心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

大きい紙は気持ちよか

2011-01-21 | 書の話
                               (2×6尺半分)

書道教室では、4月の蘭秀会展の作品作りが始まって中。
例年だと10月頃から始めるんだけど、今年はちょっと遅いスタート。

母と二人三脚でやってきた蘭秀会、今年で24年目に。
なので、中には70代、80代の方も。
でもその世代の方々、皆さまとてもお元気 

だんだん作品サイズは小さくなってきてはいるけれど、
取り組む期間が短くなった分、集中力もアップかも 

今日のは参考作品。金文の四文字「夜  淮の下に呂又 先」
馬の毛の長峰2連筆で。

これくらいの大きさの紙だと、書き終わると、ちょっと鼻息が荒くなるくらい。
腕と全身でもって、思い切り書けるので気持ちよか 

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無限の表現を求めて

2011-01-20 | つれづれ
拙ブログにもお越し下さる大五郎先生こと、渡部大語先生がご紹介下さり
パブリックヘルスリサーチセンターストレス科学研究所というところが発行している
「ストレス アンド ヘルスケア」という季刊誌のインタビュー記事が掲載されました 


昨年12月に、大語先生がお勤めの早稲田大学にお邪魔して
大学内の会津八一美術館や、演劇博物館 もご案内頂いたあとに
研究所の坪川さんと、数時間お話をあれこれと。

坪川さん  その節はありがとうございました 

そうそう、その時見学した 会津八一美術館 は、とても興味深い展示でした。
企画展があるときを調べて、機会がありましたらぜひ~

大語先生のブログには、大語先生の記事が掲載されてます。
ここをクリック→ 書と心-途上-書の道-

記事はとてもわかりやすく、うんうん・・と頷きながら拝読、感じるものがありました。
大語先生、この度はいろいろとありとうございました 
今後ともご教示頂ければ幸いです。



顔はここでは、みーにゃに変身 
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静電気と遊ぶ猫 

2011-01-19 | 

以前 you tubeにアップした、ぷくぷくの動画があるんだけど。

その動画に、コメントが届きました~と、gooメールに届いたので久々に観てみた。
で、お返事したいと思ったのだけど、いい加減な私ゆえgooのIDやらを忘れてしまって
ログインができず 

なんだかあれこれ手続きしたらできると思うのだけど、今日は時間がないので近々。

・・と、画面を見ていたら、ぷくぷくが「ふにゃっ」という掛け声とともに
パソコンデスクにジャンプしてきて、自分の動画に見入っておる 

「ん?これあたし?」と、時々私の顔に目をやりつつ
「あら、かわいいじゃない  」
「ところで、これ、何してたんだっけ?」

これはさぁ・・
ベランダのフリースのベットで日向ぼっこしてたら、静電気がパチパチって。
それが楽しいんだか、珍しいんだか、何度も何度もスリスリ~ってやってたじゃん。
最後にはあごまで乗せて、気持ちいいかも~って 

そういえば今年はまだやってなかったから、週末お天気よかったらやる? 
・・と、また親馬鹿で失礼をば 






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李白の詩から

2011-01-18 | 漢詩
                              (半紙)

李白の詩「重憶」

欲向江東去 江東に向かって去(ゆ)かんと欲す
定將誰挙杯 定めて誰と杯を挙げん
稽山無賀老 稽山 賀老無く
却棹酒船囘 却って酒船に棹さして回(かえ)る


二玄社の『詩歌書例100選』の 2.唐Ⅰ◆王維/李白 殿村藍田 の中から。

以前は殿村藍田氏の作品は、どちらかというとあまり好みではなかったのだけど、
それまでいた会を離れ、母と一緒に別の書展にも足を運ぶようになってから
いいなぁって思うようになり 

不思議なもので、どこであれ組織の中にいると、周りが見えなくなり
そうこうしているうちに、自分自身も見えなくなるものでして

ま、それも自分次第・・かな。
心に壁を作らず、こころざしを持っていられたら、
どこで何をしていようと、自分を見つけることはできるのでせう。

とは言え、一人で歩くというのは、余程心して精進していかなければ
ただの俗っぽい安普請になってしまうこともあるのでして・・ 

そんなことを考えつつ、はてさて私はどこへ向かおうとしているのやらと
この詩を書きながら、ふと 

今年もちょっとづつ、形にしていけたらと思っておりますです 
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魂を失わなければ

2011-01-17 | 八木重吉
                        「魂」 (半紙1/2)


寒い日は、なぜか八木重吉の詩に会いたくなって読みふける。


      『魂』
  
 ふしぎなのは魂である
 完い(まったい)たましいは腐れている
 砕けているときのみ魂は完全である


たとえば、思うようにならなくても
たとえば、今が辛くても
魂を失わなければいいのだ 

満たされている時の魂よりも
砕けている時の魂は美しいということを
信じることができたなら 

八木重吉の詩はいつも
痛いほどのやさしさで、勇気を分けてくれるのでしたとさ 


今日の1曲は Jimmy Cliff の   I can see clearly now


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やっぱり猫はこたつで?

