eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

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単三式N相(中性線)電流の増減

2017年10月22日 | eつれづれ

N相の中性線に流れる電流は一般的にR-T相の差となりN相読み3Aで計算値は3.7Aとなる。
電流計の誤差もあるので、これはほぼ間違いない。

ここでT相の角度0から45度に(力率70.7%)に悪くした場合、N相電流は8.07Aと大きくなる...力率が悪くなると余計な電力を必要とする事になる。
N相電流はR-T相の差分電流となるのは力率100%だけであるが異状にN相電流が多いときはR相100%に対してT相の力率が悪い時である。

先の例でT相7.7Aで検証してみる。これを見ると角度45では有効、無効電力が同じとなる。