[↑ ※「虎に翼」特集/日本国憲法も重要キャストだ 木村草太(週刊金曜日 1482号、2024年07月26日号)] (2025年01月12日[日])
《被害者放置の「政治の貧困」は今も》…随分と失礼なイシバ首相。《「今日は皆さんの気持ちを聞かせてもらい、今後の糧にさせていただきたい」と話した》そうだが、実際には、「ゼロ回答」「収穫なし」…とはね、呆れる。ニッポンこそが批准すべき条約、《核兵器禁止条約第3回締約国会議へのオブザーバー参加》ぐらい決断してはどうなのか。恥ずかしくないのか。諸外国は呆れていることでしょうよ。
《「原爆裁判」…その責任について「立法府である国会及び行政府である内閣において果たされなければならない」と言及。「われわれは本訴訟をみるにつけ、政治の貧困を嘆かずにはおられない」と結んだ》《被害者放置の「政治の貧困」は今も。》(こちら特報部)。
《核兵器の廃絶》は当然として、《「…原爆被害に対する国の補償」を求めて運動に立ち上がった》田中熙巳さん。(NHK)【【詳細】ノーベル平和賞 授賞式 日本被団協 晩さん会出席】によると、《代表委員 田中熙巳さんの演説全文…「核兵器の廃絶と原爆被害に対する国の補償」を求めて運動に立ち上がったのであります。…しかしそれは社会保障制度でありまして、国家補償はかたくなに拒まれたのであります。…しかし、何十万人という死者に対する補償はまったくなく、日本政府は一貫して国家補償を拒み、放射線被害に限定した対策のみを今日まで続けております。もう一度繰り返します、原爆で亡くなった死者に対する償いは、日本政府はまったくしていないという事実をお知りいただきたいというふうに思います》。
川田篤志記者による、東京新聞の記事【核禁止条約会議への参加要望に石破首相は「ゼロ回答」 被団協、ノーベル平和賞後の初面会は「収穫なし」】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/378150)によると、《ノーベル平和賞を受賞した日本原水爆被害者団体協議会(被団協)の代表委員 田中熙巳(てるみ)さん(92)ら役員8人は8日、受賞後初めて石破茂首相と官邸で面会した。出席者は核廃絶に向けた具体的な行動を求めたが、首相は米国の「核の傘」の必要性など持論を展開しただけで、被爆者らの要望には直接答えなかった。面会後、田中さんは「収穫があったとは受け止めていない」と落胆を隠さなかった。(川田篤志)》。
『●(東京新聞)【こちら特報部/朝ドラ「虎に翼」の三淵嘉子さんと
共に「原爆裁判」を担当した元裁判官、いま振り返る判決の意味】』
『●日本被団協がノーベル平和賞受賞…《被害者放置の「政治の貧困」は今も》
と言わざるを得ず、まずは何より #日本政府は核兵器禁止条約に参加せよ!』
『●<ぎろんの森>《被団協の受賞は、地道な活動を通じた平和への貢献が認め
られたものですが、同時に核兵器の脅威が現実味を帯び出したことも意味》』
『●《原爆裁判…その責任について「立法府である国会及び行政府である内閣に
おいて果たされなければならない」》《被害者放置の「政治の貧困」は今も》』
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【https://www.tokyo-np.co.jp/article/378150】
核禁止条約会議への参加要望に石破首相は「ゼロ回答」 被団協、ノーベル平和賞後の初面会は「収穫なし」
2025年1月9日 06時00分
ノーベル平和賞を受賞した日本原水爆被害者団体協議会(被団協)の代表委員 田中熙巳(てるみ)さん(92)ら役員8人は8日、受賞後初めて石破茂首相と官邸で面会した。出席者は核廃絶に向けた具体的な行動を求めたが、首相は米国の「核の傘」の必要性など持論を展開しただけで、被爆者らの要望には直接答えなかった。面会後、田中さんは「収穫があったとは受け止めていない」と落胆を隠さなかった。(川田篤志)
(石破首相(右)と面会する日本原水爆被害者団体協議会
(被団協)の(左から)事務局次長浜住治郎さん、
代表委員の箕牧智之さん、田中重光さん、田中熙巳さん
=8日、首相官邸で(佐藤哲紀撮影))
首相は会談の冒頭、被団協の平和賞受賞に祝意を示し「今日は皆さんの気持ちを聞かせてもらい、今後の糧にさせていただきたい」と話した。その後、会談は非公開で約30分続いた。
出席者によると、被団協側はそれぞれ2分程度、自身の経験や核不使用の重要性、政府への要望を伝えた。3月に米国で開かれる核兵器禁止条約第3回締約国会議へのオブザーバー参加も求めた。
首相は、将来の核廃絶を目指す思いは同じだと説明したが、核戦力を増強させる中国やロシア、弾道ミサイル発射を繰り返す北朝鮮を念頭に、米国が核...
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【↑ 『適菜収 それでもバカとは戦え/真相究明と責任追及を“大阪ノーサイド”なんて冗談じゃない』 (2020年11月14日、日刊ゲンダイ)】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/281280)/
(2025年01月27日[月])
N党の「どうかしている人」に扇動された人々によるデマ・《誹謗中傷に悩んでいた》県議を守ろうともしなかったお維系兵庫県知事の無責任が誘発した悲劇。《兵庫県民は、本心からこの人物を支持しているのか聞いてみたくなる》(HUNTER)。もう怒りしかない…。死者の名誉棄損という犯罪まで行い、そのご家族を著しく傷つける…。人非人の行い、ヒトデナシの所業…それを賞賛する支持者・支援者ら。兵庫県知事選挙の際も、自死された県職員に対して同様の所業だった。県職員のご家族のことを思うと居た堪れない。
《先頭に立って県政の混乱を収めるべき知事が動かない以上、事態は悪化するばかり。もはや、捜査機関に頼るしかない事態と言えそうだ》(HUNTER)…その捜査機関も動きが鈍いと思うのだが?
『●2人の職員を自死させた斎藤元彦氏によく投票できますね、お維案件「優勝
パレード」問題の責任者をよく支持できますね…案の定、手のひら返し…』
「一方で、百条委メンバー《竹内英明県議が議員辞職》って、
どういうこと? 家族も含めて脅迫し、議員辞職に追い込む。
ニッポンは民主主義国家なの?」
(日刊ゲンダイ)【別の百条委メンバーも兵庫県知事選中に
「脅迫された」…自宅前に県外ナンバーの車、不審人物が何度も
行き来、クレーム電話ひっきりなし】《県議会の調査特別委員会
(百条委)は18日、証人尋問を25日に開き、斎藤氏に3回目
となる出頭を求めることを決めたのだが、この日、報道陣を
驚かせたのは百条委メンバーの一人、竹内英明県議(50)が
議員辞職願を提出し、許可されたと発表したことだ》
『●もう怒りしかない…2人の職員を自死させた斎藤元彦氏に投票した人々、
N党の「どうかしている人」を支持・支援した人達、何も感じないのか…』
『●N党の「どうかしている人」に扇動された人々によるデマ・《誹謗中傷に
悩んでいた》県議を守ろうともしなかったお維系兵庫県知事の無責任が…』
『●お維案件「優勝パレード」問題…《信用金庫への県補助金を増額し、それを
募金としてキックバックさせることで補った》《斎藤知事最大のスキャンダル》』
「お維案件である「優勝パレード」問題。《■疑惑の核心がここに
ある》(現代ビジネス)、《前兵庫県議だった竹内英明氏…生前、
「現代ビジネス」の取材に応じていた。《信用金庫への県補助金を
増額し、それを募金としてキックバックさせることで補った》
告発文書には、そう具体的な内容が書かれている》。
《■竹内氏は「闇が詰まっている」と》」
HUNTERの記事【ついに自殺者3人 兵庫県に異常事態をもたらした立花氏とSNS】(https://news-hunter.org/?p=25710)によると、《竹内氏は、兵庫県議5期を務め、昨年3月に勃発した斎藤元彦知事の内部告発問題にかかる「文書問題特別委員会」(百条委員会)の委員でもあった》、《■SNSと立花氏に怯えていた竹内元県議 インターネット上に残っている動画を見ると竹内氏の質問は突出して鋭く、「百条委員会の切り札だった」と別の自民党県議が振り返るほどだ。しかし、竹内氏は昨年11月、斎藤知事が再選された翌日に辞職していた》。
『●#パワハラ体質 #恫喝体質 #デマ体質 なお維に何故に投票、何故に
支持できるのか…? 大阪から遠く離れた我が街にもお維が浸食…』
『●【吉村洋文知事の3つの大言壮語/今西憲之】《予算は膨張に膨張》
《阪神・オリックスの優勝に便乗するも》《空飛ぶクルマもトーンダウン》』
『●斎藤元彦兵庫県知事、新たなお維案件…ホイッスル・ブロワー《組織の
不正をただす告発者が、守られる環境》が全く実現されていない悲劇』
『●《情報提供がもっぱら公益的な目的であり、なおかつ重大な違法行為を摘発
する目的である場合に限り、公務員は公務員法の守秘義務が免除され…》』
『●お維案件…斎藤元彦兵庫県知事《被害者ヅラまで…疑惑を隠すために元局長を
処分するという公益通報者保護法違反をはじめ、斎藤知事の責任の重さ…》』
『●斎藤元彦兵庫県知事というお維案件…《「優勝パレード」問題…信用金庫
への県補助金を増額し、それを募金としてキックバックさせることで補った》』
『●《10月の衆院選の投票率は53.85%と全体でも5割台、18、19歳の投票率
(小選挙区)に至っては速報値で43.06%とさらに低い》(鈴木穣さん)』
『●2人の職員を自死させた斎藤元彦氏によく投票できますね、お維案件「優勝
パレード」問題の責任者をよく支持できますね…案の定、手のひら返し…』
『●(リテラ)《斎藤知事は2022年11月7日に開催された政府主催の全国知事会
を欠席…。ちなみに…斎藤知事は「西播磨地域づくり懇話会」に出席》』
『●なぜ、今、削除する必要があるの? 斎藤元彦知事「法に抵触することは
していない」と仰ってる訳で、「誇れ」ばいいのにね、よほど疚しいのかね?』
『●デマや《フェイクで選挙が盗まれ》た! お維案件な兵庫県知事やN党の
「どうかしている人」ら《デマゴーグに騙されるな!》(デモクラシータイムス)』
『●《兵庫県知事選に見た選挙の根本的な問題 「自由競争ができる選挙には
なってない」…畠山理仁氏》《馬鹿にするのではなく…まずは考えた方がいい》』
『●《盗まれ》た選挙を取り戻せるかの岐路…村上総務相《SNSでの虚偽情報の
投稿や他候補の当選を目的とした選挙運動が公職選挙法違反になり得る》』
『●神戸地検と兵庫県警、「斎藤劇場」の幕引きは許されない…二人の兵庫県職員
を死に追い込んだ問題、《斎藤元彦知事の買収、折田楓社長の被買収》事件』
『●もう怒りしかない…2人の職員を自死させた斎藤元彦氏に投票した人々、
N党の「どうかしている人」を支持・支援した人達、何も感じないのか…』
『●畠山理仁さん《そうした人たちが悪意ある不確かな情報の波にのみ込まれない
ためにも、既存メディアは選挙期間中も確かな情報発信を続ける必要がある》』
『●N党の「どうかしている人」に扇動された人々によるデマ・《誹謗中傷に
悩んでいた》県議を守ろうともしなかったお維系兵庫県知事の無責任が…』
『●お維案件「優勝パレード」問題…《信用金庫への県補助金を増額し、それを
募金としてキックバックさせることで補った》《斎藤知事最大のスキャンダル》』
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【https://news-hunter.org/?p=25710】
ついに自殺者3人 兵庫県に異常事態をもたらした立花氏とSNS
2025/1/23 社会兵庫県, 兵庫県知事選挙, 斎藤元彦知事, 百条委員会, 立花孝志, 竹内英明元兵庫県議, 自殺
1月18日、竹内英明元兵庫県議が、姫路市の自宅から救急搬送され死亡が確認された。自殺とみられる。
竹内氏は、兵庫県議5期を務め、昨年3月に勃発した斎藤元彦知事の内部告発問題にかかる「文書問題特別委員会」(百条委員会)の委員でもあった。
■SNSと立花氏に怯えていた竹内元県議
インターネット上に残っている動画を見ると竹内氏の質問は突出して鋭く、「百条委員会の切り札だった」と別の自民党県議が振り返るほどだ。しかし、竹内氏は昨年11月、斎藤知事が再選された翌日に辞職していた。
全国注視となった知事選は、NHK党の立花孝志氏が「私に入れないで、斎藤さんに1票を」とSNSや街頭で有権者を扇動し「2馬力」ともいわれる異例の展開に――。立花氏は亡くなった内部告発者や百条委員会のメンバーを攻撃対象として、同委の委員長を務める奥谷謙一県議の自宅兼事務所前まで押し掛け、その一部始終をSNSで動画配信した。「出てこい奥谷」「あんまり脅しても、奥谷さん自死しても困る」との立花氏の発言は、まさに“言葉の暴力”である。その立花氏が奥谷氏同様にターゲットにしていたのが、百条委員会のメンバーで亡くなった竹内氏と丸尾牧県議だった。
立花氏に触発されたた連中は、SNSで誹謗中傷するだけでなく、竹内氏の自宅前をうろつくなど行動をエスカレートさせる。
筆者は何度も竹内氏を取材していたが、もたらされる情報の正確さや追及の手法などはまさに「百条委員会の切り札」だった。県知事選挙の期間中、何度も同氏と連絡をとった。告示直後は、「斎藤氏は勝てない」というような選挙情勢に関する話が大半だったが、その後は、立花氏に煽動された形の連中から受ける攻撃の酷さを訴えるようになった。「むちゃくちゃ書かれてる」「妻が事務所で電話番していると『今から襲いにいくぞ』などすごい声で電話がかかってきて、外に出るのも怖い。選挙どころじゃない」――その声にかつての元気はなかった。
竹内氏は、「家族のことを思うと、もう県議は続けてられない。家族の安全が一番。守るためには、辞めるしかなかった」「立花ってのに、めちゃくちゃされた」と議長あてに辞表提出。数日後の電話で竹内氏は、立花氏が発信、拡散したSNSでの誹謗中傷を辞職の理由にあげ、自ら電話を切った。
亡くなった竹内氏は地元・姫路市の高校から早稲田大学に進学。政治サークル「鵬志会」に入り、学生秘書として早くから政治を志した。民主党の職員として政調や選挙などを担当。その縁もあって1月20日、立憲民主党は「研修会」を開催し、同氏を知る人が数多く集まった。
「民主党の職員の時から、よくできる人で、百条委員会のビデオなどを見ていても『さすが竹内さん』と思っていた。SNSは重要な選挙ツールになっているし、言論の自由があるのも確かだ。しかし、こんな、人を死に追いやるような誹謗中傷を野放しにしておくのはおかしい。大問題だ。法的措置が必要ではないか――そんな声を上げる人が何人もいましたね」(研修会参加者の一人)
■許されない立花氏の言動
だが、竹内氏の死亡の報が流れたあとも、立花氏はSNSでさらに過激な動画配信を展開する。「竹内元県会議員、明日逮捕される予定だった。竹内元県議、誹謗中傷で死ぬとメディアは言っているが、事実を批判しているだけ」、「要は彼が犯罪をしていたから亡くなった。私の情報では私文書の行使罪。昨年11月24日には逮捕されると情報があり、証拠が足りず任意の事情聴取が繰り返され明日逮捕だったのが自ら命を絶った。自業自得としか言いようがない。犯罪をした人を警察が追い込む。結果、刑務所に行かなければなならないと命を絶った」――何の裏付けもないこうしたデマが、瞬く間に広がったのは言うまでもない。
立花氏は、「大手のメディアなら竹内氏の犯罪のことは知っている」とまで言い切っていた。しかし、複数の大手メディア関係者に聞いたが、竹内氏の犯罪への関与、事情聴取のことを知っている記者など誰一人いなかった。
「竹内氏は県議5期、永田町の経験もあり政界情報に詳しい。兵庫県警は頼りにしている県議だった。事情聴取、犯罪なんてありえない」と兵庫県警の幹部も断言する。警察としても、黙っていられる状況ではなくなっていた。
1月20日の兵庫県議会の警察常任委員会。兵庫県警の村井紀之本部長は、「竹内元議員について任意の調べをしたこともないし、ましてや逮捕するというような話は全くない。個別案件の捜査について言及することは差し控えているが、事案の特殊性に鑑みた。全くの事実無根で、明白な虚偽がSNSで拡散されており、極めて遺憾だ」と異例の答弁を行う。
すると立花氏は、それまで投稿していた「竹内氏逮捕」のSNSの一部を削除。自身のYouTubeに《兵庫県警御免なさい。竹内元県議のタイホは私の間違いでした》というタイトルを付け、次のように発言する。
「竹内元県議会議員がですね、お亡くなりになられ、おそらく自殺と言われていますが、理由が警察の逮捕と、それを苦に自ら命を絶ったということは間違いでした」――しかし本心からの謝罪ではないことは明らかで、汚い自己弁護が続く。「政治家の批判はオッケー。僕は思います。それがいけないなら僕に対する批判もやめてくださいね」
人の死につながりかねない言動をしておいて、自分に対する批判は止めろという呆れた態度。だが、立花氏のやってきたことは正当な批判ではなく、ありもしない犯罪事実をでっち上げて広めただけのもの。犯罪行為を疑われてもおかしくあるまい。
元東京地検特捜部の郷原信郎弁護士は自身のSNSなどで、こう述べている。
《刑法第230条第2項により、死者の名誉を毀損する行為については、虚偽の事実を摘示した場合にのみ処罰される。竹内英明元県議が亡くなったことについて、その直後に、「竹内氏が兵庫県警から任意の事情聴取を受けていた。逮捕されるのが怖くて自ら命を絶った」などYouTubeチャンネルで公言した立花孝志氏の行為は、兵庫県警がその事実を完全否定しているのであるから、竹内氏の死亡という歴史的事実を死亡の直後に冒涜したものであり、「死者の名誉毀損」の典型事例と言うべきである》
■他人事の斎藤知事
一方、一連の事件の起点となった斎藤知事は、記者団を前に竹内氏へのお悔やみを述べつつ、立花氏のSNSで竹内氏の誹謗中傷が広がったことを聞かれると「立花氏のSNSの詳細は見ていない。SNSは理性的に発信されるべき」といつもと変わらぬ他人事のような答えを発した。兵庫県民は、本心からこの人物を支持しているのか聞いてみたくなる。
斎藤知事絡みの疑惑を巡っては、昨年7月に内部告発した元県民局長が自殺。知事や元副知事の背任行為が疑われている阪神とオリックスの優勝パレードを担当した県職員も亡くなっている。そして3人目の犠牲者となった竹内氏――。兵庫県庁の職員が不安そうに話す。
「斎藤知事に関わると、命さえも危うくなる。しかし知事は、何ら対策をとろうとしない。これが県民の命と安全を守る知事の姿勢かと思うとぞっとする。斎藤さんは、いったいどんな心境なのか。なぜ対応策をとらないのか。立花に『過激なSNSを控えてくれ』と言うべきではないのか。このままなら、さらに犠牲者が増えかねない」
先頭に立って県政の混乱を収めるべき知事が動かない以上、事態は悪化するばかり。もはや、捜査機関に頼るしかない事態と言えそうだ。
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[※ 「裁かれるべきは警察、検察、裁判所 袴田事件」(週刊金曜日 1490号、2024年09月27日) ↑] (2025年01月12日[日])
袴田ひで子さんにとっても、あまりに残酷過ぎる58年間…。《袴田巌さん…を支え続ける姉の秀子さん…の生涯を描いた漫画「デコちゃんが行く 袴田ひで子物語」が出版…。戦中を生き抜き、弟の無罪を信じて幾多の苦難にもへこたれない姿は周りの人たちを勇気づけている》(片山夏子記者、2020年5月24日)。《2014年に静岡地裁が再審開始を認める決定をした時》以降も、検察のメンツのためにだらだらと10年間に渡り《いまも、死刑囚のまま》だった袴田さん。再収監と、終わらぬ死刑の恐怖のさらなる10年間。そして、袴田ひで子さん「再審法の改正には、皆さんにお力をお借りしたいと思っております。…これから大いに改正再審法なり、進めていっていただきたいと思っております」と仰っています。《58年間“見えない敵”と闘い続けた不屈の精神の源泉は「ガムシャラ」》(日刊ゲンダイ)。
もう一点、死刑制度の廃止、または、停止を。《◆国連の委員会「強要された自白の結果、死刑が科されたという報告に懸念」 死刑が廃止されている欧州などでは、もともとこの事件への関心が高い。08年、姉のひで子さん(90)が洞爺湖サミットに参加する主要8カ国(G8)の大使館などに救済を求めた際は、「42年の拘束は胸が痛む」といった反応があった。袴田さんが釈放された14年には、国際人権規約を担当する国連の委員会が「強要された自白の結果、死刑が科されてきたという報告は懸念される事項」と指摘した。一般財団法人アジア・太平洋人権情報センター(大阪市)の藤本伸樹研究員は「袴田さんは自白を強要され、死刑判決後も長期にわたり独居で拘禁された。国際的には、日本の司法制度の問題を示す代表的な冤罪事件の一つとして扱われてきた」と話す》。
