5月21日。今日も片倉城跡公園近辺のお散歩。
近くの雑木林の林下で今年もアオテンマ(青天麻:別名アオオニノヤガラ)が咲きました。一昨年から3年連続の開花です。ラン科の多年草で光合成を行わず、ナラタケ属の菌に寄生して養分を得る菌従属栄養植物のオニノヤガラ(鬼の矢柄)の品種です。茎が茶色で花だけが青いものとここのように茎まで青いものと2種あるようです。
今年はまだ1本だけですが、これから増える可能性があります。17日に来たときはまだ出ていなかったのに、わずかの間に1mぐらいにまでなっていました。
先日ご案内した片倉城跡公園で満開のセンダンを遠くから見るとこの通りです。
また、イイギリ(飯桐)の雄花が咲いていました。イイギリ科の落葉高木で雌雄異株です。名前は昔この葉で飯を包んだことから。ここには雄株しかないので果実は見られません。
菖蒲田ではこのハナショウブだけが咲いています。
クワ(桑)には果実が沢山生っていました。誰も食べる人がいないのか果実は下にも落ちて黒くなっています。
ハコネウツギ(箱根空木)の花には多くの虫たちが吸蜜していました。
クマバチ(熊蜂)
コアオハナムグリ(小青花潜)
テントウムシも種々来て葉に止まっていました。
ナナホシテントウ(七星天道)
ナミテントウ(並天道):最も普通にいるテントウムシで紋の変異が多い。
他にもこんな虫たちがいました。
ツチカメムシ(土亀虫):カメムシの仲間ですが地上に落ちた果実の汁を吸ったり、地中に潜って植物の根の汁を吸う。
ヨツモンカメノコハムシ(四紋亀の子葉虫):サツマイモの害虫として知られ、ヒルガオ、アサガオ等ヒルガオ科の葉も食べる。
片倉つどいの森公園の花壇にも多くの昆虫が吸蜜していました。
コアオハナムグリ
アカスジカメムシ(赤筋亀虫)
これはヒメリンゴカミキリ(姫林檎天牛)だと思うのですが翅の模様等違和感があり名前不明です。この仲間の同定は難しい。
ドクダミがあちこちで咲き始めました。これは花弁の数が6弁ですが5弁のドクダミを見るといいことがあるそうです。また探してみよう。
湯殿川ぞいでは
公園にあるユリノキの大木に花が沢山咲いていました。
あちこちにノアザミ(野薊)が咲いていましたが、その中に薄いピンクの花を付けたものがありました。
帰り道の人家で咲いていた花達です。
シラタマミズキ(白玉水木:ミズキ科の落葉低木)に似ていますがどうでしょうか?
コバノズイナ(小葉の隋菜):ユキノシタ科の落葉低木で紅葉が綺麗。
オリーブ:モクセイ科の落葉小高木。果実を見るのが楽しみです。
以上