Activated Sludge ブログ ~日々読学~

資料保存用書庫の状況やその他の情報を提供します。

●立派な「戦争法案」!: 後方支援=兵站「武力行使と一体不可分の中心構成要素」、「リッパな戦闘行為」 

2015年05月31日 00時00分42秒 | Weblog


nikkan-gendaiの記事【答弁不能で“つまり”連発…安倍首相が「安保」審議でまた完敗】(http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/160252)。

 「天敵の志位委員長に急所を突かれ、一方的に攻め込まれた安倍首相」は、衆院特別委員会は「非戦闘地域」と思っていたようで、言論という「武器」も持ち合わせていず、反論も出来ずに、「(攻撃された場合は)ただちに退避する」」を実践したようだ。元々、違憲な手法での壊憲、メチャクチャ過ぎる法案。

   『●戦争に油を注ぎ、番犬様の片棒を担げば、
      「非戦闘地域」「後方支援」は何の保証にもならない

   『●壊憲: 「憲法を「変えない」という重み」と
      「「政治家が「戦争のできる国」を志向し、その言葉の軽さ」

   『●「戦争法案」: 「戦争できる国」、
      番犬様の国のために「戦争したい国」・・・主権者は誰か?

   『●東京新聞・半田滋さん「「銃後の国民」も
      無関係ではいられない。たいへんな思いをするのは・・・」

   『●『戦争法案』、理由は何でもアリ:
     だって「国民から強い支持をいただいた」んだもの!? 嗚呼・・・

   『●「平和」「安全」ラベル付き「戦争法案」:
     「非戦闘地域」で「後方支援したい。リスクとは関わりない」


 「先週の党首討論で安倍首相から「ポツダム宣言を読んでいない」とビックリ仰天の答弁を引き出した共産党の志位和夫委員長が登場。「後方支援(兵站)」や、自衛隊の武器使用をめぐる法案のデタラメについて攻められた安倍首相は、まともに答えられず、タジタジだった」。

 女性議員には「早く質問しろよ」!、と言えても、志位氏にはそれを言う勇気もないヘタレなアベ様。福島瑞穂さんの「戦争法案」にはレッテル貼りと言えても、志位氏には何も言えない情けなさ。

   『●福島瑞穂氏への「絶対権力」者の横暴と狭量:
      「自らと異なる立場に対する敬意や尊重などかけらもない」

   『●「戦争法案」: 「戦争できる国」、
     番犬様の国のために「戦争したい国」・・・主権者は誰か?


 実際、いくら「平和」「安全」というラベルを上張りしても、立派な「戦争法案」! 後方支援=兵站は「武力行使と一体不可分の中心構成要素」であり、「リッパな戦闘行為」。神浦元彰さんは、アベ様は「軍事のリアリティーを知らな過ぎる」と呆れる。つまり、「「最高の責任者」アベ様のオツムの中身」が透けて見えた訳だ。

   『●「最高の責任者」アベ様のオツムの中身

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http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/160252

答弁不能で“つまり”連発…安倍首相が「安保」審議でまた完敗
2015年5月29日

      (「つまり」「つまり」を連発(C)日刊ゲンダイ)

 「第2ラウンド」も安倍首相の完敗だった。27日開かれた「戦争法案」を審議する衆院特別委員会。午後の質疑では、先週の党首討論で安倍首相から「ポツダム宣言を読んでいないとビックリ仰天の答弁を引き出した共産党の志位和夫委員長が登場。「後方支援(兵站)」や、自衛隊の武器使用をめぐる法案のデタラメについて攻められた安倍首相は、まともに答えられず、タジタジだった。

 志位委員長はまず、自衛隊が「後方支援」中に攻撃され、応戦する可能性についてただし、これが憲法に違反する「戦闘行為」に当たるのではないかと迫った。

 これに対し、首相は「『任務遂行型』ではなく『自己保存型』の武器使用であり、(攻撃された場合は)ただちに退避する」と答弁したが、志位委員長は武器使用の定義や概念は国際法上、存在しないと畳み掛け、安倍首相がいう「自己保存型」であっても、明確な憲法違反――と指摘。その時、安倍首相は苦虫を噛み潰したような顔をしていた。

   「安倍首相が説明した『自己保存型』の武器使用は、
    自己防衛のための必要最小限度の使用であり、
    憲法違反ではない、という91年の政府見解を
    引用したものです。しかし、自衛隊がイラク復興支援の
    際に携行した武器は、84ミリ無反動砲
    12・7ミリ重機関銃非戦闘地域の派遣でさえ
    この重装備なのです。今度の法案はドンパチ最中の
    米軍の兵站を担う可能性もあるから、もっと重装備に
    なるでしょう。攻撃されれば当然、自衛隊は反撃する。
    リッパな戦闘行為です」(防衛省担当記者)

 天敵の志位委員長に急所を突かれ、一方的に攻め込まれた安倍首相は終始、仏頂面。目を泳がせながら「つまり」「つまり」を連発していた。


■法案の欠陥も次々バクロ

 さらに多国籍軍の兵站を担う自衛隊が勝手に「退避」できるのかを問われた安倍首相は、「(自衛隊は多国籍軍の)指揮下に入らない」と胸を張ったが、志位委員長は呆れた様子で「兵站が(多国籍)部隊の指揮下に入るのは(軍事の)常識」とピシャリ。米海兵隊が兵站について「武力行使と一体不可分の中心構成要素」と位置付けていることも挙げて、答弁の“非常識ぶりを厳しく指弾すると、安倍首相はシュンとした表情だった。軍事ジャーナリストの神浦元彰氏がこう言う。

   「一言で言って安倍首相の答弁はメチャクチャでした。
    軍事のリアリティーを知らな過ぎる。与党協議が
    結論ありきだったから、こういう答弁になる。
    現場の自衛隊員も『オイオイこんな常識も知らないのか』
    と呆れていますよ。おそらく安倍首相の答弁は今後も
    ボロが次々と出てくる。8月の法案成立なんて絶対ムリですよ」

 安倍首相が志位委員長に、グウの音も出ないほど追い詰められる日は近い。
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●教員イジメ: 元東京「ト」知事の顔色をうかがってばかりいた東京「ト」教委、敗れる

2015年05月30日 00時00分22秒 | Weblog


東京新聞の記事【再雇用拒否 都に賠償命令 君が代不起立元教職員勝訴】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015052602000117.html)。

 「「都教育委員会は裁量権を逸脱、乱用しており、再雇用を認めなかった判断は違法」と指摘し、全員に一人当たり約二百十万円~約二百六十万円の賠償を都に命じた・・・・・・吉田徹裁判長は「思想信条などに従って行われた行為を理由として不利益を課す際には特に慎重な考慮が求められる」と指摘。その上で都教委の判断を「職務命令違反があったことだけを不当に重視して教職員としての長年の経験や意欲を全く考慮しておらず、再雇用への期待を違法に侵害した」と判断」!
 東京「ト」教委、敗れる・・・・・・たかがハタやウタを強制し、教員イジメ。こんな「ト」な教育委員会なんて要らない。

   『●日弁連声明: 都教委を擁護する東京高裁
   『●ハタとウタと東京都教委:
       強制しておいて、その記述を問題視するとは・・・

   『●どちらの国に生まれた子どもが幸せだろうか?
   『●音圧計でも持ち出しそうな勢い、
     たかがウタに「口パク」禁止令・監視命令・・・アホらしい

   『●石原慎太郎元東京「ト」知事の都市伝説はどうやら正しかったらしい

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015052602000117.html

再雇用拒否 都に賠償命令 君が代不起立元教職員勝訴
2015年5月26日 朝刊

 卒業式や入学式で君が代斉唱時に起立して歌わなかったことを理由に定年後に再雇用しなかったのは違法として、東京都立高校の元教諭二十二人が都に損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は二十五日、「都教育委員会は裁量権を逸脱、乱用しており、再雇用を認めなかった判断は違法」と指摘し、全員に一人当たり約二百十万円~約二百六十万円の賠償を都に命じた。

 訴えたのは二〇〇七~〇九年に定年などで退職し、再雇用を求めたが、都教委から不合格とされた二十二人。いずれも卒業式などで君が代斉唱時に起立することを命じた学校長による職務命令に従わず、戒告などの懲戒処分を受けていた。

 吉田徹裁判長は「思想信条などに従って行われた行為を理由として不利益を課す際には特に慎重な考慮が求められる」と指摘。その上で都教委の判断を「職務命令違反があったことだけを不当に重視して教職員としての長年の経験や意欲を全く考慮しておらず、再雇用への期待を違法に侵害した」と判断した。

 原告団によると、同様の再雇用拒否をめぐっては、元教職員側の敗訴が最高裁で確定した訴訟が、これまでに三件ある。

 判決後に東京・霞が関の司法記者クラブで記者会見した原告の永井栄俊(えいしゅん)さん(68)は「学校現場は都教委の言うことを聞かなければ定年退職後に採用されないと萎縮している。今回の判決が現場に与える影響は非常に大きい」と語った。

 ◆中井敬三・東京都教育長の話 大変遺憾だ。判決内容を精査して今後の対応を検討する。
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●「平和」「安全」ラベル付き「戦争法案」: 「非戦闘地域」で「後方支援したい。リスクとは関わりない」

2015年05月29日 00時00分25秒 | Weblog


東京新聞の社説【党首「安保」討論 任務の危険語ってこそ】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2015052102000149.html)。
nikkan-gendaiの記事【「私は総理なのだから」…安倍首相“戦争法案”答弁の支離滅裂】(http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/160022)。

 「自衛隊の海外派遣が拡大されれば、戦闘に巻き込まれる危険性は飛躍的に高まる・・・・・・首相は、自衛隊の活動地域で戦闘が起こった場合、活動の「一時中止、退避を定めている。安全が確保されている場所でしっかりと後方支援したい。リスクとは関わりない」」。

   『●小泉純一郎元首相の戦場の定義:
          「自衛隊の活動している所は非戦闘地域」

   『●「積極的平和主義」という愚:
       『軍隊は人を守らない』『戦争で得たものは憲法だけ』

   『●他人を「非戦闘地域」や戦場に行かせるのならば・・・、
               平和憲法を放棄し、壊憲するのならば・・・


 小泉純一郎氏定義の「非戦闘地域」で、「後方支援」「リスクとは関わりない」??・・・・・トホホ。この1週間のアベ様の答弁の「不実」さ、不真面目さ、不誠実さ。子供じみた答弁の繰り返し。
 神浦元彰さん曰く「後方支援がなければ前線の戦闘は成り立ちません。後方支援は紛れもない武力行使」。違憲な手続きで壊憲し、「「銃後の国民」も無関係ではいられない。たいへんな思いをするのは「戦地の自衛隊さん」だけではない」(東京新聞・半田滋さん)。
 アベ様の妄想に付き合っていては、アベ様の暴走を許せば、ニッポンは御終いだ。挙句に、「我々が提出する法案についての説明は全く正しい。私は総理なのだから」・・・・・・恐ろしい人が首相になったものである、それも二度も

   『●「平和憲法」が泣いている
   『●神浦元彰さん「後方支援がなければ前線の戦闘は成り立ちません。
                            後方支援は紛れもない武力行使」

