しかり、安保法制しかり、特定秘密保護法しかり、「共謀罪」しかり…。強まる国家主義を恐れる。

 首相の父・安倍晋太郎氏は東京帝大に入学するも海軍にとられ、滋賀航空隊に配属された。戦後は外相などを歴任するが、「輝かしき政治生涯」という伝記編集委員会の本などにこう記されている。


◆祖父は反戦・平和の人

 海軍での役目は「特攻」。だが、山口に一時帰郷のとき、首相の祖父・寛からこう言われた。

   「無駄な死に方はするな」

 安倍寛こそ戦前の反戦・反軍部の政治家だったという。大政翼賛会の政治団体から「非推薦」とされても衆院選に当選し、反・東条英機の姿勢を貫いた

 国民のためと称しつつ、戦争ができる国づくりとは何事か平和主義を粗末にしないでほしい
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●沖縄を分断・破壊し尽すような日本会議系・自公系候補者では絶対にダメ! 玉城デニーさんを沖縄知事に!

2018年08月22日 00時00分51秒 | Weblog


日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/沖縄世論 分析続ける自民】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201808210000150.html)。
リテラの記事【翁長知事の後継候補に玉城デニー議員! 一方、自民候補の佐喜真淳・前宜野湾市長は沖縄ヘイトの極右団体と関係】(http://lite-ra.com/2018/08/post-4199.html)。

 《自由党幹事長・玉城デニー衆院議員(沖縄3区)が出馬を検討…今月初め頃、自民党本部が後継候補の可能性がある副知事・謝花喜一郎と、自民党候補となった宜野湾市長・佐喜真淳、出馬表明していた元沖縄観光コンベンションビューロー会長・安里繁信(既に出馬撤回)で独自に世論調査。謝花が佐喜真を圧倒的にリードしていた》。
 《「対立や分断から無縁な沖縄」──。いやはや、まったくよく言ったものである。そもそも、佐喜真氏は明言を避けるが、氏が辺野古容認派であり、露骨な基地反対派いじめで沖縄分断をはかってきた安倍政権とベッタリの関係を築いていることは疑いようがない事実だ》。

 まず、はっきりと断言したい。日本会議系・自公系の新沖縄知事誕生などを許しては、絶対にダメです! 宜野湾市長についての重要な日刊ゲンダイの記事【園児が教育勅語を唱和…宜野湾市長が出席した大会の異様】を是非見てほしい。

   『●宜野湾市長選: 直近の沖縄主要選挙で5連敗目をアベ様に
    《【園児が教育勅語を唱和…宜野湾市長が出席した大会の異様】…現職で
     与党推薦の佐喜真淳氏(51)の再選を阻めば辺野古移設の歯止めになる
     ことから、全国的な注目度も高い。もっとも、それ以前にこんな人物を
     再選したら、宜野湾市民は常識を疑われることになりそうだ
     佐喜真市長が日本会議のメンバーかどうかは知らないが、
     善悪の判断がつかない園児に教育勅語を暗唱させ、一斉唱和させる
     なんて戦前そのものではないか

   『●残念な宜野湾市長選: アベ様らによる「住民分断」…
        「普天間番犬様移設」は「抜本的な負担軽減」に非ず
    《米海兵隊普天間飛行場の「移設」問題をめぐる安倍政権と
     翁長雄志県知事との激しい対立が持ち込まれた「代理対決」だった。
     激しい選挙戦を制したのは、自民、公明両党の推薦を受けた
     佐喜真淳市長である。/宜野湾市の中心部に位置する
     普天間飛行場は墜落事故を起こすなど「世界で最も危険」とされ、
     周辺住民に不安を与えてきた。/安倍政権は、同じ県内の名護市
     辺野古に造る米軍施設に普天間飛行場の機能を移すことで、
     日本側への返還を進めようとしてきた。/しかし、沖縄県には基地や
     訓練場など在日米軍専用施設の約74%が集中する。同じ県内に
     米軍施設を移設しても、県民の抜本的な負担軽減にはつながらない。/
     安倍政権が強引に進める県内移設に異を唱えてきたのが翁長知事だ》

   『●翁長雄志知事、再度の決意表明:
     「安倍晋三首相は「急がば回れだ」と言うが…政府の選択は誤りだった」
    《知事 …安倍政権は、やることはやるというが裏を返せばできないことは
     やらないということではないか言葉は勇ましく見えるが、逃げ腰
     あるようにみえる。/いま県民のコンセンサスを得ているのは
     五年以内の普天間運用停止だ。宜野湾市長選でも佐喜真淳さんが
     辺野古新基地に一切触れず、私も名護市長も五年以内の運用停止は
     触れている。これが前に進まないということは、今のところ約束違反では
     ないか。まだ交渉が続いているが、ぜひ政府は真摯(しんし)
     取り組んでいただきたい》

 沖縄タイムス【沖縄県知事選:佐喜真氏と公明党県本が政策協定 基地負担軽減など5項目】(http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/301695)によると、《9月30日の沖縄県知事選に出馬予定の佐喜真淳氏(54)と公明党県本(金城勉代表)は20日、知事選に向けた政策協定を結んだ。米軍普天間飛行場の運用停止や在沖海兵隊の県外国外分散移転の繰り上げ実施による基地負担軽減など5項目を盛り込んだが、重要争点の一つとなる辺野古新基地建設の是非については触れていない。公明党は新基地反対の立場から、前回の2014年の知事選では、自民党と選挙協力はせず、自主投票としていた》。

 《こんな人物》でいいの? 《常識を疑われる》ような事が沖縄県知事選で起きてほしくない。「本土」からのお願いばかりで申し訳ないが、日本会議系・自公系の新沖縄知事誕生などを許しては絶対にいけない
 《戦前そのもの》を希求するような自公系沖縄県知事ではいけない。そんなことを許せば、沖縄は完全に〝破壊〟されつくしてしまう。

 いまだにアベ様や最低の官房長官らは「辺野古破壊が唯一の解決策」と言い続けている。「普天間撤退≠辺野古破壊」です! おまけに辺野古は単なる破壊「損」の可能性が高い。自公と番犬様がやろうとしていることは滅茶苦茶です。さらには《工事の遅延損害金が1日約2000万円発生するとの見積もりこれは単純計算で100日間延期すれば20億円を請求するぞという脅しそのもの、県知事選を控えて県民の対立・分断を狙っての作戦》…「本土」の与党やその支持者によるこんな露骨な《脅し》、沖縄イジメを絶対に許してはいけない。


 玉城デニーさんにぜひ頑張ってほしい! 日本会議系・自公系の知事など絶対にダメ!

   『●「番犬様の尾っぽ」=世界一危険な基地・普天間は 
        返還されない!? 辺野古は単なる破壊損なのか??
    「「普天間移設=辺野古破壊なはず」が無いと訴えてきましたが…
     それどころの話でなくなってきた! 無茶苦茶じゃないか! 
     世界一危険な基地・普天間は返還されない!? 
     辺野古は単なる破壊損なのか??」
    《安倍政権はよく「丁寧に説明する」「真摯な対話を心掛ける」というが、
     実行されたことはない特定秘密保護法安保法制「共謀罪」法での
     世論軽視森友加計(かけ)問題では疑惑に正面から向き合わないなど、
     いくつも指摘できるが、米軍普天間飛行場の返還条件を巡っても、
     丁寧な説明とは程遠い
    《名護市辺野古の新基地が完成しても、米軍普天間飛行場が
     返還されない可能性が出てきた

   『●「最低裁」のコールが聞こえる…沖縄負担軽減担当相らの
            「辺野古が唯一の解決策」をオウム返しでしょう…
   『●「改めて身に迫るのは、軍隊というものが持つ狂気性」(高野孟さん)と、
                    いまも続く沖縄での不条理の連鎖
   『●辺野古は単なる破壊「損」なのかもしれない…
       アベ様や最低の官房長官による沖縄イジメも「ずっとずっと」

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https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201808210000150.html

政界地獄耳
2018年8月21日9時28分
沖縄世論 分析続ける自民

 ★沖縄県知事・翁長雄志の死去に伴い後継知事候補が取りざたされているが、沖縄県知事選(9月13日告示、同30日投開票)を前に動きがあった。自由党幹事長・玉城デニー衆院議員(沖縄3区)が出馬を検討しているという。背景には翁長が8日に死去する前、後継者として県内小売り・建設業大手「金秀グループ」会長・呉屋守将と玉城の名前を挙げた音声を残していたという。

 ★県内野党である自民党は、翁長を押し上げ支えてきたオール沖縄が誰を後継者に据えるかにより、選挙の戦術も変わってくる。米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設の是非が再度、選挙の争点になることも考えられる。今月初め頃、自民党本部が後継候補の可能性がある副知事・謝花喜一郎と、自民党候補となった宜野湾市長・佐喜真淳、出馬表明していた元沖縄観光コンベンションビューロー会長・安里繁信(既に出馬撤回)で独自に世論調査。謝花が佐喜真を圧倒的にリードしていた。そんな県内世論を背景に、官邸も知事選終了まで、辺野古沿岸部への土砂投入を考えていないようだ。「これは公明党対策だろう。土砂投入を急ぐと、公明党の選挙協力が得られなくなるためだ」(地元関係者)。

 ★加えて官邸は、翁長死去ショックで県民大会や辺野古撤回の盛り上がりが9月終わりの知事選まで続くのか、県民が冷静になるのか、分析をしている。「玉城は県内での人気は高く、知名度は抜群だが、迫力に欠ける。その弱点を含めて、自由党代表・小沢一郎が野党をまとめてどう形に据えてくるかだ。翁長の弔い選挙だけでなく、オール沖縄が場合によってはより強固になる場合があるし、来年の参院選を考えると、今年最大の選挙になるのではないか」(自民党関係者)。自民党総裁選どころではなくなってきた。(K)※敬称略
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http://lite-ra.com/2018/08/post-4199.html

翁長知事の後継候補に玉城デニー議員! 一方、自民候補の佐喜真淳・前宜野湾市長は沖縄ヘイトの極右団体と関係
2018.08.20

     (前宜野湾市長・佐喜真アツシ公式サイトより)

 翁長雄志知事の急逝を受け、9月30日の沖縄県知事選に向けて「オール沖縄」の後継候補が誰になるのか注目を集めてきたが、自由党幹事長である玉城デニー衆院議員が出馬する見通しが高まった。

 翁長知事は死去する数日前に、自身の後継者について玉城議員と「オール沖縄会議」前共同代表である金秀グループの呉屋守将会長の名を挙げていたといい、その音声も残っていると報道されている。さらに、翁長雄志後援会の国吉真太郎会長によると、翁長氏は玉城議員について戦後沖縄の歴史を背負った政治家なので、今後沖縄を象徴する政治家になっていくのではないか」「デニーさんは立派な政治家だと語っていたという(琉球新報8月20日付)。そんななか、玉城議員は本日、「出馬の方向性を限りなく探る」と前向きな姿勢を示した。

 玉城議員の父は沖縄に駐留していた米兵で、伊江島出身の母の妊娠中にアメリカに帰国。母が渡米を断念したため、父の消息は知らないという。2002年にラジオパーソナリティから沖縄市議となり、2009年には国政へ進出。その後は「辺野古への基地移設反対」を訴え、2012年には消費増税に反対して民主党を離党、昨年の総選挙でも希望の党への不参加をいち早く表明し“ぶれない姿勢”を打ち出して当選を果たした。──強権的に辺野古新基地建設を推し進める安倍政権に対して公約を曲げることなく闘いつづけた翁長知事だったが、玉城議員のそうした“ぶれなさ”を評価し、沖縄を守りたいという遺志を託したのかもしれない。

 一方、自民党は宜野湾市長の佐喜真淳氏を擁立。今月14日に正式な出馬表明をおこなった際、佐喜真氏は辺野古新基地建設の是非については「政策発表の際に発表したい」と明言を避け、「対立や分断から無縁な沖縄を取り戻すために全身全霊をかける」と語った。

「対立や分断から無縁な沖縄」──。いやはや、まったくよく言ったものである。そもそも、佐喜真氏は明言を避けるが、氏が辺野古容認派であり、露骨な基地反対派いじめで沖縄分断をはかってきた安倍政権とベッタリの関係を築いていることは疑いようがない事実だ。

 実際、佐喜真氏は2012年の宜野湾市長選でも、まったく同じ詐欺的手口を使っていた。じつは佐喜真氏はこの選挙の公開討論で「県内移設は極めて厳しい。県外を求める」と発言し、当選後も「(辺野古移設は)民意が示されており、不可能」と言い、オスプレイ配備についても「政府に配備反対を訴えていく」と語っていた。

 それが2013年11月に菅義偉官房長官が「県外移設はあり得ない」「普天間が限りなく固定化する」と辺野古移設への恫喝を強め、沖縄自民党県連の議員たちに転向を迫るなか、佐喜真氏は首相官邸にまで出向いて「どのような形であれ返還を」などと発言。ついには辺野古移設を容認する姿勢を打ち出した。この佐喜真氏の言動については〈政府と気脈を通じていたとしか思えず〉〈辺野古移設に執心する政府のお先棒を担いだと批判されても釈明できまい〉と指摘されている(琉球新報2013年12月6日付)。

 しかも、このとき官邸が沖縄に辺野古を容認するよう圧力をかけていたのは国会議員や自民党県連に対してであり、首長である佐喜真氏には〈露骨な圧力はなかった〉(同前、琉球新報)。ようするに、佐喜真氏は圧力をかけられて辺野古容認へ転向したわけではなく、最初から出来レースで市民を騙した可能性が高い。


■自公候補の佐喜真氏は極右イベントで沖縄ヘイトの論客と仲良く名前が

 そもそも佐喜真氏は、2012年の宜野湾市長選に立候補した時点ですでに沖縄県議としては唯一、日本会議のメンバーとして同会のHPでも紹介されるなど(しんぶん赤旗2012年1月21日付)、極右思想の持ち主だった。

 たとえば、2012年5月に宜野湾市でおこなわれた日本会議系のイベント「沖縄県祖国復帰40周年記念大会」にも市長として出席。しかも、佐喜真氏も出席した2014年に開かれた同42周年記念大会では、那覇市首里にある「わかめ保育園」の園児らが日の丸のワッペンを胸に付けた出で立ちで登場し、教育勅語を唱和。佐喜真氏は閉会の辞のなかで日本人として、日本人として、誇りをもつ。まさにその一言に尽きると思います。この42周年を機に、日本人としての誇りをもたなければならないと述べている。

 県民が捨て石にされ多大な犠牲を強いられた沖縄という場所で、園児に《一旦緩急アレハ義勇公ニ奉シ以テ天壤無窮ノ皇運ヲ扶翼スヘシ》と唱和させることのグロテスクさ。これに首長として疑問をもたないばかりか「日本人の誇り」を語る佐喜真氏。これだけでも氏がいかなる人物であるかがよくわかるが、さらに驚くのは、佐喜真氏が、沖縄へのヘイトスピーチを繰り出すネトウヨ・極右団体のイベントに参加しようとしていたことだ。

 そのイベントとは、2016年1月に宜野湾市民会館でおこなわれた「宜野湾と沖縄の未来を考えるシンポジウム「日本一早い桜祭り」」。このイベントを共催したのは極右団体「頑張れ日本!全国行動委員会」(以下、「頑日」)で、同団体のHPには、「頑日」の幹事長で「日本文化チャンネル桜」代表取締役社長の水島総氏や、あの『ニュース女子』沖縄ヘイト回でVTR出演したほか数々のデマを垂れ流しつづけている“沖縄ネトウヨ”の代表格・我那覇真子氏や手登根安則氏らが登壇予定者として発表されていた。

 が、なんとこの登壇予定者のなかに、佐喜真氏の名前が筆頭に挙げられていたのだ。

 これは、佐喜真氏がネトウヨのイベントに参加しようとしていたというだけの問題ではない。じつは同イベントの共催である「頑日」は、2013年1月にオスプレイの配備撤回を訴えて沖縄の市町村長や議員らが東京・銀座をデモ行進した際、「「オスプレイ配備反対」に見せかけた亡国集団パレード糾弾!抗議街宣行動」を実施。このとき、沖縄の市町村長らがデモ行進するなか、沿道では日の丸や旭日旗を掲げた者たちが「売国奴!」「琉球人は日本から出て行け!」「中国のスパイ!」などという罵声を浴びせていた

 つまり、佐喜真氏はオスプレイ配備に反対して市長選に当選したはずが、オスプレイ配備反対デモを「売国奴」と攻撃する連中のイベントに参加しようとしていたのだ。結局、批判が集まったために参加を見送ったのか、イベント当日の模様を確認すると佐喜真氏の姿はなかった。だが、参加を予定していたことは、宜野湾市民に対する裏切り、沖縄県民への冒涜と言っていいはずだ。


■米軍基地、オスプレイ配備に反対するふりをしながら安倍政権、ネトウヨと

 このようなネトウヨ政治家が沖縄県知事選に出馬、しかも自民党と公明党が全面的に支援するというのだから、県知事選は沖縄が瀬戸際に立つ選挙になることは間違いない。だが、最大の懸念は、ネトウヨ候補者の佐喜真氏が、一体、県知事選でどんな選挙活動を展開するのか、という点だ。

 佐喜真氏は前述した“沖縄デマ常習者”である手登根氏と懇談する様子が撮影されるなど、親しい仲であることが噂されているが、この手登根氏は今年の南城市長選や名護市長選でも、「オール沖縄」候補者や基地反対派のデマを喧伝して自公候補者をなりふり構わず応援してきた。今回の県知事選では、さらにこうしたデマが大量に出回ることは確実だろう。

 とくに今回、佐喜真氏と一騎打ちとなると見られる玉城デニー議員は、以前、当時国会議員だった現・東京都知事の小池百合子氏から「日本語読めるんですか? 分かるんですか?と差別ヤジを飛ばされた経験もある。相手がネトウヨであることを考えれば、差別的なデマが飛び交う選挙戦になることも十分予想される。

 ともかく、「対立や分断から無縁な沖縄を取り戻す」と謳いながら、そのじつ、沖縄の対立と分断に加担し、官邸と歩調を合わせてきた佐喜真氏が県知事となれば、いよいよ安倍政権は沖縄を“植民地”扱いし、あらゆる負担を強いることは間違いない

 実際、安倍政権はすでに沖縄県知事選に向け、県民の「対立や分断」をはかろうと露骨な作戦に出ている。翁長知事は亡くなる直前、辺野古埋め立て承認を撤回する手続きをとろうとしていたが、これに対して、政府が〈県が名護市辺野古の埋め立て承認を撤回した場合、工事の遅延損害金が1日約2000万円発生するとの見積もりをまとめ〉ていたことを、今朝の毎日新聞が報道したのだ。これは単純計算で100日間延期すれば20億円を請求するぞという脅しそのもので、県知事選を控えて県民の対立・分断を狙っての作戦であることは明白だ。

