斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

ポータルの設置は現在停止中

2016年07月31日 18時09分46秒 | 斎藤秀俊の着眼
2015年9月5日新規ポータル申請・審査は停止しているそうだ。

そのポータルの審査基準だが、次の通りだそう。

1. 文化的・芸術的・宗教的に重要な場所
具体には史跡、記念品、彫像、図書館、郵便局、駅、神社など。

2. 大学を除く学校、消防署、警察署、など人がむやみに立ち入るべきではない場所、個人の宅地、危険な場所は承認されないことが多い。


格安スマホならではの問題

2016年07月31日 00時45分47秒 | 斎藤秀俊の着眼
普通に使っているときには格安かどうかなどはあまり気にならない(かった)のに、モバイルARが急激に拡大するとともに、格安スマホではモバイルARに使えない(あるいは一部機能が働かない)という問題(顧客からのクレーム)が顕在化しています。

そういった機種を前面に出しているキャリア提供会社では、対応一覧表を掲示するなど動いているようです。

技術的には、こういった仕様を満足していない機種はモバイルARに影響を与えることは明白なんですけれども、いちいち消費者すべてがこれを理解して購入するかは?印のつくところで、この乖離が技術者にとって頭の痛いところです。


Pokémon GO対応端末:Android 4.4以上 RAM2GB以上搭載の端末 ・・・絶対的な条件

Intel製 Atomプロセッサ搭載端末は非対応 ・・・機種だけみても、プロセッサに何が使われているかまではすぐに判別できないな

タブレット端末での動作は保証されてない ・・・確かにそうかもしれない

ジャイロセンサーが省いてある低価格帯の機種ではモバイルARであそべない ・・・ここが大きなポイント

そして、機種によっては動作するものの、
AR機能をONにするとポケモンが表示されないが、AR機能をOFFにするとプレイ可能
マップにて、地図のポリゴンがチラつく
GoogleストアにてGooglePlay開発者サービスをアップデートする必要あり 
3G回線ではGPSの取得ができなくログインができないが、Wi-Fi状況ではGPS取得後ログインできる 
3G回線ではGPSの取得ができなく現在地が表示されないが、Wi-Fi状況ではGPS取得可能 

いろいろな障害が報告されていて、対応に追われているようです。

こうなってくると、スマートフォン本体の買い替え需要が拡大してきそうですし、格安から脱却し価格帯の高い機種が売れ筋になるでしょう。また、日本のお得意技術である小型ジャイロセンサーが世界的に爆発的な需要をひきおこすでしょうし、日本の技術にとってはとてつのない追い風になりそうな予感がします。

技術者を養成している私としては、モバイルARを奨励する側に回る理由ばかりが見当たります。

削除要請について

2016年07月30日 17時23分30秒 | 斎藤秀俊の着眼

モバイルARを応用したゲームが大学やら鉄道会社に嫌われ始めました。削除要請もそれぞれの機関から行われるようになりました。

なにも知らずに削除要請を出すと、逆に世の中から笑い者になる可能性もあり、特に最先端研究を遂行する高等教育機関の場合にはシステムをよく理解してからにしたいものです。

モバイルARを応用したゲームの画面上には、キャラクターのほかに、ポケストップと呼ばれるようなポータルがたっています。これは大学構内などにも常時立っており、これに近づいてゲームに使う道具などを得ることができます。

このポータルですが、つい先日開始されたモバイルARを応用したゲームから構築されたわけではなく、すでに約3年前からサービスが始まっている位置情報ゲームの画面上で使われてます。このポータルはエージェントと呼ばれるプレイヤーたちがみずからその場に立ち、写真を撮って、ポータル設立申請を運営会社に行し、受理されることで出現したものであります。

ポケストップまで削除要請をおこなうとなると、今さら気がついたのかという雰囲気もあり、法的根拠の云々の前に若い人たちの世論と対立するような場面も考えられます。

ガラパゴスでいるのか、若い人たちが次の社会を作っていくと寛容になるのか、危ないということであれば若い人たちがそれをどう解決するのか、考えていくのも社会の選択でしょう。

服の重みを感じさせて何か得るものは?

2016年07月28日 22時42分55秒 | 水難・ういてまて
水に入って、服が重いとか、まとわりついてくるとか、感じさせて得るものがあるのでしょうか。
そのような恐怖体験をさせる時間があるのなら、服の間の空気が浮力になることをしっかり教えなければならない。

水の事故のことを知らない俄か指導者に水難に関する指導をしてもらっては困る。
突然の水難に対処するためには、生還につながるもっともベストな実技を瞬間的に思い出して実行してもらわないとならないのです。生きるか死ぬか、紙一重の一瞬の時に、「服の重みで沈む、服を着ていたら死ぬ」と思ってしまったらアウト。

せっかくここまで子どもの生還率が上がってきているのに、水の事故のことを知らない俄か指導者に嘘を教えられて、命を落とす子どもが後を絶たないかと思うと怒りがこみ上げてきます。