   『●戦争に油を注ぎ、番犬様の片棒を担げば、
      「非戦闘地域」「後方支援」は何の保証にもならない

   『●東京新聞・半田滋さん「「銃後の国民」も
       無関係ではいられない。たいへんな思いをするのは・・・」


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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2015052102000149.html

【社説】
党首「安保」討論 任務の危険語ってこそ
2015年5月21日

 きのうの党首討論は安全保障法制が議論の中心だった。自衛隊の海外派遣が拡大されれば、戦闘に巻き込まれる危険性は飛躍的に高まる。法制の本質を政府が説明しなければ、議論は深まらない。

 党首討論開催は昨年六月以来、約一年ぶり。今年一月に再び選出された民主党の岡田克也代表、前日に就任したばかりの維新の党の松野頼久代表に続き、共産党の志位和夫委員長が十一年ぶりに質問に立った。

 安倍内閣が提出した安保関連法案の審議が二十六日にも始まる。党首討論は法案審議の前哨戦だ。

 岡田氏は、外国軍に対する自衛隊の後方支援を拡大すれば、戦闘に巻き込まれるなど「リスクは飛躍的に高まる」と指摘し、国民にしっかり説明すべきだと迫った。

 首相は、自衛隊の活動地域で戦闘が起こった場合、活動の「一時中止、退避を定めている。安全が確保されている場所でしっかりと後方支援したい。リスクとは関わりない」と答えた。

 しかし、後方支援は、いわゆる「兵站(へいたん)」だ。今は戦闘が行われていなくても、武器・弾薬の輸送などを行えば戦闘部隊と一体とみなされて攻撃され、反撃する可能性もあるだろう。

 岡田氏の指摘のように、新しい安保法制で平和国家としての歩みや、海外で武力の行使をしない専守防衛が揺らぐとの不安が、国民にはある。それは、各報道機関の世論調査で、安保関連法案の今国会成立に反対する人が賛成を上回っていることからも明らかだ。

 安倍内閣は、これまで安保法制と呼んでいたものを法案提出に当たって「平和安全法制と呼びかえた。「戦争法案」との批判を避ける意図があるのだろう。

 新しい安保法制はこれまで違憲としていた集団的自衛権の行使を認める一方、自衛隊の海外派遣を拡大し、任務を拡充するものだ。自衛隊員がより危険な局面に遭遇する可能性は格段に高まる

 にもかかわらず、安全ばかりを強調するのは不誠実だ。より危険な任務を自衛隊に課すと政府がまず説明しなければ、議論は始まらない。

 松野氏は、国連平和維持活動(PKO)協力法成立に三国会を要したことに触れ、安保関連法案を今国会で成立させることは「まさかないですよね」とただした。

 戦後日本の「国のかたち」を変え、国の行方を左右する法制である。不十分な審議で成立を強行する愚を犯すべきではない
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http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/160022

「私は総理なのだから」…安倍首相“戦争法案”答弁の支離滅裂
2015年5月22日

     (党首討論での岡田代表と安倍首相(C)日刊ゲンダイ)

 生中継で首相の答弁を聞いた茶の間も、開いた口がふさがらなかったのではないか。昨年6月以来、実に11カ月ぶりに国会で開かれた、20日の党首討論。1月に就任した民主党の岡田代表との初対決だったが、まともな議論にはならなかった。安倍首相が日本が戦争に巻き込まれるリスクについて真正面から答えようとせず、子供じみた論法を振り回したからである。

 戦争法案によって、自衛隊の後方支援の活動範囲は従来の「非戦闘地域に限る」という歯止めが外れる。武器・弾薬の提供や武装兵の輸送も解禁する。当然、補給路を断とうとする敵国にすれば、自衛隊は格好のターゲットとなる。誰がどう見たって隊員が命を落とす危険性は格段に増すわけで、岡田代表も「リスクは飛躍的に高まる。きちんと国民に説明して議論しよう」と迫ったが、さて安倍首相はどう答えたか。

   「安全が確保されている場所後方支援をする」
   「支援部隊は重武装をしていない。戦闘に巻き込まれることが
    なるべくないような地域を選ぶのは当然」
   「戦闘が起こったら速やかに作業を中止、あるいは退避する」

 とまあ、こんな調子で、とにかく“自衛隊が活動する場所は安全だ”という机上の空論を繰り返したのである。

   「戦闘が起こってから隊員が逃げたって、確実に背中から
    撃たれるだけでしょう。自衛隊のイラク派遣の際、
    小泉元首相は『自衛隊の活動している所は非戦闘地域だ
    と言って国民をアキレさせましたが、その発言を彷彿させる
    デタラメ答弁です」(立正大名誉教授・金子勝氏=憲法)


■屁リクツで議論をウヤムヤに

 一連の戦争法案では、自衛隊が集団的自衛権を行使する場所に制限が設けられていない。例えば米軍が相手国の領土で戦闘している場合、現地に赴かなければ集団的自衛権を行使できないからだろう。

 そこで岡田代表は「行使する場所は相手国の領土・領海・領空に及ぶのか」と何度も確認したが、安倍首相は「一般に海外派兵は認められていない。外国の領土に上陸して、武力行使を行うことはない」と、こちらも現実論ではなく、原則論を繰り返すだけだった。

 「切れ目ない安保法制」なんて言っているくせに、国会答弁では「想定外」を認めず、「戦争に巻き込まれることは絶対にない」というお題目を繰り返す。これじゃあ議論にもなりゃしない

 改めて言うまでもないが、米軍の戦争に進んで「巻き込まれる」のが集団的自衛権の本質だ。「戦争に巻き込まれる」ことを想定して、議論しなければならないのに、安倍首相はそれを認めない。集団的自衛権が抑止力になって戦争は起こらないという一点張りだ

 この日も「巻き込まれ論は1960年の安保改定時もあった。それが間違っていたことはもう歴史が証明している」という毎度の屁リクツを持ち出し、議論をウヤムヤにしたのである

 これだけインチキ答弁を連発すれば、議場からヤジが湧き起こって当然。そのヤジに安倍首相は「先ほどからウルサ過ぎ」「毎回毎回、騒がないで」「安住さん(民主党国対委員長代理)注意して」といちいち反応し、最後は「我々が提出する法案についての説明は全く正しい私は総理なのだから」と上から目線で開き直る始末だ。

   「日本国民の安全のためでなく、米国のために自衛隊を
    差し出すのが、一連の戦争法案の“真相”です。
    国民に『本当のこと』を伝えれば、米国と約束した
    『夏までの法案成立』は不可能になる。だから、
    安倍首相はシラを切り通すしかないのでしょう」
    (金子勝氏)

 安倍首相がこの答弁で逃げ切れると思っているのだとしたら、大間違いだ。
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●『戦争法案』、理由は何でもアリ: だって「国民から強い支持をいただいた」んだもの!? 嗚呼・・・

2015年05月28日 00時00分10秒 | Weblog


東京新聞の二つの記事【集団的自衛権 「電力不足も該当」】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2015051902000128.html)と、
【集団的自衛権 「原発燃料不足でも」 防衛相、適用拡大狙う】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2015052002000120.html)。

 「他国への武力攻撃の発生で、電力不足によるライフラインの途絶が起こるなど国民生活に死活的な影響が生じ、わが国が武力攻撃を受けた場合と同様な状況に至る可能性はあり得る」と述べた。日本から離れた中東・ホルムズ海峡での機雷掃海を念頭に、電力不足による影響が行使要件に該当することがあり得るとの見解を示した」、「日本と密接な他国への武力攻撃で「天然ガスや原子力(発電の燃料)」の輸入が途絶する状況も該当する場合がある」。

 アベ様のお好きな、御執心中の『戦争法案』。戦争するためには理由なんて何でもいいわけです。事後での理由づけもあり。法案に書いていないことだって、オッケー。「戦争したい」病という病としか思えません。

   『●日本国憲法第九条「国権の発動たる戦争と、
      武力による威嚇又は武力の行使は、永久にこれを放棄する」

   『●「「ああ、安倍談話さえなかったら!」を心配する」:
           「ケンカを売り」「火に油を注ぎ」そうな雰囲気

   『●戦争に油を注ぎ、番犬様の片棒を担げば、
           「非戦闘地域」「後方支援」は何の保証にもならない

   『●福島瑞穂氏への「絶対権力」者の横暴と狭量:
       「自らと異なる立場に対する敬意や尊重などかけらもない」

   『●衆院選の酷い結果: 
       本当に、「「眠り猫」は眠っているように見えて実は起きている」のか?
   『●あざとい「“味見”」・お試し壊憲=「憲法の自殺」:
           「小さく産んで」、九条壊憲へと「大きく育てる」

   『●壊憲: 「憲法を「変えない」という重み」と
       「「政治家が「戦争のできる国」を志向し、その言葉の軽さ」

   『●「戦争法案」: 「戦争できる国」、
     番犬様の国のために「戦争したい国」・・・主権者は誰か?

   『●東京新聞・半田滋さん「「銃後の国民」も
      無関係ではいられない。たいへんな思いをするのは・・・」


 「食料が確保されない事態」・・・・・・食料自給率を上げる努力もせず、戦争してでも食糧確保とは呆れるしかない。エネルギーも同様だ。余剰に抱え込むプルトニウムも欲しいんだってさ、何が目的なんだか??

 それにしても、「自衛隊の海外での活動を拡大する安全保障関連法案に関しては、昨年の衆院選で与党が大勝したことを引き合いに「国民から強い支持をいただいた」」・・・・・・そりゃ、ないでしょ!? 嗚呼・・・・・・。

   『●「政権にとって「白紙委任状」ほど好都合なものはありません」: 
                       2014年12月衆院選に是非行こう!
   『●いい加減に学ぼう: 「白紙委任状をもらった」
       とアベ様に勘違いさせるようなことをやってはいけない


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http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2015051902000128.html

集団的自衛権 「電力不足も該当」
2015年5月19日 朝刊

 安倍晋三首相は十八日の参院本会議で、他国を武力で守る集団的自衛権を行使する要件に関し「他国への武力攻撃の発生で、電力不足によるライフラインの途絶が起こるなど国民生活に死活的な影響が生じ、わが国が武力攻撃を受けた場合と同様な状況に至る可能性はあり得る」と述べた。日本から離れた中東・ホルムズ海峡での機雷掃海を念頭に、電力不足による影響が行使要件に該当することがあり得るとの見解を示したものだ。

 これまでの政府見解では、集団的自衛権行使を判断する基準として「戦禍が及ぶ蓋然(がいぜん)性」も挙げられている。これについて、首相は「他国への武力攻撃の影響や被害が及ぶ蓋然性を意味しており、わが国が爆撃の対象となるような場合に限られるものではない」と指摘。日本が武力攻撃を受ける可能性がない場合も行使はできるとの認識を示した。

 自衛隊の海外での活動を拡大する安全保障関連法案に関しては、昨年の衆院選で与党が大勝したことを引き合いに「国民から強い支持をいただいた」と説明。自民党公約の柱は経済政策「アベノミクス」だったが、安保法制は「(選挙期間中の)党首討論では毎回、非常に活発な議論が行われた」と、主要な争点だったと強調した。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2015052002000120.html

