母の書
主人不相識 偶坐為林泉
莫謾愁沽酒 囊中自有錢
しばらくブログを更新できなかったのは、
スマホからgooブログの編集がややこしかったということと、
6年前から父母の介護が始まっていたこともあり。
母は4年前、脳動脈瘤の予防の手術中に脳梗塞をおこし、
そのまま高次脳機能障害となり、リハビリを続けていました。
2年前から自宅とショートステイで、家族との時間を
過ごしてきましたが、昨年9月に亡くなりました。
その4年間は、父と二人三脚で、色々な出来事の中、
目まぐるしい感情が入り乱れつつも、家族としての
温かく、濃厚な貴重な時間でした。
家族は何でも分かり合えていると勝手に思っていましたが、
実はお互い何もわかっていなかったことに気づき、目から鱗でした。
母が最後に身を持って、家族の絆を紡いでくれたのだと感じています。
書が大好きだった母の影響で私も書を始め、ライバルであり
同志でもあり姉妹のようでもあり、愛して愛してやまない存在でした。
2年前の書展で。
母の師 故)中平南谿先生の作品(左)を見つめる母
右は母の作品「寂然不動」
先月、無事に一周忌を終え、以前、このブログを通して
ご縁を頂きました皆さま、お言葉をかけて下さった皆さまに、
この場を借りまして・・
ありがとうございました。
いつかまた母に会えた時に、作品を褒めてもらえるよう、
がんばります。