神奈川県川崎市のセレクトショップAmie(エイミー)の代表が綴る徒然日記です。

Amieの仕事のことや趣味、綿の栽培日記など多岐にわたり投稿しております。Instagram→amie_inc.2016

美容仲間の祖母と祖父の7回忌。

2024-09-15 16:16:00 | コスメ・美容
こんにちは。介護生活で祖母が寝ている静かな時に、化粧品のサンプルを整理しました。昨日、載せた写真☟と同じです。


スキンケアだけでも☟これだけあります。私は肌があまり強くないので、自分が使えそうにないものは、母に渡します。しかし、母は「サンプルは、字が小さくて何かわからないし、一つひとつ開封するのが面倒くさい。」と喜びません。なので、私が母の顔に塗って効果をみることもあります。それは喜んでいるので、良しとしましょう(笑)


そんな母とは対照的に、祖母と私は美容仲間でした。祖母と一緒にサンプルを使ってみたり、祖母にメイクしたりと時々、遊んでいました。今では、認知症の影響で祖母は「化粧水を一度も塗ったことがない。」と忘れてしまっています。


祖母と私は、家族6人で旅行に出かけ、ツインの部屋を3つとったとしたら、一緒の部屋でした。私にとって、祖母との相部屋が一番楽しくて、気が楽でした。ホテルでは乾燥対策で保湿ケアを施したり、フェイスパックをしたり。私がドリップコーヒーを淹れて、祖母とお菓子を嗜んだり、夜になると祖母は巨人の野球観戦、私はベッドでゴロゴロしたりしていました。この写真は、祖父の納骨時に香川県に行った際、ホテルでの写真です。


朝、祖母が全身小豆色の服を着ていたので、私が「お豆さん🫘❤️」と呼んで、2人で笑いました。この頃、祖母は元気だったなと、感傷に浸ってしまう・・・。


祖母は長年、メナード化粧品を使っていました。深緑色のボトルの高級な化粧水を子どもの頃の私は、祖母のドレッサーから取ってつけてみたこともあります。日本舞踊をしていた祖母が持っていた真っ赤な口紅を勝手につけて、キッチンにいる祖母に「わーーー👧💋👅💄」と驚かして楽しんでいたこともありました。



このようなことを思い出しながら、整理整頓しました。資生堂系列のものはクレドポーボーテの紙袋に、花王系列のものはエストに、KOSE系列のものはコスメデコルテに。その他外資系のものはDior、メイクアップのサンプルはルナソルに入れました。普段、使っているものを中心にサンプルを消費しています。


そして、本日9月15日。香川県の祖父の7回忌です。朝、祖母に筆談でそのことを伝えました。さらに、祖母にまだ生きていてほしい私は「今日、おじいちゃんが迎えに来ても、追い返してね。」と伝えました。

今は祖父の香川県のお墓に手を合わせに行くことができないので、せめて自宅に飾ってある祖父にお供えをして、祖父に思いを馳せたいと思います。

おじいちゃん、天国で元気ですか?日本酒、ほろよい、飲んでいますか?おばあちゃんのことは、約束通り、しっかりとみているから安心してね。でも、まだおばあちゃんを連れて行かないでね。     あみより
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介護生活において自分を支える引き出し。

2024-09-13 19:21:00 | 日記
こんばんは。介護をしていると、どうしても気持ちが沈んでしまう日があります。それは、介護だけではないですね。仕事でも家事でも、私はしたことがありませんが、育児でもきっと同じような感情になることがあると思います。

生きていれば、そういう日もありますよね。私の場合、今日がそんな日。このようなとき、少しでも自分が楽しくなる引き出し、希望を見出せる何か、があればあるほどいいなと思います。

在宅介護の日は気軽に外に行けないので、

【自宅編】
・推している方の動画を見る
・クラシックバレエ関連の動画を見る
・音楽を聴く
・ビジネスクラスやファーストクラスの動画を見る
・スキンケアやメイクアップ用品の整理をする
*相変わらず目元の不調が治らず、それは気持ちが塞がります
・フェイスパックやヘアトリートメントなど自宅でできる美容を施す
・サンプルの整理をする 

などです。

写真:サンプルや雑誌の付録を整理しようとテーブルの上に並べた時。



もし外出が可能なら、
【外出】
・プールで泳ぐ 
・カフェに行く

です。


今日は、祖母が朝から37.5度の微熱があり、呼吸も苦しそうでした。残暑が厳しいのに加え、下肢切断後から自律神経が崩れ、体温調節が難しくなりました。すぐにアイスノンや冷えピタ、体位交換で背中にも冷気をあてる、太い動脈があるところを冷やす、水分を摂取させるなど様々な対処はしました。冷房はきちんと私がつけて管理しているので、部屋の温度は適温を保っています。


昨日は、ターミナルケアについての話し合いが行われました。現段階は、様子見ということになりました。しかし、この先、もっと呼吸が辛くなるそうで、それは見ているのも辛いそうです。他にも色々と話しました。


