心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

久々に金文

2011-07-21 | 書の話

                         (半紙)

 

 

今日午前中は書道教室。

Kさんが取り組んでおられる、金文の一節をば。

臨書ではなくて、創作ですが。。

 

釈文には「余爾」と。 右が「余」、左が「爾」 原本はこれ↓ 

 

 

 

一番左のは、「爾」の文字の解説として載っていたもの。

 

う~ん、よく見えないですねぇ・・って言いながら書いたのですが。

帰ってきてから、スキャンして拡大したら、まずは下のくもの巣みたいなところの

縦角が足りなかったか・・・ 

 

で、「爾」ってことは・・・(↓)こうでないの?と。

うん、きっとそうだと思うんだけど。。

 

 

 

 

 原本を色反転してみたら(↓)・・ね?

 

 

 

・・ということで、Kさん、いかがでせう 

 

 

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箱風呂でいい風だにゃ~

2011-07-20 | 

                     みーにゃ 13才 ♀

                「う~ん、いい風だにゃあ」~ご満悦中。

 

 

台風6号は、今夜から明朝にかけてこのあたりを通過とか。

あちこちで被害も出ているようですが、無事通り過ぎてくれますように。。。

 

今日は仕事で、いつになく少ない脳みそを使ったので、筆を持つ気力なく。

あ、今日も・・だったりして・・いかんいかん。。

 

そんな日は、我が家の猫の手を借りることにして。

 

先週末、部屋の中は33℃でも、エアコンなしで。猫はエアコン苦手のようで。

窓際は風が入って気持ちいいらしく、ベランダのお気に入りの場所から

最近はここが、2匹の取り合いの場所でして。

 

で、猫といえば・・箱。

 

ちょっとサイズは小さめなんだけど、交代で箱風呂状態。

この時はご機嫌もよろしかったので、カメラを向けても、

ほらっこんなかわいいお顔   はいっ・・親ばかでありんす 

 

 

 

 

あ!そうだ 

この前、偶然You tubeで、これ・・みーにゃ?って思うほど

ほんとそっくりの猫さん見つけて。これは親戚か、前世が同じに違いない。。

 

→ ネコ式ラーメンの食べ方2  似てる似てる・・

 

これも  → 猫だって温泉気分で入浴 

 

犬猫用品のサイトの看板猫ミューちゃんというらしく。

ここをクリック→ ジェイジェイの部屋 きゃ~かわいい写真がたくさん!

 

ううう・・何度見ても、どれを見ても、かわいいところまで似ているうう・・  

似てないのは、性格だけかも  

 

あ、もうひとり、みーにゃが箱風呂から出ると、ぷくぷくが交代してこの表情。

でもって、この顔を見ながら、たぶん私も似たような顔をしているのであ~る。

ぷくぷく ♀ 11才

 

みーにゃとぷくぷく記事は、ここ→  か 画面右上の日付横にある 猫 ってとこをクリック 

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「不思議」には

2011-07-19 | 八木重吉

        「ふしぎ」  (はがき)

 

 

 

今日は久々に八木重吉を読んでいて、なんだか・・いいなぁって

 

 

「不思議」    

 

こころが美しくなると

そこいらが

明るくかるげになってくる

どんな不思議がうまれても

おどろかないとおもえてくる

はやく

不思議がうまれればいいなぁとおもえてくる

 

 

こころ美しくいられない日は、せめて、こころ自由でいられたら

 

 

 

岡本太郎のことばを、ふと思い出した。

 

 

思いきって、のびのびと踏み出してみる。 

そして人間的な自由とはなんであるか、

その歓びをみずから発見するんだ。

 

 

「不思議」という響きには、自由であっけらかんとした歓びが

たくさん詰まっているような気がしてくる 

 

 

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たった四文字でも

2011-07-18 | 木簡

                         (半紙)

         

 

ここのとこ、あれこれ用事が続いておりまして。

その合間、今日は猛暑の中、汗を流しながら断捨離、第3弾・・4弾・・。 

 

今日は重い本棚やらをどけて、古くなった絨毯をはがし、夏用のゴザのような敷物を

カッターで燃えるゴミに捨てられる位に切り刻み、折りたたみ。

 

