goo blog サービス終了のお知らせ 

Activated Sludge ブログ ~日々読学~

資料保存用書庫の状況やその他の情報を提供します。

●東京地裁《立法や解釈・検討の過程自体が当該法解釈の正当性を吟味する際の重要な資料》…暴挙! 政府の《控訴は…参院審議入りが決まってから実行》

2025年06月05日 00時00分57秒 | Weblog

[↑ ※ アインシュタイン氏「たとえ国家が要求しても 良心に反することをしてはいけない」(”Never do anything against concsience, even if the state demands it.”)(『報道特集』、250517[土])]


(20250527[])
まず、政府が控訴したという暴挙。日本学術会議の任命拒否問題…(毎日新聞)【学術会議「首相が任命拒否」 国に解釈整理の文書開示命令 東京地裁】によると、《2020年に菅義偉首相(当時)が日本学術会議の推薦会員候補6人を任命拒否したことを巡り、立憲民主党の小西洋之参院議員が国を相手取り、首相が任命拒否できるという法解釈の整理に至った行政文書の開示を求めた訴訟の判決で、東京地裁は…主要な文書を不開示とした国の対応を違法とし、開示を命じた》というのに…。お維のおかげで、少数与党の衆議院で、(前川喜平さん)《「理念なき法人化」というより「悪意ある法人化」》法案、日本学術会議改悪法案が通過してしまった。そして、政府が控訴。
 小西洋之参院議員の二つのつぶやき:

―――――――――――――――――――――――――――――――――――
https://x.com/konishihiroyuki/status/1926986458616811798

小西ひろゆき (参議院議員)
@konishihiroyuki

この控訴は暴挙です。内閣法制局審査資料への墨塗は戦後議会初で、国会が政府解釈の正当性を判断できず法治国家の崩壊を意味します。また、墨塗箇所は任命拒否の要件が書かれており、任命拒否の正当性の疑念のみならず、政府の学術会議への関与の動機を示すものであり改正法案の核心論点そのものです。

■東京地裁判決 抜粋

「 現時点で整理した法解釈及び運用だけでなく、当該法解釈及び運用が整理される経緯や理由についても、国民に十分に明らかにされ、吟味される必要があるというべきである
 そして、このように解することは、政府の有するその諸活動を国民に説明する責務が全うされるようにするとともに、国民の的確な理解と批判の下にある公正で民主的な行政の推進に資することを目的とする情報公開法の理念(1条参照)とも整合する 」

「 一般に、法解釈に当たり、最終的に採用された法解釈(理由付け・結論)だけでなく、立法や解釈・検討の過程自体が当該法解釈の正当性を吟味する際の重要な資料となり得る ・・・・・ 本件各不開示部分の内容は、内閣総理大臣による会員の任命権ないし任命拒否権の限界を考えるに当たり、有用な資料となることがうかがわれる 」

----------------------------------------
TBS NEWS DIG Powered by JNN
@tbsnewsdig

日本学術会議の任命拒否問題 開示命令の東京地裁判決に政府が控訴 https://ift.tt/UIOM5wS
----------------------------------------

午後9:59 · 2025年5月26日
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
https://x.com/konishihiroyuki/status/1927015931735048680

小西ひろゆき (参議院議員)
@konishihiroyuki

この控訴は、本日午前中に学術会議法案の28日(水)の参院審議入りが決まってから実行されました。墨塗りを放置したまま、しかも控訴されて審議入りなどあり得ませんが、6月5日の内閣委員会採決が想定されています。
どうか、一人でも多くの方に審議入り反対、採決反対の声を上げて頂きたいと思います。

午後11:56  2025年5月26日
―――――――――――――――――――――――――――――――――――

   『●【NNNドキュメント カネのない宇宙人 信州 閉鎖危機に揺れる
     天文台】…《「経済的利益」を重視する国の政策によって…資金》大幅減
    「2005年から運営費交付金を年1%削減し続ける文科省。人件費が
     どんどんと削られ、研究者が減らされていく。文系どころか、理系に
     対しても未来に投資しない国。一方、巨額の軍事研究費で研究者の
     良心を釣る。おカネ儲けのことしか考えていない独裁者・アベ様ら。
     この国ニッポンの科学の未来はトンデモなく暗い…。」

   『●毎日新聞【「軍事研究せぬなら、行政機関から外れるべき」 自民・
     下村博文氏、学術会議巡り】…人殺しの研究なんてまっぴら御免だね
     「日本学術会議事件の原点は、なぜ6人「だけ」を任命拒否したの
     ですか?、です。質問は非常にシンプル。さっさと答えてください
     よ、元文科相殿。「全く問題と考えていない選択できるのは当然
     ならば、なぜ6人「だけ」を任命拒否したのかを教えてください。
     いま議論すべきは、そこだけ。違法・違憲オジサンを、いつまで
     放置しておくのですか。任命権や諸外国云々を持ち出す前に、
     政調会長には、いま、違法が放置されている認識は無いの?」

   『●現在の日本学術会議法を遵守せず、その違法状態を放置しておいて改悪
      って、バカなのか? 憲法を遵守せず、違憲に壊憲する愚劣さと同じ
   『●《研究者使い捨てを容認する社会は許されない》…《あの理化学研究所で
       97人雇い止め》という理不尽、かたや軍事費倍増し、軍事研究せよ…
   『●問題解決はとっても簡単だと思いますよ、軍事費倍増を止めればよいのです。
     その分の税金を子供たちのため、教育のため、市民のために使えばよいだけ
   『●《No1 募っているが募集しているという認識ではなかった …
     No39 私が言っている方がおかしいと思う方、手を挙げてください》
    《No11 総合的、俯瞰的な活動を確保する観点から判断
     「総合的、俯瞰的な活動を確保する観点から判断した」(菅義偉
     総理大臣)(参照:「総合的、俯瞰的」って? 学術会議6人
     任命拒否で政府連発:中日新聞Web)
      学術会議問題を象徴するような一言。 色んな理由があるらしいが
     人事のことは言えないし加藤陽子さん以外は知らなかったそうです。
     こまけぇことはいいんだよ!》

   『●《…「複数の政府関係者」に明らかにさせる乱暴さ。政府の方針に対し
     て異なる意見を表明することを「反政府先導」と表記しちゃう乱暴さ》
    《算委員会でも、菅首相は6人の名前を知っていたかを問われて
     「加藤陽子先生以外の方は承知していなかった」と答弁。加藤氏
     以外の5人の著書や研究論文なども読んだことがないと明かし、
     野党から「それでどうやって判断したのか」と激しい追及を受けた。
     自民党内からも「言えば言うほど墓穴を掘っている」と懸念の
     声が上がっている》
    《宇野重規氏や加藤陽子氏にいたっては、「保守系学者」という
     評価が定着しているほどだ》

   『●民主主義? 法治主義?? スガ様内閣が国会を無視して違法に
     「推薦に基づいて、内閣総理大臣が任命する」という文言の法解釈を変更
   『●取巻きに堕さず《官邸と距離を置》くような官僚を左遷するアベ様
     やスガ様…《人事でも異常なことが続いています》(前川喜平さん)
    《政策提言を行う国の特別機関「日本学術会議」が、新会員として
     内閣府に推薦した法律・歴史学者ら6人の任命について、菅義偉
     首相が拒否していた問題。6人は安全保障関連法や特定秘密保護法
     などで政府の方針に異論を示してきた。政府の意に沿わない人物は
     排除しようとする菅政権の意図が浮かぶ。…■東京大社会科学研究所
     教授の宇野重規教授(政治思想史)…■早稲田大大学院法務研究科
     の岡田正則教授(行政法)…■東京慈恵会医科大の小沢隆一教授
     (憲法学)…■東京大大学院人文社会系研究科の加藤陽子教授
     (日本近現代史)…■立命館大大学院法務研究科の松宮孝明教授
     (刑事法)…■京都大の芦名定道教授(キリスト教学)》

   『●《歴史学者として、日本学術会議の任命拒否問題の当事者として、そして女性
     として、静かに周りを見つめている…加藤陽子さん、周到に、しなやかに…》
   『●日本学術会議の任命拒否問題、違法な状態がずっと続いている…アベ様に
     忖度したスガッチ政権以来、キシダメ政権、イシバ政権、ずっと違法なままだ
   『●日本学術会議法人化法案…《法学者らの団体が…反対する声明…菅義偉政権
      による任命拒否問題という「政府の違法状態を糊塗するものだ」と主張》
   『●アベ様の御示唆を受け、スガッチが日本学術会議会員候補の任命を拒否…違法
     な状態がずっと続いているのに《政府の監督下に新たな法人をつくり移行…》
   『●アベ様の御示唆を受け、スガッチが日本学術会議会員候補の任命を拒否…違法
     な状態がずっと続いているのに《政府の監督下に新たな法人をつくり移行…》
   『●スガッチによる《学術会議の任命拒否めぐる文書、国に全面開示命じる「公益性
       大きい」》(アサヒコム)…小西洋之参院議員の訴えを東京地裁が認める
   『●《政府に学問介入の道を開く》日本学術会議壊悪法案…アインシュタイン氏
     「たとえ国家が要求しても 良心に反することをしてはいけない」(報道特集)

 アインシュタイン氏「たとえ国家が要求しても 良心に反することをしてはいけない」(”Never do anything against concsience, even if the state demands it.”)(『報道特集』、250517[土])。
 中根政人山田雄之両記者による、東京新聞の記事【こちら特報部/ハーバード大に日本学術会議…なぜ「学術研究」に圧力をかけるのか 「都合の悪い意見」を許せない悲しき権力】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/407082?rct=tokuhou)によると、《日本学術会議を2026年10月に現在の「国の特別機関」から特殊法人に移行させる政府の法案への懸念が深まっている。法案は衆院を通過したが、審議では、会員の思想信条に介入するかのような政府答弁が飛び出すなど、憲法が保障する学問の自由侵害する法案の性格が浮かぶ。トランプ政権下の米国でも、政府方針と対立する大学の助成金取り消しなどの動きがある。日米で同時に進行する学術研究への圧力をどうとらえるべきか。(中根政人山田雄之)》。

 日本学術会議の任命拒否問題、違法な状態がずっと続いている。アベ様に忖度したスガッチ政権以来、キシダメ政権、イシバ政権、ずっと違法なまんまだ。最近の報道によると、この問題、どうもアベ様の御示唆があった模様だ。アベ様も、スガッチも、《モノ言う学者を「抹殺」》したくてしょうがないらしい。《モノ言う学者》が居なくなった先に、どんな未来、社会が待っているのか? 《参加者の男性は、大学への圧力を強める米トランプ政権を引き合いに、「大学人に物を言わせなくする点では、本質的に同じだ教育現場を黙らせる先にあるのは、戦争ができる国づくりだ」と批判した》(東京新聞)。「現在の日本学術会議法を遵守せず、その違法状態を放置しておいて改悪って、バカなのか? 憲法を遵守せず、違憲に壊憲する愚劣さと同じ」。

=====================================================
https://www.tokyo-np.co.jp/article/407082?rct=tokuhou

こちら特報部
ハーバード大に日本学術会議…なぜ「学術研究」に圧力をかけるのか 「都合の悪い意見」を許せない悲しき権力
2025年5月25日 06時00分

 日本学術会議を2026年10月に現在の「国の特別機関」から特殊法人に移行させる政府の法案への懸念が深まっている。法案は衆院を通過したが、審議では、会員の思想信条に介入するかのような政府答弁が飛び出すなど、憲法が保障する学問の自由を侵害する法案の性格が浮かぶ。トランプ政権下の米国でも、政府方針と対立する大学の助成金取り消しなどの動きがある。日米で同時に進行する学術研究への圧力をどうとらえるべきか。(中根政人山田雄之


◆学術会議を国から切り離し、介入を強める法案が審議中

     (緊急集会に出席した(左から)日本学術会議の
      広渡清吾元会長と梶田隆章前会長、東京大の加藤陽子教授
      =20日、国会内で(七森祐也撮影))

 「日本学術会議をよりよいものにしようという理念が感じられない特殊法人にすることで政府が監視を強め、コントロールしようとしている。『理念なき法人化が日本の学術の終わりの始まりになることを強く懸念する」

 20日、国会内で開かれた日本学術会議の特殊法人化法案に反対する学者や国会議員など約200人による緊急集会。学術会議の梶田隆章前会長は、政府の法案への強い危機感を訴えた。

 法案は学術会議を国から切り離し、特殊法人にした上で、首相任命の監事や評価委員を新設する内容。政府が「第三者」を通じて、会員選考や組織運営の面で入を強める余地がある。


◆「学術が人類社会のためにさらなる貢献をしていくために」

 梶田氏は、学術会議のようなナショナルアカデミー(国を代表する学術団体)には、安定した財政基盤や活動面での政府からの独立会員選考での自主性・独立性などが不可欠と指摘した上で、今回の法案では、いずれの点も保障されるかどうか不明確だとした。

     (日本学術会議法案に反対する緊急集会
      =20日、国会内で(七森祐也撮影))

 その上で、組織の在り方を巡る検討作業に関しては「学術が人類社会のためにさらなる貢献をしていくためにはどうすべきなのか、そのために学術会議はどうあるべきなのかなど、真に重要な観点で議論されるべきだ」と呼びかけた。

 集会には、2020年に菅義偉首相(当時)から学術会議の新会員としての任命を拒否された6人のうちの1人で、東京大の加藤陽子教授(日本近代史)も登壇。任命拒否に関しては「違法な決定だったという真実は、時間がたっても変わることはない」と強調した。


◆政府に都合のよいことを言う人だけをメンバーに?

 2015年の衆院憲法審査会で、与党など推薦の参考人でありながら集団的自衛権の行使容認を柱とした安全保障関連法案(当時)を「違憲」と指摘した早稲田大の長谷部恭男教授(憲法学)は「政府に都合のよいことを言ってくれる人だけにメンバーになってほしいという仕組みをつくってしまえば、学術会議は世のため人のためにならない」と主張した。

     (5月13日、日本学術会議を現行の「国の特別機関」から
      特殊法人へと移行させる法案を可決した衆院本会議
      (佐藤哲紀撮影))

 学術会議の独立性が担保されないとの批判が続く中、政府の法案は13日の衆院本会議で、自民党や公明党、日本維新の会など賛成多数で可決された。今後、参院での審議に移る。

 9日の衆院内閣委員会では、法案を担当する坂井学内閣府特命担当相が「特定のイデオロギーや党派的な主張を繰り返す会員は、今度の法案の中では解任ができる。解任に該当する事由は学術会議が適切に判断すべきで、規則などであらかじめ具体的に定めておく必要があろうかと考えている」と答弁。会員の政治的な立場に干渉できるかのような見解を示した。

 集会では、学者に対する圧力をちらつかせた坂井氏の答弁への怒りが噴出した。共産党の小池晃書記局長は「政府に盾突く人を排除し、(会員の)任命拒否を合法化する法案だ」と指摘。社民党の福島瑞穂党首も「学問の自由のないところには、表現の自由思想・良心の自由もない」と声を張り上げた。集会では、政府提出の法案の廃案や坂井氏の答弁撤回・辞任を求める緊急声明が出された。


◆菅義偉政権時の「任命拒否問題」 いまだ政府は理由を説明せず

 2020年に起きた学術会議の………………。
=====================================================

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●中谷元防衛相「平和への願い」って、西田昌司議員同様、認識が歪んでいる…具志堅隆松さん「そもそも青草(沖縄の住民)を枯れさせたのは誰なのか」?

2025年05月22日 00時00分51秒 | Weblog

[↑ 西田議員、ひめゆりの塔「歴史の書き換え」/沖縄戦の実相 ここに/館長「証言踏みにじるもの」/地元反発 自民も(朝日新聞、2025年05月08日[木])]


(2025年05月09日[金])
中谷元・防衛相「平和への願い」って、酷すぎないか? 西田昌司議員同様、認識が歪んでいる。具志堅隆松さん「…だが、そもそも青草沖縄の住民)を枯れさせたのは誰なのか」。(こちら特報部)《15旅団は昨年10月に掲載をいったんやめたが、今年1月、HPのリニューアルに合わせて再掲載した》そうだ。なぜ、再掲載したのだろう? 沖縄の、《「軍隊は住民を守らないという教訓》は?
 《牛島満司令官の「辞世の句」をめぐり、中谷元・防衛相は…「これからの平和をしっかりと願う歌受け取っている」》!? 辺野古破壊について、《中谷元・防衛相が…参院外交防衛委員会で、米軍普天間飛行場の全面返還が実現していないことについて「もっと沖縄県が努力をしていただければ、もっと早く…」》に続く、アホすぎる《あってはならない発言》《信じがたい認識》。

   『●《牛島満司令官の「辞世の句」をめぐり、中谷元・防衛相は…「これからの平和
     をしっかりと願う歌と受け取っている」》!? 《…歌は、平和とはほど遠い》

 中川紘希中根政人両記者による、東京新聞の記事【こちら特報部/沖縄戦司令官の「辞世の句」は本当に「平和への願い」? 自衛隊が地元の反発を無視し、HP掲載を続ける理由は】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/403322?rct=tokuhou)によると、《沖縄戦を指揮した旧日本軍の牛島満司令官の「辞世の句」を巡る問題が続いている。島民から「過去の美化」と抗議されても、陸上自衛隊第15旅団(那覇市)はホームページ(HP)への掲載をやめない上、中谷元・防衛相が国会で「(句は)平和を願う歌」という解釈を示したからだ。本当に平和への願いといえる内容なのか。自衛隊の在り方に照らし、看過できる話だろうか。(中川紘希中根政人)》。

   『●《戦世(いくさゆ)の足音に危機感を抱きながら私たちは戦争犠牲者を悼み、
      平和を求める日を迎えた。きょうは沖縄戦から79年の「慰霊の日」》
    (琉球新報)《防衛省・自衛隊の動きも気になる。沖縄の
     陸自第15旅団は公式ホームページに牛島満32軍司令官の
     辞世の句を載せ、問題視されている。今年1月には
     陸上自衛隊幹部ら数十人が靖国神社を集団参拝した。日本軍との
     連続性を疑わざるを得ず、平和憲法の精神にそぐわない

   『●「戦没者への冒瀆」=「人柱」…普天間は決して返還されず、出来もしない
      新基地のためにドブガネしつつ、美ら海に土砂をぶちまけるヒトデナシ…
    (こちら特報部)《◆国民に尽くす公務員の仕事を
    《ただ、この回答は、3月の参院予算委員会で社民党の福島瑞穂氏が
     質問した際の、木原稔防衛相の回答とほぼ同じ。時にうつむき
     ながら、「私からは適切に進める以上の回答はできません」と話す
     担当者に、具志堅さんは「あなたを批判するためにやっている
     のではない。国家公務員は国民に尽くすのが仕事なら、
     どうかそれに立ち返ってください
」と語りかけた。
      また、沖縄戦を指揮した牛島満司令官の辞世の句
     「秋待たで 枯れ行く島の 青草は 皇国の春に 甦らなむ」を
     陸上自衛隊がウェブサイトに掲載し続けている問題に絡み、
     具志堅さんは「抗議の返歌」を琉歌で綴(つづ)り、会場で詠み上げた。
     「島ぬ青草や 皇軍が枯らち 戦(いく)さ枯骨(からぶに)や 土(みちゃ)になゆる」》
    《◆「沖縄を枯れさせたのは誰なのか
    《「牛島司令官は、沖縄の住民は枯れ果ててしまうけども天皇の
     国家が春を迎える時に再びよみがえるだろうと詠んだでも、
     枯れさせたのは誰なのか」と具志堅さんは問うた。「沖縄の住民は
     日本軍の戦争が滅ぼし、遺骨は土になっているそれを埋め立てに
     使うため海に捨てることを私は受け入れることができない」》

   『●《実際に南部地域から出土した遺骨も持参…肉親の骨を土砂と一緒に根こそぎ
      掘り起こして米軍基地建設のために海中に投じる暴挙に対し底深い怒り…》
    (長周新聞)【「戦没者の遺骨を埋立に使うな」 慰霊の日を前に
     沖縄戦遺骨収集ボランティアや遺族が政府交渉 死者を二度殺す
     辺野古事業】


 2024年6月23日の長周新聞の記事の一部を、再々度、引用します:

――――――――――――――――――――――――――――――
https://www.chosyu-journal.jp/heiwa/30945

「戦没者の遺骨を埋立に使うな」 慰霊の日を前に沖縄戦遺骨収集ボランティアや遺族が政府交渉 死者を二度殺す辺野古事業
2024年6月23日

 ………………。

戦死者冒涜する防衛省 遺骨捨てるのが「適切」か

 具志堅氏は、那覇市に拠点を置く陸上自衛隊第15旅団の公式HPに、沖縄戦を指揮した日本軍第32軍牛島満司令官の辞世の句が掲載(現在は削除)されていることにもふれた。「牛島司令官の辞世の句が、今になって自衛隊によって世に出されたことは、自衛隊が旧日本軍司令官の考えを受け継ぐことの表明であり、県民としては意志表示をしなければならない。辞世の句は『秋待たで/枯れ行く島の/青草は/皇国の春に/甦(よみがえ)らなむ』というものだ。青草とは沖縄の住民を意味する。沖縄の住民は枯れ果ててしまっても、皇国(天皇の国家)が春を迎えるとき、ふたたび蘇るであろうという内容だ。だが、そもそも青草(沖縄の住民)を枯れさせたのは誰なのか」とのべ、みずから琉歌(沖縄に伝わる歌謡)の形式で編んだ返歌を詠み上げた。

 「島ぬ青草や 皇軍が枯らち 戦(いく)さ 枯骨(からぶに)や 土(みちゃ)になゆる」

 「沖縄の住民は日本軍の戦争が滅ぼした。戦没者遺骨は土になっているという意味だ。その遺骨はどんどん土になっており、今度はその土を海に捨てようとしている。私たちはこれを受け入れるわけにはいかない。そのなかには沖縄に送られた本土出身の若い日本兵たちの遺骨も入っている。沖縄だけの問題ではないのだ。南部の土砂を埋め立てに使う計画は、全国のご遺族、国民のためにも撤回してもらいたい」と語気を強め、誠意ある回答が示されない場合、20日から23日にかけて沖縄現地で抗議のハンガーストライキをおこなうことを宣言した。

 この要請に対して防衛省は、「沖縄県では、先の大戦において県民を巻き込んだ凄惨な地上戦がおこなわれ、軍民あわせて20万人もの尊い生命が失われた。特に本島南部一帯では、多くの住民の方々が犠牲になったものと認識している。そのうえで、今後新たに発注する工事の埋立土砂の調達先については決まっていないが、このような歴史のある沖縄において、御遺骨の問題は真摯に受け止める必要があると認識しており、こうしたことも踏まえながら、適切に事業を進めていく考えだ」との一文を読み上げて回答とした。

 「適切とは具体的にどういうことなのか?」「沖縄戦の犠牲の重さを認識し、遺骨の問題を真摯に受け止めるといいながら、その遺骨を含む南部の土砂を埋め立てに使うことは適切といえるのか?」「土砂の調達先から南部を外すという検討はされたのか?」という質問に対しても、防衛省は「調達先はまだ決まっていない」「歴史を踏まえたうえで適切に進める」と判をついたような回答をくり返した。

 ………………。
――――――――――――――――――――――――――――――


=====================================================
https://www.tokyo-np.co.jp/article/403322?rct=tokuhou

こちら特報部
沖縄戦司令官の「辞世の句」は本当に「平和への願い」? 自衛隊が地元の反発を無視し、HP掲載を続ける理由は
2025年5月8日 06時00分

 沖縄戦を指揮した旧日本軍の牛島満司令官の「辞世の句」を巡る問題が続いている。島民から「過去の美化」と抗議されても、陸上自衛隊第15旅団(那覇市)はホームページ(HP)への掲載をやめない上、中谷元・防衛相が国会で「(句は)平和を願う歌」という解釈を示したからだ。本当に平和への願いといえる内容なのか。自衛隊の在り方に照らし、看過できる話だろうか。(中川紘希中根政人