2011-01-16 | 
                             みーにゃ爆睡中

この週末は全国的に真冬日とか 
ここ神奈川も、かなり冷え込んでおりまする。

わが家の猫さまたちは、それぞれに過ごしており。
みーにゃは部屋の中で、アンカの入ったソファーの上で半眼で爆睡中。

ぷくぷくは、この寒い中なぜかベランダに出たがり。
太陽が出ているとはいえ、かなり北風ピープーなんだけどなぁ 

寒くないの・・?と言いつつ、過保護のお馬鹿な飼い主、毛布を巻いてみた。
ぷくぷくは、あ、いいかも~と、そのままお昼寝体制。



でも結局5分もしないうちに、外で「あお~ん」と叫ぶ声が。
窓を開けると、猛ダッシュで部屋に戻って、私と並んでストーブの前に。
やっぱり寒いっしょ。。



猫はこたつで・・って印象だけど、こんな猫もいるのね~ 


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その気になること

2011-01-15 | つれづれ
                          「堅」 

昨日の話の続き・・ところで、昨日の画像を色反転させてみたらってことで。
なんだかレントゲン写真みたいね。

生まれながらに背負ってる意味から逃げられずにいる文字も
線質、墨量、空間、あるいは衣装となる色や形、材質に助けられて
見る者を驚かせることだってできるわけで 

たったこんな文字の表現の中でも、その可能性は無限なわけで。

たぶん・・人もしかり 

もっと自分を知りたかったら、もっと自分を知って欲しいって思ったら
自分を諦めないで、自分をサボらないで、自分から変化を求めようなのだ~ 

きっと大事なのは、「その気になる」ことさね 

ということで、今日の1曲は、大好きなハナレグミの  明日へゆけ
実はこの曲、私がカラオケで歌う定番の1曲 

・・削除されないことを願いつつ。
NHKの「トップランナー」って番組からだから、ちょっと長いけど。
曲は3分37秒あたりからです。


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文字の呪縛

2011-01-14 | つれづれ
                             「堅」 (部分)

悲しいかな、文字は生まれながらにして、意味を背負っているわけで。
たとえば「堅」という文字。

その姿だけでなく、音から来るイメージでさえ
つまり「堅い」を運命付けられているというか。

そういう意味で、時々、お気の毒・・って思う文字に出会う。
「悪」「臭」「醜」・・・とかね。

「優」「美」「嬉」など、どこにいても、なんの心配も不安もいらないのでして。

だから、背負ってるものが暗かったり重たい文字には、
たまにはこんな色を着せてあげたくなる 

たまには、こんなおどけた表情に書いてあげたくなる 

元々もってる意味?
そんなのくそ食らえ~って、笑い飛ばしてやりながら 

「堅」だって、たまには笑いたいのであ~る 

・・って、ピンクを着た「堅」くん、笑ってるように見えないかな・・

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逃した七草粥

2011-01-13 | つれづれ
                           (半紙1/2)

一昨日は、今年最初の絵手紙教室があり。
体調を崩されていたSさんも、数ヶ月ぶりに復活されて、嬉しいスタートに 
それぞれにお正月らしい作品が並んで、この日もにぎやか 

遠藤さんが、年賀状の「卯」と書く代わりに、こんなの書いてみたんだけど~と
出されたのは、因幡の国の地図と蒲の穂。

「若い人にはわからないかもね」
あぁ・・因幡の白兎の話ね、なんか歌あったわよね、とかとか・・盛り上がり

で、今日のは、新島さんの作品を参考に、私なりに描いてみたなり。
毎年食べていたけど、今年は食べ損ねちゃったけど。
そういえば最近、季節を楽しむあれこれを、はしょっちゃってるなぁ・・ 

この日もまた遠藤さん手作りの、羊羹がおやつに。
お正月だから~とおめでたい亀さんで。これがまた美味しいのでして 
遠藤さ~ん。いつもありがとうございます 

和紙の上に載せて下さり、食べようとしたら亀さんの影ができていたなり


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人には人の・・

2011-01-12 | 漢詩
                           スケッチブックに

但得酔中趣 ただ酔中の趣を得ても 
忽為醒者伝 醒める者の為に伝うるなかれ

李白の詩『独酌』の一節。

酔中の趣、つまり、酒に酔って気分がいいからといって、
お酒を飲めない人に、その高揚した気分を自慢したりするものじゃないさ・・とな

そのニュアンスには、無駄だから・・という意味のほかに、
無理にわかってもらおうとするのは、心ないわざ、野暮でない?ってのもあるような 

その代わり、その機微がビビビっとくる相手との、どこまでも続く酔中の趣は
いとたのし・・なり 

ところで、なんでスケッチブックに・・って?
たまたま、目の前にあったから、ただそれだけさね 


今日の1曲は・・Kurt Elling & All Jarreau の  Take 5



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