『●再審判決・無罪…《事件当時、東京新聞は、袴田巌さんを犯人とする報道を
しました。袴田さんと家族の人権、名誉を傷つけたことを深くお詫び致します》』
『●検察・警察、裁判所、マスコミによって《大きく人生を変えられたのは、
巌さんだけではありません。巌さんを58年支え続けてきた、姉のひで子さん》』
『●《袴田さん無罪 最高検の検証、不十分だ》…醜悪な畝本直美検事総長談話
《改めて関係証拠を精査した結果、被告人が犯人であることの立証は可能…》』
日刊ゲンダイのインタビュー記事【注目の人 直撃インタビュー/袴田巌さんの姉ひで子さんに聞く 58年間“見えない敵”と闘い続けた不屈の精神の源泉は「ガムシャラ」】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/365553)によると、《死刑囚だったから、ものすごく死を恐ろしがっていた。だから「もう安心だよ」「何も怖いものはないよ」「あんた、勝ったんだよ」って。》、《性格的にジッとしているのが好きじゃないので、再審法の改正や冤罪被害者の救済にも極力協力していくつもりです。まだ終わりじゃない。まだまだこれからですよ》。
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【https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/365553】
注目の人 直撃インタビュー
袴田巌さんの姉ひで子さんに聞く 58年間“見えない敵”と闘い続けた不屈の精神の源泉は「ガムシャラ」
公開日:2024/12/28 06:00 更新日:2024/12/28 06:00
■袴田ひで子さん(袴田巌さんの姉)
(袴田ひで子さん(C)日刊ゲンダイ)
「私も巌も運命だと思っています。無罪が確定して、今は大変喜んでいます」──。袴田巌さん(88)の姉ひで子さん(91)は、謝罪に訪れた静岡地検の山田英夫検事正に対し恨み言は一切口にしなかった。逮捕から58年、死刑確定から44年あまりが経過した今年9月26日、静岡地裁は捜査機関の証拠捏造を認定し、「無罪判決」を言い渡した。あまりにも長かった国家権力との闘い。つらく苦しかった過去と、自由を取り戻した今の気持ちを聞いた。
◇ ◇ ◇
──91歳とは思えないタフさと若々しさですね。
毎朝30分間、ストレッチをしています。52歳で始め、以来40年間一日も欠かしていません。拘置所に面会に行くでしょう。足腰が弱っちゃいかんと思って、それで始めました。続けてやることで効果がある。おかげさまでシャキシャキしていますよ。
──希望の光が見えたのはいつですか。
2014年に静岡地裁が再審開始を認める決定をした時です。地裁は<これ以上、拘置を継続することは耐え難いほど正義に反する>として死刑判決は誤りだったと認めました。検察庁が何を言おうが、屁でもなかった。無罪になると思って闘ってきましたから。
──謝罪に来た静岡県警本部長や検事正に、文句ひとつ言いませんでした。
当事者でもいればまた話は別ですが、今さら昔のことを言ったって何も始まりません。「そんなことをグダグダ言っても再審開始にならん」「あえて苦情は言うまい」とずっと思ってやってきました。運命だと思っています。そう思わないとしょうがなかった。
■決して後ろは振り返らなかった
──それにしても長かったですね。
今でこそ長いって言うけど、当時は長いなんて思わなかった。見えない権力と闘っていましたから、前に進まないとしょうがなく、決して後ろは振り返らなかった。
──巌さんが釈放された時、「もう怯えなくていいんだよ」と声を掛けました。
死刑囚だったから、ものすごく死を恐ろしがっていた。だから「もう安心だよ」「何も怖いものはないよ」「あんた、勝ったんだよ」って。(長期収容による精神障害の)拘禁症状っていうのは妄想の世界に入り、人の言うことを聞かず、自分の考えで進んでいきます。収監されていた48年間、想像を絶するつらい思いをしてきた。自由にしてあげれば自然に治ると思っています。だから大いに自由を味わってほしい。巌に効く薬は自由しかない。だから放し飼いにしているんです。
──4人の殺人犯の姉という目で見られ、風当たりも強かった。
隠したって皆、知っているから、開き直って生きてきました。同窓会にも行かないし、人が集まるところには顔を出さず、世間とは距離を置いて生活してきた。町で知り合いに会っても、向こうが挨拶しないのにこっちがすることはない。挨拶されたくないんだろうから、知らん顔をして気取った顔して歩いていました。「犯人だと思いたきゃ、思わせておけばいい」ってね。そんなことより巌の再審に向かって進む方が大事だった。
──アルコールに溺れたことも。
初めの10年ぐらいは支援者がおらず、家族で支えてました。両親が続けて亡くなり、後を引き継ぐことになった。寝ていても夜中に目が覚め、巌のことしか頭に浮かばない。「どうしてこんなことになっちゃったんだろう」と思うと眠れなくなって。次の日の仕事に差し支えるからウイスキーをガブ飲みして寝てました。目が覚めるたびに飲んでいた。そんな酒浸りの生活が3年ほど続き、酔っぱらったまま支援者からの電話に出たんです。その時、「私、何をやっているんだろ。皆、親身になってやってくれているのに、こんなことを続けていたら巌を助けるどころじゃない」と思い、酒を断った。40代の頃です。朝、顔を洗っていたら、肌が荒壁みたいに荒れていました。
■毎月の面会は「見捨てていない」というメッセージ
(静岡地検の山田英夫検事正から謝罪を受ける巌さん(中央)と
ひで子さん(代表撮影))
──59歳で借金を背負い、マンションを建てたのはどうしてですか。
巌のことで希望が持てず、私の人生、このままじゃつまらない。自分で何かをしなきゃ、生きる希望をつくらなきゃと思い、将来、家賃収入で生活する計画を立てた。会社の倉庫の2階に住み込んで働き、18年でローンを完済。マンションに入居できたのは79歳の時、巌が帰ってくる2年前のことです。当時は巌が拘置所から出てくるなんて思ってもいなかった。気を紛らわせる意味もありました。
──1980年、最高裁で上告が棄却され、死刑が確定した際には仲間が敵に見えたと。
なんだか理由は分からなかったけど、弁護士や支援者といった味方も全てが敵に見えた。それぐらい残念だった。拘置所に行って巌に「こうなったら何でもやろう」と伝え、そこで開き直った。逆境に追い込まれると強くなる。つらくても負けることはありません。「何クソ、負けるもんか」って歯向かいます。無実だから絶対負けない、それが当たり前だと思って闘ってきました。
──弱音を吐くことはなかったのですか。
性格的に泣き言を言うのは嫌いなの。恨めしいとか、悲しいとか、一切言うまいと思ってガムシャラに生きてきた。言ったってしょうがないでしょう。話を聞いてくれた方が困っちゃう。負担になるのが嫌なのよ。相手に負担をかけるよりも自分が我慢する。こういう状況に置かれてからなおさら、そう考えるようになりました。
──親孝行だと思って巌さんを支えたそうですね。
母親は「巌はダメかいねえ」「巌はダメかいねえ」と、うわ言のように繰り返し、死刑判決の2カ月後、68歳で亡くなりました。私たちはきょうだいだから我慢できるけど、巌を産んだ母親はどんな思いだったのか。私はロクに親孝行をせなんだ。母親のつらさ、悲しさ、苦労を見ていたから「ここらでひとつ、親孝行するか」って乗りかかったの。ほとんどの裁判に行っていた母親が、ある時、「ひで子、今日、裁判所で知らないおじさんが『この裁判はおかしいね』って声を掛けてくれたの」ってうれしそうに電話をしてきた。その言葉が今も耳に残っています。
──心が折れそうになったことは。
一切ありません。こんな理不尽なことがあるか、と思っていたから。いつかどこかで分かってくれる人がいると信じていた。初めの頃は「なんで、うちだけこんな酷い目に遭うんだろう」って思ったこともあった。昔は警察に取り調べられると、それが息子であっても縁を切るとか、「あんなもん、うちの息子じゃない」と言って見捨てちゃうの。真実も分からないうちに切り離して見捨てちゃう。だから冤罪が増える。でも、うちの場合は「そうはいくか」ってね。
──どれくらい拘置所に面会に訪れたのですか。
初めの10年間は半年に1回、その後の30年間は毎月行っていた。そのうち拘禁症状がひどくなり、本人が面会を拒否するようになった。死刑確定から約7年の間に会えたのは1回きりで、それも時間は1分間ほど。でも行かなきゃ、本人と連絡取れません。手紙出しても読むわけじゃない。「姉さんが来たよ」って伝えてもらっても、「姉さんいない」って拒否する。完全におかしくなったわけじゃないから、どこかで私だって分かってくれるはず。そう思って、「家族は見捨ててないよ」っていうメッセージを送るために、会えなくても何度でも通いました。
──いつも笑顔で明るく、前向きですね。
意識はしてません。巌が拘置所にいた頃はおっかない顔をしていました。集会に行ってもニコリともせずに言いたいことを言っていた。それまでの30年間は精神的にも外に出て笑うどころじゃなかった。10年前、巌が拘置所から出てきて変わった。巌と生活するには明るくしないと。暗い顔をしていたら巌の病気も治りゃせん。つまらないこと考えたって何も解決しないのよ。それより、ニコニコしてりゃあ、いいことが舞い込んできます。
──残りの人生をどう楽しみますか。
2人とも余命いくばくもないんだけど、巌もせっかくシャバに出てきたんだから、もう10年ぐらいは頑張って生きてもらわないと。欲をかいてもしょうがないけど、私もやりたいこと、やることはまだいくらでもあります。性格的にジッとしているのが好きじゃないので、再審法の改正や冤罪被害者の救済にも極力協力していくつもりです。まだ終わりじゃない。まだまだこれからですよ。
(聞き手=滝口豊/日刊ゲンダイ)
▽袴田ひで子(はかまた・ひでこ) 1933年、静岡県生まれ。6人きょうだいの下から2番目。中学卒業後、地元の税務署に就職。13年勤務ののち民間の税理士事務所に転職。事件後は食品会社で経理を担当し、その後、弁護団の法律事務所で81歳まで現役で勤務を続けた。
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袴田事件で巌さんの冤罪死刑に加担した最高裁裁判官4人 直撃取材でわかった「罪の意識の希薄さ」
袴田巌さん無罪確定 検事総長の控訴断念「談話」でわかった検察庁の“お役所体質”
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[※ 「裁かれるべきは警察、検察、裁判所 袴田事件」(週刊金曜日 1490号、2024年09月27日) ↑]
晴れ (2025年01月08日[水])
鴨志田祐美弁護士のつぶやき:
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【https://x.com/kamo629782/status/1876758751002136792】
かもん弓(鴨志田 祐美)@新刊『再審弁護人のベレー帽日記』予約受付中!
@kamo629782
昨日の生ぬるい読売の社説に対する強烈な返歌のような、今朝の東京・中日新聞の社説。
最高検による内部検証の不十分さを鋭く指摘しています。
………
tokyo-np.co.jpから
午前7:32 2025年1月8日
――――――――――――――――――――――
《袴田さん無罪 最高検の検証、不十分だ》…醜悪な畝本直美検事総長談話《他方、改めて関係証拠を精査した結果、被告人が犯人であることの立証は可能であり…》。
東京新聞の【<社説>袴田さん無罪 最高検の検証、不十分だ】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/377945?rct=editorial)によると、《袴田さんを犯人視した事件は、初動捜査から取り調べ、公判、再審に至るまで、刑事司法の問題点が積み重なった「あしき見本」とも言える。十分に検証して教訓としなければ公権力の不適切な行使が繰り返されるのではないか。検事が暴言を吐くなど不適切な取り調べは後を絶たず、最高検は昨年12月、全国の地検に対し、自白を得ることに過度に固執しないよう求める通知を出した。袴田さんの冤罪(えんざい)を教訓とするには、検察以外の第三者を交え検証し直すことが必要だ。それが失墜した信頼を回復する道と考える》。
控訴断念なのに、畝本直美検事総長談話「…被告人が犯人であることの立証は可能であり…」? (袴田事件弁護団事務局長・小川秀世さん)《無罪判決が確定すれば、だれも巖さんを犯人として扱ってはならない》。畝本氏の手下の手下の…手下(静岡地検の山田英夫検事正)に謝罪させる。ご自身は謝罪に行かないつもり? 畝本直美検事総長が直接謝罪に行きべきだし、「袴田さんを犯人視することない」と仰るべきなのでは。それにしても、「人の人生」を何だと思っているのだろうか? 袴田巖さんやひで子さんの人生を滅茶滅茶にしておいて、アノ言い草。袴田さんが、福岡事件や飯塚事件のように死刑執行されていたら…と思うと怖ろしい。検察や警察、裁判所、マスコミは袴田さんに、そういう恐怖を数十年に渡り強いてきた…《半世紀にわたり、袴田さんに死刑の恐怖を味わわせた人権侵害の深刻さを理解しているのか》(東京新聞社説)。
この社説に《元厚生労働省幹部を有罪にするため、特捜部が押収したフロッピーディスクのデータを書き換えていた2010年の大阪地検の証拠改ざん事件では、最高検が捜査に乗り出して立件した。さらに法相の諮問機関「検察の在り方検討会議」を立ち上げ、有識者が検察捜査の問題点を提起した》…とあります。いわゆる、村木厚子氏の冤罪事件のことで、その際、(前田恒彦氏)《この主任検事の証拠改ざんを「告発」した》真っ当な検事だったのが塚部貴子検事。しかしながら、一方、大川原化工機でっち上げ事件、捏造・隠蔽(揉み消し)では、塚部貴子検事は《淡々と、「起訴当時の判断を間違っているとは思っていない。謝罪する気持ちなどない」と答えた》そうです。やはり、この組織が人を腐らせていく。
『●袴田冤罪事件、何の反省もない検察の《控訴断念》を受け、漸くの謝罪記事
…マスコミの罪も非常に重い…検察が控訴したら、どうしたのだろうか?』
「最近でも、公安警察は大川原化工機でっち上げ事件を起こした
ではないか、検察はその片棒を担いだではないか ―――
(元木昌彦さん)《女性検事は淡々と、「起訴当時の判断を
間違っているとは思っていない。謝罪する気持ちなどない」
と答えた》 ――――。この「女性検事」は塚部貴子検事で、
村木厚子さん冤罪・証拠捏造事件(郵便不正事件)の際には、
《この主任検事の証拠改ざんを「告発」した》真っ当な検事だった
のです…でも、いまや、大川原化工機でっち上げ事件では
コノ有様。現畝本直美検事総長を彷彿とさせる」
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【https://www.tokyo-np.co.jp/article/377945?rct=editorial】
<社説>袴田さん無罪 最高検の検証、不十分だ
2025年1月8日 07時15分
袴田巌(はかまたいわお)さんの再審無罪が確定した静岡県清水市(現静岡市清水区)の一家4人強盗殺人事件を巡り、最高検が捜査や公判の問題点を検証した報告書を公表した。
ただ、公判資料を見直した程度にとどまり、検察の言い訳や無罪判決に対する反論も目立つ。到底不十分な内容だ。
昨年12月に公表した報告書は、袴田さんを犯人視して取り調べたことを認めてはいるが、長時間の取り調べなど不適切な手法を用いたのは警察だと強調。検察自身の責任を最小限に抑えている。
無罪を言い渡した静岡地裁判決が「捜査機関によって血痕を付けるなどの加工がされた」と認定した証拠品の捏造(ねつぞう)は「現実的にあり得ない」と否定に終始した。
2014年の再審開始決定に対して検察が異議を申し立て、審理が長期化したことも「問題はなかった」としている。
最高検は今回の検証に当たり、関係者への聞き取りや証拠品の再調査などは行わなかった。検証は形ばかりと言わざるを得ない。
何より、検証は検察自身の手によるもので、客観性も乏しい。発生から無罪確定まで58年もかかった事件を、わずか3カ月で検証し終えたことも疑問だ。
元厚生労働省幹部を有罪にするため、特捜部が押収したフロッピーディスクのデータを書き換えていた2010年の大阪地検の証拠改ざん事件では、最高検が捜査に乗り出して立件した。さらに法相の諮問機関「検察の在り方検討会議」を立ち上げ、有識者が検察捜査の問題点を提起した。
今回の検証では、そうした姿勢が見られない。半世紀にわたり、袴田さんに死刑の恐怖を味わわせた人権侵害の深刻さを理解しているのか。
袴田さんを犯人視した事件は、初動捜査から取り調べ、公判、再審に至るまで、刑事司法の問題点が積み重なった「あしき見本」とも言える。十分に検証して教訓としなければ公権力の不適切な行使が繰り返されるのではないか。
検事が暴言を吐くなど不適切な取り調べは後を絶たず、最高検は昨年12月、全国の地検に対し、自白を得ることに過度に固執しないよう求める通知を出した。
袴田さんの冤罪(えんざい)を教訓とするには、検察以外の第三者を交え検証し直すことが必要だ。それが失墜した信頼を回復する道と考える。
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[※サンデーモーニング(2017年10月1日)(三「ト」物語)↑]
――――――― 岸本聡子さんの希望溢れるメッセージ。「有権者には力があるんです」「普段選挙に行かない人が選挙に行くと結果が変わる」。やはり、すごい。杉並区が羨ましい。《眠り猫》ではいけない。「投票率が上がれば結果が変わる」 (2025年01月07日[火])
岸本聡子オフィス広報のつぶやき:
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岸本聡子オフィス広報
@satokokishi2022
デモクラシーズ
政治家は信用できない…「自分たちで決める」新しい民主主義のカタチ
https://mainichi.jp/articles/20250102/k00/00m/010/049000c
元日から始まった毎日新聞のシリーズ連載で、杉並区の参加型予算と民主主義が取り上げられました。
………
午後1:46 2025年1月7日
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築地移転問題、デタラメな新型コロナ対策、金(カネ)色の五つの輪強行、朝鮮人虐殺の史実否定、神宮外苑再開発問題などなど…アノ絶望的な小池百合子「ト」政下の小さな小さなことかもしれないが、《自治体の予算の一部の使い方を住民が決める「参加型予算」を導入した東京都杉並区》。単純に、大変に羨ましい。ついつい我が街と比較してしまう。《ミュニシパリズム(地域自治主義)》《地域主権という希望》《住民主導型の区政》《新しいリベラルの政治潮流がボトムアップで拡大》…岸本聡子さんのそんな行動や振舞い、政などを見ていると、とても応援したくなるし、微かなものかもしれないが、希望を見てしまう。
春増翔太記者による、毎日新聞のシリーズ記事【デモクラシーズ/政治家は信用できない…「自分たちで決める」新しい民主主義のカタチ】(https://mainichi.jp/articles/20250102/k00/00m/010/049000c)によると、《ある日の区役所で 2024年11月中旬、東京都杉並区役所の会議室に4人が集まった。岸本聡子区長(50)と職員だ。「投票の数字、上がってきた?」 区長が尋ねたのは、7日前に締め切った区民投票の集計。杉並区は革新的な色合いが強い土地柄で知られ、区議会の半数は女性議員が占める。22年7月に就任した岸本区長は23年度から、一部の予算の使い方(事業)を区民から直接募る取り組みを始めた。役人でも議員でもない一般人が提案し、どれを採用するかも区民の投票で決める。「参加型予算」と呼ばれる試みだ》。
『●争点は「壊憲」:
「若者よ、戦争に行かず、選挙に行こう」…1票でしか変わらない』
「asahi.comの斎藤健一郎記者による記事『投票率85%の村で聞いてみた
「選挙行きますか?」』…。羨ましい。《投票率85%》、《95%》!
