心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
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求めて~ by 沙於里

前衛書の行方

2009-03-09 | 書展・展覧会情報
                        「龍神」 堀 吉光氏



書展巡り、昨日の続き。。
まずは昨日まで開催されていた‘09奎星50人の書展と奎星展。

上野の森美術館の天井の高い大空間の中、超大作ばかり。
文字性、非文字性の中で、緻密、奔放、構築、豪快、叙情、静寂、流動・・と
それぞれの個性の充実を感じる会場は、これからの奎星会がどう変わっていくのかという
緊張感を持っていたような 

甲骨文字に魅せられてもう20数年と話される堀 吉光氏 の
エナメルラッカーを使った「龍」。
あれは・・3×6尺が8枚はありそうな・・つまり360cm×360cm?
まさに天へ火を噴きながら昇っていく龍のような迫力。


 
    ↑上の堀氏の作品アップ 


そして、ちょうどご本人の解説を伺う事ができたのが、牛丸好一氏の「雷車」。
ベニヤ板に朱墨とあれこれ混ぜたものを塗り、その上から更に墨とあれこれを塗り
甲骨文字の「雷」と「車」を刃で削っていった作品。
ご本人のコメントには、「大地にキレツを走らせる線の魅力に挑んだ」と。

一気に削ったとのことだったけど、息の長さに、甲骨文字の持つ人々の祈りの
ようなものを感じ、空間、造形の面白さに素朴であたたかいものを感じた。
好きっ 

 
    ↑ 下は作品アップ

 
    ↑実際はこんな黒。

それぞれの方の作品に込められた思い、メッセージを強く感じる展覧会で、
なんだかスカッとしました。

たくさんで全部ではないですけど、作品ご紹介しちゃいます。。





十二分に堪能して、都美術館での奎星展へ。


    ↑名誉顧問 稲村雲洞先生「衆妙」





こちらは、今までのある型にはまった「前衛」というジャンルからの脱皮を試みる
新しい風をちょっとだけ感じて。
一時代を築いた、あるパターン化された表現形態は少しづつ姿を消しているような・・。
うねる様な力強さは変わらないけれど、よりシンプルにより明快な作品が多かったかな。

・・・と、人のことはいくらでも言えるんですけどね。
私も取り残されないように、自分が求める思想、自分らしい表現、形態を模索せねば・・と
逸る気持ちで、昨夜はなんだか興奮して眠れず 

書の道も、果てなく終わりなく。
だからやめられないんですね 


そして最後に、同じ都美掴んで15日まで開催中の創玄展へ。
こちらでは入口すぐで、金子鷗亭氏の石碑の拓本が陳列されていて。
その膨大でどこまでも壁面びっちりの作品群に、書人口の底力を感じながらも
体力の限界となり・・・。




役員の方々の作品展は、国立新美術館で同じく15日まで開催中。

はぁ。。。写真もたくさんで、ブログに3時間もかかっちゃた。。





コメント (8)
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