 県知事選は沖縄だけではなく、日本の民主主義の行く末を占う大きな分岐点となるだろう。

(編集部)
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●『沖縄スパイ戦史』と《記憶の澱》…「護郷隊…中高生の年頃の少年たち…スパイと疑われた仲間の処刑…」

2018年08月15日 00時00分11秒 | Weblog

[※ 『沖縄スパイ戦史』(三上智恵大矢英代共同監督) (LOFT)↑]



沖縄タイムスの田嶋正雄記者によるコラム【[大弦小弦]ジャーナリストの三上智恵さんと大矢英代さんが…】(http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/289056)。

 《ドキュメンタリー映画「沖縄スパイ戦史」が那覇市の桜坂劇場で公開中だ…10代半ばの千人が召集された護郷隊。中高生の年頃の少年たちが背丈より長い銃を担ぎ、敵陣への突撃、スパイと疑われた仲間の処刑などに追い込まれたという。生存者の生々しい証言に胸が痛む》。

 《軍隊は同じことをするし、住民も協力するし、軍隊は住民をまた殺すことになる》(マガジン9)し、《軍隊は地域に忍び入り、住民同士を監視させ、物資を徴用し、機密を知った者や邪魔になった者は「始末」する》(田嶋正雄記者)。《▼北部各地から10代半ばの千人が召集された護郷隊中高生の年頃の少年たちが背丈より長い銃を担ぎ、敵陣への突撃、スパイと疑われた仲間の処刑などに追い込まれたという》…沖縄の人々にとっての《記憶の澱》だろうか…。
 《沖縄戦は「日本軍という組織と、それに虐げられた住民」という構図で語られることが多いけれど、ほんとうにそれだけなのか?》(鈴木耕さん)…あの壮絶な戦場を経験した沖縄、つまり、田嶋正雄記者の言う《表の沖縄戦》…そして、《裏の沖縄戦》では、「スパイリスト」に載ることの意味を知る人々の心の中に、《記憶の澱》として、こびりついているのでしょうか…。

   『●加害者性と被害者性…「私たち一人一人が被害者となり、
              加害者となり得る戦争。戦争はどこかで今も…」
    「【記憶の澱/NNNドキュメント’17】…。
     《先の大戦の記憶を、今だからこそ「語り、残したい」という人々がいます。
     …心の奥底にまるで「」のようにこびりついた記憶には「被害」と「加害」、
     その両方が存在しました》」

   『●「戦争のためにカメラを回しません。
      戦争のためにペンを持ちません。戦争のために輪転機を回しません」
   『●『沖縄スパイ戦史』(三上智恵・大矢英代共同監督): 
           「「スパイリスト」…歪んだ論理が生み出す殺人」
   『●三上智恵・大矢英代監督映画『沖縄スパイ戦史』…
       「戦争というシステムに巻き込まれていった人たちの姿」

   『●中山きくさん「戦争は体験してからでは遅い」、
       城山三郎さん「平和の有難さは失ってみないとわからない」

   『●「改めて身に迫るのは、軍隊というものが持つ
      狂気性」(高野孟さん)と、いまも続く沖縄での不条理の連鎖
    《マガジン9連載コラム「沖縄〈辺野古・高江〉撮影日誌」でおなじみの
     三上智恵さんが、大矢英代さんとの共同監督で制作した
     映画『沖縄スパイ戦史』が7月下旬からいよいよ公開…
     「軍隊は住民を守らない」…「戦争や軍隊の本質を伝えたい」》。

   『●「安倍政権が旗をふる「極右プロパガンダ映画」が
      世界中に発信されるという恥ずかしい事態が現実に」!?

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http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/289056

[大弦小弦]ジャーナリストの三上智恵さんと大矢英代さんが…
2018年7月26日 07:26

 ジャーナリストの三上智恵さんと大矢英代さんが共同監督を務めたドキュメンタリー映画「沖縄スパイ戦史」が那覇市の桜坂劇場で公開中だ。初日の舞台あいさつは満員の約300人が詰め掛けた

▼日本軍第32軍の周辺で起きた本島中南部の激戦を「表の沖縄戦」とすれば、映画が描くのは北部の少年ゲリラ兵部隊護郷隊八重山戦争マラリアなどの「裏の沖縄戦」。綿密な取材による証言と資料映像で、6月23日以降も続いた遊撃戦の実相をつづる

▼北部各地から10代半ばの千人が召集された護郷隊中高生の年頃の少年たちが背丈より長い銃を担ぎ、敵陣への突撃、スパイと疑われた仲間の処刑などに追い込まれたという。生存者の生々しい証言に胸が痛む

▼映画は住民同士の密告のシステムを暴き、軍への協力を拒めなくなる過程も描く。無垢(むく)な被害者という側面だけではなかった住民の姿が浮かび上がる

軍隊は地域に忍び入り、住民同士を監視させ、物資を徴用し、機密を知った者や邪魔になった者は「始末」する。映画が掘り起こした史実は、特定秘密保護法ができた現在とつながる

先島では国防強化の名のもと、自衛隊配備が進む。「情報戦」は既に始まっているかもしれない。70数年前、やんばる波照間島で何が起きたか。再び誰かに利用されないために知る必要がある

(田嶋正雄)
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●辺野古は単なる破壊「損」なのかもしれない…アベ様や最低の官房長官による沖縄イジメも「ずっとずっと」

2018年08月13日 00時00分49秒 | Weblog

[※ 「こんな人たち」 報道特集(2017年7月8日)↑]



琉球新報のコラム【<金口木舌>テレビのワイドショーを見ていたら「ずっとずっとだね」と連れ合…】(https://ryukyushimpo.jp/column/entry-777868.html)。

 《▼こちらの方も「ずっとずっと」だ。自民国会議員の差別発言である。…杉田水脈氏に続き、谷川とむ氏… ▼多様な性に無理解な2氏の姿勢は政府・自民党の体質か。異論や異質を嫌い、排除する。その点は、法曹界の護憲論者を念頭に「憲法教という新興宗教とやゆするコメントをツイッターで発した稲田朋美氏にも通じる》。

 《政府・自民党の体質か。異論や異質を嫌い、排除》…「カルト教団教祖や信者達の壊憲教」。
 自公の有耶無耶体質も「ずっとずっと」、滅茶苦茶外堀埋めな既成事実化体質も「ずっとずっと」、弱者や少数意見無視の強行採決も「ずっとずっと」。

 日刊ゲンダイのコラム【ここがおかしい 小林節が斬る!/日弁連護憲派を「憲法教」と揶揄した非礼すぎる暴論】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/234804)にも取り上げられていた。《自らも弁護士である自民党の有力議員が、日弁連内多数の護憲派の主張を「憲法教」という「新興宗教」だと揶揄した…護憲派の弁護士たちは、確たる学識に基づいて、現行憲法を正しく実践することこそが世界平和と我が国の安全保障に寄与する道だという見解を主張しているだけである。これは、彼らが、「信教の自由」ではなく、「学問の自由」と「表現の自由」を行使しているのである。それを承知しているはずの者があえて「新興宗教」と呼ぶとは、「議論」以前の、単なる「失礼」であろう》。

   『●ヘイトさへも隠蔽、自民党はヘイト政治屋だらけ…
        自民党壊憲草案「基本的人権の制限」に向けて着実に

 《新基地建設を拒む沖縄の声を忌避するような姿勢とも重なってくる。県の埋め立て承認撤回に対し、国は先延ばし戦術で応じるようだ。何が何でも土砂を海に投じたいのか。これも「ずっとずっと」だ》。「森」を殺し、無惨に「美ら海」を殺し続け、沖縄の市民を分断…大バカ者どもによる大変な愚行も《ずっとずっと》。

   『●「最低裁」のコールが聞こえる…沖縄負担軽減担当相らの
            「辺野古が唯一の解決策」をオウム返しでしょう…
   『●「改めて身に迫るのは、軍隊というものが持つ狂気性」(高野孟さん)と、
                    いまも続く沖縄での不条理の連鎖

 しかも腹立たしいことに、辺野古は単なる破壊「損」になる可能性が高い。アベ様や最低の官房長官らによる沖縄差別・沖縄イジメも《ずっとずっと》だ。
 沖縄タイムスのコラム【木村草太の憲法の新手(85)「辺野古」承認撤回 普天間返還の条件未整備 国に重大な責任問題】(http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/294034)によると、《稲田朋美防衛大臣(当時)…「仮に、この点について今後米側との具体的な協議やその内容に基づく調整が整わない、このようなことがあれば、返還条件が整わず、普天間飛行場の返還がなされない」》。
 きっとそういった事態が生じたとしても、沖縄の自民党議員や支持者さえもが抗議したとしても、知らぬ顔で有耶無耶にする…《ずっとずっと》。

   『●「番犬様の尾っぽ」=世界一危険な基地・普天間は
        返還されない!? 辺野古は単なる破壊損なのか??
    「「普天間移設=辺野古破壊なはず」が無いと訴えてきましたが…
     それどころの話でなくなってきた! 無茶苦茶じゃないか! 
     世界一危険な基地・普天間は返還されない!? 
     辺野古は単なる破壊損なのか??」
    《安倍政権はよく丁寧に説明する」「真摯な対話を心掛けるというが、
     実行されたことはない特定秘密保護法安保法制「共謀罪」法での
     世論軽視森友加計(かけ)問題では疑惑に正面から向き合わないなど、
     いくつも指摘できるが、米軍普天間飛行場の返還条件を巡っても、
     丁寧な説明とは程遠い
    《名護市辺野古の新基地が完成しても、米軍普天間飛行場が
     返還されない可能性が出てきた

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https://ryukyushimpo.jp/column/entry-777868.html

<金口木舌>テレビのワイドショーを見ていたら「ずっとずっとだね」と連れ合…
2018年8月8日 06:00
杉田水脈 生産性 日本ボクシング連盟 稲田朋美 金口木舌

 テレビのワイドショーを見ていたら「ずっとずっとだね」と連れ合いがつぶやいた。最近の話題はスポーツ界のトラブルばかりだという。目下の焦点は日本ボクシング連盟会長をめぐる疑惑だ

▼その前は日大アメリカンフットボール部の悪質タックル問題だった。女子レスリング監督のパワハラ問題もあった。大相撲の暴力問題も世間の耳目を集めた。確かに「ずっとずっと」である

▼一連の不祥事はスポーツ界の体質に根ざすものと誰しも考えよう。上意下達や絶対服従という古い組織風土。腕力と言葉の暴力が横行する人間関係。そんなものが背景にあるように思う

こちらの方もずっとずっと」だ。自民国会議員の差別発言である。月刊誌への寄稿でLGBTを「生産性がない」と論じた杉田水脈(みお)氏に続き、谷川とむ氏がインターネット放送で同性愛を巡り「趣味みたいなもの」と発言した

▼多様な性に無理解な2氏の姿勢は政府・自民党の体質か。異論や異質を嫌い、排除する。その点は、法曹界の護憲論者を念頭に「憲法教という新興宗教とやゆするコメントをツイッターで発した稲田朋美氏にも通じる

▼新基地建設を拒む沖縄の声を忌避するような姿勢とも重なってくる。県の埋め立て承認撤回に対し、国は先延ばし戦術で応じるようだ。何が何でも土砂を海に投じたいのか。これも「ずっとずっと」だ。
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●もはやニッポンに「民主主義の看板を掲げる資格はない」…アベ様は「盲目的に服従しない者には弾圧で…」

2018年08月04日 00時00分16秒 | Weblog

[※ 東京「ト」迷惑防止条例壊悪案 (『サンデーモーニング』2018年3月25日)↑]



日刊ゲンダイのコラム【斎藤貴男 二極化・格差社会の真相/「憲法改正CM」は“表現の自由”議論とは明らかに次元が違う】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/233456)と、
斎藤貴男 二極化・格差社会の真相/繁華街なのに近所迷惑? 新宿区デモ禁止の根拠が凄まじい】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/234428)。

 《こんな連中に動かされる国で生きる私たちは不幸だ。かねて危惧されてきた言論封殺の奔流が、ここへきて一気に進んでもいる。東京・新宿区が、デモの出発地として使える区立公園を現在の4カ所から1カ所に減らすことを決めた…ある市民活動家が憤るのは、デモ禁止それ自体に対してだけではない。今回の措置は、議会にも諮られず、区長と職員らの判断だけで進められた。当初はヘイトスピーチ対策が目的だとされていたのに、実際にはすべてのデモが対象だった、という顛末も、悪質な詐術ではなかったか》。

 《当初はヘイトスピーチ対策が目的だ》と小さく産んでおいて、《すべてのデモが対象だった》と大きく育てた訳だ。《悪質な詐術》師たちによるトんだ「ト」条例壊悪。表現の自由言論の自由集会の自由…が東京「ト」から無くなり、やがては、大阪「ト」へ波及して、沖縄に「輸出」され、全国に広がっていくことでしょうょ。もはやニッポンに「民主主義の看板を掲げる資格はない」…アベ様や小池百合子「ト」知事らは「盲目的に服従しない者には弾圧で…」という訳だ。なにせ、《デモもテロ》ということで、市民がテロリスト呼ばわりされる国ですからね。沖縄では、市民がデマ・ヘイトな悪罵を投げつけられ、暴力的に市民が排除される。

   『●「ウソつかない。TPP断固反対。ブレない。」、騙す阿呆に、騙される阿呆
   『●政治家の耳には市民の反対の声は届かず: 特定秘密隠蔽法案が衆院通過
   『●どこに「民主主義」「世論の共感」?、
           特定秘密隠蔽法: 反対・廃案の声は届かないらしい
   『●「数十万人単位のテロリスト」のいる
       「そんな国の与党の首脳」が隠蔽法の本音をポロリ
   『●辺野古高江裁判とヒラメ…《「人権のとりで」としての
         司法がその役割を果たさず、行政と一体化すれば…》
   『●「2大ファシスト」「独裁者」のための憲法違反の
      「ト」な「デモ封じ条例」=東京都迷惑防止条例壊悪案
    「リテラの記事【官邸前で「安倍は嘘つき」と声をあげたら逮捕?
     東京都でデモや直撃取材を取り締まれる恐ろしい条例が成立寸前!】…。
     《憲法で保障された市民のデモや抗議活動、ジャーナリストによる取材を
     取り締まることが可能になる、共謀罪にも通じる弾圧・ファシズム条例案》。
     …青木理さんは、東京都迷惑条例について。「名誉を害することを告げる
     「監視していると告げる」「みだりにうろつく」…デモ集会ビラが抵触したり、
     取材を規制することに、なると。…」
    「この「数多」のアベ様御夫妻案件のドサクサに紛れて、一体、トファ・キトは
     何を考えてるのか…。《「乱用の危険が大きい」…市民活動や報道を
     萎縮させる》ことで、一体どんな「ト」政を目指しているのだろう。似た者同士、
     似た体質のアベ様の「政」を支援するつもりだろうか? 《抜き打ち立法や
     憲法無視は安倍首相と同じ独裁者の常套手段だ》《事実上、小池都知事と
     安倍首相という“2大ファシスト”がタッグを組み、市民を上から
     押さえつけようというのだ》…怖い世の中になったものだ」

   『●アベ様の「政」の下、「護憲派に集会の会場を貸さない自治体が増え…。
                     自治体こそ市民への忖度を怠るな」

    「日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/自治体は市民へ忖度怠るな】…。
     《安倍内閣が始まったころから護憲派に集会の会場を貸さない自治体が
     増え始めた…★市民が改憲か護憲かを判断するためのセミナーや
     シンポジウムに参加して最新の議論を学ぼうとすることが政治的中立を
     犯すのだろうか。それを市長や教育長が判断することが極めて越権行為だ
     自治体は市民の要求をジャッジする立場にない。判断するのは市民自身だ
     自治体こそ市民への忖度を怠るな》」

 司法は独裁者に忖度して政治判断を乱発し、司法判断を放棄するような国。警察や検察は行政府の長の意のまま。行政を監視すべき立法府は、あのザマ…。両院の議長や各委員会の委員長の醜悪な与党贔屓な運営。

   『●「森友、加計、準強姦事件の3つ…
      諸悪の根源である“主犯”は目の前にいるのだ」=アベ様御夫妻
    《安倍首相と近しい関係といわれる元TBSワシントン支局長の
     山口敬之氏に「レイプされた」と会見で訴えた詩織さんの
     「準強姦事件」も“本質”は同じ。事件を握り潰したと報じられたのは、
     菅官房長官の秘書官だった警視庁の中村格刑事部長(当時)。
     現在は共謀罪を担当することになる警察庁組織犯罪対策部長だ。
     犯罪を平気でもみ消す、と批判されている人権軽視の警察官僚が、
     犯罪を恣意的につくり出しかねないと懸念されている悪法の責任者
     就いているなんて、これぞ悪夢だ

   『●アベ様政権は大阪地検特捜部長を函館地検検事正に昇進させ、
                  「森友問題の幕引きを一気に図る魂胆」
   『●《日本の刑事司法はおそろしいほどに後進的…
       代用監獄…人質司法》…さらに、司法取引まで投げ渡す大愚
   『●「安倍首相のようなクソ」と取巻き…「安倍内閣の問題点を 
               簡単に挙げただけでも2時間45分になった」
   『●トリは災害対応そっちのけで博打合法化案を議論…
          《憲政史上最悪の…「国権の最高機関」という国会》
   『●スゲエなぁアベ様、露骨…忖度な太田充理財局長に
       《論功行賞で、財務省きっての花形ポストがプレゼント》


 《カネのある側に大量のCMを流されたら投票の公平などあり得ない。自民党やバックにいる財界の腹ひとつで、すべてのCM枠を買い占めることさえ可能なのである。どれほど広告費がかかろうと、改憲さえできてしまえば最後、半永久的に戦争でガッポガッポ儲けることができてしまう》。

 言論の自由や表現の自由を守るべき、頼りのマスコミやジャーナリズムも…。斎藤貴男さんは、《「憲法改正CM」は“表現の自由”議論とは明らかに次元が違う》…民放連はそこまで考えているのか? 民放連はカネさえ儲かればそれでいいのか? 《でもさ、この時期だ。魂まで売り飛ばしちまったら、俺たちマスコミは、今度こそ、オシマイだよ》。

   『●ビンラディン暗殺・私刑に喝さいを叫ぶ国民
   『●自民若手批判できないアベ様・・・
     「「報道がそれで抑圧される、そんな例があったら私は辞める」と明言」
   『●テレ朝問題: 「これは圧力です」なんて答える訳がない!  
                 「私は辞める」なんて考える訳がない!!
   『●『ヒトラー選挙戦略』へ推薦文を書ける 
     高市早苗氏は「公平」とか、「倫理」「法」とか口にできるのか?
   『●「クレショフ効果」と「電波停止」「メディアコントロール」:
                「電波」な「凶器」高市総務相が暴走中
   『●ニッポンは民主主義国家? 《明白な事実や数字を
         権力者が都合のいいように変え、信じ込ませようと》…
   『●「これは相当に見つけにくかろう」…というか、
     真に《不存在》な無い物(国民の信用)は見つけようがない
   『●『ペンタゴン・ペーパーズ』: 「報道の自由を守るには報道しかない」、
                            でも、沖縄密約と西山太吉記者…

