Activated Sludge ブログ ~日々読学~

資料保存用書庫の状況やその他の情報を提供します。

●三上智恵監督『標的の村』上映会後援「不承諾」の理由……「糸島ブランド」が泣いている

2015年08月31日 00時00分02秒 | Weblog


情けなくて、悲しくなりました。「糸島ブランド」が泣いている。

 ツイートで知りました……「もう黙っとられん!!糸島市民の会 ‏@damatoraren 9月12日の「標的の村」上映会の後援を糸島市に依頼していましたところ、「不承諾」となりました。 http://fb.me/uVTvam7z」……だそうです。
 『戦場ぬ止み』などを監督されている三上智恵さんの作品です。

 上記FBをご確認ください。理由が述べられています。すいませんが、勝手に一部引用させて頂きます(http://fb.me/uVTvam7z)……「糸島市……『この映画は、沖縄の基地問題をはじめ、日米安保の是非がクローズアップされています。』 『市の権限外の事務であり、市として賛否を唱えることができないものに該当する』…」。意味が分かりません。「後援」=「賛否を唱えること」なのでしょうか? 広く糸島市民に沖縄の置かれている現状を知らせることが、糸島市にとって問題のあることなのでしょうか?

   『●「糸島ブランド」が泣いている: 安全神話に乗っていて
              「原子力正しい理解で豊かな暮らし」なのか?


 またしても、「糸島ブランド」に大きな傷をつけ、泥を塗った、とブログ主は思います。沖縄の高江普天間辺野古の置かれている状況に共感できないようでは、糸島市の将来はないのでは?

   『●『標的の村』三上智恵さんインタビュー
   『●子供にもSLAPPする国: 三上智恵監督・
      映画『標的の村 ~国に訴えられた沖縄・高江の住民たち~』 』

   『●映画『戦場ぬ止み』三上智恵監督:
      「米軍基地は人を殺しに行くための出撃基地なんですよ」

   『●辺野古破壊: 「そもそも、なぜ米軍の基地問題で
            日本人同士が争わねばならないのか――」

   『●普天間「番犬様」基地: 「毎日頭上を飛ぶヘリの機体に
            ストロンチウム」…墜落により放射性物質が飛散

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●大阪「ト」構想のその後……元「ト」知事がアベ様へ「”うそ”を駆使して「相手を丸め込」む方法」伝授?

2015年08月30日 00時00分57秒 | Weblog


東京新聞の二つの記事【橋下氏が新党構想言及 ダブル選後分裂加速も】(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2015082801002202.html)、
【「大阪維新で国政やる」 橋下氏が新党構想】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2015082902000127.html)。

 「事実上の「分党宣言」で、これで維新の党は完全に分裂。……野党再編が一気に進みそうだ」(【橋下氏が新党結成を表明 維新分裂、野党再編は加速へ】(http://www.asahi.com/articles/ASH8Y04CTH8XPTIL03J.html?iref=comtop_list_pol_n01)って、リードに誤り発見! 橋下「ト」党は野党ではなく与党ないしは「(着)」でしょ?

   『●「俺様王国」ニッポン、
      「俺様王国」大阪「ト」を造りたい強権的政治手法好きな二人


 「「ある程度の数の大阪選出の国会議員がおり、地方議員も大きな勢力になった」とした上で「大阪維新の会で国政政党をやる。東京、大阪を本気で二極にするには政治力を持たなくてはいけない」」、「大阪維新というブランドでしっかりとした野党をつくればいい……関西維新が新党構想の受け皿としての役割を」。

 え~っ……と、お辞めになるんじゃなかったのでしたっけ、政治家を? 「お辞めにならない=ウソツキ」なんてことが起こることは何万パーセントぐらいの確率で有り得ない、と仰っていましたっけね? またウソ吐きですか? 大阪の人たちに土下座でもしてお願いするのかな? どうしてもというのなら、大阪「ト」構想と共に去りぬ、そして、大阪「ト」の会は自公と合体してスッキリとして下さいな。「俺様王国」ニッポンのアベ様、「俺様王国」大阪「ト」を造りたい橋下元大阪「ト」知事という強権的政治手法好きな二人はお似合いですから。

 それにしても、「ト」の会に投票したり、「ト」の会を支持したり、または、「眠り猫」の大阪の人たちは、またしても橋下元大阪「ト」知事の『最後に思わずYESと言わせる最強の交渉術』に騙されるのね? asahi.comの記事【大阪維新、廃案3カ月で都構想「再提案」 憤る反対派】(http://www.asahi.com/articles/ASH8X6H26H8XPTIL02G.html?iref=comtop_list_nat_f01)によると、「大阪市民が真っ二つに分かれた住民投票から3カ月余り。激戦の末に廃案となった大阪都構想の「再提案」に、大阪維新の会では期待と不安が入り交じり、他会派からは一斉に批判が湧き起こった」そうです。こんなことが、大阪以外の全国区でまかり通るのかな?、全国区で支持する市民がいるのかな?

   『●『最後に思わずYESと言わせる最強の交渉術』を
              持つ人達は反省してくれるでしょうか?

     「ハシズム氏には「『……』(日本文芸社刊)という本がある。
      橋下徹氏が10年前に書いたものだ。「黒を白といわせる
      レトリックや”うそ”を駆使して「相手を丸め込」む方法
      かなり詳しく記している」そうです」

 壊憲でメチャメチャな国会……橋下徹元大阪「ト」知事がアベ様に「「黒を白といわせる」レトリックや”うそ”を駆使して「相手を丸め込」む方法」を伝授することになるのでしょうか?
 それにしても、大阪「ト」構想のその後を見ていると……つくづく、無責任や無茶がまかり通る国ニッポン。 

   『●「証拠が出てくれば反省しなければならない」のだから
                          反省してください

   『●無節操の図: 橋下元大阪〝ト〟知事も十分に〝ト〟、
                   そして自民党も同じ穴のムジナ

   『●「誤解」だったの?? 弁護士らしからぬ言動で、身から出た錆
   『●「自己責任」を叫ばれた人の立場
   『●掲げてもいない脱原発の看板を下ろす:
          今に始まったことではないし、驚きもしないが・・・

   『●タヌキ(関西電力)とキツネ(橋下徹氏)の汚れたケンカ
   『●所詮「ト」構想だった:
      「地方自治への逆行」「何でもぶっ壊せばいいという暴論」


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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2015082801002202.html

橋下氏が新党構想言及 ダブル選後分裂加速も
2015年8月29日 01時15分

 維新の党を離党した橋下徹大阪市長が28日夜の大阪維新の会の全体会議で、独自候補を擁立する11月22日投開票の市長、府知事の大阪ダブル選勝利を前提に、同党の「大阪系」議員らによる新党構想に言及したことが分かった。ダブル選の結果次第で、党分裂に向けた動きが加速しそうだ。

 橋下氏の発言は会議の非公開部分で、出席者によると「ある程度の数の大阪選出の国会議員がおり、地方議員も大きな勢力になった」とした上で「大阪維新の会で国政政党をやる。東京、大阪を本気で二極にするには政治力を持たなくてはいけない」などと述べた。

(共同)
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2015082902000127.html

「大阪維新で国政やる」 橋下氏が新党構想
2015年8月29日 朝刊

     (大阪維新の会の全体会議に出席した
      代表の橋下徹大阪市長=28日夜、大阪府枚方市で)

 維新の党を離党した橋下徹大阪市長が二十八日夜の大阪維新の会の全体会議で、独自候補を擁立する十一月二十二日投開票の市長、府知事の大阪ダブル選勝利を前提に、同党の「大阪系」議員らによる新党構想に言及したことが分かった。ダブル選の結果次第で、党分裂に向けた動きが加速しそうだ。

 橋下氏の発言は会議の非公開部分で、出席者によると「ある程度の数の大阪選出の国会議員がおり、地方議員も大きな勢力になった」とした上で「大阪維新の会で国政政党をやる。東京、大阪を本気で二極にするには政治力を持たなくてはいけない」などと述べた。

 「維新の党は関係ない大阪維新というブランドでしっかりとした野党をつくればいい」とも指摘。その上で「年内に道筋を付けたいが、ダブル選に勝たないと意味がない」とも強調した。

 橋下氏は七月の大阪維新の非公開会合でも「いつでも関西で国政政党をつくれるようにしたい」と発言。大阪維新は近畿地方の維新勢力結集を目指す政治団体「関西維新の会」を今月十九日付で設立しており、関西維新が新党構想の受け皿としての役割を果たす可能性もある。
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●「ほとんどの憲法学者が違憲としているのを政権が合憲というのはナンセンス」……退職裁判官も蜂起を!