◆中谷防衛相「平和を願っている印象が強い」

 批判の声があるのになぜHPに載せるのか。4月18日の衆院安全保障委員会で、沖縄選出の赤嶺政賢氏(共産)がただすと、中谷元・防衛相はこう擁護した。「さまざまな意見があることは承知しているが、平和を願っているという意味の印象が強い」

     (中谷元・防衛大臣(資料写真))

 防衛省の担当者も「部隊のこれまでの歩みを正確かつ丁寧に説明することが、地元に旅団を身近な存在と感じてもらうために不可欠」という主張を展開した。

 24日の参院外交防衛委員会でも、中谷氏は「部隊の情報発信の在り方は、地元と身近に接し地元の実情に通じている各部隊が判断し対応すべきものだ」と削除を求めない姿勢を示した。


◆サイトのリニューアルに合わせて再掲載

 問題となっている牛島司令官の句は「秋待たで 枯れ行く島の 青草は 皇国の春に 甦(よみがえ)らなむ」。15旅団は2018年からHPに、旅団の前身となる「臨時第1混成群」の群長が1972年5月の沖縄の日本復帰の際に訓示した内容と合わせて、句を掲載していた。

 地元紙「琉球新報」が昨年6月に句の掲載について報じると、沖縄戦体験者らから「戦争を美化している」「日本軍と自衛隊の連続性を示すなどと批判がわき起こり、複数の地元団体が削除を要請した。

     (昨年、陸上自衛隊第15旅団のホームページに掲載された
      旧日本軍の牛島満司令官の辞世の句)

 15旅団は昨年10月に掲載をいったんやめたが、今年1月、HPのリニューアルに合わせて再掲載した。


◆沖縄戦で「軍民混在状態」招き批判

 この際、従来のHPで皇国の春」と書かれていたのが「御国の春」に。また、従来は句を大きな文字にして目立たせていたが、リニューアル後は、訓示と句について記した部隊史の該当ページの画像をそのまま掲載する形に変えた。

 牛島司令官は太平洋戦争末期の沖縄戦で、旧日本軍第32軍を率いた。米軍の攻勢を受け、1945年5月、住民が避難している本島南部への撤退を決めた。

 軍の主力が住民の避難地区に移動することで「軍民混在状態」を招いた。先の句を残し、6月23日に自決。住民に多大な犠牲を強いたとして批判されている。


◆県民からの肯定的評価は「掌握していない」

 なぜ「地元の実情に通じる」はずの部隊が、地元の反発を無視し、批判がある人物の句をHPに再掲載したのか

 15旅団司令部総務課の担当者は「こちら特報部」の取材に「歴史的事実を示す資料として部隊史をそのまま掲載しているだけ」と主張。批判があることには「県民に旅団への理解を深めてもらい、各種活動への信頼を得るため、(日ごろの)取り組みを進めたい」と述べた。

     (牛島満司令官の辞世の句が掲載された陸上自衛隊第15旅団
      のウェブサイト。旅団沿革のコーナーで取り上げられている)

 再掲載で句の中の皇国」が「御国」になったことについて、担当者は「部隊史では『御国』となっていることに気づき修正した」と説明。「県民から『歴史を学べた』などの肯定的な評価はあるか」との問いには「掌握はしていない」と述べた。


◆「軍事化推進の道具に『平和』という言葉を」

 社会運動団体「沖縄平和運動センター」(那覇市)は昨年6月、牛島司令官の句の掲載に抗議する声明を発表した。この時「HPからの削除という小手先の対応では、皇国史観に基づく軍隊の本質を変えることはできない」と主張。削除は求めなかった。

 センターの岸本喬事務局長は「旧日本軍と自衛隊の何が違うのか、私たちには全く理解できない軍隊は軍隊でしかない。削除によって………………。
=====================================================

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●《牛島満司令官の「辞世の句」をめぐり、中谷元・防衛相は…「これからの平和をしっかりと願う歌と受け取っている」》!? 《…歌は、平和とはほど遠い》

2025年05月21日 00時00分24秒 | Weblog

[↑ 三上智恵監督「軽んじられている命があるのでは」 【こちら特報部/多少の犠牲は仕方ない…その多少って誰のこと? 映画「戦雲」が問いかける「軽んじられる命」】(東京新聞 2024年03月14日、https://www.tokyo-np.co.jp/article/315046?rct=tokuhou)]


(2025年04月30日[水])
civili-UNcontrol、コントロールを失っている自衛隊…《自衛隊が旧日本軍司令官の考えを受け継ぐことの表明》(長周新聞)、《日本軍との連続性を否定しようとしない自衛隊の姿勢と、戦前回帰をとがめない防衛省トップの認識》(琉球新報社説)。《日本軍との連続性を疑わざるを得ず、平和憲法の精神にそぐわない》(琉球新報)。
 そんなに戦争したいものかね? カルト協会とヅボヅボな「利権」「裏金」「脱税」党や公明等、お維やコミに投票している皆さんは、自身の子や孫を戦場に送り、人殺しに行かせたいのね? 愛国な政治家の皆さんによって「我が軍」となってまで、自衛隊もそんなに戦場に行きたいのかね? あの敗戦はなんだったのか、平和主義や平和憲法は…?

 (デモクラシータイムス)《平和をつくるものはなにか、アフガニスタンで凶弾に倒れた中村哲医師の活動を振り返り9条を考えます。…軍隊で平和な暮らしは生み出せるのか人々がその地で豊かに暮らせるようにすることこそが大事ではないかと、ぼそぼそと語り丸腰でひょうひょうと生きる姿で中村さんは私たちに教えてくれたのではないでしょうか。「政府の仕事は二つあります一つは国民を飢えさせないこともう一つは絶対に戦争をしないこと」と言った菅原文太さんを思い出しました》。
 そして、城山三郎さん《平和憲法こそ生き残る者の夢であり、守ることが使命だ》、《戦争待望論を唱える若い文士がいると聞いて、鳥肌の立つ思いがする。平和の有難さは失ってみないとわからない》、《日本は先の戦争で、ほとんどすべてを失ってしまった唯一、得られたのは、憲法九条だけだ》。

   『●《戦世(いくさゆ)の足音に危機感を抱きながら私たちは戦争犠牲者を悼み、
      平和を求める日を迎えた。きょうは沖縄戦から79年の「慰霊の日」》
    (琉球新報)《防衛省・自衛隊の動きも気になる。沖縄の
     陸自第15旅団は公式ホームページに牛島満32軍司令官の
     辞世の句を載せ、問題視されている。今年1月には
     陸上自衛隊幹部ら数十人が靖国神社を集団参拝した。日本軍との
     連続性を疑わざるを得ず、平和憲法の精神にそぐわない

   『●「戦没者への冒瀆」=「人柱」…普天間は決して返還されず、出来もしない
      新基地のためにドブガネしつつ、美ら海に土砂をぶちまけるヒトデナシ…
    (こちら特報部)《◆国民に尽くす公務員の仕事を
    《ただ、この回答は、3月の参院予算委員会で社民党の福島瑞穂氏が
     質問した際の、木原稔防衛相の回答とほぼ同じ。時にうつむき
     ながら、「私からは適切に進める以上の回答はできません」と話す
     担当者に、具志堅さんは「あなたを批判するためにやっている
     のではない。国家公務員は国民に尽くすのが仕事なら、
     どうかそれに立ち返ってください
」と語りかけた。
      また、沖縄戦を指揮した牛島満司令官の辞世の句
     「秋待たで 枯れ行く島の 青草は 皇国の春に 甦らなむ」を
     陸上自衛隊がウェブサイトに掲載し続けている問題絡み、
     具志堅さんは「抗議の返歌」を琉歌で綴(つづ)り、会場で詠み上げた。
     「島ぬ青草や 皇軍が枯らち 戦(いく)さ枯骨(からぶに)や 土(みちゃ)になゆる」》
    《◆「沖縄を枯れさせたのは誰なのか」
    《「牛島司令官は、沖縄の住民は枯れ果ててしまうけども天皇の
     国家が春を迎える時に再びよみがえるだろうと詠んだでも、
     枯れさせたのは誰なのか」と具志堅さんは問うた。「沖縄の住民は
     日本軍の戦争が滅ぼし、遺骨は土になっているそれを埋め立てに
     使うため海に捨てることを私は受け入れることができない」》

   『●《実際に南部地域から出土した遺骨も持参…肉親の骨を土砂と一緒に根こそぎ
      掘り起こして米軍基地建設のために海中に投じる暴挙に対し底深い怒り…》
    (長周新聞)【「戦没者の遺骨を埋立に使うな」 慰霊の日を前に
     沖縄戦遺骨収集ボランティアや遺族が政府交渉 死者を二度殺す
     辺野古事業】


 2024年6月23日の長周新聞の記事の一部を、再度、引用します:

――――――――――――――――――――――――――――――
https://www.chosyu-journal.jp/heiwa/30945

「戦没者の遺骨を埋立に使うな」 慰霊の日を前に沖縄戦遺骨収集ボランティアや遺族が政府交渉 死者を二度殺す辺野古事業
2024年6月23日

 ………………。

戦死者冒涜する防衛省 遺骨捨てるのが「適切」か

 具志堅氏は、那覇市に拠点を置く陸上自衛隊第15旅団の公式HPに、沖縄戦を指揮した日本軍第32軍牛島満司令官の辞世の句が掲載(現在は削除)されていることにもふれた。「牛島司令官の辞世の句が、今になって自衛隊によって世に出されたことは、自衛隊が旧日本軍司令官の考えを受け継ぐことの表明であり、県民としては意志表示をしなければならない。辞世の句は『秋待たで/枯れ行く島の/青草は/皇国の春に/甦(よみがえ)らなむ』というものだ。青草とは沖縄の住民を意味する。沖縄の住民は枯れ果ててしまっても、皇国(天皇の国家)が春を迎えるとき、ふたたび蘇るであろうという内容だ。だが、そもそも青草(沖縄の住民)を枯れさせたのは誰なのか」とのべ、みずから琉歌(沖縄に伝わる歌謡)の形式で編んだ返歌を詠み上げた。

 「島ぬ青草や 皇軍が枯らち 戦(いく)さ 枯骨(からぶに)や 土(みちゃ)になゆる」

 「沖縄の住民は日本軍の戦争が滅ぼした。戦没者遺骨は土になっているという意味だ。その遺骨はどんどん土になっており、今度はその土を海に捨てようとしている。私たちはこれを受け入れるわけにはいかない。そのなかには沖縄に送られた本土出身の若い日本兵たちの遺骨も入っている。沖縄だけの問題ではないのだ。南部の土砂を埋め立てに使う計画は、全国のご遺族、国民のためにも撤回してもらいたい」と語気を強め、誠意ある回答が示されない場合、20日から23日にかけて沖縄現地で抗議のハンガーストライキをおこなうことを宣言した。

 この要請に対して防衛省は、「沖縄県では、先の大戦において県民を巻き込んだ凄惨な地上戦がおこなわれ、軍民あわせて20万人もの尊い生命が失われた。特に本島南部一帯では、多くの住民の方々が犠牲になったものと認識している。そのうえで、今後新たに発注する工事の埋立土砂の調達先については決まっていないが、このような歴史のある沖縄において、御遺骨の問題は真摯に受け止める必要があると認識しており、こうしたことも踏まえながら、適切に事業を進めていく考えだ」との一文を読み上げて回答とした。

 「適切とは具体的にどういうことなのか?」「沖縄戦の犠牲の重さを認識し、遺骨の問題を真摯に受け止めるといいながら、その遺骨を含む南部の土砂を埋め立てに使うことは適切といえるのか?」「土砂の調達先から南部を外すという検討はされたのか?」という質問に対しても、防衛省は「調達先はまだ決まっていない」「歴史を踏まえたうえで適切に進める」と判をついたような回答をくり返した。

 ………………。
――――――――――――――――――――――――――――――

 《牛島満司令官の「辞世の句」をめぐり、中谷元・防衛相は…「これからの平和をしっかりと願う歌受け取っている」》!? 辺野古破壊について、《中谷元・防衛相が…参院外交防衛委員会で、米軍普天間飛行場の全面返還が実現していないことについて「もっと沖縄県が努力をしていただければ、もっと早く…」》に続く、アホすぎる《あってはならない発言》《信じがたい認識》。
 琉球新報の【<社説>辞世の句「平和」発言 文民統制は機能するのか】(https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-4169077.html)によると、《シビリアン・コントロール文民統制)を揺るがす、あってはならない発言だ。日本軍第32軍で沖縄戦を指揮した牛島満司令官の「辞世の句」をめぐり、中谷元・防衛相は自衛隊第15旅団のホームページへの掲載を問題視しないどころか、「これからの平和をしっかりと願う歌受け取っている」という信じがたい認識を言ってのけた》。

   『●「積極的平和主義」なアベ様という
        civili-UNcontrolな大暴走(out of control)
    「東京新聞のコラム【私説・論説室から】シビリアンの戦争』…。
     《安倍晋三首相は政府の憲法解釈を変えて海外での武力の行使に
     道を開き、国会もそれを止められない。軍部は暴走する、は
     歴史の教訓だ。シビリアンコントロール(文民統制)こそが誤った戦争を
     阻むと信じられてきた。しかし、シビリアンの暴走癖もまた、見過ごせない》…
       「積極的平和主義」なアベ様というciviliUNcontrolCivilian uncontrol
     主権在民どころか、俺様なアベ様は違憲な閣議決定で壊憲する始末、
     それを許す国会、自公投票者。この国はunder controlでもないし、
     out of controlなアベ様に目茶目茶にされている」

   『●「これは相当に見つけにくかろう」…というか、
      真に《不存在》な無い物(国民の信用)は見つけようがない
    「いま、正にコレ ⇒ 《しかし、シビリアンの暴走癖もまた、見過ごせない
     私たち有権者が声を上げなければ、シビリアンは時として有権者を
     だましてでも、暴走し始める。「こんなはずじゃなかった」と
     後悔してからでは遅い。(豊田洋一)》。
       日刊ゲンダイの記事【文民が影の主犯だろう 破廉恥政権が
     被害者ヅラの驚愕】…では、《それは、われわれ国民の側のセリフだ
     と言いたくなる。「非常に驚きと同時に怒りを禁じ得ない」――。5日、
     稲田元防衛相はイラク日報問題について、こう言って防衛省を批判してみせた》」

   『●壊憲への暴走: シビリアンが暴走し、アベ様の「我が軍」も
                既に暴走を始めているようだ…戦慄を覚える
    《文民統制軍事組織が主権者代表の統制に従うのは民主主義国家の
     基本原理ですが、それを危うくしかねない動きも目立ちます。
     日本国憲法の危機です》
    「自民党の政治家の劣化・腐敗ぶりが激し過ぎる。その悪臭・腐臭は、
     アベ様信者、自公支持者には届かぬものか…。
     そして、civili-UNcontrol状態。「この国はunder controlでもないし、
     out of controlなアベ様に目茶目茶にされている」」

   『●《「背広を着た関東軍」ほどおそろしいものはない》(半田滋さん)
                 …アベ様や自民党《シビリアンの暴走》
   『●直ぐに辺野古破壊の中止を! 《最悪の場合、埋め立てた
     盛り土が崩れ、護岸が崩壊する恐れ…安全な施工は保証できない》
   『●高江破壊…アベ様らによる《沖縄で、座り込み住民らの強制排除は、
               辺野古の新基地建設現場などでも続いている》

=====================================================
https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-4169077.html

<社説>辞世の句「平和」発言 文民統制は機能するのか
2025年04月20日 04:00

 シビリアン・コントロール文民統制)を揺るがす、あってはならない発言だ。

 日本軍第32軍で沖縄戦を指揮した牛島満司令官の「辞世の句」をめぐり、中谷元・防衛相は自衛隊第15旅団のホームページへの掲載を問題視しないどころか、「これからの平和をしっかりと願う歌受け取っている」という信じがたい認識を言ってのけた。

 戦前の軍部の暴走に対する反省から生まれた文民統制を厳格に運用し、自衛隊は日本軍とは別の組織として民主的に運営されているというのが政府の立場ではなかったか。現職の防衛相から日本軍の司令官の言動を美化・称揚する認識が飛び出したことは、文民統制の機能不全と言うべき危うい事態だ。中谷氏の防衛相としての適性が問われる。

 1945年4月1日に本島中部西海岸から上陸した米軍が那覇に向け進軍を続ける中、牛島司令官は5月に首里の司令部壕を放棄し、摩文仁への撤退を決めた。本土決戦の時間稼ぎのため、沖縄戦を長引かせる持久戦を続けた。

 司令部の移動に伴って日米の戦闘は本島南部に拡大し、多くの住民を地上戦に巻き込むことになった住民は米軍の無差別攻撃にさらされるだけでなく、敗残兵となった日本兵による殺害や壕の追い出しの犠牲となった。

 6月22日(23日説もあり)に自決した牛島司令官は、「秋待たで枯れ行く島の青草は皇国の春に甦(よみがえ)らなむ」の句を詠んだ。沖縄は草木残らず焼け野原となっても天皇の国である日本の勝利する時を信じて待つという歌は、平和とはほど遠い軍民共生共死を住民に強い、沖縄戦の地獄を拡大させた責任者としての罪の意識は見当たらない

 第32軍の南部撤退がなければ組織的戦闘はもっと早く終わっていた。牛島司令官は自決を前に「最後迄敢闘し悠久の大義に生くべし」と最後の命令を出していた。投降を許さないことで、残存将兵による斬り込み攻撃や山中でのゲリラ戦がその後も続いた。

 45年2月の時点で、元首相の近衛文麿昭和天皇に「敗戦はもはや必至」と上奏し、戦争終結を進言していた。だが、天皇は「もう一度戦果を挙げてからでないと、話はなかなか難しい」と拒んだ。進言を聞き入れていれば沖縄戦も原爆投下も回避できた

 天皇も軍部も第32軍も国民を守るために戦争を止めるという意思など持たず、むやみに犠牲を拡大させた

 皇国史観そのものの句に「平和」を結びつける倒錯した発言を許せば、戦後の民主主義や歴史認識はゆがめられる。「軍隊は住民を守らないという沖縄戦の実相は覆い隠され、沖縄を再び要塞(ようさい)化して国防の盾とするのに都合のよい状況を招くだろう。

 日本軍との連続性を否定しようとしない自衛隊の姿勢と、戦前回帰をとがめない防衛省トップの認識を見過ごすわけにいかない。
=====================================================

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●キシダメ首相の総裁選不出馬が《責任》? カルト協会とヅボヅボな議員や「利権」「裏金」「脱税」議員ら全員の議員辞職こそが《責任》をとること

2024年08月17日 00時00分50秒 | Weblog

[↑ 雑誌「TIME」(2023.5.22・29)… (TBS NEWS DIG)《「日本を軍事大国に変えようとしている」との見出しは政府の申し入れのあと、変更》(https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/481736?display=1)]


(2024年08月15日[木])
お盆のさ中の昨日、突然の素晴らしいニュース。誠に目出度い。
 ただし、キシダメ首相の総裁選不出馬が《責任》? これで何もかもを幕引き? いやいや、カルト協会とヅボヅボな議員や「利権」「裏金」「脱税」議員、「ヤミ金元官房長官ら全員の議員辞職こそが真に《責任》をとることに。凋落一方のニッポンの再出発地点は、まずは、そこから。次に、すがっちが何もしなかった数多のアベ様案件の解決、キシダメ首相による軍事費倍増、軍事要塞化、敵基地攻撃能、殺戮兵器輸出、違憲な壊憲……アベ様・スガッチ・キシダメ首相による三代の政権の不始末の清算を。税金のデタラメな支出を改め、市民生活の再生を。

   『●「我々はいまだに核軍縮の取り組みを行っていない国々に対し、全廃という
       最終的な目標に向けて核兵器を削減するよう求めていく」…誰の言葉?
   『●(東京新聞)【こちら特報部/朝ドラ「虎に翼」の三淵嘉子さんと
      共に「原爆裁判」を担当した元裁判官、いま振り返る判決の意味】
   『●広島選出のキシダメ首相の政府が「拡大核抑止」「核拡大抑止」を言う
     始末…《「拡大抑止」を強化する方向に舵》《核廃絶から遠のくばかり》
   『●「拡大抑止」って他国に喧嘩を売ってる? 7月《28日は、いずれ最悪の
     記念日として後世に記録されることになるのではないか》(斎藤貴男さん)
   『●株価暴落…政府・首相はどう責任? 《「取るわけがない。裏金問題でさえ、
     自民党はうやむやにするのだから」「政府が勧めているのはばくちと同じ」》
   『●《「集団的自衛権」容認10年 戦争する国》に…《戦後日本の「平和
     国家の歩み」を踏み外した起点》以降、やりたい放題な利権裏金脱税党政権
   『●自らの延命のために壊憲論議まで利用するキシダメ首相が目指すもの…
     「国民主権の縮小、戦争放棄の放棄、基本的人権の制限」、緊急事態条項の新設
   『●《佐久間邦彦理事長…は「平和とは自由が保障されていることだ。恒久
     平和の象徴である平和記念公園の意義を正しく理解できているのだろうか」》
   『●食料と農業を守らないニッポン『乳牛をしぼればしぼるほど赤字になる。
     まったく希望が持てない』…《兵糧攻め》に対して、兵器でも喰うのかね?
   『●問題解決はとっても簡単だと思いますよ、軍事費倍増を止めればよいのです。
     その分の税金を子供たちのため、教育のため、市民のために使えばよいだけ
   『●《誰もが豊かに生きていける社会にたどり着くまでに…未来はそのように
      して変化を恐れずに、その時代を生きている人間が作っていくもの…》
   『●カネがない? 軍事費倍増を止めよ! 《突きつけられているのは、食料、
     種、肥料、飼料などを海外に過度に依存していては国民の命を守れない…現実》
   『●[続き] カネがない? 軍事費倍増を止めよ! 《突きつけられているのは、
     食料、種、肥料、飼料などを海外に過度に依存していては国民の命を守れない…現実》

 初代お維大阪「ト」知事ときたら、「かなり成果あったので残念」、《岸田首相の退任を惜しんだ》!? 正気か?? 「…政治と金の問題でこれまでの自民党の考えを全部ひっくり返す改革を実行すれば支持率は上がった」って、お維関係者が言えた義理か? 一方、「表紙だけ若い人気者に変えてボロが出ないうちにさっさと選挙をやる。『自民党は変わります!』なんてやれば、統一教会も裏金も全部忘れて選挙は楽勝…という企みこんな茶番劇に何人が騙されるかという問題。刮目(かつもく)を」という小沢一郎氏…どちらがまともな感性か。
 カルト協会とヅボヅボな「利権」「裏金」「脱税」党は解散でしょう。このまま与党で居ることは許されない。総裁候補に名前の挙がる誰一人として、首相にできる議員は居ない。石破氏? 小泉氏?? 上川氏??? 傲慢な「エラーヒューマン」氏???? 茂木敏充氏????? ご冗談でしょぅ! 腐った議員が全て辞職したとして、自民党に残るマトモな議員は唯一、《安倍氏の政権運営が財政、金融、外交をぼろぼろにし、官僚機構まで壊した国賊だ」と批判》した村上誠一郎氏など、極僅か。
 佐藤裕介記者による、東京新聞の記事【突然の岸田首相不出馬表明に「看板変えても…」「早期解散が狙い?」 政界で飛び交う批判や思惑】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/347422)によると、《9月の自民党総裁選が迫る中、突然、不出馬の意向を表明した岸田文雄首相。不出馬表明の速報が流れると、SNS上では政界関係者から「辞任が遅すぎる」「残念だ」など、さまざまな声が上がった。一部では、早期解散に打って出る戦略ではとの見方も出ている。(佐藤裕介)》。

