解消

自宅のモデムが故障して２週間。

大家に電話して、対応を依頼して
大家に「プロバイダーに直接連絡して解決して」と言われて
プロバイダーに連絡して、問題切り分けに協力して
プロバイダーのログ解析ののらりくらりにイライラして

だからモデム故障してるんだってば、と大家を急き立てて
大家が新しいモデムをやっとやっと買ってくれて

さきほどやっと設定が完了して
久々にインターネットに接続したところ。

ここ２週間、なぜか感情が安定しないなと思っていたら
毎日の鬱憤をここに垂れ流してなかったせいだと気づいた。

修理した靴、１足。
買った靴、２足。

ため息、３つ。

ひと前で泣くこと、４回。
デトックス。

吝嗇

オフィスのゴミ袋はなぜか、
近所のディスカウントショップの買い物袋だ。

「あれ、ディストカウントショップから買ってるの？」と

件のインド人に聞いてみたら

どうやらMGRのポーラ自らディスカウントショップに行って
パクってくるらしい。

100枚単位で大・中・小の買い物袋があるので
日常的に行われてるのだろう。

たいしたコストにもならないのだし
必要経費は捻出しようよと思った。

節約するのはそこではないかと。

件のインド人は

「これは歴とした盗みだ」と言ってた。

ろくな会社じゃないとは思っていたけれどやはり。

貧乏労働者なあたしには選択肢はないので
給料が支払われてる限りはどうでもいいことだけれど。

いやはや。

湯加

今働いてるオフィスのフロアには約30人。

２割が男性で、８割が女性。

１割がNZ人、
１割がベトナム人、
残りが中国人。

ひときわ存在感があるのがベンというトンガ人。

エディ・マーフィのおちゃらけキャラと
デンゼル・ワシントンのシビアさを兼ね備えたハンサム。

さっきアホ面さらしてたかと思えば
次の瞬間には「Go！Go！」と尻を叩かれる。

定期的な仕事を自発的にやると
「Good girl」とほめてくれる。

先日サモア人から
「『こんにちは』はトンガ語でMalo e leleiって言うんだよ」と教わったので

昨日ベンから頼まれた仕事が終わったとき
ベンが「Arigato」と言ったので

「どういたしまして」の代わりに「マロレレ？」と返事をしてみたら

「Good girl, good girl！」と背中をがしがしされた。

その笑顔を見れるなら
サモア語だってトンガ語だって覚えられる。

今日オフィスで仕事中にケーキがスタッフに振舞われたとき
あたしは躊躇して仕事を続けていたら

そんなベンは

「ケーキ食いな」と遠くから促してくれた。

そんな細かな心遣いにもぐっときてしまい
ベンのデスクの下に掃除機をかけるときはちょっと丁寧にしてみたりなど。

精子

いっしょにバドミントンしてる、かわいい中国系マレーシアンと
お茶する日曜日の夜。

先日のメッセンジャーで

「まだしてないけれど、君とセックスしたい」という中国語の文法解説を

面と向かって淡々としてもらう、こっぱずかしさ。

「僕とセックスしたくないの？」という否定疑問文に対する、

「いや、したい」と「はい、したくない」の答え方は英語と概念が真逆だ。

極めつけは

「君の日本語の名前、中国語だと『精子』と同じ発音なんだよ」と。

あたしは中国語を勉強するために名づけられたのかもしれないと、ふと
思った。

精子　jing zi
自慰　zi wei
做愛　zuo ai

言語は伝えたいときこそ、生きる。

華人

第９届華人羽毛球邀請賽に出場。

女子ダブルス３部。
出場費NZ$29、弁当込み。

８年もバドミントンしてるのに４部レベルの34歳女子と。
かなりの巨乳。

リーグ戦３ゲームで、31ポイント１ゲーム。
１勝２敗。

出場費に弁当が含まれてることも

主審ひとりで、線審不在なことも
微妙な判定のときは「いやいや、今のアウトだってば」と押し切ったけれど

１～３部まで入賞すると、賞金がもらえることも

閉会式での抽選で
現金プレゼントや様々な賞品のほかに

オークランドー香港間航空券が２人分も用意されてたことも

かなりのカルチャーショックだったけれど

ここは中国ではないのに
バドミントンはメジャーなスポーツではないのに

中国人大会が主催されるほどに
バドミントンをしてる中国人が多いことに圧倒された。

弁当も航空券もいらないから
もうちょっと出場費安くしてくれればいいのに。

とりあえず異国の地での価値ある一勝。