   『●「だが我が国は成熟国家になってから粉飾を始めた
      相当情けない国家」(阿部岳さん)だなんて、哀し過ぎる

   『●「公平にしないと国民投票は成り立たないもの」…
       「公平・公正」、自公お維キトに最もほど遠い言葉
   『●放送法「四条の規律を撤廃することは、
      自由の拡大ではなく、自由縮小」…報道へのアベ様の不当な政治介入
   『●「規制の少ない通信と放送」…がもたらすのは
      「総安倍チャンネル化」、「アベチャンネルに成り下がる」
   『●岸井成格さんの〝遺言〟「真実を伝えて、権力を監視する」…
               「報道に携わる人間は重く受け止めなくては」

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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/233456

斎藤貴男 ジャーナリスト
1958年生まれ早大商卒業、英国・バーミンガム大学大学院修了(国際学MA)。『日本工業新聞』入社後、『プレジデント』編集部、『週刊文春』の記者を経て独立。弱者の視点に立ち、権力者の横暴を徹底的に批判する著作を出し続けている。消費税の逆進性を指摘する著作も多数。「機会不平等」「安心のファシズム」「戦争のできる国へ 安倍政権の正体」「ちゃんとわかる消費税」など。

二極化・格差社会の真相
「憲法改正CM」は表現の自由議論とは明らかに次元が違う
2018年7月18日

 衆院憲法審査会の幹事懇談会で、この12日、日本民間放送連盟(民放連)のヒアリングが実現した。いざ憲法改正が国会で発議された場合に備える国民投票法改正案の審議過程で、野党がテレビCMの規制を主張しているためである。

 民放連は席上、CM規制に否定的な姿勢を示した。「政治的表現の自由、意志の表明が制約される」危惧が強調されたという。かねて反対の立場を変えていないというだけではあるのだが、方針転換を望みたい。

 憲法改正のCMは、日頃の“表現の自由”とは明らかに違う次元の問題だカネのある側に大量のCMを流されたら投票の公平などあり得ない自民党やバックにいる財界の腹ひとつで、すべてのCM枠を買い占めることさえ可能なのである。

 どれほど広告費がかかろうと、改憲さえできてしまえば最後、半永久的に戦争でガッポガッポ儲けることができてしまう。しかも洗脳のツールはテレビだけじゃない。新聞も雑誌も、電車の中吊りも駅の看板も、もちろん、ネットだって。

 CM枠だけにとどまるはずもない。たとえばフジテレビはさる6月20日深夜、「名探偵コジン」なるドラマを放映した。「コナン」のもじりかどうかはどうでもよい。問題は、これがドラマとCMを一体化させたアドフュージョンだったことなのだ。

 ドラマの中でCMも展開する。その商品やサービスに主人公の性格を物語らせ、事件の謎を解く鍵とする“新しい広告手法であるという。

 CM中のシーンでは、それとわかる表示がされてはいた。だから視聴者をだましているとはいえないが、CM部分を見ないと理解できなくなるドラマなら番組全体が広告なのであって、新種のステマみたいなものだ。

 「コジン」は、不自然なほどにつまらなかった。どのみち今回はスポンサー向け。一般には警戒されず、プロの監督やアドマンなら、視聴者に刷り込みたいメッセージをいくらでも面白く、巧妙に挿入できることくらい承知している金主にだけ伝わればいいということか。

 フジと組んだ電通のプレスリリースには、“アドフュージョンを今後、バラエティーや映画、スポーツ、ゲームなどにも活用していきたい”旨の記述があった。それやこれやでも買い占めていただけば、それはあらゆるメディアがウハウハだ。

 でもさ、この時期だ。魂まで売り飛ばしちまったら、俺たちマスコミは、今度こそ、オシマイだよ
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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/234428

斎藤貴男
二極化・格差社会の真相
繁華街なのに近所迷惑? 新宿区デモ禁止の根拠が凄まじい
2018年8月1日

     (東京都新宿区の新宿中央公園、奥は代々木公園(C)共同通信社)

 国会がチンピラの巣窟になって、一体どれくらいの歳月が流れただろう。先に提出された内閣不信任案の趣旨弁明では、立憲民主党の枝野幸男代表が的確な政権批判を展開したが、もはや権力のイヌになり切った大マスコミは黙殺し、何もなかったことにされた。

 こんな連中に動かされる国で生きる私たちは不幸だ。かねて危惧されてきた言論封殺の奔流が、ここへきて一気に進んでもいる。

 東京・新宿区が、デモの出発地として使える区立公園を現在の4カ所から1カ所に減らすことを決めた。8月1日から実施する予定だそうだ。

   「中でも新宿駅に近い柏木公園がデモ禁止にされるというのが許せない。
    市民にとってデモは数少ない主張と表現の場。それさえ認められない
    のであれば、私たちは権力のどんな横暴にも抵抗ひとつできないことになる

 ある市民活動家が憤るのは、デモ禁止それ自体に対してだけではない。今回の措置は、議会にも諮られず、区長と職員らの判断だけで進められた当初はヘイトスピーチ対策が目的だとされていたのに、実際にはすべてのデモが対象だった、という顛末も、悪質な詐術ではなかったか。

 デモ禁止の根拠も凄まじい。区は「近所迷惑」を挙げ、担当のみどり土木部の部長が東京新聞(6月28日付朝刊)の取材に、「私自身、住んでいる家の近くの公園に警察がしょっちゅう来て、デモがあるのは嫌だ」。

 デモが周辺住民の生活に影響を及ぼさないとは思わない。だが、それだけで表現規制が正当化されるならもはやこの国に民主主義の看板を掲げる資格はない。しかも柏木公園は、住宅地ではなく、日本一の大繁華街のド真ん中にあるのである。

 東京では新宿区以外にも、デモ禁止の公園が加速度的に増えている公立の集会施設でも反権力的な内容の集会は拒否されたり、老朽化した建物が放置され、廃館に持っていかれたりするケースが相次いでいる

 自民党の石破茂氏が2013年にブログで公にした「デモもテロ」を思い出す。特定秘密保護法案をめぐる国会周辺のデモが続いた時期だった。そしてアベ首相は、盲目的に服従しない者には弾圧で応える姿勢において、おそらくは彼の上を行く

 市民運動「集会・デモぐらい自由にやらせろ! 実行委員会」は31日夕、新宿区役所に抗議を申し入れ、また東口アルタ前で情宣活動を行う。闇の時代には一刻も早くピリオドを打たせなければ
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●新潟《県民の多数は再稼働を拒絶》なので、再稼働反対派の少なからずの方々が…「騙されることの責任」

2018年06月20日 00時00分18秒 | Weblog


リテラの記事【新潟県知事選で当選した花角英世が一週間で豹変し「原発再稼働は当然ありうる」! 背後に官邸と経産省の意向】(http://lite-ra.com/2018/06/post-4072.html)。

 《最大の争点は、県民の65%が反対(地元紙・新潟日報の世論調査)している柏崎刈羽原発の再稼働の是非だった…ところが、いや、やっぱりと言うべきか。その花角新知事が、はやくも馬脚を現したらしい。選挙戦中の発言から一転、原発再稼働を「当然ありうる」と言い出したというのだ》。

   『●発言に人格が現れ、呼ばれ方に
          人間性が表れる: 「石原元「ト」知事」と「栄佐久さん」
   『●安孫子亘監督映画「『知事抹殺』の真実」の 
      佐藤栄佐久元知事冤罪…泉田裕彦新潟県知事「事件」の背景に?
   『●よりによって自民党から出馬…「反東電ですが、
       反原発ではありません」な泉田裕彦前新潟県知事…
   『●米山隆一新潟県知事は「県に運転停止の権限」、
           「私は、根拠のない“ケンカ”はしません」と…
   『●「新潟の野党勢力は今こそ、踏ん張り時」! 
       東京電力に柏崎刈羽核発電所を再稼働させるなんて狂気な凶器
   『●新潟県知事選: 「中央の紐付き忖度官僚候補
       VS再稼働反対の民意に寄り添う県議候補」という与野党激突
   『●花角英世新潟県新知事…「柳瀬氏同様、
       安倍政権下で出世してきた元官僚」…女性差別発言隠蔽は体質の体現
    「池田千賀子さんや支持者の皆さんの大変な頑張りは報われませんでした。
     本当に、折角の良い候補者であり、野党の統一候補者でしたのに…。
       大変に残念な結果となってしまいました。あの東京電力の核発電所
     再稼働が大きな争点だったはずなのに、再稼働反対派の少なからずの方が
     自公候補者に投票されたようです。構図としては、辺野古破壊の際の
     名護市長選に近く、与党自公の争点隠しが功を奏してしまいました。
     投票率ももう少し高いものを期待していました。眠り猫のままでは、
     政治は悪くなる一方」
    「アノ東京電力に核発電所を再稼働させてしまうリスクは確実に上昇した
     と言わざるを得ません。再稼働反対派新潟県知事だった際にも、
     与党・自公は核発電「寄生」委員会を使い、着々と柏崎刈羽核発電所の
     再稼働に向けて歩を進めていたのに、【検証2~3年と新知事、新潟 
     菅氏は県民理解を重視】…なんていうことが、今後、守られる訳がない
     再稼働に反対であるにもかかわらず、自公・花角氏に投票した方は、
     名護市で何が起きているかを見た方が良い

   『●「事実無根のデマ」…「もしこれが立件されれば、
       長谷川氏逮捕や花角新知事辞任の事態もありうるだろう」


 新潟《県民の多数は再稼働を拒絶している》はずなので、再稼働反対派の少なからずの方々が、自公候補者だった花角英世氏に投票してしまった訳だ。その結果が、《ところが、いや、やっぱりと言うべきか。その花角新知事が、はやくも馬脚を現したらしい。選挙戦中の発言から一転、原発再稼働を「当然ありうる」と言い出した》…。
 何度騙されれば分かってもらえるのでしょうか? 公約だろうがなんだろうが、彼らは平気でウソをつくのです。 アベノサギ。「ウソつかない。TPP断固反対。ブレない。」 投票してしまった新潟県民の皆さんや、同じ構図の名護市長選で自公候補者に投票してしまった名護市民の皆さんには、これまでの頑張りに対して敬意を表しますが…「騙されることの責任」を思わざるを得ません。眠り猫のままでは、積極的に自公候補者を落選させる選挙行動をとらなければ、ニッポンの政治は悪くなる一方。「眠り猫」の皆さん、「考えないことの罪」(ハンナ・アーレント氏)を犯してはいないでしょうか? 

   『●『だまされることの責任』読了(1/3)
   『●『だまされることの責任』読了(2/3)
   『●騙されることの責任
   『●戦争と原発: 伊丹万作さん
       「だまされるということ自体がすでに一つの悪である」

   『●騙されること・騙されたフリの責任: 何度でも騙される
   『●予算編成から見えてくるもの: 投票者の責任
   『●「ウソつかない。TPP断固反対。ブレない。」、騙す阿呆に、騙される阿呆
   『●騙されることの責任、再び: 特定秘密保護法案を
          仲良く協議する翼賛与党・翼賛野党議員に投票した人々

   『●「数十万人単位のテロリスト」のいる
          「そんな国の与党の首脳」が隠蔽法の本音をポロリ

   『●無関心の責任: 自公は「原子力に依存しなくてもよい経済・
             社会構造の確立」、「原発ゼロ」を公約

   『●「騙されることの責任」とハンナ・アーレント氏「考えないことの罪」
   『●アベ様の決まり文句
       「国民には丁寧に説明をしていく」、でも、そうしたタメシはなし

   『●壊憲、原発推進、平成の治安維持法、TPP、
         高江・辺野古、カネ、ダーク・・・「アベ様政治」全体が争点

   『●選挙を何度やっても、「騙されることの責任」 
        「考えないことの罪」を自覚し得るかどうか?
   『●「学費“無償化詐欺”…選挙の公約が早くも骨抜きで「詐欺的」」…
                     アベノサギに何度も騙される方の大問題
   『●そういうことで騙される人はたくさんいる: 
     内閣支持率49.4%、アベ様による消費増税賛成46・5%

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http://lite-ra.com/2018/06/post-4072.html

新潟県知事選で当選した花角英世が一週間で豹変し「原発再稼働は当然ありうる」! 背後に官邸と経産省の意向
2018.06.16

     (花角英世公式サイトより)

 6月10日投開票の新潟県知事選挙で、「原発ゼロ」を掲げる池田千賀子氏らを破り当選した花角英世氏。最大の争点は、県民の65%が反対(地元紙・新潟日報の世論調査)している柏崎刈羽原発の再稼働の是非だった

 花角氏は、再稼働政策を進める自民・公明両政権与党の支持を受けつつも、公約では原発再稼働に慎重姿勢を見せていた。選挙戦でも「原発は怖い」「県民が納得しない限り、原発を動かさない」などと繰り返し、再稼働反対派の票を取り込むことで接戦を制した。

 ところが、いや、やっぱりと言うべきか。その花角新知事が、はやくも馬脚を現したらしい。選挙戦中の発言から一転、原発再稼働を「当然ありうる」と言い出したというのだ。朝日新聞が16日付新潟版朝刊でスクープした。

 記事によれば、花角知事は15日、東京で行われた新潟県選出の国会議員への説明会に出席。冒頭を除き非公開だったというが、朝日新聞新潟版は「出席者によると」としてこのように報じている。

   〈出席者によると、無所属の会黒岩宇洋衆院議員(3区)が
    「条件付きで再稼働を認める可能性はあるのか」と質問したのに対し、
    花角知事は「当然ありうる。ゼロか1かの予断を持っていない」と答えたという。〉

 花角氏は12日の就任会見でも、再稼働について「私自身への信任を県民に問いかけるのがはっきりさせる方法」としたうえで、記者から在任中は再稼働を認めないのかと問われ、「結果的に私が在任している間は、原発は動かないということと明言していた。それからわずか3日後に「(再稼働は当然ありうる翻したとは……


選挙では裏で東電が支援、当選後は安倍首相と面会した途端の豹変

 もっとも、花角氏が当選後一転して原発再稼働を容認するだろうとの見方は極めて強かった。本サイトでも紹介したが、花角氏は毎日新聞によるアンケートでは「将来的には原発に依存しない社会の実現を」などとしながら、同時に「(原発が)ベースロード電源との、国の位置づけは承知」などと含みをもたせていた。また、朝日新聞のアンケートでも、柏崎刈羽原発の賛否を問う質問に「どちらとも言えない」と濁していた

 さらに、選挙戦中には「創価学会だけでなく、原発ムラも裏で相当に動いている。表立った動きは控えていますが、東京電力が社員や関係企業を通じて強力に組織票を固めている」(地元紙記者)と言われていた。11日のNHK報道によれば、〈今回の知事選挙の結果を受けて、東京電力は、引き続き新潟県に柏崎刈羽原発の再稼働への理解を求めていくことにしています〉というが、あまりに白々しい

 そうしたことから、花角氏が知事になれば原発再稼働に踏みきることはほとんど決定的ではあったが、それにしても、当選からわずか1週間たらずで“正体”を剥き出しにするとは、さすがに予想外だろう。

 実は、このあまりに早期の再稼働容認発言は、官邸・経産省の要望に応じたものではないかとの見方がある。

 周知の通り、花角知事は、国会議員への説明会で「当然ありうる」と発言した同じ15日に、経産省内で世耕弘成経産相と面談。花角知事は再稼働問題について具体的な議論はしなかったとしているが、会談後には記者団に対し「まったく動かさないから、100%動かすまですべてあり得る」と述べたという(16日付毎日新聞)。

 また、上京した13日には官邸で安倍首相、菅義偉官房長官らと会っている。そこで、安倍首相から柏崎刈羽の再稼働について何らかの発言があった可能性は高いだろう。

 言うまでもなく、東電が福島第二原発の廃炉を表明したことも大きく影響している。東電から見ると、柏崎刈羽原発の再稼働ができれば問題が山積みの福島第二原発に固執しなくてすむ。また、自民党としては、今年10月に行われる福島県知事選で支援するとみられる現職・内堀雅雄知事の援護射撃にもなる。見方を変えれば、今回の花角新潟県知事のあまりに早い再稼働容認発言は、政府与党、東電とのトライアングルのなかでの“玉突き”と捉えることもできるだろう。

 いずれにしても、県民の多数は再稼働を拒絶している。選挙では花角氏が勝ったとはいえ、これで争点隠しと裏切りが明白になった。新潟だけの問題ではない。こんな卑劣を許してしまえば、今後も各地で同じことが繰り返されてしまうだろう。再稼働を阻止するためには、やはり私たちが反対の声を大きくしていくほかなく、その根っこである安倍政権にNOを突きつけるしかないのだ。

(編集部)
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●「何十年と付き合っていますけど、総理は嘘をつくような人じゃない…」(山本一太氏)…《もはやカルト》

2018年06月15日 00時00分38秒 | Weblog

[※ 「こんな人たち」 報道特集(2017年7月8日)↑]



日刊ゲンダイのコラム【室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」/「安倍のいってることは絶対」なんて閣議決定でもする?】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/230711)と、
高橋乗宣さんのコラム【日本経済一歩先の真相/官僚が権力に忖度し中立性を失った国は誤った道へ向かう】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/230684)。

 《「何十年と付き合っていますけど、総理は嘘をつくような人じゃないので」(山本一太・自民党参議院議員)…ついに、ここまで来ましたか!》。
 《財務省が調査報告書をようやく発表した。改ざんの背景には「私や妻が関係していたなら首相も国会議員も辞める」という安倍首相の国会答弁があったとハッキリ示したものの、それでも「忖度はなかった」「昭恵夫人は関係ない」と結論づけた。結局、財務省は調査報告書でも安倍首相夫妻に忖度したとしか思えない》。

   『●相変わらず辛辣な・・・
   『●『「押し紙」という新聞のタブー』読了(2/2)
     「【黒藪哲哉著、『「押し紙」という新聞のタブー/
          販売店に押し込まれた配達されない新聞』】」
     「「日販協と新聞族議員の〝絆〟」。中川秀直、
      小泉進次郎小池百合子与謝野馨
      「・・・新聞販売懇話会は多数の有力政治家を
      「輩出」している。・・・塩川正十郎、小沢一郎、森山真弓、
      小渕恵三、与謝野馨、石原慎太郎、・・・島村宜伸、
      小泉純一郎、河野洋平、森喜朗、羽田孜、谷垣禎一、
      加藤六月、西岡武夫、・・・。・・・山本一太・・・。
      いわば政界の頂点と日販協が太いパイプでつながった
      時期もあったのだ」。中川秀直センセへの恩返しや、
      山本一太センセへ800万円もの政治資金のばら撒きが。
      衝撃的です。「政治献金によって政策が左右されるシステムが、
      民主主義であるはずがない」。
      「・・・新聞業はジャーナリズムの看板を掲げているのだから、
      道義上の問題は免れない。それに、仮に献金の目的が
      再販制度などの既得権の防衛にあるとすれば、
      金で政策を買ったことにもなる」」

