eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

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晴天の中、自立設置形キャビネットPAS開放して定期点検

2016年10月22日 | eつれづれ

今日は、某事業所の定期点検で無電柱エリアの自立設置形キャビネット内のPASを開放する。

方向性SOG制御装置試験を停電前に実施する。

このPASはLAだけ内蔵で停電前なので試験器電源は9Aインバータ発電機より供給する。
(SOG制御装置電源は通常、受電状態なのでVTより100Vを供給している)
素人電気技術者??はSOG制御装置のP1.P2から試験器電源をとりPAS爆発、焼損させ、当然付近一帯の停電となり波及事故となる。試験器入力は位相特性試験などやる場合は400VA程度、必要となり電流が多くながれSOG制御装置供給用PAS内部のVTは15~30VA程度の小さい容量のものなので過負荷となり一次側コイルを焼損させる結果となるので十分注意しなければならない。この自立設置形キャビネット内に通常の50VA程度あるVTが1個ついている。この場合は高圧PTヒューズがあるので溶断はすると思うが、やっては逝けない行為だ。

過電流継電器の動作計算値は200%で1.432秒。

真空遮断器連動動作時間は1.599秒。