=====================================================
https://www.tokyo-np.co.jp/article/347422

突然の岸田首相不出馬表明に「看板変えても…」「早期解散が狙い?」 政界で飛び交う批判や思惑
2024年8月14日 12時29分

 9月の自民党総裁選が迫る中、突然、不出馬の意向を表明した岸田文雄首相。不出馬表明の速報が流れると、SNS上では政界関係者から「辞任が遅すぎる」「残念だ」など、さまざまな声が上がった。

     (記者会見で自民党総裁選への不出馬を表明した
      岸田文雄首相=14日午前、首相官邸で(池田まみ撮影))

 一部では、早期解散に打って出る戦略ではとの見方も出ている。(佐藤裕介


「とっくの昔に責任とるべき」「自民党は変わらない」

 立憲民主党の泉健太代表は、岸田首相の記者会見直後、X(旧Twitter)で「岸田総理、相当な重圧の日々だったことでしょう。まずは本当にお疲れ様でした」とねぎらった

 一方で、旧統一教会や「政治とカネ」、物価高対策を巡り「これらは未いまだ解決していない」と指摘。「立憲民主党は、この解決を担うため、行動を続けます」と投稿した。

     (立憲民主党の泉健太代表)

 社民党の福島瑞穂党首は、会見を聞きながらXに相次いで投稿。「裏金問題の責任をとるためというが、とっくの昔に責任をとるべきであった」と突き放した。

 「自民党が変わることを示す、最も分かりやすい最初の一歩は私が身を引くことです」と語った不出馬の理由にもかみつき、「自民党は変わらない看板を変えても変わらない政治と金の問題についての決着のひどさよ」と嘆いてみせた。


共産・志位議長は「国民の怒りが集中」

 共産党の志位和夫議長はXで、岸田首相の不出馬表明について「裏金問題、経済無策、憲法破壊の大軍拡などに、国民の怒りが集中し、追い詰められた結果だ」と指摘した。

     (共産党の志位和夫議長)

 「これらの問題は、首相一人の問題でなく、自民党全体の問題だ。『コップの中』での政権たらい回しでは、日本の先はいよいよなくなる自民党政治をそのものを終わらせよう」とも呼びかけた。


「表紙だけ変えて選挙…茶番劇」

 「予想通りの展開」と論じたのは、立民の小沢一郎氏の事務所公式アカウント(X)。

 「表紙だけ若い人気者に変えてボロが出ないうちにさっさと選挙をやる。『自民党は変わります!』なんてやれば、統一教会も裏金も全部忘れて選挙は楽勝…という企みこんな茶番劇に何人が騙されるかという問題。刮目(かつもく)を」

 岸田首相の不出馬表明の狙いを、こう読み解き、総裁を変えて早期の衆院解散に打って出る戦略だと見通した。


橋下徹氏は「かなり成果あったので残念」

 橋下徹・元大阪市長はXで、岸田首相の退任を惜しんだ

 橋下氏は、岸田首相が辞任理由として裏金事件を挙げたことに言及。「ここまでの覚悟があるなら政治と金の問題でこれまでの自民党の考えを全部ひっくり返す改革を実行すれば支持率は上がっただろうに。政治と金改革以外の政策の実行はかなり成果があったので残念だ」と惜しんだ。


【関連記事】【会見のポイント】岸田首相が総裁選の不出馬表明「自民党が変わることを示す」 挙げた成果は?反省点は?
【関連記事】岸田首相の「ノート」はどこへいったのか? 不出馬表明は「聞く力」失った代償 政治部長・関口克己
=====================================================

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●「戦没者への冒瀆」=「人柱」…普天間は決して返還されず、出来もしない新基地のためにドブガネしつつ、美ら海に土砂をぶちまけるヒトデナシ…

2024年07月16日 00時00分26秒 | Weblog

[↑ 三上智恵監督「軽んじられている命があるのでは」 【こちら特報部/多少の犠牲は仕方ない…その多少って誰のこと? 映画「戦雲」が問いかける「軽んじられる命」】(東京新聞 2024年03月14日、https://www.tokyo-np.co.jp/article/315046?rct=tokuhou)]


 (2024年06月19日[水])
「戦没者への冒瀆」=「人柱」…普天間は決して返還されず、出来もしない新基地のためにドブガネしつつ、美ら海に土砂をぶちまける。ヒトデナシの所業。(こちら特報部)《沖縄戦の遺族…「どこで死んだかまで分かっているのに、遺骨はまだ帰ってきていない私たちにとってそこはお墓ですあなたたちは、墓泥棒をしようとしている」と切々と訴えた》。

   『●具志堅隆松さん「その遺骨をも侵略した旧敵国軍の基地をつくるために使用
      するということは、戦友や遺族への裏切りに他ならない…人道的な問題」
   『●辺野古破壊について玉城デニー沖縄県知事「移設反対は揺るぎない思い」と
     強調…日々膨大なドブガネし、美ら海に大量の土砂をぶちまける愚行が続く

 森本智之記者による、東京新聞の記事【こちら特報部/これも骨、これも骨…「沖縄の土を海に捨てるのは冒瀆」 辺野古への投入断念を迫られ、国の担当者はうつむく】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/334433)によると、《太平洋戦争末期の沖縄戦犠牲者を追悼する、23日の慰霊の日を前に、沖縄で戦没者の遺骨収集を続ける市民団体「ガマフヤー」代表の具志堅隆松さん(70)が18日、国との交渉に臨んだ。激戦地となった本島南部では至る所で土に遺骨が混じるその土砂を、名護市辺野古の新基地建設で海を埋め立てるのに使うのは戦没者への冒瀆(ぼうとく)」として、あらためて使用の断念を迫った。国側は従来の答弁に終始したが、具志堅さんは「諦めない」と話した。(森本智之)》。

具志堅隆松さん)《戦争で亡くなった人の血や肉が染みこんだ土や石を、新たな軍事基地建設に使用するのは人間のやることじゃない》…《人柱》でいいのか? 《遺骨を岩ズリと一緒に軍事基地を造るために埋め立てに使うなど言語道断》…もう、滅茶苦茶すぎる。それを平気でやろうとしたのがアベ様や当時の最低の官房長官。そして、首相となった最低の官房長官も、キシダメ首相も、沖縄の声を聞こうともしない。沖縄差別・イジメに加えてのヒトデナシ
 出来もしない基地のために、美ら海に大量の…《辺野古新基地建設事業の埋立に1690万立方㍍の岩ズリが必要》…土砂をぶちまける。何兆円もドブガネする。しかも、普天間も返還されることはなく、辺野古は単なる破壊「損」。

   『●沖縄の《遺骨が残る激戦地の土砂が国の米軍基地建設に…。愚かな戦争
     で犠牲を強いられた人々の遺骨を戦争の道具に使っていいはずがない》

 ご遺族の皆さんの声に全く耳を貸さない、「聞く耳の無い」キシダメ政権。カルト協会の声にはヅボヅボに応じる「利権」「裏金」「脱税」党の皆さん。沖縄差別・沖縄イジメに加担する自公お維コミ議員ら。今後は、二度と、ホシュとか、ウヨクとか、名のりなさんな。《裏金づくりのテクニックにたけた政治家…保守政治家などと言える代物ではない政治家の保守というものがいかに薄っぺらかったか…》(政界地獄耳)。

   『●《埋め立てに使う土砂を、沖縄戦の激戦地だった沖縄本島南部から
      採取することが新たに盛り込まれた…「戦没者に対する冒とくです」》
   『●《戦争で亡くなった人の血や肉が染みこんだ土や石を、新たな軍事基地
      建設に使用するのは人間のやることじゃない》…《人柱》でいいのか?
   『●《人柱》…《「助けてぃくみそーれー!」…この言葉が1945年、
     島中の至る所で地中に滲み込むほどに叫ばれていた》(三上智恵さん)
   『●《そんなふうに静かに始める抵抗にこそ、人々を変える力がある
     のかもしれない》(北原みのりさん)――― 辺野古破壊と《人柱》
   『●今月で《25年…国策に翻弄され続けた四半世紀》…米軍普天間
     飛行場は返還されず、一方、辺野古は破壊され続け、単なる破壊「損」
   『●遺骨の混ざった土砂が辺野古破壊の(出来もしない)新基地建設に
     使用か? カースーオジサンらはヒトデナシなことをやろうとしている
   『●自公政権やお維に壊され行く沖縄: 沖縄「屈辱の日」を「主権回復の
     日」と言う元首相、沖縄の戦後史を知らないという元最低の官房長官…
   『●確実に《人柱》計画断念を! 《助けてぃくみそーれー!》
     頼みの玉城デニーさんが〝折れて〟しまえば、沖縄県にとって致命的
   『●4野党の共通政策は《米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古の
     新基地建設中止》…自公お維に投票=《人柱》を許容することを意味する
   『●アベ様の国葬モドキを沖縄戦体験者はどう見たのか? 《国葬を見て
     思うのは戦争で命を奪われ、葬式さえあげられなかった人たちである》

=====================================================
https://www.tokyo-np.co.jp/article/334433

こちら特報部
これも骨、これも骨…「沖縄の土を海に捨てるのは冒瀆」 辺野古への投入断念を迫られ、国の担当者はうつむく
2024年6月19日 12時00分

 太平洋戦争末期の沖縄戦犠牲者を追悼する、23日の慰霊の日を前に、沖縄で戦没者の遺骨収集を続ける市民団体「ガマフヤー」代表の具志堅隆松さん(70)が18日、国との交渉に臨んだ。激戦地となった本島南部では至る所で土に遺骨が混じるその土砂を、名護市辺野古の新基地建設で海を埋め立てるのに使うのは戦没者への冒瀆(ぼうとく)」として、あらためて使用の断念を迫った。国側は従来の答弁に終始したが、具志堅さんは「諦めない」と話した。(森本智之


     (支援者に遺骨土砂(手前)の現状を説明する
      ガマフヤー代表の具志堅隆松さん(中央)
      =東京・永田町の衆院第1議員会館で)


◆採掘業者が判別するのは無理

 東京・永田町の衆院第1議員会館。「これが骨です。これもそうです」。40年以上もボランティアで遺骨収集を続ける具志堅さんは、防衛省などとの交渉の席に、沖縄県糸満市のガマ(洞窟)で採取した、褐色の土を持ち込んだ。

 いくつも骨が混じっているというが、肉眼で見ただけではよく分からない。周辺では手りゅう弾が爆発したり、火炎放射器が使われたりした痕跡があったとした。80年近い時間の流れによる風化もあって骨は砕かれ、土との一体化が進んでいるという。「採掘業者が判別するのは無理収集できる遺骨は収集し、できないものは現場に安置し祈りの場所にしてほしい


◆「墓泥棒をしようとしている」

 会場には沖縄戦の遺族も駆けつけ、マイクを握った。福岡市南区の高向(たかむく)洋子さん(83)の父は、糸満市摩文仁に近いガマで亡くなった。「どこで死んだかまで分かっているのに、遺骨はまだ帰ってきていない私たちにとってそこはお墓ですあなたたちは、墓泥棒をしようとしている」と切々と訴えた。

     (政府の代表者(右)に抗議の「琉歌」を手渡す
      ガマフヤー代表の具志堅隆松さん)

 防衛省の課長補佐級の担当者は「埋め立て土砂の調達先については決まっていませんが、ご遺骨の問題は真摯(しんし)に受け止める必要があると認識しており、適切に事業を進めていく」と用意した回答を読み上げた。


◆国民に尽くす公務員の仕事を

 ただ、この回答は、3月の参院予算委員会で社民党の福島瑞穂氏が質問した際の、木原稔防衛相の回答とほぼ同じ。時にうつむきながら、「私からは適切に進める以上の回答はできません」と話す担当者に、具志堅さんは「あなたを批判するためにやっているのではない。国家公務員は国民に尽くすのが仕事なら、どうかそれに立ち返ってください」と語りかけた。

 また、沖縄戦を指揮した牛島満司令官の辞世の句「秋待たで 枯れ行く島の 青草は 皇国の春に 甦らなむ」を陸上自衛隊がウェブサイトに掲載し続けている問題に絡み、具志堅さんは「抗議の返歌」を琉歌で綴(つづ)り、会場で詠み上げた。

 「島ぬ青草や 皇軍が枯らち 戦(いく)さ枯骨(からぶに)や 土(みちゃ)になゆる


◆「沖縄を枯れさせたのは誰なのか」

 「牛島司令官は、沖縄の住民は枯れ果ててしまうけども天皇の国家が春を迎える時に再びよみがえるだろうと詠んだでも、枯れさせたのは誰なのか」と具志堅さんは問うた。「沖縄の住民は日本軍の戦争が滅ぼし、遺骨は土になっているそれを埋め立てに使うため海に捨てることを私は受け入れることができない

     (遺骨が混じった沖縄本島南部の土砂を持ち込み
      防衛省の職員(手前)に説明する具志堅隆松さん)

 終了後、具志堅さんは「慰霊の日の式典で首相は戦没者に哀悼の言葉を述べるために沖縄に来る。それに対して遺骨の入った土砂を海に捨てるのは矛盾している。何らかの回答が出ると思っていた」と残念がった。


◆もうちょっと人間を信じたい

 ただ、同じような回答に終始する政府について「まともに検討していないのではないか」と「こちら特報部」が問うと、「もうちょっと人間性を信じたいんです。日本人の心を信じたい」と語気を強めた。

 具志堅さんはこのまま政府が南部の土砂を使わないと表明しなければ、20~23日に抗議のハンガーストライキを行う。「戦没者の尊厳の問題だ私が言っていることは間違っていないし、負けるとも思っていない声を上げることを諦めたくない」と話した。


【関連記事】「遺骨がまざった土砂を海に捨てるのか」と遺族は迫った 辺野古埋め立て進めようと政府が「むちゃ」ばかり
【関連記事】何が何でも?政府の「辺野古」ごり押しエピソード 軟弱地盤なのに調べもせず、「お墨付き」と疑念招くカネ
【関連記事】「辺野古を遺骨の混じる土砂で埋め立てないで」遺骨収集ボランティア、靖国神社前でハンスト
=====================================================

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●お維祭り工事現場でガス爆発事故…こんなゴミの島夢洲・大阪万博に子供たちを招待という名の動員なんてあり得ない、親御さんに不安が広がることは必至

2024年04月08日 00時00分18秒 | Weblog

【↑ 『適菜収 それでもバカとは戦え真相究明と責任追及を“大阪ノーサイド”なんて冗談じゃない』 (2020年11月14日、日刊ゲンダイ)】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/281280


(2024年04月03日[水])
藤永のぶよ(藤永延代)さんが指摘していた通りのことが発生。《「死者が出なくてよかった。爆発するで、とずっと言うてきて、やっぱりそのとおりになったやんかと憤る。…「開幕までにガスが出なくなるわけではないごみから出るガスを吸って体に良いわけがないこの場所を会場にしたこと自体が悲劇ここ使こたらあかんのちゃう?」》。こんな所に子供たちを無料招待という名の動員なんてあり得ないこと。親御さんに不安が広がることは必至だ、大阪マスコミがきちんと報道すればね…。
 《自見英子万博担当相は「関連省令に基づき配管施設を設置し、ガスを大気放散していると聞いている。万博の開催時に危険はないと考えている」》…《広場の他に店舗などが入る営業施設などが建てられる予定だ》そうですが、排気用の管は《広場の他に店舗など》の下を横に這わせて、どこかで《ガスを大気放散》するのですか? 《万博の開催時に危険はない》なんて言えるのかね? 
 違約金が値上がりする前に、さっさと中止を。お維による税金「パクパク」なんて許してはいけない。

   『●世界中の《人を呼んで祭りをする会場にはそもそも不向き…ゴミ処分場とし
     ての優位性は、祭り会場としては最悪の欠陥…「ゴミの島 夢洲の正体」》
   『●お維祭り工事現場で懸念されていたガス爆発事故…自見英子万博担当相「仮
     に今後、工事に伴ってメタンガスが発生した場合には、施工者が直ちに…」

 何もかもマヌケ、そして、デタラメ。《人を呼んで祭りをする会場にはそもそも不向き…ゴミ処分場としての優位性は、祭り会場としては最悪の欠陥…「ゴミの島 夢洲の正体」》。
 2023年《11月29日におこなわれた参院予算委員会では、社民党の福島瑞穂党首が万博会場の問題に言及し、「いま、ここ、現場でメタンガスが出ていますよね。どういう状況ですか」と質問。すると、自見英子・万博担当相は「(万博)会場を含めた夢洲の一部においてメタンガスの発生を確認し、管理をおこなってきたと聞いている」とその事実を認めた上で、「仮に今後、工事に伴ってメタンガスが発生した場合には施工者が直ちに必要な対策をおこなう」と答弁》(リテラ)したそうだ。《仮に今後》って、排気管が設けられていて、メタンガスは昔から発生していたんですよねぇ、ゴミ処分場なんですから。ヘドロなど、有機物をたっぷりと含む底泥が投入されているんですから、嫌気状態下でメタンガスが発生しますわね。《ようは「工事中にメタンガスが出たら、そのとき対策する」などとおざなりな態度をとっていたわけだが、このとき福島党首は「メタンガスに火が付いたら爆発をしますと危険性を指摘。つまり、福島代表が懸念したことが実際に起こってしまった、というわけだ》。
 マヌケすぎる。

 宮畑譲記者による、東京新聞の記事【こちら特報部/「万博会場でたばこ吸ったら吹っ飛ぶ」をホンマに否定できるんか 建設現場で爆発、原因はメタンガスらしい】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/318707)。《2025年開幕予定の大阪・関西万博会場建設現場で3月28日、可燃性ガスに工事中の火花が引火して爆発する事故が発生した。地中の廃棄物から出たメタンガスが原因とみられている。現場は廃棄物処分場だった場所で、かねて危険が指摘されていたが、現実のものに。国内外2820万人の集客が予定されるが、こんな場所で開催して大丈夫なのか。(宮畑譲)》

=====================================================
https://www.tokyo-np.co.jp/article/318707

こちら特報部
「万博会場でたばこ吸ったら吹っ飛ぶ」をホンマに否定できるんか 建設現場で爆発、原因はメタンガスらしい
2024年4月2日 12時00分

 2025年開幕予定の大阪・関西万博会場建設現場で3月28日、可燃性ガスに工事中の火花が引火して爆発する事故が発生した。地中の廃棄物から出たメタンガスが原因とみられている。現場は廃棄物処分場だった場所で、かねて危険が指摘されていたが、現実のものに。国内外2820万人の集客が予定されるが、こんな場所で開催して大丈夫なのか。(宮畑譲


◆ピットにたまったガスに火花が引火

     (大阪・関西万博の会場建設が進む大阪湾の人工島・夢洲。
      木造の大屋根(リング)は万博のシンボルとなる=3月4日)

 日本国際博覧会協会によると、事故は28日午前10時55分ごろ、会場西側の「グリーンワールド」工区の屋外イベント広場横のトイレ1階部分を工事中に起きた。溶接作業中に発生した火花が、地面と床の隙間にある配管ピット内にたまったガスに引火、爆発した。1階床が破損したが、けが人はなかった。担当者は取材に「おそらくメタンガスが発生した」と話す。

 この工区は計155ヘクタールの会場のうち西側の43ヘクタールを占める。広場の他に店舗などが入る営業施設などが建てられる予定だ。工区は廃棄物処分場だった所で可燃性ガスが発生していると、同協会は説明。一方、パビリオンなどが設置される他のエリアは建設残土で埋め立てており、可燃性ガスは発生しないとしている。


◆吉村知事「人的被害が起きてもおかしくない」

     (吉村洋文大阪府知事(資料写真))

 事故に対し、ネット上では「(万博会場で)たばこを吸ったら吹っ飛ぶ」「飲食店はどうするのか」といった声が上がる。吉村洋文知事は事故後、「まずは原因究明と再発防止に努めてもらう。人的被害が起きてもおかしくない。安全な工事が大事だ」と話した。

 今回の事故原因が特定されたわけではないが、メタンガスによる爆発事故は過去にも起きている。

 2007年、東京・渋谷の温泉施設で、温泉水に含まれるメタンガスが施設内に漏れ、制御盤のスイッチから出た火花が引火、爆発して従業員3人が死亡した。ガスの排気が不十分で、検知器も設置されていなかったことが問題となった。


◆埋め立て地、以前から危険性の指摘が

 メタンガスは生ごみなどが廃棄された埋め立て地でも発生することが知られているため、今回事故が起きた現場も以前から危険性が指摘されていた。

 昨年11月の参院予算委員会では、福島瑞穂議員(社民党)が「現場でメタンガスが出ている。どういう状況か。火がついたら爆発する」と質問。自見英子万博担当相は「関連省令に基づき配管施設を設置し、ガスを大気放散していると聞いている。万博の開催時に危険はないと考えている」などと答えていた。


◆ここ使こたらあかんのちゃう?

