健康100話（355）：健康力とは！？④

最後の健康力は「行動力」です。

健康について学んでも、それを実践しなければ「知った」だけになってしまいます。
自分の間違った身体の使い方や、ライフスタイルに氣づいたら「改善行動」を取らないと、意味がありません！。

かつて私も「ドクターショッピング」をした経験があります。
酷い「坐骨神経痛」を持っていて、あっちのお医者さん、こっちの治療家と、いくら渡り歩いても治らないのです。

ある時、自分が歩いてない事に氣づきましてね。
それからバイク通勤を徒歩に変え、お昼休みも食事のあとにウォーキングをするようになってから、１ヶ月で治った経験があります。

「学ぶ」～「行動する」＝痛みや不快感を感じなくなる

すると、以前の間違ったライフスタイルには、怖くて戻れなくなります。

そして、身体が調子よいと何でも楽しくてポジティブになります。

「食べる事しか楽しみが無い」とか、「食べる事が趣味」など言っている人に限って、あっちもこっちも痛いと言いますが、そんな人ほど改善された後、以前の自分に反省しまうよ～！。

「感じる力」
「考える力」
「行動力」
この３つの力が、これから必要になる「健康力」だと思うのです！。

さて、今晩から関西は冷えるようです。
最初にくる「寒波」の時、脳梗塞で倒れる人が１年で１番多い時です。
今晩は首や肩を冷やさないように注意して下さい。

健康100話（354）：健康力とは！？③

病気になった時、病院に行って診察を受け、薬をもらって帰ってくる。
その薬を飲み続けて、痛みや不快感が和らいでいく…。
やがて症状が治まっていくと、「治った」となりますよね！。

毎日忙しい現代人には、とても有難い「システム」なのですが、実はこの流れが「考える力」を弱らせています。

自分の身体に、なぜその病気や症状が発生したのだろう？。
この事は、病気からみた場合の話はお医者さんから教えてもらえます。

例えば「膝の痛み」なら、「膝関節に炎症がありますから、炎症を抑えましょう」とか説明があります。
けれど、なぜ「炎症」を起こしたのでしょうか？。

膝の痛みに限らず、本当の原因は「自分で考る」事でしか分からないのです！。

私は、病気に限らず日本人は全般的に「自分で考える」ことをしなくなった氣がします。
何でもインターネットを開けばすぐに教えてもらえる。

更に、テレビやインターネットなどで、余りにもくだらない番組が多すぎて（可愛い、恋愛、おもしろい、受ける、キモイ、勝ち負け、不倫、スキャンダルetc）頭の中で「本当に大切な事」に氣づく暇が無くなっています。
（３S政策といいます。スポーツ、スクリーン、SEXの情報をたっぷりと与え続けると、与えられた人は考える能力が低下するという、GHQが戦後日本に50年かけて広めた政策です。今まさに３S政策は見事に身を結んでます）

昔の人は、綺麗な月を見て「唄」を読んだりして、右脳の力で遊んでました。
今は「ゲーム」で与えられた「遊び」です。

勉強も、模範解答に合った回答をすれば成績があがり、良い学校に行けます。

自分で創作したり考え、それが評価されにくくなっている今、「考える」という力の低下は、実は健康力の低下に大きく関係しています。

自分を苦しめている症状の「原因」を考える。
それは、自分にしかできない事です。

人の身体は４０歳を過ぎると、体力は低下して、トラブルが発生しやすくなります。
だから、４０歳を過ぎたら身体の事について、最低限の知識を学んでおき、自分で考える習慣をつけなければ、将来病院を渡り歩く高齢者になってしまう可能性が高くなります。

自分の体調が良くなると、とても毎日が楽しくなりますよ！！。