集団的自衛権 「原発燃料不足でも」 防衛相、適用拡大狙う
2015年5月20日 朝刊

 中谷元・防衛相は十九日の参院外交防衛委員会で集団的自衛権の行使要件となる「存立危機事態」に関し、日本と密接な他国への武力攻撃で「天然ガスや原子力(発電の燃料)」の輸入が途絶する状況も該当する場合があるとの考えを示した。「食料が確保されない」場合も例に挙げた。安倍晋三首相は十八日の国会答弁で「電力不足」や「生活物資の不足」による影響が要件になり得ると表明した。中谷氏の発言は、首相答弁に沿った形で集団的自衛権の適用範囲を幅広く確保しておきたい狙いがありそうだ。

 維新の党の小野次郎氏が首相答弁に即して「生活物資」の対象を質問。中谷氏は「日常生活や生命に関する」ものと説明した。「食料も含まれるのか」との問いには「食料が確保されない事態も起こり得る」と答えた。

 小野氏が「石油以外の電力原料も考えているか」とただすと、中谷氏は「天然ガスや原子力とかそういった部分」と応じた。「天然ガスとかウラニウム(ウラン)もプルトニウムも含まれるのか」と畳み掛けると「その通りだ」と答えた。

 一方で、中谷氏は、経済活動や通信活動の途絶が該当するかには「金融措置などで国民生活や国家経済に打撃を受けても(要件に)当たらない」と述べた。
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●映画『戦場ぬ止み』三上智恵監督: 「米軍基地は人を殺しに行くための出撃基地なんですよ」

2015年05月27日 00時00分36秒 | Weblog


nikkan-gendaiの記事【辺野古問題をリアルに…映画「戦場ぬ止み」の監督が語った決意】(http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/159974)。

 「翁長知事VS安倍政権。米軍普天間基地の辺野古移設問題は、こうした構図がますます激化しているが、沖縄県民は新基地反対の民意をなぜここまで強く打ち出すのか。沖縄で本当は何が起きているのか。それをリアルに伝えてくれるドキュメンタリー映画が・・・公開・・・・・・それだけではなく、日本の戦争の息の根を止める安倍政権の軍事国家に進んでいく道のりをやめさせる、ということでもある」

   『●『標的の村』三上智恵さんインタビュー
   『●子供にもSLAPPする国: 三上智恵監督・
      映画『標的の村 ~国に訴えられた沖縄・高江の住民たち~』 』


 『標的の村』の三上智恵監督のインタビュー記事。新作が公開されることになったそうだ。

   『●「敗戦特集」『週刊金曜日』
       (2013年8月9日、955号)についてのつぶやき

   『●「戦争できる国」の未来:
      「兵士は言った。「歌ってみろ。それでも、歌えるものなら」」

   『●辺野古「この風景は戦争」:
      誇り高き「海猿」の実像は番犬様の飼い主「アベ様のイヌ」

   『●多分、アベ様は沖縄で三度敗れる・・・・・・踏みにじられる沖縄の民意
   『●海保は「自己責任」を叫ぶのか!?:
     「彼を引き上げもせず、海に入ったままの状態で事情聴取を続けた」


 三上智恵監督、「米軍基地は人を殺しに行くための出撃基地なんですよ」・・・・・・。まさにそうです。「王様による「人治主義国家」を沖縄辺野古から覆す: 「あらゆる手法を用いて辺野古に新基地は造らせない」」ようにしましょう。 

   『●沖縄の「屈辱の日」を祝う神経
   『●映画『放射線を浴びた『X年後』』: 
      「こんな巨大な事件が、・・・日本人としての資質が問われる」
   『●米軍の「差別性の極み」:NNNドキュメント’14
        『続・放射線を浴びたX年後 日本に降り注いだ雨は今』

   『●「辺野古の海を守ろう」:
       アベ様の「政権が抱える差別性の極み」に屈せずに

   『●辺野古「この風景は戦争」:
       誇り高き「海猿」の実像は番犬様の飼い主「アベ様のイヌ」

   『●菅義偉官房長官曰く「この問題は過去のものだ。争点にはならない」
                      ・・・・・・なんという言い草!!

   『●辺野古破壊者は沖縄で4度目の完敗だというのに、
                         「ロコツな“沖縄イジメ”」

   『●「法令に基づいて粛々と対応する」「法治国家」ニッポンならば
                         辺野古破壊を直ぐに停止すべき

   『●「主権在アベ様」=「地域住民ごときが文句を言うのは
                 許されないというのが安倍政権の立場」

   『●王様による「人治主義国家」を沖縄辺野古から覆す:
      「あらゆる手法を用いて辺野古に新基地は造らせない」

   『●アベ様と菅官房長官らが辺野古でやっていること
        ・・・「人権や言論の自由も軽視され、植民地支配と同じ」』 

   『●日本国憲法第九条「国権の発動たる戦争と、
      武力による威嚇又は武力の行使は、永久にこれを放棄する」

   『●仲井真氏は「空手形」を承知の上で「いい正月」を
      迎えていたのでは?・・米側が「空想のような見通し」と

   『●宮崎駿さん「沖縄の非武装地域化こそ、
          東アジアの平和のために必要です」

   『●辺野古破壊や高江『標的の村』などなど・・・・・・
        「本土の人間が「沖縄だからいいや」と差別している」


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http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/159974

辺野古問題をリアルに…映画「戦場ぬ止み」の監督が語った決意
2015年5月21日

     (三上智恵監督(C)日刊ゲンダイ)

 翁長知事VS安倍政権。米軍普天間基地の辺野古移設問題は、こうした構図がますます激化しているが、沖縄県民は新基地反対の民意をなぜここまで強く打ち出すのか。沖縄で本当は何が起きているのか。それをリアルに伝えてくれるドキュメンタリー映画が今週23日に公開される(東京・ポレポレ東中野で緊急先行上映)。映画「戦場ぬ止み(いくさばぬとぅどぅみ)」の監督、三上智恵氏に話を聞いた。

 三上監督は琉球朝日放送に19年務めたディレクター。局員だった2013年に製作したオスプレイ配備に反対する住民たちを追った映画「標的の村」で数々の賞を受賞している。

   「『戦場ぬ止み』というタイトルは、沖縄は70年間戦場に
    されてしまったが、もうとどめを刺して終わらせるんだ、
    という意味です。しかし、それだけではなく、
    日本の戦争の息の根を止める
    安倍政権の軍事国家に進んでいく道のりをやめさせる
    ということでもあるのです。『14、15年に戦争する国に
    なりかけたけれど、沖縄からの運動で踏みとどまったんだよね』
    って、10年後、20年後に言われるような
    闘いにしないといけないと思います」

 映画に登場する人たちが何げなくこぼす言葉には胸が痛む。〈やっぱり沖縄は植民地なんだ〉〈国はストーカー。一種の犯罪〉〈待っているだけでは沖縄は解放されない〉

 一方で映画では、反対派だけでなく、政府に雇われて警戒船を出す漁師や同じく沖縄県民である警官なども人間的に描かれている。

   「これまでの基地は、米軍に無理やり土地を取られたもの。
    容認派と言われる人たちを『お金が欲しかったんでしょ』
    と決めつけるが、みな脅されて、折り合いを付けてきたのです。
    ただ、今度の辺野古の新基地は、無理やりではなく、
    初めて日本の税金でつくるんです。そんなことさせては
    いけないという思いはみな強い。米軍基地は人を殺しに
    行くための出撃基地
なんですよ」


■「沖縄県民は何度でも民意を見せ続ける」

 そして、昨年の知事選を前に、辺野古反対の機運は臨界点を超えた。

   「政府は『敗戦で沖縄に苦労をかけた。その後、
    27年間も里子に出してしまうような苦しみを味わわせた』
    と思っている。だから、いつかちゃんと考えてくれるだろう。
    (基地や戦争から)解放される時を待ちましょう。
    そう言っていたら、70年経ってしまった。このままでは、
    どんどん次の世代に丸投げしていくことになってしまう。
    『仕方がないんだ』ではもうダメだね、ということで、
    昨年、『平成島ぐるみ闘争』が起きたのです」

 知事選と衆院選で2度も「基地NO」の民意は示された。だが、安倍政権は全く意に介さない

   「こんなに民意を示しても国策が止まらない。でも、
    国策を止めてくれるのは誰かといったら国民のみなさん
    だと思います。今まで沖縄のことをあまり考えたことは
    なかったけれど、『何が起きているのか』と関心を
    持ってくれている人に広く見てもらいたい。そして、
    それを投票行動に結びつけて欲しい。いま、沖縄の
    民意は黙殺されているけれど、それでも私たち(県民)は、
    民主主義国家だから、民意を示す。何度でも、何度でも
    民意を見せ続ける。それは、政府に対してというより、
    国民に対してですね。こんなに民意を無視する政府で
    いいのか、と」

 沖縄県民が簡単に政府に屈することはない安倍官邸はいつまで民意を黙殺し続けるつもりなのか
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●東京新聞・半田滋さん「「銃後の国民」も無関係ではいられない。たいへんな思いをするのは・・・」

2015年05月26日 00時00分30秒 | Weblog


東京新聞の記事【罪 背負い続けた叔父 「俘虜処刑」般若心経を一心に 田中明子さん(66)=千葉市】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015051702000134.html)と、
コラム【【私説・論説室から】 よみがえる国家総動員】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2015052002000136.html)。

 「初年兵がトラックで運ばれた先で三十人ほどの中国人捕虜が大きな穴を前に、後ろ手に縛られてうずくまっていた。中隊長は言った。「今からお前たちによって処刑を実施する。決して人間を殺すのだと思ってはいけない。そのへんの鼠(ねずみ)とか蛙(かえる)でも殺すような気持ちでやってもらいたい」・・・・・・私にとって生涯最大の汚点として深くしみついている。命令に従ったまでとはいえ、あの残虐行為をお許しください。合掌」。
 侵略戦争の惨たらしさ・・・・・・。その泥沼に足を突っ込むアベ様の「戦争法案」。自公支持者や自公投票者、そして、「眠り猫」の皆さんはそんなニッポンで良いと思っているのでしょうか?

   『●「平和なアジアという井戸を掘る意思があるのかどうか、疑わしい」

 「「他国の防衛」にまで広げるのだから「銃後の国民」も無関係ではいられない。たいへんな思いをするのは「戦地の自衛隊さん」だけではない」。
 「戦争したい」病、「人殺しをさせたい」病のアベ様ら。「非戦闘地域」に居て、「戦争絶滅受合法」を創る勇気もないアベ様の卑劣さよ。 

   『●教育破壊: 「「ボンクラ」「嘘つき」」につける薬なし、
                そして、「戦争絶滅受合法案」の制定を!