     (大阪・関西万博会場周辺のインフラ整備工事=3月4日)

 これより前から問題を訴えていた市民団体「おおさか市民ネットワーク」(大阪市)によると、工区には約80本のガス抜きをする管が設置されているという。代表の藤永延代氏は「死者が出なくてよかった。爆発するで、とずっと言うてきて、やっぱりそのとおりになったやんかと憤る。さらに、廃棄物から出る有害物質への懸念から、「開幕までにガスが出なくなるわけではないごみから出るガスを吸って体に良いわけがないこの場所を会場にしたこと自体が悲劇ここ使こたらあかんのちゃう?」と突っ込む。

 名古屋大名誉教授の竹内恒夫氏(環境政策論)も「ごみが捨てられたことは分かっているのだから、ガスが発生することも分かっているはず発酵が終わるまで危険性がなくなることはない」と指摘。事故現場は会場に不適当で、このままでは開催に影響が出るとみる。

 「そもそも、ガスが発生している場所の上に、人が使う施設をつくることが間違いこの工区は使わないのが最低限の対策だ。この問題は万博中止や延期の要因になる可能性がある」


【関連記事】万博に便乗?自信のなさの表れ? 大阪府が検討する「インバウンド徴収金」に合理性はあるのか
【関連記事】強まる中止、延期、縮小の声…それでも突貫工事の大阪・関西万博 能登復興に影響は? 業界と政府に認識ズレ
【関連記事】「復興万博」を新たな大義名分に?開催にこだわる維新…大阪・関西万博で「北陸に夢と希望」と言われても
=====================================================

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●お維祭り工事現場で懸念されていたガス爆発事故…自見英子万博担当相「仮に今後、工事に伴ってメタンガスが発生した場合には、施工者が直ちに…」

2024年04月04日 00時00分08秒 | Weblog

【↑ 『適菜収 それでもバカとは戦え真相究明と責任追及を“大阪ノーサイド”なんて冗談じゃない』 (2020年11月14日、日刊ゲンダイ)】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/281280


(2024年04月01日[月])
まさにありえないことだらけの大阪万博》(リテラ)。《2億円のデザイナーズトイレや「世界最大級の無駄」とも呼ばれている大屋根リングなど問題が山積》(リテラ)。《笑いもの》、2億円のデザイナーズトイレの下の下水道も含めて何もかも《マヌケ》…中止一択。例えば、デモクラシータイムスの映像記事【止めなあかん!お笑い大阪維新万博~リング・ペット・トイレ!(西谷文和さん)【The Burnnig Issues】20240227】(https://www.youtube.com/watch?v=0rzwyWzLxhs)によると、《お待たせしました! 抱腹絶倒、西谷ワールド全開です。工事の邪魔の木製リング、世界で初めて犬同伴、2億トイレも汲み取り、と笑いに満ちた大阪万博。このままでは、笑いもの誰も責任はとらないまま垂れ流しに税金投入。ここで止めなあかん! 止められるのは国民の怒りしかない》。

   『●世界中の《人を呼んで祭りをする会場にはそもそも不向き…ゴミ処分場とし
     ての優位性は、祭り会場としては最悪の欠陥…「ゴミの島 夢洲の正体」》

 何もかもマヌケなのだ。そして、ガス爆発事故発生、藤永のぶよさんが指摘していた通りのことが発生。これはエイプリールフールではありません。何もかもがデタラメ。《人を呼んで祭りをする会場にはそもそも不向き…ゴミ処分場としての優位性は、祭り会場としては最悪の欠陥…「ゴミの島 夢洲の正体」》。

 2023年《11月29日におこなわれた参院予算委員会では、社民党の福島瑞穂党首が万博会場の問題に言及し、「いま、ここ、現場でメタンガスが出ていますよね。どういう状況ですか」と質問。すると、自見英子・万博担当相は「(万博)会場を含めた夢洲の一部においてメタンガスの発生を確認し、管理をおこなってきたと聞いている」とその事実を認めた上で、「仮に今後工事に伴ってメタンガスが発生した場合には施工者が直ちに必要な対策をおこなう」と答弁》したそうだ。《仮に今後》って、排気管が設けられていて、メタンガスは昔から発生していたんですよねぇ、ゴミ処分場なんですから。ヘドロなど、有機物をたっぷりと含む底泥が投入されているんですから、嫌気状態下でメタンガスが発生しますわね。《ようは「工事中にメタンガスが出たら、そのとき対策する」などとおざなりな態度をとっていたわけだが、このとき福島党首は「メタンガスに火が付いたら爆発をしますと危険性を指摘。つまり、福島代表が懸念したことが実際に起こってしまった、というわけだ》。マヌケすぎる。
 リテラの記事【大阪万博の工事現場でガス爆発 会場地下に溜まるメタンガスへの懸念が現実に! 危険な有害物質PCB汚泥も覆うだけ】(https://lite-ra.com/2024/03/post-6326.html)。《開催まで約1年にまで迫った大阪・関西万博の工事現場で、恐れていた事態が起こった。28日午前11時ごろ、万博会場予定地の北西側の「グリーンワールド」工区で、開幕中に使用されるトイレの建屋の溶接作業をおこなっていたところ、火花がガスに引火し、トイレの床およそ100平方メートルを破損する“ガス爆発”事故が起こったというのだ》。

=====================================================
https://lite-ra.com/2024/03/post-6326.html

大阪万博の工事現場でガス爆発 会場地下に溜まるメタンガスへの懸念が現実に! 危険な有害物質PCB汚泥も覆うだけ
2024.03.31 08:00

     (大阪府HPより)

 開催まで約1年にまで迫った大阪・関西万博の工事現場で、恐れていた事態が起こった。28日午前11時ごろ、万博会場予定地の北西側の「グリーンワールド」工区で、開幕中に使用されるトイレの建屋の溶接作業をおこなっていたところ、火花がガスに引火し、トイレの床およそ100平方メートルを破損する“ガス爆発”事故が起こったというのだ。

 NHKは「万博協会によると、地下の空間にたまっていたメタンガスに引火したとみられている」と報じているが、たしかにガス爆発が起こった「グリーンワールド」エリアのある夢洲1区は、もともと廃棄物の最終処分場。地下にはメタンガスが溜まっていることから爆発などの事故が起きるのではないか、と危険視されていた

 たとえば、昨年11月29日におこなわれた参院予算委員会では、社民党の福島瑞穂党首が万博会場の問題に言及し、「いま、ここ、現場でメタンガスが出ていますよね。どういう状況ですか」と質問。すると、自見英子・万博担当相は「(万博)会場を含めた夢洲の一部においてメタンガスの発生を確認し、管理をおこなってきたと聞いている」とその事実を認めた上で、「仮に今後、工事に伴ってメタンガスが発生した場合には施工者が直ちに必要な対策をおこなう」と答弁していた。

 ようは「工事中にメタンガスが出たら、そのとき対策する」などとおざなりな態度をとっていたわけだが、このとき福島党首は「メタンガスに火が付いたら爆発をしますと危険性を指摘。つまり、福島代表が懸念したことが実際に起こってしまった、というわけだ。

 幸い、今回の爆発で作業員に怪我をした人はいないとのことだが、以前より国会でも危険視されていた問題が現実となってしまったとなれば、ことの重大さは言うまでもない。当然、吉村洋文・大阪府知事には今後の安全対策について説明する責任がある。

 ところが、今回の爆発事故が公表されて以降も、吉村知事は事故について一切言及していないのだ。

 実際、今回のガス爆発の事故については、29日13時半ごろに産経ニュースが「万博会場の工事中にガス爆発、けが人なし」と報じ、14時すぎにはNHKの「関西NEWS WEB」も報道。しかし、吉村知事の旧Twitter上では反応がなく、29日22時すぎに「大阪万博の経済波及効果 再試算で4000億円増加し2.9兆円に」という記事を引用し、〈大きな経済効果は明白〉などと投稿。その後も、能登半島地震の被災者を万博に招待することを検討している件やリニア中央新幹線の2027年開業断念のニュースについての投稿をおこなっているが、31日7時時点ではガス爆発問題には一切触れていない

 経済効果や被災者招待といったニュースはコメントつきで拡散しながら、以前より指摘されていたガス爆発事故は無視する──。作業員の安全性を守るための対策を打ち出すべきときに、何事もなかったかのように万博の宣伝に勤しむとは、無責任にもほどがあるだろう。


■万博来場者を危険に巻き込む可能性も! しかしメタンガス対策について大阪市の回答は…

 言っておくが、今回の事故は作業員の安全の問題だけにとどまらない。メタンガス対策をめぐっては、万博来場者をも危険に巻き込む可能性があるのではないかと疑問を抱かざる得ない状況だからだ。

 そもそも、夢洲1区にはメタンガスを排出するためのガス抜き管が地上に79本も設置されているという。つまり、このエリアにはメタンガスが地上に放出されている状態にあるということになる。そんな場所に万博協会は屋外イベント広場やエントランス広場といった〈大人数が滞留することのできる開けた空間〉(万博協会資料より)をつくろうとしているのだ。

 しかし、立憲民主党の辻元清美・参院議員が〈夢洲の一部で、人体に有害なメタンガスが発生しており、大気放散していることを認識しているか〉と質問主意書で質すと、政府は〈大阪広域環境施設組合が(中略)「メタンガス」が滞留しないよう、御指摘の「大気放散」を行うことで、当該メタンガスの濃度を適切に管理しているものと承知している〉と回答。さらに、大阪市に対して、ガス抜き管対策をどうするのかと「夢洲の都市計画変更を考える市民懇談会」(夢洲懇談会)が質問したところ、その回答は「万博協会からは、ガス抜き管の機能を維持すると聞いておりますが、対策の詳細については同協会にお尋ねいただくことになります」と、完全に丸投げ

 ようするに、大阪市も政府も「万博協会に聞いて」「大阪広域環境施設組合が管理しているはず」と、メタンガス対策の責任を放棄しているのだ。こんな有様で、来場者の安全対策は万全と果たして言えるのだろうか。こうした問題についても、吉村知事には説明する責任があるのだ。


■こんな場所で万博など論外! 地下にはメタンガスのほかにも有害物質が埋まっている

 しかも、万博会場ではメタンガス以上に危険視されている問題がある。それは、有害物質であるPCB(ポリ塩化ビフェニール)の問題だ。

 環境中での残留性が高く人や生物への毒性が高いPCBはストックホルム条約で国際的に廃絶すべき有害物質とされており、検出された場所の浄化が義務づけられているものだが、夢洲1区には大阪湾の海底から出たPCB汚泥を入れた袋が1万袋も敷き詰められている区画がある。なんと、万博ではこの上に土を盛ってアスファルトで覆うことで駐車場をつくる、というのだ。

 メタンガスが放出される管があちこちから地上に飛び出し、挙げ句、駐車場の真下には有害物質が埋まっている……。それでなくても夢洲1区にはダイオキシンやPCBなどの有害物質を含む焼却灰が860万トンも埋め立てられているとされ、立ち入り禁止区域ともなっていたエリアだ。当初、夢洲1区は万博会場にはしない予定だったというが、これは危険な場所だという認識があったからではないのか。そんなところに屋外イベント広場といった〈大人数が滞留することのできる開けた空間〉をつくろうというのだから、正気の沙汰ではない

 メタンガス爆発事故の発生に警鐘を鳴らした福島党首は、前述の国会質疑でこのように指摘していた。

ありえないですよ。ここは立入禁止区域、ようするにごみの最終処分場。有害物質があるのに、土壌改良せずにその上で万博やるって、ありえないですよ。子どもたちが来るのに、安全守られるんですか。守られないですよ。その確認はしているんですか」
「カジノ(用地)は土壌改良する。しかし、万博はやらない。時間がないからですよ。ごみの上に、有害物質の上に物を建て、人が行き来する。冗談じゃないですよ。健康をどう考えているのか」

 まさにありえないことだらけの大阪万博。しかも、懸念に追い打ちをかけているのは、不都合な事実に向き合おうとしない吉村知事の態度にある。このような状況で安心安全に万博を開催できると言えるのだろうか。

(編集部)
=====================================================

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●《さまざまな差別発言・女性蔑視をまき散らしてきた元総務大臣政務官・杉田水脈》自民党衆院議員が《啓発》程度で改心するなどあり得ない…

2023年11月18日 00時00分39秒 | Weblog

[※ 「こんな人たち」 報道特集(2017年7月8日)↑]


/ (2023年11月14日[火])
さまざまな差別発言・女性蔑視をまき散らしてきた元総務大臣政務官杉田水脈》自民党衆院議員が《啓発》程度で改心するなどあり得ない…議員辞職をさせるどころか、自民党は党の要職につける始末。こんなヘイト吐きを自民党要職どころか、国会議員で居させていいのか? 世界に恥をさらしている。[大弦小弦]《自民党衆院議員の杉田水脈(みお)氏が最近の動画で、「私は差別をしていません」と断言している。差別者はみんなそう言う》。
 そして今度は、使い古されたヘイト、在りもしない《在日特権》をまたしても持ち出す醜悪さ…。特に沖縄で繰り広げられている、実際に存在する「在日米軍特権」には何も言えない腰抜けぶり。沖縄での番犬様の《特権》には沈黙なのね?

 人権感覚ナシの国会議員を重用する《ヘイト政権だと国内外に喧伝し、一方で、(アノ「ト」なヅボヅボ党壊憲草案)壊憲で「…基本的人権の制限…」。カルトとヅボヅボな上にヘイト党、《こんな人物を政府に入れた時点で差別容認のヘイト政権だと国内外に示したようなもの》(角谷浩一氏)。
 (政界地獄耳)《LGBTには生産性がない」「(性暴力被害について)女性はいくらでもうそをつけますから」などさまざまな差別発言・女性蔑視をまき散らしてきた元総務大臣政務官杉田水脈。この政務官に抜てきしたのは首相・岸田文雄だった。昨年12月2日、社民党党首・福島瑞穂は参議院予算委員会で、杉田の過去の発言を「ヘイトスピーチ」と断じ、「内閣の一員としてふさわしくない更迭すべきではないか」と問うたが、首相は「職責を果たすだけの能力を持った人物と判断した。政府の方針に従って職務に専念してもらう」と退けたものの同日、総務相・松本剛明の指示で発言の一部について謝罪、撤回した。同27日、杉田は政務官を辞任した》。

   『●杉田水脈氏…《このような人権感覚に問題がある議員を政務官に登用した
     岸田文雄首相の人権意識、任命責任を改めて厳しく問わなければならない》
   『●杉田水脈氏をヅボヅボ《党や政権内に厳しく責任を問う様子も見られない》
      …自民党やキシダメ首相・自民党総裁の人権感覚は彼女と同じだから
   『●お維出身でアベ様お気に入りの杉田水脈氏が《啓発》程度で改心するなど
     あり得ない…議員辞職をさせるどころか、自民党は党の要職につける始末
   『●杉田水脈氏は《啓発》されず…《この発言をゆるし公認を出し続けている
     自民党自体が差別的であることに気づいていないのならば、既にそれは同罪》

 沖縄タイムスのコラム【[大弦小弦]自民党は杉田氏をかばうのか】(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1255447)。《自民党衆院議員の杉田水脈(みお)氏が最近の動画で、「私は差別をしていません」と断言している。差別者はみんなそう言う全ての要素を、杉田氏は兼ね備えている ▼例えば差別を批判されると「言論弾圧だ」などと被害者を演じる点。本当は自分が強者の側にいて安全だと知っているから、別の動画の中でも弱者をやゆして笑っている ▼差別被害を利権かのように描く卑劣な表現「公金チューチュー」。ありもしない在日コリアンの「特権」。日本軍「慰安婦」の「強制連行はなかった」論。デマや暴論をあえてぶつけて混乱させ、事実を見えなくする...》。

 悍ましい…。どこまで精神が歪んでいるのか。
 東京新聞の記事【杉田水脈氏、アイヌ事業関係者を「公金チューチュー」とやゆ 政務官辞任は「謝罪するのが嫌でやめた」】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/289494)。《自民党の杉田水脈(みお)衆院議員は11日までに、保守系月刊誌のユーチューブ番組に出演し、アイヌ文化振興事業に公金不正流用疑惑があるとの見方を示した上で、関係者を「公金チューチュー」とやゆした。昨年12月の総務政務官辞任について、アイヌ関係団体に直接謝罪するのが嫌でやめたと明らかにした。インターネット上では、マイノリティー(少数者)の支援団体や当事者らが補助金などを必要以上に得ているとして「公金チューチュー」と呼んで卑しめる向きがある。杉田氏の発言はこれをなぞったもので「流行語大賞にノミネートされても良かったと思いますけれどね」とも語った。番組でアイヌや沖縄、在日コリアン、被差別部落、LGBTなどに関する支援運動の動きをチェックしていると強調。「そういうふうな人たちが、どこでどんなことをしているのか。全部頭の中に入っている国会議員は私ぐらいしかいない」と自賛した》。

   『●平和憲法・専守防衛の下で、愚かしい過剰な「思いやり」や
      在日米軍特権を差し出してまで…そんな「不公平」は不要
   『●「在日米軍特権」…《事故の検証すらできない日本は
         むしろ、法的従属を“放置”した国家》<金口木舌>
   『●横浜米軍機墜落事件: 「米軍が現場を占拠し、
       警察は蚊帳の外。被害者のための救急車は一番最後に…」
    《▼墜落前に脱出し、傷一つない米兵救出のためだけ自衛隊ヘリは出動した。
     米軍が現場を占拠し、警察は蚊帳の外被害者のための救急車は
     一番最後に来たという石川・宮森小沖国大安部墜落であらわに
     なった不条理さと変わらない》。
    「《不条理の連鎖》は、今もなお沖縄では続く。《米軍機は沖国大墜落など
     「なかったこと」のように、今も県民の頭上をかすめ飛んでいる》。
       「在日米軍特権」も、「日米共犯」も、何も変わらない沖縄。
     《沖縄の人たちは逃げられない》《墜落であらわになった不条理さ》…
     今もなお、何も変わらない」

   『●在りもしない特権には大騒ぎするくせに、明確に存在する #在日米軍特権
       には沈黙する…《米軍の在日特権こそ問題にすべき》(長周新聞)

 《日本人を搾取している》のは、杉田水脈氏が所属する自民党やかつて所属していたお維とヅボヅボなカルト協会でしょうに。《差別的言説ヘイトスピーチと位置付けられ…。レイシズム人種差別主義を助長する恐れがある》デマを自民党・元お維の国会議員が振りまく悍ましさ。
 東京新聞の記事【自民・杉田氏がヘイト扇動 「在日特権、存在する」】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/289354)《自民党の杉田水脈衆院議員は10日までに、在日コリアンへの憎悪をあおる悪質なデマとして知られる「在日特権」などを巡り、X(旧ツイッター)に「実際には存在します」と投稿した。「在日特権」は、在日コリアンが「隠れた特権」に基づき日本人を搾取しているとの趣旨の差別的言説ヘイトスピーチと位置付けられ、交流サイト(SNS)を中心に拡散している。レイシズム人種差別主義を助長する恐れがある。投稿は4日付で、杉田氏の言動を取り上げた朝日新聞の1日付朝刊記事に言及。「在日特権」のほか、被差別部落問題に絡む「同和利権」を差別的表現だと分析した記事に反論し「(朝日は)差別に関わる利権や特権は存在しないと断言しました。しかし、実際には存在します」と書き込んだ》。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●杉田水脈氏は《啓発》されず…《この発言をゆるし公認を出し続けている自民党自体が差別的であることに気づいていないのならば、既にそれは同罪》

2023年11月17日 00時00分32秒 | Weblog

[※ 「こんな人たち」 報道特集(2017年7月8日)↑]


(2023年11月09日[木])
人権感覚ナシの国会議員を重用する《ヘイト政権だと国内外に喧伝し、一方で、壊憲で「…基本的人権の制限…」。

   『●《神さま》気取りのアベ様にこんなお願いする気? ―――「国民主権
     の縮小、戦争放棄の放棄、基本的人権の制限…緊急事態条項の創設」

 日刊ゲンダイのコラム【ここがおかしい 小林節が斬る!/自民党の憲法感覚の歪み「人権」が理解できていない】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/331083)。《残念ながら、今の自民党議員たちの中には、他者が自分とは異質であることに対して権力をもって介入してはならない……という「感覚」を共有しない者が多いのであろう。だからこそ、杉田水脈議員のように他者の人権を蹂躙して恥じない者を組織として擁護し続けているのである》。

   『●杉田水脈氏…《このような人権感覚に問題がある議員を政務官に登用した
     岸田文雄首相の人権意識、任命責任を改めて厳しく問わなければならない》
   『●杉田水脈氏をヅボヅボ《党や政権内に厳しく責任を問う様子も見られない》
      …自民党やキシダメ首相・自民党総裁の人権感覚は彼女と同じだから
   『●お維出身でアベ様お気に入りの杉田水脈氏が《啓発》程度で改心するなど
     あり得ない…議員辞職をさせるどころか、自民党は党の要職につける始末

 カルトとヅボヅボな上にヘイト党、《こんな人物を政府に入れた時点で差別容認のヘイト政権だと国内外に示したようなもの》(角谷浩一氏)。
 日刊ゲンダイのコラム【ラサール石井 東憤西笑/開き直りと大嘘…厚顔無恥で鉄面皮の杉田水脈と萩生田光一を倒すのは誰か】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/331438)。《なんという厚顔無恥。なんという鉄面皮! …2度にわたる人権侵害の認定を受けても、「ブログは削除して謝罪した」と繰り返すだけでなく、あろうことか動画で「私は差別と闘ってきた、差別はしていませんと開き直りの大放言だ。…自民党もなぜこれを放置するのか彼女を重用した安倍元総理も今はいない。いったい彼女は何に守られているのか》、《そしてもうひとり恥知らずがいる。萩生田光一(同下)だ(敬称略!)。先日のNHK日曜討論で立憲の長妻議員から「統一教会と最も関係の深い議員のひとり」と言われたら「レッテル貼りはやめて欲しいブチギレた。いや、レッテル貼りしたんじゃない。すでに貼られているレッテルを読んだだけだ》。

 《杉田水脈氏、アイヌ民族への差別との認識「全くない」 ブログが人権侵犯と認定 記者に囲まれ「びっくり」》だそうです。お維出身でアベ様お気に入りの差別主義者…《啓発》程度で、改心するなどあり得ない。こんなヘイト吐きを自民党要職どころか、国会議員で居させていいのか? 世界に恥をさらしている。
 日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/杉田発言を許す自民党自体が差別的】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202311040000038.html)。《★先月29日、杉田は一連の発言を巡り「差別がなくなっては困る人たちと戦ってきた私は差別をしていない」とし、1日にはX(旧ツイッター)に「人権の定義に法的根拠はない」と書き込み、人権侵犯に認定する制度に疑義があると疑問を投げた。この発言をゆるし公認を出し続けている自民党自体が差別的であることに気づいていないのならば、既にそれは同罪と言わざるを得ない》。

 最後に、木原育子記者による、東京新聞の記事【こちら特報部/強制移住→疫病で400人犠牲…杉田水脈氏が人権侵害したアイヌ 悲しい歴史は本当に共有されているのか】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/285228?rct=tokuhou)。《日本の先住民族アイヌの民族衣装を「コスプレ」と表現した現職国会議員が、いまだ党の要職を務めている人権侵害は論外だが、そもそもアイヌ民族の歴史を社会は本当に理解できているだろうか。どれだけ知ろうとしただろうか。明治期に強制移住させられた「樺太アイヌ」や、ダム建設で集落を分断された「北海道アイヌ」の地を巡りながら、歴史の負の遺産をどう乗り越えられるか考えた。(木原育子)》《◆アイヌの土地を分断した「違法ダム」今も稼働 苦渋の歴史を背負うのは、樺太アイヌだけではなく北海道アイヌもだ。象徴的なのが97年の二風谷ダム平取町訴訟判決だ。道収用委員会を相手に、土地強制収用などの裁決取り消しなどを求めた》。

   『●【<金口木舌>二風谷判決と沖縄】:
     「わが国の統治が及ぶ前から北海道に住み…先住民族に該当する」
    《「わが国の統治が及ぶ前から北海道に住み、独自の文化を保っており、
     先住民族に該当する」。1997年3月、札幌地裁で言い渡された判決に
     原告のアイヌ民族の人々は驚き、涙を流した ▼司法の場で初めてアイヌを
     先住民族と認めた、二風谷(にぶたに)ダム建設を巡る訴訟の判決だ…
     ▼しかし政府は沖縄の人々の権利保護を求めた国連自由権規約委員会
     勧告を無視

   『●《アイヌ民族…サケの捕獲は認められた先住権…儀式用の
     サケ十数匹を捕獲…サケ漁をするかどうかは自己決定権だ》

=====================================================
https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202311040000038.html

コラム
政界地獄耳
2023年11月4日6時53分
杉田発言を許す自民党自体が差別的

★「LGBTには生産性がない」「(性暴力被害について)女性はいくらでもうそをつけますから」など、さまざまな差別発言・女性蔑視をまき散らしてきた元総務大臣政務官杉田水脈。この政務官に抜てきしたのは首相・岸田文雄だった。昨年12月2日、社民党党首・福島瑞穂は参議院予算委員会で、杉田の過去の発言を「ヘイトスピーチ」と断じ、「内閣の一員としてふさわしくない更迭すべきではないか」と問うたが、首相は「職責を果たすだけの能力を持った人物と判断した。政府の方針に従って職務に専念してもらう」と退けたものの同日、総務相・松本剛明の指示で発言の一部について謝罪、撤回した。同27日、杉田は政務官を辞任した。

★思えば2018年8月号の「新潮45」に「LGBTのために税金を使うことに賛同が得られるものでしょうか。彼ら彼女らは子どもを作らない、つまり生産性がないのです」と書き、騒ぎになった時に同誌は廃刊になったが、自民党は杉田を指導しただけだった。党内外からも多くの批判があったが、当時の首相・安倍晋三の強い庇護(ひご)の中にいた。16年2月にスイスのジュネーブで開催された国連女性差別撤廃委員会に参加した杉田は、傍聴に来たアイヌの民族衣装やチマ・チョゴリ姿の女性たちをブログに掲載し、『日本国の恥晒し』と題して「チマ・チョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさんまで登場。完全に品格に問題があります」「同じ空気を吸っているだけでも気分が悪くなる」と書いた。これが先月、大阪と札幌の法務局から人権侵犯と認定された。