   『●原発推進: 国民が見えているとは思えない政権
    《原発維持シフト鮮明 第2次安倍内閣発足 2012年12月27日 07時04分
     …一方、下村博文文部科学相には「教育再生」、山本一太
     沖縄北方担当相には「領土問題」の担当相を兼務させるなど、
     安倍氏が重視する政策へのこだわりを示した。稲田朋美
     行政改革担当相が担う「再チャレンジ」は〇六年の安倍内閣時に
     新設されたものだ》

   『●崩壊するジャーナリズム…仕込みとアベ様らによる世論操作:
                  初夢が悪夢となり、正夢となりつつあり……
   『●横田一さん名護市長選ルポ:
     「詐欺集団の安倍自民党が“フェイク演説”で市長ポストを騙し取った──」
    《告示前日(1月27日)に応援演説をした山本一太元沖縄北方担当大臣も、
     「いまの市長の判断が遅れたために、日本ハムファイターズのキャンプが
     丸ごとアリゾナのほうに行ってしまった。2020年に名護市民球場ができますが、
     この時に名護に戻ってくるのかわからない」と同様の責任追及をしていた。
     名護入りした進次郎、山本一太もたれ流したフェイク演説
     
 しかし地元記者は、これを「フェイク演説だ」と断言し、こんな説明をしてくれた》

 山本一太センセったら…放った言葉《総理は嘘をつくような人じゃないので》…ですって。《もはやカルトだ》…《もはやこの国の総理はカルト教団の教祖のような絶対的存在となっているらしい》。

   『●《愛僕者》らの暴走と無責任さを放置して平気?
      野党の批判の前に、《愛僕者》や与党・癒党の批判を

   『●タンカ記念日と15年「「獣医学部いいね」と安倍さんが言ったから、
                        2月25日は加計記念日」で滅公奉僕

   『●《もはやカルトだ》…《もはやこの国の総理は
       カルト教団の教祖のような絶対的存在となっているらしい》
   『●「今の政治家は、戦後アメリカが利用するために
        地位を残した人間の子孫で、アメリカにへつらうのが家業」
   『●斎藤美奈子さん「最低限の了解事項や整合性を放棄
          …液状化…国ごと底なし沼に沈んでいくような気分。」

   『●《もはやカルト》な教祖様や取り巻き連中が取りまとめる
             「働かせ方壊悪」法案という「残業代ゼロ法案」

   『●実は「パンを食べた」もウソで、ご飯粒が口の周りについている…
                      「れっきとした国民様」は御見通しかな?

   『●「どうして、ご飯食べたなんてウソつくの?」
       「これからしっかり食べます」と切り返す様な醜悪な「討論」

   『●《愛僕者》アベ様のオトモダチの取巻きが
       滅私奉「僕」の《詐欺》を公言…県・今治市は返金を要望すべきだ
   『●「九十八日間もの臨時会の先延ばしこそ
      「加計隠し」だった」?(桐山桂一)…壮大な《もはやカルト》状態


 同じ山本でも一字違いの月とすっぽん、山本太郎さんは、アベ様に向けて的確に放った言葉…《膿はあなた自身です!》。

 崩壊する三権分立。民主主義と対極なアベ様の「政」。《安倍首相夫妻に忖度》のために東奔西走…官僚までもが《もはやカルトだ》…《もはやこの国の総理はカルト教団の教祖のような絶対的存在となっているらしい》、恐ろしき状況。《膿》だらけ、《膿》で出来た政権。

 室井佑月さんは、《「うんぎゃあぁぁ~おぇ」 みたいな意味不明な叫び声を上げ》、斎藤美奈子さんは、《ひえ~…。しかし、ひえ~は止まらない》。毎日毎日、奇妙な叫び声が続いている。

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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/230711

室井佑月 作家
1970年、青森県生まれ。銀座ホステス、モデル、レースクイーンなどを経て97年に作家デビュー。TBS系「ひるおび!」木曜レギュラーほか各局の情報番組に出演中。著書に「ママの神様」(講談社)、「ラブ ファイアー」(集英社文庫)など。

室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」
「安倍のいってることは絶対」なんて閣議決定でもする?
 2018年6月8日

     (山本一太参院議員(C)日刊ゲンダイ

何十年と付き合っていますけど、総理は嘘をつくような人じゃないので」(山本一太・自民党参議院議員)

 これは今月1日、「朝まで生テレビ!」(テレビ朝日系)で山本センセが放った言葉。モリカケ問題からの、安倍政治についての討論で。


 ついに、ここまで来ましたか!

 黒に近い証拠が数限りなく後から後から出てくる中、「なぜこういうことになったのですか(公文書改ざんなどね)」と野党議員がたずねても、「自分はやってない」、その答弁で乗り越えようとしている安倍首相。

 正しい答えは、真面目になされた調査の結果だ。だからイチ官僚が不正を犯したのか、そう我々が納得できるような。

 が、そうじゃない。野党が求める問題のキーパーソンの国会招致まで、邪魔している始末

 なので、野党は同じ質問を繰り返し、でもって、安倍さんもまた同じ話をダラダラ喋る。

 その様子を見ていて、頭を抱え、

 「うんぎゃあぁぁ~おぇ

 みたいな意味不明な叫び声を上げているのはあたしだけではないだろう。

 もう面倒臭いから安倍のいってることは絶対嘘はいわないって閣議決定でもすっか? てか、山本センセの論法って、まさにそれじゃん。

 そうそうメディアも大概、嘘つきだよな。米朝会談についてNHKが、まだ日本は大事な「橋渡し役」、なんて話をしていた。橋渡し役って、会談後に米国に命令され、北朝鮮に莫大な支援金を出す役のことなの?

 北方領土のホの字も出ずに、共同経済活動という名の金のバラマキで、日露首脳会談が成功だって?

 日大アメフト部については、大勢で集っていって大騒ぎ。もちろん、日大が悪いけど、その上の巨悪には腰が引けてる

 なにがどう転んでも、「トランプ大統領を支持します」ってひとつ覚えの人が、メディアの手にかかれば、外交の安倍ですって
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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/230684

高橋乗宣 エコノミスト
1940年広島生まれ。崇徳学園高から東京教育大(現・筑波大)に進学。1970年、同大大学院博士課程を修了。大学講師を経て、73年に三菱総合研究所に入社。主席研究員、参与、研究理事など景気予測チームの主査を長く務める。バブル崩壊後の長期デフレを的確に言い当てるなど、景気予測の実績は多数。三菱総研顧問となった2000年より明海大学大学院教授。01年から崇徳学園理事長。05年から10年まで相愛大学学長を務めた。

日本経済一歩先の真相
官僚が権力に忖度し中立性を失った国は誤った道へ向かう
2018年6月8日

     (劣化の表面化が止まらない財務省(C)日刊ゲンダイ)

 森友学園への国有地払い下げを巡る決裁文書改ざん問題で今週、財務省が調査報告書をようやく発表した。改ざんの背景には「私や妻が関係していたなら首相も国会議員も辞める」という安倍首相の国会答弁があったとハッキリ示したものの、それでも「忖度はなかった」「昭恵夫人は関係ない」と結論づけた。結局、財務省は調査報告書でも安倍首相夫妻に忖度したとしか思えない。

 財務省と改称される前の大蔵省といえば、かつては超エリート官僚の集団だった。それが今や公文書の改ざん、廃棄に加え、次官のセクハラ騒動と“劣化”の表面化が止まらない。

 公文書に手を加えないのは公務員の仕事のイロハのイだ。そんなことは百も承知で行政の実態を国民の目からヒタ隠しにしたのは、どう考えても総理への忖度である。

 安倍首相にとって不都合なことは全て書き換え、あるいは消してしまう。かつてのエリート官庁が忖度だらけの役所へと成り下がり、政権に服従する姿民主主義の根幹である三権分立が、音を立てて崩れ去っていると痛感させられる。

 立法府である国会が選んだ政権のトップが、どんなに愚かな人物であろうと、官僚機構がプロとしてシッカリと行政を担っていれば、この国はそうやすやすと愚かな道へと歩みを進めることはないだからこそ、官僚には政治的中立性が求められ、その順守が大事なのである

 ところが、今のように官僚がトップに忖度しまくり、政治と行政が一体化し、時の政権の操り人形となってしまえば、一国が道を誤る可能性は増す三権分立が有名無実化した以上、日本の民主主義は危機的状況に差し掛かり、時の政権がこの国を誤った方向へと導きかねないのだ。

 そもそも安倍首相は民主主義的手続きとは対極に位置する政治家だ。政権に返り咲いて以降の5年以上を振り返れば、特定秘密保護法安保法制共謀罪など現行憲法の定めに抵触しそうな危うい法律を次々と強行的手段で成立させてきた

 安倍首相の家系をたどれば、岸信介元首相に行き当たり、麻生財務相吉田茂元首相の系譜を継いでいる。この政権の非民主性は、ツートップがいにしえからの権力者の一族に生まれ、その後継者として育てられたことと無関係ではあるまい

 こんな政権が「右へ倣え」と命じる前から、官僚たちが黙って右を向いて整列し、ヘーコラ、ヘーコラとこびへつらう姿を見せつけられると、改めて民主主義の危機を思い知らされる。
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●岸井成格さんの〝遺言〟「真実を伝えて、権力を監視する」…「報道に携わる人間は重く受け止めなくては」

2018年05月20日 00時00分35秒 | Weblog

[※ 「こんな人たち」 報道特集(2017年7月8日)↑]



リテラの記事【岸井成格が安倍官邸から受け続けた圧力の数々! 安倍応援団による卑劣な「意見広告」攻撃の末、『NEWS23』降板に】(http://lite-ra.com/2018/05/post-4015.html)。

 《やはり岸井氏といえば、2013年4月からアンカーを務めた『NEWS23』(TBS)での、安倍政権を毅然と批判する忖度しない姿が記憶に残っている人も多いだろう。そして、『報道ステーション』(テレビ朝日)の古舘伊知郎や『クローズアップ現代』(NHK)の国谷裕子がキャスターを降板したのと同じ2016年3月をもって、岸井氏は膳場貴子キャスターとともに降板した》。

   『●古舘伊知郎・岸井成格・国谷裕子・青木理さん…
       アベ様に「厳しい立場だった人」達は偶然の一致なのか?
    「ジャーナリズムの矜持の崩壊。古舘伊知郎さん、岸井成格さん、
     国谷裕子さん、青木理さん……アベ様に「厳しい立場だった人」達が
     去りゆくのは偶然なのか?、必然だったのか? 3A+Sによる
     「粛々」としたジャーナリズムの破壊。」

 大変に残念な訃報…ご冥福をお祈りする。

 日刊ゲンダイの記事【「NEWS23」アンカー岸井成格さん死去 安倍政権の暴走批判】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/229160)によると、《岸井成格(きしい・しげただ=毎日新聞社特別編集委員)さんが、15日午前3時35分、肺腺がんのため東京都内の自宅で死去した。73歳だった。東京都出身で1967年、毎日新聞社入社。ワシントン支局、政治部長、論説委員長などを歴任。TBS系の情報番組「サンデーモーニング」などの番組にコメンテーターとして出演した。2016年3月、アンカーを務めていた「NEWS23」を降板した際、安倍政権への批判的な姿勢が影響したといわれた。同年7月、日刊ゲンダイのインタビューで「偏向報道かどうかを権力側が決めるなんてことはありえない。それなのに、突然、権力側にそうした権限があるかのように言い出したのが安倍政権なのです」と語っていた》。 
 東京新聞の御悔やみ欄【岸井成格さん死去 73歳 NEWS23アンカー】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/obituaries/CK2018051602000188.html)では、《TBSの報道番組「NEWS23」でアンカーを務めた毎日新聞社特別編集委員の岸井成格(きしいしげただ)さんが十五日、肺腺がんのため死去した。七十三歳。東京都出身。葬儀・告別式は近親者で行う。後日お別れの会を開く予定。一九六七年に入社し、政治部長や論説委員長、主筆を歴任。二〇一三年から一六年までNEWS23でアンカーを務めたほか、TBSの情報番組「サンデーモーニング」にも出演。安全保障関連法案を批判する論陣を張った》。

 いま振り返ってみても、アベ様に「厳しい立場だった人」達が「去りゆく」というのは、ただの偶然の一致だったのでしょうか? 『NEWS23』も、『報道ステーション』も、今では、かなり復活してきたとは思います。でも、相変わらずな「アベ様のNHK」。言うまでもなく、読売系や産経系はアベ様広報機関に。

   『●カラスはやっぱり「黒い」:  
     「アベ様のNHK」的「政府が白というものを黒とは言えない」で良いのか?

 日刊ゲンダイの記事【森友問題スクープ記者を“左遷” NHK「官邸忖度人事」の衝撃】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/229227)によると、《「皆様のNHK」どころか、これでは“安倍様のNHK”だ。森友学園問題に関するスクープを連発していたNHK大阪放送局の記者が突如“左遷”されるというのだ。安倍政権の急所である森友問題を報道させないための“忖度人事”ではと、NHK内部に衝撃が走っている…今年4月4日の『財務省が森友学園側に口裏合わせ求めた疑い』をスクープ…いったい誰のための公共放送なのか》?
 「カラスはやっぱり「黒い」」と言ってほしいのに…。

 日刊ゲンダイの記事【岸井成格さんが闘った安倍政権の言論弾圧とメディアの堕落】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/229226)によると、《「情けない!」――。昨年暮れ、最後となった出社の際、絞り出すような声で訴えたという。毎日新聞特別編集委員の岸井成格さんが15日、亡くなった。73歳だった》。

 《「真実を伝えて、権力を監視する」──。岸井氏の“遺言”を報道に携わる人間は重く受け止めなくてはないらない》。

   『●岸井成格氏を支持する: 「TBSは今日、
     再び、死んだに等しいと思います」なんてことが起こらぬために
   『●「TBSは今日、再び、死んだに等しいと思います」 
       なんて方向に進んでいないか? 報道は見て見ぬふり?
   『●「そんな曲が交じっていないか。耳をそばだてる」…
         聞こえるのは、アベ様らの勇ましき進軍ラッパのみ
   『●最後っ屁に期待する: 古舘伊知郎さん、 
     この際ですから全部ぶちまけてから降板を! 矜持を示して!
   『●「NHKの看板番組「クローズアップ現代」の
            国谷裕子キャスターもとうとう降板」
   『●「平成の治安維持法」、その目的は明確…
      「国家ぐるみで個人を監視」(岸井成格さん)し、社会を委縮

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http://lite-ra.com/2018/05/post-4015.html

岸井成格が安倍官邸から受け続けた圧力の数々! 安倍応援団による卑劣な「意見広告」攻撃の末、『NEWS23』降板に
2018.05.17

     (出演当時の『NEWS23』HPより)

 毎日新聞元主筆でジャーナリストの岸井成格氏が、15日に肺腺がんで死去した。73歳だった。岸井氏は2017年10月に、コメンテーターとして出演していた『サンデーモーニング』(TBS)においてがんを患い入院治療をおこなっていたことを明かし、昨年12月3日放送分を最後に同番組を休んでいた。

 だが、やはり岸井氏といえば、2013年4月からアンカーを務めた『NEWS23』(TBS)での、安倍政権を毅然と批判する忖度しない姿が記憶に残っている人も多いだろう。そして、『報道ステーション』(テレビ朝日)の古舘伊知郎や『クローズアップ現代』(NHK)の国谷裕子がキャスターを降板したのと同じ2016年3月をもって、岸井氏は膳場貴子キャスターとともに降板した。

 この一連の降板劇の背景にあったのは、言うまでもなく安倍政権からの圧力だった。メディアに睨みをきかせ、不都合な報道をおこなう番組には圧力をかける──これは安倍政権の常套だが、じつは官邸は、番組スタート時から、岸井氏に接近していた。

 2016年6 月に発売された、慶應義塾大学の法哲学ゼミで同期だったという高信との対談本『偽りの保守・安倍晋三の正体』(講談社)で、岸井氏はこう語っている。

NEWS23」を始めてすぐの頃だと思う。安倍首相から官邸に来てくれと言われて、その時、菅とも顔を合わせた。安倍から「その節はお世話になりました」と挨拶されたんだけど、後で首相番連中が言うには、「岸井さん、あれはまずかった。どっちが総理かわからないですよ」と。私の態度がでかすぎたらしい(笑)

 安倍首相が口にした「その節はお世話になりました」という言葉の意味は、岸井氏が晋三の父・安倍晋太郎の担当をしていたときのことを指しているらしい。岸井氏は「私は安倍のおやじさんの晋太郎には非常に可愛がってもらって、ある意味で逆指名的に私が彼を担当しているようなところがあった」と語っているが、外遊の同行では晋太郎の秘書を務めていた晋三と一緒だったという。

 だが、岸井氏は安倍首相の政策にはっきりと異を唱えた


■政権批判する岸井成格に、圧力をかけ続けた安倍政権

 なかでも2013年11月に特定秘密保護法案に反対する集会で呼びかけ人のひとりとなり、番組でも同法案を批判的に取り上げた。父・晋太郎との関係も深い「保守派」の人物だと認識していた安倍官邸は、この岸井氏の姿勢に激怒していたともいわれている。2014年12月には、安倍首相が『NEWS23』に生出演した際、街頭インタビューのVTRに厳しい意見を意図的に選んでいる難癖をつけ、その後、自民党が在京テレビキー局に報道圧力」文書を送りつけるという問題も起きた。

 こうしたなかで、岸井氏にはこんな出来事があった。岸井氏は企業の幹部に話をするという勉強会を長くつづけていたのだが、その場に菅義偉官房長官突然、やってきたというのだ。

(菅官房長官は)黙って来た。誰かから聞いて知ったんだろう。最初から最後までいたよ。終わると「今日はいい話を聞かせていただいて、ありがとうございました」と言って帰っていった。怖いよな

どこで何を話しているか、全部知っていますよ」ということを見せているわけだ。「人脈も把握しています。岸井さんが動いているところにはいつでも入っていけますよというメッセージかもしれない(前出『偽りの保守・安倍晋三の正体』より

