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心の免疫力~書とことばから

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求めて~ by 沙於里

父母が人生で貫いたもの

2025-04-04 | 母・父

 

実家の片付けをしていたら、母15才の時に臨書した蘭亭叙が見つかりました。

初めて見ました👀
わたし‥今もってこんな風に書ける自信ない。。

 

1枚目の画像には先生のコメントが。 立派‥‥少し曲線が多すぎ と。

 

 

 

 

83才で亡くなるまで、人生何度かの転機や引越しを重ねる中でも                            大切に保管していた母の書への想いに、驚きと敬意をもって眺めています。

もうひとつ、18才の時の簡易に閉じてある半紙の練習帳のようなものも見つかり、                        先生が朱墨で書かれた「優」が嬉しかったのかなと、なんだか目頭が熱くなりました。

また、父の子供の頃の白黒の古びた写真も見つかり、父はその頃から父の祖母に                     謡を習っていたようで、その後の人生でもずっとライフワークでした。

亡くなる数日前も、食事も摂れずほぼ寝たきりだったのに、                              Youtubeで観世流の能舞台を見せたら、両手でスマホを握り食い入るように観ていました。

観終わると、にこっと笑って、「まだこれくらいできる気がする」なぞと                          大それたことを申しておりました。

 

片付けをしながら改めて、父と母の長い人生の足跡を辿る機会を得て、                         二人とも、生涯を通して「好きなこと」を貫いた人生だったのだなぁと、                         羨ましく誇らしく思います。                      

振り返るとわたしが生きてきた時代は、平和で好きなこともできたはずなのに                 どれも中途半端で、何をやってきたんだろう・・と、情けなくなりますが                       わたし自身も喜びを見つけていきたいと思いました。      

 

 


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