   『●戦争できる国にしたくてしょうがないらしい・・・アベ様に一番に戦場へ
   『●戦争できる国へ:
      アベ様をはじめ自公議員・翼賛野党議員の皆様がまずは「丸太」に

   『●小泉純一郎元首相の戦場の定義:
          「自衛隊の活動している所は非戦闘地域」

   『●「積極的平和主義」という愚:
       『軍隊は人を守らない』『戦争で得たものは憲法だけ』

   『●他人を「非戦闘地域」や戦場に行かせるのならば・・・、
               平和憲法を放棄し、壊憲するのならば・・・

   『●戦争屋による憲法違反の「集団的自衛権」閣議決定
           ・・・「やめろと言わないのは“許した”のと同意」

   『●いろんな意味で疲れます・・・住民基本台帳活用と
          アイドルによる「番宣」で「果てしない夢」へGO!


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http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015051702000134.html

罪 背負い続けた叔父 「俘虜処刑」般若心経を一心に 田中明子さん(66)=千葉市
2015年5月17日 朝刊

     (出征した中国で撮影された叔父の写真を見ながら
      思い出を話す田中明子さん=千葉市稲毛区で)

 「数珠もちて般若心経(はんにゃしんぎょう)の七十年」。千葉市の田中明子さん(66)は今年二月、九十三歳で逝った叔父の死に涙が止まらなかった。戦争中に行った、自身の罪の意識を抱え続けたその生涯を詠みたいと「平和の俳句」に向き合い、冒頭の句が生まれた。 (矢島智子)

 四十年余り前、祖父の葬儀の席で叔父が般若心経をそらで唱えるのを見て不思議に思った。叔父が仏教と交わりが深いとは思えなかったからだ。それから約三十年後。親族が集まる新年会を終えて本家の玄関を出た明子さんに、叔父がそっと茶封筒を差し出した。家に帰って開くと、中に「俘虜(ふりょ)処刑」と題されたワープロ書きの原稿が入っていた。

 一九四三(昭和十八)年二月。陸軍に召集された叔父が中国北部、薩拉斉(さらち)の連隊に入隊して三カ月後の出来事だった。初年兵がトラックで運ばれた先で三十人ほどの中国人捕虜が大きな穴を前に、後ろ手に縛られてうずくまっていた。

 中隊長は言った。「今からお前たちによって処刑を実施する。決して人間を殺すのだと思ってはいけない。そのへんの鼠(ねずみ)とか蛙(かえる)でも殺すような気持ちでやってもらいたい」

   「十メートルほど手前から突撃の要領で銃を構え、
    喚声をあげながら走り、捕虜の向かって右胸、
    つまり心臓を目がけて刺突(しとつ)するのである。
    (略)俘虜(ふりょ)たちは死の恐怖を肌で感じて、
    後ろ手に縛られた体を右に左に大きく振って
    悲鳴をあげながらもがく。(略)心臓を突かれた体は
    即死状態の者や、暫(しばら)く奇声を
    あげている者もあった」

 手記にはむごい描写が続いた。明子さんはしっかり読み取ることができなかったが、最後までたどり着いて気がついた。なぜ、叔父が般若心経を唱えるようになったのかを。

   「いまなお刺殺した中国人の顔(略)は鮮やかに、
    かつ強烈に脳裏に焼きついているのである。
    私にとって生涯最大の汚点として深くしみついている。
    命令に従ったまでとはいえ、
    あの残虐行為をお許しください。合掌」

 原稿は、二十世紀の締めくくりに叔父の出身の町が編集した「町民の戦争体験集」に寄せた原稿だった。人口数千の小さな町に残る記録に「生涯最大の汚点」を記した叔父。

   「どんなに般若心経を唱えても罪の意識は拭えず、
    一番書きたくないことを書かなければ
    懺悔(ざんげ)にならないと考えたのでしょう」

 明子さんは小学校教諭を三十五年務め、一九九〇年代には中国残留孤児の引き揚げ家族の子らを担任した。

 戦後生まれだが「私の中にはいろいろな戦争がある」。それを語り継ぐのが自らの責任だと感じ始めている。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2015052002000136.html

【私説・論説室から】
よみがえる国家総動員
2015年5月20日

 先の大戦でたいへんな思いをしたのは「外地の兵隊さん」だけではなかった。国家総動員法のもと、国民とその持ち物が政府により徴用され、やがて空襲が始まった。

 安倍晋三内閣が国会提出した安全保障法制にも「国家総動員体制が明記されている。存立危機事態、すなわち他国を守るための武力行使が追加された武力攻撃事態法、特定公共施設利用法の両改正案を読めば分かる。

 他国の戦争であっても時の政権が日本存立の危機であると判断した場合、首相が対処基本方針を定めることになる。この方針に従い、港湾、飛行場、道路、海域・空域、電波について、自衛隊と米軍など他国の軍隊の利用が優先される。

 自衛隊や他国軍への協力が義務付けられるのは中央省庁や都道府県庁、市町村役場だけではない。協力が責務とされる指定公共機関として日銀、日本赤十字、NHK、民放、通信、電力、ガス、商船、航空、JR、私鉄、バスなど百五十二社・機関が並び、改正案にそっくり引き継がれた。国民は「必要な協力をするよう努める」とされている。

 武力攻撃事態法、特定公共施設利用法は、日本が武力攻撃を受けた際の対処策のはずである。これを「他国の防衛」にまで広げるのだから「銃後の国民」も無関係ではいられない。たいへんな思いをするのは「戦地の自衛隊さん」だけではない。    (半田滋
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●核発電=「原発は割に合わない」: 3.11東京電力原発人災のニッポン、環境倫理学的に許されない

2015年05月25日 00時00分55秒 | Weblog


東京新聞の社説【仏アレバ危機 原発は割に合わない】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2015051402000184.html)。

   『●放射能汚染水処理装置の評判
   『●この世から放射性物質は消えない
   『●オンカロと死の灰と、フィンランドとニッポン
   『●来るところまできた原発推進、
      3.11東京電力原発人災は一体何の教訓をもたらしたのか?

   『●衆院選の惨敗と参院選という正念場:
       FEC自給圏・「浪費なき成長」と「暗闇の思想」

   『●原発輸出に踏み切るニッポン
   『●原発推進国同士が手を携えて原発輸出、さらに「死の商人」へ:
                       どうやら「恥」という概念は無いらしい

   『●「技術的には危険、経済的には損、
        資源的には何の意味もない」プルサーマル

   『●東電原発人災対策がお粗末すぎる・・・・・・、
       そして「推進」しか出来ない原子力「規制」委員会


 「世界最大の原子力企業体が苦境に立たされた。巨額の赤字を抱えた仏アレバ社の経営危機は深刻で、再建策として政府とのさらなる連携も模索する。もはや原発は一企業の手に負えるものではない」。
 東京電力原発人災のドサクサに紛れてお金儲けに勤しんだあのアレバ社が教えてくれること、「原発は割に合わない」ということ。
 それ以上に、3.11東京電力原発人災の責任を負うニッポンが原発再稼働や原発輸出することは、環境倫理学上、許されない。「フクシマが時代を変えた」ことに気づいていない唯一の国がニッポン・・・・・・。

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2015051402000184.html

【社説】
仏アレバ危機 原発は割に合わない
2015年5月14日

 世界最大の原子力企業体が苦境に立たされた。巨額の赤字を抱えた仏アレバ社の経営危機は深刻で、再建策として政府とのさらなる連携も模索する。もはや原発は一企業の手に負えるものではない。

 アレバ社は、世界各地で原発の建設などを手掛けてきた。青森県六ケ所村核燃料サイクル施設もアレバの技術に依存するなど、国際的にも強い影響力を持つ。

 従業員四万五千人。株式のほとんどを仏政府が所有する国営企業といっていい。

 アレバを窮地に追い込んだのは、フランスとフィンランドで建設中の新型原発だ。

 欧州加圧水型(EPR)というその原子炉は、一九七九年の米スリーマイル島原発事故を教訓にした安全性が売り物だった

 事故で炉心溶融(メルトダウン)を起こしても、「コアキャッチャー」と呼ばれる巨大な皿が溶けた核燃料を受け止める。貯水タンクの水が自動的に流れ込み、冷やす仕組みになっている。

 二〇〇一年、9・11米中枢同時テロが発生すると、大型旅客機の衝突に備えて、強化コンクリートの分厚い壁で原子炉を取り囲む必要に迫られた。

 安全を追求すればするほど経費はかさみ、工期は延びる

 フィンランドで〇五年に着工したオルキルオト原発3号機は、〇九年に完成するはずだった。ところが、資材調達の遅れや設計の不具合といったトラブルが続いて工期延長が相次ぎ、建設費の見積もりは当初の三倍に膨れ上がって、一兆円を突破した。

 仏西部のフラマンビル原発3号機も同様で、建設費は当初の二倍になる見込みという。

 そして福島の事故を経て、原発の安全に対する要求は一段と高まった。欧州で建設中の原発は、オルキルオトとフラマンビルの二基だけだ。

 シェールガスへの転換が進む米国でも、スリーマイルの事故以来、原発の新増設はない。

 日本政府は、三〇年の原発比率を20~22%にしたいという四十年寿命の決まりを守っていれば、建て替え、新増設なしには達成できない数字である。

 そのために、どれだけ費用がかかるのか。電力事業が自由化されても採算が取れるのか。英国のように国費をつぎ込むのだろうか。

 フクシマが時代を変えた

 原発は、もはや割に合わないと、斜陽のアレバが証明しつつあるではないか。
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●「放送法への言及や事情聴取の形で圧力をかける手口は、田氏解任から五十年近くがたっても変わらない」

2015年05月24日 00時00分31秒 | Weblog


東京新聞のコラム『【私説・論説室から】田英夫さんなら…』(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2015051302000141.html)。

 「テレビ朝日の放送内容をめぐり、政権側が放送法に言及したり、事情聴取するという話を聞き、政界引退直前の二〇〇七年、インタビューした故・田英夫さんを思い出した・・・・・・乱れた「田英夫」の文字は、私たち後輩記者への叱咤激励に思えてならない」。
 ”テレ朝は今日、死んだに等しいと思います”・・・・・・。「放送法への言及や事情聴取の形で圧力をかける手口は、田氏解任から五十年近くがたっても変わらない」。こんなキッタナイ自民党のやり口を、一致団結してはね返せないマスコミのだらしなさ。 

   『●FUKUSIMA原発人災で苦しむ人々を癒せるよう、
                      テレ朝・古舘伊知郎氏に期待したい

   『●アベ様は「報道がそれで抑圧される、
     そんな例があったら私は辞める」と明言・・・ETV番組改編問題は?

   『●有言不実行: アベ様は「報道がそれで抑圧される、
              そんな例があったら私は辞める」と明言

   『●ヒヨる「マスコミがもう一度軍靴の行進に旗を振」る世の中で、
                      「東京新聞の読者の数が平和の数」

   『●テレ朝問題: 「これは圧力です」なんて答える訳がない!  
                  「私は辞める」なんて考える訳がない!!