 報道番組のアンカーに、陰に陽にプレッシャーをかける。しかし、だからといって岸井氏の舌鋒は鈍らなかった。それどころか、安保法制では問題点をあぶり出し、2015年9月にはアーミテージ国務副長官のインタビューに成功。アーミテージはこのとき、安保法制は“自衛隊が米軍のために命を賭けると初めて約束するものだとし、“アメリカ軍のために役立ってほしい”と述べた。つまり、安倍政権による「日本の安全のため」「歯止めがかかっている」という説明がであることを番組はあきらかにしたのだ。

 当然、この放送内容に官邸は過剰に反応した。岸井氏も「官邸の中の情報だと、彼らがいちばん怖じ気をふるった」のは、アーミテージのインタビューだったと語っている。

 その上、岸井氏は、安保法制が参院特別委員会で強行採決される前日の9月16日放送で、「安保法案は憲法違反であり、メディアとしても廃案に向けて声をずっと上げつづけるべきだ」と力強く主張した。

 もちろん、官邸はこうした態度を変えない岸井氏に怒り心頭。政治部を通じて「岸井をなんとかしろ」という声をTBS幹部に再三届けてきたといわれている。

 そして、岸井氏の番組降板の引き金となった事件が2015年11月に起こる。


■安倍親衛隊「視聴者の会」が意見広告で、岸井成格を攻撃

 岸井氏を個人攻撃する「放送法遵守を求める視聴者の会」による意見広告が産経・読売新聞に掲載されたのだ。この意見広告では、岸井氏の「安保法案は憲法違反であり、メディアとしても廃案に向けて声をずっと上げつづけるべきだ」という発言を取り上げ、〈岸井氏の発言は、この放送法第四条の規定に対する重大な違法行為〉と攻撃したのである

 本サイトでは何度も追及をおこなってきたが、この「放送法遵守を求める視聴者の会」は安倍親衛隊による団体で、あきらかに“安倍首相の別働隊”と言うべきもの。この意見広告にTBSは震え上がり、上層部が内々に岸井氏の降板を決めたのだ。

 岸井氏はこの放送圧力団体による攻撃について、佐高氏との対談でこう振り返っている。

あの広告の呼びかけ人はほとんどが安倍首相の応援団で、七人のうち四人は安倍に個人献金をしている。広告を見たとき、怖くて不気味だという思いと同時に、官邸および政府与党は本気で言論弾圧をする気なんだと改めて思ったね。報道をめぐる不自由はここまできたのか、というのがいちばん近い印象だな

 『NEWS23』のアンカーを降板したあとも、岸井氏は『サンデーモーニング』でも共謀罪法案など、安倍政権の強権政治に対して果敢に批判をつづけた。このように、政権からの言論弾圧に怯むことのなかった岸井氏だが、そうしたジャーナリズム精神を砕いたのは、政権の顔色を伺うテレビ局上層部だったのである。

 『NEWS23』アンカーとしての最後の出演となった放送で、岸井氏はこう述べていた。

報道は変化に敏感であると同時に、やっぱり極端な見方に偏らないで、そして世の中や人間としての良識・常識を信じて、それを基本にする。そして何よりも真実を伝えて、権力を監視する。そういうジャーナリズムの姿勢を貫くということがますます重要になってきているなと感じています

 「真実を伝えて、権力を監視する」──。岸井氏の“遺言”を報道に携わる人間は重く受け止めなくてはないらない

(編集部)
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●青木理さん『情報隠蔽国家』…「客観的な事実すら隠蔽し…ねじ曲げて恥じない為政者たちの姿」を報じも…

2018年05月13日 00時00分33秒 | Weblog

【↑(https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51JcZRoa2mL._SX336_BO1,204,203,200_.jpg)】



AERAの田沢竜次氏による記事【さすらいのジャーナリスト、安倍政権の「隠蔽の構造」暴く】(https://dot.asahi.com/aera/2018042700005.html)。

 《『情報隠蔽国家』は、安倍政権による「隠蔽の構造」を暴き、警察権力と政権中枢が結びつく恐るべき社会に警鐘を鳴らす時評コラム、ルポ、インタビューだ。著書に『日本の公安警察』『国策捜査』などがある著者の青木理さんに、同著に寄せる思いを聞いた》。

   『●「「トカゲのシッポ切り」ではなく、「頭の切り離し」」(森裕子さん)。
                          佐川事件でなくアベ様御夫妻案件
   『●菅義偉・最低の官房長官は、今なぜ、アベ様に向かって 
           「地位に恋々としがみつく」とは言わないのですか?
   『●すべては「2017年2月17日はアベ様のタンカ記念日」に始まった
                  …五日後の「秘密会議」に太田充氏も

   『●「新聞をお読みにはならない」財務相: 切り離し不可の「頭」…
                     「責任」なんて言葉はそのオツムには無し
   『●壊憲への暴走: シビリアンが暴走し、
      アベ様の「我が軍」も既に暴走を始めているようだ…戦慄を覚える
   『●「真相解明は大切。だが、ウソをつくのは認めて」
        →「首相…のためなら、自民党はどうなっても」(筆洗)
   『●「なぜ面会したのか。首相はどう関与しているのか。
        まさか、そこのところはどうも思い出せぬでは」ネェ?
   『●斎藤貴男さん「家柄だけのボンボン爺さんの
      チョイ悪ぶりっ子ほどみっともないものはない。恥を知ろう…」
   『●「謝罪会見の場に、被害女性を散々おとしめた
      麻生氏の姿はなかった」…ウルトラ差別者の責任は有耶無耶?

 最悪の官房長官らが沖縄ではやりたい放題に「森」や「美ら海」を殺し続け、市民を分断し、反対派を乱暴に「檻」に閉じ込め、ときに、(山城博治さん、目取真俊さんら)不法拘束しようがどうしようが「本土」ではほとんど問題視しない、《前川スキャンダル》をマスコミが垂れ流す、行政府の長やウルトラ差別主義者を放置して何の責任も問わない、野党のせいで国会が不正常であるかような言説で囃し立て、行政府の長らや与党のおかげで1年以上も空転していたことには触れもしない、等々々々々…腐りきった政権や与党を放置…《政治の劣化に言論で対峙するのはジャーナリズムの役割》ではないのか? 《客観的な事実すら隠蔽し、時にねじ曲げて恥じない為政者たちの姿》を報じず、報道やジャーナリストの意味はあるのか?

 「大竹メインディッシュ」ゲストが青木理さん(01:08:00辺り)のこの「大竹まこと ゴールデンラジオ」も必聴もの。室井佑月さんも含めての、金曜恒例「大竹紳士交遊録」の金子勝さん(1:47:00辺り)の部分も、是非。


【大竹まこと ゴールデンラジオ 2018年05月11日
 (https://www.youtube.com/watch?v=HgF99trtUg0)】

   『●青木理さん「冤罪」「マイナンバー」
     「監視・管理されたがり社会」、金子勝さん「もんじゅ「廃炉」?」
   『●『超・反知性主義入門』の小田嶋隆さんインタビュー、
            「そういう政権を選んだ国民にも危険な兆候」
   『●最後っ屁に期待する: 古舘伊知郎さん、
      この際ですから全部ぶちまけてから降板を! 矜持を示して!
   『●失われる「メディアの作法、矜持」…
      「権力を監視する機能が失われ」、しかも、アベ様の「思う壺」
    「青木理さん、「権力と距離を置かなくちゃいけないなんていうのは、
     かつてはごく当たり前の作法としてメディア内で共有されていた」」

   『●「検察・警察も冤罪防止のために“前向き”」?…
      刑事訴訟法の「改正案が成立すれば、新たな冤罪を生む」
   『●古舘伊知郎・岸井成格・国谷裕子・青木理さん… 
      アベ様に「厳しい立場だった人」達は偶然の一致なのか?
   『●スガ殿が「粛々」とジャーナリズムを破壊していく
            ~「安倍政権の圧力、狡猾なやり口」~
   『●自己責任であり、「公共の迷惑」なのか?: 
      青木理さん「「知る権利」を保障し、「公共の利益」である」
   『●異常過ぎる非情な自己責任論者達…
      安田純平さんの「罪は、人々が『お上』と呼ぶ政府に反抗したこと」?
   『●「あとの祭り」: 「自民党きっての極右議員」「極右思想」大臣
                    …こんな防衛相が誕生しちゃいました
   『●青木理さん『日本会議の正体』…「民主主義体制を
        死滅に追い込みかねない悪性ウィルスのようなもの」
   『●アベ様、稲田・高市氏「この国の政権の重要閣僚が
       ヘイト団体と仲良し」…どの辺が「インテリジェンス」?
   『●青木理さん「供述が立証の柱…もっと物証が欲しい。
         「通信傍受を縦横無尽に使いたい。司法取引も」と…」
   『●ソレは既に彼らの手中…「大量監視の始まり。
      日本にこれまで存在していなかった監視文化が日常のものに」
   『●2017年都議会議員選挙: 「「安倍政治」を許さない」
      →自民党亜種・トファや公明に投票? 理解不能
   『●青木理さん、逃れられない歴史的責任…
      「朝鮮半島が平和になるために日本は努力をしなくてはいけない」
   ●アベ様は、「政治への強い志も知の蓄積の
      気配すらも見られなかった」(青木理さん)…原点回帰な9条壊憲
   『●「竹やりで…」「特攻艇・震洋」「人間機雷・伏龍」…
        「最も戦争に接近した八月」に「愚かな戦争に学ぶ」
   ●内田樹さん「泥靴でふみにじられた戦後立憲政治の常識」…
             国権の最高機関という素朴な願望も打ち砕かれる
    「青木理さん、前川喜平・前文科事務次官インタビューについて。
     「特定秘密保護法もそう、通信傍受法も強化された。そして、ついに
     共謀罪。…思い出したいのは、前川さんが出会い系のバーに行っていた、
     なんてことをなぜ官邸がつかめたのか? …警察である可能性が高い。…」
     (『サンデーモーニング』2017年6月25日)」

   『●「自衛隊、防衛出動か。射殺ですか」=
      「聴衆の問題意識を喚起する趣旨」…等々の「ト」な閣議決定を乱発
   『●国会審議形骸化: 与・(癒党込み)野党の国会質問時間の配分は
                        実質「9.5時間対4.5時間」なのね?
   『●「2017年2月17日はアベ様のタンカ記念日」からの
      この1年間の無駄…泥縄で有耶無耶にするつもり?
   『●「2大ファシスト」「独裁者」のための憲法違反の
       「ト」な「デモ封じ条例」=東京都迷惑防止条例壊悪案
   『●「新聞をお読みにはならない」財務相:
      切り離し不可の「頭」…「責任」なんて言葉はそのオツムには無し
   『●青木理さん「特定のメディア組織に属してはいても、
       記者が本来奉仕すべきは、広い意味での読者や視聴者」

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https://dot.asahi.com/aera/2018042700005.html

さすらいのジャーナリスト、安倍政権の「隠蔽の構造」暴く
田沢竜次
2018.5.5 11:30 AERA #安倍政権 #読書

あおき・おさむ/1966年生まれ。共同通信記者を経てフリージャーナリスト、ノンフィクション作家。著書に『日本の公安警察』『国策捜査』『絞首刑』『日本会議の正体』『安倍三代』など(撮影/写真部・青木理


【↑(https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51JcZRoa2mL._SX336_BO1,204,203,200_.jpg)】
(情報隠蔽国家 青木理 著)

 『情報隠蔽国家』は、安倍政権による「隠蔽の構造」を暴き、警察権力と政権中枢が結びつく恐るべき社会に警鐘を鳴らす時評コラム、ルポ、インタビューだ。著書に『日本の公安警察』『国策捜査』などがある著者の青木理さんに、同著に寄せる思いを聞いた。

*  *  *

   〈すべての事象に共通するのは、政権の都合や行政の自己保身を
    優先するあまり、客観的な事実すら隠蔽し、時にねじ曲げて
    恥じない為政者たちの姿である〉
    (第1章「日米同盟の暗部と葬り去られた国家機密」から)

 本書が世に出て以降の現在進行形の事態、暴かれつつある事実の数々は、まさに「情報隠蔽国家」というタイトルをダイレクトに体現しているようだ。本書は「サンデー毎日」誌上で発表したルポや連載コラムをベースに、加筆・修正や書き下ろしを加えた「さすらいのジャーナリスト」(TBSラジオから)青木理さんの時評&インタビュー、状況への発言などを一冊にまとめたもので、出るべくして出た必読の書といえる。

   「安倍政権の特徴は、官邸中枢を占める人脈を経済産業省人脈
    警察人脈で固めているところ。特に警備・公安警察の人脈が
    政権のど真ん中に突き刺さっているのは、政治への警察の位相が
    ものすごく上がっていることを意味します」

 青木さんは1990年代、共同通信記者時代に公安警察の暗躍を追い続け、『日本の公安警察』を上梓した。以降、特定秘密保護法改正通信傍受法共謀罪法などが次々と成立し、「安全・安心」のための監視カメラの増加など、治安当局の権限は増すばかりだ。「共謀罪と公安警察と前川スキャンダル」の章でも、官邸と結びついた公安警察の一部門が政治家や官僚などの「身辺調査」に動き回る衝撃的な実態が描かれている。

 〈従順に屈服する者は優遇して褒美を与える一方、従わない者は容赦なく切り捨て、踏みつけ、果ては個人攻撃を加える現政権の薄暗い横暴と独善は一種の恐怖政治であり、民主主義とは最も遠い地平にある〉との指摘は、本書に収められた現役自衛官や元・公安調査官の実名告発、北海道警の組織犯罪にも通底する。

   「治安維持に法律が必要だというのであれば、どこかで歯止めを
    かけるシステムを確立しておかないとまずい。本来そうした議論を
    するのが政権の側であるはずです。何の歯止めもなく警察に武器を
    与えている今の政治はすごく劣化していると思いますよ」

 政治の劣化に言論で対峙するのはジャーナリズムの役割である。〈私たちはまさに暗闇の中に立たされていないか〉という青木さんの警鐘は、読後ますます深刻に響く。試されているのは一人一人が事実を見極める力だ。本書はそのための一助となり得るだろう。(ライター・田沢竜次)

※AERA 2018年4月30日-5月7日合併号
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●『ペンタゴン・ペーパーズ』: 「報道の自由を守るには報道しかない」、でも、沖縄密約と西山太吉記者…

2018年04月21日 00時00分12秒 | Weblog

[※ 「こんな人たち」 報道特集(2017年7月8日)↑]



リテラの記事【森友文書改ざん問題を彷彿と話題の映画『ペンタゴン・ペーパーズ』!三浦瑠麗はまたトンチンカンコメント】(http://lite-ra.com/2018/04/post-3934.html)。

 《トルーマン、アイゼンハワー、ケネディ、ジョンソンの4政権が隠ぺいし、ベトナム戦争に関して国民を欺き続けていた証拠となる資料「ペンタゴン・ペーパーズ」の公開をめぐる、ニクソン政権とワシントン・ポスト紙との戦いを描いた作品》。

 トランプ大統領を意識したが故に、短期間で製作されたと云われる『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』。琉球新報によると《文書をスクープしたのはニューヨーク・タイムズだが、映画の主役は後追いするワシントン・ポスト…だが最高裁は「制限を受けない自由な報道のみが政府の偽りを効果的に暴くことができると新聞社勝訴の判決を出す。報道の自由を巡って政府相手のせめぎ合い、今の日本にあるだろうか》? 「良いことばかりではないでしょうが、アメリカの司法はニッポンよりは遥かにマシなのかな? ニッポンの裁判所は、司法判断することなく、政治判断を乱発。《最高裁は制限を受けない自由な報道のみが政府の偽りを効果的に暴くことができると新聞社勝訴の判決を出す》なんて、ニッポンの最「低」裁では夢のまた夢」。
 政治判断の一例として思い出されるのは、西山太吉さんの「沖縄密約事件」。森友、加計、決裁文書改竄、イラク・南ザイール自衛隊PKO日報隠蔽問題…問題山積なアベ様。司法は機能するだろうか? 《報道の自由を巡って政府相手のせめぎ合い、今の日本にあるだろうか》? 《報道の自由を守るには報道しかない》。

   『●『創(2011年1月号)』読了
    「森達也さん「極私的メディア論/第57回 尖閣映像流出とポピュリズム」…
     ベトナム戦争についての極秘報告書「ペンタゴン・ペーパーズ」を提供した
     「エルスバーグに対する政府の訴追も裁判所から棄却された。/ところが
     日本では同年、毎日新聞の西山太吉記者が政府の密約と国民への
     背信行為を暴く記事を紙面に掲載したが、国民はこの取材にまつわる
     不倫問題により強く関心を示し、結果として外務省密約はないものとされた
     /…民意とジャーナリズムのあり方はこれほどに違うのかと、
     暗澹たる気持ちになる」。「…ところが日本における民意形成は、
     政府の説明責任や不正を追及する方向ではなく、一時の感情に
     煽られながら暴走する傾向が明らかに強い」」

   『●森達也さん『国民を騙し続けたこの国には秘密保護法など不要』
    「「「うそをつく人たち」にとって都合の「いい内容」」の特定秘密保護法案
     森達也さんは「国民を騙し続けたこの国には秘密保護法など不要」、
     と仰っています…」
    《森達也リアル共同幻想論…映画『フェアゲーム』が暴くもの
     …1976年に作られた『大統領の陰謀』は、ワシントン・ポスト社会部の
     記者であるボブ・ウッドワードとカール・バーンスタインが主人公だ。
       実際に2人がスクープした「ウオーターゲート事件」(ニクソン政権に
     よる非合法な盗聴工作)をテーマに描いたこの映画も、登場人物は
     すべて実名だ。ウッドワードとバーンスタインは、この前年に
     ベトナム戦争の極秘報告書である「ペンタゴン・ペーパーズ」の全文コピーを
     ニューヨーク・タイムズに渡したダニエル・エルズバーグや、これを
     受け取って記事にしたニール・シーハンと共に、今もアメリカでは国家的な
     英雄だ(ただしここに名前を挙げた全員が事件当時には、政府から
     「国旗に泥を塗った」とか「国家の敵」などと糾弾されている)。…
       沖縄密約事件の西山記者は英雄になるどころか日本中から批判された
     翻って日本はどうか。政府による情報の隠ぺいと国民への背信行為として
     真先に思いつくのは、1971年(ペンタゴン・ペーパーズがスクープされた年だ)
     に起きた沖縄密約事件だ。でもこのとき、メディアは当時の佐藤栄作政権への
     追及を途中でやめた。だから密約はないものとされてきた。
     ワシントン・ポストやニューヨーク・タイムズの記者たちは英雄となったけれど、
     密約を暴いた毎日新聞の西山太吉記者は日本中から批判されながら退職し、
     さらに国家公務員法違反(機密漏えい教唆)で有罪とされた。…
       密約の存在には触れないまま判決は出された
     ペンタゴン・ペーパーズやウオーターゲート事件のときにアメリカ政府は
     記事差し止めを求めて提訴したが、最終的に司法は「政府は説明責任を
     果たしていないとしてこれを却下した。今さらではあるけれど、まったく
     同じ時期に起きた2つの事件の扱われかたは、何かの間違いじゃないか
     と思いたくなるほどに違う