「尊敬」するスウェーデンでは、常に80%を超えるそうです」
『●斎藤貴男さん、税率を上げても「「スウェーデンのような
高福祉国家を目指すんだ」なんて、誰も言わない」』
『●2016年報道の自由度ランキング72位:
「メディアは二流ならば社会も二流」、アベ政治も…粗悪』
『●《権力欲に駆られた政治家》アベ様やカースーオジサンによる《含羞》なき、
《廉恥》欠く、破廉恥な政権が8年8カ月も続いてしまった…』
『●スウェーデン「大企業の名誉よりも、言論の自由、
国民の知る権利が優先」…「民度」や「政治」に彼我の差』
『●《10月の衆院選の投票率は53.85%と全体でも5割台、18、19歳の投票率
(小選挙区)に至っては速報値で43.06%とさらに低い》(鈴木穣さん)』
『●【新自由主義からの脱却を──「脱民営化」が世界のトレンド/とこ
とん共産党】《ゲスト:岸本さとこさん》…民営化ではなく民主化を』
『●水は単なる必要物か?…《ウルグアイとイタリアでは「水は人権」の声が
国民的な運動に発展し、住民投票の結果、憲法の改正も成功させた》』
『●岸本聡子杉並区長「日本の政治を変えていくには、やっぱり地方、地域
から変えていくことが大切で、そこにこそ大きな可能性があると感じた」』
『●岸本聡子さん、杉並区《初となる女性区長が掲げるのは、住民主導型
の区政だ》…《地方自治から政治を変えるビジョンとは何か》?』
『●《欧米で…労働者が行動に立ち上がっており、新自由主義に対抗して
まともな世の中にすべく、連帯と団結を武器に…挑んでいるのに対して…》』
『●岸本聡子さんの希望溢れるメッセージ ――― 「有権者には力が
あるんです」「普段選挙に行かない人が選挙に行くと結果が変わる」』
『●《人は、バカにされている、決めつけられている、と思ったら心を
閉ざす。「無関心」と言われて「関心を持たなければ」とは思わない》』
『●ニッポンの国会の惨状、キシダメ政権のデタラメ乱発…そんな悲惨な
さ中、かすかなかすかな希望は ⇨《世界的なミュニシパリズムの潮流…》』
『●希望の光《ミュニシパリズム(地域自治主義)》の芽を摘む、キシダメ独裁
政権や「利権」「裏金」「脱税」党…《地方自治法改正案に首長ら危機感》』
『●埼玉県知事選、「3/4」が選挙に行かないとは…。(神保哲生さん)
《投票に行かないから政治が変わらないだけのことだったのです》』
『●小池百合子「ト」政下の小さな小さなことかもしれないが…《自治体の
予算の一部の使い方を住民が決める「参加型予算」を導入した東京都杉並区》』
『●《坂本さんは…『声を上げる。上げ続ける。あきらめないで、がっかり
しないで、根気よく。…』。本当にそう。勇気を出して諦めないで…》』
『●坂本龍一さん「…市民一人一人がこの問題を知り、直視し、将来はどの
ような姿であってほしいのか、それぞれが声を上げるべきだと思います」』
『●東京「ト」知事や大阪「ト」知事らはビッグモーターを批判できるの
かね? こんな「ト」知事らに投票するから、こんなことになってしまう』
『●(リテラ)《神宮外苑の再開発…裏金事件のキーマンである森喜朗…と
萩生田氏が暗躍し、都政を食い物…現在進行形の案件…小池氏はこれを推進》』
『●《杉並区議会、岸本区長に対する罵声、怒声、嘲笑、野次が下劣すぎて
唖然とする》…自分たちの「利権」が侵されるので、お困りなのか?』
『●「2,918,015票」を獲得して3選を果たした小池百合子東京「ト」知事…
《朝鮮人追悼文を送らないのは「毎年同じ理由でございます」》だそうです』
『●こんな東京「ト」政で良いのか? 《「水を止めればすぐ払ってくれる」
水道料金の滞納対策、東京都の「効率化」が情け容赦なさすぎないか》』
『●時代に逆行する小池百合子「ト」政、コモンズを破壊…《樹冠被覆率は
気候変動や生物多様性の観点から国際的に重視される都市緑化の評価基準》』
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【https://mainichi.jp/articles/20250102/k00/00m/010/049000c】
デモクラシーズ
政治家は信用できない…「自分たちで決める」新しい民主主義のカタチ
春増翔太 2025/1/3 05:00(最終更新 1/3 05:00)
私たちのことは、私たちが決める。税金の使い道も、もっとこの手で。そんな取り組みがここ数年、日本各地の自治体で少しずつ広がっている。
政治家は信用できない。私たちの声を聞いていない――。背景には、そんな「政治不信」の深まりと、不信を拭いたい行政の試行錯誤がある。
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この記事では、次の内容を知ることができます。
・東京・杉並区が導入した「参加型予算」とは
・専門家が語る「少額でも決定プロセスに関わる意味」
次の関連記事もあります。
議会反発でついえた市民参加
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ある日の区役所で
2024年11月中旬、東京都杉並区役所の会議室に4人が集まった。岸本聡子区長(50)と職員だ。
「投票の数字、上がってきた?」
区長が尋ねたのは、7日前に締め切った区民投票の集計。
杉並区は革新的な色合いが強い土地柄で知られ、区議会の半数は女性議員が占める。22年7月に就任した岸本区長は23年度から、一部の予算の使い方(事業)を区民から直接募る取り組みを始めた。
役人でも議員でもない一般人が提案し、どれを採用するかも区民の投票で決める。「参加型予算」と呼ばれる試みだ。
24年度のテーマは「防災・減災」。24年6月までに区内外の64人・団体が提案した83事業から区が10事業に絞り、11月まで区民の投票(1人3票まで)を受け付けた。
結果、3322人から8749票が投じられ、事業として必ず採用される3事業も決まった。
①公園で太陽光発電と蓄電をする(2026票)
②駅前にソーラー街路灯給電スポットを設ける(1958票)
③水害対策で植栽空間をつくる(1207票)
結果を聞いた岸本区長は「ハード系が強かったのね。防災演劇とか防災運動会のようなソフト事業もあったけど」とつぶやいた。
そこから4人のざっくばらんな会話が始まった。
「でも、この三つ以外にもやった方がいいものは別建てで予算を組んでもいいですよね」
「あら、それいいじゃない」
充てられる予算は全部で6000万円。採用された事業は、25年度予算案に盛り込まれる。一般当初予算2200億円の0・03%弱に過ぎないものの、岸本区長は言う。
「区民が意見を言えるのが、選挙の時だけじゃダメ。こうした取り組みのほか、集会や投書箱を通じて機会を恒常的に無数に設ければ、区政も身近になっていく」
「政治家は私たちの代表ではない」
日本では、国でも自治体でも税金の使い道、つまり行政の施策は議会で決める。そのメンバー(議員)は有権者の代表とし………
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【サケ漁をするアイヌ民族の畠山敏さん… (東京新聞2019年9月2日)↑】 (2025年01月06日[月])
アイヌ民族、琉球民族の遺骨の盗掘、墓荒らし…《遺骨を「盗掘」したことへの謝罪はおろか…》。
木原育子記者による、東京新聞の記事【アイヌ・琉球…先住民族の遺骨、なぜ故郷に帰れない? ウラに世界と逆行する日本政府の「植民地主義的」姿勢】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/374868)によると、《研究目的で収集されたアイヌ民族などの遺骨返還が遅々として進まない。先住民族から搾取し、同化させた歴史は植民地主義の暗部とも言えるが、遺骨返還にアイヌ民族の自己決定権は事実上ないに等しい状況だ。沖縄の琉球民族に至っては法律上、先住民族にさえ位置づけられていない。日本は世界の潮流に逆行している。(特別報道部・木原育子)》。
倫理観無き情けない研究者・学会、《過去の盗掘の「謝罪」》無し。《琉球民族の遺骨「盗掘」》も、構図は全く同じだ。(こちら特報部)《昨年7月、世界最大の米国人類学会の遺骨に関する委員会が日本を訪れ、琉球人やアイヌ民族への聞き取りを実施。同会は「日本の人類学者は非常に低い倫理規範で研究してきたのではないか」と批判した。松島氏は言う。「謝罪もなく形だけ返還する姿勢は、植民地主義史観から脱却できていないことを意味する。世界の笑いものだ」》、《日本は世界の潮流に逆行している》。《非常に低い倫理規範》《植民地主義史観》…研究者として恥ずかしくないのか? 《世界では先住民族の自己決定権を重視した研究はもはや常識だ。世界の潮流と真逆の方向へひた走るこの国の「学問の自由」はこれでいいのか。(木原育子)》。国や研究者、学会は《文化的観点や死者への哀悼という精神性は感じられず、物理的な移転としか捉えていない》(木原育子記者)。
『●《アイヌ民族…サケの捕獲は認められた先住権…
儀式用のサケ十数匹を捕獲…サケ漁をするかどうかは自己決定権だ》』
《畠山敏さん(77)が、サケの捕獲は認められた先住権だとして、
道の許可を得ずに儀式用のサケ十数匹を捕獲した。道職員が制止する
場面もあったが、畠山さんは「サケ漁をするかどうかは自己決定権だ」
として決行した。》
『●【<金口木舌>サケ漁は自己決定権】…《アイヌ民族は
先住民族と認められたが、権利回復の闘いは沖縄同様、道半ば》』
《▼アイヌ民族は先住民族と認められたが、権利回復の闘いは
沖縄同様、道半ばだ。「アイヌモシリ(北海道)に土足で
上がり込んできた和人には左右されない」と訴える畠山さんの
言葉は重くて深い》
『●《「アイヌの伝統」…捨て身ともいえる畠山さんの行動が
先住民族とは何かを問いかける》…そして、「言葉」を殺すな!』
『●「国が象徴空間に集約することに我慢がならない。
先祖の遺骨をコタンに返してほしい」』
『●琉球遺骨返還請求訴訟《旧京都帝国大…の人類学者が今帰仁村の
百按司墓から持ち出した遺骨を京大が占有》は違法…京都地裁が請求を棄却』
『●琉球遺骨返還請求訴訟《沖縄アイデンティティーのよりどころである
遺骨を本来あるべき場所に-という原告の訴えが…入り口論》で棄却』
『●《「棄却ですが付言がどうも画期的で…」…判決では琉球民族を先住民族
と認め…「遺骨は、ふるさとで静かに眠る権利があると信じる」》』
「《沖縄アイデンティティーのよりどころである遺骨を本来あるべき場所に》
という原告の訴えはまたしても棄却された。あの大阪高裁か…。
《「棄却ですが付言がどうも画期的で…」》…でも、
沖縄と最「低」裁の関係を考えてみれば、上告しても結果は…。」
『●《柔らかな響きと独特の語感が特徴のアイヌ語は、消滅の危機にある
とされています》…萱野茂さんは「言葉は民族の証」と訴えてきた』
『●【<金口木舌>差別を乗り越える】…《アイヌ民族…差別を乗り越え固有
の歴史、文化を守るすべを模索する状況は沖縄にも通じている》(1/2)』
『●【<金口木舌>差別を乗り越える】…《アイヌ民族…差別を乗り越え固有
の歴史、文化を守るすべを模索する状況は沖縄にも通じている》(2/2)』
『●東京新聞【アイヌ実名中傷動画を拡散 自民・杉田水脈氏、民族差別
助長】《差別的言動を繰り返す…さらなるレイシズム助長》する醜悪さ』
『●東京新聞木原育子記者【こちら特報部/「盗ったものは謝って返して」
アイヌ民族が求める遺骨返還 「慰霊施設」に集めて移管じゃ浮かばれない】』
『●アイヌの人々は何を求めているか? アイヌ民族の遺骨の盗掘、墓荒らし
…倫理観無き情けない研究者・学会、《過去の盗掘の「謝罪」》無し』
『●謝ることさえ出来ない…《所有者である琉球人側に最終的な意思決定を委ねず、
謝罪もしない手法は、国が決めたアイヌ民族の遺骨返還の方針に重なる》』
『●(木原育子記者)【こちら特報部/アイヌ・琉球民族の遺骨「盗掘」 かたく
なに謝罪しない学会の言い分 「先住民族」を尊重しない人類学の傲慢】』
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【https://www.tokyo-np.co.jp/article/374868】
アイヌ・琉球…先住民族の遺骨、なぜ故郷に帰れない? ウラに世界と逆行する日本政府の「植民地主義的」姿勢
2025年1月2日 06時00分
研究目的で収集されたアイヌ民族などの遺骨返還が遅々として進まない。先住民族から搾取し、同化させた歴史は植民地主義の暗部とも言えるが、遺骨返還にアイヌ民族の自己決定権は事実上ないに等しい状況だ。沖縄の琉球民族に至っては法律上、先住民族にさえ位置づけられていない。日本は世界の潮流に逆行している。(特別報道部・木原育子)
◆アイヌ民族の遺骨、研究目的で1800体以上収集
アイヌ民族の遺骨は1880年代から1970年代にかけ、研究者らによって収集された。時に「盗掘」もあったとされ、東京大や北海道大など全国の12大学で1500体以上が保管されてきた。国の2013~19年の調査で、東京国立博物館など博物館も合わせると、1800体以上に上るとみられる。
元の埋葬地に直ちに返還できない遺骨や副葬品は、国のガイドラインに従って、北海道白老町に整備された民族共生象徴空間「ウポポイ」の慰霊施設へ集約されるが、このガイドラインが不評だ。
まず国が出土時期や場所を情報公開し、それを見てアイヌ民族側が返還を申請。申請者は出土地域に暮らす人々で構成される団体であることなどが厳格に求められ、出土地域で「確実な慰霊」が要求される。情報公開から6カ月間、返還申請がない場合は慰霊施設に集約される。その後に申請があり、地域に返す場合も同様の経過をたどる。
◆謝罪や哀悼なく、返還を「物理的な移転」としか考えず
しかし、このプロセスの中に一切の謝罪はなく、占有し搾取した植民地主義の反省なしに対応しようとする姿勢がにじむ。文化的観点や死者への哀悼という精神性は感じられず、物理的な移転としか捉えていない。
対照的に米国では1990年に先住民族の墓地の保護や遺骨返還に関する法律を整備。人類学者が遺骨の出自や地域を特定し、………
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【↑ 『適菜収 それでもバカとは戦え/真相究明と責任追及を“大阪ノーサイド”なんて冗談じゃない』 (2020年11月14日、日刊ゲンダイ)】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/281280) (2025年01月24日[金])
お維案件である「優勝パレード」問題。《■疑惑の核心がここにある》(現代ビジネス)、《前兵庫県議だった竹内英明氏…生前、「現代ビジネス」の取材に応じていた。《信用金庫への県補助金を増額し、それを募金としてキックバックさせることで補った》 告発文書には、そう具体的な内容が書かれている》。《■竹内氏は「闇が詰まっている」と》。
『●斎藤元彦兵庫県知事というお維案件…《「優勝パレード」問題…信用金庫
への県補助金を増額し、それを募金としてキックバックさせることで補った》』
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[2024年09月07日 00時00分]
最大の問題は、ホイッスル・ブロワーにこんな酷い仕打ちをし、しかも…最悪の結果となったこと。デモクラシータイムスによると、迫っていたA氏 (元西播磨県民局長) の定年をわざわざ延長し、《男性を懲戒処分》した。さらに、もうお一人も、《課長の自死は吉村肝煎り優勝パレードが原因か》(リテラ)。《「優勝パレード」問題》、こんな犯罪行為を強要されては…《だが、告発文書では、その裏側でとんでもない協賛金集めがおこなわれていたと記されていた。〈信用金庫への県補助金を増額し、それを募金としてキックバックさせることで補った。幹事社は■■信用金庫。具体の司令塔は片山副知事、実行者は産業労働部地域経済課。その他、■■バスなどからも便宜供与の見返りとしての寄附集めをした。パレードを担当した課長はこの一連の不正行為と大阪府との難しい調整に精神が持たず、うつ病を発症し、現在、病気療養中。〉(編集部注:伏せ字部分は原文では実名)》(リテラ)。《徹底追及すべきはもうひとりの犠牲者を出してしまった「優勝パレード」問題であることは論を俟たない》。
加えて、《そして、このように2名もの自殺者を生んでしまうような土壌をつくりあげた責任は、維新批判に弱腰の在阪メディアにもある》、《さらに、吉村知事や松井一郎・前大阪市長による滅茶苦茶なコロナ対応や大阪万博、カジノ問題に対しても、在阪メディアは切り込もうとしてこなかった。こうした維新の杜撰さやインチキぶりをしっかりと批判する在阪メディアがいないからこそ、維新はもちろん、維新系知事である斎藤知事も図に乗った言動を繰り返してきたのではないのか。》(リテラ)。
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『●#パワハラ体質 #恫喝体質 #デマ体質 なお維に何故に投票、何故に
支持できるのか…? 大阪から遠く離れた我が街にもお維が浸食…』
『●【吉村洋文知事の3つの大言壮語/今西憲之】《予算は膨張に膨張》
《阪神・オリックスの優勝に便乗するも》《空飛ぶクルマもトーンダウン》』
『●斎藤元彦兵庫県知事、新たなお維案件…ホイッスル・ブロワー《組織の
不正をただす告発者が、守られる環境》が全く実現されていない悲劇』
『●《情報提供がもっぱら公益的な目的であり、なおかつ重大な違法行為を摘発
する目的である場合に限り、公務員は公務員法の守秘義務が免除され…》』
『●お維案件…斎藤元彦兵庫県知事《被害者ヅラまで…疑惑を隠すために元局長を
処分するという公益通報者保護法違反をはじめ、斎藤知事の責任の重さ…》』
『●斎藤元彦兵庫県知事というお維案件…《「優勝パレード」問題…信用金庫
への県補助金を増額し、それを募金としてキックバックさせることで補った》』
『●《10月の衆院選の投票率は53.85%と全体でも5割台、18、19歳の投票率
(小選挙区)に至っては速報値で43.06%とさらに低い》(鈴木穣さん)』
『●2人の職員を自死させた斎藤元彦氏によく投票できますね、お維案件「優勝
パレード」問題の責任者をよく支持できますね…案の定、手のひら返し…』
『●(リテラ)《斎藤知事は2022年11月7日に開催された政府主催の全国知事会
を欠席…。ちなみに…斎藤知事は「西播磨地域づくり懇話会」に出席》』
『●なぜ、今、削除する必要があるの? 斎藤元彦知事「法に抵触することは
していない」と仰ってる訳で、「誇れ」ばいいのにね、よほど疚しいのかね?』
『●デマや《フェイクで選挙が盗まれ》た! お維案件な兵庫県知事やN党の
「どうかしている人」ら《デマゴーグに騙されるな!》(デモクラシータイムス)』
『●《兵庫県知事選に見た選挙の根本的な問題 「自由競争ができる選挙には
なってない」…畠山理仁氏》《馬鹿にするのではなく…まずは考えた方がいい》』
『●《盗まれ》た選挙を取り戻せるかの岐路…村上総務相《SNSでの虚偽情報の
投稿や他候補の当選を目的とした選挙運動が公職選挙法違反になり得る》』
『●神戸地検と兵庫県警、「斎藤劇場」の幕引きは許されない…二人の兵庫県職員
を死に追い込んだ問題、《斎藤元彦知事の買収、折田楓社長の被買収》事件』
『●もう怒りしかない…2人の職員を自死させた斎藤元彦氏に投票した人々、
N党の「どうかしている人」を支持・支援した人達、何も感じないのか…』
『●畠山理仁さん《そうした人たちが悪意ある不確かな情報の波にのみ込まれない
ためにも、既存メディアは選挙期間中も確かな情報発信を続ける必要がある》』
『●N党の「どうかしている人」に扇動された人々によるデマ・《誹謗中傷に
悩んでいた》県議を守ろうともしなかったお維系兵庫県知事の無責任が…』
現代ビジネスの記事【【独自】「斎藤知事最大のスキャンダル」兵庫県がひた隠す衝撃のリストを公開…自殺県議が死の直前まで記者とやりとりした「寄付金額リスト」の全実名・全金額】(https://gendai.media/articles/-/145554)によると、《■疑惑の核心がここにある》、《前兵庫県議だった竹内英明氏…昨年3月に発覚した、斎藤元彦知事の内部告発を検証する百条委員会でも、鋭い質問を展開。誰もが一目置く存在だった竹内氏の死に衝撃が走っている。竹内氏は、生前、「現代ビジネス」の取材に応じていた。《信用金庫への県補助金を増額し、それを募金としてキックバックさせることで補った》 告発文書には、そう具体的な内容が書かれている》。
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【https://gendai.media/articles/-/145554】
2025.01.23
【独自】「斎藤知事最大のスキャンダル」兵庫県がひた隠す衝撃のリストを公開…自殺県議が死の直前まで記者とやりとりした「寄付金額リスト」の全実名・全金額
現代ビジネス編集部
■疑惑の核心がここにある
1月18日、前兵庫県議だった竹内英明氏が自宅で自殺していたことがわかった。昨年3月に発覚した、斎藤元彦知事の内部告発を検証する百条委員会でも、鋭い質問を展開。誰もが一目置く存在だった竹内氏の死に衝撃が走っている。竹内氏は、生前、「現代ビジネス」の取材に応じていた。
《信用金庫への県補助金を増額し、それを募金としてキックバックさせることで補った》。
告発文書には、そう具体的な内容が書かれている。竹内氏は、「斎藤知事最大のスキャンダル」だとして、ここに書かれている内容の徹底的な調査をすべきだと、記者に何度も語り、調査をしていた。それが今回公開する一覧表である。兵庫県に寄付をしたすべての企業や団体の寄付金額が判明した。《前篇 自殺した兵庫県議が調査していた「阪神・オリックスパレード寄付全額リスト」を公開する》もあわせてお読みください。》
■寄付元の人物が証言
パレードは2023年11月23日に実施されている。ところがパレード後にもかかわらず、13の金融機関と同様に寄付をしている企業が7社ある。今回の3つのリストのなかで黄色でマークしてある部分だ。
たとえば上場企業でもある川崎重工業は、11月24日に100万円を寄付している。ところが、なぜか兵庫県はこれまでこの金額を「非公表」としてきた。100万円という金額は経営に与える影響はまったくといってないだろうが、兵庫県幹部によれば「普通、優勝パレードのようなビッグイベントに寄付した場合、PR効果でぜひ公表してほしいとなります。しかし、優勝パレード後だったこともあってなのか非公表を希望されました」というのだ。
また、2100万円という兵庫県では最高額とみられる寄付をしながらこれまた金額を「非公開」としてきたのが敬愛まちづくり財団だ。優勝パレードが終わり1ヵ月が経過した2023年12月になってから《貴財団にさらなるご支援》と県が追加支援を求め、同財団が高額寄付を行ったことが現代ビジネスが入手した情報公開などでも明らかになっている。
寄付をした金融機関のひとつに勤務するA氏が「現代ビジネス」の取材に答えた。このA氏は、斎藤知事の最側近だった片山安孝副知事(当時)は、すでに優勝パレードが終わっているにもかかわらず、但陽信用金庫を訪問して寄付を要請したこと、さらに片山副知事が信用保証協会の理事長だったことを重視する。
「保証協会理事長という以前の肩書をいかして、金融機関を直接、訪問するなど無言の圧力で寄付を募ったのです。実際、片山氏の訪問後には、但陽信用金庫が幹事社となってとりまとめ、その寄付額を兵庫県に送付して了承を得ています。
そもそも、優勝パレードが終わってから何らメリットがないのに寄付するというのはおかしなことで、金融機関側も背任に問われかねませんから、斎藤知事スキャンダルが発覚してからは、箝口令が敷かれているのです。
県の幹部は、斎藤知事の騒動前は『キックバックがあったから寄付した』『片山氏のメンツを立ててやった』と公然と言っていました。今はヤバいと思って口をつぐんでいますがね」(A氏)
情報公開でも、金融機関側が兵庫県に寄付額の内訳を送信した資料や寄付の一覧表は示されたものの、金額は黒塗りだった。
すでに、昨年9月には東京の男性が斎藤知事と片山氏を大阪地検特捜部に刑事告発。また、兵庫県の市民団体も同様に「背任罪」で告発している。兵庫県警への刑事告発は受理されたという。
そして、100万円を寄付している兵庫県信用保証協会、50万円のひょうご観光本部、神戸国際会館の3つの団体や企業については「兵庫県との関係が強く、税金が投じられているので批判の対象になっても仕方ない」(兵庫県幹部の一人)との声が強い。
■竹内氏は「闇が詰まっている」と
竹内氏はこの点について
「優勝パレード以外にもいろんな闇が詰まっているように感じる」
と漏らしていた。今回のリストに載っている団体・企業名をもう少し具体的に見よう。
兵庫県信用保証協会は、先にも書いたように、片山氏が理事長を務めていた。現在の遠藤英二理事長も、かつては兵庫県の部長。ナンバー2の専務理事も兵庫県OB。元県民局長の内部告発文書で名指しされ、県議会の百条委員会でも証人として出ている原田剛治産業労働部長も理事となっている。
ひょうご観光本部は兵庫県と県下の市町村が会員となって運営されている公益社団法人で原田氏は、副理事長となっている。
神戸国際会館は株式会社で、神戸市の繁華街にあるビルを運営。コンサート会場としても知られる。兵庫県は筆頭株主で25%の株式を保有している。取締役には、井戸敏三前知事の名前もある。「実質的な母体は兵庫県」(前出・幹部)なのだ。
斎藤知事が視察した際にトースターなどを一度はプレゼントし、後に返却したという疑惑が浮上している「千石」も、100万円を寄付している。
税金投入され、天下り先の団体、企業にまで寄付を求め、出させていた斎藤知事。近く、東京都の男性は金融機関に対しても「背任」を視野に刑事告発を出す意向があるという。そこには、金融機関の預金者が告発人に加わり、直接、経済的に被害を被ったというのが告発の理由の一つになるという。
昨年の兵庫県知事選に立候補し「私には入れないで」と斎藤知事を支援して「2馬力」と揶揄された、NHKから国民を守る党の立花孝志氏。竹内氏が亡くなった当日、YouTubeで「竹内元県議は明日逮捕される予定だった。明らかに犯罪をやっていた可能性が高くて、警察に捕まるのが嫌で命を絶った」などと語っていた。
だが兵庫県警の村井紀之本部長は、竹内氏について
「任意の取り調べをしたことはなく、逮捕するという話はまったくない」
「全くの事実無根で、明白な虚偽がSNSで拡散されている。極めて遺憾」
と全面否定。
■また死人が出るのか?
