<こうして、タンパク質は『糖』から体内で作られる>
地球上に、酸素や有機物など、生物が生きていける物質が存在しなかった太古の昔に、光合成により、地球上に最初の栄養素である糖(ブドウ糖)が作られました。
「ブドウ糖。」が『生命』に発展していくためには、『糖』から「たんぱく質。」への物質転換が必要であり、植物は、ブドウ糖を元にたんぱく質、脂肪、ホルモン、ビタミンなどを作り上げることができました…。
植物ほどの自活力はないにしても、動物体内の腸、肝臓などの消化器には、少なからず植物的な作用があり、種々の食物を分解して、自分の体に適合した物質に変えていく機能を持っているのです。
それゆえ、消化器は原始的な細胞でできあがっており、われわれの意思とは無関係に“自律神経”(別名、植物神経)の働きで動いています…。
肝臓にいたっては、その4分の3が切り取られてもなお、元通りに復元するほどの再現力があります。
原始生命体である胃腸、肝臓などの消化器では、植物の葉(クロロフィル)の中で行われているのと同様の「物質変換。」が行われており、それによって「生命活動。」を行っているといえます…。
このようにして、体内では『糖』からアミノ酸(たんぱく質のもと)を合成しており、『糖』こそ、人体60兆個の細胞エネルギー源であるばかりか、脂肪やタンパク質を作り出す元の物質であります。
つまり、『糖』は生命の「元の元。」、「根源的。」な物質なのでありますよ…。
(ドクター石原)
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