2015年08月29日 00時00分40秒 | Weblog


東京新聞の記事【憲法の危機 元裁判官立つ 安保法案を痛烈批判】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015081802000117.html)。

 「安全保障関連法案に反対し、講演や執筆で警鐘を鳴らしている。「憲法は権力を縛るもの時代の変化を理由に解釈を変えるなんて甚だしい無知ですよ」。集団的自衛権の行使を「相手のけんかについて行くこと」と表現し、穏やかな口調ながら、法案成立を急ぐ安倍政権を痛烈に批判」

 そう、「甚だしい無知」。「やまいだれの『痴力』」。

   『●美輪明宏さん、アベ様に「あるのはやまいだれの『痴力』。
                  あとは情念」・・・「言いだしっぺの責任」を


 先の衆院選(2014年12月衆院選)でドアホノミクスが争点だと嘯き、一方で、一連の「クーデター」で違憲議員達が違憲な手続きで戦争・壊憲法案を市民に押しつける。立憲主義・民主主義・国民主権・平和主義をことごとく破壊。アベ様らは、「国民は忘れてくれる」?、と思っているようだが、「ワ・ス・レ・イ・デ・カ」!

 憲法学者も立ち上がり、元裁判官も立ち上がった。さて、現役の裁判官がまっとうな判断を下せるかどうか? 権力になびかないことを祈るばかりだ。

   『●砂川事件元被告、戦争法案・壊憲法案を
      「まったくでたらめな解釈」「立憲主義への冒涜」と指摘


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http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015081802000117.html

憲法の危機 元裁判官立つ 安保法案を痛烈批判
2015年8月18日 朝刊

 高知、高松両地裁の所長を務めた元裁判官溝淵勝さん(73)=高知市=が安全保障関連法案に反対し、講演や執筆で警鐘を鳴らしている。「憲法は権力を縛るもの時代の変化を理由に解釈を変えるなんて甚だしい無知ですよ」。集団的自衛権の行使を「相手のけんかについて行くこと」と表現し、穏やかな口調ながら、法案成立を急ぐ安倍政権を痛烈に批判する。十七日には、地域の母親を対象に高知県南国市で開かれた勉強会で講演した。

 一九四二年高松市に生まれ、七〇年に判事補となり刑事、民事、少年事件など幅広く担当。中国に修学旅行中の高校生、教諭の二十八人が死亡した上海列車事故(八八年)の民事訴訟も指揮した。

 二〇〇七年に退官し弁護士に。リタイア後、特定秘密保護法の国会審議に怒りがこみ上げた。「基本的人権への配慮がない。こんな曖昧な要件の法律を強引に成立させるのはおかしい」。秘密保護法に反対する市民団体に連絡を取ると、講演を依頼されるようになった。

 一三年十二月に特定秘密保護法を成立させた安倍晋三首相は、歴代政権が踏襲してきた憲法解釈を変更し、集団的自衛権の行使容認に踏み切った。

 「対案を出せばいいというものではない。そもそも違憲であることを訴えなければいけない国民が権力の無責任を許し過ぎた」と語る溝淵さん。安全保障環境の変化を理由に挙げ、安保法案の必要性を訴える首相に「集団的自衛権がなぜ必要かを十分に立証し、国民の合意を得なければならない」と強調した。

 高知県内の学者や弁護士らとともに五月、安保法案に反対する団体「高知憲法アクション」の結成呼び掛け人になった。所長まで務めた元裁判官がなぜ、ここまで反対するのか-。溝淵さんはいう。「憲法がこんなにも軽く扱われ、許すことができないんです

 十七日の勉強会では、安保法案について衆院憲法審査会で憲法学者が「違憲」と指摘したのを踏まえ、「ほとんどの憲法学者が違憲としているのを政権が合憲というのはナンセンス。退職した裁判官も憲法解釈の問題でもっとものを言った方がよい」と話した。

 また、政府が合憲とする根拠に挙げた一九五九年の砂川事件最高裁判決を「あくまで個別的自衛権を認めたもの」と説明した。
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●「安倍政権への怒りと原発再稼働反対への思い」を語る吉永小百合さんを支持します

2015年08月28日 00時00分46秒 | Weblog


asahi.comのインタビュー記事【吉永小百合さんインタビュー 「何度でも言います。戦争はだめ」】(http://astand.asahi.com/webshinsho/asahipub/weeklyasahi/product/2015081700002.html?iref=comtop_fbox_d2_02)。

 「「戦争はだめ、核もだめ」……吉永小百合さんが、戦争の愚かさ平和の尊さを語った」。

 以前のインタビュー記事でも、「「安倍政権への怒り原発再稼働反対への思い」「憲法改正、特定秘密保護法などに動く安倍政権の危険性」「原子力の平和利用なんてない」「「核と人は共存できない」 対談で語った吉永小百合」さん、どうやら本気のようだ」。「〈僕は戦争に行きますよ〉と、答える人もいて……。そう答えた人の頭の中にある戦争は、ゲームやコミックスで知っている戦争ではないかと思うのです」とも言います。
 いま、吉永さんに続く、俳優や芸能人がポツリ、ポツリと現れ始めています(【鶴瓶やSMAP中居も 芸能人「安保反対」大合唱のインパクト】(http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/162965)、【ついに鶴瓶が安保法制と安倍政権にNOを突きつけた!「お前なにをしとんねん!」「変な解釈絶対したらあかん」】(http://lite-ra.com/2015/08/post-1369.html))。このまま壊憲法案・戦争法案をアベ様の思いのままにさせていいのか?

   『●「『平成の治安維持法』をつくった総理」の
       非常に危険な思い入れ、それに手を貸す責任

   『●吉永小百合氏の原発廃止発言
   『●吉永小百合さん、「核と人は共存できない」
            「ゲームやコミックスで知っている戦争ではないか?」


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http://astand.asahi.com/webshinsho/asahipub/weeklyasahi/product/2015081700002.html?iref=comtop_fbox_d2_02

吉永小百合さんインタビュー 「何度でも言います。戦争はだめ
2015年08月20日 (5600文字) 週刊朝日

 映画「母と暮せば」(山田洋次監督、松竹)の撮影を終えたばかりの俳優・吉永小百合さんに戦争や核などの話を聞いた。戦後の高度成長が終わった日本は、軽軍備・経済優先の路線に区切りをつけ、安全保障などで新しい時代に入りつつある、とも言われる。「演じることで戦争も原爆も学んできた」という吉永さん。岐路に立っているようにも見える今の日本は、吉永さんの目にはどう映っているのだろうか。

◇「戦争はだめ、核もだめ
◇演じることで戦争を学んだ
◇原爆詩を朗読して一字一句を大切に
◇戦争と平和、もっと語って


戦争はだめ、核もだめ

 戦争の犠牲者に祈りを捧げる夏を迎えた。戦後70年。焦土からの驚異的な復興と、平和な社会をつくりあげながら、安全保障政策で今、日本が岐路に立つ。戦後に寄り添い、数多くの映画に出演してきた吉永小百合さんが、戦争の愚かさ、平和の尊さを語った。


 数日前に映画「母と暮せば」の撮影を終えたばかり。12月の公開に向けて、撮影中とはまた違う忙しさです。私にとっては119本目の出演作になりました。救急車だと言って笑っているのですけど、テーマが長崎の原爆ですから、戦後70年の今年のうちに公開しようと、スタッフみんなで頑張っています。

 この忙しさに追われている間に、安保関連法案が衆議院で強行採決されてしまいました。映画関係者らでつくる「映画人九条の会」の反対アピールの賛同者に加わりました。

 振り返ってみれば、私は10代で映画の世界に入ってからは、演じることで、社会も戦争も原爆も学んできたと思っています。さらに人との出会いによって、平和や核のことを考えてきました。もしも作品で出合わなかったら、私は原爆も戦争もここまで考えることはなかったのかもしれません。でもまた同時に終戦の年に生まれた一人として、考え続けなければならないんだろう、という思いも持つのです。

 私自身、父や母に戦争について聞いたことは、ほとんどありませんでした。南方戦線に送られていた父が病気で倒れたために帰還できて、私が生まれたことは、それとなく聞いています。また、私が生まれる直前に東京大空襲がありました。だから、私はこの世に生まれ、生かされたことに感謝しなければいけないと思っています。生まれなかった命も生まれてすぐに奪われた命もあるのですから。

 母からは、私が生まれたころは、食べるものもないし、母乳も出ないし、いきなりみそ汁をふくませたとか、私を背負って神奈川県の農村へ食料を求めて通ったとか、そんな話を聞きました。子どもを連れていると、いくらか多めに野菜や牛乳などを分けてもらえたそうです。戦中から戦後へ、親の世代が体験した話を、もっともっと聞いておくべきだったと今になって悔やんでいます……。
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●斎藤美奈子さん: 日本国憲法という「権力の制御棒」で「日本は……戦後70年を迎えることができた」

2015年08月27日 00時00分23秒 | Weblog


CMLの記事【[CML 039258] 【報告】第1584日目★原発とめよう!九電本店前ひろば★】(http://list.jca.apc.org/public/cml/2015-August/039352.html)の中から、一部を孫引き。斎藤美奈子さんの東京新聞の記事。

 「原子炉のブレーキ役である制御棒にあたる権力の制御棒は、いうまでもなく日本国憲法だ。この制御棒のおかげで、日本は曲がりなりにも戦後70年を迎えることができた。この記録を私たちはいつまで更新できるだろうか」。

 斎藤美奈子さんは、日本国憲法という「権力の制御棒」で「日本は……戦後70年を迎えることができた」と仰っています。その憲法という「権力の制御棒」を抜き去ろうとするアベ様ら自公議員。それを座して許していいのだろうか? 違憲な議員によって、滅茶苦茶な違憲な手続きで、壊憲させていいのか!

