チャンネル桜・瓦版:世論(多数意見)の真逆(少数意見)がほとんど正しい・西村浩一ブログ

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<教育差別の核心は、『文化資本』だといいますが…>

2014-08-28 07:02:53 | 日本文化
『クルマの利便性のために、人間が歩き回れる路地や横町を死滅に追いやったことが、偉大なアメリカ文明の凋落を招いた。』といわれています。
 
 格差論の中でも、教育や文化をめぐる格差がいちばん深刻なのは、教育によって、文化格差が強化されてしまうからであります。

ところが、子どもたちが、生まれ育った家庭環境の文化的な豊かさ、貧しさは、まったく同じ質の教育を学校で与えられたときでさえ、理解の深さや広がりというかたちで、
はっきり「文化格差。」を形成してしまいます。 

 そして、文化格差の恐ろしさは、何世代にもわたって固定されてしまう危険の強い格差だということなのです。

 世の中に『階級』が固定化してしまう最大の要因として、文化の豊かさが分かる家に生まれ育った人間と、文化の豊かさに触れることなく育った人間とでは、鑑賞して楽しむことのできる文化の格差があり、いつまでも続くという事実であります。

 お金がある人間とそうでない人間とがいるから『格差』なのではない。 より多くの文化に触れられる人間とそうでない人間の差が、本当の『格差』なのである。

 さあ、大変です…。 もし、こうした文化資本差別が定着すると文化資本のある金持ちの家に生まれなければ、良い大学に入れず、階級・階層の差別が固定化してしまう。

 ところが大丈夫であり、すばらしいドンデン返しが待っているというのです。

 それは日本では、学歴はあくまで『学歴』に留まって、実社会に出たら、ほとんど意味を『失う』という事実であります。

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