すると立花氏は自身のYouTubeで先の発言を削除し、
「県警本部長が県議会で(竹内氏の)逮捕の事実、逮捕、任意の事情聴取があったことについては全面否定されました。私自身、事実と異なることをインターネットで発信したことについて謝罪させていただきます、申し訳ございませんでした」
と謝罪をした。
「竹内氏逮捕なんて話はまったくない。斎藤知事の一連の問題で、雑談程度であるが、顔見知りのうちの者が百条委員会の日程、進行など、警備の関係もあり聞いていたほどだ」
立花氏のSNSを発端に、さらに竹内氏の名誉が毀損され、デマが拡散しているのだ。
元県民局長の弔問にも、まだ行っていないと記者会見で答えている「冷徹」な斎藤知事。竹内氏死亡を受けて「尊敬していた方で、ショックだ」と弔意を示した。
しかし、立花氏のSNSなどについて「誹謗中傷する投稿をやめさせたりしないのか」と聞かれた斎藤知事は、「理性的な発信を」と述べたにすぎなかった。
「すべての問題の根源が斎藤知事にあることは明白です。しかし呼びかけることもなく、何も行動を起こさず静観するばかり。もし警察や検察から捜査となれば、また死人が出るのか? こんな状況では県民のために責任ある仕事はできない。優勝パレードの告発が受理されたのだから、警察などの強制力で県を質してもらうしかない」(県職員)
兵庫県政は混乱と迷走が止まらない。
「百条委員会で竹内氏は本当に頑張っていたのがよくわかる。その遺志に報いるためにも斎藤知事の責任を明確にした報告書を出してほしい」
と石川氏はそう話す。竹内氏のご冥福を祈るばかりだ。
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【サケ漁をするアイヌ民族の畠山敏さん… (東京新聞2019年9月2日)↑】 (2025年01月05日[日])
《遺骨を「盗掘」したことへの謝罪はおろか…》。
アイヌ民族の遺骨の盗掘、墓荒らし…倫理観無き情けない研究者・学会、《過去の盗掘の「謝罪」》無し。《琉球民族の遺骨「盗掘」》も、構図は全く同じだ。(こちら特報部)《昨年7月、世界最大の米国人類学会の遺骨に関する委員会が日本を訪れ、琉球人やアイヌ民族への聞き取りを実施。同会は「日本の人類学者は非常に低い倫理規範で研究してきたのではないか」と批判した。松島氏は言う。「謝罪もなく形だけ返還する姿勢は、植民地主義史観から脱却できていないことを意味する。世界の笑いものだ」》。《非常に低い倫理規範》《植民地主義史観》…研究者として恥ずかしくないのか? 《世界では先住民族の自己決定権を重視した研究はもはや常識だ。世界の潮流と真逆の方向へひた走るこの国の「学問の自由」はこれでいいのか。(木原育子)》。
木原育子記者による、東京新聞の記事【こちら特報部/アイヌ・琉球民族の遺骨「盗掘」 かたくなに謝罪しない学会の言い分 「先住民族」を尊重しない人類学の傲慢】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/374138?rct=tokuhou)によると、《先住民族の研究倫理指針を巡り、日本人類学会など研究者側とアイヌ・琉球民族が一堂に会す集会が14日、札幌市内であった。ただ、遺骨を「盗掘」したことへの謝罪はおろか、琉球民族を先住民族と認めない姿勢に研究者との溝は深まるばかり。世界では先住民族の自己決定権を重視した研究はもはや常識だ。世界の潮流と真逆の方向へひた走るこの国の「学問の自由」はこれでいいのか。(木原育子)》
『●《アイヌ民族…サケの捕獲は認められた先住権…
儀式用のサケ十数匹を捕獲…サケ漁をするかどうかは自己決定権だ》』
《畠山敏さん(77)が、サケの捕獲は認められた先住権だとして、
道の許可を得ずに儀式用のサケ十数匹を捕獲した。道職員が制止する
場面もあったが、畠山さんは「サケ漁をするかどうかは自己決定権だ」
として決行した。》
『●【<金口木舌>サケ漁は自己決定権】…《アイヌ民族は
先住民族と認められたが、権利回復の闘いは沖縄同様、道半ば》』
《▼アイヌ民族は先住民族と認められたが、権利回復の闘いは
沖縄同様、道半ばだ。「アイヌモシリ(北海道)に土足で
上がり込んできた和人には左右されない」と訴える畠山さんの
言葉は重くて深い》
『●《「アイヌの伝統」…捨て身ともいえる畠山さんの行動が
先住民族とは何かを問いかける》…そして、「言葉」を殺すな!』
『●「国が象徴空間に集約することに我慢がならない。
先祖の遺骨をコタンに返してほしい」』
『●琉球遺骨返還請求訴訟《旧京都帝国大…の人類学者が今帰仁村の
百按司墓から持ち出した遺骨を京大が占有》は違法…京都地裁が請求を棄却』
『●琉球遺骨返還請求訴訟《沖縄アイデンティティーのよりどころである
遺骨を本来あるべき場所に-という原告の訴えが…入り口論》で棄却』
『●《柔らかな響きと独特の語感が特徴のアイヌ語は、消滅の危機にある
とされています》…萱野茂さんは「言葉は民族の証」と訴えてきた』
『●【<金口木舌>差別を乗り越える】…《アイヌ民族…差別を乗り越え固有
の歴史、文化を守るすべを模索する状況は沖縄にも通じている》(1/2)』
『●【<金口木舌>差別を乗り越える】…《アイヌ民族…差別を乗り越え固有
の歴史、文化を守るすべを模索する状況は沖縄にも通じている》(2/2)』
『●東京新聞【アイヌ実名中傷動画を拡散 自民・杉田水脈氏、民族差別
助長】《差別的言動を繰り返す…さらなるレイシズム助長》する醜悪さ』
『●東京新聞木原育子記者【こちら特報部/「盗ったものは謝って返して」
アイヌ民族が求める遺骨返還 「慰霊施設」に集めて移管じゃ浮かばれない】』
『●アイヌの人々は何を求めているか? アイヌ民族の遺骨の盗掘、墓荒らし
…倫理観無き情けない研究者・学会、《過去の盗掘の「謝罪」》無し』
『●謝ることさえ出来ない…《所有者である琉球人側に最終的な意思決定を委ねず、
謝罪もしない手法は、国が決めたアイヌ民族の遺骨返還の方針に重なる》』
《明治以降、差別の上遺骨と文化を奪われてきたアイヌ民族…。琉球処分によって失われた琉球の魂は戦争によって粉々にされ、土地は軍用地となり、今また辺野古を遺骨で埋められようとしている》…司法が、沖縄差別を助長していないか? そして、我国の最高学府、これでいいのか? その直系の研究室・学科の研究人は何も感じないのかね? 《学術的価値があっても、地域や関係者の同意なしに盗掘同然に入手したものの保有を正当化できるのだろうか》? 《大量の古人骨を「清野コレクション」などとして誇っている京都大は、学問の府として誠実に対応すべきだ》。
再びの引用。(2023年10月2日) 安藤恭子記者による、東京新聞の記事【こちら特報部/「先住民の遺骨はふるさとに」 沖縄県民側の求めを退けた高裁判決が付言で示した、全く別の意味とは】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/280993?rct=tokuhou)。《琉球王家の子孫という沖縄県民らが、昭和初期に旧京都帝国大(京都大)の研究者によって同県の墓から研究目的で持ち去られた遺骨の返還を求めた訴訟の控訴審判決が、大阪高裁(大島真一裁判長)であった。判決は請求を退けた一審京都地裁を支持し、原告側の控訴を棄却する一方、付言として「持ち出された先住民の遺骨は、ふるさとに帰すべきだ」と断じた。請求を退けながら、付言では返還を強く促した意味とは。(安藤恭子)》
『●琉球遺骨返還請求訴訟《旧京都帝国大…の人類学者が今帰仁村の
百按司墓から持ち出した遺骨を京大が占有》は違法…京都地裁が請求を棄却』
『●琉球遺骨返還請求訴訟《沖縄アイデンティティーのよりどころである
遺骨を本来あるべき場所に-という原告の訴えが…入り口論》で棄却』
『●《「棄却ですが付言がどうも画期的で…」…判決では琉球民族を先住民族
と認め…「遺骨は、ふるさとで静かに眠る権利があると信じる」》』
「《沖縄アイデンティティーのよりどころである遺骨を本来あるべき場所に》
という原告の訴えはまたしても棄却された。あの大阪高裁か…。
《「棄却ですが付言がどうも画期的で…」》…でも、
沖縄と最「低」裁の関係を考えてみれば、上告しても結果は…。」
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【https://www.tokyo-np.co.jp/article/374138?rct=tokuhou】
こちら特報部
アイヌ・琉球民族の遺骨「盗掘」 かたくなに謝罪しない学会の言い分 「先住民族」を尊重しない人類学の傲慢
2024年12月18日 06時00分
先住民族の研究倫理指針を巡り、日本人類学会など研究者側とアイヌ・琉球民族が一堂に会す集会が14日、札幌市内であった。ただ、遺骨を「盗掘」したことへの謝罪はおろか、琉球民族を先住民族と認めない姿勢に研究者との溝は深まるばかり。世界では先住民族の自己決定権を重視した研究はもはや常識だ。世界の潮流と真逆の方向へひた走るこの国の「学問の自由」はこれでいいのか。(木原育子)
◆アイヌ側の関係者は「誠意ある回答」を求めたが
「難しいこと言ってるわけじゃない。遺骨をあるべき姿に戻して謝罪してくれって言っているだけだ」
(14日に開かれた集会。研究者との議論は平行線だった
=札幌市内で)
チャランケ(集会)を主催したアイヌ民族の木村二三夫さん(75)が切々と訴えた。集会名は「アイヌ ネノ アン アイヌ」。「人間らしい人間」との意味だ。「誠意ある回答を」との願いが込められた。
集会は、今年4月に公表された研究倫理指針の最終案がきっかけだ。アイヌ民族の自己決定権を排除し、研究ありきの姿勢に批判が相次ぎ、木村さんらは5月末、最終案を示した日本人類学会などに、過去の謝罪と、国が示す遺骨返還ガイドラインの廃止と見直しを求めて質問状を送った。度重なる強制移住でほぼ全てのコタン(集落)が解体された中で「(返還に必要な)申請はハードルが高すぎる」とし、アイヌ民族側に「慰霊」を求めることにも「加害者も被害者も一緒に弔うことが和解の始まりではないか」と提案した。
先住民族と遺骨問題 アイヌ民族の遺骨は1880年代から1970年代に研究者が「収集」した。北海道大など全国12大学と博物館など1800体以上。国は2014年に遺骨返還ガイドラインを示したが難易度が高く、多くは慰霊施設に「集約」されている。琉球民族も研究者によって遺骨が持ち去られている。国の要請で倫理指針策定の議論が15年から始まったが、まとまっていない。
◆返還ガイドラインの見直し、学会で分かれる
回答はどうだったか。
日本人類学会と日本考古学協会は「謝罪は、謝罪すべき事項や範囲、立場などさまざまな意見がある」とし、「国の返還ガイドラインは慎重な議論を経て策定された」と見直しを否定。日本人類学会で東京大の近藤修准教授は「謝罪についてはそれなりに議論はしているが、過去の個人の行いに対して学会が責任を持つのかなど意見の相違がある」と否定し、日本考古学協会で東北大総合学術博物館の藤沢敦教授は「協会は1948年に発足した。自分たちの学会がなかった時代のことも謝罪するのはちょっと違う」と続いた。
(アイヌ民族の墓標「クワ」について説明する
木村二三夫さん=2023年9月、北海道平取町で)
一方、4月にすでに謝罪を表明した日本文化人類学会は、国のガイドラインの「改正に向けて努力する」と回答。九州大の太田好信名誉教授は「アイヌ民族の怒りが学問への拒絶反応を生み出しており、向き合わなければならない。3学会で統一見解をと思ったが、どうしてもできなかった」と述べ、他の2学会との違いを鮮明にした。
◆研究が前提なら「協力したくない」
2学会の姿勢に、集会で浦河町のアイヌ民族、八重樫志仁(ゆきひと)さん(61)は「アイヌ研究を続けていく前提だ。あなた方には協力したくない」と切り出し、日高町のアイヌ民族、葛野次雄さん(70)も「夜に墓を掘って頭蓋骨を持ち去り脳みその大きさを調べ、アイヌ民族の尊厳って何なのさ」と怒りをぶちまけた。樺太アイヌの田沢守さん(69)も「遺骨を慰霊施設というコンクリートの中に置かないでほしい」とにじり寄った。
日本人類学会の近藤氏が、10月にあった学会の大会抄録集で「(同学会が)格好の攻撃対象とされている。今後、アイヌ人骨研究を続けていくにあたって心ない攻撃に遭うだろう」などと記したことにも批判が相次いだ。アイヌ・琉球民族側は2学会に対し、考えを改めない限り、今後の研究への協力を拒否する声明を取りまとめる予定だ。
◆琉球の関係者も「命尽きる前に解決を」
集会では、琉球民族の亀谷正子さん(80)も講演した。亀谷さんは琉球王朝を創設した第一尚氏の子孫で、1929年に京都帝国大(京都………
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【↑ 『適菜収 それでもバカとは戦え/真相究明と責任追及を“大阪ノーサイド”なんて冗談じゃない』 (2020年11月14日、日刊ゲンダイ)】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/281280) (2025年01月22日[水])
『●2人の職員を自死させた斎藤元彦氏によく投票できますね、お維案件「優勝
パレード」問題の責任者をよく支持できますね…案の定、手のひら返し…』
「一方で、百条委メンバー《竹内英明県議が議員辞職》って、
どういうこと? 家族も含めて脅迫し、議員辞職に追い込む。
ニッポンは民主主義国家なの?」
(日刊ゲンダイ)【別の百条委メンバーも兵庫県知事選中に
「脅迫された」…自宅前に県外ナンバーの車、不審人物が何度も
行き来、クレーム電話ひっきりなし】《県議会の調査特別委員会
(百条委)は18日、証人尋問を25日に開き、斎藤氏に3回目
となる出頭を求めることを決めたのだが、この日、報道陣を
驚かせたのは百条委メンバーの一人、竹内英明県議(50)が
議員辞職願を提出し、許可されたと発表したことだ》
『●もう怒りしかない…2人の職員を自死させた斎藤元彦氏に投票した人々、
N党の「どうかしている人」を支持・支援した人達、何も感じないのか…』
もう怒りしかない…2人の職員を自死させた斎藤元彦氏に投票した人々、N党の「どうかしている人」を支持・支援した人達、何も感じないの? 死者の名誉棄損という犯罪まで行い、そのご家族を著しく傷つける…。人非人の行い、ヒトデナシの所業…それを賞賛する支持者・支援者ら。兵庫県知事選挙の際も、自死された県職員に対して同様の所業だった。県職員のご家族のことを思うと居た堪れない。
(こちら特報部)《元神戸新聞記者でノンフィクションライターの松本創(はじむ)氏は…「家族を巻き込んだことへの自責の念が強かったのだろう。百条委での追及がおとしめられ、中傷が受け入れられたかのような選挙結果にも絶望したのかもしれない」と話す》、《丸尾牧県議(無所属)「無念だろう。いわれなき中傷でも拡散すれば子どもの耳に入ることになる。わが子が悪口を言われるのも堪えがたかったのかもしれない」》。
そして、神戸地検と兵庫県警は何をしているのだろうか? 自死を誘発したというのに、また、明確な犯罪だというのに…。「利権」「裏金」「脱税」党議員らの事件については立証が難しいのかとその〝無能さ〟を良心的に判断したとしても、兵庫県で起こっている数々の明確な犯罪を見てみぬ振りする警察や検察の恣意性、偏向はいったい何なのか?