   『●”テレ朝は今日、死んだに等しいと思います”


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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2015051302000141.html

【私説・論説室から】
田英夫さんなら…
2015年5月13日

 テレビ朝日の放送内容をめぐり、政権側が放送法に言及したり、事情聴取するという話を聞き、政界引退直前の二〇〇七年、インタビューした故・田英夫さんを思い出した。

 田氏は共同通信記者からTBSテレビ「ニュースコープの初代キャスターに転身。現地からのベトナム戦争報道を偏向だと批判した政府・自民党幹部の圧力で「解任」され、参院議員に転じた経緯がある。

 当初、田氏を擁護していた経営者も、政権幹部が放送再免許を与えない可能性に言及した途端、態度が変わったという。権力の意に反する報道内容に対し、放送法への言及や事情聴取の形で圧力をかける手口は、田氏解任から五十年近くがたっても変わらない。

 放送法は、番組は法律の権限に基づく場合を除き、誰からも干渉され、規律されないと定める。それは大本営発表を垂れ流し、真実を伝えなかった戦前・戦中の反省でもある。

 政権の圧力に萎縮せず、はね返す気概を持てと、田氏が存命なら言うであろう。

 特攻隊員だった田氏は憲法九条の大切さも説き、改憲の動きにも警鐘を鳴らしていた。

 脳内出血を患い手足に障害が残っていた田氏はインタビューの終わり際、左手で自著にサインしてくれた。あれから八年。自衛隊の海外派遣拡大や改憲の動きも加速する。乱れた「田英夫」の文字は、私たち後輩記者への叱咤(しった)激励に思えてならない。 (豊田洋一
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●城山三郎さん「戦争で得たものは憲法だけ」「平和の有難さは失ってみないとわからない」

2015年05月23日 00時00分53秒 | Weblog


東京新聞の記事【「9条壊すな」2800人集結 安保法制反対デモ】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015051302000129.html

 「「戦争させない」「九条壊すな」とプラカードを掲げて声を上げ、集会後は銀座周辺をデモ行進・・・・・・ルポライターの鎌田慧さんは「愚かな戦争を二度としないよう、戦後七十年、憲法を守り抜いてきた・・・・・・」とあいさつ」。
 何度も引用します。城山三郎さん曰く、「日本は先の戦争で、ほとんどすべてを失ってしまった。唯一、得られたのは、憲法九条だけだ」。

   『●『城山三郎の昭和』読了(2/3)
     「『大義の末』を書いた城山さんの「強い反戦意識」。
      「・・・・・・ 戦争待望論を唱える若い文士がいると聞いて、
      鳥肌の立つ思いがする。平和の有難さは失ってみないと
      わからない ・・・・・・ 失ってからでは、おそすぎるというのに」」

   『●『佐高信の新・筆頭両断』読了(1/2)
     「城山さんは、「・・・言論の自由のない当時の時代や社会、
      そして国が強制したのだと強調・・・「九条をね。
      とんでもないことだね。だって、日本が負けて得たものは
      あれしかない、『戦争をしない』ということしかないんだから」」、
      「言論統制が一度始まれば、とめどなく拡大・・・『美化』と
      いう形での情報汚染」」

   『●「袴田事件の次は狭山事件だ」
       『週刊金曜日』(2014年5月23日、992号)

     「【佐高信の新・政経外科第2回/追悼 渡辺淳一様】、
      「城山三郎さん・・・「・・・を語る時、勲章拒否
      現行憲法擁護の二点だけは外してほしくない・・・
      『戦争で得たものは憲法だけ』と口癖のように・・・
      まさに城山さんの遺言というべきでしょう」」。
      (http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/38fef8e43cb96129b5209ba4f5be0214)」

   『●「人道なんてなかった」頃の「戦争できる国」の現実
    「靖国神社にある遊就館の片隅に奇妙な像がある。
     潜水服姿で頭には大きなかぶと。両手で長い棒を持ち、
     身構えている。先端に付けられているのは機雷である
     ▼・・・本土決戦を水際で食い止める「間機雷の存在は
     ほとんど知られていないのだから
▼・・・竹ざおの先の機雷を
     突き上げて自爆する
「伏龍」と名付けられた
     水際特攻隊である▼・・・潜水具には構造的な欠陥があり、
     多くの若者が訓練中の事故で命を失った
▼当時の
     戦争指導者の愚劣さが凝縮されている人間機雷を
     考えたのは、参謀として真珠湾攻撃の作戦を
     立案した人物
。・・・▼戦争が長引けば伏龍の要員に
     なるはずだった人物に城山三郎さんがいる。
     特攻を命じた側に常に厳しい視線を向けた作家の原点
     だろう。「日本が戦争で得たのは憲法だけだ」。
     城山さんの言葉が重く響く。」

   『●城山三郎さんと反戦』  
     「▼城山さんは「日本は先の戦争で、ほとんどすべてを失ってしまった。
      唯一、得られたのは、憲法九条だけだ」と語っていた。戦争体験と憲法が
      強く結びついた世代は減っている。憲法への思い入れの少ない若い世代
      城山さんの言葉はどう伝わるのだろうか▼あの戦争で新聞は「旗」を振り、
      国民を熱狂させ国を破滅に導いた

 愚かな戦争行為など、御免だ。「人殺し」をさせてはいけない。しかも、それがアベ様ら自己愛バリバリの死の商人」・「真の意味での非国民」・「ニセ右翼似非ウヨクに命じられたのではたまらない。

   『●戦争、環境破壊の最たるもの
      「二十世紀の初めごろ、デンマークの陸軍大将が、こんな法律があれば、
       戦争をなくせると考えて起草した法案がある。題して
       「戦争絶滅受合(うけあい)法案」▼戦争の開始から十時間以内に、
       敵の砲火が飛ぶ最前線に一兵卒を送り込む。順序はまず国家元首、
       次にその親族の男性、三番目は総理、国務大臣、各省の次官、
       そして国会議員(戦争に反対した議員を除く)、戦争に反対しなかった
       宗教界の指導者…▼妻や娘は従軍看護師として招集し、最前線
       野戦病院で働く。権力を持つ者から犠牲になるなら、自らは
       安全地帯にいてナショナリズムをあおる政治家は姿を消すだろう


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http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015051302000129.html

9条壊すな」2800人集結 安保法制反対デモ
2015年5月13日 朝刊

     (安全保障法制に反対する集会で「戦争させない」の
      プラカードを掲げる参加者=12日夜、東京都千代田区の
      日比谷野外音楽堂で)

 集団的自衛権を行使できるようにする新しい安全保障法制への反対集会が十二日、東京・日比谷野外音楽堂で開かれた。参加者約二千八百人(主催者発表)が「戦争させない」「九条壊すな」とプラカードを掲げて声を上げ、集会後は銀座周辺をデモ行進した。

 主催したのは、憲法学者や作家らが呼び掛け人の「戦争をさせない1000人委員会」、「解釈で憲法9条を壊すな!実行委員会」など三つの市民団体。

 著名人や野党の国会議員らが壇上で次々とスピーチし、ルポライターの鎌田慧さんは「愚かな戦争を二度としないよう、戦後七十年、憲法を守り抜いてきた。平和な日本を残すため、最後まで頑張り抜こう」とあいさつ。埼玉大名誉教授の暉峻淑子(てるおかいつこ)さんは「心の底から戦争に反対する強い自分の考えを持つことが大事だ」と訴えた。

 また日本弁護士連合会の憲法問題対策本部長代行、山岸良太さんは「人と人が殺し合う戦争は、最大の人権侵害だ」と述べた。

 客席は高齢者や若者、労働組合のメンバーらさまざまな参加者で埋まった。東京都小金井市の野村昌弘さん(68)は「議論が不十分なまま、安倍政権が重大な法案を通そうとしている。今、声を上げないと」と話した。
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●経済財政諮問会議提言: 「高所得者」の範囲はきっと「トリクルダウン」、そして「大きく育てる」つもり

2015年05月22日 00時00分57秒 | Weblog


東京新聞の記事【高齢者に負担増提言 経財諮問会議 高所得者の医療費対象】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2015052002000127.html)。

 「政府の経済財政諮問会議・・・・・・所得や資産の多い高齢者に対して、医療費の支払額を増やしたり年金を減額したりすることで負担増を求めた」・・・・・・。
 断言します・・・「高所得者」の範囲はきっと「トリクルダウン」しますし、アベ様らはそれを「小さく産んで、大きく育てる」つもりです。いつものやり口です。(斎藤貴男さん)「庶民から取れるだけ取ろうとしているのが安倍政権」だというのに、自公支持者・投票者や「眠り猫」の皆さんときたら。

   『●「残業代ゼロ法案」: お零れが滴り落ちてくるどころか、
                   対象が下へ下へと『トリクルダウン』

   『●あざとい「“味見”」・お試し壊憲=「憲法の自殺」:
         「小さく産んで」、九条壊憲へと「大きく育てる」

   『●塩崎恭久厚労相:
    「(この法案は)小さく生んで大きく育てる」「とりあえず(法案は)通す」


 「政府の経済財政諮問会議」ねぇ~? 「経済の司令塔である経済財政諮問会議財界人が重用され、経営者や富裕層寄りの政策が確実に進められてき」ました。今回も同様です。自公政権投票者・支持者、「眠り猫」=傍観者、の「騙されることの責任」「考えないことの罪」。第一、かつては(http://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/about/member/transition.html)、あ~んな人達がメンバーだったりするんですよ!

   『●格差社会の推進者の再登場、そしてそれを許すケジメのない人たち
     「国民も仰天! 麻生財務相も激怒 競争力会議
      竹中が安倍内閣の命取りになる
・・・また、あの男が
      戻ってきた。テレビを見ていて、「ゲゲッ」と思うのが、
      竹中平蔵氏だ。・・・<安倍はナーンにも人事が
      わかっちゃいない> 竹中抜擢の背景には菅官房長官の
      影がちらつく。竹中総務相のときに菅は総務副大臣
      として仕えた仲だ。「で、当初は経済財政諮問会議
      メンバーに入れようという動きもあった」(事情通)という。
      しかし、麻生財務相が反対して潰し、その結果、
      産業競争力会議に回ったとされる」

   『●消費税増税ありきのヒアリングに何の意味があろうか?
     「出席の有識者が暴露 「消費税ヒヤリング」のフザけた実態・・・
      やはり壮大なガス抜きに終わった・・・
       「私どもの対面には、麻生・甘利両大臣がテーブルの
        中央にデンと席を構え、経済財政諮問会議
        民間議員が横を固めていました。私の参加日は、
        有識者9人が横一列に座らせられ、順に意見を
        述べましたが、1人の持ち時間はたった8分だけ
        参考資料をあらかじめ配布していたとはいえ、
        これだけの短時間で意見を伝えきるのは至難のワザ。
        政府側に十分に伝わったのかも疑問です」」

   『●働くとは何か?: 選挙公約という成果を
        達成できない人達に「成果主義」を言われてもネ!