   『●戦争法案・壊憲法案では核兵器も「弾薬」と解釈、
              つまり、何でもできる「積極的平和主義」


   『●「次なる選挙で自民党(+公明党)にだけは
       投票しないようにすること」・・・「ワスレイデカ」!

   『●戦争法案・壊憲法案に「対案」? 
      答えは「No!」、対案なんてクソくらえだ!
   『●戦争法案・壊憲法案
      ・・・・・・全国各所の狼煙や「声なき声」でアベ様に「報い」を


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http://list.jca.apc.org/public/cml/2015-August/039352.html

・・・・・・。
┏┓
■.新聞より
 └──── 

制御棒なき社会   斎藤 美奈子

 11日、九州電力川内原発1号機から核分裂反応を抑える制御棒が抜かれ、原子炉が起動した。

 「制御棒が抜かれ」という表現がなんだか胸に突き刺さる制御棒が抜かれた状態なのは川内原発だけじゃないものね

 国会で「核兵器の輸送も法律上は可能」と答弁した中谷元・防衛相。同じく安保法制をめぐる講演で「法的安定性は関係ない」と語った礒崎陽輔首相補佐官。「戦争に行きたくないのは極端に利己的な考えだ」とツイートした自民党の武藤貴也衆院議員みんな制御棒を抜かれた状態だ

 広島の平和記念式典で自らの判断により「非核三原則」にふれず、安保法制に懸念を示す被爆者の声には耳を貸さず、答えに窮すると「私が総理大臣なんですからで逃げようとする安倍晋三首相の制御棒も、だいぶ前から抜かれている

 過去の過ちに学まず、わざわざ危険な道を選択する自分で危険を選択しながら、安全性を強調し、国民の生命を守るためだと強弁する。そんなの誰が信じます? 原発の再稼働も、安保法制の成立を急ぐのも、私には同じ構造に見える。

 原子炉のブレーキ役である制御棒にあたる権力の制御棒は、いうまでもなく日本国憲法だ。この制御棒のおかげで、日本は曲がりなりにも戦後70年を迎えることができた。この記録を私たちはいつまで更新できるだろうか。

                  (8月12日東京新聞「本音のコラム」より)

・・・・・・。
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●小泉純一郎氏定義の「非戦闘地域」の実情とアベ様の戦争・壊憲法案の未来

2015年08月26日 00時00分53秒 | Weblog


asahi.comの記事【銃声、群衆が陸自包囲 撃てば戦闘…サマワ駐留隊員恐怖】(http://www.asahi.com/articles/ASH8C4VLCH8CUTFK00F.html?iref=comtop_6_02)。

 「自衛隊初の「戦地派遣」となったイラクで、隊員たちは危険と隣り合わせの活動を強いられた。政府は当時、「一人の犠牲者も出さなかった」と安全性を強調したが、実際は隊員が銃を撃つ判断を迫られるなどの事態が起きていた……「撃つより撃たれよう」と覚悟した隊員もいた」。

   『●小泉純一郎氏は、アベ様の「積極的平和主義」を批判できるかどうか?

 小泉純一郎氏定義の「非戦闘地域」下の実情とアベ様の戦争法案壊憲法案。王様・アベ様により「非戦闘地域」での「後方支援」という名の「兵站」に行かされる自衛隊員、徴兵された、そして、(経済的徴兵により)「自主」的に集った兵士は・・・・・・戦争で「殺す側になる」「人殺しに加担する」、・・・・・・それでいいのか?

   『●小泉純一郎元首相の戦場の定義:
          「自衛隊の活動している所は非戦闘地域」

   『●「積極的平和主義」という愚:
       『軍隊は人を守らない』『戦争で得たものは憲法だけ』

   『●他人を「非戦闘地域」や戦場に行かせるのならば・・・、
          平和憲法を放棄し、壊憲するのならば・・・

   『●戦争に油を注ぎ、番犬様の片棒を担げば、
      「非戦闘地域」「後方支援」は何の保証にもならない

   『●「平和」「安全」ラベル付き「戦争法案」:
     「非戦闘地域」で「後方支援したい。リスクとは関わりない」

   『●立派な「戦争法案」!: 後方支援=兵站「武力行使と
         一体不可分の中心構成要素」、「リッパな戦闘行為」


 この東京新聞の記事には、「「撃つより撃たれよう」と覚悟した隊員もいた」そうだ。クーデターさえも厭わず、戦争法案壊憲法案がゴリ押しされるアベ王国。ある自衛隊員の家族の心情は「自衛隊……「夫が戦死するのも、人殺しに加担するのも嫌ですから」」。誰が喜び勇み、「戦地」に行かせたいと思うだろうか? 

   『●アベ様の「誇りある国へ」
      =戦争で「殺す側になる」「人殺しに加担する」、でいいのか?

   『●「「死にたくない」だけでは足りない、「人を殺したくない」
               という気持ちこそが、戦争の抑止力となる」


 「戦地に行かせない」努力もせずに、アメリカのための戦争に加担して、戦争でお金儲けしようとするような法案を戦争法案壊憲法案と言わずに、何と呼べばいいのか?

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http://www.asahi.com/articles/ASH8C4VLCH8CUTFK00F.html?iref=comtop_6_02

銃声、群衆が陸自包囲 撃てば戦闘…サマワ駐留隊員恐怖
谷田邦一 今野忍 2015年8月20日03時54分

     (自衛隊車両を囲んで石を投げたりする群衆
      =2005年12月4日、イラク南部ルメイサ、
      朝日新聞のイラク人助手撮影)

 自衛隊初の「戦地派遣」となったイラクで、隊員たちは危険と隣り合わせの活動を強いられた。政府は当時、「一人の犠牲者も出さなかった」と安全性を強調したが、実際は隊員が銃を撃つ判断を迫られるなどの事態が起きていた。陸上自衛隊が2008年に作った内部文書「イラク復興支援活動行動史」や関係者の証言で明らかになった。新たな安全保障関連法案では活動範囲がより拡大し、危険はさらに高まる

 突然、銃撃音と怒声が響いた。自衛隊が駐留したイラク南部サマワから約30キロ離れた街ルメイサ。活動開始から2年近くになる2005年12月4日、復興支援群長の立花尊顕(たかあき)1佐ら幹部たちはムサンナ県知事らと、修復した養護施設の祝賀式典に参列していた。

 発端は、会場のそばで起きた反米指導者サドル師派と、自衛隊を警護していた豪州軍の銃撃戦だった。サドル師派は頻繁に多国籍軍を襲撃し、自衛隊も「占領軍」と敵視した。会場内の陸自幹部たちは「ただ事ではすまない」と青ざめた。

 銃撃戦に続き「ノー・ジャパン」などと抗議しながら押し寄せた群衆の渦は、あっという間に100人前後に膨らんだ。幹部らは建物に閉じ込められ、外で警備にあたっていた十数人の隊員は群衆に包囲された。車両に石を投げつける男、ボンネットに飛び乗って騒ぐ男、銃床で車の窓をたたき割ろうとする男までいた。

 「どうすべきかわからず、みんな右往左往していた」と当時の隊員は話す。

 群衆の中には銃器をもつ男たちもいた。もし銃口が自分たちに向けられたら――。政府が認めた武器使用基準では、まず警告し、従わなければ射撃も可能だ。

 「ここで1発撃てば自衛隊は全滅する」。どの隊員も、1発の警告が全面的な銃撃戦につながる恐怖を覚えた。「撃つより撃たれようと覚悟した隊員もいた。結局、地元のイラク人に逃げ道を作ってもらい窮地を脱することができた。・・・・・・。
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●アベ様がコピー(?)した「積極的平和主義」は、ある平和学者の原義を跡形も無く破壊

2015年08月25日 00時00分25秒 | Weblog


asahi.comの記事【積極的平和主義の提唱者、来日へ 「9条守ると主張を」】(http://www.asahi.com/articles/ASH8F5S42H8FUTIL034.html?iref=comtop_pickup_06)。
東京新聞の記事【ガルトゥング博士が来日 60年代に「積極的平和」提唱】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015082002000125.html)。

 「この言葉を提唱したノルウェーの平和学者、ヨハン・ガルトゥング博士(84)が定義する意味とは異なる。博士は19日に来日し、「本当の平和とは何か」を語りかける。ガルトゥング博士は1969年の論文で、戦争のない状態を消極的平和」としたのに対して、貧困や差別といった構造的な暴力のない状態を積極的平和主義と定義した……「私は、日本がこう主張するのを夢見てやまない。『欠点もあるが憲法9条を守っていく』『憲法9条が当たり前の世の中にしよう』『軍隊は持たず、外国の攻撃に備えることもない』『そして核兵器は持たない』と」」。