   『●『DAYS JAPAN』
     (2013,DEC,Vol.10,No.12)の最新号についてのつぶやき
    「綿井健陽さん【民主主義社会から、国家第一主義社会へ】、
    「「政府の情報は、国民のものだ」…「ペンタゴン・ペーパーズ」を
    報道したフロイド・エイブラムズ弁護士は…」。岐路
    (http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/eba7913f790119052ad2a3313ebc4478)」

   『●「これは相当に見つけにくかろう」…というか、
     真に《不存在》な無い物(国民の信用)は見つけようがない
    《▼米国であった政府文書報道をテーマにした映画が公開中だ。
     物は物でも超ド級の極秘文書で、ベトナム戦争の経緯を政府が
     国民に隠してきたペンタゴン・ペーパーズ」だ。文書をスクープしたのは
     ニューヨーク・タイムズだが、映画の主役は後追いする
     ワシントン・ポスト…だが最高裁は「制限を受けない自由な報道のみが
     政府の偽りを効果的に暴くことができると新聞社勝訴の判決を出す
     報道の自由を巡って政府相手のせめぎ合い、今の日本にあるだろうか》

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http://lite-ra.com/2018/04/post-3934.html

森友文書改ざん問題を彷彿と話題の映画『ペンタゴン・ペーパーズ』!三浦瑠麗はまたトンチンカンコメント
2018.04.07

     (映画『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』公式サイトより)

 スティーヴン・スピルバーグが監督を務め、メリル・ストリープやトム・ハンクスといったオールスターキャストが出演している『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』が先月30日に日本公開され話題となっている。

 ご存知の方も多いかもしれないが、念のため説明しておくとこの作品は、トルーマン、アイゼンハワー、ケネディ、ジョンソンの4政権が隠ぺいし、ベトナム戦争に関して国民を欺き続けていた証拠となる資料「ペンタゴン・ペーパーズ」の公開をめぐる、ニクソン政権とワシントン・ポスト紙との戦いを描いた作品。

 亡き夫の後を継いでワシントン・ポストの社主となったキャサリン・グラハムをメリル・ストリープが、「ペンタゴン・ペーパーズ」公開に圧力をかけるニクソン政権や会社の役員に対し「報道の自由を守るには報道しかない」を口癖に反発し続けるワシントン・ポスト編集主幹のベン・ブラッドリーをトム・ハンクスが演じている。

 ニクソン政権は、一番始めに「ペンタゴン・ペーパーズ」をすっぱ抜いたニューヨーク・タイムズ紙に対し、国家の安全保障を脅かすという理由で記事の掲載差し止めを要求する裁判を起こす。この流れのなかで、後塵を拝したベン・ブラッドリー率いるワシントン・ポストもようやく「ペンタゴン・ペーパーズ」のコピーを入手するのだが、ニクソン政権がニューヨーク・タイムズに対して行った報道圧力は、他のメディアを怯えさせるのに十分な効果を発揮した。作品のなかでは、メディア人の矜持を貫き通して文書公開を断行しようとするベンに対し、役員たちは会社の経営のために政権の意向を飲むよう説得。社主のキャサリンは両者の板挟みになり「ペンタゴン・ペーパーズ」公開の可否をめぐって重大な決断を迫られる──。

 キャサリンの決断については是非とも劇場で観ていただきたいが(とはいえ史実なので調べれば結果はすぐにわかるが)、スティーヴン・スピルバーグ監督はこの作品を手がけるにあたり、いま公開することにこだわった。スピルバーグ監督は昨年の2月にこの作品の脚本を読むやいなやすぐさま製作に取りかかったと語っており、先月6日付朝日新聞デジタルのインタビューでは「撮影中だった一つの作品に関する仕事以外はスケジュールを空けて、この映画を撮ることにしました。17年中に完成させるという目標に向かってみながまとまり、自分の作品で最も短期間で完成しました」と述べている(実際、アメリカでは昨年12月に公開されている)。


トランプ大統領への危機感から、スピルバーグ監督は異例のスピードで製作

 もともとスピルバーグは早撮りが得意な監督として知られているが、そんな彼でさえ50年近くにわたる映画監督としてのキャリアのなかで異例となるほど短い製作期間で公開までもっていったのは、これがトランプ大統領登場以降のアメリカで観られるべき物語だったからだ。スピルバーグ監督は『キネマ旬報』(キネマ旬報社)18年4月上旬号のインタビューでこのように語っている。

   「この物語には現代との共通点がとても多い。映画で描いた1971年当時と
    今のマスコミの状況は同じだ。マスコミは同様に圧力を受けている。
    2017年の“17”を逆にすると“71”だ。両者は数字的にいとこのような存在だよ。
    歴史の振り子が、現代に戻ってきた感じがする。歴史は繰り返すものだが、
    状況としては今のほうが悪いと思うね。だからすぐに作って公開したかったのさ」

 言うまでもなく、この『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』は、アメリカだけでなく、いまの日本で観られるべき物語でもある。自分たちに不都合な情報を報道するメディアに圧力をかけるニクソン政権は安倍政権にも重なって見える

 トム・ハンクスは映画の公式パンフレットに掲載されたインタビューで「真実を追い求めるのがアメリカのメディアだと思うし、もちろん怖いことだってたくさんある。しかし、それが民主主義の基盤だと思う」と語っているが、まさしくその通り。映画のなかでベンが繰り返し口にする「報道の自由を守るには報道しかないという言葉は安倍政権の恫喝に怯えて忖度だらけとなったここ数年の日本のメディアのことを思うと重く響く。

 ちなみに、『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』の公式ホームページを閲覧すると、著名人からの絶賛コメントの欄に、津田大介氏、ピーター・バラカン氏、黒沢清監督、小島慶子氏、中原昌也氏などと並んで、国際政治学者の三浦瑠麗氏も登場している。


三浦瑠麗がまたトンチンカンなコメント!隠ぺい問題を矮小化し“どっちもどっち論”

 三浦氏はこの映画に次のようなコメントを寄せている。

   〈痛恨の判断ミスを隠すエリート。追及する正義のメディア。
    その構図は私たちの時代にまだ生きているだろうか〉

 三浦氏の映画へのコメントといえば、黒人に対する差別的な考えをもったデトロイト市警察の白人警官がモーテルに滞在していた黒人青年らに対し不当な尋問を加え、最終的には黒人青年3人が殺害された「アルジェ・モーテル事件」を映画にした映画『デトロイト』に対し、「共感の欠如が、暴動や白人警官の弾圧につながっているというのもあります。差別をなくす道は分かっていても、変化を起こすより単に正義と邪悪なものを対比させて、自分は正義の側だと唱える人権擁護派が多いのも悲しい現実です」(18年1月19日付朝日新聞より)などとコメント。差別を受けている側の暴動と白人警官による弾圧をまるで等価であるかのように並べ、「オルト・ライトに突撃していったオルト・レフトはどうなんだ」と言ったトランプ大統領と同様の悪質な「どっちもどっち」論を掲げて大炎上したのは記憶に新しい。(http://lite-ra.com/2018/02/post-3829.html

 今回は一言だけのコメントなので、『デトロイト』ほどトンデモ感は際だっていないが、「ペンタゴン・ペーパーズ」はベトナム戦争に勝利する見通しがないのにも関わらずそれを隠ぺいして国民を戦争の泥沼に引きずりこんでいったことを表す資料であり、〈痛恨の判断ミスを隠すエリート〉が政府側のことを指しているのだとしたら、そんな軽い言葉で片付けられるようなものではない悪質なものであり、ちょっと首を傾げざるを得ない。しかも隠蔽を矮小化したうえで、多くの人が今作と重ね合わせる森友文書改ざん問題は、隠蔽するエリートと正義のメディアの二元論の構図では語れないと言わんばかりで、結局お得意の“どっちもどっち論”。『デトロイト』のときも感じたが、三浦先生、インタビューを受けたりコメントを出す前にちゃんと映画を観ているのだろうか。映画関係者もまともな映画で三浦先生にコメントを求めるのはそろそろ止めたほうがいいのではないか。

 それはそうと、『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』は「政府VSメディア」の戦いの映画であると同時に、まだ女性経営者などほとんどいなかった1970年代にあって「ペンタゴン・ペーパーズ」騒動を機にキャサリンがトップに立つ人間として成長していくフェミニズム映画として観ることもできる。

 豊かな映画体験ができる作品であることは間違いない。自称「映画好き」の安倍首相にも、是非とも観ていただきたい1本である。

(編集部)
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●高畑勲監督…「『火垂るの墓』…どれだけの人が戦争の悲惨さを知り…反戦映画の枠を超える名作になった」

2018年04月16日 00時00分51秒 | Weblog


リテラの記事【高畑勲監督が最後に遺した無念の言葉「これで安倍政権が崩れないのが信じられない」「自由で公平で平和な国で死にたい」】(http://lite-ra.com/2018/04/post-3933.html)。
日刊ゲンダイの記事【沖縄の現状に思い寄せ アニメ巨匠・高畑勲監督の“遺言”】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/226756)。

 《その無念のなかには、いま、この国に進行している事態を止められなかったという思いも含まれていたのではないだろうか》。
 《反戦・反核の人だったが、とりわけ強い思いを寄せていたのが沖縄の現状である…辺野古の新基地建設について「許し難いひどい話」、沖縄県に米軍基地の負担が集中していることについて「後ろめたい」などと話していた…安倍政権の5年で、沖縄の“孤立”はますます深まった9条改悪にも手を付けようとしている高畑監督の言葉に、安倍首相も少しは耳を傾けたらいかがか》。

 東京新聞のコラム【筆洗】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2018040702000148.html)によると、《高畑勲さん…▼『火垂るの墓』も「反戦映画ではない」と言った。日本が再び戦争に向かうことに強い危機感を持っていた一方で、戦争を止める力にはならないと考えたからだ▼だが現実は異なる。映画でどれだけの人が戦争の悲惨さを知り、どれだけの親子が戦争について語り合ってきたか反戦映画の枠を超える名作になった▼著書では<私たちは先立った人たちに見つめられているのだ、という…感覚をもつことが必要ではないか>とメッセージを残した。これからは作品の向こうからわれわれを見つめることになる》。

   『●「「死にたくない」だけでは足りない、「人を殺したくない」
                という気持ちこそが、戦争の抑止力となる」
    「【反戦のふりをした戦争肯定映画『永遠の0』にだまされるな!
      本当の反戦とは何か、ジブリ高畑勲監督の言葉をきけ!】
      (http://lite-ra.com/2015/07/post-1342.html)」
    《いまなお“反戦映画”の名作として受け継がれている。ところが、
     当の高畑監督は「『火垂るの墓』は反戦映画じゃない、『火垂るの墓』では
     戦争を止められない」と語っているのだ。高畑監督のいう、
     本当の反戦とは何か…高畑監督にいわせれば、
     「死にたくない」だけではダメだというのだ。むしろ逆に、「死にたくない、
     殺されたくない」という感情につけ込まれて、再び戦争は始まるものだ
     と指摘する…実際、これまでの多くの戦争が「自衛」という名目で行われてきた
     …本当の意味で戦争をなくそうとするなら、「死にたくない」だけでは足りない
     「人を殺したくない」という気持ちこそが、はじめて戦争の抑止力となる

 《「死にたくない」だけでは足りない、「人を殺したくない」という気持ちこそが、はじめて戦争の抑止力となる》。
 恐ろしく暴走を繰り返し、番犬様の家来となり、戦争したくてしょうがないデンデン王国の「裸の王様」とその狂気・凶器な取り巻き連中。彼・彼女ら自公お維議員を支持できる神経が知れない。平和憲法は徳俵。壊憲へまっしぐらで、戦争法まで出来てしまう始末。そんなに、子や孫を「人殺し」に行かせたいものか。小泉純一郎氏やアベ様らが唱えた「非戦闘地域」の惨状は、南スーダンやイラクの日報を隠蔽・改竄・破棄してまで、隠したかったことだ。

 さて、沖縄との関係では、以下の記事が興味深い。《あなたがつくっているような映画が、次の戦争を止める。だから、あなたはもっと頑張りなさい》…という、三上智恵さんへの大激励。

   『●高畑勲監督より三上智恵監督へ、
      「あなたがつくっているような映画が、次の戦争を止める」
    「リテラの記事【高畑勲監督が沖縄の基地問題を描き続ける
     三上智恵監督と対談、安倍政権を止められない苦悩を吐露】
     (http://lite-ra.com/2017/04/post-3070.html)」
    《すると高畑監督は、「『火垂るの墓』のような作品では
     次の戦争は止められないあなたがつくっているような映画が、
     次の戦争を止める。だから、あなたはもっと頑張りなさい」と語ったという》
    「恐ろしく暴走を繰り返し、番犬様の家来となり、戦争したくてしょうがない
     デンデン王国の「裸の王様」とその狂気・凶器な取り巻き連中。
     彼・彼女ら自公お維議員を支持できる神経が知れない。
       高畑監督をして、《安倍政権を止められない苦悩》、
     《間近に迫る戦争をどうやったら止めることができるのか、自身の苦悩を吐露
     する一方で、《未だに「内閣支持率は52・4%》。
     そんな《苦悩》を感じない人が多数派らしい」

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http://lite-ra.com/2018/04/post-3933.html

高畑勲監督が最後に遺した無念の言葉「これで安倍政権が崩れないのが信じられない」「自由で公平で平和な国で死にたい」
2018.04.07

     (2017年4月、東京で行われた三上智恵監督との
      トークイベントでの高畑勲監督(撮影=編集部))

 『火垂るの墓』『平成狸合戦ぽんぽこ』『かぐや姫の物語』など、多くの作品を手がけた高畑勲監督が、5日、東京都内の病院で死去していたことがわかった。82歳だった。

 スタジオジブリのプロデューサーである鈴木敏夫は「やりたい事がいっぱいある人だったので、さぞかし無念だと思います」とのコメントを発表していたが、その無念のなかには、いま、この国に進行している事態を止められなかったという思いも含まれていたのではないだろうか。

 そのことをあらためて強く感じたのが、高畑監督の死去が報道されたあと、長い親交のあった映像研究家の叶精二氏が、ツイッター上で公開した年賀状だった。

 叶氏は〈昨年の元旦に高畑勲監督から頂いた年賀状です。20年来、毎年簡潔かつ独創的な賀状を頂くのが楽しみでした。これが最後の一枚。高畑監督のお叱りを受ける覚悟で、ご本人の一字一句をファンのみなさまと共有したいと存じます〉とのコメントとともに、2017年の正月に高畑監督から送られてきた年賀状を公開。そこにはこのような文章が書き添えられていた。

〈皆さまがお健やかに
 お暮らしなされますようお祈りします
 公平で、自由で、仲良く
 平穏な生活ができる国
 海外の戦争に介入せず
 国のどこにも原発と外国の部隊がいない
 賢明強靭な外交で平和を維持する国
 サウイフ国デ ワタシハ死ニタイ です〉

 しかし、現実の日本はいま、安倍政権によってまったく逆の状況が進行している。格差が激化し、国民の権利や自由が侵害され、原発がどんどん再稼動し、米軍基地は沖縄の人たちの生活を危険にさらし続け、海外への戦争介入や軍備増強の裏で、外交は弱体化の一途をたどっている。高畑監督の無念はいかばかりだろうか。


高畑監督が発言しつづけた「『火垂るの墓』では戦争を止められない」理由

 高畑監督は“戦争のできる国”づくりをなんとか止めようと、積極的に発言し、行動を起こしていた。

 2014年には特定秘密保護法に反対するデモに参加。その後もデモへの参加は継続しながら、15年の安保法制の際には講演会などでメッセージを発信し、また、沖縄基地問題にも精力的に関わっている

 16年には、実際に辺野古と高江に足を運んだほか、警視庁機動隊員の派遣中止を東京都公安委員会に勧告するよう求める住民監査請求に請求人のひとりとして参加。その年の年末には、高江ヘリパッド建設中止を求めるアメリカ大統領宛の緊急公開書簡の賛同者にも名を連ねた

 高畑監督をつき動かしていたのはもちろん、自らの戦争体験を通じた、戦争への恐怖だろう。1935年生まれの高畑監督は先の戦争で、その恐ろしさを嫌というほど体験している。小学校4年生のときには空襲を受けた。空襲の夜、焼夷弾が降り注ぐなか、高畑監督は姉と2人、裸足で逃げたのだ。爆弾の破片が身体に突き刺さり失神した姉を必死で揺り起こしたりもしたという。一夜明け、自宅のほうに戻ると、遺体だらけだったという体験も語っている。

 代表作である『火垂るの墓』があれだけ人々の感情を揺さぶり、高い評価を得たのも、そんな高畑監督のリアルな戦争体験と戦争への思いが強く反映されていたからだろう。

 だが、その高畑監督は近年、「『火垂るの墓』では戦争を止められない」と発言するようになっていた。

 『火垂るの墓』を観たときに多くの人が抱くのは、なんの罪もない幼い兄妹・清太と節子が戦争に巻きこまれ、死に追いやられることへのやり場のない怒りと悲しみだ。そして、やさしいはずの親戚さえ手を差し伸べなくなるという、戦争のもうひとつの恐ろしさを知る。死にたくない、殺されたくない、あんなひもじい思いは絶対にしたくない──そういう気持ちが生まれる『火垂るの墓』は反戦映画だと多くの人が認識しているし、実際、学校などでも「戦争という過ちを犯さないために」という理由で『火垂るの墓』が上映されることは多い。

 しかし、高畑監督は、もっとシビアに現実を見つめていた。神奈川新聞(15年1月1日付)のインタビューで、高畑監督はこう語っている。

「『火垂るの墓』は反戦映画と評されますが、反戦映画が戦争を起こさないため、止めるためのものであるなら、あの作品はそうした役には立たないのではないか

「攻め込まれてひどい目に遭った経験をいくら伝えても、これからの戦争を止める力にはなりにくいのではないか。なぜか。為政者が次なる戦争を始める時は「そういう目に遭わないために戦争をするのだ」と言うに決まっているからです。自衛のための戦争だ、と。惨禍を繰り返したくないという切実な思いを利用し、感情に訴えかけてくる」

 また、昨年4月、東京・ポレポレ東中野で行われた、映画監督・三上智恵氏とのトークイベントで同様に、こう語っていた。

「『火垂るの墓』のようなものが戦争を食い止めることはできないだろう。それは、ずっと思っています。戦争というのはどんな形で始まるのか。情に訴えて涙を流させれば、何かの役にたつか。感情というのはすぐに、あっと言うまに変わってしまう危険性のあるもの。心とか情というのは、人間にとってものすごく大事なものではあるけれども、しかし、平気で変わってしまう。何が支えてくれるかというと、やはり『理性』だと思うんです。戦争がどうやって起こっていくのかについて学ぶことが、結局、それを止めるための大きな力になる


