心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

書展巡り三昧

2009-03-08 | 書展・展覧会情報
                         石川芳雲先生




昨日は久々に気持ちのいいお天気の中、母と銀座に書展巡り。

まずは鳩居堂で何かやってないかな・・とのぞいてみる。
4階では岩本一子さんの細密版画・書展。
その仕事の細かさにはひゃ~って感じで、その上作品よりも会場に並ぶ花の数にぎゃ~。。
見たこともないような大きな胡蝶蘭やら、前衛的な大きなフラワーアレンジやらが・・

 すごすぎっ・・


いろんな世界があるねぇ・・と3階の、今日まで開催中の石井瓔子書展へ。
万葉集、古今和歌集、山頭火などのかな書作品。

鋭い線、思い切りのよい文字の配置は大胆で優美、そして作品にあわせた料紙の妙、
表具の品のよさ、さりげなく作品のそばに佇む生け花・・
とても見ごたえのある作品展でした。

その足で、ちょうどお昼だったので銀座に来たらお決まりの天○へ。
いつもの天ぷら定食で腹ごしらえをしてから、石川先生 が学院長をされている
日本書道学院 代表作家展へと向かう。


会場に入るとすぐ、石川先生のあの笑顔を見つけて、こちらまで思わずニコニコ顔に。
いつお目にかかっても、のほほんほん。。




先生から「僕の作品、あなたから見てどう?」・・と、突然質問をされて、おこがましくも・・

「先生の作品は・・強い意志を感じる線と、けれど一方的な強さの自己主張ではなくて
一字一字の表情、全体を通してもどこか達観した、あるいは屈託のない遊び心を感じます」とか
あれこれ感想を述べると、変わらぬ笑顔で聞いて下さり 

こんな風に著名な先生が、私ごときの感想を面と向かってニコニコしながら
聞いて下さるなんて、先生のお人柄も、そして書への深い愛情も感じます

作家は、もちろん確固とした自分を持つことも大事、
けれどたとえ相手が誰であれ素直に感想なり意見を聞ける心のゆとりというか、
自由で豊かな心を持っていられるのっていうのも大事なのかな・・と
作家に限らず、きっと人と人、それは大事なことなのかな。。

書の話、作品への思いをゆっくり伺うことができて大感激でした。
残念ながら宮山先生にはお目にかかれず・・でしたが、作品はこちら↓



そして、会場を後にし歩行者天国を歩いていてふらっと入ったのが、
第15回秋桜会書展(於:銀座松島ギャラリー)。こちらはかな書でした。

ここで、母は帰路へ、私は一人上野へ移動して
「09奎星50人の書」「第58回奎星展」「第45回創玄展」へ。

今年の奎星50人展は、なかなかの見ごたえあり! でした。
今日が最終日ですが、もしお時間ある方はぜひお出かけくださ~い 
↑訂正。。奎星50人展も奎星展も12日まで開催中で~す!)

展覧会巡り後記のつづきは、また明日。。
ほぼ5時間歩き続けて腰は割れそうに痛いっす。。

今日は4月の展覧会作品作り、最後のあがきの最終日。。
昨日の書展巡りの感激と興奮冷めやらぬうちに、励みます。。






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