とりあえず、私はあまり先のことを考えると、自分が崩れそうなので、目の前にいる祖母とその日一日を大切に過ごしていきたいと思います。

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遂に今日だ・・・。

2024-09-12 14:49:00 | 日記
こんにちは。後ほど、ターミナルケアについての話し合いが行われるため、施設へ向かいます。

今日は、祖母が在宅なので父がその間はお留守番で祖母を見守ります。

施設側のご厚意で開いてくださるのは十分過ぎるほどわかっていますが、終末期の話し合い、重いです。

空は秋です。でも、今日も暑い・・・。




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ターミナルケアについての話し合い。

2024-09-10 12:52:00 | 日記
ご無沙汰しております。暑くて仕方がなかった8月が過ぎ、9月もすでに一週間以上経ちました。この夏はとても暑く、長い夏でした。先週は認定調査の方が区役所からいらっしゃって、変わらず要介護5と判断されました。


さらに先週、施設から「ターミナルケアについて話し合いをしましょう」と提案されました。医師、看護師、ケアマネ(ケアマネージャー)、家族(母と私)で話し合いが行われることになりました。


ターミナルケアと聞いた途端、急に「死」が現実味を増し、ショックを受けました。まだ生きているにもかかわらず、祖母が死んでしまうことを考えると、寂しくて仕方ありません。それから、私は看取ったことがないので、とてつもなく不安です。


祖母は、8月下旬ころから今までよりも呼吸が苦しそうになりました。常にしんどそうです。私は6月にリットマンの聴診器を買って、肺と心臓、腸の音を聴いています。素人ながら肺の雑音が大きくなったと思います。




自然の摂理で誰もが死を迎えます。頭では十分わかっています。でも、大好きな祖母が天国に行く日が近いことを想像してしまうと、自然と涙が流れます。どうしようもなく、寂しい。一分一秒でも長く祖母といたい。そんな感じです。


日程が決まったターミナルケアの話し合い、重いです。「必ず行わなければならないのかな?」と素朴な質問でもあるので聞いてみようとも思います。ひとつ言えるのは、私は誰よりも祖母の介護に時間をあてて、容態が良い時も悪い時も側にいました。だから、その話し合いでも伝えたいことは、ひとつだけ。すでに伝えることは決めています。

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8月17日。

2024-08-19 21:52:00 | 日記
初めに申し上げますと、祖母は生きております。


こんばんは。久しぶりに更新します。介護や祖母に関して何を書いたらいいのか、どのような表現で伝えたらいいのか、わからなくなりました。


認知症の祖母をみていると、言葉で表現するのが難しいと感じます。特に大変な時は、医師に相談する際に伝わりやすいようにと動画を録っています。その動画を言語化しようとすると、倫理観や道徳心からできなくなりました。


このようなときは多くを語らず、沈黙を保つ方が私の性格には合っています。オブラートに包むとリアルではなくなり、ありのままをさらけ出すと良心の呵責に苛まれる、そんな感じです。


ところで、タイトルに記した8月17日という日付。これは昨年の8月17日、祖母が救急搬送された日です。その時のこと、鮮明に覚えています。運ばれた病院で間質性肺炎と診断され、入院生活が始まりました。その後、退院を経て再び入院。急性下肢動脈閉塞症による下肢切断の手術、膣漏、退院、寝たきりの生活、幻肢痛、認知症など祖母の体に様々なことが起こりました。


母と私には要介護5になった祖母の介護が12月から加わりました。認知症の進行と共に介護は過酷になり、私はもう二度と在宅介護はできないと思っています。そのため、辛い時は「これが最初で最後の介護」と自分に言い聞かせて、なんとか踏ん張っています。


いつの日か、私は医師から「夏を越せそうにない」と言われていると書きました。しかし、最近の祖母は全身状態が悪いものの、医師や施設のスタッフから「元気ですよね」「目がしっかりしている」と言われるほど、秋が見えてきました。私は祖母から奇跡や生命の神秘を感じています。


今月に入ったころから、祖母は「ビールをください」と言うようになりました。毎日、缶のノンアルコールで誤魔化していたら、ある日、ノンアルコールの文字を見て祖母に「本物のビールではない」と指摘されました。私は隠し通せると思っていたので、いい意味で驚きました。ただし、翌日にはそのことを忘れているので、変わらずノンアルコールビールを出しています。


なお、攻撃的なせん妄がひどく出るため、睡眠導入剤や興奮を抑える薬の服用を中止しました。そこから筋弛緩作用も解け、ベッドの柵を握る力も戻りました。因果関係は定かではありませんが、症候性けいれんも無くなりました。声もまだまだ大きいため、叫んだり怒ったりするときは私がビクッと驚きます。


認知症による感情の起伏が激しく、その点に関しては苦労していますが、祖母の尊厳は大切に守りたいと思います。


祖母の写真:2024年8月某日


缶のタブは私が開けますが、そのあとはしっかりとグラスに注いで飲んでいます。夕方に帰宅して夜中までに350mlの缶を4本飲み干すこともあり、びっくりします。


こぼさず、しっかりとグラスに注げます。鼻のテープはカニューラが太くて固く、たくさん貼らないと鼻から抜けてしまうため、このような形で貼っています。祖母がたまに「顔にベタベタと貼られて」と独り言で呟いています。その度に「おばあちゃん、ごめん。でも命のためなんやわ」と心で思っています。


この日は朝だったような気がします。明るいうちからノンアルコールビールと枝豆を堪能。嬉しそうでした!


追記
8月19日
・朝から右胸が痛いとのこと。
☞湿布と痛み止めで痛みが和らいでいる模様
・食欲はなく、夜ごはんにようやくお米を少し食べた。
・水を誤嚥したことで水を飲むのが怖いと言い始めた。
☞ドラッグストアでとろみ粉を購入したので、おいおいとろみをつけてみる予定。
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