★先月29日、杉田は一連の発言を巡り「差別がなくなっては困る人たちと戦ってきた私は差別をしていない」とし、1日にはX(旧ツイッター)に「人権の定義に法的根拠はない」と書き込み、人権侵犯に認定する制度に疑義があると疑問を投げた。この発言をゆるし公認を出し続けている自民党自体が差別的であることに気づいていないのならば、既にそれは同罪と言わざるを得ない。(K)※敬称略
=====================================================

=====================================================
https://www.tokyo-np.co.jp/article/285228?rct=tokuhou

こちら特報部
強制移住→疫病で400人犠牲…杉田水脈氏が人権侵害したアイヌ 悲しい歴史は本当に共有されているのか
2023年10月22日 12時00分

 日本の先住民族アイヌの民族衣装を「コスプレ」と表現した現職国会議員が、いまだ党の要職を務めている人権侵害は論外だが、そもそもアイヌ民族の歴史を社会は本当に理解できているだろうか。どれだけ知ろうとしただろうか。明治期に強制移住させられた「樺太アイヌ」や、ダム建設で集落を分断された「北海道アイヌ」の地を巡りながら、歴史の負の遺産をどう乗り越えられるか考えた。(木原育子

     (「ここに確かに樺太アイヌの集落があった」と話す
      本田さん=北海道江別市の対雁地区で)


◆寂しげな河川敷「かつてここに集落」

 「かつてここに集落があったと想像できますか」。9月上旬、樺太アイヌの遠戚(えんせき)で、郷土史研究家の本田和義さん(71)=札幌市在住=が指さした。視線の先には石狩川。人気ひとけのない河川敷が広がっていた。横なぐりの風が吹き下ろし、何だか少し寂しげだ。

 札幌中心部から北東へ車で30分。本田さんらに案内してもらったのは、石狩川河口から約20キロ地点の北海道江別市の対雁(ついしかり)地区だ。今から150年ほど前、明治政府によって人工的につくられた樺太アイヌの一大集落があったと伝わる場所だ。

 なぜここに樺太アイヌが暮らしていたのか。背景にはロシアとの関係がある。1875(明治8)年、日本政府は樺太千島交換条約を締結。それまで樺太は両国の「雑居地」として国境が画定できずにいたが、条約で千島列島は日本、樺太はロシア領になった。


◆勝手に線引きされ「移住しない限り日本人と認めない」

 両国が勝手に引いた線引きなわけだが、樺太アイヌはどちらの国籍を持つか決めるよう強いられた。猶予は3年以内。だが日本の開拓使は樺太南部のアニワ(亜庭)湾の樺太アイヌらとわずか3カ月の話し合いで、翌76年に道北の宗谷地域に移住させた。江別市郷土資料館の寺井貫生(みきお)・文化財係長は「日本へ移住しない限り日本人と認めないとする布告が出たことも大きい」と説明する。

 その数、計108戸、総勢841人。この他に、唯一「和人」として移住した人もいる。それが、本田さんの高祖父(曽祖母の父)にあたる千徳瀬兵衛さんだ。妻が樺太アイヌで、瀬兵衛さんは後に対雁・江別両村の初代戸長になった。

 本田さんは「内地からの移民も少なく、囚人が道路を造った時代。当時の政府は農業立国を目指し、北海道開拓に樺太アイヌを投入しようと最初から計画していたようだ」と説明する。


◆武力で威嚇、嫌々連れてこられ…

 樺太アイヌたちは故郷が見える宗谷を離れることを嫌がったが、農業や炭鉱での労働を担わせるため、武力で威嚇しながら連れてこられた。それが、冒頭の対雁地区だった。

     (樺太アイヌが対雁から移った石狩川河口の来札地区の
      集落=国会図書館デジタルコレクション提供)

 悲劇は続く。対雁を疫病が襲ったのだ。3年後の79年にコレラで約30人が死亡、86年からのコレラ・天然痘で約320人が亡くなった。他の病も含めて移住者の半数の約400人が、慣れないこの地で世を去った。結局、農業は続かず漁業で生計をたてるため、約20キロ離れた石狩川河口の来札(らいさつ)地区へ移住していった。1905年に日露戦争で南樺太が日本領になると、ほとんどの樺太アイヌは帰島した。

 本田さんは65歳の定年後、自身の親族に樺太アイヌがいることを知り、祖先がどう歴史に関わってきたのか調べるようになった。

 かつて対雁の集落があった付近には、現在「榎本公園」が整備されている。樺太千島交換条約を締結し、この地に農場を開いた榎本武揚の功績をたたえるためだ。本田さんは声を落とす。「何という皮肉なのか。たたえられる歴史がある一方、刻まれることなく忘れられ、消されていった歴史もある」


◆「知る努力、受け継ぐ努力を放棄してはいけない」

 樺太アイヌ集落がかつてあった江別市内の市営墓地を訪れた。片隅には二つの碑があり、「樺太移住旧土人先祖之墓」「乗仏本願生彼国」と刻まれていた。傍らには、アイヌ民族の祭祀(さいし)に使われたイナウ(木幣)が残っていた。

     (1891(明治24)年8月に真願寺で初めて行われた
      「対雁の碑」(左奥)の建立法要=真願寺提供)

 「1979年の前住職の時代から、毎年6月に『対雁の碑』の前で墓前祭を開いてきた」と語るのは真願寺の石堂了正住職(60)。寺院の前身が対雁地区にあり供養を続けてきた。

 石堂住職は東京都調布市の寺院出身。30年前に結婚と同時に入寺し移り住んだが「樺太アイヌの歴史をほとんど知らなかった」と話す。今は公開講演会を開いており「樺太アイヌの歴史は世界で起きている難民問題に通じる。国は歴史を残す努力をし、私たちも知る努力、受け継ぐ努力を放棄してはいけない」とする。


◆アイヌの土地を分断した「違法ダム」今も稼働

 苦渋の歴史を背負うのは、樺太アイヌだけではなく北海道アイヌもだ。象徴的なのが97年の二風谷ダム平取町訴訟判決だ。道収用委員会を相手に、土地強制収用などの裁決取り消しなどを求めた。

 ダムは完成しており請求自体は棄却されたが、判決は収用委の裁決を違法と認定。「少数民族にとって民族固有の文化は多数民族に同化せず、その民族性を維持する本質的なものである」と言及し、「民族固有の文化を享有する権利は、自己の人格的生存に必要な権利ともいい得る重要なもの」と、アイヌ民族の文化享有権を初めて認めた。

     (広大な自然の中にそびえ立ち、稼働し続ける
      二風谷ダム=北海道平取町で)

 だが、アイヌ民族の土地を分断して造られた沙流川(さるがわ)の「違法ダムは今も稼働し、広大な緑の地に不自然な人工物はそびえ立ったままだ。法律でアイヌ民族を先住民族と明記したのも、東京五輪前に突貫工事で制定された2019年のアイヌ施策推進法を待たねばならなかった。その上、今年9月には、自民党の杉田水脈衆院議員がSNSにアイヌ民族の衣装を「コスプレ」と投稿した事実が人権侵犯と認定れるなど、放置しかねる問題が山積する。


◆「結局国は何も変わらなかった」

 原告の1人でアイヌ民族の貝沢耕一さん(77)は「当時は画期的な判決だと思ったが…」と言葉少な。「結局国は何も変わらなかった。遠くから、しかと見てきたが、アイヌ民族の復権について何も解決していない取り繕うことだけが実に上手な国になった

 翻って世界はどうか。

 オーストラリアでは14日、先住民族の地位を憲法に明文化するかの是非を問う国民投票を実施。アボリジニやトレス海峡諸島民などの先住民族を「最初のオーストラリア人」とし、先住民族の全国的な代表機関を憲法上に設置することへの賛否が問われた。


◆豪州TVが紹介、先住民族同士で連帯

 恵泉女学園大の上村英明名誉教授(国際人権法)は「歴史や国家制度の根幹に関わる、非常に重要な国民投票だった。結果として否決されたが、現政権は国民に問い、若い世代にも賛成は多かった。その意味では豪州は次の機会にまた期待できる」と指摘。「日本政府にはこの動きの本質的な意味を理解できる人は少ないかもしれないが、アイヌ民族が豪州のテレビで取り上げられ、先住民族同士が連帯を示す動きも深まっている。世界の潮流との連携を広げてほしい」と話す。

 アイヌ民族の歴史とどう向き合っていけばいいか。

 室蘭工業大の丸山博名誉教授は「先住民族は土地と一体だ。土地を意識せずに先住民族を理解することはできない」と切り出し、「北海道各地でアイヌ民族の強制移住は行われ、サケ漁やシカ猟の禁止とともに民族の集団性を失い、入植者社会に消えたアイヌは多い。後から来た入植者が社会制度などを塗り替え正当化するセトラー・コロニアリズム入植者植民地主義)を自覚しなければならない」と説く。そのうえで、「同化に抵抗するアイヌもいる。謙虚に耳を傾け、歴史を先住民族など少数者の視点で捉え直し、歴史観を転換する必要がある」と訴える。


◆デスクメモ

 広がる大地や珍しい動植物。海、山の幸に、スキー、温泉…。北海道旅行で先住民族のアイヌを意識する人はどれほどいるのだろう。私たちが魅了される観光のほとんどは、奪われた人たちの犠牲の上に成り立っているのに。歴史に目を向け、より深く北海道のことを知らなければ。(本)


【関連記事】杉田水脈氏、アイヌ民族への差別との認識「全くない」 ブログが人権侵犯と認定
【関連記事】持ち去られたアイヌの遺骨が子孫に返還されない 「一刻も早く土に」を阻む背景とは
=====================================================

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●《軍備は軽武装にとどめ、あらゆる資源を国民経済向上のために振り向けることを「国家の哲学」とした。「戦争は金輪際行わない」…》

2023年04月07日 00時00分20秒 | Weblog

[※↑ 映画『テレビで会えない芸人』(tv-aenai-geinin.jp)]


(2023年03月22日[水])
松元ヒロさんの《憲法くん》。違憲に壊憲したいと言う…松元ヒロさん「私たちがこう言えばいいじゃないですか。『憲法に合わなかったら、政府を”変える“』」。

   『●《戦争という名前で他国の人々を殺したことがない》
     『憲法くん』の《未来はわれわれ主権者に託されている》
    《「変なうわさを耳にしました。本当でしょうか。私がリストラされる
     かもしれないという話」。女優の渡辺美佐子さん(86)が演じる
     「憲法くん」が静かに語りかける。沖縄市のシアタードーナツで
     上映中のドキュメンタリー映画「誰がために憲法はある」の一場面だ
     …憲法くんの未来はわれわれ主権者に託されている
     無関心ではいられない》

   『●憲法の日に違憲に壊憲したいと言う…松元ヒロさん「私たちがこう言えば
        いいじゃないですか。『憲法に合わなかったら、政府を”変える“』」
   『●「憲法くん」…《「変なうわさを耳にしました。本当でしょうか。
     私がリストラされるかもしれないという話」。…無関心ではいられない》
   『●『憲法くん』の誇りとは? 《私は六六年間、戦争という名前で
             他国の人々を殺したことがない。それが誇り》

 古賀茂明さん《つまり、「非戦国家」を前提とする「軽武装・国民経済最優先」から「戦争遂行国家」を前提とした「重武装軍拡最優先」という国の形への大転換なのだ。憲法大改正に匹敵すると言っても良い「国の形」の大転換。岸田総理が、その意味を理解して独走したのだとすれば、それはクーデターと呼ぶべき暴挙だと思うが、いかがだろうか。》

   『●立派な「戦争法案」!: 後方支援=兵站「武力行使と
      一体不可分の中心構成要素」、「リッパな戦闘行為」
    「女性議員には「早く質問しろよ」!、と言えても、志位氏には
     それを言う勇気もないヘタレなアベ様。福島瑞穂さんの「戦争法案」
     にはレッテル貼りと言えても、志位氏には何も言えない情けなさ。」

   『●自衛隊員の「息子に迷惑をかけぬよう、
    「縁を切った」上で」、戦争法案に反対する平和子さん
   『●要《戦争絶滅受合法案》!: 憲法9条第2項抹殺…
       戦争したくてしょうがないアベ様ら自公与党議員達
   『●壊憲:「国民を置き去りにした状態で法秩序の連続性を
         破壊する行為を、法学的には「クーデター」と呼ぶ」
   『●《歴代内閣が「憲法上許されない」としてきた「集団的自衛権の
            行使」を可能とする》違憲な戦争法の成立から4年
    「《法学的には「クーデター」と呼ぶ》…
     (2015年09月19日 00時00分08秒 | ブログ)
     「「憲法の制定権は主権者である国民に」、その「国民を置き去りに
     した状態で法秩序の連続性を破壊する行為を、法学的には
     「クーデター」と呼ぶ」。その第3幕を、参院特別委員会で
     目の当たりに。あれで「採決」? どこが「可決」??
     Mr.ワタミ渡辺美樹参院議員や(ツイッターでは、
     ヒゲの隊長ならぬ)ヒゲの組長佐藤正久参院議員が大活躍。
     サモシさを感じるね。国会の外が全く見えていない」」

   『●〝戦争法〟施行、5年も経ってしまった…《有事となれば真っ先に狙わ
      れるのは国境の島であり、米軍、自衛隊基地が集中する沖縄である》

 まず、ニッポンの《有事》は少子化(浜田敬子さん)。軍隊への入隊者も少なく、(実質的には導入済みに近いのですが)徴兵制でも導入したくてしょうがないのでは? 「赤紙」が来る時代へ軍事費倍増によって少子化に対して無能、一方で、他国に侵略してでも戦争したい、って正気でしょうかね。オマケに、哀しくなるほど低い食料自給率。
 日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/つじつま合わない財政規律派・岸田首相の理屈】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202303010000095.html)によると、《★首相は7日の衆院予算委員会で政府が掲げる子ども予算倍増のベースとなる基準について重ねて明示を避けた。だが15日の予算委で家族関係社会支出が20年度に「GDP比2%を実現している」とし「それをさらに倍増しようではないか」と答弁。「中身を決めずして最初から国内総生産(GDP)比いくらだとか今の予算との比較でとか、数字ありきではない」と言うが、倍増を掲げたのは首相だし、その理屈は防衛費議論では数字ありきの議論だった》。

   『●アベ様は「スターリンやポル・ポトがやろうとしたことだ」と批判し、
     丸川氏は「愚か者めが、このくだらん選択をしたばか者ども」と罵った

 週刊朝日のコラム【重武装軍拡最優先という国の形 古賀茂明】(https://dot.asahi.com/wa/2023022300032.html)によると、《日本は太平洋戦争に負けて廃墟の中から立ち上がらなければならなかった。国家には無駄なことに資金を割く余裕はない。そこで、軍備は軽武装にとどめ、あらゆる資源を国民経済向上のために振り向けることを「国家の哲学」とした。「戦争は金輪際行わない」、したがって自衛隊の規模は必要最小限のものとし、防衛費は概ねGDP比1%を上限とするという歯止めを設けた。こうした考え方が、「軽武装・国民経済最優先という国の形として定着した。それが我が国経済の驚異的発展につながったのだ。戦後70年間、この「国家の哲学=国の形」を否定する指導者は出てこなかった、安倍晋三元総理の時代になって、これを事実上否定する政策転換が始まった。しかし、声高に唱えるよりも、国民に警戒されないように少しずつそれを推し進めた感がある》。

   『●対馬丸事件…《戦争でどれだけ多くの命が海に消えたか。辺野古…
     大浦湾…多くの戦没者が眠る海を破壊して、新たな軍事基地》を建設中
   『●アタマオカシイの? 《東京電力の柏崎刈羽原発を原子力規制委員会の最終
     最終承認や地元新潟県の同意がなくても、国が前面に出て再稼働させる》!
    《原発とは何かを突き詰めていくと、壮大な欺瞞と嘘にぶちあたる
     健康調査の闇、避難者を追い出す棄民政策、放射能汚染の隠蔽、
     除染の真の意味、規制委員会という組織の欺瞞性、
     事故時の避難計画の杜撰…それらを問い糺すことが
     「調査報道記者」という仕事だと語る著者。》

   『●《自民党タカ派…箕輪登…「戦争とは血を流す政治であります。外交とは
      血を流さない政治であります。日本は永久に血を流さない政治を…」》
   『●《血を流さない政治》は一体どこに行ってしまったのか? そもそも、
     どこにどうやって《避難》できるのか? 核発電所事故時でも同様だ…

 何もかもデタラメな政府、政権。
 日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/先島諸島住民の懸念 島外に本当に避難できるのか】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202302280000077.html)によると、《石垣市の読者から与那国町では「台湾有事を想定して事前に島外への避難を求める町民に、旅費など必要な費用を支給するための基金を設置する」ことを決めた。だが「本当に避難なんかできるのか」を問うている。(ざっとまとめると)「<1>石垣にミサイル基地があると、万が一戦争になると相手から大量のミサイルが撃ち込まれ、海に囲まれ逃げ場のない島民のほとんどは命を失う<2>たとえ大きなシェルターを造ったとしても、台風で船が4~5日入港できないだけでスーパーの棚がガラガラになるのに生きるために必要な水や食料が持ちこたえられない<3>島外避難も安心して住む場所がなければ避難するわけにはいかない<4>そのためには国は今から本土の地に集団で住める住宅を2万~3万戸作っておかなければならない。以上のことをしっかり実行してもらわないと石垣島住民は捨て石になるだけで、命の保障も未来もない誰も今の生活を捨てて避難なんかできないさぁ」》。

=====================================================
https://dot.asahi.com/wa/2023022300032.html

重武装軍拡最優先という国の形 古賀茂明
政官財の罪と罰
古賀茂明
2023/02/28 06:00

 岸田文雄総理は、防衛費倍増に続いて子ども予算も倍増するという。防衛費を倍増するのだから、子ども予算も倍増しないと国民の評判が下がると考えたのだろう。

 だが、この「倍増」という言葉が曲者だ。同じ倍増だから、防衛費も子ども予算も同等の扱いだと勘違いする人もいるかもしれない。しかし、実態は全く違う

 防衛費の場合は、増税を極力少なくするため、病院を運営する独立行政法人の積立金から約750億円、政府による投資や融資の管理を行うための財政投融資特別会計にある資金から2000億円、為替介入のために貯めてある外国為替資金特別会計から1.2兆円などを防衛費のために流用することになった。いずれの資金も国民の財産だどうしてこれを本来の目的ではない防衛費に使うのかという説明は一切ない。

 この他にも国有財産の売却などで3兆円強を捻出するというが、これも国民の財産であり、なぜ防衛費に充てなければならないのか全く不明。わからないことだらけである。

 ただ、一つだけわかることがある。それは、財源を探して何か見つかったらまず防衛費に充てるということだ。

 今、国会や報道では、防衛増税に焦点が当たっているが、問題の本質は、そこにあるのではない。では、何が本質なのか。

 日本は太平洋戦争に負けて廃墟の中から立ち上がらなければならなかった。国家には無駄なことに資金を割く余裕はない。そこで、軍備は軽武装にとどめ、あらゆる資源を国民経済向上のために振り向けることを国家の哲学」とした。

 「戦争は金輪際行わない」、したがって自衛隊の規模は必要最小限のものとし、防衛費は概ねGDP比1%を上限とするという歯止めを設けた。こうした考え方が、「軽武装・国民経済最優先という国の形」として定着した。それが我が国経済の驚異的発展につながったのだ。

 戦後70年間、この「国家の哲学国の形を否定する指導者は出てこなかったが、安倍晋三元総理の時代になって、これを事実上否定する政策転換が始まった。しかし、声高に唱えるよりも、国民に警戒されないように少しずつそれを推し進めた感がある。

 一方、岸田総理は、あえて声高に「戦後の安全保障政策の大転換」を宣言した。しかし、岸田氏が大転換しようとしているのは、安保政策にとどまるものではない。

 国民から集めたおカネを「国家の哲学」に沿って分配するのが予算案である。すなわち、予算案は、「国家の哲学=国の形」を表わす鏡である。

 岸田予算案の根底にある哲学とは何か。あらゆる資金を防衛費優先で配分せよということだ。その前提として、日本は「戦争ができる国になるのだ」という考え方がある。だからこそ、軍備は、戦争を遂行するのに足るものでなければならない。日本が対峙する中国と戦うに足る装備となれば、当然重武装を目指すことになる。

 つまり、「非戦国家」を前提とする「軽武装・国民経済最優先」から「戦争遂行国家」を前提とした「重武装軍拡最優先」という国の形への大転換なのだ。憲法大改正に匹敵すると言っても良い「国の形」の大転換。

 岸田総理が、その意味を理解して独走したのだとすれば、それはクーデターと呼ぶべき暴挙だと思うが、いかがだろうか。

※週刊朝日  2023年3月10日号


古賀茂明(こが・しげあき)/古賀茂明政策ラボ代表、「改革はするが戦争はしない」フォーラム4提唱者。1955年、長崎県生まれ。東大法学部卒。元経済産業省の改革派官僚。産業再生機構執行役員、内閣審議官などを経て2011年退官。近著は『官邸の暴走』(角川新書)など
=====================================================

=====================================================
https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202302280000077.html

コラム
政界地獄耳
2023年2月28日7時38分
先島諸島住民の懸念 島外に本当に避難できるのか

★沖縄県石垣市に本社があり、先島諸島に向け発行する日刊紙「八重山毎日新聞」は18日付の社説で「台湾有事はありえない」と題し「日本は軍事力を増強して日米同盟で中国と対抗するより隣国を中心とした大中華圏経済圏とどう向き合っていくかを模索すべきではないか」「前与那国町長・外間守吉は自衛隊誘致を進めてきた。しかし駐屯地での日米共同演習や長距離ミサイル配備に動揺し、国策や国防が島民の心を傷つけていると訴えている」という。

★同紙21日付投書欄では石垣市の読者から与那国町では「台湾有事を想定して事前に島外への避難を求める町民に、旅費など必要な費用を支給するための基金を設置する」ことを決めた。だが「本当に避難なんかできるのか」を問うている。(ざっとまとめると)「<1>石垣にミサイル基地があると、万が一戦争になると相手から大量のミサイルが撃ち込まれ、海に囲まれ逃げ場のない島民のほとんどは命を失う<2>たとえ大きなシェルターを造ったとしても、台風で船が4~5日入港できないだけでスーパーの棚がガラガラになるのに生きるために必要な水や食料が持ちこたえられない<3>島外避難も安心して住む場所がなければ避難するわけにはいかない<4>そのためには国は今から本土の地に集団で住める住宅を2万~3万戸作っておかなければならない。以上のことをしっかり実行してもらわないと石垣島住民は捨て石になるだけで、命の保障も未来もない誰も今の生活を捨てて避難なんかできないさぁ」。

★沖縄県知事・玉城デニーは沖縄の自衛隊強化に懸念を示しているが、石垣市長・中山義隆は「南西諸島の防衛体制は、奄美大島から与那国島まで自衛隊配備がつながっている中で完成する。それぞれの地域が受け入れ、配備がここまで進んでいる状況で、県が懸念を示すのは理解できない」(八重山日報22日付)と批判的だ。だが、この投書の答えはどこからもない。(K)※敬称略
=====================================================

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●お維系の杉田水脈議員を、櫻井よしこ氏の助言を基に引き抜いたのはアベ様であり、なんとキシダメ首相は総務政務官に指名してしまったょ…

2022年12月18日 00時00分34秒 | Weblog

[※ 「こんな人たち」 報道特集(2017年7月8日)↑]


(2022年12月05日[月])
いやぁ~、福島みずほさんとの参院予算委員会 (221202) での質疑、本当に酷かった。
 以前、松尾貴史さん《能力の問題人格の問題品性の問題》と批判…。当然、キシダメ首相の責任は極めて重い。

