心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

私のうしろに道はできるのか・・

2010-02-21 | 書の話
                            (半紙)

いばったって駄目だ。
見る人が見れば見え透いてしまう。
飾ったって駄目だ。
嘘をついても駄目だ。
無心にその人の力量だけ出していればよい。
そういう素直な心が出るだけで書はたのしいのだ。

洋画家であり水墨画、書、陶芸、随筆など多彩な作品を残した中川一政氏のことば。

彼の書展を初めて観た瞬間に、書を学びたいと思い、
更にこのことばは、私にとって書への夢や希望を抱くには十分なものだった。

書は、ただ文字を並べて意味のわからない漢詩を書くだけじゃない。
この線が、この空間が・・と講釈を並べて、理屈を競うだけのものじゃない、と。

もっともっと。
まだまだまだ。
何をしても中途半端な自分に、気力も自信も見失う日も多々..

何が余計で、何が足りないのか
たぶんもっともっと自分自身を曝してえぐらなければ
書の、人生の、本当の楽しさには到達できないのでありんすかねぇ 


僕の前に道はない 
僕のうしろに道はできる  (高村光太郎)


*中川一政氏の作品はこちらから→真鶴町立中川一政美術館
左のブックマークにもリンクはってます。

コメント (4)
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