     「安倍首相は政府の産業競争力会議経済財政諮問会議
      合同会議で「労働時間ではなく、成果で評価される
      新たな仕組みを検討してほしい」と指示した。つまりは
      企業にとって都合の良い成果主義の賃金体系を広める狙い
      といっていい。目玉政策が乏しい成長戦略の柱にする意向」
     「ゾンビよりもしぶとい「残業代ゼロ制度」だ。07年の
      第1次安倍政権で猛批判を浴び、法制化を見送ったのに、
      懲りずにまた導入が画策されている。22日開かれた
      産業競争力会議経済財政諮問会議の合同会議で提言された。
       07年の時は高収入の社員に限っていたが、
      今回はヒラ社員にまで対象を広げようとしているから、
      より悪質だ」

   『●厚顔無恥な竹中平蔵会長・・・・・・
       そして、パソナによる「接待」の中身と衝撃のその「接待者」

     「「ならば企業の代表を辞めたらどうか」と突っ込まれると、
      「どうしてですか?」と逆質問。揚げ句に自分のことを棚に上げて
      こう言い放った。
         「(自分が入っている経済財政諮問会議
          産業競争力会議は違うが、政府の審議会は
          利益代表を集めた利益相反ばかり
なんです。
          それをつぶさなきゃいけない」
       語るに落ちるとはこのことだが、三橋氏が
      パソナグループの取締役会長の竹中も“同じ穴のムジナ”
      という趣旨で言い返すと、顔を真っ赤にして逆ギレした」

   『●「年功序列賃金見直し」: 正義面でアベ様は
       庶民から搾り取れるだけ搾り取り、「ドアホノミクス」を推進

     「春闘の賃上げをめぐり政府の介入を許したことで
      労働改革への口出しも予想されてはいたが、
      これ以上は許すべきではない
       成長戦略を論じる経済財政諮問会議は、
      財界と政府に同調する学者ら都合いい人選だが、
      そこに労働界を加えて議論してはどうか」

   『●自公や翼賛野党に投票する人々:
      「無関心や「大丈夫そうだね」の「鬼」」・・・イッパイ過ぎる

     「◆富裕層を富ます政策  新自由主義から派生した
      トリクルダウン理論は、安倍政権の経済政策に通底する思想
      である。だが、株価の大幅上昇とは裏腹に実体経済は改善せず、
      中小企業や地方への恩恵もない

       経済の司令塔である経済財政諮問会議財界人が重用され、
      経営者や富裕層寄りの政策
が確実に進められてきた」

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2015052002000127.html

高齢者に負担増提言 経財諮問会議 高所得者の医療費対象
2015年5月20日 朝刊

 政府の経済財政諮問会議が十九日開かれ、民間議員が歳出入の両面から財政健全化に向けた改革を提言した。少子高齢化で予算の膨張が続く社会保障分野を歳出削減の柱とし、所得や資産の多い高齢者に対して、医療費の支払額を増やしたり年金を減額したりすることで負担増を求めた。

 政府は経済財政運営の指針「骨太方針」を六月末に決める。提言はそのたたき台で、骨太方針に盛り込まれれば具体的な制度設計に着手する。社会保障分野の議論は次回以降に本格化する見通しだが、高齢者の負担増への抵抗もあり、実現のハードルは極めて高い。

 伊藤元重東大大学院教授ら四人の民間議員は提言で、人口二十万人以上の自治体は、上下水道や空港などの整備では民間資金活用による社会資本整備(PFI)を原則とするなど、公的分野への民間参入による効率化策も示した。優先度の低い公共事業は二〇二〇年の東京五輪後に先送りする。安倍晋三首相は「歳出抑制を実現するため、公的部門の産業化を進める必要がある」と強調した。

 社会保障分野の改革では、七十五歳以上の後期高齢者の医療費に関し、一定の年収や資産のある人は窓口負担を増やすべきだと指摘。所得の多い高齢者について、基礎年金(満額で月約六万五千円)のうち税金で賄われている半額相当を支給停止にすることも求めた。

 新薬より割安なジェネリック医薬品(後発薬)の利用率を高め、医療費を抑えることも促した。現行は一七年度に60%が目標だが、80~90%を目指すべきだとした。現在二年に一回の薬価改定を毎年実施し、市場価格を反映させて医療費を削減する方針も示した。

 歳入改革としては、高齢者などに対する資産・相続課税の強化を含めた見直しを盛り込んだ。配偶者控除見直しなど所得税改革にも着手する。
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●核発電信者・値上げ脅迫の関電「再稼働差し止めの仮処分決定」執行停止申し立て・・・福井地裁が却下

2015年05月21日 00時00分12秒 | Weblog


東京新聞の記事【仮処分の執行停止は却下 高浜原発の再稼働差し止め】(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2015051901001751.html)。

 「関電が申し立てた仮処分の効力を一時的に止める執行停止について、福井地裁林潤裁判長)が却下」!!
 素晴らしい! 高浜原発「差し止め」という国民を守る司法判断は「死に絶え」ませんでした。核発電しか唱えない値上げ脅迫するしか能の無い無能な関電。第二、第三、・・・無数の樋口英明裁判長が日本の裁判所に現れる気配は薄いが、今回の「却下」に一安心。樋口英明裁判長が名古屋家裁に異動・・・っていうのが、日本の司法の現状を示している。

   『●関西電力大飯原発再稼働差し止め、画期的勝訴:
                 もし敗訴していたら大変なことに・・・・・・

   『●画期的! 福井地裁樋口英明裁判長、  
     高浜3、4号機再稼働差止仮処分決定・・・「直ちに効果が発生」!!
   『●高浜原発「差し止め」、国民を守る司法判断:
       寄生委の新規制基準は「緩やかにすぎ、合理性がない」

   『●あの原子力「寄生」委員会にさえ
     「計画が現実的ではない」「見通しが甘い」と“ダメ出し”再稼働計画?

   『●鹿児島地裁に川内原発再稼働差し止めを却下されてしまった・・・
                        判決に東京新聞も毎日新聞もダメ出し


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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2015051901001751.html

仮処分の執行停止は却下 高浜原発の再稼働差し止め 
2015年5月19日 23時31分

 関西電力高浜原発3、4号機(福井県)の再稼働差し止めを命じた仮処分を不服として、関電が申し立てた仮処分の効力を一時的に止める執行停止について、福井地裁(林潤裁判長)却下していたことが19日、関係者への取材で分かった。決定は18日付。

 同地裁は理由について、取り消す明らかな事情があると判断できる程度の証拠が、関電側から提出されなかったとしている。

 4月14日に福井地裁の樋口英明裁判長(名古屋家裁に異動)が出した再稼働差し止めの仮処分決定に対し、関電は決定取り消しを求める異議と、異議審の決定が出るまでの間、仮処分の効力を止める執行停止を申し立てた。

(共同)
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●辺野古破壊や高江『標的の村』などなど・・・・・・「本土の人間が「沖縄だからいいや」と差別している」

2015年05月20日 00時00分27秒 | Weblog


nikkan-gendaiの書評【週末オススメ本ミシュラン 本土の人間が「沖縄だからいいや」と差別している】(http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/book/159645)。

 「「フォトストーリー 沖縄の70年」石川文洋著/岩波新書・・・・・・いままで読んだ沖縄の本のなかで、この本は、私の心に一番響いた。理由は3つある」。
 尊敬するフォトジャーナリスト、「現実の戦争を知るベテランジャーナリスト」である石川文洋さんの言葉に耳を傾けてほしい。

   『●〝腰ぬけ〟で結構、害悪老人よりは!!
   『●「日本を売る秘密交渉 TPP」
       『週刊金曜日』(10月18日、964号)についてのつぶやき

     「■⑪『週刊金曜日』(2013年10月18日、964号) / 石川文洋
       (http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/6825289b60b19442e4ab8d25aab34a58
       さん【オスプレイ強行配備から一年 米軍機が飛ばない沖縄の日へ】、
       「米軍機のない光景」「軍隊は住民を守らない」「若い世代への期待」」

   『●「袴田事件の次は狭山事件だ」 『週刊金曜日』(2014年5月23日、992号)
     「■⑤『週刊金曜日』(2014年5月23日、992号) /
       石川文洋さん【ベトナム50年を旅する】、「戦争はその
      〝いい人〟たちが、人を殺すし、拷問もする・・・
       それが戦争です。・・・私の仕事は、今、
       そこで起きてる事実を記録し、伝えること」。
       石川さんとベトナムと沖縄と
       (http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/6825289b60b19442e4ab8d25aab34a58)」

   『●「歴史修正主義 日本の政治家に蔓延する病」
        『週刊金曜日』(2014年10月31日、1014号)・・
     「■⑭『週刊金曜日』(2014年10月31日、1014号) / 
       武田砂鉄氏【新作ドキュメンタリーが公開された
       綿井健陽監督インタビュー イラク戦争が突き付ける
       日本の立ち位置】、「新作『イラク チグリスに浮かぶ平和
       ・・僕自身、石川文洋さんや沢田教一さん等の写真で
       さまざまな戦争を記憶してきた」」

   『●沖縄と報道カメラマン・石川文洋さん
   『●「現実の戦争を知るベテランジャーナリスト」
            石川文洋さんの言葉に耳を

     「「どんな大義を振りかざそうとも、戦争は殺し合いに他ならない
      戦場では、殺すか殺されるか。だからこそ、そんな状況を
      つくってはいけない」・・・・・・では、どうすれば戦争を
      防ぐことができるか。「戦争の実態を知り、悲劇を想像する力を
      持つこと」と説く」」。

   『●宮崎駿さん「沖縄の非武装地域化こそ、
          東アジアの平和のために必要です」

 選者・森永卓郎氏の書評のタイトルは、本質をついている。これまで番犬様やその飼い主・米国、そしてアベ様らの沖縄に対する「差別性の極み」。

   『●沖縄の「屈辱の日」を祝う神経
   『●映画『放射線を浴びた『X年後』』: 
      「こんな巨大な事件が、・・・日本人としての資質が問われる」
   『●米軍の「差別性の極み」:NNNドキュメント’14
        『続・放射線を浴びたX年後 日本に降り注いだ雨は今』

   『●「辺野古の海を守ろう」:
       アベ様の「政権が抱える差別性の極み」に屈せずに

   『●辺野古「この風景は戦争」:
       誇り高き「海猿」の実像は番犬様の飼い主「アベ様のイヌ」

   『●菅義偉官房長官曰く「この問題は過去のものだ。争点にはならない」
                      ・・・・・・なんという言い草!!

