健康100話（289）：健康づくりについて

　　　　　　　　　　　　「健康づくりについて」

健康づくりには「適度な運動」「正しい食生活」「規則正しい生活」など、呪文のような言葉が沢山あります。

食事の重要性を説く人は、「口から入るもので人は作られるのだから、食事が１番大切」と言い、運動指導者は「栄養を受けつける体が、正しく吸収、排泄できる状態を作り出すのが先決」と説きます。

どちらも正しい答えなのですが、私にはどちらも今１つ納得がいきません。

なぜなら、私は「自分とのつながる力」が最も重要で、その能力の低下が身体的、心のの不調を作り出す「大元」だと考えます。

人の身体と心は、その人の実態ではありません。

今、この文章をお読みになっている貴方の実態は、大いなる「光」であり、「響き」であります。

その事に気づく為には、「脳」～「神経」～「身体の末端」のネットワークが最大限に働いてなくてはいけません。

このネットワークシステムを働かせる時間の欠如が、心身の健康を害し、様々な事件、事故、更には自然災害までをも引き起こしているのです。

このネットワークシステムにはとても大きな力があります。

最初は個人的な「健康」が手に入ります。

心身の健康が手に入る事により、喜びが大きくなり毎日が楽しくなるのと同時に、以前の身体に戻るのが恐くなり、自己のライフスタイルの反省が生まれます。

多くの人が、「便利」「快適」「飽食」「娯楽」のどこかに自分が浸っていたことに気づくでしょう！。

現代生活は、、それら４つの快楽を与えてくれる代わりに、人間の「野生」を低下させてしまう落とし穴があるのです。

話が横にそれてしまいましたが、ネットワークシステムを復活させるノウハウとして、ヨーガや気孔、太極拳などの、いわいる一般に言われる「運動/スポーツ」とは違うノウハウが長い時間を越えて愛されているのです。

ヨーガなどの長い歴史を持っている身体技法は、身体への「刺激」、「呼吸」、そして「意識」と、この３つの調和から構成されています。

音楽を聴きながら激しく身体を動かしたりする「運動/スポーツ」とは似ているようで、全く別物といえます。

この意識の方向性が、自分の向けられている時間がとても重要なのです。

今は、意識が常に外に向く時代。

移動の時にまで、携帯やゲーム機、ヘッドホン音楽プレイヤーなどで、意識を外に向け、脳を刺激し続けます。

１番大切な自分とのつながりが気薄になるから、様々な問題が降りかかってくるのです。
全てが「メッセージ」。

自分に集中する時間をどのように持つか？？。

それが１番重要で、求められているものなのです。