 「平和学の第一人者で「積極的平和」を提唱したノルウェーの平和学者、ヨハン・ガルトゥング博士(84)が十九日に来日……博士は憲法九条を持つ日本に以前から関心を寄せており、安倍晋三首相が「積極的平和主義」との言葉を繰り返し使っていることに「おそらく安倍首相の言う『積極的平和主義』は日米の軍事的な同盟をベースとしており、日本が米国の戦争を一緒に戦うことになる。私の『積極的平和』と中身は違う」と懸念を示した」。

 真の平和主義学者とアベ様という積極的戦争主義者。アベ様がコピー(?)した「積極的平和主義」は、「ノルウェーの平和学者、ヨハン・ガルトゥング博士」の原義を跡形も無く破壊している。博士が夢見てやまないこと、それらを叶えることなく壊憲していいのか? 原義を知ったうえで、アベ様がコピー(?)したとするならば、相当に悪質な改悪

   『●壊憲:「国民を置き去りにした状態で法秩序の連続性を
       破壊する行為を、法学的には「クーデター」と呼ぶ」

   『●宮崎駿監督は「憲法解釈を変えた偉大な男として
     歴史に名前を残したいのだと思うが、愚劣なことだ」と批判

   『●形だけの議会制民主主義が、
     戦争法案・壊憲法案でアベ様によりさらに形骸化

   『●砂川事件元被告、戦争法案・壊憲法案を
    「まったくでたらめな解釈」「立憲主義への冒涜」と指摘

   『●アベ様の「誇りある国へ」=
     戦争で「殺す側になる」「人殺しに加担する」、でいいのか?

   『●壊憲:「国民を置き去りにした状態で
    法秩序の連続性を破壊する行為を、法学的には「クーデター」と呼ぶ」

   『●アベ様のやっていることは「改憲」ではない!、「壊憲」!!
   『●閉塞の時代に: 安倍晋三首相の危険な「思い入れの強さ」

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http://www.asahi.com/articles/ASH8F5S42H8FUTIL034.html?iref=comtop_pickup_06

積極的平和主義の提唱者、来日へ 「9条守ると主張を」
牛尾梓 2015年8月19日01時20分

     (ヨハン・ガルトゥング博士=2003年8月、広島市中区)

 新たな安全保障法制の成立をめざす安倍晋三首相が掲げるのは、「積極的平和主義」。しかし、この言葉を提唱したノルウェーの平和学者、ヨハン・ガルトゥング博士(84)が定義する意味とは異なる。博士は19日に来日し、「本当の平和とは何か」を語りかける。

 ガルトゥング博士は1969年の論文で、戦争のない状態を消極的平和」としたのに対して、貧困や差別といった構造的な暴力のない状態を積極的平和主義と定義した。

 「日本は良い軌道を見いだせていないと強く感じている。私が日本に行くのは、日本に大きく期待しているからです」。ガルトゥング博士を日本に招いた関根健次さん(39)によると、博士からすぐに承知する返信が来たという。博士が紛争国以外に訪れるのは、珍しいことだという。

 博士は来日する目的をビデオメッセージに込めて、こう続けた。「私は、日本がこう主張するのを夢見てやまない。『欠点もあるが憲法9条を守っていく』『憲法9条が当たり前の世の中にしよう』『軍隊は持たず、外国の攻撃に備えることもない』『そして核兵器は持たない』と」 ・・・・・・・・・。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015082002000125.html

ガルトゥング博士が来日 60年代に「積極的平和」提唱
2015年8月20日 朝刊

     (田原総一朗さん(左)との対談に臨むヨハン・ガルトゥング博士

      =19日、東京・六本木で(淡路久喜撮影))

 平和学の第一人者で「積極的平和」を提唱したノルウェーの平和学者、ヨハン・ガルトゥング博士(84)が十九日に来日し、本紙のインタビューに答えた。博士は憲法九条を持つ日本に以前から関心を寄せており、安倍晋三首相が「積極的平和主義」との言葉を繰り返し使っていることに「おそらく安倍首相の言う『積極的平和主義』は日米の軍事的な同盟をベースとしており、日本が米国の戦争を一緒に戦うことになる。私の『積極的平和』と中身は違う」と懸念を示した。 

 博士は一九六九年の論文で単純に戦争のない状態を消極的平和」とする一方、貧困や差別などを構造的な暴力ととらえ、これらのない社会状況を積極的平和positive peace)」と定義した。博士の定義はその後、世界の平和研究に大きな影響を与え、平和学の確立につながった。日本政府は「積極的平和主義」をproactive contribution to peaceと英語訳している。

 福岡市の映画配給会社「ユナイテッドピープル」の社長関根健次さん(39)が、戦後七十年の節目の年に安倍首相が安全保障関連法案の成立を目指していることに危機感を覚え、招いたのに応じて来日した。十九日に東京都港区で開かれた講演会でジャーナリスト田原総一朗さん(81)と対談。二十一日には横浜市での講演会と学生を交えたワークショップに出席する。

<ヨハン・ガルトゥング> 1930年、ノルウェー・オスロ生まれ。オスロ大で数学と社会学の博士号を取得。59年にオスロ国際平和研究所を設立。69年に論文の中で「積極的平和」を提唱した。世界各地の紛争の仲介者としても活動している。87年、もう一つのノーベル賞と呼ばれる「ライト・ライブリフッド賞」を受賞。邦訳著書に「構造的暴力と平和」(中央大学出版部)、「平和を創る発想術」(岩波書店)など多数。
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●普天間「番犬様」基地: 「毎日頭上を飛ぶヘリの機体にストロンチウム」…墜落により放射性物質が飛散

2015年08月24日 00時00分22秒 | Weblog


マガジン9』の三上智恵さんの記事『三上智恵の沖縄撮影日記〈辺野古・高江〉 第28回 墜落事故から11年、ヘリが落ちた日の空は…』(http://www.magazine9.jp/article/mikami/21772/)。

 「沖縄国際大学にヘリが墜落……翌日、防護服を着けた兵士が現場に現れ、はっとした。数名でガイガーカウンターを持って事故現場の数値を計っていた。放射性物質が飛散していたのだ。毎日頭上を飛ぶヘリの機体にストロンチウムが使われていることなど初めて知った」。

 消された放射能汚染、米軍ヘリ墜落ストロンチウム消失事件。沖縄タイムス小出裕章さんに関する記事から知りました……私は「単なる〝番犬様〟米軍の傲慢さや沖縄差別の表れだとばかり思っていました。その裏に、ストロンチウム汚染の問題があったなど、全く想像していませんでした。初めて知りました」。

   『●消された放射能汚染: 米軍ヘリ墜落ストロンチウム消失事件

 番犬様は「結局のところ、ここは戦争に勝ったアメリカが戦利品として勝ち取った島なのだから、軍事拠点としてどう使おうがこっちの勝手だというのが彼らの本音。占領意識そのままに、今日に至っているのだ」。一方、ニッポン「政府は「普天間を返して欲しいなら辺野古を完成させなさい」と他国が奪った土地を人質に、涼しい場所から沖縄を脅し続けている」。番犬様およびニッポン政府による「差別性の極み」「沖縄だからいいや」が続く沖縄。

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http://www.magazine9.jp/article/mikami/21772/

三上智恵の沖縄撮影日記〈辺野古・高江〉 
28回 墜落事故から11年、ヘリが落ちた日の空は…
2015年8月19日up

 「この基地が危ないままなのは、反対してるお前らのせいだ。またヘリ落としてやろうか?」

 そう言いながらわざと低空で飛んでるのかと思うほど、この日普天間基地の上空では過密な訓練が展開されていた。沖縄国際大学にヘリが墜落して11年になる8月13日。夕方5時半に集会が始まって日が傾いてからも、オスプレイを含む大型ヘリがまるでマイクの音を掻き消すかのように何度も頭上をかすめて離着陸を繰り返した。動画でご覧戴きたい。

 私は37歳で沖縄国際大学の大学院の門を叩いた。民俗学者になる夢は叶わなくても、遅まきながら沖縄の民俗学をきちんと修めたいと、夕方のニュースを終えてから毎日バスに飛び乗って宜野湾市の大学に通った。すぐ隣にある普天間基地のヘリが大学の校舎をバリバリと破壊しながら墜落したのは、卒業してまもなくの夏だった。8月13日。忘れもしない、私の誕生日でもあるこの日、友人と海に行く車中で速報が入り、リゾート服のまま踵を返して自分の大学に駆けつけた。いや、正確に言えば駆けつけられなかった。あちこちにテープが張られ、米兵が「OUT! OUT!」と繰り返し怒鳴るのでなかなか近寄れない。車を捨てて「報道だ!私の大学だ!」と抗議を続けなんとか近づいた現場は、まだもうもうと煙に包まれていてガソリンやゴムが燃えたような異臭が漂っていた。私は近くでその煙にさらされていたが、翌日、防護服を着けた兵士が現場に現れ、はっとした。数名でガイガーカウンターを持って事故現場の数値を計っていた放射性物質が飛散していたのだ。毎日頭上を飛ぶヘリの機体にストロンチウムが使われていることなど初めて知った。知っていれば無防備なリゾート服で胸一杯に煙を吸い込みはしなかった。