アサヒコムの記事【死亡の前兵庫県議への捜査「全くの事実無根」県警本部長が異例の説明】(https://www.asahi.com/articles/AST1N1CH1T1NPIHB007M.html?iref=comtop_7_05)によると、《…SNS上で警察の捜査が進んでいるなどとの投稿が拡散されていた問題で、県警の村井紀之本部長は20日、県議会の警察常任委員会で「被疑者として任意の調べをしたこともないし、ましてや逮捕するといったお話はありません。全くの事実無根」などと述べた》、《村井本部長は、「明白な虚偽がSNSで拡散されていることについて、極めて遺憾だ」とも続けた…竹内氏は、斎藤元彦知事の内部告発文書問題を調べる県議会の調査特別委員会(百条委員会)で委員を務めていた。昨年11月にあった知事選後に県議を辞職。SNSでは、政治団体「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首が「(竹内氏が)兵庫県警の継続的な任意の取り調べを受けていた」と投稿するなど、竹内氏が近く逮捕されるといった内容の投稿が相次いでいた》、《また、知事選をめぐっては、公職選挙法違反容疑や名誉毀損(きそん)容疑などでの告訴・告発が相次いでいる。藤森大輔・刑事部長は「事案の内容やそれを裏付ける証拠を早期に把握し、順次捜査しているところ。法と証拠に基づき適切に対応する」と述べた》。
《知事選期間中にSNS上で…様々な投稿があり、「言葉の暴力、ネットの暴力が拡散したため家族が重い精神的負担を抱えていた」》《いわれなき中傷》《誹謗中傷に悩んでいた》県議を守ろうともせずに…。
アサヒコムの記事【兵庫・斎藤知事「大変ショック」 百条委員だった前県議の死亡めぐり】(https://www.asahi.com/articles/AST1N1F87T1NPIHB003M.html?iref=pc_extlink)によると、《竹内氏が百条委での調査をめぐってSNS上での誹謗(ひぼう)中傷に悩んでいたとされることについては、「SNSなどによる誹謗中傷はしてはならない行動だ。多くの国民や県民が冷静な使い方をされることが大事だ」と話した。竹内氏は、知事選投開票日の翌日の昨年11月18日に辞職した。所属会派「ひょうご県民連合」の上野英一幹事長は当時、知事選期間中にSNS上で竹内氏に関する様々な投稿があり、「言葉の暴力、ネットの暴力が拡散したため家族が重い精神的負担を抱えていた」として、家族を守るためだったなどと説明していた》。
N党の「どうかしている人」に扇動された人々によるデマ・《誹謗中傷に悩んでいた》県議を守ろうともしなかったお維系兵庫県知事の無責任がもたらした悲劇。あまりに酷すぎて、怒りしかわいてこない。
東京新聞の記事【こちら特報部/斎藤元彦知事を追及した元県議の死 SNSでの中傷が命を脅かす現実 規制に動く国がある中、アメリカでは…】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/380478?rct=tokuhou)によると、《兵庫県議だった竹内英明氏(50)が亡くなった。自ら命を絶ったとみられる。斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などをただす県議会調査特別委員会(百条委)に名を連ねたが、SNSなどで中傷にさらされ、県議を退いていた。同県内では、他の関係者らも中傷被害を訴える。この異常事態、どう対処すべきか。(西田直晃、山田祐一郎)》。
滝坪潤一・鬼原民幸両記者による、アサヒコムの記事【名指しで「騒動の主犯格」 SNSの誹謗中傷、百条委県議が実態証言】(https://www.asahi.com/articles/AST1P2G08T1PPTIL00CM.html?iref=comtop_7_01)によると、《兵庫県の斎藤元彦知事らが内部告発された問題を調査してきた丸尾牧県議(60)は、18日に死亡した竹内英明・前県議(50)と同じく昨年11月の知事選中から、虚偽の内容を含むSNSでの誹謗(ひぼう)中傷にさらされてきた。告発文書問題の「騒動の主犯格」などと名指しされた動画などもあるという。実態はどのようなものなのか。》
『●#パワハラ体質 #恫喝体質 #デマ体質 なお維に何故に投票、何故に
支持できるのか…? 大阪から遠く離れた我が街にもお維が浸食…』
『●【吉村洋文知事の3つの大言壮語/今西憲之】《予算は膨張に膨張》
《阪神・オリックスの優勝に便乗するも》《空飛ぶクルマもトーンダウン》』
『●斎藤元彦兵庫県知事、新たなお維案件…ホイッスル・ブロワー《組織の
不正をただす告発者が、守られる環境》が全く実現されていない悲劇』
『●《情報提供がもっぱら公益的な目的であり、なおかつ重大な違法行為を摘発
する目的である場合に限り、公務員は公務員法の守秘義務が免除され…》』
『●お維案件…斎藤元彦兵庫県知事《被害者ヅラまで…疑惑を隠すために元局長を
処分するという公益通報者保護法違反をはじめ、斎藤知事の責任の重さ…》』
『●斎藤元彦兵庫県知事というお維案件…《「優勝パレード」問題…信用金庫
への県補助金を増額し、それを募金としてキックバックさせることで補った》』
『●《10月の衆院選の投票率は53.85%と全体でも5割台、18、19歳の投票率
(小選挙区)に至っては速報値で43.06%とさらに低い》(鈴木穣さん)』
『●2人の職員を自死させた斎藤元彦氏によく投票できますね、お維案件「優勝
パレード」問題の責任者をよく支持できますね…案の定、手のひら返し…』
『●(リテラ)《斎藤知事は2022年11月7日に開催された政府主催の全国知事会
を欠席…。ちなみに…斎藤知事は「西播磨地域づくり懇話会」に出席》』
『●なぜ、今、削除する必要があるの? 斎藤元彦知事「法に抵触することは
していない」と仰ってる訳で、「誇れ」ばいいのにね、よほど疚しいのかね?』
『●デマや《フェイクで選挙が盗まれ》た! お維案件な兵庫県知事やN党の
「どうかしている人」ら《デマゴーグに騙されるな!》(デモクラシータイムス)』
『●《兵庫県知事選に見た選挙の根本的な問題 「自由競争ができる選挙には
なってない」…畠山理仁氏》《馬鹿にするのではなく…まずは考えた方がいい》』
『●《盗まれ》た選挙を取り戻せるかの岐路…村上総務相《SNSでの虚偽情報の
投稿や他候補の当選を目的とした選挙運動が公職選挙法違反になり得る》』
『●神戸地検と兵庫県警、「斎藤劇場」の幕引きは許されない…二人の兵庫県職員
を死に追い込んだ問題、《斎藤元彦知事の買収、折田楓社長の被買収》事件』
『●もう怒りしかない…2人の職員を自死させた斎藤元彦氏に投票した人々、
N党の「どうかしている人」を支持・支援した人達、何も感じないのか…』
『●畠山理仁さん《そうした人たちが悪意ある不確かな情報の波にのみ込まれない
ためにも、既存メディアは選挙期間中も確かな情報発信を続ける必要がある》』
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【https://www.tokyo-np.co.jp/article/380478?rct=tokuhou】
こちら特報部
斎藤元彦知事を追及した元県議の死 SNSでの中傷が命を脅かす現実 規制に動く国がある中、アメリカでは…
2025年1月21日 06時00分
兵庫県議だった竹内英明氏(50)が亡くなった。自ら命を絶ったとみられる。斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などをただす県議会調査特別委員会(百条委)に名を連ねたが、SNSなどで中傷にさらされ、県議を退いていた。同県内では、他の関係者らも中傷被害を訴える。この異常事態、どう対処すべきか。(西田直晃、山田祐一郎)
◆「百条委で筋の通った質問をしていた」
「正義感が強く、優れた調査能力で集めたファクトをもとに、百条委で筋の通った質問をしていた」
元神戸新聞記者でノンフィクションライターの松本創(はじむ)氏は声を落とす。
竹内氏は姫路市生まれ。早稲田大在学中、新進党学生部の代表幹事に就いた。2003年に初当選した姫路市議を経て、2007年には県議に転身。立憲民主党系の会派「ひょうご県民連合」に所属し、百条委委員として疑惑を追及してきた。
(斎藤知事の不信任決議案を全会一致で可決した当時の
兵庫県議会。竹内氏も県議を務めていた=2024年9月、
神戸市中央区で(山田祐一郎撮影)
2024年秋の知事選期間中に誹謗(ひぼう)中傷が過熱し、「家族を守るため」と投開票翌日に議員辞職。今月18日、自宅で部屋から出てこず、家族が救急搬送を要請した末、死亡が確認されたという。
複数の関係者によると、辞職前後の竹内氏は「もう自分にできることはない」「居場所はもうない」と知人に漏らしていた。
松本氏は「家族を巻き込んだことへの自責の念が強かったのだろう。百条委での追及がおとしめられ、中傷が受け入れられたかのような選挙結果にも絶望したのかもしれない」と話す。
◆がん保険加入、事務所に健康食品…嫌がらせ次々
竹内氏と同様に百条委の委員を務めてきたのが丸尾牧県議(無所属)。
「無念だろう。いわれなき中傷でも拡散すれば子どもの耳に入ることになる。わが子が悪口を言われるのも堪えがたかったのかもしれない」
県職員対象のアンケートを通じ、斎藤知事の疑惑の解明を模索した丸尾氏も中傷被害を訴えてきた一人。「虚偽の投稿や動画が拡散し、事務所への批判の電話やメールが続いている」。市民共済のがん保険加入を申し込まれたり、事務所に健康食品が郵送されたりする嫌がらせが頻発。兵庫県警に被害届を出した。
標的になったと訴えるのは、知事選で斎藤氏と戦った稲村和美氏も。選挙期間中に公式X(旧ツイッター)のアカウントが一斉の虚偽通報で凍結されたとして後援会が提出した偽計業務妨害容疑などの告訴・告発状が県警に受理された。
後援会世話人の津久井進弁護士は「尼崎市長時代の実績などに関するデマがあふれ、公式サイトで否定しても同じデマに基づく中傷が続いた。人権の問題が無視されている」と語る。
◆斎藤知事の防止条例構想は「一般論に終始」
斎藤氏は再選後、たびたびSNS上の中傷を防ぐ条例整備を口にしてきたが、先の松本氏は「常に一般論に終始し、現在の状況に直接的に触れる様子はない」と指摘。今月20日の会見でも斎藤氏は「冷静な使い方をするのが大事」と従来の主張を繰り返した。
県によると、条例制定を目指してヒアリングを実施してきた一方、担当者は「条例案の上程時期は決まっていない」と述べる。
(斎藤元彦・兵庫県知事=資料写真)
亡くなった竹内氏を巡っては、新たな疑念を抱かせる情報も出回った。
「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首は19日、「兵庫県警からの継続的な任意の取り調べを受けていました」「逮捕してあげた方が良かった」とXに投稿。村井紀之県警本部長は20日の県議会で、任意聴取の情報は「事実無根で、明白な虚偽がSNSで拡散されるのは誠に遺憾」と否定した。
◆16歳未満のSNS使用を禁止したオーストラリア
自死とSNSでの中傷との関連については慎重な判断が必要だ。ただ、ネット上の中傷が深刻な被害をもたらしかねないとして、具体的な規制に動いた事例もあ………
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【https://www.asahi.com/articles/AST1P2G08T1PPTIL00CM.html?iref=comtop_7_01】
名指しで「騒動の主犯格」 SNSの誹謗中傷、百条委県議が実態証言
滝坪潤一 鬼原民幸 2025年1月21日 18時00分
(兵庫県の丸尾牧県議=2024年9月17日午後2時42分、
兵庫県庁、滝坪潤一撮影)
兵庫県の斎藤元彦知事らが内部告発された問題を調査してきた丸尾牧県議(60)は、18日に死亡した竹内英明・前県議(50)と同じく昨年11月の知事選中から、虚偽の内容を含むSNSでの誹謗(ひぼう)中傷にさらされてきた。告発文書問題の「騒動の主犯格」などと名指しされた動画などもあるという。実態はどのようなものなのか。
◇
県議会の調査特別委員会(百条委員会)の委員として真相解明をやり切ろうと努力してきたつもりです。不正行為をしたとか犯罪をしたとかではないのに、それが攻撃の対象になった。残念としか言いようがありません。
私も竹内さんも、(約6700人の県職員から回答のあった)アンケートで出た疑惑を確認するために内容に言及しただけなのに、「捏造(ねつぞう)だ」と流布された。告発文書の作成に関わったとも言われた。明らかに虚偽です。
虚偽の内容を含む動画が出て、「どこまでおもちゃにされるんや」と思いました。ユーチューブの運営会社に虚偽を含む動画の削除請求と発信者情報の開示請求をしましたが、対策を取ろうと思えば、見ざるを得ないんですよね。しんどい作業ですが、やるべきことはやっておかないといけないと思いますから。それでも次々と切り取り動画が出てくる。
削除請求と開示請求は25件しましたが、削除されたのは5件ぐらい。約20件は開示に応じなくて裁判に移っています。虚偽を含む動画投稿は、やったもん勝ちの世界ですよ。裁判になって時間がかかるうちに再生回数は回り切って、動画作成者は収益を得ているわけです。そしてまた新たな動画を作成する。
知事選の期間中は電話もメールも批判の声ばかりで、ひとりぼっちでした。1日30件ぐらい着信があって、5件ほどは留守電に言葉が残っていた。今は1日2~3件ぐらいです。昨年の12月初旬くらいからは応援の電話やメールが増えてきて、救われました。
竹内さんは友人に、「SNSは見ないようにしていても、支援者から『これは事実か』と確認されるのがつらかった」と話していたそうですが、次々に問いかけされるのもしんどいですよ。私の場合も、応援してくれていた人がいつの間にか、私を「デマ」と断じる切り抜き動画をSNSに投稿していたことがありました。
竹内さんは知事選直後に県議を辞職された。その後、開示請求を一緒にやらないか、と声をかけたけど、「もういいですわ。しんどいから何もしませんわ」と言われました。しんどい状況が続き、闘う意欲が湧かなくなったのだと感じました。
自分に向けられた個別具体的な誹謗中傷は、自分が説明してもなかなか納得してもらえない。説明してもネット上で「あれはどうなの?」「これはどうなの?」と問い詰められ、動画もどんどん拡散していく。これが繰り返されるなら口をつぐむしかない状態に追い込まれてしまう。攻撃することが目的の人もいるので、いくら説明しても理解はしてもらえない。個人が要請したらファクトチェックをしてもらえる第三者機関があればいいのですが。
最初に発信した人だけでなく、リポスト(再投稿)により拡散させた人も責任を負うべきです。誰かの批判をする内容だったら、一次情報を確認するなど慎重に対応してほしいです。
(SNSでの誹謗中傷は名誉毀損罪や侮辱罪になりうる)
◇
ネット上の誹謗中傷に詳しい清水陽平弁護士の話
SNS上で誹謗中傷をした場合、刑法上は一般論として名誉毀損(きそん)罪か侮辱罪の対象となり得る。同一人物が同一の対象に繰り返した場合は業務妨害罪なども考えられる。
亡くなった人に対しても、虚偽の内容で誹謗中傷した場合は名誉毀損罪が認められる場合がある。これらの行為は、民法上も不法行為として認められれば、損害賠償を支払わなければならない。
リポストや切り取り動画の拡散も同じ。単に拡散目的でリポストなどをしている場合は、自分の投稿と同様の責任を負うと考えるのが一般的だ。誹謗中傷と論評や批評の線引きは難しいが、人格を否定する言葉は権利侵害になりやすいし、虚偽の内容は名誉毀損になりやすいと言える。
最近はインフルエンサーが真偽不明の情報を拡散する時代になっている。もっともらしく拡散されるため、それが真実だろうと思ってしまう人がいる。発信者が有名人かどうかと、その情報が正しいかどうかはまったく別の話だ。情報が本当に正しいのか、もしうそだった場合、拡散した自分は責任追及されてしまわないだろうか、と立ち止まって考えてほしい。
被害を受けた場合は、まずはいったんSNSから離れること。被害を受けると、ネット上の声が世界中の声だと思ってしまいがち。でもそうではない。自分の周りの人に話を聞いてもらえば、味方になってくれる人はいるはずだ。
法的なアクションを起こしたいと思えば、弁護士や警察に相談するほか、法務省のインターネット人権相談などに問い合わせる方法もある。
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[↑ ※「私たち親子ではなく記者仲間です/「日本中学生新聞」川中だいじ✕「NÒ選挙,NO LIFE」畠山理仁」(週刊金曜日 1458号、2024年2月2日)]
晴れ (2025年01月05日[日])
2024年の選挙を振り返る、畠山理仁さんによる、日刊ゲンダイの5つのシリーズ記事【岐路に立つSNSと選挙制度】。
『●『記者会見ゲリラ戦記』読了』
『●畠山理仁さん《沖縄県民は民主主義の手続きに則って民意を示し続けて
いる…愛のある沖縄は、間違いなく民主主義の最先端を行っている》』
『●ニッポンの国会の惨状、キシダメ政権のデタラメ乱発…そんな悲惨な
さ中、かすかなかすかな希望は ⇨《世界的なミュニシパリズムの潮流…》』
『●《すべての人が選挙「運動」というスポーツイベントの参加費を払って
いるのに、半分近い人が権利を捨ててしまっているようなものだ》』
『●ドキュメンタリー映画『NO 選挙, NO LIFE』〝主演〟の畠山理仁さん
《…半分近い人が権利を捨ててしまっているようなものだ》』
『●《兵庫県知事選に見た選挙の根本的な問題 「自由競争ができる選挙には
なってない」…畠山理仁氏》《馬鹿にするのではなく…まずは考えた方がいい》』
【畠山理仁 岐路に立つSNSと選挙制度/【つばさの党騒動】他候補を追い回しYouTubeで連日生配信 「報道の自粛」を逆手に取った現場荒らし】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/365334)によると、《マスメディアは選挙が始まると、過度に「公平性」を意識して情報発信が少なくなる。そこに不満を持つ有権者の関心を逆手に取った形だ。そうした人たちが悪意ある不確かな情報の波にのみ込まれないためにも、既存メディアは選挙期間中も確かな情報発信を続ける必要がある》。
水島朝穂さん《ポピュリズム的傾向が加速化していく兆候》。
【畠山理仁 岐路に立つSNSと選挙制度/【石丸伸二現象】東京都知事選での「切り抜き動画」は既存メディアに匹敵する影響力を示した】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/365417)によると、《石丸氏が市長を務めていた安芸高田市の人口はわずか2万6000人。しかも、石丸氏は1期目の途中で市長を辞しての都知事選初挑戦。選挙前の知名度は低かった。ところが選挙戦が進むにつれ、ネット上では石丸氏の言動を紹介する「切り抜き動画」が爆発的に拡散された。その結果、石丸氏の街頭演説には多くの人が集まり、実際の得票数で蓮舫氏をあっさり抜き去った》。
「どうかしている人」ときたら…。
【畠山理仁 岐路に立つSNSと選挙制度/【東京都知事選】56人が立候補…N党のジャックでポスター掲示板はカオスと化した】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/365482)によると、《7月7日に執行された東京都知事選挙には都知事選史上最多となる56人が立候補した。筆者はもちろん今回も56人全員を取材した。この都知事選では東京都選挙管理委員会が設置した公営ポスター掲示板が大きな問題となった。都選管はポスター枠を48人分しか用意しておらず、ポスターを張れない候補者が出たからだ》。
カルト協会とヅボヅボな「利権」「裏金」「脱税」党の誰が首相になっても変化なし、政権交代しかない。
【畠山理仁 岐路に立つSNSと選挙制度/【明暗分けた衆院総選挙】赤旗スクープに裏金自民は頭を抱え、ネット巧者政党は議席増】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/365549)によると、《石破氏は総裁選の期間中、「国民の皆さんに十分な情報を提供してご判断をいただく」「解散権はきわめて厳格に行使しなければならない」と発言していたが、総裁就任後はすぐに前言を翻して解散総選挙に打って出た》。
お維案件な兵庫県知事やN党の「どうかしている人」ら《デマゴーグ》に易々とだまされて…。
【畠山理仁 岐路に立つSNSと選挙制度/【兵庫県知事選】恐ろしいまでの熱狂は「政治離れ」の放置が生み出した】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/365619)によると、《選挙期間中、斎藤氏を応援する立場でのユーチューブ動画やSNSでの発信量は他候補を圧倒していた。候補者の一人である立花孝志氏(政治団体「NHKから国民を守る党」党首)が実質的に斎藤氏を応援する立場で脱法的な「2馬力選挙」を行ったことも斎藤氏の勢いに拍車をかけた。その結果、投票率は前回の41.1%から55.65%へと大幅アップ。》
『●#パワハラ体質 #恫喝体質 #デマ体質 なお維に何故に投票、何故に
支持できるのか…? 大阪から遠く離れた我が街にもお維が浸食…』
『●【吉村洋文知事の3つの大言壮語/今西憲之】《予算は膨張に膨張》
《阪神・オリックスの優勝に便乗するも》《空飛ぶクルマもトーンダウン》』
『●斎藤元彦兵庫県知事、新たなお維案件…ホイッスル・ブロワー《組織の
不正をただす告発者が、守られる環境》が全く実現されていない悲劇』
『●《情報提供がもっぱら公益的な目的であり、なおかつ重大な違法行為を摘発
する目的である場合に限り、公務員は公務員法の守秘義務が免除され…》』
『●お維案件…斎藤元彦兵庫県知事《被害者ヅラまで…疑惑を隠すために元局長を
処分するという公益通報者保護法違反をはじめ、斎藤知事の責任の重さ…》』
『●斎藤元彦兵庫県知事というお維案件…《「優勝パレード」問題…信用金庫
への県補助金を増額し、それを募金としてキックバックさせることで補った》』
『●《10月の衆院選の投票率は53.85%と全体でも5割台、18、19歳の投票率
(小選挙区)に至っては速報値で43.06%とさらに低い》(鈴木穣さん)』
『●2人の職員を自死させた斎藤元彦氏によく投票できますね、お維案件「優勝
パレード」問題の責任者をよく支持できますね…案の定、手のひら返し…』
『●(リテラ)《斎藤知事は2022年11月7日に開催された政府主催の全国知事会
を欠席…。ちなみに…斎藤知事は「西播磨地域づくり懇話会」に出席》』
『●なぜ、今、削除する必要があるの? 斎藤元彦知事「法に抵触することは
していない」と仰ってる訳で、「誇れ」ばいいのにね、よほど疚しいのかね?』
『●デマや《フェイクで選挙が盗まれ》た! お維案件な兵庫県知事やN党の
「どうかしている人」ら《デマゴーグに騙されるな!》(デモクラシータイムス)』
『●《兵庫県知事選に見た選挙の根本的な問題 「自由競争ができる選挙には
なってない」…畠山理仁氏》《馬鹿にするのではなく…まずは考えた方がいい》』
『●《盗まれ》た選挙を取り戻せるかの岐路…村上総務相《SNSでの虚偽情報の
投稿や他候補の当選を目的とした選挙運動が公職選挙法違反になり得る》』
『●神戸地検と兵庫県警、「斎藤劇場」の幕引きは許されない…二人の兵庫県職員
を死に追い込んだ問題、《斎藤元彦知事の買収、折田楓社長の被買収》事件』
『●もう怒りしかない…2人の職員を自死させた斎藤元彦氏に投票した人々、
N党の「どうかしている人」を支持・支援した人達、何も感じないのか…』
そして、案の定、悲劇が繰り返された。もう怒りしかない…2人の職員を自死させた斎藤元彦氏に投票した人々、N党の「どうかしている人」を支持・支援した人達、何も感じないのか…。
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【https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/365334】
畠山理仁 フリーランスライター
1973年、愛知県生まれ。各地の選挙現場を訪れ、面白さを伝える「選挙漫遊」の提唱者。著書「黙殺 報じられない“無頼系独立候補”たちの戦い」で第15回開高健ノンフィクション賞。「コロナ時代の選挙漫遊記」など著書多数。
畠山理仁/岐路に立つSNSと選挙制度
【つばさの党騒動】他候補を追い回しYouTubeで連日生配信 「報道の自粛」を逆手に取った現場荒らし
公開日:2024/12/24 06:00 更新日:2024/12/24 06:00
(逮捕は選挙終了後(「つばさの党」代表の黒川敦彦氏)/
(C)日刊ゲンダイ)
2013年にインターネットを使った選挙運動が解禁されてから11年。今年は「選挙におけるSNSの影響力」が決定的になった一年だった。
これまでもネット上における候補者の情報発信や有権者による選挙運動は行われてきた。しかし、今年ほどSNSが実際の選挙戦に大きな影を落としたことはない。
4月に行われた衆議院議員東京15区補欠選挙(定数1)では、政治団体・つばさの党による他陣営への「選挙妨害」が大問題となった。同党の幹事長である根本良輔候補が黒川敦彦代表らとともに他候補の街頭演説会場に現れ、「公開質問」と称して大音量のマイクで他候補を追いかけ回したからだ。
その様子は「朝からカーチェイス」などの刺激的なタイトルがつけられ、同党のユーチューブチャンネルで連日生配信された。現在までに16万回以上視聴されたライブも複数ある。
筆者は現地で取材をしていたが、各陣営はつばさの党からの襲撃を避けるため、同党のユーチューブライブをチェック。同党の動向を見て演説場所を変更したり、予定を非公開にしたりするなどの対応に追われていた。
一方、つばさの党は生配信のコメント欄やSNSを通じて他陣営の活動情報をリアルタイムで提供するよう呼びかけた。同党は視聴者からもたらされる情報をもとに他候補の演説場所へと急行し、「凸(突撃の意味を持つネットスラング)」を繰り返した。
まるでネットとリアルが融合した鬼ごっこ。選挙の現場が現在進行形で荒らされていく様子は、SNSの速報性がもろ刃の剣であることを世間に強く印象づけた。
■「既存メディアの不信感」が背景に