お蔭で、後で気づくと棘が刺さってたり、あちこち切り傷だらけ 

でも、お~!こんなものがこんなところに!ってめっけもんもあったりして。

 

そんなわけで、今日は何も書いてなくて、前に書いた木簡。

原本はこれ↓  

 

 

 

最初は形臨、そのあとは意臨というか、いろんな表情を探して書いてみる。

 

名筆といったものは、これが「美しいあるべき姿」というのがあるけれど、

木簡は、どんな人がどんな思いで書いたのかなんて解説はないわけで、

そこにロマンが広がるわけで 

 

どんな人だったのかなぁ・・って想像しながら書き始めると、

たった四文字でも、楽しくて楽しくてあれこれと。

それぞれに、イメージを膨らませて頂けると、うれしいです。

 

これ↓(手前)も同じ題材、以前極細筆で書いたもの。

 

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人間の造ったものは

2011-07-17 | つれづれ

                       (はがき)

 

 

 

 自然のものは一応の用を果たした後も

 それなりの美しさを見せ

 よいころには消えてもくれるが

 人間の造ったものにはそのやうな配慮がない。

 

 

 

好きな画家の一人、香月泰男(かづきやすお) のことば。 

 「春夏秋冬」 新潮社より 

 

 

 

ひまわりが、セシウムを吸着し土壌の改良に有効という説から、

福島ではひまわりプロジェクトというのが、始まったよう。

有効かそうでないか、それを議論するよりもまずはやってみようという試み。

 

そのニュースを聞いて、宮崎駿監督の「風の谷のナウシカ」を思い出し 

今思うと、日本の現状を予言しているような。

 

ビデオを持っていたので、セリフを覚えるほど観ましたが、

デッキが壊れたので、ないかな・・と検索したら、

なんと~PIATA JAPANってサイトから、無料動画で全編見ることができるようです。

 

追記:先程までリンク貼ってましたが、そのうち削除されそうなのでやめました 

   ご覧になりたい方は、「風の谷のナウシカ」で検索したら見つかりますう 

 

追追記: 何人かの方からみつからないよ~と、ご質問頂いたのでやっぱり 

       無料動画リンク先は→ こちらです 

       7話にわかれてるようです。 

    (Dailymotion 1)(Dailymotion 7) というところをクリック。

 

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書にできること

2011-07-16 | 書展・展覧会情報

                 「抱きしめたい平凡」 下迫蘇香氏

 

 

今日は、毎日展に行こうと思っていたのだけど、朝起きたら少々バテてまして 

なので、明日行こうと思っていた、地元での 第17回蘇香書作展 に母とお邪魔しました。

 

会場は、いつも蘭秀会展でお世話になっている町田市民ホール。

蘭秀会展→ここからずずいと下まで 

 

主宰されているのは下迫蘇香氏。(女性)

ちょうどお目にかかることができて、色々とお話も伺えて 

 

作品制作の最中、未曾有の東北大震災に面し、

それぞれに、せめて被災地・被災された方々のことを想いつつ、

ひと筆、一画に祈りを込めて制作されたとのこと。 (受付で頂いた「ごあいさつ」より)

 

そんな想いを感じる下迫氏の「抱きしめたい平凡」、そして↓は「門は開く」。

 

 

 

 

 

 

そしてうねりを持った全紙サイズの「日本が動く」と、「天変地異」。

薄い単宣に書かれたそうで、あまり力をいれられなかったとおっしゃるも

思いも寄らぬ大地震、大津波、自然の猛威への驚き、不安、そして

それに立ち向かう気迫のようなものを感じました。

 

 

 

会場には90点以上の作品が。その中から数点ご紹介。

 

 

左上:今回初出品という方の「守拙」。ことばの意味と書が響き合っていて

   紙面に対して、文字が右側に配置されたところも、どことなく温かみを感じ。

右上:無心

中左:和敬静寂

中右:草書千字文

下 :木の板に自詠の句を書かれたという作品。

   なんでもない日常を素直な気持ちで詠まれた句は、生活感に溢れ親しみやすく。

 

たとえば・・

 

 表札の二つある門百日紅

 向日葵の疲れを知らぬ太さかな

 膨らむを見守る日々の盆の梅

 余命知り夫坦々と草を引く

 いっせい木犀かおり路地の朝 

 