 「こんな風に、住民はあっけなく危険にさらされるのか」今まで伝えてきたニュースが脳裏に甦る。いつも米軍だけが知っていて、沖縄県民は知らぬままに被害に遭ってきた江のベトナム村では枯葉剤の後始末を江区民にさせた劣化ウラン弾を撃ち込んだ鳥島の射爆場では、漁師達が知らずに漁をしていた処分に困って土に埋めたダイオキシン、毒ガスや化学兵器の貯蔵も漏れ出して事件になって初めて知る。いずれも、米軍は当然知っているが住民に報告の義務はないのだ

 結局のところ、ここは戦争に勝ったアメリカが戦利品として勝ち取った島なのだから、軍事拠点としてどう使おうがこっちの勝手だというのが彼らの本音。占領意識そのままに、今日に至っているのだ。沖縄戦を生き延びた島民を追い出しはしないが、彼らのルールや人権のために軍の行動が制限されるなんてとんでもないと。そして安保条約と地位協定が、日本国民の基本的人権を保障する憲法の上位に位置してそれを可能にしているのだから、日本政府も見て見ぬふりを決め込むだけ。今の日本で米軍基地と共に生きるというのは、これ程に危険で惨めなことなのだ。いくらパートナーシップとか隣人、オトモダチ作戦とか呼んでみても、不平等な土台の上に対等な関係性が存在するはずがない。米軍が東日本大震災で力になってくれた事実を否定はしない。しかし米軍内部では、あれが放射能汚染された敵国から仲間を救い出すための実地訓練と位置づけられていたと聞いて、原爆の後にすかさず現地に入ってきたアメリカの調査団とダブってしまったそもそも軍隊という組織が友情や愛情をもつなんてあり得ない事だった。

 毎年、ヘリが落ちた8月13日は各地で集会やシンポジウムが開かれる。今年は緊迫する辺野古情勢を睨みつつ、あれから11年、当時は姿もなかったオスプレイ24機が加わって益々危険になるばかりの普天間基地の即時無条件撤去を訴えてデモ行進をした。

 辺野古から島袋文子おばあも駆けつけた。辺野古区民であるおばあにとっては、辺野古に作らせてはいけないというのは、決して普天間基地が今のままでいいという意味ではないという苦しさがあるのだ。だから炎天下、宜野湾の皆さんと連帯したい、共になくしていきましょうというメッセージを送りたかったのだろう。車イスで3キロ近い道のりを共に進んでいった。

 おばあの覚悟。参加した県民の堅い決意。空に突き上げたその拳をあざ笑うかのようなヘリの低空飛行。デモに絡む右翼団体の大音量のアピール…。

 声を枯らし、汗を流して沖縄の必死の抵抗は続く。政府は「普天間を返して欲しいなら辺野古を完成させなさい」と他国が奪った土地を人質に、涼しい場所から沖縄を脅し続けている
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●戦争法案・壊憲法案・・・・・・全国各所の狼煙や「声なき声」でアベ様に「報い」を

2015年08月23日 00時00分21秒 | Weblog


出しそびれたが・・・・・・東京新聞のコラム【【私説・論説室から】ボーダーラインを割るか】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2015072902000128.html)。

 「安倍政権の内閣支持率が急落した。反転上昇に躍起だが、それも一種の非連続回帰デザインだろう。支持率は30%台後半で、30%を割ると「危険水域」といわれるから、もうすぐである。首相は「国民の理解が進んでいないのは確か」と言いながら、その安保関連法案を衆院で強行採決した。その報いである」。

 種々の手法で、全国各所で挙がる狼煙や「声なき声」で戦争法案壊憲法案を廃案にし、そして、アベ様に「報い」を! 廃案にし、その次なる重要なポイントは「次なる選挙で自民党(+公明党)にだけは投票しないようにすること」。岩手県知事選などでは、自公は敵前逃亡・不戦敗。「報い」の兆候は既に現れている。

   『●高校生による壊憲法案反対デモ:
     赤紙を受け取る側の論理、人殺しに加担させられる側の論理

   『●自民党の武藤貴也衆院議員: 赤紙を送る側の(非)論理、
                      人殺しに加担させる側の(非)論理

   『●「「死にたくない」だけでは足りない、
      「人を殺したくない」という気持ちこそが、戦争の抑止力となる」

   『●「次なる選挙で自民党(+公明党)にだけは
       投票しないようにすること」・・・「ワスレイデカ」!

   『●戦争法案・壊憲法案に「対案」? 
      答えは「No!」、対案なんてクソくらえだ!

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2015072902000128.html

私説・論説室から
ボーダーラインを割るか
2015年7月29日

 ボーダーラインが寿命を左右する-。

 病気の検査結果には、治療を始めるかどうかのボーダーラインが存在する。ボーダーより少しでも悪いと治療が始まり、逆に良ければ治療は見送られる。検査の数値が悪かった方が結果的に延命する場合がある。検査数値と病状といった本来連続的な関係に政策的に介入し、その効果を分析する手法を経済学で「非連続回帰デザイン」と呼ぶそうだ。

 安倍政権の内閣支持率が急落した。反転上昇に躍起だが、それも一種の非連続回帰デザインだろう。支持率は30%台後半で、30%を割ると「危険水域」といわれるから、もうすぐである。首相は「国民の理解が進んでいないのは確か」と言いながら、その安保関連法案を衆院で強行採決したその報いである

 国民は十二分に理解しているのだ。限りなく違憲な戦争法案であり、隣家の火事を消すのとは訳が違い地球の裏側にまで自衛隊が戦争しに行かされることであり、子ども連れのママが炎天下の渋谷に結集して「だれの子どもも、ころさせないと訴えずにいられない緊急事態で、戦争体験のあるお年寄りや学者や文化人や普通に平和に暮らしたいと願う市民に学生たちも加わり、もう本当に止めないと取り返しがつかなくなるということを-。

 さらに政権が米国に忠誠を誓えば安泰でいられると信じていることも。だが、国民の意志は「延命許すまじ」である。 (久原穏
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●経団連の本音、「市民を戦場に連れてって」: 「米国の商売としての戦争」という地獄へ突き落す行為

2015年08月22日 00時00分52秒 | Weblog


asahi.comの記事【室井佑月「安倍さん、シンプルに戦争の話でいいんじゃね?」】(http://dot.asahi.com/wa/2015080400118.html)。

 「なぜ、安全保障法案を急いで成立させたいのか? 安倍首相がフジテレビとBS日テレに出演し、あたしたちに説明、のようなものを一応した・・・・・・なぜ、わざとわかりにくい例え話に? 仮想敵国の名を挙げて説明しにくいのはわかるけど、「A国」「B国」にして、シンプルに戦争の話でいいんじゃね?・・・・・・そうそう、7月19日の日曜討論で、生活の党・共同代表の山本太郎さんが、安保のことをこういっていた。「安保法案は国民のためではなく、経団連の武器産業のため。安保法制や集団的自衛権が推進されることで儲かる人たちが居る」と」。

 戦争法案・壊憲法案、それは米国の商売としての戦争という泥沼に突き落とす行為。経団連の本音は、「市民を戦場に連れてって」、とでもいったところか。室井佑月さん曰く、「自公の政治家は自分の身の可愛さに、あたしたち国民の幸せや権利を、十把一絡げにして、経団連に差し出すのね」。訳のわからない「模型」やへ理屈を並べ、意味不明な「例」を基に説明を試みるアベ様達自公議員とともに、経団連は「死の商人」に成り下がり、経済的徴兵制で市民を戦場に送り込み、兵器商売でお金儲けができれば、それでいいわけね?

   『●山岡俊介さん「軍産複合体国家の
      米国の商売としての戦争にわが国が引きずり込まれる・・・」


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http://dot.asahi.com/wa/2015080400118.html

室井佑月「安倍さん、シンプルに戦争の話でいいんじゃね?」
 (更新 2015/8/ 5 16:00)

     (なぜ、わざとわかりにくい例え話に?)

 国民の理解を深めるため、安倍晋三首相がテレビ番組に出演し安全保障関連法案について改めて説明した。作家の室井佑月氏は、分かりづらい内容だったと嘆く。

*  *  *

 なぜ、安全保障法案を急いで成立させたいのか? 安倍首相がフジテレビとBS日テレに出演し、あたしたちに説明、のようなものを一応した。

 その前のネット番組で安倍さんは、なぜ今、安保法制が必要なのか、子どもの喧嘩で例え話をした。それが評判が悪かったのか、今度は「道路を挟んだ隣家の火事」と、「我が家の戸締まり」という例え話に変えてきた。世界の安全保障環境が変わったという話の中で、「振り込め詐欺」という言葉も出て来たぞ。はぁ?