つばさの党のメンバーや支援者たちに共通していたのは「既存メディアへの不信感」だ。同党は「メディアの追及が足りない」と叫び、各候補の政策だけでなく、過去の不倫問題や応援弁士の学歴詐称疑惑などを追及したのである。
もっとも大きな問題は、つばさの党の暴走を選挙期間中に止められなかったことだ。根本氏、黒川氏ら同党関係者3人が公職選挙法違反(選挙の自由妨害)の容疑で逮捕されたのは、選挙終了後の5月17日だった。
マスメディアは選挙が始まると、過度に「公平性」を意識して情報発信が少なくなる。そこに不満を持つ有権者の関心を逆手に取った形だ。そうした人たちが悪意ある不確かな情報の波にのみ込まれないためにも、既存メディアは選挙期間中も確かな情報発信を続ける必要がある。
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【https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/365417】
畠山理仁/岐路に立つSNSと選挙制度
【石丸伸二現象】東京都知事選での「切り抜き動画」は既存メディアに匹敵する影響力を示した
公開日:2024/12/25 06:00 更新日:2024/12/25 06:00
(「続きはウェブで」/(撮影)筆者)
7月7日に執行された東京都知事選挙では現職の小池百合子氏が圧勝して3選を決めた。その一方で大きな注目を集めたのが前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏(42)だ。
当初は小池氏と蓮舫氏の争いになるとみられていたが、フタを開けると石丸氏が165万票以上を獲得。蓮舫氏を抜いて2位に大躍進したのだ。
石丸氏が市長を務めていた安芸高田市の人口はわずか2万6000人。しかも、石丸氏は1期目の途中で市長を辞しての都知事選初挑戦。選挙前の知名度は低かった。
ところが選挙戦が進むにつれ、ネット上では石丸氏の言動を紹介する「切り抜き動画」が爆発的に拡散された。その結果、石丸氏の街頭演説には多くの人が集まり、実際の得票数で蓮舫氏をあっさり抜き去った。
この石丸人気を支えたのが、ネットユーザーによる「切り抜き動画」だ。切り抜きとは、ユーチューブなどで公開された動画から印象的なシーンをカットし、字幕や効果音をつけて短く再編集する行為である。
■ボランティア参加女性の「政治的初恋」に
この動画は一度しか放送されないテレビとは違い、好きな時間に何度でも再生できる。しかも、類似の動画が次々におすすめされる仕組みだから接触機会が増える。再生回数の多い動画はユーザーの収益にも結びつくため、新たな動画が再生産される。この循環が石丸人気を爆発させ、「石丸現象」と呼ばれるほど大きなうねりになった。
石丸氏の演説が従来の政治家像とかけ離れていたことも特徴だった。「東京を動かそう」というフワッとした主張で絶叫はしない。具体的な政策は街頭でほとんど語られず、石丸氏は「続きはウェブで」と言い放った。
その一方、旧来の権威を攻撃する言葉は力強い。だから切り抜きやすい。石丸氏の選挙戦にボランティアとして参加していた女性(71)は筆者にこう語った。
「今まで政治に興味はなかったが、ユーチューブで石丸さんの動画を見て驚いた。彼は古い政治家に対して、私たちが言いたかったことを忖度せずに言ってくれる」
彼女が選挙に関わるのはこれが初めて。「政治的初恋ですね」と言うとうれしそうに笑った。
石丸氏は聴衆を「仲間」と呼び、演説の最後にはこう呼びかけた。
「スマホに入っているLINE。上から下まで、友だちに(動画を)送りつけてあげましょう!」
今回の都知事選は「切り抜き動画」がマスメディアに匹敵する影響力を示した選挙だった。 (つづく)
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【https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/365482】
畠山理仁/岐路に立つSNSと選挙制度
【東京都知事選】56人が立候補…N党のジャックでポスター掲示板はカオスと化した
公開日:2024/12/26 06:00 更新日:2024/12/26 06:00
7月7日に執行された東京都知事選挙には都知事選史上最多となる56人が立候補した。筆者はもちろん今回も56人全員を取材した。
この都知事選では東京都選挙管理委員会が設置した公営ポスター掲示板が大きな問題となった。都選管はポスター枠を48人分しか用意しておらず、ポスターを張れない候補者が出たからだ。
困った都選管は49番目以降の候補者に薄いクリアファイルを配布。候補者が自力で掲示板の枠を拡張してポスターを張らせる対応を取った。
49番目の候補者となったホカリジン氏は「自分はポスターを作らないから問題ない」とまったく意に介さなかった。
しかし、50番目の候補者となった小林弘氏は事前に業者にポスターを発注。掲示板に張ることも含めて依頼していたため大誤算となった。
用意されたポスター掲示場は全部で1万4000カ所以上ある。その一つ一つに手作業でポスター枠を拡張することになるため「通常の料金ではできない」と業者に言われてしまったのだ。
■選挙の公平性にも疑義
選挙の公平性を考えれば、届け出順で差が出てしまうのは大問題だ。小林氏は当初、「逆に目立っていい」と言っていたが、選挙後には都選管に対して選挙無効の異議を申し立てた。
同時に選挙費用2000万円の損害賠償を求めて提訴した。他候補も都選管に対して類似の訴訟を提起した。
もう一つ問題になったのが、政治団体NHKから国民を守る党(以下、N党)による「掲示板ジャック」だ。N党は公認候補19人と関連候補5人の計24人を擁立してポスター枠を確保。この枠にポスターを張る権利を同党に寄付した人に譲渡したため「事実上の販売」と問題視された。
N党の掲示板ジャックは来年夏に行われる参院選で国政政党になるための前宣伝という位置付けだ。N党候補のポスターが張られるはずの枠には選挙とは全く関係がない風俗店などのポスターが張られた。また、N党以外にも「ほぼ全裸の女性」のポスターを張って大問題となり、張り直しに追われる候補者も出た。
今回、N党関係候補24人が収めた供託金の総額は7200万円。一方、ポスターを張る権利のために同党に寄付された金額は約550万円(約1000カ所)。N党の収支は完全なる赤字だ。
もし、掲示板ジャックがビジネスとして成立していたら、同様の手口が繰り返された可能性がある。有権者の良識がなんとか示された形だ。 (つづく)
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【https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/365549】
畠山理仁/岐路に立つSNSと選挙制度
【明暗分けた衆院総選挙】赤旗スクープに裏金自民は頭を抱え、ネット巧者政党は議席増
公開日:2024/12/27 06:00 更新日:2024/12/27 06:00
(敗戦の弁(丸川珠代、下村博文両氏)/(C)日刊ゲンダイ)
10月27日に投開票が行われた衆議院議員総選挙は「裏金で始まり裏金で終わる」選挙だった。
この総選挙に先立って行われた自民党総裁選では、石破茂氏が高市早苗氏との決選投票の末、悲願の初当選を果たした。
石破氏は総裁選の期間中、「国民の皆さんに十分な情報を提供してご判断をいただく」「解散権はきわめて厳格に行使しなければならない」と発言していたが、総裁就任後はすぐに前言を翻して解散総選挙に打って出た。
ここで問題になったのが「裏金議員」の公認・非公認だ。党執行部は裏金議員のうち12人を非公認として幕引きを図ったが、逆風は止まらなかった。
そんな自民党にとって大打撃となったのは、選挙中の10月23日に「しんぶん赤旗」が放ったスクープだ。
自民党本部は公認候補だけでなく、「非公認」候補が代表を務める支部にも政党助成金2000万円を振り込んでいた。この事実が判明すると、自民党内からも疑問の声が上がった。
筆者が取材した自民党新人候補は「スジが通らない」「普通の感覚では考えられない」と驚いていた。新人候補のサポートにあたった地方議員たちも頭を抱えていた。
この赤旗のスクープが決定打となり、自民党は改選前の247議席から191議席へと大きく減らした。
裏金候補のうち当選できたのは、萩生田光一氏、西村康稔氏、無所属の世耕弘成氏ら18人。下村博文氏、丸川珠代氏ら28人は落選した。一方、改選前の98議席から148議席へと大きく勢力を伸ばしたのが野党第1党の立憲民主党だ。しかし、冷静に分析すると、比例での得票数は前回総選挙から7万票程度しか増えていない。
この選挙で大躍進したのは「手取りを増やす」とのキャッチフレーズが若年層に支持された国民民主党だ。同党はSNSを活用して注目度を上げた結果、7議席から28議席へと大躍進した。
■来夏参院選で真価問われる
れいわ新選組は地道な活動が実を結び、3議席から9議席へと伸ばした。参政党、日本保守党も比例を中心に3議席を獲得。日本保守党は比例での得票率が2%を上回ったことで国政政党となった。いずれもネットをうまく活用した政党である。
そんな中、以前は野党第1党を狙う勢いを見せていた日本維新の会は6議席減で退潮傾向。236人の候補者を擁立した日本共産党も10から8へと議席を減らした。
ネットでの注目度が選挙結果に大きな影響を与える時代になった。各党の真価が問われるのは来夏の参議院選挙である。 =つづく
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【https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/365619】
畠山理仁/岐路に立つSNSと選挙制度
【兵庫県知事選】恐ろしいまでの熱狂は「政治離れ」の放置が生み出した
公開日:2024/12/28 06:00 更新日:2024/12/28 06:00
11月17日に執行された兵庫県知事選挙は、SNSが選挙結果に大きな影響を与えた選挙だった。
選挙前の9月、現職の斎藤元彦氏はパワハラ疑惑などの「告発文書問題」をめぐって窮地に立たされていた。県議86人から全会一致での不信任を突きつけられたからだ。
失職後の斎藤氏は、出直し選挙前に行われた世論調査でも圧倒的劣勢だった。ところがSNSを起点に応援団を爆発的に増やし、劇的な逆転勝利を収める結果となった。
選挙期間中、斎藤氏を応援する立場でのユーチューブ動画やSNSでの発信量は他候補を圧倒していた。候補者の一人である立花孝志氏(政治団体「NHKから国民を守る党」党首)が実質的に斎藤氏を応援する立場で脱法的な「2馬力選挙」を行ったことも斎藤氏の勢いに拍車をかけた。
その結果、投票率は前回の41.1%から55.65%へと大幅アップ。筆者は序盤、中盤、終盤の3回現地入りしたが、斎藤氏を囲む聴衆は最終的に1000人を超えた。ネット上の盛り上がりが街中にも飛び火し、実際の得票に結びついたのだ。
既存メディアは選挙が始まると、公平性を意識して情報発信が少なくなる。そこに物足りなさを感じた老若男女がSNSの海にこぎ出していた。
驚いたのは、今まで選挙に無関心だった人たちが予想以上に多かったことだ。つまり、「政治的初恋」の渦中にいる人たちによる「SNS大航海時代」が到来していた。
誰もが発信できるSNSには、真偽不明な噂話を含めて刺激的な情報があふれている。デマ情報も拡散される。既存メディアを疑い、ネットを情報源とする人たちが「斎藤さんは悪くないという真実」を見つけるまでに時間はかからなかった。
■既存メディアの敗北
選挙は候補者が試されると同時に有権者も試される機会である。恐ろしいまでの熱狂は「パワハラ疑惑」「県民局長の自殺」「全会一致での不信任」という論点や事実をあっさりのみ込むうねりとなった。これは「政治離れ」を放置してきた既存マスコミや既存政治勢力の敗北でもある。
知事選が終わり、斎藤知事の2期目はスタートした。しかし、12月16日には斎藤氏とPR会社社長に対する公選法違反容疑での告発状が神戸地検と県警に受理された。
(ネットを情報源に「斎藤元彦さんは悪くない」/(C)日刊ゲンダイ)
12月20日には、次点だった稲村和美氏(元尼崎市長)の後援会が容疑者不詳のまま偽計業務妨害と公選法違反(虚偽事項公表など)の疑いで県警に提出した告訴・告発状も受理された。選挙後も火種はくすぶっている。
「SNS大後悔時代」が来るかも知れない。 (おわり)
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(2025年01月05日[日])
上野英信さん『追われゆく坑夫たち』には、《Yさん…「…」と鉄棒をさすりながら勤労係が言いました。こうして私は海のなかの恐ろしい監獄島――三菱端島炭鉱で働くことになりました》。
『●《内閣官房は文化審議会とは別の有識者会議を設けて「明治日本の
産業革命遺産を推薦する」と…。最後は官邸主導の政治決断となり…》』
『●軍艦島を始めとする「明治日本の産業革命遺産」が世界文化遺産に
…ユネスコでの日本側のアノ「約束」から履行してみては如何だろうか?』
『●〝宿題〟も提出せずに、佐渡島金山を持ち出す…《「約束破りな上、
二枚舌を使う」という国際社会からの信頼を失墜させる自殺行為》…』
「佐渡金山、その前に。軍艦島について、ユネスコでの日本側のアノ
「約束」はどうなったの…? まずは、アノ「約束」から履行して
みては如何だろうか? ニッポンに対して、2021年7月、
《ユネスコが、守られていないと批判する決議を採択》したわけ
ですが、その後、どうなったのですか? (リテラ)《こんな
不誠実な態度、下劣な二枚舌を使えば、国際社会は呆れ返り、
すでにガタ落ちしている信頼はさらに失墜し、相手にされないのは
目に見えている》《「約束破りな上、二枚舌を使う」という
国際社会からの信頼を失墜させる自殺行為にほかならず、日本が
歴史修正主義による“ならず者国家”だと印象づけるだけの、
愚行以外の何ものでもない。世界遺産登録をめぐって「歴史戦」
などというネトウヨ用語が飛び交う状況こそが異常なのだ》
…あぁ、情けなく、恥ずかしいニッポン。」
『●まだ〝宿題〟をやってなかったのか…。国際的な信用を落とす一方だ…
《自国の歴史観だけに拘泥すれば国際的な理解は得られまい》(東京新聞)』
『●記憶の継承…《植民地支配下…企画展「『強制連行』『強制労働』の否定に
抗う…」…「歴史がなかったことにならないように、学び伝えていきたい」》』
『アンナチュラル』などを担当した野木亜紀子さん脚本ということで、期待して見たし、期待に違わなかった。戦後を描くものであり、《スルー》されることは仕方のない側面も…。
西田直晃・太田理英子両記者による、東京新聞の記事【こちら特報部/「海に眠るダイヤモンド」がスルーした軍艦島もう一つの過酷 「働きます」と言うまで殴られた朝鮮人労働者】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/375477)によると、《長崎市の端島(はしま、通称・軍艦島)が「明治日本の産業革命遺産」の一つとして世界文化遺産に登録されて来年で10年。今年はテレビドラマの舞台にもなり、かつての過酷な炭鉱労働や廃虚化に伴う保全が注目されたが、戦時動員された朝鮮人労働者の存在は伝わっていない。日本が朝鮮を植民地としていた時代、端島の朝鮮人たちはどう暮らしていたのか。知られざる歴史の断片を追った。(西田直晃、太田理英子)》。
アノ「約束」はどこまで履行されたのだろうか?
『●TBS「ドラマ部門が勇気ある行動を起こした
ということなのかもしれない」…その「放送された意義」』
「リテラ…【石原さとみ主演『アンナチュラル』で山口敬之氏の
準強姦疑惑を想起させるシーン…詩織さんへのバッシング批判も】」
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【https://www.tokyo-np.co.jp/article/375477】
こちら特報部
「海に眠るダイヤモンド」がスルーした軍艦島もう一つの過酷 「働きます」と言うまで殴られた朝鮮人労働者
2024年12月24日 06時00分
長崎市の端島(はしま、通称・軍艦島)が「明治日本の産業革命遺産」の一つとして世界文化遺産に登録されて来年で10年。今年はテレビドラマの舞台にもなり、かつての過酷な炭鉱労働や廃虚化に伴う保全が注目されたが、戦時動員された朝鮮人労働者の存在は伝わっていない。日本が朝鮮を植民地としていた時代、端島の朝鮮人たちはどう暮らしていたのか。知られざる歴史の断片を追った。(西田直晃、太田理英子)
◆来島者増加、「最近は若者が目立つ」
長崎港から南西に約18.5キロの海上に浮かぶ端島。東京ドーム1.3個分の人工島に最盛期は5300人が暮らし、1974年の閉山まで最高級の炭を産出していた。2015年には端島を含む8カ所が「明治日本の産業革命遺産」として世界遺産に登録された。
(長崎市の端島(通称・軍艦島)の全景)
長崎市世界遺産室によると、11月末時点の年間来島者が1万9000人に達し、すでに昨年1年間の数字を上回ったという。「年を追うごとに認知度が高まり、特に最近は若者が目立っている」と担当者。10月から島を舞台にしたドラマが始まり、遺構の保存に焦点を当てた特集も展開された。
一方、炭鉱で働く朝鮮人の存在が注目される機会はあまりない。NPO法人長崎人権平和資料館の新海智広さん(68)は「日本人労働者に比べ、敗戦までに強制動員された朝鮮人は非常に劣悪な労働・生活環境に置かれていた。その伝承が全く不十分だ」と声を落とす。
◆集団での連行開始後、より劣悪に
長崎駅近くにある資料館は1995年に開館。市民団体「長崎在日朝鮮人の人権を守る会」の戦後の調査をもとに、朝鮮人被爆者や強制労働の実態、日本のアジアに対する加害行為に関する資料を展示し、敗戦時に500〜800人の朝鮮人がいたとされる端島の内情も紹介している。
(長崎市の端島(通称・軍艦島)に残る建物)
朝鮮人労働者はどんな扱いを受けたのか。新海さんによると、1910年の韓国併合以降、1939年の日本政府の労務動員計画策定以降という2つの時代区分で、どちらの時期に日本に来たかで大きく異なる。
新海さんは「植民地化しており、日本人よりも劣位に置かれた点では同じ」と前置きし、「日本語を学んだり、炭鉱労働者としての技量を高めたりする時間があった前者と比べ、集団で連行された後者は過酷な労働を強いられた。住まいについても『極度に日当たりが悪く、湿気の多い低層に追いやられ、みじめな状況だった』と戦後に回想した日本人男性がいる」と説明する。
◆「仕事を休もうものならリンチが」
展示資料には、14歳で朝鮮半島から徴用され、炭鉱労働に従事した徐正雨(ソジョンウ)さん(故人)の証言もある。
「朝鮮人は、1人1畳にも満たない部屋に7、8人一緒でした。到着の翌日から働かされました。日本刀をさげた者、さげない者があれこれと命令しました」
「下痢をして、激しく衰弱しました。それでも仕事を休もうものなら、リンチを受けました。どんなにきつくても『はい、働きに行きます』と言うまで殴られました」
◆戦後も経営が続いていた「遊郭」
(長崎市の平和祈念像)
資料館によると、長崎県では被爆した朝鮮人も約2万人と推計され、徐さんも島外に出た後に長崎市内で被爆した。理事長の崎山昇さん(66)は「海外の人々は戦前の日本をよく知っている。しかし、日本の特に若い世代は、日本は戦争の被害者という認識を持つ一方、加害者としての意識が希薄だ。アジアの人々との信頼関係を築くため、植民地化や戦時の加害行為の事実を伝えたい」と資料館の意義を語る。
端島には、さらに知られざる歴史がある。戦時中に炭鉱労働者らを相手とする性的施設で働いていた朝鮮人女性たちの存在だ。長崎県で三菱が経営していた端島、高島、崎戸の各炭鉱周辺には、飲食店……
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【↑ 『適菜収 それでもバカとは戦え/真相究明と責任追及を“大阪ノーサイド”なんて冗談じゃない』 (2020年11月14日、日刊ゲンダイ)】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/281280) (2025年01月19日[日])
もう怒りしかない…2人の職員を自死させた斎藤元彦氏に投票した人々、N党の「どうかしている人」を支持・支援した人達、何も感じないの? 神戸地検と兵庫県警は何をしているのだろうか? マスコミは? 国会議員も兵庫県政にもっと言及すべき。
『●2人の職員を自死させた斎藤元彦氏によく投票できますね、お維案件「優勝
パレード」問題の責任者をよく支持できますね…案の定、手のひら返し…』
「一方で、百条委メンバー《竹内英明県議が議員辞職》って、
どういうこと? 家族も含めて脅迫し、議員辞職に追い込む。
ニッポンは民主主義国家なの?」
(日刊ゲンダイ)【別の百条委メンバーも兵庫県知事選中に
「脅迫された」…自宅前に県外ナンバーの車、不審人物が何度も
行き来、クレーム電話ひっきりなし】《県議会の調査特別委員会
(百条委)は18日、証人尋問を25日に開き、斎藤氏に3回目
となる出頭を求めることを決めたのだが、この日、報道陣を
驚かせたのは百条委メンバーの一人、竹内英明県議(50)が
議員辞職願を提出し、許可されたと発表したことだ》
ご冥福をお祈りします。それにしても、なんでこんなことが起こってしまうのか。怒りしかない。
アサヒコムの訃報記事【兵庫県議会の百条委員務めた前県議が死亡 知事選翌日に議員辞職】(https://www.asahi.com/articles/AST1M1DF2T1MPIHB002M.html?iref=comtop_7_03)によると、《昨年11月に「一身上の都合」を理由に議員辞職した竹内英明・前兵庫県議(50)が死亡したことが19日、関係者への取材でわかった。竹内氏は在職当時、兵庫県の斎藤元彦知事の内部告発文書問題を調べる県議会の調査特別委員会(百条委員会)で委員を務めていたが、知事選の投開票翌日に辞職していた。関係者によると、竹内氏は18日午後に屋内で亡くなったという。竹内氏は姫路市議を経て2007年の県議選で初当選し、辞職当時は5期目。立憲民主党の県議らでつくる会派「ひょうご県民連合」に所属していた。会派の上野英一幹事長は昨年11月、知事選期間中にSNS上で竹内氏に関する様々な投稿があったことを説明。「言葉の暴力、ネットの暴力が拡散したため家族が重い精神的負担を抱えており、『(竹内氏に)政治の道からは退いてほしい』という訴えがあったと聞いている」と話していた》。
『●#パワハラ体質 #恫喝体質 #デマ体質 なお維に何故に投票、何故に
支持できるのか…? 大阪から遠く離れた我が街にもお維が浸食…』
『●【吉村洋文知事の3つの大言壮語/今西憲之】《予算は膨張に膨張》
《阪神・オリックスの優勝に便乗するも》《空飛ぶクルマもトーンダウン》』
『●斎藤元彦兵庫県知事、新たなお維案件…ホイッスル・ブロワー《組織の
不正をただす告発者が、守られる環境》が全く実現されていない悲劇』
『●《情報提供がもっぱら公益的な目的であり、なおかつ重大な違法行為を摘発
する目的である場合に限り、公務員は公務員法の守秘義務が免除され…》』
『●お維案件…斎藤元彦兵庫県知事《被害者ヅラまで…疑惑を隠すために元局長を
処分するという公益通報者保護法違反をはじめ、斎藤知事の責任の重さ…》』
『●斎藤元彦兵庫県知事というお維案件…《「優勝パレード」問題…信用金庫
への県補助金を増額し、それを募金としてキックバックさせることで補った》』
『●《10月の衆院選の投票率は53.85%と全体でも5割台、18、19歳の投票率
(小選挙区)に至っては速報値で43.06%とさらに低い》(鈴木穣さん)』
『●2人の職員を自死させた斎藤元彦氏によく投票できますね、お維案件「優勝
パレード」問題の責任者をよく支持できますね…案の定、手のひら返し…』
『●(リテラ)《斎藤知事は2022年11月7日に開催された政府主催の全国知事会
を欠席…。ちなみに…斎藤知事は「西播磨地域づくり懇話会」に出席》』
『●なぜ、今、削除する必要があるの? 斎藤元彦知事「法に抵触することは
していない」と仰ってる訳で、「誇れ」ばいいのにね、よほど疚しいのかね?』
『●デマや《フェイクで選挙が盗まれ》た! お維案件な兵庫県知事やN党の
「どうかしている人」ら《デマゴーグに騙されるな!》(デモクラシータイムス)』
『●《兵庫県知事選に見た選挙の根本的な問題 「自由競争ができる選挙には
なってない」…畠山理仁氏》《馬鹿にするのではなく…まずは考えた方がいい》』
『●《盗まれ》た選挙を取り戻せるかの岐路…村上総務相《SNSでの虚偽情報の
投稿や他候補の当選を目的とした選挙運動が公職選挙法違反になり得る》』
『●神戸地検と兵庫県警、「斎藤劇場」の幕引きは許されない…二人の兵庫県職員
を死に追い込んだ問題、《斎藤元彦知事の買収、折田楓社長の被買収》事件』
[※歴代自民党内閣は「国民のために働」いていなかった!? 縁故主義・政権の私物化もアベ様から《継承》 (日刊ゲンダイ 2020年10月14日)↑] (2024年12月31日[火])
日本学術会議の任命拒否問題、違法な状態がずっと続いている。アベ様に忖度したスガッチ政権以来、キシダメ政権、イシバ政権、ずっと違法なまんまだ。《モノ言う学者を「抹殺」》したくてしょうがないらしい。《モノ言う学者》が居なくなった先に、どんな未来、社会が待っているのか? 「現在の日本学術会議法を遵守せず、その違法状態を放置しておいて改悪って、バカなのか? 憲法を遵守せず、違憲に壊憲する愚劣さと同じ」。
『●【NNNドキュメント カネのない宇宙人 信州 閉鎖危機に揺れる
天文台】…《「経済的利益」を重視する国の政策によって…資金》大幅減』
「2005年から運営費交付金を年1%削減し続ける文科省。人件費が
どんどんと削られ、研究者が減らされていく。文系どころか、理系に
対しても未来に投資しない国。一方、巨額の軍事研究費で研究者の
良心を釣る。おカネ儲けのことしか考えていない独裁者・アベ様ら。
この国ニッポンの科学の未来はトンデモなく暗い…。」
『●毎日新聞【「軍事研究せぬなら、行政機関から外れるべき」 自民・
下村博文氏、学術会議巡り】…人殺しの研究なんてまっぴら御免だね』
「日本学術会議事件の原点は、なぜ6人「だけ」を任命拒否したの