   『●《能力の問題。人格の問題。品性の問題》…本当にそうだ! 〝ハート〟
        無き自民党の〝ハート〟無き山口県連所属国会議員・杉田水脈氏

 日刊ゲンダイの記事【“ヘイトの見本市”杉田水脈政務官薄ら笑いでデタラメ答弁連発!挑発40分“面の皮”に慄然】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/315264)によると、《11月30日の参院予算委員会は慄然モノだった。立憲民主党の塩村文夏議員が差別発言を平然と繰り返す杉田水脈総務政務官の資質を40分あまり追及。薄ら笑いを浮かべた杉田氏はデタラメ答弁を連発し、「日本には命に関わるひどい女性差別は存在しない」と言い出し、審議は何度も止まった。安倍元首相の子飼いアピールで生き延びてきた杉田氏は、さながら「ヘイトの見本市」だ》。国際的な恥さらし…《角谷浩一氏…「岸田首相は例によって〈適材適所とかばっていますが、こんな人物を政府に入れた時点で差別容認のヘイト政権だと国内外に示したようなもの。一連の辞任ドミノしかり、自民党にはこのレベルの議員しかいないということでもある」》。

 さらに、リテラの記事【杉田水脈「女性差別・民族差別の撤回・謝罪」は形だけで反省なし! 岸田首相がトンデモ差別政治家を守り続ける理由】(https://lite-ra.com/2022/12/post-6248.html)によると、《「傷つかれた方々に謝罪し、表現を取り消す」──昨日2日、杉田水脈・総務大臣政務官が過去の発言について撤回・謝罪すると言い出した。「LGBTには生産性がない」と発言してから約4年、今年8月も「性的マイノリティの方を差別したことはない」などと発言していた杉田政務官だが、無論、いまなお反省していないのは明らかだ》。

 キシダメ首相が総務政務官に指名してしまったアノ杉田水脈氏を、そもそも、櫻井よしこ氏の助言を基に (お維から直接ではないようですが) お維から引き抜いたのはアベ様らしい…。

   『●「取締役レベルで決定した確信犯的」ヘイト企画・
      「差別ビジネス」のツケ…これで幕引きでいいのですか?
   『●杉田水脈衆院議員、《一体、だれがこんな人物を国会議員にしたのか》
     (日刊ゲンダイ)…悪夢のような無《責任政党》やその総裁らの無責任
   『●村上誠一郎議員の発言よりも、統一協会票の差配等々のアベ様案件こそ
      が《国賊》であり、《党員の品位を汚す行為》だと思いますが?(1)
    《…自民党・杉田水脈衆院議員の“性的マイノリティには生産性がない
     という差別言説…》

   『●《とりあえず、うっかり「いいね」を押したら即アウト、ではない》…
      杉田水脈衆院議員はどのように言動し、どの様なモノに「いいね」?
   『●杉田水脈総務政務官、麻生太郎自民党副総裁らはウルトラのつく差別
     主義者…ズボズボ壺壺ヅボヅボな自民党で重用されるってどういうこと?
   『●《能力の問題。人格の問題。品性の問題》…本当にそうだ! 〝ハート〟
         無き自民党の〝ハート〟無き山口県連所属国会議員・杉田水脈氏

 自民党山口県連所属。どうやっても落選させられそうにもない、比例名簿の上位。ヘイトで差別主義者が未だに国会議員、かつ、キシダメ首相がなんと総務政務官に任命してしまうという絶望…。キシダメ首相の政治音痴。案の定、杉田水脈総務政務官の酷い国会での答弁。

 そして、リテラの重要な指摘…《これだけの差別言辞を垂れ流してきた杉田氏を、「職責を果たすだけの能力を持った人物などと評価する岸田首相──。しかし、それも当然なのかもしれない。というのも、岸田首相の“ブレーン”だと囁かれているのが、杉田政務官と近い小川榮太郎氏だからだ》。

   『●村上誠一郎議員の発言よりも、統一協会票の差配等々のアベ様案件
     こそが《国賊》であり、《党員の品位を汚す行為》だと思いますが?(1)
    「アベ様の《ブレーン》を起用するキシダメ首相、もう辞任してくれ…。
     勘弁してほしいよ、全く。…リテラの記事【岸田はおかしくなっている!
     性差別発言や統一教会擁護の極右安倍応援団・小川榮太郎をブレーンに
     国葬も小川の進言か】」

=====================================================
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/315264

“ヘイトの見本市”杉田水脈政務官薄ら笑いでデタラメ答弁連発!挑発40分“面の皮”に慄然
公開日:2022/12/01 14:15 更新日:2022/12/01 15:52

     (発言はさながら「ヘイトの見本市」だ
      (杉田水脈総務政務官)/(C)日刊ゲンダイ)

 11月30日の参院予算委員会は慄然モノだった。立憲民主党の塩村文夏議員が差別発言を平然と繰り返す杉田水脈総務政務官の資質を40分あまり追及。薄ら笑いを浮かべた杉田氏はデタラメ答弁を連発し、「日本には命に関わるひどい女性差別は存在しない」と言い出し、審議は何度も止まった。安倍元首相の子飼いアピールで生き延びてきた杉田氏は、さながら「ヘイトの見本市」だ。

 杉田氏の異常な思考回路は「LGBTは生産性がない」で周知だが、女性差別も常軌を逸している。性暴力被害を訴えたジャーナリストの伊藤詩織さんを取り上げた英BBCの番組(2018年6月)のインタビューで、「彼女の場合は明らかに女としての落ち度があった」と発言。伊藤さんを中傷するSNS投稿に「いいね」を大量に押して東京高裁から賠償を命じられたが、最高裁に上告。20年9月の自民党内の会議で内閣府が性暴力被害者支援施設の増設を説明した際には、「女性はいくらでもウソをつけますから」と言い放った。

 塩村氏から「落ち度」や「ウソ」について問われた杉田氏は、「性暴力被害者に対して申し上げたことでは全くございません。女性を蔑視する意図も全くございませんでした」と、あからさまなウソ。その挙げ句、「BBCのインタビューを受けたのは4年前。当時は不起訴で検察(審査会の議決)も不起訴相当ということで、性暴力も性被害者も存在していなかった」とイケシャアシャアだ。

 14年10月の衆院本会議で「男女平等は絶対に実現し得ない、反道徳の妄想です」とブッて、男女共同参画社会基本法の廃止を求めたことについては「現在とは異なる政党に所属をしていた」と釈明。杉田氏の古巣は旧日本維新の会で、当時は次世代の党所属だったが、子どもの言い訳にも劣る。

 極め付きは16年の国連女性差別撤廃委員会に関するブログ投稿。「小汚い格好に加えチマ・チョゴリやアイヌのコスプレおばさんまで登場」「同じ空気を吸っているだけでも気分が悪くなる」などと罵詈雑言だったのだが、「100人ぐらいの方々が私を取り囲んで至近距離で罵声を浴びせた。当時、一般人だった私がこのような感想を持つのは仕方がなかった」とまたウソ。再選できず「タダの人」だっただけで、ブログには「近寄ろうとすると大勢の人間に囲まれました」と書いていた。

 政治ジャーナリストの角谷浩一氏は言う。


■ヘイト政権だと国内外に示したようなもの

「岸田首相は例によって〈適材適所とかばっていますが、こんな人物を政府に入れた時点で差別容認のヘイト政権だと国内外に示したようなもの。一連の辞任ドミノしかり、自民党にはこのレベルの議員しかいないということでもある」

 一事が万事だ。
=====================================================

=====================================================
https://lite-ra.com/2022/12/post-6248.html

杉田水脈「女性差別・民族差別の撤回・謝罪」は形だけで反省なし! 岸田首相がトンデモ差別政治家を守り続ける理由
2022.12.03 11:00

     (左・杉田水脈政務官/右・岸田首相(両氏公式HPより))

 「傷つかれた方々に謝罪し、表現を取り消す」──昨日2日、杉田水脈・総務大臣政務官が過去の発言について撤回・謝罪すると言い出した。「LGBTには生産性がない」と発言してから約4年、今年8月も「性的マイノリティの方を差別したことはない」などと発言していた杉田政務官だが、無論、いまなお反省していないのは明らかだ

 それは、撤回・謝罪をおこなった昨日2日の参院予算委員会での答弁からもはっきりしている。杉田政務官は、こう述べた。

「過去の配慮を欠いた表現、そういったことを反省するとともに、松本総務大臣から私に対し、傷つかれた方々に謝罪し、そうした表現を取り消すように指示がありました。私としても内閣の一員としてそれに従い、傷つかれた方々に謝罪し、そうした表現を取り消します」

 ようするに、松本剛明総務相から指示されたから撤回・謝罪するだけだと、当の杉田政務官が述べているのだ。

 杉田政務官の差別発言問題は、いま開かれている臨時国会において何度も追及を受けてきたが、杉田政務官はそのたびに頑なに撤回・謝罪することを拒んできた。

 しかし、11月30日の参院予算委員会での答弁があまりにひどく、ネット上でも批判が殺到する事態になっていた。

 岸田政権は、大臣の辞任ドミノにはじまり、秋葉賢也復興相の「影武者」疑惑や岸田首相を筆頭とする「空白領収書」など問題が次から次に噴出して、対応に追われている。杉田発言問題についても、当初は逃げ切れると高をくくっていたものの、30日の参院予算委員会答弁で批判が放置できないくらい広がったため、「謝っておけ」と指示するにいたったということだろう。

 実際、11月30日の参院予算委員会での杉田政務官の答弁はあまりに酷いものだった。


■アイヌ差別、在日コリアン差別を「一般人だった」と開き直り 「前衆院議員」として活動していたのに

 その筆頭というべきものが、アイヌ・在日コリアンへの侮蔑発言への弁明だった。

 杉田氏は、2016年2月にジュネーブで開催された国連女性差別撤廃条約に参加したアイヌ民族や在日コリアンの女性たちについて、杉田氏が当時、自身のブログで〈国連の会議室では小汚い格好に加え、チマチョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさんまで登場。完全に品格に問題があります〉などと露骨な民族蔑視投稿をおこなっていた。

 この問題を立憲民主党の塩村文夏参院議員が追及したのだが、杉田議員は発言を訂正・謝罪することなく「事実ではございます。ただ、このときは私はまだ国会議員ではなく、一般人でございました」と、答弁をおこなったのだ。

 まるで一般人ならば、どんな民族差別をしてもなんの問題もないかのような物言い。これだけでも大問題だが、加えて杉田氏は当時、一般人などという立場ではなかった。杉田氏は2012年に日本維新の会から衆院選に出馬し比例復活で初当選。2014年に維新の分裂に伴って次世代の党に参加したが、その年の衆院選で落選。その後は「前衆院議員」という肩書きで活動し、産経系メディアなどで歴史修正主義発言を連発する前衆院議員の論客として持て囃されていた

 つまり、「前衆院議員」として差別を垂れ流していたのに、それをネグって、「私はまだ国会議員ではなく、一般人でございました」などと開き直っていたのである。

 だが、酷い答弁はこれだけではなかった。同委員会では、杉田氏が2014年10月31日に本会議において「男女平等は絶対に実現しない反道徳の妄想」と発言した件についても追及されたのだが、杉田政務官、今度は「当時、現在とは異なる政党に所属をしていた」などと答弁したのだ。維新や次世代の党にいたら、差別発言や陰謀論が許されるとでもいうのか

 さらに、同じ2014年10月の内閣委員会で杉田氏が「日本に女性差別というものは存在しない」と発言した件を追及されると、杉田政務官はこう答えた。

日本には命にかかわる酷い女性差別は存在しないという、そういう趣旨でございます」

 この国にはDVをはじめとして「直接的に命にかかわる女性差別」が存在するし、SNS上では権利を訴える女性たちに対する誹謗中傷などの攻撃や、経済的格差による女性の貧困問題など、命の問題にかかわりかねない女性差別も存在する。ところが杉田政務官は、この期に及んでも「日本には命にかかわる酷い女性差別は存在しない」などと口にしたのである。


■伊藤詩織氏に対する性暴力事件について「当時は性暴力はない」「性被害者も存在しない」と暴言答弁

 そして、極め付きは、杉田氏がおこなった伊藤詩織氏に対する攻撃についての答弁だ。伊藤氏が受けた性暴力について、英・BBCの取材のなかで杉田氏が「あきらかに女としても落ち度がある」と発言したことについて追及を受けると、杉田政務官はこう言い放ったのだ。

「BBCのインタビューを受けたのはいまから4年前でございまして、当時は刑事裁判におきまして不起訴ということになっております。そしてまた、検察のほうも不起訴相当ということになっておりまして、当時は性暴力というのはございませんで、性被害者というのも存在していないというふうに思っております」

 周知のとおり、伊藤氏が山口敬之氏に性暴力を受けた事件では、安倍官邸の圧力によって刑事事件化されなかったものの、民事訴訟では東京高裁が「合意なく山口氏が性行為に及んだ」と認定している。また、杉田政務官に対しても、当時、伊藤氏に対する誹謗中傷ツイートに25も「いいね」を押したことが伊藤氏の名誉感情を傷つけたとして、今年10月、東京高裁が賠償命令の判決を下している(杉田氏はその後、最高裁に上告)。

 だが、こうした事実を杉田政務官は無視し、「当時は性暴力はない」「性被害というのも存在していない」と強弁。いまだに伊藤氏を攻撃するような答弁をおこなったのだ。

 つまり、こうしたあまりに酷い答弁に、ネット上などで厳しい批判が広がったため、岸田政権が杉田政務官に謝罪を命じ、杉田氏も昨日2日の参院予算委員会でしぶしぶ形だけの撤回・謝罪に応じたのである。

 しかも、杉田政務官が撤回・謝罪をしたのは、在日コリアンやアイヌの女性たちに対する発言と、「LGBTには生産性がない」発言の2つだけ。そのほかの発言については2日の予算員会でも「反省している」と口にしつつも一切撤回しようとせず、開き直り答弁を続けた

 たとえば、「男女平等は絶対に実現しない反道徳の妄想」という発言について、あらためて社民党の福島瑞穂党首が発言の意味について問いただしたのだが、杉田政務官は「(当時の)党を代表しての発言」などと答弁し、11月30日と同じような主張を繰り返した。これには福島党首が「党は変わっても、あなたはあなたでしょ」と突っ込んでいたが、まさしくそのとおりだろう。

 また、「日本に女性差別というものは存在しない」「日本には命にかかわる酷い女性差別は存在しない」という答弁についても、杉田政務官はまたも「世界各国には日本にくらべて女性が厳しい立場に置かれている国々があるという趣旨だった」「女性差別がより深刻な国があることを強調したいための表現だった」などと何の説明にもなっていないゴマカシを続けた。

 しかも、撤回・謝罪するとした発言についても、「差別発言だと認めるか」と福島党首に問われると、杉田政務官は「しっかり精査して対応していく」と答弁。「差別発言だったとは認めなかった


■岸田首相はなぜ杉田水脈を守る? 杉田重用は安倍晋三“極右差別主義”の象徴 あの極右安倍応援団も杉田を応援

 だが、問題なのは、いまだに反省の色もない杉田政務官だけではない。最大の問題は、このような差別主義者を、適当に撤回・謝罪させて罷免することもなく、総務大臣政務官を続投させている岸田首相にある

 実際、昨日2日の参院予算委員会では、「男女平等は絶対に実現しない反道徳の妄想」という発言の意味を問われた杉田政務官が「(当時の)党を代表しての発言」だったと言い張ったが、岸田首相も一緒になって「内閣の一員になる前の発言。別の党にいたときの発言」などと答弁。挙げ句、杉田政務官について、岸田首相は「職責を果たすだけの能力を持った人物と判断した。政府の方針に従って職務に専念してもらう」などと言い、更迭を拒否したのだ。

 これだけの差別言辞を垂れ流してきた杉田氏を、「職責を果たすだけの能力を持った人物などと評価する岸田首相──。しかし、それも当然なのかもしれない。というのも、岸田首相の“ブレーン”だと囁かれているのが、杉田政務官と近い小川榮太郎氏だからだ。

 小川氏といえば、熱心な安倍応援団のひとりであり、杉田氏の「LGBTには生産性がない」発言を“性的マイノリティを認めるなら痴漢の触る権利も保障せよ”なるヘイトの上塗りで擁護した人物だが、「週刊文春」(文藝春秋)は今年9月、「岸田氏にとって小川氏は、安倍氏を支持してきた右派の中では、ほぼ唯一と言っていい“ブレーン”」だと伝えている(詳しくは既報参照 → https://lite-ra.com/2022/09/post-6229.html)。

 そして、この小川氏は、11月25日に自身のFacebookで、12月15日に開催されるという「衆議院議員杉田水脈さんを育てる会」の告知を投稿。そこでは、このような杉田政務官への応援メッセージを寄せている。

〈みんなで杉田水脈議員の応援の輪を広げよう!
 選挙のたびに安倍晋三先生が死守した杉田さん
 他の自民党重鎮たちは、杉田さんが目障りで仕方がない。
 イデオロギーで叩かれる存在は自民党の大概の連中にとっては邪魔なんです。公認を渋る執行部を叱責して杉田さんの議席を守ったのは安倍氏その人でした。私はその実態を詳細に知っている。
 イデオロギーと本気で戦う政治家は、安倍さんと杉田さんしかいなかった。巨木である安倍さんが倒れたあと、杉田さんの議席と社会的名誉を死守するのは、私たち保守の責務だと信じます。〉

 平然と歴史修正主義と差別を振りまく杉田氏を、自ら自民党に引き入れ、中国ブロック比例名簿実質1位で当選させた安倍晋三・元首相。そして、熱烈な安倍応援団を自身のブレーンに重用し、安倍元首相亡き後、よりにもよって杉田氏を総務大臣政務官に抜擢した岸田首相。つまり、政治が差別を是認するという異常な状況を生み出した「安倍的なるもの」は、こうして脈々と岸田政権にも根を張っているのだ

 差別主義者をのさばらせ政務官に据えつづける、岸田首相の判断を看過することはできない。即刻、杉田氏を政務官から更迭するのはもちろん、いまだ安倍氏の極右差別主義思想に縛られ続けているこんな総理大臣は一刻も早く、権力の座から引きずり降ろさなければならない。

(編集部)
=====================================================

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●戦争法の廃止を! 《火事場ドロボー》どもが有事を煽り、子や孫を戦場に…《台湾有事をだしに防衛費増強のための増税とは》ねぇ…

2022年10月06日 00時00分39秒 | Weblog

(2022年09月23日[金])
火事場ドロボー》どもが有事を煽る醜悪さ。決して戦場に行くことはなく、市民の子や孫を戦場に送る…。戦争法を廃止し、《戦争絶滅受合法案》をまずは、制定して下さい。(政界地獄耳)《戦争にならないようにありとあらゆる外交的努力を試み》ることなど決してない自公政権や自公お維コミの議員ら。
 日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/台湾有事をだしに防衛費増強のための増税とは】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202209200000111.html)によると、《台湾有事をだしに使い、沖縄県民を戦争が起こると脅かして知事選で自民党候補の惨敗を引きおこしてまで防衛費の増強のため増税をするということが優先の政策など聞いたことがない》。

   『●玉城デニー沖縄県知事の再選の一方で、自公政権はまだ「辺野古移設が
      唯一の解決策」と嘯く…《民主主義や…地方自治の原則》はどこに?

 《15年に国会前に押し寄せた人々に共通していたのは『戦争する国にならないでほしい』との願いだ》。
 大野暢子市川千晴両記者による、東京新聞の記事【「あの時示された民意忘れるな」 安保法成立7年 国会前デモの歴史的意義は 中野晃一上智大教授に聞く】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/203416)によると、《集団的自衛権の行使容認を柱とした安全保障関連法の成立から、19日で7年。当時の国会前には、多い時で約12万人(主催者発表)が抗議デモに集まり、若者や学者、母親など多様な人々が立場を超え、反対の意思を政権に突きつけた。当時のデモの盛り上がりは、日本の社会に何を残したのか。市民の動きを野党の連携につなげる役割を果たした「市民連合」の中野晃一上智大教授(政治学)に聞いた。(大野暢子)》。

   『●立派な「戦争法案」!: 後方支援=兵站「武力行使と
      一体不可分の中心構成要素」、「リッパな戦闘行為」
    「女性議員には「早く質問しろよ」!、と言えても、志位氏には
     それを言う勇気もないヘタレなアベ様。福島瑞穂さんの「戦争法案」
     にはレッテル貼りと言えても、志位氏には何も言えない情けなさ。」

   『●自衛隊員の「息子に迷惑をかけぬよう、
    「縁を切った」上で」、戦争法案に反対する平和子さん
   『●要《戦争絶滅受合法案》!: 憲法9条第2項抹殺…
       戦争したくてしょうがないアベ様ら自公与党議員達
   『●壊憲:「国民を置き去りにした状態で法秩序の連続性を
         破壊する行為を、法学的には「クーデター」と呼ぶ」
   『●《歴代内閣が「憲法上許されない」としてきた「集団的自衛権の
            行使」を可能とする》違憲な戦争法の成立から4年
    「《法学的には「クーデター」と呼ぶ》…
     (2015年09月19日 00時00分08秒 | ブログ)
     「「憲法の制定権は主権者である国民に」、その「国民を置き去りに
     した状態で法秩序の連続性を破壊する行為を、法学的には
     「クーデター」と呼ぶ」。その第3幕を、参院特別委員会で
     目の当たりに。あれで「採決」? どこが「可決」??
     Mr.ワタミ渡辺美樹参院議員や(ツイッターでは、
     ヒゲの隊長ならぬ)ヒゲの組長佐藤正久参院議員が大活躍。
     サモシさを感じるね。国会の外が全く見えていない」」

   『●〝戦争法〟施行、5年も経ってしまった…《有事となれば真っ先に狙わ
      れるのは国境の島であり、米軍、自衛隊基地が集中する沖縄である》

 再度の引用。目取真俊さんのブログ【海鳴りの島から 沖縄・ヤンバルより…目取真俊/第4ゲート周辺の工事状況】(https://blog.goo.ne.jp/awamori777/e/fbc1e18849448e6c8672b3abdf08b1b3)によると、《米国のバイデン大統領が来日し、「台湾有事で軍事介入するとの発言を行い、中国を挑発している。あとから修正する発言がなされているが、中台危機を煽って東アジアに軍事的緊張を生み出し、日本や韓国に米国製の軍事兵器を大量に売り込もうという意図が透けて見える。自民党はGDP比2パーセントの防衛費拡大を打ち出しているが、増額分をどこから持ってくるというのか。貧困、未婚、少子化、新型コロナ、物価高……、庶民は生活苦で喘いでいるが、ロシアのウクライナ侵略と「台湾有事」で不安を煽り、軍事強化を進めようとしている。普天間基地は返還されないまま、辺野古新基地建設や辺野古弾薬庫の建て替えと新築、自衛隊の増強が進められている。これが沖縄の現実だ。この現実の流れに抗して沖縄人自身が行動しなければ、何度でも「捨て石」にされる》。

   『●目取真俊さん《中台危機を煽って東アジアに軍事的緊張を生み出し、
     や韓国に米国製の軍事兵器を大量に売り込もうという意図》がミエミエ

 戦争法の廃止を!
 琉球新報の【<社説>安保法成立から7年 違憲性に向き合い是正を】(https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-1587399.html)によると、《憲法違反との指摘がある集団的自衛権行使を可能にした安全保障法制は19日で法案の可決、成立から7年となった。この間、自衛隊は他国の艦艇や航空機を守る「武器等防護」の対象を拡大。米軍との一体化も進む。集団的自衛権の発動が現実味を増すが、安保法制と憲法9条との整合性など、違憲の疑念に対して政府説明は十分ではない。反対の世論が多数の中で成立し、違憲訴訟が相次ぐ安保法制である。防衛費が過去最大となるなど軍備強化が加速度的に進む中、成立から7年となっても憲法違反の疑念は拭えず是正すべきだ》。