 なぜ、わざとわかりにくい例え話に? 仮想敵国の名を挙げて説明しにくいのはわかるけど、「A国」「B国」にして、シンプルに戦争の話でいいんじゃね?

 それにこの例え話、6月に国家安全保障担当首相補佐官・礒崎陽輔さんがツイッターで、10代の女の子にコテンパンにされた例え話じゃありませんか。

 集団的自衛権は隣家の火事の消火活動に加わるようなものだと礒崎さんがツイッターで説明すると、10代の女の子が、

   「戦争と火事は全く別物だし、戦争は火事と違って
    少しでも他国の戦争に加担すれば自国も危険に晒す。
    しかもその解説は個別的自衛権で十分対応可能
   「戦争は殺し合い。それに少しでも加担すれば危険
   「それに日本が加担するってことだよ

 そうツイッターで反撃した。そして、礒崎さんは戦いの途中で、みじめに逃げた。この人、勇ましいんだか、弱いんだか。

 安倍さんはその面白いニュースを知らなかった? ありえるな。そんな事態あるわきゃないと不評だった、海外から逃げて来る日本人の乗った米艦を守るってパネルも、何回か使ってたし。まわりの安倍応援団は、彼の顔色しか見ていない。

 ラジオ番組でご一緒した元国務大臣の亀井静香さんもいってたよ、

 「自民の中にも一人なんてもんじゃなく(村上誠一郎さん以外で)この法案に反対の者がいる」って。

 けど、なんらかのポストを狙っていたり、党の公認を外されたりするのが怖いらしい。そういう自分のことだけ考えていたい人は、 いちばん政治家に向いていないと思うけど。今の自公の政治家はそういう人たちばっかりだ

 安保の陰に隠れてこっそり進めた労働者派遣法改正案も、酷(ひど)いもんじゃん。これから先、派遣社員はずっと派遣で、残業代もゼロにしていき、企業が金払えば、雇っている人を簡単にクビにできるようになってしまう。

 そうそう、7月19日の日曜討論で、生活の党・共同代表の山本太郎さんが、安保のことをこういっていた。

 「安保法案は国民のためではなく、経団連の武器産業のため。安保法制や集団的自衛権が推進されることで儲かる人たちが居る」と。

 自公の政治家は自分の身の可愛さに、あたしたち国民の幸せや権利を、十把一絡げにして、経団連に差し出すのね

週刊朝日 2015年8月14日号
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●麻生太郎派閥の親バカならぬ、親分バカ: 子分が子分なら、親分も親分

2015年08月21日 00時00分23秒 | Weblog


nikkan-gendaiの記事【自民“暴言”議員の2人は麻生派所属 「親が親なら子も子」の声】(http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/162476)。

 「「3バカ+新バカ」となった自民党の“暴言”国会議員。いずれも安倍首相を応援する若手で作る“悪名高き”「文化芸術懇話会」のメンバーだから、暴言は安倍首相の代弁みたいなもんだが、実はこのうちの2人は麻生太郎財務相(74)が領袖の麻生派に所属」。
 子分が子分なら、親分も親分。親バカならぬ、親分バカ
 子分の一人はとうとう、詐欺事件で、「自己中心、極端な利己的・・・・・・」な言い訳をしつつ、離党届を出したそうです。(「応援したくもないクソッタレ文春」の記事が正しいのならば)議員辞職もの、というか、詐欺事件・横領事件(『今度は金銭トラブル…武藤貴也議員「スピード離党」の裏事情』、http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/162934)ですから逮捕もの!、でしょうけれども。でも、どうせ、自民党議員御得意のウヤムヤでしょうょ、きっと。

   『●脳内回路は大丈夫?? 自民党若手の脳内では、
          「憲法学者達<<百田尚樹氏」という訳だ!?

   『●芸術家との意見交換を通じて「心を打つ『政策芸術』を立案し、
                     実行する知恵と力を習得・・・だそうです

   『●自民党の武藤貴也衆院議員:
      赤紙を送る側の(非)論理、人殺しに加担させる側の(非)論理


 本ブログの主旨は、こちら。
 その親分は、数々の失言に加えて、究極の差別主義者ときています。「野中広務氏を「総理にはできないわなあ」」事件・・・・・・子分が子分なら、親分も親分である。

   『●炭坑王一族の末裔による凄まじいまでの暴言・差別意識

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http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/162476

自民“暴言”議員の2人は麻生派所属 親が親なら子も子」の声
2015年8月7日

     (麻生派所属の井上氏(右上)と武藤氏(右下)/(C)日刊ゲンダイ)

 「3バカ+新バカ」となった自民党の“暴言”国会議員。いずれも安倍首相を応援する若手で作る“悪名高き”「文化芸術懇話会」のメンバーだから、暴言は安倍首相の代弁みたいなもんだが、実はこのうちの2人は麻生太郎財務相(74)が領袖の麻生派に所属している。

 「スポンサーにならないことが(マスコミは)一番こたえる」と言った井上貴博衆院議員(53=福岡1区)と「『戦争に行きたくない』は利己的」とつぶやいた武藤貴也衆院議員(36=滋賀4区)だ。

   「麻生さんは、言わずと知れた永田町の失言王です。
    そんな親分の下で、失言後の井上さんは、取材から
    逃げ回り、雲隠れ。武藤さんは発言を撤回せず、
    居直っている。問題があると思っていないのでしょう。
    親が親だから、子も子ですよ」(永田町関係者)

 麻生大臣といえば、憲法改正をめぐって「ナチスの手口に学んだらどうか」と発言し、安倍政権の本質を体現した人物だ。他にも、昨年の総選挙の応援演説で「子供を産まないのが問題」と言ったり、党の会合で集団的自衛権を学校のイジメに例え、「勉強ができない、けんかが弱い、金持ちの子、これがいちばんやられる」と言ったり、失言には事欠かない

 最近は安保法案の審議に注目が集まる中、法案に直接関係のない財務相の麻生大臣は目立たないが、礒崎首相補佐官の「法的安定性は関係ない」発言の際、先月30日の派閥の総会でこんな発言をしていた。

   「(礒崎補佐官は)一生懸命のつもりで言われている
    のだと思いますけれども、結果としてマスコミの人たちの
    手によって(発言が)作り変えられてみたり、
    つぎはぎされてみたり、いろんなことがある。
    井上(貴博)先生もそうだ」

 派閥の子分をかばったうえ、マスコミに責任転嫁親分がこれじゃあ、子分がバカばかりになるわけだ
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●一カ月の「中断」・話し合いで距離が縮むなどあり得ない、「辺野古移設断念こそ唯一の解決策」

2015年08月20日 00時00分01秒 | Weblog


東京新聞の社説【翁長・安倍会談 辺野古断念こそ解決策】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2015080802000131.html)。

 「政府が名護市辺野古への県内移設を「唯一の解決策」とする限り、進展は望めない。辺野古移設断念こそ唯一の解決策だ」。
 一カ月の「中断」・話し合いでアベ様らと沖縄との距離が縮むなどあり得ない、「辺野古移設断念こそ唯一の解決策」。両者の距離が無くなるとは、辺野古移設断念のこと。「時間稼ぎだとしたら、あまりにも不誠実」であり、一カ月の「中断」といった姑息な譲歩ではなく、沖縄県民の民意に答えるには「断念」しか道はない。

 それにしても、「そもそも、なぜ米軍の基地問題で日本人同士が争わねばならないのか――」?・・・・・・深層心理に「沖縄だからいいや」の醜さ。

   『●辺野古破壊: 「そもそも、なぜ米軍の基地問題で
            日本人同士が争わねばならないのか――」

   『●翁長知事「がくぜんとしている、日本の将来に禍根を残す」
                ・・・深層心理に「沖縄だからいいや」の醜さ


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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2015080802000131.html

【社説】
翁長・安倍会談 辺野古断念こそ解決策
2015年8月8日

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)は返還による危険性除去が急務だが、政府が名護市辺野古への県内移設を「唯一の解決策」とする限り、進展は望めない。辺野古移設断念こそ唯一の解決策だ。

 沖縄県の翁長雄志知事と安倍晋三首相がきのう会談した。昨年十二月の翁長氏の知事就任後、今年四月十七日に次いで二度目の会談だ。最大の懸案は普天間飛行場の辺野古への県内移設問題である。

 政府は、辺野古移設の本体工事に向けて行っている海底掘削調査を、十日から一カ月間、中断することを決めた。

 この間、政府と沖縄県は五回程度、辺野古移設をめぐり集中的に協議する。十一日に予定する初会合に出席するため、菅義偉官房長官が沖縄県を訪れる、という。

 仲井真弘多前知事による辺野古沿岸部の埋め立て承認に「法律的な瑕疵(かし)があった」とする第三者委員会の報告を受けて、翁長氏は近く承認を取り消す方針を示唆していた。政府の作業中断には、県側との決定的な対立を当面、避ける狙いがあるのだろう。

