斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

ペナンにて6

2015年11月16日 23時57分18秒 | 斎藤秀俊の着眼
11月7日には、uitemate指導員養成講習会が開催されました。これは、我が国で開発された要救助者のための実技が世界でも通用するのか、必要とされるのか、あわせて世界の各国における水災害はどのようなものがあるのか、それに対してどのような対策をとっているのか、そういった情報を集める場でもあります。

今回は、ペナンゴルフクラブの50mプールを利用しました。講習会参加者は全部で80名。大多数はマレーシアですが、シンガポール、さらに3機関連携事業の一環で長岡高専の学生5人と引率教員1人も加わっています。指導スタッフは、日本ばかりでなく、スリランカ、タイの指導員も加わっています。

初めに開会式で、在ペナン日本国総領事館の野田龍二総領事にご挨拶をいただきました。日本の命を守る技術をマレーシアでも広げて、多くの人が水難事故から助かってほしいとお話しされました。

続いて学科です。東京海洋大学田村准教授が担当しました。
受講生(大学生が多い)がスマホで写真を撮りながら聞いて居ました。
 

引き続き行われたパネルディスカッションの様子です。
 

学科が終了し、昼食の時間に移りました。ここのレストランの料理はおいしかった。特にラムの肩肉が絶品でした。


続いて、午後はプールで実技です、時折スコールが降る天気でしたが、気温は30度以上あって問題なし。
長岡高専の大湊先生が説明を手伝ってくれました。大湊先生の専門は英語ですが、若い時から水泳をやっているので、水泳のお作法はお得意です。


実技の様子です。こちらは日本人とスリランカ人の指導員がついて指導しています。
 

陸上の説明でも、各国の指導員が交代しながらしゃべりました。
 

5分間背浮きのテスト中です。


実技打ち上げの様子です。


指導員認定証を授与した後に全員で集合写真を撮りました。



今回は、長岡高専の学生も受付業務を初めて体験しました。隣にペナンの大学生も座っていましたので、細かなところはサポートを受けながら、参加者の確認が全部できました。


もちろん、認定証も授与されました。