森友、日報隠蔽…高畑監督「これで安倍政権が崩れないのは本当に信じられない」

 高畑監督が、感情による戦争への忌避感が反戦につながらないと考えたのは、おそらく、この国がもつどうしようもない体質に強い危機感を抱いていたからだ。勝手に空気を読み、世間の動きには逆らわず、その流れに身を任せていく。高畑監督はそれを「ズルズル体質」と呼んで警鐘を鳴らしていた。15年7月、東京都武蔵野市にて行われた講演会で高畑監督はこのように話している。

「政府が戦争のできる国にしようというときに“ズルズル体質”があったら、ズルズルといっちゃう。戦争のできる国になったとたんに、戦争をしないでいいのに、つい、しちゃったりするんです

「日本は島国で、みんな仲良くやっていきたい。『空気を読み』ながら。そういう人間たちはですね、国が戦争に向かい始めたら、『もう勝ってもらうしかないじゃないか!』となるんです。わかりますか? 負けちゃったら大変ですよ。敗戦国としてひどい目にあう。だから『前は勝てっこないなんて言っていたけれど、もう勝ってもらうしかない』となるんです」

 また、前掲神奈川新聞のインタビューでは、こう語っていた。

「『戦争をしたとしても、あのような失敗はしない。われわれはもっと賢くやる。70年前とは時代が違う』とも言うでしょう。本当でしょうか。私たちは戦争中の人と比べて進歩したでしょうか。3・11で安全神話が崩れた後の原発をめぐる為政者の対応をみても、そうは思えません。成り行きでずるずるいくだけで、人々が仕方がないと諦めるところへいつの間にかもっていくあの戦争の負け方と同じです

 そして、高畑監督はだからこそ、「ズルズル体質ストッパーとなる存在、つまり憲法9条にこだわっていた。高畑監督は、日本国憲法を勝手な解釈で骨抜きにし、さらには、その意義を根底から覆そうと企む安倍政権の動きに対して、このように語っていた。

「日本がずっとやってきた“ズルズル体質”や、責任を取らせない、責任が明確にならないままやっていくような体質が、そのまま続いていくに決まっている。そうしたら、歯止めがかからないのです。だから絶対的な歯止めが必要。それが、9条です(前掲した武蔵野市の講演会)

「『普通の国』なんかになる必要はない。ユニークな国であり続けるべきです戦争ができる国になったら、必ず戦争をする国になってしまう。閣議決定で集団的自衛権の行使を認めることによって9条は突如、突破された。私たちはかつてない驚くべき危機に直面しているのではないでしょうか。あの戦争を知っている人なら分かる。戦争が始まる前、つまり、いまが大事です。始めてしまえば、私たちは流されてしまう。だから小さな歯止めではなく、絶対的な歯止めが必要なのです。それが9条だった(前掲・神奈川新聞インタビュー)

 高畑監督の危機感と、護憲の姿勢は、けっして理想論ではなく、シビアでリアルな視点から出てきたものだ。だからこそ、高畑監督は精力的な作品づくりの一方で、アクティビストとしての活動を始めたのだろう。

 しかし、これだけの行動をとりながらも、その結果として、高畑監督が吐露したのは、圧倒的な「無力感」だった。前述した昨年4月の映画監督・三上智恵氏とのトークイベントでこのように語っている。

「なんとかしなきゃと言いながら、無力感が強いですね。安倍政権には(自衛隊南スーダン派遣の)日誌のことも、森友学園も、すごい不祥事が続いていて、でも、なんでそんなことになっているのかを考えたら、えらいことでしょう? 『政権を維持するため』ですよね、簡単に言えば。忖度であれ、なんであれ、どういうメカニズムかは知りません。もちろん、それは改善する必要があるんでしょうが、しかしどっちにしても、それを支えようという力があれだけ働いているのが露骨にわかるにもかかわらず、これで崩れないというのは、もうちょっと考えられない。本当に信じられない

 わたしたちは高畑監督が素晴らしいアニメーション作品を残してくれたことにあらためて感謝するとともに、この無念の言葉をもう一度、噛みしめる必要がある。

(編集部)
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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/226756

沖縄の現状に思い寄せ アニメ巨匠・高畑勲監督の“遺言”
2018年4月7日

     (高畑勲監督(C)共同通信社)

 肺がんのため5日に死去した、日本を代表するアニメーション監督・高畑勲さん(享年82)。終戦前後の混乱を生きる兄妹を描いた「火垂るの墓」などメッセージ性のある作品が多く、反戦・反核の人だったが、とりわけ強い思いを寄せていたのが沖縄の現状である。

 高江の米軍ヘリパッド建設の中止を求めて米大統領へ送った公開書簡の賛同者に名を連ねたり、ヘリパッド建設の警備に警視庁が機動隊員を派遣したことを「違法な公金支出」だとした住民訴訟の原告団にも加わった。

 2015年12月に沖縄大学で講演した際には、辺野古の新基地建設について「許し難いひどい話」、沖縄県に米軍基地の負担が集中していることについて「後ろめたい」などと話していた。琉球新報のインタビューでこう語っている。

「沖縄と政府は裁判になっているが、(沖縄は)当然のことをしている。私としては全部支持する」

「日本は70年間、戦争をせずに済んだ一方で沖縄を米国に提供して犠牲にし、日本は多額なお金を米国に提供してきた。米国は戦後、日本を軍隊として戦争に協力させたかったと思う。できなかったのは憲法9条を日本が持ち、それを支持した日本国民がいたからだ

沖縄が戦後ずっと大変な目に遭い続けてきたことが、日本に70年間の平和をもたらした。9条を日本国民が支持したから70年間平和になった、と簡単に言えないのではないか。『後ろめたい』とはそういうことだ」

 安倍政権の5年で、沖縄の“孤立”はますます深まった。9条改悪にも手を付けようとしている。高畑監督の言葉に、安倍首相も少しは耳を傾けたらいかがか。
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●元祖?・有言実行されない大見得・啖呵《報道がそれで抑圧される、そんな例があったら私は辞める》

2018年03月22日 00時00分20秒 | Weblog

[※ 「こんな人たち」 報道特集(2017年7月8日)↑]



リテラの記事【財務省にも同じ手法を? 安倍首相が17年前、NHKに「忖度による改ざん」をやらせたときの狡猾な手口】(http://lite-ra.com/2018/03/post-3870.html)。

 《安倍首相自身にも、公的な組織に直接、圧力をかけて改ざんをさせた“前科”…いかに真実をねじ曲げる改ざんという行為に躊躇がないか。…NHK放送総局長に「勘ぐれ、お前」と忖度強制放送を改ざんさせた安倍…「NHK番組改変問題」…「ETV2001」の全4回シリーズ『戦争をどう裁くか』の第2回『問われる戦時性暴力』》。

   『●有印公文書偽造=決裁文書書き換え…
       「行政府の長」と財務相が責任をとるべき大変な犯罪

   『●決裁文書書き換えという犯罪…「最低の官房長官」が
          沖縄に向けて言い放った「法治国家」を取り返さねば

   『●「有印公文書偽造=決裁文書書き換え」朝日新聞大スクープ
                      …その直度にアベ様らのやっていたこと
   『●「2017年2月17日はアベ様のタンカ記念日」からの 
         この1年間の無駄…泥縄で有耶無耶にするつもり?
   ●「2017年2月17日はアベ様のタンカ記念日」が
        公文書「書き換え」という名の「捏造」=犯罪の引き金

 「2017年2月17日はアベ様のタンカ記念日」が有印公文書偽造決裁文書捏造という犯罪の引き金になったようだ。過剰な忖度の切っ掛け、トリガーの重要な一つに。
 本リテラの記事タイトルを読んで、真っ先に思い出したのは、まさに、《「NHK番組改変問題」…「ETV2001」の全4回シリーズ『戦争をどう裁くか』の第2回『問われる戦時性暴力』》への、アベ様や故・中川昭一氏ら国会議員によるNHKへの恫喝。そして、2014年11月18日、《TBSの報道番組で、12月10日に施行される特定秘密保護法について…報道がそれで抑圧される、そんな例があったら私は辞める》と大見得・啖呵をきったにもかかわらず…元祖?・有言実行されない啖呵・大見得となったままだ。
 以下のリテラの記事の〆の言葉…「NHK番組改変問題」の当事者だった永田浩三氏さんは、《とても他人事とは思えない。だれが好き好んで、現場が自主的に改ざんに手を染めたりするものか》。
 《何の得もしない、汚い仕事を押し付けられた現場の人間だけに責任を負わせ、幕引きをはかる。──犠牲者が出ている以上、そんな決着のつけ方は絶対に許されない》!

  『●『創(2009年12月号)』読了(1/2)
    「綿井健陽さん・・・「報道やジャーナリズムに携わる者が、
     「言論・報道の自由」という言葉を抵抗手段として公に訴える場合は、
     それは対国家、対公権力に向けて使うべきだと私は考えている。
     たとえばNHKの「ETV番組改編問題」のときの
     安倍晋三や故・中川昭一ら国会議員(当時)の対応、古くは毎日新聞
     西山太吉記者(当時)の沖縄返還密約記事での逮捕・有罪、
     最近では映画『靖国』上映中止問題のときに国会議員らが試写要求と
     文化庁に口出しや取材対象者に接触する行為など、これらは
     「言論・報道の自由」の問題として、それこそ良い意味での
    〝メディア・スクラム〟でもって対応すべき出来事だった」

  『●『官僚とメディア』読了(3/3)
    「朝日新聞の誤報などでは決してない「番組改変が政治的圧力によって
     行われた」間違いのない事実(p.150、『国家とメディア』)。
     「NHK・・・らが中川昭一・経産相(当時)、
     安倍晋三・自民党幹事長代理(当時)内閣総理大臣に呼ばれ、
     ・・・などと放送中止を求める発言もした」。
     「中川はNHKに事前に圧力をかけたことをはっきり認めている
     これだけはっきりしゃべったことを後でひっくり返すのは、
     無責任極まりない態度だと言うほかない」(p.167)。
     辰濃哲郎記者の〝無断〟録音〝事件〟。「・・・辰濃の名誉は
     どうなるのだろう。ことの真相を伏せられ、必要以上の汚名を
     着せられたまま退社処分になった彼の人権はどうなるのか」(p.170)」

   『●『DAYS JAPAN』
      (2014,APR,Vol.11,No.4)の最新号についてのつぶやき
    「斎藤美奈子さん【OUTLOOK 首相の怨念を背負ったNHK会長の迷走】。
     「ETV2001 問われる戦時性暴力」番組改悪事件に対する執念が……
     「自分と思想信条や歴史認識を同じくする(であろう)人物をトップに
     据えておけば、よもや『問われる戦時性暴力』のような番組が
     製作されることはあるまい、とでも判断したのだろうか」。でも、
     「……せっかく独裁体制を敷いたのに、露骨すぎて逆に権威が失墜
     これじゃ現場への圧力もかけられまい。ご愁傷様である」」

   『●それでも自公政権が支持されるのはいったいなぜ? 信じ難い現実・・・
   『●アベ様は「報道がそれで抑圧される、そんな例があったら  
               私は辞める」と明言・・・ETV番組改編問題は?

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http://lite-ra.com/2018/03/post-3870.html

財務省にも同じ手法を? 安倍首相が17年前、NHKに「忖度による改ざん」をやらせたときの狡猾な手口
2018.03.14

     (自民党 HPより)

 ようやく佐川宣寿・前国税庁長官の証人喚問を与党がしぶしぶ認めた。辞任させたことをいいことに、つい先日まで「いまは民間人」として国会招致を拒否していたが、今回の佐川氏証人喚問の容認は、高まる世論の反発に自民党が耐えきれなくなった証拠だ。

 しかし、佐川氏が国会に出てきても、安倍首相や麻生太郎財務相は「佐川氏が自分の答弁と整合性をとるために文書を書き換えた」というシナリオを徹底して貫き、財務省に「改ざんを指示したのは佐川前理財局長」「政治家からの指示はまったくなかった」「勝手に忖度した」と主張させ、責任をすべて財務省にとらせるつもりなのだろう。

 実際、安倍首相は、本日、野党が欠席するなかおこなわれた参院予算委員会の集中審議で、こう言い放った。

   「書き換え前の文書を見ていただければ、私も妻も一切かかわっていない
    ということは、むしろ明白になっている

 むしろ明白になった──って、どこをどう見ればそんなことになるのだろう。既報の通り【http://lite-ra.com/2018/03/post-3869.html】、書き換え前の文書は、「むしろ」昭恵夫人が森友学園と近畿財務局の取引に深く関与していたことを裏付けるものだ。ところが、安倍首相は「私や妻がかかわっていたら総理も国会議員も辞める」という答弁してしまっており、だからこそ、昭恵夫人の名前を削除せざるをえなかったのだ。

 しかも、この改ざんの指示も安倍官邸がおこなっている可能性が高い。財務省をはじめとする官僚経験者らも、もっと上の政治家の指示もなく公文書を大幅に改ざんすることは考えられないと言っているし、実際、加計学園問題では、萩生田光一官房副長官(当時)や和泉洋人首相補佐官ら、安倍首相の名代とも言える官邸幹部が文部科学省に圧力をかけていたことがわかった。

 さらに、安倍首相自身にも、公的な組織に直接、圧力をかけて改ざんをさせた“前科”があるのだ。その手口をみれば、安倍晋三という男がいかに真実をねじ曲げる改ざんという行為に躊躇がないか、そして政治権力を使いながらも自分に責任がおよばないよう、いかに狡猾に圧力をかけているのかがよくわかるだろう。


NHK放送総局長に「勘ぐれ、お前」と忖度強制、放送を改ざんさせた安倍

 それはいまから17年前、当時、内閣官房副長官だった安倍氏が、放送前のNHKのドキュメンタリー番組に政治的圧力をかけて介入、放送内容を改ざんさせた問題。俗にいう「NHK番組改変問題」である。

 問題の番組は、2001年1月30日に放送された「ETV2001」の全4回シリーズ『戦争をどう裁くか』の第2回『問われる戦時性暴力』。この番組では、日本軍性奴隷制を裁く女性国際戦犯法廷を取り上げており、慰安婦にされた被害女性や加害兵士の証言をはじめ、研究者や専門家らのコメントが紹介される予定だった。

 しかし、同番組をめぐっては、放送3日前の27日の時点から右翼が放送の中止を求めてNHKに抗議をおこない、すでに日本会議のメンバーが国会議員に番組の情報を伝えるなどの動きを見せていた。だが、後述する同番組の統括プロデューサーだった永田浩三氏によれば、〈たとえ政治家がいろいろ言ってきたとしても、それに屈するという気配は、少なくとも二七日の時点ではありませんでした〉(永田氏著書『NHKと政治権力』岩波書店より)と振り返っている。

 大きく事態が動いたのは、放送前日の29日夕方だった。この日、国会議員のもとに出向いていたNHK放送総局長と国会議員対策の総責任者である総合企画室担当局長が戻るなり、番組の劇的な改変をスタッフに言い渡すのである。結果、現場のスタッフは上司に逆らえず、番組は改ざんを余儀なくされ、原形を留めないほどに内容は歪められてしまったのだ。

 そして、このとき番組に圧力をかけた国会議員というのが、当時の官房副長官だった安倍晋三・自民党幹事長代理と中川昭一経産相であったことを、番組放送から約4年後の2005年1月12日、朝日新聞がスクープとして朝刊一面で大きく報じたのだ。

 さらに、朝日のスクープの翌日には、問題の番組の担当デスクで、当時、NHKの現役チーフプロデューサーだった長井暁氏が異例の記者会見を開き、涙を浮かべながら「4年間、悩んできたが、事実を述べる義務があると決断した」と語り、放送総局長らが安倍・中川議員に呼び出されたと認識していること、政治介入が恒常化していることを告発した。

 しかも、朝日は安倍らが圧力をかけたことを裏付ける証言をNHK放送総局長から得ていた。圧力をかけられた放送総局長自身が安倍・中川両氏との面会時のようすを仔細に語っており、その録音テープも残されていた。

 このテープは後にジャーナリストの魚住昭氏が「月刊現代」(講談社)で明らかにしているのだが、そこには、放送総局長が安倍について語ったこんなセリフが出てくる。

   「(安倍)先生はなかなか頭がいい。抽象的な言い方で人を攻めてきて、
    いやな奴だなあと思った要素があった。ストレートに言わない要素が
    一方であった。「勘ぐれ、お前」みたいな言い方をした部分もある」

 「勘ぐれ、お前」──。安倍がNHK放送総局長に語ったというこの言葉は、まさに「忖度」を促す言葉ではないか。


安倍に放送内容を改ざんされたNHKスタッフは「他人事とは思えない」と

この安倍の忖度圧力は裁判でも事実認定されている。NHK番組改変問題は、同番組の取材を受けた市民団体が NHKを相手取って訴訟を起こしているのだが、その控訴審判決文ではこんな事実認定が書かれているのだ。

   「制作に携わる者の方針を離れて、国会議員などの発言を必要以上に
    重く受け止め、その意図を忖度し、当たり障りのないよう番組を改変した」

 いずれにしても、安倍首相が、この頃から政治権力を盾に忖度を促す言葉で圧力をかけ、いろんなものを捻じ曲げていたことは間違いない。そして、こうした手法が、後の加計学園問題における「総理のご意向」という言葉を生み出し、森友決裁文書改ざんでは、当時の佐川理財局長に犯罪をはたらかせたということなのだろう。

 NHK放送総局長に迫ったときと同じように「勘ぐれ」と一言言えば、人事権を握られている佐川局長はその言葉の意味を瞬時に理解したはずだ。あるいは加計学園問題であきらかになったように、官邸の人間を動かして改ざんを指示した可能性もある。

 だからこそ、佐川氏には真実を語ってもらわなくてはならない。近畿財務局の自殺した職員は、本省の指示で文書を書き換えさせられたことを書き記したメモを遺していたとされ、親族には「自分の常識が壊され、心と体がおかしくなった。汚い仕事をやらされた」と語っていたという。上司の命令に従わざるを得なかったこの職員のことを想うと、一体、何が彼を死まで追い詰めたのかをあきらかにしなければならない。そうでなければ、一官僚の判断でとてもできるものではない公文書改ざんという国家を揺るがす大犯罪を引き起こし、ひとりの尊い命を奪った原因をつくり出した人間は、今後もその罪の大きさも自覚しないまま、のうのうと国を歪めつづけるからだ。

 ちなみに、NHK番組改変問題では、告発に踏み切った長井氏につづき、裁判では前述した番組の統括プロデューサーだった永田浩三氏も事実を語るなど、番組を改変せざるを得ない状況に追い込まれた現場スタッフが声をあげたが、彼らはその後の人事で現場を外され、NHK放送文化研究所とNHKアーカイブスへの異動を命じられている(前掲書『NHKと政治権力』より)。

何の得もしない、汚い仕事を押し付けられた現場の人間だけに責任を負わせ、幕引きをはかる。──犠牲者が出ている以上、そんな決着のつけ方は絶対に許されない。永田氏は、今回の改ざん事件を受けて、Facebookにこんな文書を寄せている。

   〈とても他人事とは思えない。だれが好き好んで、現場が自主的に改ざんに
    手を染めたりするものか〉

(編集部)
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●アベ様は、「部下たちに『知りません。記憶がありません』と言わせて、ひたすら逃げ続けるしかない」?