=====================================================
https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202209200000111.html

コラム
政界地獄耳
2022年9月20日7時43分
台湾有事をだしに防衛費増強のための増税とは

あまりにも鈍感になってしまったことに、あらためて警鐘を鳴らしたい。8月31日、元首相で自民党副総裁・麻生太郎は横浜で開いた麻生派の勉強会で台湾有事を想定し「少なくとも沖縄、与那国島、与論島にしても、台湾でドンパチ始まるとなったら、それらの地域も戦闘区域外とは言い切れないほど、間違いなく、国内と同じ状況になる。戦争が起きる可能性は、十分に考えられる」と発言。この発言は大きく報道されなかったが、折しも沖縄県知事選挙目前で、沖縄県民の投票行動に大きな影響を与えたのではないか。

★本来なら、台湾海峡の波高しとちまたで言われているが、日本政府としては中国政府と米国政府に対して戦争にならないようにありとあらゆる外交的努力を試み、台湾政府にも冷静さを求める努力を惜しまない。だが、万が一の台湾有事には沖縄県民ら近隣地域の住民の生命と財産は日本政府が全力で守るから心配しないでほしいというべきではなかったか。もっともこの発言は、財務相が長かった麻生らしい物言いで、防衛費の財源に増税が必要になるという流れの露払いのつもりだったのだろう。案の定、与党税調では防衛費増額の財源として、法人税を軸に金融所得課税、たばこ税、相続税の増税を検討することが明らかになった。台湾有事をだしに使い、沖縄県民を戦争が起こると脅かして知事選で自民党候補の惨敗を引きおこしてまで防衛費の増強のため増税をするということが優先の政策など聞いたことがない

★18日、米バイデン大統領はCBCテレビのインタビューに応え、中国が台湾侵攻した場合、「もし実際に前例のない攻撃が行われれば、する」と米軍は台湾を防衛することを明言した。挑発合戦がいい方向に向かうことはない。(K)※敬称略
=====================================================

=====================================================
https://www.tokyo-np.co.jp/article/203416

「あの時示された民意忘れるな」 安保法成立7年 国会前デモの歴史的意義は 中野晃一上智大教授に聞く
2022年9月20日 06時00分

     (7年前の安全保障関連法案に反対する国会前デモを振り返り、
      その意義などについて話す上智大の中野晃一教授
      =東京都千代田区で)

 集団的自衛権の行使容認を柱とした安全保障関連法の成立から、19日で7年。当時の国会前には、多い時で約12万人(主催者発表)が抗議デモに集まり、若者や学者、母親など多様な人々が立場を超え、反対の意思を政権に突きつけた。当時のデモの盛り上がりは、日本の社会に何を残したのか。市民の動きを野党の連携につなげる役割を果たした「市民連合」の中野晃一上智大教授(政治学)に聞いた。(大野暢子


 —なぜ、あれほど多くの人が声を上げたのか。

 「政治家は、主権者である私たちの民意を代表するべき存在だ。それが、私たちのことを忘れて暴走を始めたため、主権者が公の場に出て『声を聞いて』と訴えざるをえなくなった。議会政治、政党政治を修復させようという動きだ」


 —当時の安倍政権は反対論を押し切り、安保法を成立させた。デモが社会に残したものは。

 「2015年のデモ以降、国会議員や既存のメディアに政治を任せず、自ら意思表明する市民の姿は当たり前になった。森友加計学園や『桜を見る会』を巡る問題で浮かび上がった権力の私物化や、名古屋出入国在留管理局でのウィシュマさんの死などに市民は怒り、メディアも取り上げた。抗議の回路ができている。最近では安倍晋三元首相の国葬に反対する声が広がり、政権も無視できなくなっている」


 —政党への影響は。

 「市民は安保法成立を『敗北』とはみなさず、粘り強く政党を動かし、選挙の構図や結果を変えた。安保法廃止を目指す複数の野党に働き掛け、選挙の候補者を一本化させる野党共闘が代表的だ。共闘すれば必ず勝てるわけではないが、共闘しなければ巨大与党に対し、勝負にもならないのが現実だ


 —昨年の衆院選、今年の参院選で市民と連携した野党共闘は不十分だったのでは。

 「15年の運動の遺産は食いつぶしている。世界的にも市民運動が盛り上がり続けることはなく、必ずサイクルがある。悲観していない。また広げていくことが重要だ。主権者の声を反映させる政治を取り戻すための模索は今も続いている。15年に始まった『未完のプロジェクト』だ」


 —年内にも改定される国家安全保障戦略に「敵基地攻撃能力の保有」が明記されれば、憲法9条に基づく専守防衛が揺らぐ。

 「15年に国会前に押し寄せた人々に共通していたのは戦争する国にならないでほしいとの願いだ。9条改憲や敵基地攻撃能力の保有に前向きな議論を聞くたびに『この政治家たちは民意を代表できているのか』と疑いたくなる。与野党は、あの時に示された民意を忘れてはいけない


 なかの・こういち 1970年生まれ。上智大国際教養学部教授。米プリンストン大政治学博士号取得。安保法への抗議をきっかけに結集した識者や市民が中心となって、立憲民主党や共産党など複数の野党による国政選挙での連携を後押しする「市民連合」の運営委員。著書に「右傾化する日本政治」(岩波新書)など。


◆市民によるデモ、社会に根付く 若者世代主導やSNS活用も

 デモによる市民の抗議行動は安全保障関連法に限らず、さまざまな局面で展開され、世代や手段を広げながら日本社会に根付いてきた。

 大きな契機になったのが、2011年3月の東京電力福島第一原発事故だ。各地で脱原発を求める動きが広がり、翌12年に当時の野田政権が関西電力大飯原発の再稼働を検討し始めると、毎週金曜の夕方に首相官邸前で抗議する市民が増加。最大で20万人規模(主催者発表)に膨らみ、誰でも参加できる活動として定着し、昨年まで続いた。

 第2次安倍政権の発足後も、特定秘密保護法や「共謀罪」の趣旨を含む改正組織犯罪処罰法など、国民の権利を脅かす法案が国会に提出されるたびにデモは活発化した。

 安保法の抗議デモで注目されたのは、大学生らでつくる「SEALDs(シールズ、自由と民主主義のための学生緊急行動)」だ。国会前で声を上げ続け、政治への関心が薄いとされる若者世代のイメージを覆した。最近では、政治に関心のある若い女性らが「選挙ギャルズ」を結成し、安倍晋三元首相の国葬や改憲に反対するデモを主導している。

 人が集まりにくい新型コロナウイルス禍で、交流サイト(SNS)を活用した「デモ」も拡大し、力を発揮している。20年春、検察幹部の定年を政府の判断で延長可能とする検察庁法改正案への抗議がツイッター上に投稿され、多数の賛同が集まった。世論の反対に検察幹部の不祥事も重なり、政府・与党は法案の成立を断念した。(市川千晴

【関連記事】福島第一原発事故の衝撃がデモの文化を定着させた 映画「首相官邸の前で」製作の小熊英二・慶応大教授に聞く
=====================================================

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●とっても危険な《侮辱罪を厳罰化する刑法改正案》…自公お維コミの《火事場ドロボー》達は、《権力批判の言論を萎縮させる》気満々だ

2022年05月21日 00時00分36秒 | Weblog

[※ 「こんな人たち」 報道特集(2017年7月8日)↑]


(20220518[])
東京新聞の【<社説>侮辱罪の厳罰化 言論封殺の危惧を持つ】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/177271?rct=editorial)。

 《侮辱罪を厳罰化する刑法改正案を巡る国会審議がヤマ場を迎えている。改正案はインターネット上の誹謗(ひぼう)中傷対策として、政府が提出したが、権力批判の言論を萎縮させる危惧が強い。厳罰化の法改正には異を唱えたい》。

   『●アベ様には一体何枚の舌? 「118回」息吐く様にウソをつき
     国会がコケにされたのに、無《責任政党》から誰一人声を上げない…
   『●配川博之元公設秘書《費用を補塡すれば違法な「寄付」になりかねず、
      「後援会の収支報告書に載せることはできない」と…当初から認識》
    《言語道断である。…安倍氏の責任は、秘書の監督はもちろん、
     国会での説明責任もある。だが、安倍氏はこの問題で
     百十八回も虚偽答弁を繰り返したことが衆院調査局の調査で判明
     している。…森友学園問題でも政府答弁が百三十九回も事実と
     異なっていた安倍氏が臨時国会を長期にわたり開かなかったこととも
     併せ、議会政治への冒とくに対するけじめはつけなければならない

   『●アベ様は《本当に秘書の不正を知らなかったのか、118回も虚偽
     答弁を繰り返した…国民の政治不信を招いた事件》…さっさと責任を

 《ネット上での誹謗中傷》と悲劇的な事件に便乗し、自公お維コミの《火事場ドロボー》達は、《権力批判の言論を萎縮させる》気満々だ。批判ばかりの野党? 対案を出せ? 米山隆一衆院議員の批判に答えてから、言いなさいよ。
 (東京新聞)《国民の名誉より政府の官吏らを守ることを重視して運用され、新聞紙条例とともに、当時の自由民権運動の弾圧に猛威を振るった。そうした歴史を踏まえると「首相はうそつき」と言っただけで逮捕される可能性が残る侮辱罪の厳罰化には反対せざるを得ない》…アベ様ときたら、一つのアベ様案件だけで、国会で、少なくとも118回息吐く様にウソをついたというのにねぇ。


【侮辱罪厳罰化の問題点と対案・加害目的誹謗等罪】
 (https://www.youtube.com/watch?v=anuyghb76gw&t=514s
《米チャン | 米山隆一公式YouTubeチャンネル/侮辱罪厳罰化が話題となる昨今、政府案の対案として加害目的誹謗等罪」が立憲無所属会派から提出されました。その「加害目的誹謗等罪」の内容と対案となった経緯について米山からお話させていただきます。どうぞご視聴ください! #米山隆一 #国会活動 #対案 #国会 #侮辱罪厳罰化 #侮辱罪 #加害目的誹謗等罪 #立憲無所属会派 #SNS #インターネット #安倍晋三 #三原じゅん子》

   『●《首相の演説にやじを飛ばしただけで、警官に排除される時代…
                 こんな「表現の不自由」な社会を誰が望んだ》?
    「桐山桂一さんの仰る通り、《今日では既に、首相の演説にやじを
     飛ばしただけで、警官に排除される時代である。
     こんな表現の不自由な社会を誰が望んだであろうか》?」
    「《鹿児島県警から任意の「捜査関係事項照会」と呼ばれる依頼を受け、
     うち4図書館で利用者の個人情報が提供》…。
     《警察は政党の手先ではない訳がないし警察は正義の味方
     呼ぶこと》もできない…悲惨な社会。最「低」裁を頂点とした司法も、
     検察や警察も、いまやアベ様に忖度する時代。
     《岸の末裔が首相では日本に未来はない》。」

   『●《安倍政権下で始まった危険な言論統制に歯止めをかける判決…首相に
      ヤジを飛ばした市民が、北海道警の警察官に違法に排除された事件》
   『●《現役の総理大臣へのヤジも許されず、それが報道もされない世界》
     《ヤジも言えない国家や有無も言わさず排除をする警察》でいいの?
   『●「殺す側の論理」、ついには人の「死」にまで「自己責任論」を
     持ち出すようになったよ。あなたは「殺す側」に居るつもりらしいが…
    「決して《失策を改め》ることはないし、反省することなど無し、
     批判は許されない ――― 《大阪ヘイト条例》も、お維への批判を、
     条例を根拠に封じる狙いはないの?

   『●《大阪ヘイト条例》と構図は同じ…《政府・与党政治家への正当な
     批判を「侮辱」として解釈し、気に食わない言論や表現への弾圧に利用》
    《…しかも、国会での審議によって明らかになってきたのは、政府・
     与党政治家への正当な批判を「侮辱」として解釈し、気に食わない
     言論や表現への弾圧に利用しようという政府の魂胆だ


 再々度、リテラの記事【「侮辱罪の刑罰強化」の目的は政権批判封じ=ロシア化だ! 自民党PT座長の三原じゅん子は「政治家にも口汚い言葉は許されない」】(https://lite-ra.com/2022/03/post-6172.html)によると、《ネット上の誹謗中傷に対して被害者救済などの何らかの対策は必要であることは事実だろう。とりわけSNS上では、性被害を告発したりジェンダー平等を訴える女性や在日コリアンが標的にされるケースも頻発している。だが、問題なのは、侮辱罪の厳罰化を進めてきた自民党の真の目的が、ネット上の悪質な侮辱行為にかこつけた「権力批判の封じ込めにあることだ》。
 お維は決して《失策を改め》ることはないし、反省することなど無し、批判は許されない ――― 《大阪ヘイト条例》も、お維への批判を、条例を根拠に封じる狙いはないの? 《ネット上の誹謗中傷》に便乗した自民党による《侮辱罪を厳罰化》も構図としては同じで、自公への批判を封じる狙いがミエミエ。(リテラ)《政府・与党政治家への正当な批判を「侮辱」として解釈し、気に食わない言論や表現への弾圧に利用しようという政府の魂胆だ》《最初から木村さんの死を利用し、表現の自由を潰し、政治家への言論を規制する気が満々》《時の権力の恣意的な判断によって政治家への正当な論評・批判が弾圧される危険が高まっているのだ》。

   『●《「どのような人権感覚を持っているのか」を問いただされるべきは、
       むしろ》お維の《創設者》《いちコメンテーター》《いち民間人》
   『●《「人権意識」が徹底して欠如し、差別を差別とも思わず…沖縄の
     市民を「侮辱」…》お維への批判を、条例を根拠に封じる狙いはないの?
   『●「殺す側の論理」、ついには人の「死」にまで「自己責任論」を持ち
     出すようになったよ。あなたは「殺す側」に居るつもりらしいが…

 自民党の国会議員・杉田水脈衆院議員による諸々の《誹謗中傷》を放置しておいて、よくも《侮辱罪を厳罰化》なんて口にできるものだね。

   『●杉田水脈衆院議員、《一体、だれがこんな人物を国会議員にしたのか》
     (日刊ゲンダイ)…悪夢のような無《責任政党》やその総裁らの無責任
   『●140文字のそのツイートには《どの部分》に『いいね』を押しても
     構わない部分があったのか? まるごと中傷ツイートへの『いいね』

 そして、もう一点。アベ様らは、《ネトウヨの巣窟とされるネットサポーターズクラブ、通称「ネトサポ」の代表》達、腐った自民党議員らに、一体何をやらせたいのか?
 こちらも再々度、リテラの記事【自民党のネット誹謗中傷対策のメンバーに絶句! 委員長の平井卓也議員は福島瑞穂議員に「黙れ、ばばあ!」と匿名で書き込み】(https://lite-ra.com/2020/06/post-5466.html)によると、《とんでもない動きが出てきた。女子プロレスラーの木村花さんが亡くなったことを受けて、自民党がインターネット上の誹謗中傷・人権侵害等の対策プロジェクトチームを立ち上げたが、その会合で、投稿者の情報開示どころか、匿名投稿の規制や侮辱罪などの厳罰化を求める声があがっている。ようするに、木村さんの死以降、ネット上の誹謗中傷への批判が盛り上がっていることを利用して、自民党は言論規制、匿名での権力批判封じ込めに乗り出したということだ…しかも、町山智浩氏の〈木村花さんを政治に対する批判封じ込めに利用しないで欲しいです〉というツイートに対して、〈政治批判とは検討を加え判定・評価する事です。何の問題も無い。ご安心を〉と取り繕いながら、こう付け加えていた。〈しかし、政治家であれ著名人であれ、批判でなく口汚い言葉での人格否定や人権侵害は許されるものでは無いですよね〉 ようするに、座長である三原じゅん子議員からして表現の自由を潰し、政治家への言論を規制する気が満々だったのである。しかも、唖然としたのが、自民党でネット規制を議論するこの対策プロジェクトチームの会合に、あの平井卓也・前IT担当相が、党デジタル社会推進特別委員長として参加していることだ。平井議員といえば、数年前までは自民党ネットメディア局長として、ヘイトまがいの政権批判者叩きを展開する自民党ネットサポーターズクラブ(略称ネトサポ)の元締め的な役割を担っていた》。

=====================================================
https://www.tokyo-np.co.jp/article/177271?rct=editorial

<社説>侮辱罪の厳罰化 言論封殺の危惧を持つ
2022年5月14日 07時39分

 侮辱罪を厳罰化する刑法改正案を巡る国会審議がヤマ場を迎えている。改正案はインターネット上の誹謗(ひぼう)中傷対策として、政府が提出したが、権力批判の言論を萎縮させる危惧が強い。厳罰化の法改正には異を唱えたい

 侮辱罪は一八七五(明治八)年に布告された讒謗(ざんぼう)律に由来する。国民の名誉より政府の官吏らを守ることを重視して運用され、新聞紙条例とともに、当時の自由民権運動の弾圧に猛威を振るった

 そうした歴史を踏まえると「首相はうそつき」と言っただけで逮捕される可能性が残る侮辱罪の厳罰化には反対せざるを得ない。

 改正案は「拘留または科料」である現行の法定刑に「一年以下の懲役・禁錮もしくは三十万円以下の罰金」を加える内容である。

 侮辱罪と名誉毀損(きそん)罪は似ているが、「事実の摘示」の有無が異なる。事実を示さず、公然と人を侮辱した行為を罰するのが侮辱罪であり、侮辱とは「他人に対する軽蔑の表示」を指す。

 改正案の審議では「『首相はうそつき。早く辞めれば』と言えば犯罪に当たるか」との質問に、古川禎久法相は「犯罪の成否は証拠に基づき捜査機関によってなされる」と答えるにとどめた。

 「閣僚を侮辱した人は逮捕される可能性があるか」との質問に、二之湯智国家公安委員長は当初、「ありません」と答えたが、次第に「逮捕される可能性は残っている」と答弁を変えた。基準がない以上「『首相はうそつき』で逮捕も」との臆測が広がって当然だ

 為政者に対しては、国会であれ、メディアであれ、市民の集会やデモであれ、自由な言論が保障されていなくてはならない政府の横暴に対し、素朴な言葉で批判する言論は、特に許容されねばならないはずだ言論の自由民主主義の根幹をなす価値だからだ

 確かに刑法三五条には「正当行為」の定めはある。正当な業務なら違法性をなくす規定だが、正当な言論か否かを判断するのは権力の側だ強権政治が出現すれば言論封殺の道具になりかねない

 侮辱罪の検挙数は近年、六十〜百件未満にとどまる。欧米では侮辱や名誉毀損の「非刑事罰化」が進み、民事訴訟上での救済を目指している。ネット上での誹謗中傷を防ぐためには、まず現行法を周知し、民事上の救済手段を充実させることが先決ではないか。
=====================================================

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●《大阪ヘイト条例》と構図は同じ…《政府・与党政治家への正当な批判を「侮辱」として解釈し、気に食わない言論や表現への弾圧に利用》

2022年05月19日 00時00分47秒 | Weblog

[※ 「こんな人たち」 報道特集(2017年7月8日)↑]


(2022年05月03日[火])
リテラの記事【「侮辱罪」はやはり“権力批判封じ”に利用される! 国会で「“総理は嘘つき”は侮辱罪にあたるか」という質問に政府が驚きの答弁】(https://lite-ra.com/2022/04/post-6187.html)。

 《ネット上の誹謗中傷対策として侮辱罪を厳罰化し、懲役刑を科すことを可能とする刑法改正案が、ついに4月21日に衆院本会議で審議入りした。…しかも、国会での審議によって明らかになってきたのは、政府・与党政治家への正当な批判を「侮辱」として解釈し、気に食わない言論や表現への弾圧に利用しようという政府の魂胆だ

   『●《首相の演説にやじを飛ばしただけで、警官に排除される時代…
                 こんな「表現の不自由」な社会を誰が望んだ》?
    「桐山桂一さんの仰る通り、《今日では既に、首相の演説にやじを
     飛ばしただけで、警官に排除される時代である。
     こんな表現の不自由な社会を誰が望んだであろうか》?」
    「《鹿児島県警から任意の「捜査関係事項照会」と呼ばれる依頼を受け、
     うち4図書館で利用者の個人情報が提供》…。
     《警察は政党の手先ではない訳がないし警察は正義の味方
     呼ぶこともできない…悲惨な社会。最「低」裁を頂点とした司法も、
     検察や警察も、いまやアベ様に忖度する時代。
     《岸の末裔が首相では日本に未来はない》。」

   『●《安倍政権下で始まった危険な言論統制に歯止めをかける判決…首相に
      ヤジを飛ばした市民が、北海道警の警察官に違法に排除された事件》
   『●《現役の総理大臣へのヤジも許されず、それが報道もされない世界》
     《ヤジも言えない国家や有無も言わさず排除をする警察》でいいの?