 この一カ月間は、国民の反発が強まっている安全保障法制関連法案の参院審議や、賛否が割れる鹿児島県・川内原発の再稼働とも時期が重なる。政府が沖縄の米軍基地問題でも強硬姿勢を続ければ、内閣支持率のさらなる低下を招くとの危惧もあったに違いない。

 ただ、これは一時的な「政治休戦」にすぎない。翁長氏が拒否する辺野古移設を、政府が推進する対立構図に変わりはないからだ。

 辺野古容認に転じた仲井真氏に「ノー」を突き付け、翁長氏を県知事に当選させた辺野古移設を拒む民意は、昨年の名護市長選、県知事選、衆院選で繰り返し示されている

 政府がこうした民意に反して、沖縄県民の抜本的な基地負担軽減につながらない、米軍基地の県内「たらい回し」を強行するのは、民主主義に反する。

 政府がかたくなな態度を改め、辺野古移設計画を断念しなければ、県側との接点は見えてこまい。沖縄振興予算の確保で県側に翻意を促すような手法も、もはや通用しないだろう。

 政府は県との集中協議を、政府の取り組みを説明し、辺野古移設への県側の理解を得る場と考えているようだ。安保法案を成立させた後、辺野古移設を強行するつもりなのだろうか。県側との協議がそのための時間稼ぎだとしたら、あまりにも不誠実である。
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●東京電力原発人災、「被災者の「怒り」と「慟哭」の声」が心に響かない哀しい人達

2015年08月19日 00時00分05秒 | Weblog


nikkan-gendaiの記事【東電元会長らを強制起訴に 原告弁護団の執念と“裁判の行方”】(http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/162323)。

 「安全対策そっちのけで拝金主義に走った「東電のドン」は被告席で何を語るのか。裁判ではあらためて被災者の「怒り」と「慟哭」の声を思い知ることになる」。
 もう4年半近くが経過して、電力会社の誰もが罪に問われない異常。自民党議員も反省や懺悔を口にする者はほとんど皆無。

 ましてや、「原発事故調書 原因不明、責任不在」でも再稼働できる電力会社やアベ様らの神経を疑う。「安全対策そっちのけで拝金主義」に走る九州電力やアベ様ら、そして、経団連などの財界、「地元」の政治家達、それをサポートする田中俊一委員長はじめ原子力「ムラ寄生」委員会の面々。「寄生」委は誰ひとり反旗を翻せないのか? 「被災者の「怒り」と「慟哭」の声」が心に響かない哀しい人達。

   『●東電原発人災の3.11を再び目前に:
     「原発事故調書 原因不明、責任不在」でも再稼働できる神経を疑う


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http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/162323

東電元会長らを強制起訴に 原告弁護団の執念と裁判の行方
2015年8月2日

    (2011年3月会見時の武藤元副社長(右端)と
      勝俣元会長(右から2番目)(C)日刊ゲンダイ)

 今も約11万人が避難生活を余儀なくされている未曽有の大惨事から約4年4カ月。ようやく“戦犯”が法廷に引きずり出されることが決まった。31日公表された東京第5検察審査会(検察審)による勝俣恒久元会長(75)ら旧東電経営陣3人に対する2回目の「起訴相当」議決。今後、東京地裁が指定する検察官役の指定弁護士が3人を「強制起訴」し、原発事故の責任を問う初の刑事裁判が始まる

 議決日は7月17日付で、「強制起訴」されるのは勝俣元会長と、武藤栄(65)、武黒一郎(69)の両元副社長。東京地検は2度にわたる不起訴の理由として、「想定外の規模の津波を予測するのは困難で、回避措置を講じても事故は防げなかった」と判断していたが、検察審は真っ向から反論。議決では「原発事業者は『万が一にも』『まれではあるが』発生する津波による災害にも備えなければならない」と指摘し、勝俣元会長らが「過酷事故が起きる具体的な予見可能性があった」と認定。「運転停止を含めたあらゆる措置を講じるべきだった」「ひとたび重大事故が起きると、放射性物質の大量排出により、人類の種の保存にも悪影響を及ぼしかねないという事柄の重大さを忘れた誤った考えだ」と痛烈に批判したのだ。

 原告側のほぼ主張通りの議決内容だ。

   「原告弁護団の執念勝ちですよ。13年9月に東京地検が
    勝俣元会長らを不起訴にし、検察審に審査を申し立てて
    以来、弁護団は上申書という形で何度も追加資料を
    検察審に提出してきました。02年の
    政府地震調査研究推進本部による予測で、
    福島沖をM8クラスの地震が発生する可能性が
    指摘
されていたこと。指摘をもとに東電が08年6月に
    15・7メートルの津波が福島原発に押し寄せる危険性を
    認識
していたこと……。中でも『起訴議決』の決定打と
    なったのは、6月に提出した上申書です。東電役員に
    対する株主訴訟で、東電が08年9月の会議で
    津波対策は不可避という文書を作成していた事実が
    判明。弁護団は早速、その内容を検察審に伝えるとともに、
    『原発の安全対策を対応せず、そのことを十分に
    認識しながら、会社の最高機密として内外に
    隠し通していた
』と批判しました」
    (司法ジャーナリスト)

 気になる裁判の行方はどうなるのか。原告代理人の海渡雄一弁護士はこう言う。

   「東電が、緊急かつ必要な津波対策を怠っていたことを
    裏付ける社内資料はたくさん残っています。私は
    有罪判決が出る可能性は十分あると考えています。
    (検察官役の)指定弁護士を物心両面で支えるとともに、
    我々(弁護団)も被害者参加制度を利用して裁判に
    加わりたいと思います」

 安全対策そっちのけで拝金主義に走った「東電のドン」は被告席で何を語るのか。裁判ではあらためて被災者の「怒り」と「慟哭」の声を思い知ることになる。
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●戦争法案・壊憲法案では核兵器も「弾薬」と解釈、つまり、何でもできる「積極的平和主義」

2015年08月18日 00時00分22秒 | Weblog


東京新聞の記事【核兵器も「弾薬」と解釈 安保法案「輸送排除せず」】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2015080602000114.html)。

 「中谷元・防衛相は・・「核兵器の運搬も法文上は排除していない」」・・・・・・。
 武器輸送・弾薬輸送はOK。武器の提供はNG、でも、弾薬の提供もOK。アベ様達の脳内回路を見てみたい、「正気でなく狂気」・・・・・・出来ないことを探す方が困難という無茶苦茶ブリ=つまり何でもできる「積極的平和主義」だってさ。それを愛し、戦争法案壊憲法案を熱烈に支持する公明党の醜さ。自公議員は本当に何も疑問を感じないのだろうか? 「核兵器の運搬」ですよ?


   『●壊憲:「国民を置き去りにした状態で法秩序の連続性を
          破壊する行為を、法学的には「クーデター」と呼ぶ」

   『●宮崎駿監督は「憲法解釈を変えた偉大な男として
      歴史に名前を残したいのだと思うが、愚劣なことだ」と批判

   『●形だけの議会制民主主義が、
      戦争法案・壊憲法案でアベ様によりさらに形骸化

   『●砂川事件元被告、戦争法案・壊憲法案を
      「まったくでたらめな解釈」「立憲主義への冒涜」と指摘

   『●アベ様の「誇りある国へ」=
      戦争で「殺す側になる」「人殺しに加担する」、でいいのか?

   『●壊憲:「国民を置き去りにした状態で
      法秩序の連続性を破壊する行為を、法学的には「クーデター」と呼ぶ」

   『●アベ様のやっていることは「改憲」ではない!、「壊憲」!!
   『●「期限付き独裁」を許容?: 壊憲法案への狼煙、
        「声なき声」、またしても「国民は忘れる」・・・のか?

   『●高校生による壊憲法案反対デモ:
     赤紙を受け取る側の論理、人殺しに加担させられる側の論理

   『●自民党の武藤貴也衆院議員: 赤紙を送る側の(非)論理、
                      人殺しに加担させる側の(非)論理

   『●「「死にたくない」だけでは足りない、
      「人を殺したくない」という気持ちこそが、戦争の抑止力となる」

   『●「次なる選挙で自民党(+公明党)にだけは
       投票しないようにすること」・・・「ワスレイデカ」!