   『●辺野古破壊者は沖縄で4度目の完敗だというのに、
                         「ロコツな“沖縄イジメ”」

   『●「法令に基づいて粛々と対応する」「法治国家」ニッポンならば
                         辺野古破壊を直ぐに停止すべき

   『●「主権在アベ様」=「地域住民ごときが文句を言うのは
                 許されないというのが安倍政権の立場」


 先日、再放送で改めて見たドキュメンタリー。【FNS九州8局共同制作 ドキュメント九州/フテンマ・リアル】(http://www.tnc.co.jp/program/detail/MTg3MjQwMTA./20150517):

   「10年前の8月14日、宜野湾市にある大学の構内に
    米軍ヘリが墜落・炎上するという事故が起きた。宜野湾市は
    普天間基地の街であり、「フテンマ」と呼ばれる街である。
     10年前に起きた「沖縄国際大学米軍ヘリ墜落事故」は
    当時の大学生・フテンマの人、多くの人の記憶に強く残っている。
    あれから10年、人々は何を思っているのだろうか。
     フテンマに生まれ育ち、今年20代ながら宜野湾市議選挙に
    挑戦する者、フテンマの高校を卒業し米軍基地の中で働く若者、
    先祖が基地の中に集落を構え生活をし、現在は父親が
    軍用地主である若者、そのほかフテンマの人々にカメラを向け、
    あの衝撃的な事故から10年経った「フテンマ」を浮き彫りにする。
    (初回放送日 2014年10月26日)」

 「米軍ヘリ墜落ストロンチウム消失事件」、これもある意味で沖縄県民に対する差別の表れだ。

   『●消された放射能汚染:
       米軍ヘリ墜落ストロンチウム消失事件』 


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http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/book/159645

週末オススメ本ミシュラン
本土の人間が「沖縄だからいいや」と差別している
2015年5月10日

フォトストーリー 沖縄の70年石川文洋著/岩波新書 1020円+税

 いままで読んだ沖縄の本のなかで、この本は、私の心に一番響いた。理由は3つある。

 1つは、著者自身が「在日沖縄人」と呼ぶ沖縄生まれ本土育ちであることだ。私も30年以上、毎年沖縄に通い詰め、「心は島んちゅ」なので、内外双方の視点を持つ著者の主張は、腑に落ちる。

 2つ目は、著者がフォトジャーナリストとしてベトナム戦争の取材をした経験から沖縄を見ていることだ。太平洋戦争で国内唯一の地上戦が行われた沖縄では、多くの一般市民が戦闘に巻き込まれた。その市民の姿は、ベトナム戦争に巻き込まれたベトナム市民と重なる。しかも、沖縄はそのベトナムへと爆撃機を送り出す前線となっていた。

 3つ目は、著者が撮影した写真がふんだんに盛り込まれていることだ。写真のインパクトというのは、ときに文章を圧倒する力を持っている。

 本書を通じて強く感じるのは、沖縄がこの70年間、日本からずっと差別され続けてきているという事実だ。

 終戦の決断が少し早ければ、沖縄が地上戦に巻き込まれることはなかった。住民に自決を勧めなければ、親が自分の子供に手をかけるようなことは、頻発しなかった

 本土が占領から解放された後も、沖縄は四半世紀以上占領下に置かれた。そして、本土復帰以降も、多くの米軍基地が残され、駐留米軍基地の4分の3が沖縄に集中している。さらに、沖縄の基地の返還ペースは、本土の基地の返還よりずっと遅い。そのなかで、爆撃機の墜落事故や米兵による少女暴行事件が起きている。そうした歴史の上で、辺野古の新基地建設だ。

 本書が語るこうした沖縄の70年をみていると、本土の人たちが、「沖縄だからいいや」という差別を続けてきたとしか思えなくなる。

 もともと沖縄は琉球王国という独立国だった。戦うことを好まない琉球は、あっけなく薩摩の支配下に落ちた。沖縄の苦難は、そこからずっと続いているのかもしれない。だから、日本が本当に沖縄の人たちの心に寄り添おうと思えば、沖縄を戦いとは無縁の島にする。つまり、基地のない平和な島に戻すべきなのではないだろうか。著者もそのことを強く望んでいる。

★★★(選者・森永卓郎
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●吉田調書問題:「戦後ジャーナリズム史に残る敗北」「戦後民主主義を全否定する安倍政権による言論弾圧」

2015年05月19日 00時00分33秒 | Weblog


nikkan-gendaiの新刊案内【今日の新刊 「いいがかり」/「原発『吉田調書』記事取り消し事件と朝日新聞の迷走」編集委員会編】(http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/book/159558)。

 「鎌田慧氏は、「戦後民主主義を全否定する」安倍政権による「言論弾圧」だと断言する」。
 そして、以前引用したが、 青木理さんも「吉田調書問題は戦後ジャーナリズム史に残る敗北」と。アベ様らの策略に便乗する情けないジャーナリストたち、マスコミのあまりの酷さ。もちろん、アベ様らの小狡さは最悪。

   『●死者を鞭打つ ~東京電力原発人災原因解明の
          キーパーソン、そして、事故を防げたかもしれない人~

   『●「一体誰が朝日の記者に吉田調書を流したのか」・・・・・・
                    犯人捜しなどやってる暇があるのか?

   『●東京電力人災時のベントと住民避難、
      そして、いま「彼ら」はなぜ反対の声をあげないのか?

   『●『朝日新聞』が「アベ様の犬HK」化しないことを望む: 
            相対的に「大変にマシな報道機関」はどこか?
   『●『朝日』潰しに夢中: 原発再稼働や輸出を進めるアベ様には
             「制御を失った原発の実相」が見えていない

   『●『産経』新聞韓国大統領名誉棄損事件:
      『朝日』叩きで大ハシャギな『産経』が「クソッタレ文春状態」

   『●自公議員や、『産経』や『読売』、『文春』、『新潮』は
            『朝日』叩きに熱狂する資格があるのか?

   『●「吉田氏の肉声を記録した調書」:  
      『朝日』の「誤報」を叩くだけでいいのか?
   『●アベ様の政権の「暴走」許す、批判精神無き、「牙」無きメディア
   『●「薄っぺらで反知性的なタカ派が増殖している」
                   ・・・・・・アベ様達からして?

     「青木理氏「吉田調書問題は戦後ジャーナリズム史に残る敗北」
       去年のメディア報道の中で、朝日の吉田調書すっぱ抜きは
      間違いなく最大の特ダネでしょう。・・・・・・政府が隠す調書を
      公にしたこと自体、ピカイチのスクープだった。
      なのに朝日はその記事を取り消してしまった。
      修正や訂正なら分かるけれど、取り消しという虚報扱い
      してしまったのは、
      メディアとジャーナリズムの将来に禍根を残します
       5月20日に朝日がスクープして約3カ月、どこも調書を
      入手できなかったのに、朝日バッシングが始まった8月に
      産経が入手し、読売などが続いた。官邸のリークでしょう。
      しかも産経や読売は、調書の本質ではなく、朝日記事が
      間違っているという部分に焦点を当てた。
      政権にとっては一石三鳥でしょう。原発事故の凄惨な本質は
      さほど語られず、調書を非公開としてきたことも批判されず、
      憎き朝日叩きの材料に矮小化できたんですから。
      メディアは権力に踊らされた。
      戦後ジャーナリズム史に残る大敗北です」

   『●「吉田調書と原発」 『週刊金曜日』
       (2014年10月10日、1011号)についてのつぶやき
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http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/book/159558

今日の新刊
「いいがかり」/「原発『吉田調書』記事取り消し事件と朝日新聞の迷走」編集委員会編
2015年5月8日

 大スクープのはずだった原発〈吉田調書〉記事を朝日新聞が取り消し、社長が謝罪した。花田達朗氏は、これは「『吉田調書』誤報問題」ではなく「『吉田調書』記事取り消し事件」だと糾弾する。慰安婦の記事と池上彰の連載問題を小さく見せるための「戦後最大級の経営による編集への介入」であり、「ジャーナリストの自由と自律」の侵害である。森まゆみ氏はこの記事に「いいがかり」をつけたのは誰かと問いかける。「これからも原発を動かしたい」安倍首相ら現政権の思惑ではないかと。鎌田慧氏は、「戦後民主主義を全否定する」安倍政権による「言論弾圧」だと断言する。ジャーナリスト、原発技術者ら61人が事件の真相に迫る。

(七つ森書館 2400円+税)
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●ご冗談を橋下さん:「泣き落とし」の一環、「やめたらアカン」・・なんて許されない、すっぱり政界引退を

2015年05月18日 00時00分04秒 | Weblog


nikkan-gendaiの記事【都構想に世論は反対鮮明…橋下市長「負けたら引退」が現実に】(http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/159714)。

 「住民投票で都構想が「否決」されれば、かねて「政界引退」を公言してきた橋下徹・大阪市長(45)。政界の“改憲パートナー”を失えば、安倍首相の悲願である憲法改正スケジュールも狂いだす・・・・・・「住民に支持されなかったら政治家の能力がないということだ。早々と政治家をやめないとダメだ」・・・・・・大阪市民はその1票が安倍政権の暴走を止める“切り札”にもなることを自覚すべきだ」。
 さっさと辞めていただきましょう! 「オオカミが来たぞ~」ではいけません。どんな結果が出るか楽しみです。

   『●思い込みの激しい老人: 大阪元〝ト〟知事に
                 「歴史に関しての無知」だってさ!

   『●「証拠が出てくれば反省しなければならない」のだから
                             反省してください

   『●無節操の図: 橋下元大阪〝ト〟知事も十分に〝ト〟、
                   そして自民党も同じ穴のムジナ

   『●「誤解」だったの?? 弁護士らしからぬ言動で、身から出た錆
   『●「自己責任」を叫ばれた人の立場
   『●掲げてもいない脱原発の看板を下ろす:
          今に始まったことではないし、驚きもしないが・・・

   『●タヌキ(関西電力)とキツネ(橋下徹氏)の汚れたケンカ
   『●『最後に思わずYESと言わせる最強の交渉術』を
               持つ人達は反省してくれるでしょうか?

   『●「俺様王国」ニッポン、「俺様王国」大阪「ト」を
             造りたい強権的政治手法好きな二人


 asahi.comの記事【「お笑い100万票」風吹くか 大阪都構想、芸人も論戦】(http://www.asahi.com/articles/ASH5G15R6H5FPTIL02V.html?iref=comtop_6_01)によると、 橋下徹元「ト」知事のオトモダチ「辛坊治郎さん・・・・・・「二重行政の有無」を問われ・・・・・・ヨットで太平洋横断中に遭難した「自虐ネタ」に触れ、「バブル期、ヨットハーバーを市と府がつくった。二つも要りますか?」」・・・・・・だそうです。
 それが「ト」構想で解決するの? そんなこと、「ト」構想でなくても解決するし!