 再度、リテラの記事【「侮辱罪の刑罰強化」の目的は政権批判封じ=ロシア化だ! 自民党PT座長の三原じゅん子は「政治家にも口汚い言葉は許されない」】(https://lite-ra.com/2022/03/post-6172.html)によると、《ネット上の誹謗中傷に対して被害者救済などの何らかの対策は必要であることは事実だろう。とりわけSNS上では、性被害を告発したりジェンダー平等を訴える女性や在日コリアンが標的にされるケースも頻発している。だが、問題なのは、侮辱罪の厳罰化を進めてきた自民党の真の目的が、ネット上の悪質な侮辱行為にかこつけた「権力批判の封じ込めにあることだ》。
 お維は決して《失策を改め》ることはないし、反省することなど無し、批判は許されない ――― 《大阪ヘイト条例》も、お維への批判を、条例を根拠に封じる狙いはないの? 《ネット上の誹謗中傷》に便乗した自民党による《侮辱罪を厳罰化》も構図としては同じで、自公への批判を封じる狙いがミエミエ。(リテラ)《政府・与党政治家への正当な批判を「侮辱」として解釈し、気に食わない言論や表現への弾圧に利用しようという政府の魂胆だ》《最初から木村さんの死を利用し、表現の自由を潰し、政治家への言論を規制する気が満々》《時の権力の恣意的な判断によって政治家への正当な論評・批判が弾圧される危険が高まっているのだ》。

   『●《「どのような人権感覚を持っているのか」を問いただされるべきは、
       むしろ》お維の《創設者》《いちコメンテーター》《いち民間人》
   『●《「人権意識」が徹底して欠如し、差別を差別とも思わず…沖縄の
     市民を「侮辱」…》お維への批判を、条例を根拠に封じる狙いはないの?
   『●「殺す側の論理」、ついには人の「死」にまで「自己責任論」を持ち
     出すようになったよ。あなたは「殺す側」に居るつもりらしいが…

 自民党の国会議員・杉田水脈衆院議員による諸々の《誹謗中傷》を放置しておいて、よくも《侮辱罪を厳罰化》なんて口にできるものだね。

   『●杉田水脈衆院議員、《一体、だれがこんな人物を国会議員にしたのか》
     (日刊ゲンダイ)…悪夢のような無《責任政党》やその総裁らの無責任
   『●140文字のそのツイートには《どの部分》に『いいね』を押しても
     構わない部分があったのか? まるごと中傷ツイートへの『いいね』

 そして、もう一点。アベ様らは、《ネトウヨの巣窟とされるネットサポーターズクラブ、通称「ネトサポ」の代表》達、腐った自民党議員らに、一体何をやらせたいのか?
 こちらも再度、リテラの記事【自民党のネット誹謗中傷対策のメンバーに絶句! 委員長の平井卓也議員は福島瑞穂議員に「黙れ、ばばあ!」と匿名で書き込み】(https://lite-ra.com/2020/06/post-5466.html)によると、《とんでもない動きが出てきた。女子プロレスラーの木村花さんが亡くなったことを受けて、自民党がインターネット上の誹謗中傷・人権侵害等の対策プロジェクトチームを立ち上げたが、その会合で、投稿者の情報開示どころか、匿名投稿の規制や侮辱罪などの厳罰化を求める声があがっている。ようするに、木村さんの死以降、ネット上の誹謗中傷への批判が盛り上がっていることを利用して、自民党は言論規制、匿名での権力批判封じ込めに乗り出したということだ…しかも、町山智浩氏の〈木村花さんを政治に対する批判封じ込めに利用しないで欲しいです〉というツイートに対して、〈政治批判とは検討を加え判定・評価する事です。何の問題も無い。ご安心を〉と取り繕いながら、こう付け加えていた。〈しかし、政治家であれ著名人であれ、批判でなく口汚い言葉での人格否定や人権侵害は許されるものでは無いですよね〉 ようするに、座長である三原じゅん子議員からして表現の自由を潰し、政治家への言論を規制する気が満々だったのである。しかも、唖然としたのが、自民党でネット規制を議論するこの対策プロジェクトチームの会合に、あの平井卓也・前IT担当相が、党デジタル社会推進特別委員長として参加していることだ。平井議員といえば、数年前までは自民党ネットメディア局長として、ヘイトまがいの政権批判者叩きを展開する自民党ネットサポーターズクラブ(略称ネトサポ)の元締め的な役割を担っていた》。

=====================================================
https://lite-ra.com/2022/04/post-6187.html

「侮辱罪」はやはり“権力批判封じ”に利用される! 国会で「“総理は嘘つき”は侮辱罪にあたるか」という質問に政府が驚きの答弁
2022.04.30 03:53

     (三原じゅん子Twitterより)

 ネット上の誹謗中傷対策として侮辱罪を厳罰化し、懲役刑を科すことを可能とする刑法改正案が、ついに4月21日に衆院本会議で審議入りした。

 本サイトでも既報でお伝えしたように、侮辱罪の刑罰強化の動きが活発化したのは『テラスハウス TOKYO 2019-2020』(フジテレビ)に出演していた女子プロレスラー・木村花さんの死を受けてのことで、今回の厳罰化について政府は「ネット上の誹謗中傷を抑止するため」と説明。ネット上でも賛同の声があがっている。

 だが、この法改正はネット上の誹謗中傷対策になるとは言い難いシロモノだ。たとえば、侮辱罪における侮辱とは「公然と他人に対して軽蔑を表示すること」で、公然性が要件となっている。つまり、ネットやSNS上、あるいは街頭演説などは「公然」と認められても、ダイレクトメッセージやメール、LINEなどでおこなわれるいじめや誹謗中傷は処罰対象にはならないと見られているのだ。また、今回の厳罰化が誹謗中傷の抑止力になるという科学的根拠はない。日弁連はプロバイダ責任制限法の改正による発信者情報開示要件の緩和や損害賠償額の適正化など「民事上の救済手段の一層の充実を図るべき」と訴えているが、政府はそういった救済策にこそ注力すべきだろう

 しかも、国会での審議によって明らかになってきたのは、政府・与党政治家への正当な批判を「侮辱」として解釈し、気に食わない言論や表現への弾圧に利用しようという政府の魂胆だ

 本サイトでは既報で、侮辱罪の厳罰化を進めてきた自民党の真の目的がネット上の悪質な侮辱行為にかこつけた「権力批判の封じ込め」にあると指摘。その一例として、木村花さんの死を受けて安倍政権下の2020年6月に侮辱罪の厳罰化などを求める提言案を政府に提出した自民党内プロジェクトチームの座長である三原じゅん子・参院議員が「政治家であれ著名人であれ、批判でなく口汚い言葉での人格否定や人権侵害は許されるものでは無い」とツイートしたことを紹介。最初から木村さんの死を利用し、表現の自由を潰し、政治家への言論を規制する気が満々だったのだと伝えた。

 そして実際、27日におこなわれた衆院法務委員会では、政府が驚きの答弁をおこなったのだ。


■「総理は嘘つき」は侮辱罪に該当するか?という質問に法務省刑事局長は…

 27日の衆院法務委員会で、質疑に立った無所属(立憲民主党・無所属会派)の米山隆一・衆院議員は、こんな質問をおこなった。

「たとえば、私が『総理は嘘つきで顔を見るのも嫌だ。早く辞めたらいいのに』と言った場合、これは“嘘つき”という侮辱的表現を含むものだと思いますが、この発言は侮辱罪に該当しますか? また、これを私ではなく私の妻がコラムで書いた場合には該当しますか? また、新潟県魚沼市で精肉店を営んでいる私の母が、買いに来たお客さんにこの言葉を言った場合には侮辱罪に該当しますか? それぞれ法的根拠をもとに答えてください」

 ご存知のとおり、安倍晋三・元首相に対しては「嘘つき総理」「安倍辞めろ」という批判が街頭演説の場やSNS上で繰り広げられてきた。そしてこれはどこからどう見ても、正当な論評だ。当たり前だろう。「桜を見る会前夜祭問題だけでもじつに少なくとも118回も虚偽答弁をおこなってきた総理大臣に「嘘つき総理」と批判することが、「侮辱」であるはずがない

 いや、「嘘つき」などという事実を指摘する言辞のみならず、「公人中の公人」である総理大臣は、ときに「口汚い言葉」になるような苛烈な批判も受け入れるべきものだ。プーチン政権への批判を圧殺するために言論統制を強めているロシア政府を見れば一目瞭然であるように、いかに辛辣で品位を欠く表現であろうが、為政者に対して自由に批判できることこそが民主主義国家としての絶対条件、最後の砦だからだ。

 当然、「総理は嘘つきで顔を見るのも嫌だ。早く辞めたらいいのに」という言葉が侮辱罪にあたるかどうかという問いに対し、政府は明確に「侮辱ではない」と否定するだろう。そう思っていたのだが、ところが答弁に立った法務省の川原隆司刑事局長はこう答弁したのだ。

「具体的な事例をお示しになって犯罪の成否をお尋ねになっているところでございまして、犯罪の成否は収集された証拠に基づき個別に判断される事柄でございますので、この場で、法務当局あるいは法務省として、その犯罪の成否についてお答えをすることは差し控えたい

 なんと、明らかに正当な論評でしかない「総理は嘘つき。早く辞めたらいいのに」という言葉に対し、「侮辱にあたるかどうかは答えられない」などと明言を避けたのだ。つまり、「総理は嘘つき」という言葉が「侮辱」として判断され、場合によっては懲役刑が科される可能性がある、というのである。


■「北海道警察のヤジ排除は適切だったか?」と問われた国家公安委員長の信じ難い答弁

 だが、驚きの答弁はこれだけではなかった。この日、自民党の二之湯智・国家公安委員長は、「閣僚または国会議員を侮辱した者は逮捕される可能性はあるか」という質問に対し、当初は「ありません!」と断言していたにもかかわらず、法律上の根拠について詰められていくうちに「(不当な弾圧として逮捕することは)あってはならないということ」と後退。最終的には「侮辱罪を犯した者が多少の可能性があって逮捕される可能性はまだ残っている」などと言い出し、逮捕の可能性を否定しなかったのだ。

 いや、そればかりか、2019年に札幌市で街頭演説中の当時の安倍晋三首相に「安倍辞めろ」などとヤジを飛ばした市民が北海道警の警察官に排除された問題について、日本共産党の本村伸子・衆院議員が「北海道警の対応は適切だったのか」と問うと、二之湯国家公安委員長はこう明言したのだ。

北海道警察の処置は正しかったと思っている

 北海道警によるヤジ排除問題については、今年3月に北海道地裁は道警が表現の自由を侵害したとしてその違法性を認め、道に対して計88万円の支払いを命じる判決を出している。道が高裁に控訴したとはいえ、しかもよりにもよって侮辱罪の厳罰化が為政者に対する正当な論評に対する弾圧になり得るのではないかと審議している最中に、国家公安委員長が「ヤジ排除は正しかった」とお墨付きを与えるとは──これはようするに、ヤジを飛ばした市民に対して侮辱罪が適用されかねないことを如実に示しているだろう。

 政府は「法令または正当な業務による行為は罰しない」とする刑法35条をもって正当な意見・論評は侮辱罪の処罰対象にならないと説明しているが、しかし、正当かどうかを判断するのは権力側の捜査当局だ。そして、法務省の刑事局長が「総理は嘘つき」という言葉が侮辱にあたる可能性を示唆し、二之湯国家公安委員長がヤジ排除を「正しかった」と言い切ったように、時の権力の恣意的な判断によって政治家への正当な論評・批判が弾圧される危険が高まっているのだ

 ネット上の誹謗中傷対策としての効果が疑問視される一方、言論弾圧につながる危険だけが膨れ上がってゆく、今回の法改正案。このようなロシア化を狙う危険法案を通すわけにはいかないだろう。

(編集部)
=====================================================

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●《立憲民主、共産、社民、れいわ新選組…安全保障関連法廃止を求めるグループ「市民連合」と国会内で会合を開き…共通政策に合意》

2021年09月14日 00時00分27秒 | Weblog

[※《自助》大好きオジサン・元最低の官房長官と学商 (日刊ゲンダイ 2020年9月7日)↑]


/ (2021年09月12日[日])
選挙に行きましょう! #投票倍増委員会 会員として強く訴えます。自民党総裁? 誰でも同じ ――― 野党による政権交代を! 数多のアベ様案件の解明、公文書の開示だけでも、十分に政権交代の意義はある

 東京新聞の記事【消費税減税、原発ゼロを追求 4野党、衆院選へ共通政策合意】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/129603?rct=politics)によると、《立憲民主、共産、社民、れいわ新選組の4野党党首は8日、安全保障関連法廃止を求めるグループ「市民連合」と国会内で会合を開き、消費税減税や、原発のない脱炭素社会の追求などを盛り込んだ次期衆院選に向けた事実上の共通政策に合意した。合意後、立民の枝野幸男代表は「次期衆院選で共通の政策を掲げ戦えば、必ず政権交代できる。国民の命と暮らしを守る政権をつくる」と語った。共産党の志位和夫委員長も「共通の旗印が立った。選挙に勝利し、政策を実行する政権をつくりたい」と強調した。立民、共産両党は、これを契機に衆院選小選挙区の候補者一本化に向けた調整を加速させる構えだ》。

 日刊ゲンダイの記事【【独自集計】自公を追い詰める逆転勝利「64選挙区」野党4党は共闘加速、政策協定合意で“受け皿”に】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/294514)によると、《自民党総裁選はしょせん、自民党というコップの中の権力闘争。サル山のボスに誰が選ばれようが、国民生活を無視したコロナ無策や国会召集を拒否するような党の体質は変わらない。総裁選の投票権のない99%以上の国民にとっては、その後の10月か11月に行われる衆院選が本番だ。自公政権に代わる受け皿がない……と嘆いていた人に、8日の野党4党の動きは朗報となるかもしれない。立憲民主党、共産党、社民党、れいわ新選組が「政策協定」に合意したのだ。野党共闘を求めてきた民間団体「市民連合」の仲介で、4党の党首が「消費税減税」や「原発のない脱炭素社会の追求」などを盛り込んだ協定書に署名。立憲の枝野代表は「政権を代える戦いをする上で陣形が整った」と強調。共産の志位委員長は「選挙協力について前向きな合意をつくり上げる」と意気込んだ》。

 選挙に行きましょう!
 東京新聞の記事【野党4党が消費税減税、安保法廃止で一致 衆院選へ共通政策合意、小選挙区の一本化調整を加速】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/129664)によると、《立憲民主、共産、社民、れいわ新選組の野党4党は8日、安全保障関連法廃止を訴えるグループ「市民連合」と政策協定を結んだ。新型コロナウイルス感染拡大に対応する医療提供体制の整備促進などの対策や、消費税減税を含む格差是正・貧困解消策などの6本柱で、衆院選に向けた初の野党共通政策となる。これを受け、各党は小選挙区で候補者を一本化する調整を加速する》。

 村上誠一郎氏あたりが総裁にならない限り自民党の腐敗っぷりは変わらない。野党による政権交代を!
 日刊ゲンダイのコラム【適菜収 それでもバカとは戦え/来たる総選挙は日本が完全に終わるか、自民党が終わるかの二択】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/294263)によると、《安倍晋三のツイートを見て驚いた。ナチス礼賛で有名高須克弥のツイートに対し「高須先生。素敵です」とリプを返していたからだ…安倍の周辺はこんなのばかりだが、安倍の総理復帰を猛烈にプッシュしていた高市早苗も同類だ》。

 脱「反核燃料サイクル」「核武装」支持派…自民党総裁は誰でも同じ。
 日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/コロナ対策専念で辞める首相がワクチン相を支持する漫才】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202109070000084.html)によると、《★自民党の劣化がいわれて久しいが、断末魔にあがいて醜態をさらした首相・菅義偉は辞任の理由さえまともに言えず「コロナ対策に専念」「総裁選との両立は難しい」と説明。すると返す刀でワクチン相・河野太郎が総裁選挙出馬という。首相の対応はワクチン相も同じではないかと思うが、河野は両立が可能らしい。すると今度は首相が河野を支持するという。この漫才のようなやりとりが菅内閣なのだろう。説明に整合性がなく、今だけのその場しのぎの繕いで政権を動かす政治の劣化を絵にかいたような振る舞いだ。 ★この河野が人気だという。》《転じて野党は「菅で選挙をやりたかった」と悔しがる。人気のない首相となら戦えるが新総裁では分が悪いとでもいうのか。こちらも誰になっても受けて立てばいい。ただ、自民党が過剰に抗議するように、野党も国会も開かず、今月いっぱい続く自民党総裁選挙ばかり報道するのは不公平ではないかぐらい言ってみればいい》。

 「自」山での「石」氏、選挙に出るどころではなくなりました、当たり前ですが。〝箕部幹事長〟殿、《★だが自民党議員の違法行為は枚挙にいとまがない》状況ですよ。《自民党議員が言う。「幹事長が二階俊博になってから急増している。さすがに前幹事長・谷垣禎一時代にはなかったよこんなこと」。お粗末になった自民党。》
 東京新聞の記事【IR汚職、秋元司議員に懲役4年 現職国会議員へ異例の実刑判決】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/129407)によると、《カジノを含む統合型リゾート施設(IR)事業を巡る汚職事件で、収賄と組織犯罪処罰法違反(証人等買収)の罪に問われ、無罪を主張した衆院議員秋元司被告(49)=自民党を離党=に、東京地裁は7日、懲役4年、追徴金約758万円(求刑懲役5年、追徴金約758万円)の判決を言い渡した。現職の国会議員が贈収賄事件で実刑判決を受けるのは異例。丹羽敏彦裁判長は「現金を渡したとする贈賄側の供述は、客観的証拠に強く裏付けられ、十分信用できる」と指摘。秋元議員が主導したと認定した証人等買収罪について「一連の収賄事件の結末を根本から覆すもの」と位置付け、「前代未聞の司法妨害」と非難した》。

 スッゲェなぁ、アノ党の総裁候補。
 リテラの記事【高市早苗出馬で極右ネトウヨが再結集、「天照大神の再来」とバカ騒ぎ、会見でさもしい顔した国民発言を追及した膳場貴子も攻撃】(https://lite-ra.com/2021/09/post-6014.html)によると、《なかでも印象的だったのが、『報道特集』(TBS)の膳場貴子キャスターが質問をしたときのことだった。膳場氏は「政権構想のなかで経済的な弱者や格差の解消についてほとんど言及がなかった」と指摘したうえ、本サイトでも取り上げた「さもしい顔して貰えるものは貰おう。弱者のフリをして少しでも得しよう。そんな国民ばかりでは日本国は滅びてしまいます」という高市氏の過去の発言を紹介。「困窮する国民をどういう目で見ているのか」などと追及した。ところが、高市氏は顔色を変えることもなく、「おそらくその発言は民主党政権の期間中に生活保護の不正受給が非常に多く、その問題にどう取り組むかという議論をしていたときの流れの発言」「現在もコロナで傷んでいる事業者支援の不正受給があるが、あの頃いろんな方法で生活保護の不正受給をする人がいた」と主張。最後にはこう開き直ったのだ。「私に対し非常に色がついていると見られるというご指摘でございますけれども、でも、これが、わたくしです」「これまでのことも含めて、これが、わたくしでございます」 弱者切り捨てではないのかという指摘に、堂々と「これがわたくしでございます」と明るく強調してみせる──。もはや背筋が凍るような話だが、しかし、会見のライブ中継をおこなっていたYouTubeのコメント欄は一気に沸き立ち、〈…〉などという絶賛コメントが凄まじいスピードで流れていったのだ。…本来なら、そのことを問題にし、そこに切り込んだ膳場キャスターを高く評価すべきところだが、ネット上ではなぜか、高市氏を絶賛し、膳場氏を攻撃するネトウヨの声で埋め尽くされてしまったのである》。

 ごもっとも。「ふざけんな!
 週刊朝日のコラム【室井佑月「ふざけんな!」】(https://dot.asahi.com/wa/2021090700060.html)によると、《……一言、いっていいですか? おまえら、もういい加減にしろ! あのさ、菅首相は誰が選んだの? 前の首相の安倍さんが体調が悪くなりいきなり辞めることになって、コロナ禍の中、時間がないってことで党員投票もせず、自民党の派閥の領袖たちが子分議員の票を取りまとめて、満場一致に近い形で担ぎ上げたんじゃないの? 菅首相のもとでコロナ対策は迷走し、で、今に至る。彼のもとでの選挙が負けつづけているって、そりゃあ、当然だ。仕事もできないわ、語る言葉もないわだろ。…自民党議員だけではなく、メディアもちっとは罪悪感を持てよパンケーキおじさん」とか騒いでた結果がこれだぜ? コロナで亡くなった方や、苦しいのに入院できない人を、今、どういう気持ちで見てるのか? 本来、すべきことをせず、オリパラの後は自民党の総裁選という祭りかよ。ふざけんな!

=====================================================
https://www.tokyo-np.co.jp/article/129664

野党4党が消費税減税、安保法廃止で一致 衆院選へ共通政策合意、小選挙区の一本化調整を加速
2021年9月8日 16時05分

 立憲民主、共産、社民、れいわ新選組の野党4党は8日、安全保障関連法廃止を訴えるグループ「市民連合」と政策協定を結んだ新型コロナウイルス感染拡大に対応する医療提供体制の整備促進などの対策や、消費税減税を含む格差是正・貧困解消策などの6本柱で、衆院選に向けた初の野党共通政策となる。これを受け、各党は小選挙区で候補者を一本化する調整を加速する。

 野党の共通政策は、自公政権との対立軸を示すのが狙い。市民連合の呼び掛けに4党が賛同した。一方、共産党との連携に慎重な国民民主党は応じなかった。

     (市民連合と政策合意案を手交し、ガッツポーズする
      (後列左から)れいわ新選組の山本太郎代表、
      社民党の福島瑞穂党首、共産党の志位和夫委員長、
      立憲民主党の枝野幸男代表ら)

 新型コロナ対策では、専門家軽視が指摘される菅政権を意識し、科学的知見に基づいて取り組む方針を明記。医療従事者の不足や病床逼迫(ひっぱく)の現状を踏まえ「医療・公衆衛生の整備を迅速に進める」ことや「エッセンシャルワーカーの待遇改善」などを打ち出した。

 経済的な厳しさが増す企業や労働者向けの「万全の財政支援」も盛り込んだ。格差の拡大や貧困層の増加が進んでいるとの問題意識から、消費税減税や社会保険料の見直しによる低所得層・中間層への再分配を強化すると明示した。

 安保法特定秘密保護法の違憲部分の廃止米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)移設に伴う名護市辺野古の新基地建設中止、再生可能エネルギーの拡充と原発のない脱炭素社会の追求など、2次安倍政権以降の政策からの転換を明確にした森友・加計学園をはじめとする権力私物化疑惑の真相究明でも一致した。

 立民の枝野幸男代表は協定に署名後、「政権を代える戦いをする上で陣形が整った。ギアを2段ぐらい加速して(衆院選の)結果につなげたい」と、各党との候補者調整を進める意向を表明した。共産の志位和夫委員長は「共通政策を土台にして政権協力、選挙協力の合意をつくりたい」と、一層の連携強化に意欲を示した。

 2016年の参院選から野党共闘を働き掛けてきた市民連合運営委員の山口二郎法政大教授は、れいわが初めて加わった今回の政策協定について「本格的な野党協力の態勢を確立できた。政治の転換のために協力し、地域でも市民が支えていくことを求めたい」と語った。(我那覇圭、市川千晴、曽田晋太郎)
=====================================================

=====================================================
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/294263

適菜収 作家
近著に「日本人は豚になる」「ナショナリズムを理解できないバカ」など。著書40冊以上。購読者参加型メルマガ「適菜収のメールマガジン」も始動。詳細は適菜収のメールマガジンへ。

それでもバカとは戦え
来たる総選挙は日本が完全に終わるか、自民党が終わるかの二択
公開日:2021/09/04 06:00 更新日:2021/09/04 06:00

     (高市元総務相(左)はアベノミクス路線継承と
      バージョンアップを掲げて総裁選に(C)日刊ゲンダイ)

 安倍晋三のツイートを見て驚いた。ナチス礼賛で有名高須克弥のツイートに対し「高須先生。素敵です」とリプを返していたからだ。このツイートとリプ自体に問題があるわけではないが、愛知県の不正リコール問題に関与していた陰謀論者のネトウヨに元首相がこうしたメッセージを送ることは国際社会にどのように映るのだろうか?

 高須は過去にこんな発言を繰り返している

「(日本では)堂々とナチス本も出版できる。めでたいことだ。♪盟友ナチス♪」
「ドイツのキール大学で僕にナチスの偉大さを教えて下さった黒木名誉教授にお会いした」
「彼(ヒトラー)の発言では高潔な人物のように思えますが、皆さんはどう思われるだろうか?」
「南京もアウシュビッツも捏造だと思う」

 安倍の周辺はこんなのばかりだが、安倍の総理復帰を猛烈にプッシュしていた高市早苗も同類だ。2014年9月にはネオナチ団体代表とツーショット写真を撮っていたことが発覚。高市は「思想信条が分かっていたら、会いもしなかったし、写真も撮らなかった」と釈明したが、過去にナチス礼賛本HITLER ヒトラー選挙戦略」に推薦文を寄せていたことも判明。著者は自民党東京都支部連合会事務局広報部長だった小粥義雄だ。

 13年7月、麻生太郎は憲法改正をめぐるシンポジウムに出席し、「ある日気づいたら、ワイマール憲法が変わって、ナチス憲法に変わっていた。誰も気づかないで変わった。あの手口に学んだらどうかね」と発言。17年8月には、派閥研修会で「(政治は)結果が大事だ。何百万人も殺しちゃったヒトラーは、いくら動機が正しくてもダメなんだ」と述べている。ヒトラーの動機は正しいらしい。要するにナチス礼賛は現在の自民党の体質によるものであり、連中はうっかり本音を漏らしただけだ。

 高市は菅義偉の自民党総裁任期満了に伴って行われる予定の総裁選に出馬を表明したが、アベノミクス路線の継承とバージョンアップを掲げて戦うとのこと。安倍周辺のいかがわしいメディアやお馴染みのネトウヨ言論人も高市を礼賛していたが、いつまでこの類いの連中に政治をやらせるつもりなのか

 次の選挙は日本が完全に終わるか自民党が終わるかの二択になるだろう。
=====================================================

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする