eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

電気の出来事を技術者向けに適宜up中。
質問等はコメント欄にて。

これもお嫁に逝けないキズものとなった

2016年10月13日 | eつれづれ

OCR試験器OCR-50CKを改造して、交流耐圧試験用の一次側励磁電流測定電流ループ(電源入力電流の目安)をつくる。

トグルスイッチは過電流継電器試験等では通常位置でオンとし短絡しておく(ループのコネクタは不用)。

試験器の電源ブレーカ二次側より取り出す。

でかいスライダックと大型抵抗器が見える。

交流耐圧試験時コネクタを挿入し黄色線にヒオキのクランプメーターを挟みデータロガーに入力する。これで交流耐圧試験時、1.2次側の電流2CHをグラフ化出来る様になった。

特高275kV?幹線ケーブルの爆発

2016年10月13日 | eつれづれ



お上は早速、形だけの全電力会社に点検を指示...1ヶ月を目途に報告する様に指示した。常に受電状態なので外観点検が主になるが、活線測定もアテにならず、ケーブルも古いから必ずヤラレル訳でもないし...報告終了後、また同じ様な事故がおきて、何を点検しているのだと批判が来る感じだ。要するに点検など、しないよりした方がマシ程度でドカーンとなる時はなるのが世の常デス。


リスク管理上、年数経ったものは早めに交換したいが、何せ金がかかる...綺麗事では済まない保安管理かな!!。

同種ケーブル、23区内870キロ…大規模停電
東京都心部で大規模停電を引き起こした埼玉県新座市の地下送電ケーブル火災で、出火した「OFケーブル」は、23区内で約870キロ・メートルも使われていることが分かった。
高度成長期に急増した電力需要を賄うため設置されたものだが燃えにくい素材でできた新型のケーブルへの切り替えは、工事の難しさから進んでいない。専門家は「今回のような火災で都心の機能が失われる危険がある。老朽化したケーブルは交換するべきだ」と指摘している。東京電力によるとOFケーブルは電線の周りに油が染みこんだ紙を何重も巻いている構造で、いったん引火すると燃えやすい。1990年代以降は紙の代わりに燃えにくいポリエチレン製の樹脂を使った「CVケーブル」と呼ばれるタイプが主流になっている。

新たに布設して電気を通してから古い物を撤去する作業となるのか...コリャー多くの時間と経費がかかる...託送料金にもUPしなければ。PPSも楽ではなくなる様だ。



35年ケーブル交換せず...やっちまいマシタ

2016年10月13日 | eつれづれ
火災ケーブル、35年交換せず=経年劣化か、因果関係調査―都内の大規模停電・東電
東京都内の約58万6000戸に影響が出た大規模停電で、原因とみられる火災が発生した埼玉県新座市の東京電力施設内のケーブルについて、東電が設置から約35年間、一度も取り換えていないことが13日、同社への取材で分かった。
ケーブルの経年劣化が火災につながった可能性があり埼玉県警などは同日午前、火災現場を実況見分。詳しい出火原因を調べる。
東電によると火災が起きた施設は都内の変電所に送電するケーブルが入った地下トンネル。ケーブルは地下約6.2メートルの地点にあり、計18本が3本ずつ六つの束になった状態で通っている。ケーブルは敷設されてから約35年が経過しこれまでに交換された記録はないという。
東電は停電が起きた12日の記者会見で、施設内に第三者が侵入したとは考えにくく漏電によりケーブルから火花が飛び絶縁用の油に引火した可能性があると説明した。
ケーブルについては目視や打音検査などで年1回点検しているが今年6月15日に行った直近の点検で異常は確認できなかったという。
東電は「一律に(ケーブルの)寿命を定めておらず必要に応じて修理や取り換えをしている」と説明。「敷設から35年たっているので火災との因果関係を調査したい」としている。


針金電気ヤも以前から逝っているが民間の事業所など高圧ケーブル15年で更新など理想論等で、ぶっていたらお金幾らあっても足りない。税金で食っているお役所事業所は別だが...。盗電でも同じ事、そんなことをやっていたら電気料金に直結、暮らしに困ることになる。点検などしても事前に発見など皆無なのが殆ど現実、なるようにしかならず壊れるまで使うのが世の常となる。
高圧ケーブルで絶縁抵抗測定して以前にキック兆候ありパンク未然に発見した等と雑誌にもあるがこれもウソ800??、今回、同様爆発的、一気に逝くので、そんなものはアテにはならない。
そうこう逝っても竣工で交流耐圧試験、直流耐圧試験など生活のタシにはしているが経年劣化は必ず起こり計画をたてて更新するしか無い。
それにはマッチポンプ的な電気技術者のアドバイスでの脅しが一番だろうか。