   『●「自己責任」を叫ばれた人の立場
   『●「自己責任」バッシングと
     映画『ファルージャ イラク戦争日本人人質事件・・・そして』


 また、同記事によると、「コント集団「ザ・ニュースペーパー」の2人が登場。橋下徹大阪市長(大阪維新の会代表)と小泉純一郎元首相に扮して、コントを披露した。 「二重行政、二ついらないんですよ。通天閣の隣にもう一つ通天閣あったらどうですか、小泉さん」 「それうれしいねえ。なんか楽しいねえ。ツインタワーみたいで」 軽妙なやりとりに参加者から大きな笑いが起きた。橋下氏は住民投票で都構想案が否決された場合、政界を引退すると表明している。橋下氏に扮した福本ヒデさんが「みなさんに頑張っていただいて、私に二度と橋下さんの役をやらせないで下さい」と呼びかけると、会場がどっと沸いた」。
 是非、「憲法くん」の意見も聞いてみたいものです。

   『●「ぼくらは差別が見えていない」 『週刊金曜日』
                     (2014年5月9日、990号)

   『●「放射能と学校給食③」『週刊金曜日』
        (2013年6月7日、946号)についてのつぶやき

   『●松元ヒロさん「憲法くん」は語る

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http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/159714

都構想に世論は反対鮮明…橋下市長「負けたら引退」が現実に
2015年5月13日

     (橋下市長と安倍首相(C)日刊ゲンダイ)

 いよいよ、政界引退のカウントダウンが始まった。大阪市民を対象にした大手メディアの世論調査の結果が出揃い、いわゆる「大阪都構想」については軒並み「反対」が「賛成」を大きく上回った。17日の住民投票で都構想が「否決」されれば、かねて「政界引退」を公言してきた橋下徹・大阪市長(45)。政界の“改憲パートナー”を失えば、安倍首相の悲願である憲法改正スケジュールも狂いだす。


■高齢者と子育てママが反発

   「住民に支持されなかったら政治家の能力がない
    ということだ。早々と政治家をやめないとダメ

 橋下市長は9日放送のテレビ番組でも、そう大見えを切ったが、その2日後「都構想に反対多数」の世論調査が出ることを予想していたのだろうか。

 朝日の調査では反対が43%と賛成33%を10ポイント引き離し、共同も反対47%。読売にいたっては反対50%で、賛成34%を大幅に上回った。朝日に「反対」と答えた人の理由は「住民サービスがよくならないから」(27%)に続き、「橋下市長の政策だから」が25%に上っていた。大阪ダブル首長選の頃の飛ぶ鳥を落とす勢いは今や昔。橋下市長も大阪市民にすっかり嫌われたものである

   「市内での運動量は都構想推進派の橋下維新側が
    はるかに反対派を上回っています。昨年12月の
    住民投票実施決定前から、都構想のメリットを猛アピール。
    告示後は4.5億円もかけて、テレビCMをバンバン流し、
    賛成ムードをあおってきました。対する自民は党本部が
    都構想反対に消極的で、公明は学会本部と一枚岩
    と言えず、民主は統一地方選で壊滅。反対派が
    本格的に動きだしたのは告示直前と、完全に
    出遅れていたのです」(大阪市在住のジャーナリスト・
    吉富有治氏)

 それでも「反対」が大勢なのは「70歳以上の高齢者と20、30代の女性が反対派の味方に付いたから」と、吉富氏はこう分析する。

   「橋下市政下では70歳以上が対象の『敬老パス』の
    有料化など高齢者福祉が切り捨てられた。
    老人に厳しいイメージに加え、反対派は
    『都構想で子育て支援は低下する』と訴えています。
    例えば現在は大阪市在住なら、どの行政区の
    保育所にも子供を預けられますが、
    都構想で5つの『特別区』に再編されると、
    『区民』の託児が最優先。結果的に待機児童が増える
    といった具合です。こうした指摘に
    橋下氏は“デマだ”と叫ぶだけで、満足に反証できていない
    生活に直結するデメリットを実感する住民は確実に増えています」

 もちろん、「2万%出馬はない」と口にしながら、平然と大阪府知事選に出馬した男の言葉だ。「政界引退宣言も、どうせ「泣き落とし」の一環。「やめたらアカン」と言ってくれる有権者を取り込む作戦だろうが、本当に橋下市長が敗れて引退すれば、安倍政権の改憲戦略にも影を落とす。

   「来年夏の参院選後に憲法改正に向けた国民投票の
    手続きを始めたい安倍政権にとって、
    改憲に積極的な橋下氏の存在は大きい。次の参院選でも
    自公両党で改憲の発議に必要な3分の2議席を
    得られなかった場合、維新に手を伸ばし、
    『改憲連合』を組むのが公然のシナリオ。
    その見返りに自民が都構想実現の関連法案に
    協力するという“密約”もあるといわれてきましたが、
    安倍首相と近い橋下氏が政界を退けば、維新内は
    民主との野党共闘をもくろむ『旧結いの党』の勢力が
    強まる。首相の改憲シナリオも元の木阿弥です」(政界関係者)

 大阪市民はその1票が安倍政権の暴走を止める“切り札”にもなることを自覚すべきだ
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●「戦争法案」: 「戦争できる国」、番犬様の国のために「戦争したい国」・・・主権者は誰か?

2015年05月17日 00時00分15秒 | Weblog


東京新聞の二つの記事【「戦える国」 是非は国会に 安保法案 閣議決定】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2015051502000133.html)、
【問われる国民主権 政治部長・金井辰樹】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2015051502000132.html)。

 「政府は十四日午後、臨時閣議を開き、他国を武力で守る集団的自衛権の行使容認を柱とする安全保障関連法案を決定・・・・・・安保法案全体を「平和安全法制」と呼び、「戦争法案」との批判に「無責任なレッテル貼りは全くの誤りだ」と反論」。
 「平和」や「安全」なんてラベルが貼れる訳がない。火に油を注ぐようなことをするのに、抑止力とはね・・・・・・マッチポンプとなることは明確。

   『●日本国憲法第九条「国権の発動たる戦争と、
      武力による威嚇又は武力の行使は、永久にこれを放棄する」

   『●「「ああ、安倍談話さえなかったら!」を心配する」:
           「ケンカを売り」「火に油を注ぎ」そうな雰囲気


 そんな「内」部でこそこそ話し合わず、また、ダラシナイ「マスコミ」とヤラセのような質疑などやらずに、アベ様は「外」に出てきて市民に説明してみては如何か? 国会の周辺で何が起きているのか見えていないでしょ?

   『●戦争に油を注ぎ、番犬様の片棒を担げば、
           「非戦闘地域」「後方支援」は何の保証にもならない

   『●福島瑞穂氏への「絶対権力」者の横暴と狭量:
       「自らと異なる立場に対する敬意や尊重などかけらもない」

 言うに事欠いて「平和安全法制」って、「デマ」そのもの。「息吐く様に嘘つく」「ネット右翼の書き込みと大差なし」。「戦争できる国法案」「戦争したい法案」である。しかも、番犬様の飼い主である米国のために「戦争したい」とシッポを振る情けなさ。真の「右翼」の方々は何も思わないんですかね? 「平和憲法」「平和主義」の「へ」の字もない。

   『●続・「首相はくず」とは言っていないけれど、
      「息吐く様に嘘つく」「ネット右翼の書き込みと大差なし」


 「憲法九条は、戦争を永久に放棄し、戦力の不保持をうたう。「戦わない」国になると宣言した」にもかかわらずのアベ様のあまりに酷い暴走ぶり。最も気に食わないこと、それはアベ様の暴走を支える自公支持者・投票者、そして、「眠り猫」の皆さん。

   『●衆院選の酷い結果: 
       本当に、「「眠り猫」は眠っているように見えて実は起きている」のか?
   『●あざとい「“味見”」・お試し壊憲=「憲法の自殺」:
           「小さく産んで」、九条壊憲へと「大きく育てる」

   『●壊憲: 「憲法を「変えない」という重み」と
       「「政治家が「戦争のできる国」を志向し、その言葉の軽さ」

   『●日本国憲法第九条「国権の発動たる戦争と、
      武力による威嚇又は武力の行使は、永久にこれを放棄する」


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http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2015051502000133.html

「戦える国」 是非は国会に 安保法案 閣議決定
2015年5月15日 朝刊

     (安保関連法案の閣議決定に反対してデモ行進する女性たち
      =14日、東京・銀座で(木口慎子撮影))

 政府は十四日午後、臨時閣議を開き、他国を武力で守る集団的自衛権の行使容認を柱とする安全保障関連法案を決定した。歴代政権が憲法で禁じられていると解釈してきた集団的自衛権の行使を可能にする法案の閣議決定により、「専守防衛」の安保政策は戦後七十年で転換点を迎えた。政府は十五日に安保法案を衆院に提出する。安倍晋三首相は閣議決定後に記者会見し、今夏までの成立を目指す考えを重ねて表明した。

 首相は会見で、北朝鮮の弾道ミサイル開発を例に安全保障環境が厳しさを増しているとし、「あらゆる事態を想定し、切れ目のない備えを行う」と強調。安保法案全体を「平和安全法制」と呼び、「戦争法案」との批判に「無責任なレッテル貼りは全くの誤りだ」と反論した。

 安保法案は十本の現行法を一括して改正する「平和安全法制整備法案」と、他国軍の戦闘を支援するために自衛隊を随時派遣できるようにする新法「国際平和支援法案」の二本。平時から有事まで、自衛隊の活動を大幅に拡大させる。

 一括法案のうち武力攻撃事態法改正案は、他国への攻撃で日本の存立が脅かされる「存立危機事態」と政府が判断すれば、日本が攻撃を受けなくても、海外で集団的自衛権に基づく武力行使ができると定めた。

 日本周辺の有事に対応する米軍への支援を定めた周辺事態法から地理的制約を撤廃する「重要影響事態安全確保法案」では、米国以外の他国軍支援や弾薬提供を新たに認める。国際平和支援法案は、日本の安全に直接の影響がない場合に対応し、国連決議に沿って軍事行動する他国軍を支援できるようにする。

 与党は六月二十四日までの今国会の会期を大幅に延長し、法案の成立を図る方針。法案を連日審議できる特別委員会を今月十九日に衆院に設置し、二十一日の本会議で審議入りする日程を十四日に野党に提案した。野党側は準備時間の確保を理由に早期の審議入りに難色を示した。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2015051502000132.html

問われる国民主権 政治部長・金井辰樹
2015年5月15日 朝刊

 安倍内閣が、他国を武力で守る集団的自衛権を使えるようにする安全保障関連法案を閣議決定した。憲法の解釈を変えて集団的自衛権を行使できるように内閣が初めて決めたのは昨年七月。以来、十カ月半の間に、政府・与党は一直線に法案をつくりあげた。この間、世論の反対は根強く、法案を今国会に急いで提出する必要はないとの意見は多数を占め続けたが、主権者である国民の声が反映されることはなかった

 憲法九条は、戦争を永久に放棄し、戦力の不保持をうたう「戦わない」国になると宣言した。

 条文を素直に読めば自衛隊の存在を認めることさえ難しい。二十三万人弱の自衛隊員を抱え五兆円近い防衛予算を毎年使う日本の現状は九条の枠を超えてしまったようにもみえる。そして自衛隊は、最近二十年あまりの間、なし崩し的に海外に派遣されてきた。

 それでも自衛隊は、一度も人に向けて発砲せず、一人も殺さず、一人の戦死者も出していない。日本は、戦後七十年間、戦争に加わらなかった。九条の縛りがあったからこそ「戦わない」一線がぎりぎりで守られてきた。

 閣議決定された法案に目を向けてみる。「わが国の存立が脅かされ、国民の生命、自由、幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険」があれば、他国のために武力行使できるようになる。「根底から」とか「明白な」という抽象的な言葉が並ぶ条文を読み、政権のさじ加減で海外での武力行使が決まってしまい、地球のどこでも「戦える国」になりはしないかと心配になる。

 法案は十五日、国会提出され、その是非は国会議員に委ねられる。「戦える国」に踏み出すか。九条の縛りの中で踏みとどまるか。国会の論戦は、変質する平和主義の行方を決める。これまで安保法制の議論から外されてきた国会の存在意義が問われる

 そして国会の議論では、国民主権そのものが問われる。主権とは、国のあり方を決める権力のこと。国会が主権者の考えと離れたことを決め、その結果、政権が「国のあり方」を思うままに変えられるようになれば、国民主権は形骸化してしまう。そのことを主権者である国民に選ばれた国会議員は忘れてはならない。私たち一人一人も、自分が主権者であることをしっかりと胸にとどめたい
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