ですか?、です。質問は非常にシンプル。さっさと答えてください
よ、元文科相殿。「全く問題と考えていない…選択できるのは当然」
ならば、なぜ6人「だけ」を任命拒否したのかを教えてください。
いま議論すべきは、そこだけ。違法・違憲オジサンを、いつまで
放置しておくのですか。任命権や諸外国云々を持ち出す前に、
政調会長には、いま、違法が放置されている認識は無いの?」
『●現在の日本学術会議法を遵守せず、その違法状態を放置しておいて改悪
って、バカなのか? 憲法を遵守せず、違憲に壊憲する愚劣さと同じ』
『●《研究者使い捨てを容認する社会は許されない》…《あの理化学研究所で
97人雇い止め》という理不尽、かたや軍事費倍増し、軍事研究せよ…』
『●問題解決はとっても簡単だと思いますよ、軍事費倍増を止めればよいのです。
その分の税金を子供たちのため、教育のため、市民のために使えばよいだけ』
『●《No1 募っているが募集しているという認識ではなかった …
No39 私が言っている方がおかしいと思う方、手を挙げてください》』
《◆No11 総合的、俯瞰的な活動を確保する観点から判断
「総合的、俯瞰的な活動を確保する観点から判断した」(菅義偉
総理大臣)(参照:「総合的、俯瞰的」って? 学術会議6人
任命拒否で政府連発:中日新聞Web)
学術会議問題を象徴するような一言。 色んな理由があるらしいが
人事のことは言えないし加藤陽子さん以外は知らなかったそうです。
こまけぇことはいいんだよ!》
『●《…「複数の政府関係者」に明らかにさせる乱暴さ。政府の方針に対し
て異なる意見を表明することを「反政府先導」と表記しちゃう乱暴さ》』
《算委員会でも、菅首相は6人の名前を知っていたかを問われて
「加藤陽子先生以外の方は承知していなかった」と答弁。加藤氏
以外の5人の著書や研究論文なども読んだことがないと明かし、
野党から「それでどうやって判断したのか」と激しい追及を受けた。
自民党内からも「言えば言うほど墓穴を掘っている」と懸念の
声が上がっている》
《宇野重規氏や加藤陽子氏にいたっては、「保守系学者」という
評価が定着しているほどだ》
『●民主主義? 法治主義?? スガ様内閣が国会を無視して違法に
「推薦に基づいて、内閣総理大臣が任命する」という文言の法解釈を変更』
『●取巻きに堕さず《官邸と距離を置》くような官僚を左遷するアベ様
やスガ様…《人事でも異常なことが続いています》(前川喜平さん)』
《政策提言を行う国の特別機関「日本学術会議」が、新会員として
内閣府に推薦した法律・歴史学者ら6人の任命について、菅義偉
首相が拒否していた問題。6人は安全保障関連法や特定秘密保護法
などで政府の方針に異論を示してきた。政府の意に沿わない人物は
排除しようとする菅政権の意図が浮かぶ。…■東京大社会科学研究所
教授の宇野重規教授(政治思想史)…■早稲田大大学院法務研究科
の岡田正則教授(行政法)…■東京慈恵会医科大の小沢隆一教授
(憲法学)…■東京大大学院人文社会系研究科の加藤陽子教授
(日本近現代史)…■立命館大大学院法務研究科の松宮孝明教授
(刑事法)…■京都大の芦名定道教授(キリスト教学)》
『●《歴史学者として、日本学術会議の任命拒否問題の当事者として、そして女性
として、静かに周りを見つめている…加藤陽子さん、周到に、しなやかに…》』
山田雄之・木原育子両記者による、東京新聞の記事【こちら特報部/モノ言う学者を「抹殺」可能なカラクリ 首相の会員任命権が消えても、怪しい「新組織」が 学術会議の改革案】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/375949?rct=tokuhou)によると、《◆菅義偉氏が任命を拒んだ6人の研究者 今の学術会議は会員定数が210人。任期は6年で、3年ごとに半数が入れ替わる。現会員の任期は2020〜26年と23〜29年。ただ前者の方は105人ではなく、99人しかいない。足りない6人が生じるのは、2020年の改選時に当時の…》。
「大学改革」の名の下で、最高学府の教育・研究をずたずたに破壊し、運営費交付金を削りまくる…その行き着く先が《2020年の菅義偉政権による日本学術会議の会員任命拒否問題》。(長周新聞)《独立法人化以降、20年にわたり「大学改革」なるものが進められてきた結果、大学は「崩壊」「後退」「劣化」といった問題が表面化してきた。国立大学をして「もう限界」といわしめる状況のなかで、潤沢な資金をちらつかせて研究者を軍事研究に囲い込む体制づくりも着々と進んでいる》、《基礎研究を軽視して、手っ取り早く稼げる商用技術がもてはやされるなど、学問研究の価値基準をビジネス的な数字に置き換える軽薄な「改革」がもたらした低レベル化というほかない》。
《「国立大学の研究資金が(1人当り)年間平均40数万円」…》…理系であれば、光熱費で一発で吹き飛ぶほどの雀の涙。問題解決はとっても簡単だと思いますよ、軍事費倍増を止めればよいのです。その分の税金を子供たちのため、教育のため、市民のために使えばよいだけです。大学での軍事研究など論外だ。戦争や兵器でカネ儲けするような落ちぶれた国、情けない国、醜悪な国になってはいけない。消費税制も止める。適正に課税する。ドアホノミクスの失敗を認め、すがっちやキシダメ首相の政を全て見直す。「利権」「裏金」「脱税」党やお維の泥棒・犯罪者・反社たちを追放する。真っ当な政治や経済を取り戻す。政権交代しか、この国に復活の道は無い。
再々掲。【国の未来のため大学予算増額を 国大協「もう限界」と訴え 研究者育たず学術は崩壊 【声明全文】】(https://www.chosyu-journal.jp/kyoikubunka/30851)。《国立大学協会(永田恭介会長)が7日、「我が国の輝ける未来のために」と題する緊急の声明を公表した。国立大学の活動を支える運営費交付金の削減が続くなかで、物価高騰や円安などが経営基盤を悪化させており、いまや限界を迎えていると訴える内容だ【下別掲】。今月中に閣議決定が予定される政府の「骨太の方針」や、文科省の来年度政府予算案の概算要求(8月)に運営費交付金の増額を盛り込むよう訴えると同時に、国立大学の窮状を国民に知らせ、世論を喚起することを意図している。独立法人化以降、20年にわたり「大学改革」なるものが進められてきた結果、大学は「崩壊」「後退」「劣化」といった問題が表面化してきた。国立大学をして「もう限界」といわしめる状況のなかで、潤沢な資金をちらつかせて研究者を軍事研究に囲い込む体制づくりも着々と進んでいる》。
《「経済的利益」を重視する国の政策によって…資金》大幅減 (NNNドキュメント)、《研究者使い捨てを容認する社会…研究を担う人を軽く扱い、コストと見ている》(こちら特報部)。この国は病んでいると思う…かたや、軍事費倍増し、軍事研究せよと…。少子化の折、徴兵制でも布いて…食料と農業を守らないニッポン『乳牛をしぼればしぼるほど赤字になる。まったく希望が持てない』…《兵糧攻め》に対して、兵器でも喰うのかね?
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【https://www.tokyo-np.co.jp/article/375949?rct=tokuhou】
こちら特報部
モノ言う学者を「抹殺」可能なカラクリ 首相の会員任命権が消えても、怪しい「新組織」が 学術会議の改革案
2024年12月26日 06時00分
日本学術会議を巡り、政府の有識者懇談会が最終報告をまとめた。「国の特別機関」とされる位置付けを改め、法人化させる内容だが、具体化した際は会員選考の仕組みも大きく変わる。報告書を読む限り、現会員を次期会員の選考から遠ざけようとしているように見える。時の政権に物言いしてきたのが現会員。後継選びをさせたくない理由でもあるのか。(山田雄之、木原育子)
◆会員の選考を「助言する委員会」
「首相による会員任命がなくなったという点から、外部の介入がなくなるかのような印象になっているが、最終報告には、介入できるような装置が忍び込まされている」
有識者懇談会の議論を注視してきた学者有志らの団体の発起人の一人、東北大の井原聡名誉教授(科学技術史)は「こちら特報部」の取材に危機感を訴えた。
(政府の有識者懇談会がまとめた最終報告)
有識者懇の最終報告は20日に公表された。学術会議の法人化に伴い、首相による会員の任命をなくす一方、「選考助言委員会」なる組織を新設することが明記された。
学術会議の会長が産業界を含めた外部から委員を選ぶとされ、会員選考の方針などについて助言委の意見を聴くことで、国民から納得感を得られるようにするという。
井原氏は「委員会のメンバーがどう構成されるか分からない。会長が任命するにしても、学術会議の外の人間になる。外部の意見が影響を及ぼし、ひいては選考に介入する恐れは拭えない」と危ぶむ。
会員選考に関する記述で、目を引くのはこの問題に限らない。
◆次期会員の候補者を選ぶ仕組みが一変
(日本学術会議=東京都港区で)
現状では、現会員が学術的な業績などを踏まえて次期会員の候補者を挙げる「コ・オプテーション」方式を軸に据えている。学術会議は、この候補者らをベースにして絞り込んだ上で首相に推薦し、任命に至る。
学術会議の事務局によると、コ・オプテーション方式は海外の多くのアカデミーでも採用されている。担当者は「『優れた研究または業績がある』ことが会員の条件だが、研究者に対する評価は、専門性のある研究者でなければ難しい。最善の選考方法だと考えている」と述べる。
今回の報告書に従えば、この仕組みが一変する。
法人発足に合わせてまず、新会員を選出する。内閣府によれば、「オープンに慎重かつ幅広い方法」で、あらかじめ任命された選考委員が選ぶ。以後、次期会員候補を挙げるコ・オプテーションは、この新会員たちが担うことになる。
法人発足時に現会員をどう扱うかについては「配慮する」という趣旨の言葉が記される。内閣府の担当者は「任期が残る期間は会員として引き続き務めてもらう」と語る一方、以後に行われるコ・オプテーションについては、関与を想定していないという。
◆「今の会員を遠ざけているわけではない」と言うけれど
法人化に合わせて新会員を選ぶのはなぜか。これまでの仕組みをあえて変える理由は何なのか。
先の担当者は「学術会議の役割や業務は変わらないが、法人化に際して使命やミッションが変わる。AI(人工知能)など現会員だけでは足りない新たな学問分野もある」と説明する。
法人化後の会員選考から現会員を遠ざけ、新会員を重用するようにも見えるが、担当者は「有識者懇談会では『新しい組織なのだから、新たに選ばれた人たちでつないでいくべきではないか』との意見が多かった。現会員を遠ざけているわけではなく、現実的な落としどころだ」と話す。
◆菅義偉氏が任命を拒んだ6人の研究者
今の学術会議は会員定数が210人。任期は6年で、3年ごとに半数が入れ替わる。現会員の任期は2020〜26年と23〜29年。ただ前者の方は105人ではなく、99人しかいない。
(自民党総裁選に向けた街頭演説に参加した(左から)
菅義偉氏、坂井学氏、小泉進次郎氏ら=9月8日、横浜市で)
足りない6人が生じるのは、2020年の改選時に当時の………
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[↑ ※「大阪・関西万博で見え隠れする維新の迷走」「「甲状腺がん多発は被曝と無関係?」福島県民調査の政治的内幕」(週刊金曜日 1487号、2024年09月06日号)]/
(2025年01月15日)
《キケンでムダな大阪化石万博》…2面見開きで、新聞広告にミャクミャクすごろく!?、「機運醸成」にドブガネ。何千万円もつぎ込んで、「機運醸成」ねぇ? 賭場開帳・博打のために、お維祭りをやりたいという…いい加減、場当たり、無計画。《大阪・関西万博で見え隠れする維新の迷走》。別に万博だけではなく、お維議員にマトモな議員は居らず、毎週のように問題発覚。「問題の無い週もある」ということはほぼ無いのでは。
【西谷文和 路上のラジオ Vol.216/坂本篤紀さん 「立花、斎藤、吉村、玉木。まがいものに騙されるな。」】
(https://www.radiostreet.net/radio/2119/)
《今回は、おなじみ庶民の味方、日本城タクシー株式会社の代表取締役、坂本篤紀さんにお話しを伺います。まず前半は「万博・カジノに騙されるな」と題して、開幕まであと3か月に迫った大阪万博、そしてその後に予定されているカジノの愚について言及します。坂本さんは予てから大阪万博は、とにかく無計画も甚だしい、恐ろしい祭りなのだとおっしゃっています。大阪維新を中心とする「悔い改めない」「法律を知らない」「公金を分け合う」輩によるやりたい放題、いのち輝くどころか危険がいっぱい、赤字もいっぱいの理由を改めて解き明かします。そして番組後半は「立花&信者たちのSNSに騙されるな」と題し、立花によって盗まれた選挙、そして悪質なデマの流布について言及。平気でウソをつき通す半グレたちから、常識ある当たり前の暮らしを守るために、私たちは今何をすべきか、坂本社長の痛快なトークを聞きながら考えます》。
『●【吉村洋文知事の3つの大言壮語/今西憲之】《予算は膨張に膨張》
《阪神・オリックスの優勝に便乗するも》《空飛ぶクルマもトーンダウン》』
《■②阪神・オリックスの優勝に便乗するも …両球団が優勝を
決めると、吉村知事は9月22日、兵庫県の斎藤元彦知事らと
記者会見し、11月23日に大阪市と神戸市で両方のパレードを
開催することを発表した。その名称は、
「阪神タイガース、オリックス・バファローズ優勝記念
パレード2025年大阪・関西万博500日前!」
という不思議なものだった。両球団の優勝と万博は何も関係がない。
吉村知事は「関西を盛り上げ、万博にもつなげていきたい」など
と語っていたが……。》
『●「万博より被災地復興を」「万博の予算を被災地に」…アノ三代目司会者
の下、『探偵!ナイトスクープ』に三代目大阪「ト」知事がパクパク登場』
『●世界中の《人を呼んで祭りをする会場にはそもそも不向き…ゴミ処分場とし
ての優位性は、祭り会場としては最悪の欠陥…「ゴミの島 夢洲の正体」》』
『●お維祭り工事現場で懸念されていたガス爆発事故…自見英子万博担当相「仮
に今後、工事に伴ってメタンガスが発生した場合には、施工者が直ちに…」』
『●お維祭り工事現場でガス爆発事故…こんなゴミの島夢洲・大阪万博に子供た
ちを招待という名の動員なんてあり得ない、親御さんに不安が広がることは必至』
『●お維「政治屋」塾で、一体何を「学び、感じ、世界を広げる」のだろう
か? お維祭りやカジノのように税金を「パクパク」する方法ですか?』
『●《「このまま強行すれば『大阪アホ万博』」…巨額の税金を投入して、
7割もの人々が不要だと回答するお祭りにどれほどの意味があるのか?》』
『●お維の《あらゆる腐敗が爆発》(適菜収さん)…《爆発が起きているのに
「もともとガスが出るというのはみんなわかっている」…開き直り》(リテラ)』
『●お維のお祭り会場でのメタンガス引火爆発事故、消防連絡は4時間半後、
そして、クジラの「淀ちゃん」死体処理の闇…お維の《あらゆる腐敗が爆発》』
『●お維の《いのち輝》かない事件が起きてからでは遅い…お維祭り【会場
「ガス爆発事故」では天井も破損していた! シレッと追加被害公表…】』
『●お維のお祭り会場…《つまり裏を返せば、何らかの拍子で事故が起こっても
不思議はない危険な場所なのだ…さらに危険の度合いは増したと言えよう》』
『●お維《「2割のお友達のための政治と、7色の嘘」で投票率が低い故に選挙に
勝ち上がり、履き違えた権力を振りかざし…ウソにまみれた政治を…展開》』
『●元通訳氏の件、MGMともつながり。そして、賭場開帳が《日本再生の切り
札》とご執心なお維の元祖大阪「ト」知事は《全国民を勝負師に》とご宣託』
『●《大阪府では無料招待の学校用に1日あたり10台のバスを提供》…学校に
踏み絵を踏ませ、自腹を切らせる、どこが無料? 学徒動員という〝教育〟』
『●《子ども102万人の無料招待計画》…「参加しない」という選択肢が無く、
子供の命を賭す《招待》という名の学徒動員、お維は正気を失っている』
『●賭場開帳に向けたお維によるお維のための祭りに《子ども102万人の無料招
待計画》…こんな所に子供たちを無料招待という名の動員なんてあり得ない!』
『●傷は日々深く…賭場開帳に向けたお維によるお維のための祭り、さっさと
中止すべきだ。メタンガスに加えて、硫化水素ガスも発生する始末…』
『●『五輪と万博 開発の夢、翻弄の歴史』著者・畑中章宏さん「今の大阪万博は、
IR…を目指す大阪維新の会の政治的目的のイベントになってしまっている」』
『●もっと知られるべき「関西生コン事件」…⦅そして、彼らが私を攻撃したとき、
私のために声をあげる者は、誰一人残っていなかった》とならないために』
『●斎藤元彦兵庫県知事、新たなお維案件…ホイッスル・ブロワー《組織の
不正をただす告発者が、守られる環境》が全く実現されていない悲劇』
『●お維案件…斎藤元彦兵庫県知事《被害者ヅラまで…疑惑を隠すために元局長を
処分するという公益通報者保護法違反をはじめ、斎藤知事の責任の重さ…》』
『●斎藤元彦兵庫県知事というお維案件…《「優勝パレード」問題…信用金庫へ
の県補助金を増額し、それを募金としてキックバックさせることで補った》』
『●賭場開帳のための〝お維祭り〟という大阪「万博に能登の子どもたちを
招待」という〝学徒動員〟にふるさと納税? 支離滅裂な大阪「ト」知事…』
『●《山本理顕氏も指摘する万博協会の「無責任」》…吉村洋文大阪「ト」知事
=日本国際博覧会協会副会長(理事)には大きな責任がありますよね?』
『●《キケンでムダな大阪化石万博》、行ってみたいですか? 「万博チケット
売れない」…お維およびお維支持者の皆さん、一体「どないすんの!?」』
そして、大阪「ト」構想・大阪市破壊構想、勝つまで繰り返す気満々…。《過去2度も住民投票で否決されている大阪都構想を再び持ち出し、低迷する党勢を立て直そうという魂胆が透けて見える》(HUNTER)…よくもまぁ、お維に投票し、支持できるものですね。一体「どないすんの!?」、大阪で、勝手にお維祭り・万博や賭場開帳・カジノをやっても結構ですが、私の支払った税金は絶対に使わないで下さいな。お維祭りの赤字は確定です。無計画、いい加減、場当たりなのですから、当然です。
《鹿児島県警の不正を追及し、内部告発問題で不当な家宅捜索を受けたことで一躍注目を集めている》ニュースサイトHUNTERの記事【前途多難! 撤退した「都構想」にすがる日本維新の会】(https://news-hunter.org/?p=25484)によると、《低迷する党勢、分裂含みの党内、売れない万博のチケット――維新を取り巻く状況は厳しさを増すばかり。そこに、撤退が宣言されたはずの「大阪都構想」が復活した。…夏に予定される参院選の情勢はかなり厳しいとみられる維新。東京都議会での議席は現在たった一つだ。4月の開幕を控えた大阪・関西万博の前売りチケットは半分程度しか売れていない。維新にとっては、かなり厳しい年になりそうだ》。
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【https://news-hunter.org/?p=25484】
前途多難! 撤退した「都構想」にすがる日本維新の会
2025/1/7
「参議院選挙に東京都議選、時期は分からないがいずれ解散総選挙になる。それまでうちの党は存続しているだろうか?」。苦々しげにそう語るのは、日本維新の会のある国会議員だ。低迷する党勢、分裂含みの党内、売れない万博のチケット――維新を取り巻く状況は厳しさを増すばかり。そこに、撤退が宣言されたはずの「大阪都構想」が復活した。
■復活した「都構想」
昨年12月の代表選で吉村洋文大阪府知事が代表に就任。吉村氏は地域政党である大阪維新の会の代表も兼ねる。その大阪維新の会が同月、記者会見を開き「大阪都構想」の検討チームを設置すると公表した。過去2度も住民投票で否決されている大阪都構想を再び持ち出し、低迷する党勢を立て直そうという魂胆が透けて見える。
かつて維新が党としての“一丁目一番地”に位置付けた「大阪都構想」は、大阪市を廃止して現在24の区を4つの特別区に再編するというもの。「大阪府と市の二重行政を解消し行政運営を効率化する」と主張して2度の住民投票に挑んだが、いずれも否決されている。
1回目は維新の創業者・橋下徹氏が先頭に立って推進したが否決。2回目は吉村知事が全面的に旗を振ったが再び否決。その際、吉村氏は「僕が政治家の間、再度、都構想を掲げることはありません」と“撤退”を明言している。撤退したはずの都構想を持ち出してきたのが、他らなぬ吉村氏なのだから呆れるしかない。維新の関係者がその背景を次のように解説する。
「うち(維新)は昨年10月の衆議院選挙で負けました。ただ、大阪府内の小選挙区だけは全勝。党内から『やっぱり維新は大阪だ』『復活するには大阪を中心に出直すべき』という意見が多くあがりました。身を切る改革で党勢拡大してきた維新ですが、衆議院選挙やそれ以外の地方選挙ではその旗印がまったく通じなくなっています。他に思いつくのは大阪都構想しかない。というか、他に打ち出す看板政策がないというのが現状であり、うちのレベル。吉村知事も前言を翻すしかなかった。大阪の国会議員や地方議員は『維新はやっぱり大阪だ!』と勢いがいい。しかし、大阪以外の議員は『この党ではもうダメだ』と意気消沈しているのが現状でしょう」
代表選の当選会見で吉村知事は、「野党一本化の予備選を実施すべき」と訴え、これまでの「全国政党化」を撤回するような発言を繰り返した。前出の国会議員は「吉村知事の全国政党化見合わせ発言で、正直分裂が見えてきました。大阪都構想が盛り上がるたびに維新は割れています。吉村知事もそれを理解しているはず。なのに、また党分裂でいいのでしょうかね」と懸念を示す。
■分裂の歴史
維新は昨年、高額な「飲み食い」がバレたことや衆院選の敗北で馬場伸幸前代表が退陣に追い込まれた。吉村知事が国会議員の共同代表に指名したのは、旧民主党時代に閣僚経験もある前原誠司衆議院議員だ。前原氏が、国民民主党を離党し「教育無償化を実現する会」を結成したのは2023年。1年後の24年10月には維新に合流する。前出の国会議員はこう話す。
「前原さんは馬場さんが代表になった時に維新に引き込んだ人物だ。維新は、馬場さんを中心にする旧執行部と、吉村知事を重んじる大阪組、それ以外の国会議員派と3つに別れている。旧執行部は基本的に大阪が地元の議員が多いのですぐには割れない。馬場さんが自民党から『新党を作って出ろ』と誘いを受けているようだが、今は自重している。国会派で勢力を伸ばしているのが、代表選に出馬して2位につけた松沢成文参議院議員と、元東京都知事の猪瀬直樹参議院議員。会議になると声の大きいこの2人の意見が通ってしまうことがよくある」
2012年、維新は石原慎太郎氏の「太陽の党」と合併し、国政政党として大躍進。しかし14年に分裂した。直後、みんなの党から分かれた江田憲司衆議院議員の「結いの党」と合流したが、15年に「お家騒動」が勃発して再び分裂する。
「大阪都構想の機運が盛り上がり、“それ住民投票だ”となるといつも維新は分裂する。大阪側が声高に『国政も大阪都構想に協力しろ』と求めるからです。国会は外交、安全保障、国家予算などを審議する場。大阪ローカルの政治課題である大阪都構想について『質問しろ』なんて指示が来るんです。大阪以外の国会議員、誰もいい気はしませんよ」――かつて維新に在籍した国会議員のAさんはそう当時を振り返り、平成26年4月17日に行われた衆議院総務委員会における上西小百合衆議院議員(当時)の質疑の議事録を見せてくれた。
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上西:私ども日本維新の会は、先行して呱々の声を上げた大阪維新の会結党以来、一貫して、都道府県を市町村という、加えて国もそうですが、それぞれ階層が異なる行政府、自治体が重複して似たような事務をして行政コストが増大することを、二重行政の無駄、こういうふうに位置づけ、その解消策をさまざま提唱してまいりました。(中略)府と市がばらばらに進め、府と市の不一致でフシアワセ、こういったふうに揶揄されていた戦略や政策を一本化する大阪都構想実現は、私どもの至上命題だと確信をしておるところでございます」
新藤義孝総務相(当時):大阪都構想につきましては、その以前に大阪市の抱える問題という独自のものがあった、その地域固有の課題を解決するためにそのようなお考えで進め、それが、その地域住民の有権者の賛意を得て進めるべきかどうかとなっている。
――――――――――――――――――――――
つまり、答弁した総務大臣が「大阪の問題だ」と指摘していたわけだ。前出のAさんが次のように警告を発する。
「これ、国会でやるネタでしょうか。ローカル政党の至上命題なら地方議会でやればいい。上西さんは大阪選出だったのですが、関係ない議員にまで大阪都構想の質問をしろと上から目線でやっていた。しない議員には『維新スピリッツがない』と大阪の地方議員からクレームがくるほどでした。とにかく、大阪都構想となると周りが見えなくなり、大阪主導、上から目線。他の地域の議員は使われるだけ。またそれが繰り返されるのではないですか」
馬場氏の旧執行部グループには、すでに自民党が手を伸ばしている可能性がある。そして、国会組の受け皿には旧民主党系の会派である「有志の会」がなるのではないかという情報もある。前出のAさんの予測はこうだ。
「維新には、労組が最大の支援者となっている立民と国民には距離を置きたいという思いがある。維新内には旧民主党にいた国会議員も少なくなく、労組アレルギーがあるのは確かだ。すると有志の会が受け皿になりやすいのではないか。また、維新にはかなり右寄りの議員もいて、日本保守党という選択肢もあると聞いている」
夏に予定される参院選の情勢はかなり厳しいとみられる維新。東京都議会での議席は現在たった一つだ。4月の開幕を控えた大阪・関西万博の前売りチケットは半分程度しか売れていない。維新にとっては、かなり厳しい年になりそうだ。
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(2025年01月11日[土])
《再審請求の準備中に、なぜ死刑は執行されたのか――。》…飯塚事件で一貫して無罪を主張していた久間三千年さんを、確定判決後のわずか2年で、死刑執行した…。何を慌てて執行したのか?