こんな風に思いをことばにできたらなぁ・・と改めて 

そしてこちらも、自作の詩を巻物に。心に響きました。

 

 

 

 

 

某団体を離れた後、海外でもご活躍の下迫氏は、ゆったりと静かにお話される中にも、

強い信念と、書や関わる方々への熱く、おやさしい眼差しを感じ 

 

そして、「書にできること」を探していらっしゃるというお話を伺い、

おこがましくも、どこか似ているところを感じて、元気を頂きました 

 

ありがとうございました。

また受付の方々にもご親切にして頂き、感謝です 

 

第17回 蘇香会書作展 「墨のかたり」 は今日17日(日)午後5時まで

町田市民ホールで開催中です。

 

 

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横浜赤レンガ倉庫 20 -次元を超えて- のご案内

2011-07-15 | 書展・展覧会情報

               高橋 勉氏        川邊艸笛氏

               東 素子氏        オノ・ヨシヒロ氏

               菅沼 稔氏        喜代吉 鐵牛氏

 

 

昨日お邪魔した 横浜赤レンガ倉庫での 20-次元を超えて- のご案内をば。

(写真撮影の許可は頂いてます)

桜木町駅から、歩くと15分位かかるので、この炎天下はちょっと危険。
なので、駅前から出ている100円均一のレトロな周遊バス「あかいくつ」が便利。

昨日は真っ青な空だったので、赤レンガ倉庫の色が映え。

 

会場は、3つの部屋に分かれていて、かなり広く。
書・絵画・立体造形・写真・音の20人の方々の、ジャンルを超えた響き合いを体験。

石井 抱旦氏           高橋 勉 

赤池 艸硲氏           和田 彩氏  

原田 和男氏           宮村 弦氏(部分アップ)

 

右上の高橋氏の『Black Box (水面) 』という作品は、水面に浮かぶ木片が

真ん中あたり、ポンプによって少し盛り上がって、水面の表情が変わる。

最初の画像の左上も高橋氏の作品だけど、これは『易経・浄瑠璃(水面)』と題され

水面に印刷されたものが整然と、水草と一緒に浮かんでいて。

 

左下の作品は、原田氏の「鉄の響」と名づけられた、鉄による「響体」。

それぞれ(たぶん)モータでどこかが動くことにより、鉄が響きを持つもので、

真ん中の大きいのは、球体が動き、中にある何かが心地いい音を立てる。

 

昨日は1400から、この「鉄の響」の楽器と、「書」のライブパフォーマンスがあり。

原田氏を中心に、観客も参加して、そこここに置かれた「鉄の響体」を、

それぞれのタイミングで「響」と「書」に合いの手を入れるというもの。

 

 

 

右側は、石井抱旦氏。パステルは手のひらで、墨は筆で。

書きたい人は書いてみて~との声に、若い女性が、かなを書かれてました。

立っていらっしゃるのは、たぶんお母様、書き手のタイミングを見ながら

鉄の響体で、コラボをされていました。

 

このライブ、17日(日)1400~もあるそうなので、興味ある方はぜひ~。

ギャラリートークは18日(祝)1400~。

 

ひと通り拝見して、越智氏とお隣のレンガ倉庫のレストランで、休憩。

色々とお話も伺えて、充実した時間となりました。

 

その後、久々の横浜だったので、一人でちょっと散策。

桜木町駅に向かう途中、前を行くお方の背中に書かれた「横浜」の

勢いがあって粋な文字に、ついシャッターをば。

その反対側の海を見たら、くらげがたくさ~ん!

