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こんな夜にはこんな読書「ドイツは過去とどう向き合ってきたか」

2008-01-07 02:55:56 | こんな夜にはこんな読書
「ムックの日記」で紹介されてた、

熊谷徹の「ドイツは過去とどう向き合ってきたか」を読んでみる。

いつか牛にひかれて氏と真っ当に戦争犯罪について議論できるよにネタ集め。

というとまた牛にひかれて氏に鼻で笑われそなのだけれど。
というとまた牛にひかれて氏から「誤解です」というメールが送られてきそなのだけれど。

最近読んだばかりの「トニオ・クレーゲル」のトーマス・マンや
北杜夫の「夜と霧の隅で」に出てくる障害者安楽死計画が出てきて

世界はつながってるだと改めて実感。

感想としては過去への向き合い方が
旧西ドイツと旧東ドイツで大幅に異なってるという点が興味深かったということ。

心にひっかかった言葉。

「日本には一部の市民の間に、広島と長崎の原爆被害を、
 ホロコーストと同列視しようとする動きがあるが、
 これもドイツ政府およびイスラエル政府部内では批判されている。
 欧州では、殺人工場を作って600万人のユダヤ人を虐殺した犯罪は、
 『歴史に類例がないもの』というコンセンサスができているため、
 これを他の虐殺事件と同列視することは、
 ホロコーストの相対化、矮小化につながるとして批判されるのだ。」

いつか絶対に行きたい場所。
アウシュヴィッツ平和博物館に辿り着くだけでは物足りない。

でもまだ行くタイミングではない場所、アウシュビッツ。
コメント (2)
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