《久間元死刑囚は自身も含めた確定死刑囚の名前と判決確定日が記されたリストを透明の仕切り板越しに示した。執行済みの死刑囚は横線で名前が消されていた》…そのようなリストをお持ちだったことに驚いた。しかも、《執行済みの死刑囚は横線で名前が消されていた》のならば、リストの下位に居て《時間はある》と信じていた久間三千年さんが、ある朝、刑場に連れていかれたのか…。酷い話だ。久間さんのその心中を想像すると、恐怖でしかない。(毎日新聞)《無実を訴えていた元死刑囚に代わって再審請求した遺族側は「早すぎた執行」の真実を探るため》の闘いを続けている。
志村一也記者による、毎日新聞の記事【飯塚事件 黒塗りの死刑執行文書 元死刑囚の遺族が開示求め提訴】(https://mainichi.jp/articles/20250108/k00/00m/040/065000c)によると、《「早く再審請求しないと執行されてしまうおそれがある」。死刑確定から約2年後の08年9月、福岡拘置所の面会室。弁護団の岩田務、徳田靖之両弁護士が告げると、久間元死刑囚は自身も含めた確定死刑囚の名前と判決確定日が記されたリストを透明の仕切り板越しに示した。執行済みの死刑囚は横線で名前が消されていた。「まだ真ん中ぐらいだから大丈夫。時間はあるので再審請求お願いします」。久間元死刑囚はそう言って面会室を後にした。しかし…》。
『●死刑存置賛成派と飯塚事件』
「死刑存置がこんなに多い国って他にあるのか?
「死刑容認85%って本当?」 フランスかどこかでは
1件の無実者の死刑で、死刑廃止を決断した、と聞いた。
我国は、飯塚事件の久間三千年さんにどう責任を?」
《●再審請求 飯塚事件、経緯黒塗り
執行後、福岡高検から法相に送付された報告書には
「死刑執行始末書」が添付されていたが、「執行経過」の欄は
すべて黒塗り。拘置所からの報告文書にある「本人の刑に対する
心情、遺言等」は1行に満たない記載があったが、
これも黒塗りとされた》
[2013年01月18日]
『●冤罪で死刑執行、あってはならない!!』
『●贖罪:足利事件再鑑定から12日後の2008年10月28日朝、
飯塚事件久間三千年元死刑囚の死刑が執行』
「2008年10月16日 足利事件 再鑑定へ
2008年10月28日 飯塚事件 死刑執行
2009年 4月20日 足利事件 再鑑定で一致せず
……そう、足利事件で誤鑑定であることが分かった時には、既に、
久間さんの死刑が執行されていた。2008年10月16日に
DNA型鑑定に疑問が生じた時点で、死刑執行は停止されておくべき
だったのに…。なぜ、急いで死刑執行したのか?、大変に大きな疑問である」
『●NNNドキュメント’13:
『死刑執行は正しかったのか 飯塚事件 “切りとられた証拠”』』
『●①飯塚事件冤罪者を死刑執行:「死刑存置か?
廃止か?」…話題にも上らない、死刑賛成派8割なニッポン』
『●②飯塚事件冤罪者を死刑執行:「死刑存置か?
廃止か?」…話題にも上らない、死刑賛成派8割なニッポン』
『●飯塚事件冤罪者を国家が死刑執行、「この重すぎる現実」:
無惨…「死刑執行で冤罪を隠蔽」』
「リテラの伊勢崎馨さんによる記事【飯塚事件、なぜ再審を行わない?
DNA鑑定の捏造、警察による見込み捜査の疑いも浮上…やっぱり冤罪だ!】」
《冤罪が強く疑われながら死刑が執行されてしまったのが、1992年に
福岡県で起こった「飯塚事件」である。そして、この飯塚事件にスポットをあて、
冤罪疑惑に切り込んだドキュメンタリー番組が放送され、ネット上で話題を
呼んだ。3日深夜に日本テレビで放送された
『死刑執行は正しかったのかⅡ 飯塚事件 冤罪を訴える妻』だ》
『●飯塚事件の闇…2008年10月16日足利事件の再鑑定で
死刑停止されるべきが、10月28日に死刑執行』
「西日本新聞の二つの記事【死刑下した裁判官が関与 飯塚事件の
再審請求審 識者「公正さ疑問」】…と、【飯塚事件再審認めず
福岡高裁 「目撃証言信用できる」】…」
『●飯塚事件…《しかしもっと恐ろしいのは、そんな誤りを認めず、
国家による殺人を無かった事にする国家の強引さだろう》(清水潔さん)』
『●飯塚事件は《足利事件に続いて「DNA冤罪=DNA型鑑定を悪用した
冤罪」が発覚するのを恐れた検察による口封じ殺人ではなかったか……》』
『●(FBS)【シリーズ『飯塚事件』検証】…《死刑執行は正しかった
のか》? 罪なき人・久間三千年さんに対しての《国家による殺人》!』
『●NNNドキュメント【死刑執行は正しかったのかⅢ ~飯塚事件・真犯人
の影~】…《死刑冤罪の闇を12年間追跡し続けたドキュメンタリー》』
『●飯塚事件…《裁判所は…検察に証拠品のリストの開示を勧告…したが、
検察は「裁判所に権限はない」「事案の解明に意味はない」などと拒否》』
『●冤罪で死刑執行、飯塚事件…《当時の目撃証言を改めた…女性は「自分の
証言が影響して死刑になったのではと長年責任を感じていた」と話した》』
『●冤罪で死刑執行、飯塚事件…『正義の行方』木寺一孝監督《が描いたのは、
死刑執行後だからこそ、より鮮明に浮かび上がる「人が人を裁く重み」》』
『●飯塚事件…《DNA鑑定などを根拠に逮捕された久間三千年は、06年最高
裁で死刑が確定し、08年に急ぐように執行された。だが...》(政界地獄耳)』
『●目隠ししているヨーロッパの法律の女神、一方、ニッポンの法律の女神
は《目隠ししておりません》…冤罪で死刑執行されてしまった飯塚事件』
『●《「証拠は再審請求の段階でも捜査側に偏在している」…検察は掌中の
証拠をあまねくオープン》にするよう裁判所は訴訟指揮すべきだ』
『●飯塚事件…鈴嶋裁判長《「…覚えているのは不自然」…女性の証言…「捜査
機関が無理に記憶と異なる調書を作成する動機、必要性は見いだせない」》』
『●死刑台からの生還、島田事件・赤堀政夫さん「僕は無罪である以前に無実」
「青春を返してほしい」…そして飯塚事件・久間さんの〝命を返してほしい〟』
『●《<無実者を罰することは、犯罪事実よりも犯罪的である>…無実の人を罰する
のは究極の国家犯罪といえる。理不尽な刑事司法とはもう決別すべき時だ》』
『●《「死刑制度を続ける日本は北朝鮮やシリアと同じ」―。…日本に向けられて
いる厳しい視線》《間違いが起こる可能性を認める国こそ民主主義的な国》』
『●冤罪者の「死」を待つという残酷な国家の犯罪と、《正義の名の下に死刑
執行》された飯塚事件…何の検証もすることなく、全く反省の無い警察や検察』
『●飯塚事件…《裁判所は…検察に証拠品のリストの開示を勧告…したが、
検察は「裁判所に権限はない」「事案の解明に意味はない」などと拒否》』
『●飯塚事件再審請求を却下…「女の子を見たのは2月20日ではなく別の日。
当時、捜査員に見ていないと伝えても『いや見たんだ』と押し切られた」』
『●飯塚事件、冤罪で死刑執行…「証拠品リスト」を何故に出し渋るの? リストを
公開すると何か問題でも? 警察や検察が証拠や証言を捏造する国ニッポン』
『●福井事件、発生から38年も経って漸く再審を決定…《検察が手持ち証拠の
開示に応じることが、冤罪を晴らす上で、どれほど重要かを示す好例だ》』
『●《死刑制度「廃止含め議論を」》…《現在の制度には放置が許されない多くの
問題があり、「現状のままに存続させてはならない」との認識を示した》』
『●大谷昭宏さん「無実で犯行をでっちあげられながら、それを立証できずに
人生を奪われた人は無数にいるかもしれない」…飯塚事件の真相解明を望む』
『●初めての死刑執行後の再審請求「福岡事件」…《無実を訴えながら死刑を
執行された西武雄さんが獄中で詠んだ》〈叫びたし寒満月の割れるほど〉』
『●《平野啓一郎氏…「人を殺してはいけない」のは絶対的な禁止なのに、死刑
制度はひどいことをした人間は殺してもよいという例外規定を設けている…》』
『●神戸金史RKB報道局解説委員長《起きてはいけないことが起こらないように
するために、「福岡事件」を語り継ぎ、再審請求運動を続ける人たちがいる…》』
『●「袴田さんを犯人視することない」と、静岡地検の検事正が直接謝罪しつつ、
《検事総長談話について「袴田さんを犯人視しているわけではない」》?』
『●清水潔さん《死刑執行後に冤罪の可能性が指摘…「飯塚事件」…検察は証拠
開示をしないと。…これも袴田事件のように間違った判決だったのでしょう》』
『●笹倉香奈教授「袴田さんの再審無罪…現に死刑判決を言い渡された無実の人が
いる…著しい不正義が実在…死刑制度に対する根源的な問題が改めて提起」』
飯塚事件について、福岡高裁が開示勧告したのは《証拠品リスト》ですよ? リストを公開すると、無実なのに久間三千年さんを死刑にしてしまったことが露見してしまうのでしょうね。自信を持って死刑にしたのならば、堂々とリストを公開すればよいはずなのに。
清水潔さんのつぶやきが全てを物語る:
――――――――――――――――――――――
【https://x.com/NOSUKE0607/status/1872847966828105954】
清水 潔@NOSUKE0607
死刑執行後に冤罪の可能性が指摘されている「飯塚事件」。再審の請求審で検察は証拠開示をしないと。裁判所が開示勧告したのにそれでも拒否とは、つまり「冤罪がバレる証拠が残っている」と自供したも同然。これも袴田事件のように間違った判決だったのでしょう。
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飯塚事件再審請求 検察は証拠リスト開示しない意向 (https://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20241227/5010026659.html)
…元死刑囚は一貫して無罪を主張し、家族が行った2回目の再審請求について、福岡地方裁判所はことし6月、再審を認めない決定を出し、弁護団が即時抗告しています。ことし10月、福岡高等裁判所で開かれた検察と弁護団、それに裁判所による3者協議では、裁判所が検察に対し、事件に関わる証拠のリストを開示するよう勧告していました。弁護側によりますと、回答期限の27日、検察は証拠のリストを開示しない意向を裁判所に伝えたということです。…
nhk.or.jpから
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午後0:32 2024年12月28日
――――――――――――――――――――――
関連して、これも、志村一也記者による、毎日新聞の記事【ベールに包まれる死刑制度 執行の順番、ルールは? 進まぬ情報公開】(https://mainichi.jp/articles/20250108/k00/00m/040/005000c)によると、《再審請求の準備中に、なぜ死刑は執行されたのか――。福岡県飯塚市で1992年に小学1年の女児2人が殺害された「飯塚事件」で2006年に死刑判決が確定し、08年に執行された久間三千年(くま・みちとし)元死刑囚(執行時70歳)の遺族に対し、国が開示した執行の関係資料は大半が黒塗りだった。無実を訴えていた元死刑囚に代わって再審請求した遺族側は「早すぎた執行」の真実を探るため、黒塗り資料の開示を求める民事訴訟も起こし、国と闘っている》。
何をこそこそ死刑執行しているのか? 死刑制度に(在りもしないのだが)犯罪抑制効果が在るのならば、なぜさっさと情報公開しないのか? 死刑執行を、何かよほど疚しいとでも思っているのではないのか。
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【https://mainichi.jp/articles/20250108/k00/00m/040/065000c】
飯塚事件 黒塗りの死刑執行文書 元死刑囚の遺族が開示求め提訴
毎日新聞 2025/1/10 05:30(最終更新 1/10 05:30)
(国が遺族に開示した「死刑執行始末書」。執行過程が
記載されている部分は黒塗りだった=福岡市中央区で
2024年12月27日午後7時31分、志村一也撮影)
再審請求の準備中に、なぜ死刑は執行されたのか――。福岡県飯塚市で1992年に小学1年の女児2人が殺害された「飯塚事件」で2006年に死刑判決が確定し、08年に執行された久間三千年(くまみちとし)元死刑囚(執行時70歳)の遺族に対し、国が開示した執行の関係資料は大半が黒塗りだった。無実を訴えていた元死刑囚に代わって再審請求した遺族側は「早すぎた執行」の真実を探るため、黒塗り資料の開示を求める民事訴訟も起こし、国と闘っている。
関連記事・ベールに包まれる死刑制度 執行の順番、ルールは?
「早く再審請求しないと執行されてしまうおそれがある」。死刑確定から約2年後の08年9月、福岡拘置所の面会室。弁護団の岩田務、徳田靖之両弁護士が告げると、久間元死刑囚は自身も含めた確定死刑囚の名前と判決確定日が記されたリストを透明の仕切り板越しに示した。執行済みの死刑囚は横線で名前が消されていた。「まだ真ん中ぐらいだから大丈夫。時間はあるので再審請求お願いします」。久間元死刑囚はそう言って面会室を後にした。
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【https://mainichi.jp/articles/20250108/k00/00m/040/005000c】
ベールに包まれる死刑制度 執行の順番、ルールは? 進まぬ情報公開
毎日新聞 2025/1/10 05:30(最終更新 1/10 05:30)
(国が遺族に開示した死刑執行に関する資料は大半が
黒塗りだった=福岡市中央区で2024年12月27日
午後7時19分、志村一也撮影)
再審請求の準備中に、なぜ死刑は執行されたのか――。福岡県飯塚市で1992年に小学1年の女児2人が殺害された「飯塚事件」で2006年に死刑判決が確定し、08年に執行された久間三千年(くまみちとし)元死刑囚(執行時70歳)の遺族に対し、国が開示した執行の関係資料は大半が黒塗りだった。無実を訴えていた元死刑囚に代わって再審請求した遺族側は「早すぎた執行」の真実を探るため、黒塗り資料の開示を求める民事訴訟も起こし、国と闘っている。
日本の死刑制度は、情報公開の在り方が極めて閉鎖的だと国際的にも批判を浴びてきた。執行された死刑囚の名前などは即日公表されるようになったが、執行までのプロセスや死刑囚の処遇実態といった多くの情報が秘匿されており、「ブラックボックス」だとする批判が絶えない。
(国が遺族に開示した資料は、大半が黒塗りだった=福岡市
中央区で2024年12月27日午後7時17分、志村一也撮影)
死刑執行を巡り、かつて法務省は「矯正統計年報」に前年執行の人数など限られた情報を掲載するのみだった。情報公開に消極的なのは「死刑囚の心情の安定」や「遺族感情への配慮」が主な理由とされ、報道機関の取材などを通じて執行した事実が初めて判明するケースが多かった。
1998年11月からは「刑罰権行使が適正に行われていることについて国民の理解を得る必要がある」との理由で執行の事実と人数をリアルタイムで公表する運用に変更。2007年12月以降、死刑囚の名前や犯罪事実も明かされるようになった。
ただ、それでも公開情報はごく一部に限られている。法務省などによると、これまで執行後に名前などが公表された元死刑囚は77人。判決が確定してから最短で約1年4カ月後、最長で約18年後に執行されており、期間に大きな差があるが、執行の順序を決める基準などは明らかにされていない。法務省は具体的な執行手続きや収容中の処遇実態などについても公表せず、死刑制度を維持する他の国と比べても情報公開が進んでいないと指摘されている。
(国が遺族に開示した「死刑執行上申書」。検挙に至った
経緯などを記した部分は全て黒塗りだった=福岡市中央区で
2024年12月27日午後7時28分、志村一也撮影)
こうした状況を変えて死刑の存廃について国民的な議論を深めようと、旧民主党政権時代の10年8月、千葉景子法相(当時)は省内勉強会を設立したが、存廃の結論を示すことなく、12年3月で議論は打ち切りとなった。「執行に関する情報提供の在り方」などもテーマだったが、同月に公表された報告書の末尾に「別の形で検討する」と記載。この点について法務省はその後も「省内のさまざまな場面において検討、議論が行われている」とするが、「(内容は)対外的に説明できるものではない」として情報公開には後ろ向きな姿勢を崩さない。
冤罪(えんざい)の可能性が残る再審請求中の死刑囚に対する刑執行のルールも不透明だ。戦後長い間、執行を避けることが通例だったとされるが、近年はそうした運用が変化しているように見える。17年7月以降で再審請求中に執行された死刑囚は少なくとも19人に上る。ただ、法務省は執行時に再審請求中だったのかを含めて明らかにしていない。
◇
22年、飯塚元死刑囚遺族の請求に基づき、国は一部の文書を開示した。だが、文書の多くは黒く塗り潰されており、黒塗りが9ページにわたる部分もあった。【志村一也】
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