この暑さ、水面の温度も高そ~

 

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第51回現日書展のご案内

2011-07-14 | 書展・展覧会情報

 

 

昨年もお邪魔した 現日書展~自由と奔放 燃える現日 が7月26日から始まります。                         その現日会でもご活躍されていらっしゃる越智麗川氏とは 2009年の横浜での書展 で                 ご縁を頂きまして・・・2010書TEN では私などをお誘い下さったのでして。

今年も、燃える作品の数々から、刺激を頂きに伺いたいと思います。

 会期:7月26日(火)~7月31日(日) AM10:00~PM6:00 最終日はPM4:00まで                                                                                                                                         会場:東京銀座画廊・美術館 7・8階

現日関係記事は→こちらから                                                          昨年の現日展の模様はこちらから ↓

そして今日は先日もご案内した 赤レンガ倉庫で開催中の「20 ─次元を超えて」 に                             お邪魔してきました。        

今日と17日の14:00~ 鉄の響きと書・描によるライブパフォーマンスがあるとのことで                       どんなのか楽しみ~と、桜木町から炎天下15分歩くのも苦ではなかったです

会場で、偶然、同じ会の大先輩Sさんと、なんと~越智氏にもお目にかかり                                 会場は広く、作品数もたくさんあって見ごたえ十分。                                              パフォーマンスもなかなか楽しかったです。その模様はまた明日にでも~。

18日14:00~は作家によるギャラリートークもあるようです。

 

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美しいものを

2011-07-13 | 禅語・般若心経

                                      (半紙)

 

禅語の「流泉為琴」  りゅうせんをきんとなす 

前の句は「白雲為蓋」 はくうんをふたとし

 

静かに流れる水は、大小の岩や石を洗いながら琴のような音をたてている。
その音は清々しく、いつしか人の心も洗ってくれている、とな。

 

暑い時に、刺激を求める場合と、清涼感を求めたくなる場合と。

若くエネルギーがあった頃は、激辛ものや焼き肉を食べたり、

敢えて思い切り汗をかいたりもしたけれど、

最近は逆らわず、涼を求めるばかりでござります 

 

なんだかね、こう暑いと・・・

美しいものを見ていたいなぁ・・・って

知らず知らずに、涙がこぼれるような、美しいものを。 

 

今日の1曲は、この句にちなんで奥入瀬渓流の新緑をば。

BGMは 辻井伸行さん のピアノ「川のささやき」

 

辻井さんのピアノは、美しいなぁ 

この曲を聞きながらこの句を書いていたんだけど、じぇんじぇんカケマセン・・

 

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暑中見舞い 第1弾

2011-07-12 | 季節もの

                          (はがき)

 

 

今日午前中は絵手紙教室。

お題は、暑中見舞いと「蓮花在水」の句。

もう梅雨も明けたので、そろそろ暑中見舞いの候となりましたね 

 

皆さまの作品の一部↓ それぞれに夏らしく楽しく。

 

 

 

 で、最初のはがきは、写真↑の左下、中野さんのうちわの絵を参考に 

今夏はうちわでエコの夏~をイメージしたけど、「エコの夏」がうまく書けず

某CMの「日本の夏」と書かれたそうで 

 

「節電の夏」じゃ色気ないし、なんて書くがいいかねぇと皆さんで考えて

小室さんが「今年の夏は」では?と。

 

うんうん、端的かつインパクトもあるし、うちわの絵でメッセージは伝わる、と 

涼しげに~ってことで、極細面相筆でシンプルに書いてみたなり。

 

それから、齋藤さんの風鈴のはがきを参考に 

これも極細面相筆で、「涼」文字はすっきりと。ちょっとでかかったか・・

 

 

 

 

そしたら、皆さまから、その面相筆が欲しいとリクエスト 

あ、ばれました? 腕でなく筆が成せる技  

 

もうひとつのお題の「蓮花在水」をネパール紙に、蓮の花とともに書かれた内藤さん。

この裏はね・・ストッキングの台紙だそうで。いつもアイデア満載のお方です。

これを筆巻きサイズのすだれに貼って、どこかに飾ると涼しそうですね 

 

 

内藤さんの作品

 

 

そして今日はまた、遠藤さんのお庭のトマトと、内田さんの胡瓜がおやつに。

黄色いプチトマトを早速試食、甘味と太陽の香りがして、おいしいっ 

 

 

 

胡瓜は、切ってビニール袋に入れて、洋からし粉と砂糖と塩をまぶし

数回ふって冷蔵庫で一晩、だそうです。

ピリッとしてほのかに甘く、夏におすすめです!

トマトも胡瓜も、よく冷えていて、皆さまそれぞれに、伯方の焼塩付で。

 

絵手紙教室は、いつもなんだか親戚の集まりのようでございますう 

 

 

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