   『●山岡俊介さん「軍産複合体国家の米国の
       商売としての戦争にわが国が引きずり込まれる・・・」

   『●戦争法案・壊憲法案に「対案」? 
       答えは「No!」、対案なんてクソくらえだ!

 asahi.comの記事【「防衛相の非核三原則答弁、説得力ない」民主・枝野氏】(http://www.asahi.com/articles/ASH8566YXH85UTFK00Z.html?iref=comtop_list_pol_n04)によると、「法律案で、何ができるのか、できないのかが問題だ。弾薬は武器ではない、その武器ではないもののなかに、ミサイルも入る(と言う)。それに核弾頭が載っていてもそれが(輸送可能な弾薬の範囲に)入るという。安倍内閣は、武器輸出三原則などを大胆に緩和をしていて、非核三原則があります、(だから輸送しない)と言っても、ほとんど説得力をもたない」。

 関連して、「人殺しに加担させる側の(非)論理」に加担するマスコミ。
 『LITERA 本と雑誌の知を再発見』(http://lite-ra.com/)の記事【中谷防衛相が「安保法制で核兵器輸送も可能」と発言も、NHKと読売が「核輸送否定」と真逆報道! 御用ぶりに唖然】(http://lite-ra.com/2015/08/post-1361.html)によると、「広島に原爆が投下された8月6日を前に、安保法制のとんでもない正体が露わになった。参院特別委員会で、中谷元防衛相が“自衛隊による核兵器の輸送も法文上排除していない”と明言したのである。また、後方支援活動として核兵器を搭載した戦闘機や原子力潜水艦への給油活動ができることも認めた・・・・・・まさに、安倍政権と安保法制の恐ろしさに言葉が出ないが、もうひとつ愕然としたのがマスコミの報道姿勢だ」。続きは原文をどうぞ。

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2015080602000114.html

核兵器も「弾薬」と解釈 安保法案「輸送排除せず」
2015年8月6日 朝刊

 中谷元・防衛相は五日の安全保障関連法案に関する参院特別委員会で、戦闘中の他国軍に対する支援で行う弾薬の輸送について「核兵器の運搬も法文上は排除していない」との見解を示した。日本周辺事態を想定した現行周辺事態法による米軍支援では弾薬輸送を可能としているが、海外での自衛隊活動を広げる安保法案の審議で、輸送できる弾薬に大量破壊兵器も条文上は含まれると解釈を広げた

 弾薬の輸送は、国際貢献を目的に掲げた旧テロ対策特別措置法、旧イラク特措法に基づく米軍支援では支援内容から排除。周辺事態法での米軍支援では可能としているが、政府は「弾薬」を「武器とともに用いられる火薬類を使用した消耗品」と定義。核兵器は想定されていなかった。

 中谷氏もこれまでの特別委審議で、ミサイルや手りゅう弾、クラスター(集束)弾、劣化ウラン弾も弾薬にあたり、輸送を「法律上排除しない」と説明してきたが、五日の特別委では核兵器も加えた化学兵器の輸送も条文上は排除されないとし、核兵器を搭載した戦闘機への給油も「法律上は可能」と述べた。

 同時に、中谷氏は他国の核兵器を輸送する可能性については「全く想定していない。あり得ない」とも強調した。日本が核兵器を「持たず、作らず、持ち込ませず」とする非核三原則を堅持し、核拡散防止条約(NPT)にも加盟していることを根拠に挙げた。

 主な支援対象国となる米国が、核兵器や化学兵器を使用する可能性は低い。だが、クラスター弾や劣化ウラン弾はイラク戦争で実際に使用。自衛隊による弾薬輸送を種類に応じて禁止する「歯止め」が法案に規定されていない以上、「非人道的」と批判される兵器をいつの間にか運んでいたということにもなりかねない。

 民主党の枝野幸男幹事長は記者会見で「法的にできるが、(安倍政権は)やる気はないという話はまったく意味がない」と述べ、将来の政権が実施する余地を残す法案を批判した。
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●川内原発再稼働: 「経済麻薬」=思考停止、「他の方法で経済発展する手を考えることを放棄させる」

2015年08月17日 00時00分02秒 | Weblog


日刊スポーツの記事【川内原発あす再稼働へわだかまり消えず「経済麻薬」】(http://www.nikkansports.com/general/news/1520730.html)。

 「地元市民は再稼働を間近に控えても、わだかまりが拭えない。30キロ圏内の緊急時防護措置準備区域UPZ)にある甑島(こしきしま)は避難経路が乏しく、住民は不安の色を隠せない。経済面で原発に頼る体質に逆戻りする再稼働が「市民の思考を再び停止させると懸念する若者もいた・・・「原発は経済麻薬ですよ他の方法で経済発展する手を考えることを放棄させる。30年そうなった地域から、リハビリ期間もなく原発を取り上げるのは反対」と悩ましい実情を語った」。

 「原子力は血液」…ではなく、「原子力=核」は「麻薬」。思考を停止させ、地域を引き裂く。

   『●「原子力は血液」・・・・・・ではなく、「原子力=核」は「麻薬」

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http://www.nikkansports.com/general/news/1520730.html

川内原発あす再稼働へわだかまり消えず「経済麻薬」
[2015年8月10日9時32分 紙面から]

     (川内原発の原子炉の上には風力発電の風車が
      設置されている(撮影・三須一紀))
     (平良地区への避難経路はこの橋を通るしかなく
      渋滞や風速による通行制限が懸念される  
      国の天然記念物「長目の浜」(撮影・三須一紀))

 東日本大震災で東京電力福島第1原発が重大事故を起こして4年5カ月。九州電力は9日、川内原発1号機(鹿児島県薩摩川内市)を11日に起動し、再稼働させる方針を固めた。新規制基準に適合した原発の再稼働は全国で初。地元市民は再稼働を間近に控えても、わだかまりが拭えない。30キロ圏内の緊急時防護措置準備区域UPZ)にある甑島(こしきしま)は避難経路が乏しく、住民は不安の色を隠せない。経済面で原発に頼る体質に逆戻りする再稼働が「市民の思考を再び停止させる」と懸念する若者もいた。

 真っ青に透き通る海に浮かぶ甑島。川内港から高速船に乗り約50分で上甑島の里港に到着する。対馬海流の恩恵を受けた温暖な気候で、キビナゴ漁などが盛んな自然豊かな離島だ。

 島民は表だって原発再稼働の話はしない。ある住民は「触れてはいけない雰囲気」と話す。しかし、心の内は複雑だ。

 商工会会員30代男性Aさんは「原発は本当に必要なのか」と重い口を開いた。小学生の子どもたちは「福島の事故があったから、原発のことを言い過ぎると怖がる」という。島には中学校までしかないため、高校入学と同時に島を出て行くが「『商売を継いでほしいから、島に帰ってこい』と言いづらい」。「根本的な問題ですが(使用済み核燃料の)処理方法が決まってないのに再稼働するのが不思議」と本音を漏らした。

 里地区コミュニティー協議会の梶原勝英会長(72)は「協議会の長としてではなく、あくまでも個人的見解」とした上で「反対ではない」。再稼働で直接的に甑島経済が潤うわけではないが「火力発電だけでは電気料金は下がらず、上がる一方」と心配するためだ。だが、避難経路に関しては多少の不安がある。

 「問題は弱者の方々」。里地区の避難場所は、車で10分程度で行ける3カ所が設定されているが「老人、要介護者、障害者の輸送手段がない。緊急事態が起きたらみんな、自分の家族で精いっぱいでしょう」と警鐘を鳴らした。3カ所の指定避難所へはいずれも1本道。その1つ、中甑島にある旧平良小中学校へ向かうには橋があるが、風速25メートル以上で通行止めとなり、法令上は避難経路を絶たれる。

 商工会会員30代男性Bさんは再稼働には賛成で「いきなり原発を取り上げるのは(経済的に)危険」と話す。川内原発が84年に稼働してから31年間「地域に『してもらおう精神』が根付いてしまった」と言った上で「原発は経済麻薬ですよ他の方法で経済発展する手を考えることを放棄させる。30年そうなった地域から、リハビリ期間もなく原発を取り上げるのは反対」と悩ましい実情を語った。

 甑島を巡っては川内駅周辺の住民も意見を述べた。同市に移住して10年以上の30代女性が力強く訴えた。

 「駅周辺がシャッター街になったって言うけど、10年前もそうだった。原発が止まったからじゃない。原発があるから住民が増えるなんてウソ。定期点検時に1000人ほどが一時的に増えるだけ。逆に最近、甑島を観光地に推している。原発がないからこそ考え始めた新しいビジネスモデル。でも再稼働したらまた、考えようとする動きがなくなってしまう」

 住民が抱える問題を先延ばしにして、大飯原発が停止した13年9月以来、全基停止中の日本の原発が再び動きだす。【三須一紀】

 ◆原発全基停止の経過 国内の50基ある原発のうち、11年の東京電力福島第1原発事故の前には37基が運転していたが、東日本大震災の影響や定期検査のため順次、運転を停止。12年5月、北海道電力の泊原発3号機が定期検査に入り、50基すべてが停止した。国内の原発がすべて停止したのは70年に2基が同時に停止して以来42年ぶりだった。福井県の大飯原発の3号機と4号機は、当時の民主党政権が安全性を確認し必要性を判断したことを受けて12年7月、運転を再開。翌13年9月16日に定期検査のため停止し、再び全基が停止した。

 ◆甑島 薩摩半島から西へ約30キロの海上にある。上甑島、中甑島、下甑島と縦に3島連なる。04年に薩摩川内市に編入された。そのうちUPZに含まれるのは上甑島の里地区など。上甑島の人口は約2400人。産業はブリ、キビナゴ漁を中心とした水産業が中心。観光面では、長目の浜や鹿島断崖、ナポレオン岩など景勝地が多くある。芋焼酎は六代目百合が有名。
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