自分の30の燃料計はずいぶん前から不調なのです。
メーターを取り替えても症状は改善しないことからタンク内のセンサーの不良だろうとは解っていたのですが、走れないわけでは無いしタンクを下ろさなければならないので今までそのままだったのです。
燃料計不調の症状としては、Eから半分くらいまでは正常でそれよりガソリンが多いとEカラッポを指してしまうのです。
金曜日朝、メーターは”E”だったのですが、確かガソリン入れたはず?
かまわず通勤に使ったのですが・・・
帰りのバイパスでガス欠・・・
全開中にプス~ッとエンジン停止。
たまたまスタンドまで数百メートルのところだったので、惰力で何とか辿り着く事ができました。
バイトのお兄ちゃんに何事も無かったかのように、さらっと全財産渡して「ハイオクマンタン!」7.7リットル入れてもらって無事に帰還いたしました。
※どうやらガソリン入れたのは長男号緑30だったようです・・
ということで、土曜日長男が昼寝をしている隙に、今までほったらかしだったタンク内の”センダゲージ”(センサー)の点検と修理をしてみたのです。
こいつがセンサーAssy。
タンクへM5ビス5本で取り付けてあります。
普通車のような簡単に取り外し可能なサービスホールの蓋はありません。
黒い箱がフロートでこれでガソリンの量を測っています。
こいつを取り外すにはタンクを下ろすか、ボディーを外すかお好きなやり方でどうぞ。
ここが問題のセンサー部です。
昔のタミヤのオンロード系に付いていた”無断変速スイッチ”と同じ構造で、いわゆる可変抵抗器ですね。
点検してみたところE側の接点が浮いてしまって接触不良を起こしていました。
軽く接点を磨いて、ラジペンでアームを曲げなおして修理完了!
交換予定だった物よりも程度がよさげだったのでとりあえず修理で使ってはみますが、すぐにまた接触不良を起こさないかチョット不安です。
確認の為に組む前にテスターで抵抗値を測定してみます。
F満タンク
Eカラッポ
整備書によりますと、基準値の±7ΩまでOKということですので、バッチリ基準内問題無しです。
センサーのアースが気になって・・
アース線を1本追加してみました。
この感じだとメーター不調の原因がアース不良になっていることがあるかも?
いきなりタンクを下ろす前にチェックしてみるといいかもね?
センサーは構造的に消耗品で、オフロードでシェイクされていたり、常にガソリン半分くらいだと磨耗が早くなりそうですよ。
というわけで、修理は完了したものの「ハイオクマンタン」チェックができません・・・