何処も彼処も桜の開花で大賑わいだけど、
おいらには 大事な思いを忘れさせない為のこの木のほうが
十三年前 初めて第五腰椎分離スベリ症の手術をし、初めて長い病院での入院生活。
腰から胸にギプスを巻かれベッドから動けず、食事から排泄までベッド上だけの生活
ベッドから窓越しに変わらない風景を眺める毎日。
少し身体を起こして見えるのはこの木だけ。 後は白い天井を眺めているだけ
頭の中は これで良くなるんだろうか 後遺症は
仕事が出来るようになるのだろうか 入院費は 家族の生活は
あぁ おいらさえ居なくなれば丸く収まるみたいな 考えが毎日 頭をよぎって
今は 整形外科の治療も進歩し あの頃のような長い入院生活もしなくて済むし、
身体への負担も少なくなったと聞く
このブログにも毎日 検索サイトからお見えになる方が多くいらっしゃる
何のお力添えにもならないけれど あのシビレと痛みそして不安だけは誰よりも