2017年12月26日 00時00分57秒 | Weblog

[※ 「こんな人たち」 報道特集(2017年7月8日)↑]



【前川氏が安倍首相に「逃げきれるなら民主主義疑う」】(https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/201712160000598.html)。

 《加計学園の獣医学部新設問題を巡って「総理の意向があった」と記された文書の存在を証言した前文部科学事務次官の前川喜平氏…学園新設の責任者は安倍総理だと思います」と明言し、「安倍さんはひたすら逃げ続けるしか手がないのでしょう」と厳しく追及》。

前川喜平さんは《規制緩和ではない。特権の付与です》と言います。
 《どう見ても李下に冠を正しているところまでは間違いない。本当に李(すもも)をとっているかもしれない》アベ様は、「部下たちに知りません。記憶がありませんと言わせて、ひたすら逃げ続けるしかない」!? そんなことを許していいの? 大見得・啖呵「議員辞職」から、逃げることはできない。逃がしてはいけない。
 《淳から「(安倍自民は)選挙でも勝った。逃げ切れると思うか」と問われると「これが逃げ切れるなら私は日本の民主主義を疑う」と踏み込んだ》…ニッポンの民主主義の危機。《加計ありき》が明白な、アベ様による恣意的な血税の無駄使い、オトモダチ大優遇。許される訳がない。

   『●内田樹さん「泥靴でふみにじられた戦後立憲政治の常識」…
             国権の最高機関という素朴な願望も打ち砕かれる
    「青木理さん、前川喜平・前文科事務次官インタビューについて。
     「特定秘密保護法もそう、通信傍受法も強化された。そして、ついに
     共謀罪。…思い出したいのは、前川さんが出会い系のバーに行っていた、
     なんてことをなぜ官邸がつかめたのか? …警察である可能性が高い。…」
     (『サンデーモーニング』2017年6月25日)」

   『●「裸の王様」および「最低の官房長官」の
        「下足番」新聞=読売新聞…落ちぶれたものだ
    《読売新聞の衰弱がひどい。…逆に読売新聞はあたかも安倍後援会の
     機関紙であるかに扱われたことを恥とすべきであったろう》

   『●望月衣塑子東京新聞社会部記者
      「会見場は勝負しなければいけない場所、非常に重要な場所」
    《例の前川喜平・前文科省事務次官の“出会い系バー通い”報道で、
     安倍官邸の謀略丸乗りの事実が満天下に知れわたった読売新聞。
     昨日朝の朝刊でまたもや“官邸の犬っぷりをさらけだしてしまった。
     それは、下村博文元文科相の“加計学園からのヤミ献金200万円”を
     めぐる報道だ》

   『●アベ様による血税4億円のトンチンカン・トンデモ 
         「ミサイル避難CM広告」によるメディア買収!?
    「日刊ゲンダイの斎藤貴男さんコラム【二極化・格差社会の真相/
     今や宣伝機関 “スガ語”で反論した政権ベッタリ新聞の汚点】
     …によると、《なんだか涙が止まらない学校法人加計学園
     獣医学部新設問題をめぐる「総理のご意向」問題を暴露した
     前川喜平・前文部科学事務次官の“出会い系バー”通いを
     記事化した読売新聞が、その報道姿勢を問う世評に対する
     反論というか、弁明を6月3日付朝刊に、社会部長名で掲載した件だ》。
       こういうところに現れるのでしょう、マスコミによる忖度」

   『●主犯A…『A Few Good Men』のように 
       ネイサン・R・ジェセップ大佐を証人台に座らせろ!
   『●大惨事アベ様内閣…「平気で嘘をごり押しする
       安倍政権の代表」は党内で出世する…とんだ「人づくり革命」
   『●「紙面や番組ではっきりと「嘘つき」…「最悪の返答」
         と批判を浴びせ」る矜持もなく…民主主義の危機

    《官邸リークによる読売新聞前川喜平・前文部科学事務次官の
     “出会い系バー通い”報道を彷彿とさせる一件だが、
     官邸が産経と読売を巧みに使い分けリーク記事を書かせている
     ことなどもはや周知の事実だ》

   『●国家戦略特区諮問会議議長・アベ様、そりゃぁ~ないでしょ!  
                         質問主意書による「急な質問」?
    「まず、金平茂紀さんによるインタビューで、前川喜平前文部事務次官は
     「ちょっと耳を疑った。「あれ、今何をおっしゃったのかな」っていう
     感じだった。それはないだろう…今治と言えば加計、加計と言えば今治。
     加計学園が今治以外のところにつくろうなんて話はどこにもなかった。
     どう見ても李下に冠を正しているところまでは間違いない。
     本当に李(すもも)をとっているかもしれない
     (『報道特集』、2017年7月29日)」

   『●大見得・啖呵「議員辞職」を有言実行しない
       《病的な嘘つき》アベ様…前川喜平氏の人間性と彼我の差
   『●大見得・啖呵「議員辞職」を有言実行しない
       《病的な嘘つき》アベ様…全てのアベ様の「政」のデタラメさ
   『●「そんな当たり前のこと」が通用しない最低の官房長官記者会見… 
                      「ここは質問に答える場所じゃない…」?
   『●偶然は通用しない、アベ様のオトモダチ獣医学部開設…
         前川喜平さん「規制緩和ではない。特権の付与です」
   『●国会審議形骸化: 与・(癒党込み)野党の国会質問時間の
               配分は実質「9.5時間対4.5時間」なのね?
   『●「加計学園獣医学部学生募集のでっかい」広告…
        下足番新聞、「ただ単に金に目がくらんだ」だけじゃない?
   『●常識不通…「夫と妻は別人格で、代わって話せることじゃない」
      「あったことをなかったことにはできない」
    《社民党・福島瑞穂は参院予算委で「昭恵さんの証人喚問が必要。
     総理は自分が妻の代わりに話すと言うが、夫と妻は別人格で、
     代わって話せることじゃない」と追及…5月25日の文科省前事務次官・
     前川喜平の会見での「あったことをなかったことにはできない」が、
     改めて思い出される》

   『●質問主意書ゼロ件なのに、あんなに質問したがっていた
           自民党議員の皆さん達、実際に質問したことは?

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https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/201712160000598.html

前川氏が安倍首相に「逃げきれるなら民主主義疑う」
[2017年12月16日21時15分]

     (文化放送の番組に出演した前川喜平氏(手前左)は
      ロンドンブーツ1号2号の田村淳(手前右)と激論を交わした)

加計学園の獣医学部新設問題を巡って「総理の意向があった」と記された文書の存在を証言した前文部科学事務次官の前川喜平氏(62)が16日、ラジオ文化放送の「ロンドンブーツ1号2号 田村淳のNews CLUB」(土曜午後1時)に生出演し、学園新設の責任者は「安倍総理だと思います」と明言し、「安倍さんはひたすら逃げ続けるしか手がないのでしょう」と厳しく追及した。

 前川氏は番組パーソナリティーを務める田村淳とゲストで憲法学者の村草太氏の問い掛けに答える形で、学園新設のプロセスについて言及。「一連の問題の責任を取るべき人は誰か」という淳からの直球質問に「私は安倍総理だと思います。ご自身が指示したかどうかはともかく、責任ある組織が動いた。国家戦略特区の中で加計学園を認めたわけで、ゴーサインを出したのは安倍総理不公正で不透明なプロセスを経て特例を認めた責任は安倍総理にあると思います」と話した。

 国会では、野党が官邸の働き掛けを追及しているが、安倍首相は問題への関与について否定している。

 前川氏は「加計学園獣医学部を今治に(平成)30年(2018年)4月に開設しなければならないと、総理がお尻を切っている総理の意向だということが文部科学省に伝わってきている」とあらためて強調。2015年4月2日に加計学園関係者と愛媛県、同県今治市の職員が首相官邸を訪れている点についても触れ「官邸に1時間半いた。そこで誰に会って何を話したかはブラックボックスになっている」と厳しく追及した。会合では総理秘書官が学園関係者と会ったとされているが「事前に総理の了承がなければ官邸での会合はない加計ありきの新設が決定的だった」と語った。安倍総理は国会で2017年1月20日に加計学園の新設を知ったとしているが、この説明が矛盾しているとも指摘した。

 前川氏は「安倍総理は逃げ続けるしか手がない。部下たちに知りません。記憶がありませんと言わせてひたすら逃げ続けるしかないでしょう」とも話し、淳から「(安倍自民は)選挙でも勝った。逃げ切れると思うか」と問われると「これが逃げ切れるなら私は日本の民主主義を疑う」と踏み込んだ。

 来春に新設される同学園獣医学部はこの日、全国7カ所で推薦入試が行われ、募集21人に対して688人が入学を志願した。
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コメント
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●最「低」裁判決に抗う…「我が家のテレビは故障中」…「アベ様のNHK」を脱したら修理してもいいですよ

2017年12月08日 00時00分05秒 | Weblog


沖縄タイムスの【社説[NHK受信料「合憲」]知る権利の実現が責務】(http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/180624)。

 《放送法64条1項は「受信設備を設置した者はNHKと受信契約を結ばなければならない」と規定》。
 《判決はNHKが主張していた「受信契約を申し込んだ時点で自動的に契約が成立することは退けた契約締結はNHKの勝訴が確定した時点とし、契約拒否者から受信料を徴収するためには、今後も個別に裁判を起こさなければならない》。

   『●NHK受信料督促訴訟の敗因?
   『●『創(2010年1月号)』読了(1/3)

   『●『創(2009年5月号)』
   『●『貧困なる精神U集』読了(1/2)
   『●『貧困なる精神U集』読了(2/2)』』

   『●NHKさん、スクランブルをかけてくれ!
   『●「アベ様のNHK」に、なぜ「皆様」が受信料を支払うのでしょうか?
   『●「私文書偽造」さえ行うNHK、
        決して受信契約を結んではいけない
   『●国営化され、「アベ様の国営放送・犬HK」に脱皮:   
                  受信契約もヘッタクレも無し??
    《「テレビ故障」認める判決NHK受信料“解約ラッシュ”の可能性
     …画期的な判決が下された。今月1日、NHKが原告となった
     「放送受信料請求」訴訟で、土浦簡易裁判所(茨城県)が
     NHKの請求を棄却した。その理由が前代未聞なのだ》
    《NHK側が確認するまでもなく、視聴者がテレビの故障を
     報告すれば解約は成立するということだ

   『●「アベ様のNHK」を諌める最良の方法、
      そのポイントは絶対に受信料契約しないこと
    「何度か主張してきましたが、「見たがと、支払いまっしょ」…
     テレビが無いとは言いませんし、ワンセグも使っていますし、
     「アベ様のNHK」を見ていないとは言いませんので、「アベ様のNHK」を
     脱して、良い番組を放送して下さるのであれば、かつ、従量制にして
     下されば、見た分だけお支払いしても良いですよ。ダメならば、
     見ないだけのこと。「デンパ」を勝手に送り付けないでほしいですし、
     「アベ様のNHK」だけを受信できないようにしてください」

 見てもいないものに、なぜ契約できる、支払える? 理解不能。従量制にすればいいだけではないですか。NHK無しのテレビを誰か発売しないですかね!? 勝手に電波を送りつけ、勝手に契約成立とは呆れるしかない。さすがの最「低」裁
 《制度は国民の知る権利を充足するために採用され、表現の自由を確保するという放送法の目的を達成するために必要で》、だから、《放送法64条1項は「受信設備を設置した者はNHKと受信契約を結ばなければならない」と規定》していることが合憲、というのは前提条件が破綻しているのですから大変に奇妙な判決。「アベ様のNHK」が、《国民の知る権利を充足する》ことをしたり、《表現の自由を確保する》ということをやって来たでしょうか? こんなに前提条件が壊れているにもかかわらず、「アベ様のNHK」と《受信契約を結ばなければならない》って、どんだけ詐欺商法なんでしょうか? 最「低」裁がそんな詐欺を推進。《NHKに国家機関などからの影響が及ばないように》するって、既に、「アベ様のNHK」はズブズブなんですが? 最「低」裁は現実が分かっているのでしょうか?

   『●アベ様は「報道がそれで抑圧される、
       そんな例があったら私は辞める」と明言・・・ETV番組改編問題は?

   『●カラスはやっぱり「黒い」: 「アベ様のNHK」的
      「政府が白というものを黒とは言えない」で良いのか?

   『●アベ様の政権の「暴走」許す、批判精神無き、「牙」無きメディア

 リテラは、直ぐさま、トップページに特集を掲載しました。【特集1/受信料「合憲」に異議!政権寄りNHKは公共放送か】(http://lite-ra.com/)。
   ・ NHK国会中継は政治部=官邸が判断
   ・ 安倍応援団・NHK岩田明子の癒着実態
   ・ NHKディレクターが語る原発報道圧力
   ・ 国谷裕子がクロ現降板の舞台裏を告白!
   ・ NHKがピーコの戦争批判をカット!
   ・ 安保法制でNHKの偏向がヒドい!
   ・ NHK職員が籾井と政権癒着の実態告発
   ・ NHKの辺野古報道の偏向を検証
   ・ 在日米軍がNHK受信料30億円不払


 東京新聞の記事【NHK受信料 強制は時代に合うか】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2017120702000153.html)によると、《だが、今や技術革新が進む。昔ながらの方法・法規が時代に合うのか疑問にも思う…放送法六四条一項にはこうある。<受信設備を設置した者はNHKと受信についての契約をしなければならない>…だが、ちょっと待ってほしい。民放がなかった時代はテレビを設置した時点で契約義務があるという規定は意味を持っていただろうNHKの契約とテレビの設置は同義だったからだ。その時代の遺物のような規定をまだ存続させる意義は薄れていまいか。現代はもはやパソコンで、スマートフォンでも番組が見られる。カーナビでもテレビは映る。技術は進んだ契約者だけに番組受信ができるよう特殊な信号を乗せるスクランブル放送も可能だ。このような放送技術を使えば、受信料を払った視聴者だけに番組を提供することもできる。新しい時代にふさわしい受信料、視聴料とは何かをNHK自身が本気になって考えていかねばならないのではないか…受信料拒否は、報道姿勢に疑問を持つ人もいるからでもあろう。権力とどう向き合うか不偏不党とは政治から独立している意味である権力をチェックする公共放送であってほしい》。

 《契約締結はNHKの勝訴が確定した時点とし、契約拒否者から受信料を徴収するためには、今後も個別に裁判を起こさなければならない》訳ですから、裁判を待ちましょう。最「低」裁に代表されるように、どうせ負けるに決まってはいますが…。
 幸か不幸か、「我が家のテレビは故障中」のようです。当座、《スクランブル放送》が可能になり、かつ、従量制になったら、さらに、(なにせ、「我が家のテレビは故障中」ですから)「何らかの方法で」「アベ様のNHK」を脱したことが確認できたら、「故障中のテレビ」を修理してもいいですよ。最「低」裁からの「我が家の家宅捜査」の許可があっても、「アベ様のNHK」が「故障中のテレビ」を「確認」に来られても、拒否するでしょうけれど。
 御宅のテレビも「故障中」ではありませんか? 最近の日本の技術力も落ちているそうですから、よく壊れます。

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http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/180624

社説[NHK受信料「合憲」]知る権利の実現が責務
2017年12月7日 07:01 NHK NHK受信料裁判・司法

 NHKの受信料制度が「契約の自由」を保障する憲法に違反するかどうかが争われた訴訟の上告審判決で、最高裁大法廷(裁判長・寺田逸郎長官)は6日、合憲との初判断を示した。「放送内容が偏っている」などとしてNHKとの受信契約を拒否した男性の主張は退けられた。

 放送法64条1項は「受信設備を設置した者はNHKと受信契約を結ばなければならない」と規定。その解釈が最大の争点だった。

 寺田裁判長は受信料制度について「NHKに国家機関などからの影響が及ばないようにし、広く公平に負担を求める仕組みだ」として同項は契約を強制する規定とし、「制度は国民の知る権利を充足するために採用され、表現の自由を確保するという放送法の目的を達成するために必要で合憲」と判断した。

 公共放送としてのNHKの役割を重視したものだ。国民の知る権利に応えているのかどうか、NHKの姿勢が問われているともいえる。

 これまでNHKではたびたび政治との距離を疑わせる報道姿勢が問題となってきた。人事や予算の承認権を国会に握られていることとも無関係ではないだろう。

 従軍慰安婦を巡る番組が放送前に政治的圧力で改変されたと指摘された問題や、安倍晋三首相に近いNHK前会長が領土問題で「政府が『右』と言うものを『左』と言うわけにはいかない」、特定秘密保護法には「(法案が)通ったので、もう言ってもしょうがないんじゃないか」などと発言したことは記憶に新しい。

■    ■

 NHKは政府から独立し、自主性を維持するために受信料によって運営されている。自らの役割を「特定の利益や視聴率に左右されず」とうたうように、政府から独立した公共放送であることを改めて肝に銘じなければならない。

 判決はNHKが主張していた「受信契約を申し込んだ時点で自動的に契約が成立する」ことは退けた。

 契約締結はNHKの勝訴が確定した時点とし、契約拒否者から受信料を徴収するためには、今後も個別に裁判を起こさなければならない

 安易な徴収強化にはブレーキをかけた判決とみることができる。

 さらに判決には「テレビ設置者の理解を得て契約を結び」とある。公共放送は国民の理解があってこそ成り立つということである。NHKは最高裁から受信料徴収の「お墨付き」を得たが、逆に国民理解という重い責務を負った

■    ■

 放送法が施行されたのは1950年。NHK放送文化研究所の2015年の世論調査によると、平日に「全く」「ほとんど」テレビを見ない20代は5年前の8%から16%に倍増した。高齢者もネットに費やす時間が増え、テレビを巡る環境は激変している。

 ワンセグ付き電話が「受信設備の設置」に当たるのかどうかなど、NHKの受信料に関してはさまざまな訴訟が各地で起こされ、判断も分かれている。

 今回の判決は受信設備の「設置」の定義に言及しておらず、統一判断が必要となろう。
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コメント (1)
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