皆さんにご報告です。突然ですが、約二十一年間所属していた
二科会写真部北海道支部を退会しました。
仕事が忙しく運営をお手伝いできないことが大きな理由です。
支部の中でも、特に札幌、岩見沢在住の方には
長い間お世話になりありがとうございました。
親子ほど年齢が離れた先輩達と、年に一度の巡回展。
写真の喜びを分かち合え、楽しかったです。
今後は日本写真協会正会員として頑張ります。
個展はマイペースで開催するので、是非ご来場下さい。
二十一年は長く、その間カメラの進化、デジタル維新があり
特別部員・支部員も顔ぶれが変わってゆきました。
私は自分の活動に成人式の着物を着せて、お見合いさせなければならないほど
年をとったと感じています(笑)。そこで思い出を一つ。
札幌市写真ライブラリーを会場にした巡回展。
受付したご来場者、忘れられない方について。
髪にポマードべったり、オールバックの黒サングラスという
風貌の男性。「あなたは写真が好きですか?
それなら僕の写真を見せましょう。いい写真でしょう。僕は
名前を言えないけれど○○○○○の一番弟子だったんですよ。」
美しい丘陵風景が有名な美瑛(びえい)の作品を見せて話すので
言われるまま聞いていたのですが、根拠のない自慢話であることに
気づき、こう着状態になってしまいました。何度も繰り返す自慢話。
困っていると、館長さん(当時は女性の館長さんでした)が奥から
私を呼んでくれて一安心。
「なるべくかまわないようにしてね。」と言われました。
あちこちのギャラリーに出没し、一番弟子を名乗り、
受付の女性、主催者、来場者に自分の自慢をして、
人の作品の悪口をいう方との事でした。その当時は
隣に写真メーカーのギャラリーがあり、女性二人、男性一人の
体制だったのですが、そのうちの女性一人が好みのタイプらしく
「よく来るのよ。」と言われました。その一年後に私が個展を開催した時にも
その方は現れ、会場内にひそみ作品を見に来る女性を待ちぶせ。
「こんなラグビー写真、どこがいいの。僕の写真のほうがいいよ。」
楽しもうとしているのに、まとわりつき、しつこかったそうです。
後日その女性とお茶を飲む機会があって聞いた話ですが、
許せませんでした。その後も黒メガネさんは(名づけてしまいました)
年一回の支部展に数度にわたり登場、ある年から姿を消しました。
彼のみにくい行為を、私はレフリーになって裁きたかったですね。
作品の発表は、時として思いもよらないことに遭遇しますが、
経験を積み重ねステップアップ出来ればと考えています。
プロフィールから北海道支部の肩書きは消えますけれど、
今後ともどうぞよろしくお願いします。