eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

電気の出来事を技術者向けに適宜up中。
質問等はコメント欄にて。

耐圧試験の電圧要素試験器の内部焼損...本年のブログも終了する。

2023年12月31日 | eつれづれ

取説にあった回路図を電流と電圧回路を検証してみる。追加したコネクタ等は平成30年4月とある。Aの電流出力は耐圧トランスに行く。Bは耐圧トランスより入る。

電流計と電圧計は、この位置に入る。

焼損した電圧基板...下に吹っ飛んだ部品が転がっている。電圧計の指針は変形した。

この電源はOCR-50CKよりコネクタで供給される。

年明けに修理依頼予定する...新品買った方がマシか。

降雪ならず雨降りの大晦日...令和6年(2024年)も元気でクダラナイのーがき語り発信。

 

 


地絡事故の漏洩電流実体をデモ機を使いアーク発生させ検証してみる...。

2023年12月29日 | eつれづれ

ある程度、電圧UPしていくと導電テープより電流が漏れ出し小さなアークが発生...その内に煙が発生してくる。

直流絶縁診断の印加電圧は3kV程度あるが、これ以上UPするとアーク激しくなりNGとなる。

直流絶縁診断の電圧印加グラフ。

同じく、漏洩電流の高いところはアーク発生しているダダ漏れ...。

フラットのところはμAレベルの極小漏れ電流...高電圧で地絡事故時のGR継電器の零相電流(Io)0.2A

整定は如何に大きなmAレベルかが理解出来る。

地絡事故の地絡電流ルート概要...方向性地絡継電器(DGR)にはCの所にコンデンサ型零相電圧検出装置(ZPD)が線路の静電容量とパラレルに入ってくる。

約4~5kV.DC印加でパチパチとリーク仕始める...微地絡も長続きせずテスターμA表示もOLとなる。

表示はOL前に電圧下げた時のもの...そのまま印加しているとアーク酷くなり煙も発生。

高圧ケーブルの架橋ポリエチレンも溶け出してくる。

机上の空論はさておき、この現象を明日、技術者2名+して指導...零相電流(Io)+零相電圧VoをDGRに入力して、検証して今年も多忙な趣味の世界だったがENDとなる。