斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

全国の国立大学の同窓会

2012年05月31日 01時29分31秒 | その他
昔から法人化しているところ、そうでないところ、いろいろですが、法人化されている同窓会について調べてみました。

1.同窓会が会員管理と助成事業(一部)を行っている例
公益社団法人 緑丘会  (小樽商大同窓会) http://www.ryokyu-web.net/
一般社団法人九州大学医学部同窓会  http://www.med.kyushu-u.ac.jp/doso/
一般社団法人蔵前工業會 (東京工業大学同窓会)  http://www.kuramae.ne.jp/
一般社団法人 山梨工業会 (山梨大学) https://kogyokai.yamanashi.ac.jp/   
※ショッピングサイトありで、工夫されています。
社団法人目黒会 (電気通信大学同窓会)  http://www.megurokai.jp/home/
社団法人 東京学芸大学同窓会  http://www.o-gakugei.org/
社団法人広島工業会 広島大学工学部同窓会  http://hiro-kogyokai.com/
社団法人千曲会 (信州大学繊維学部同窓会) http://chikumakai.org/
社団法人常盤工業会 ( 山口大学工学部同窓会) http://park14.wakwak.com/~tokiwa/
特例社団法人 広島大学東雲同窓会  http://www.hiroshima-u.ac.jp/dousou/jigyou/
※公益法人改革制度において暫定移行期間として定められた2008年から2013年の間に、新制度への移行が完了していない社団法人のこと。

2.同窓会と財団が並列併記になっている例で会長は同一人物。
山形大学
山形大学地域教育文化学部同窓会(同窓生のケア) 
財団法人 教 友 会 (研究助成など)

信州大学
信州大学工学部同窓会 (同窓生のケア) 
財団法人信州大学工学部若里会 (研究助成など)

任意団体の同窓会が会費を集めて、どのように事業を展開するか、みなさんしっかりやろうとは思っているのですが、日ごろの業務と兼任では思うように動けないのではないかと拝察します。法人化することによって事業の計画、実行、監督が意識をもって動くようになり、会費に見合った事業の実行が可能になるようです。

今日も、もうこんな時間です。。。

新技術説明会

2012年05月30日 01時50分03秒 | 長岡技術科学大学の広報

長岡技術科学大学 新技術説明会が東京・市ヶ谷のJST東京別館ホールでありました。

たくさんの方々にお集まりいただきました。


この説明会は、本学のシーズを紹介し、興味関心をお持ちの企業との共同研究などを促進することを念頭に行われました。

超音波振動を援用した難削材料への小径ドリル・形彫り加工
機械系 准教授 磯部 浩巳

室温強磁性半導体を用いた新しい半導体デバイスの創製
電気系 教授 内富 直隆

触覚・力覚情報の保存と再現
電気系 助教 横倉 勇希

水を含んだ結晶構造を有する新規蛍光体の開発
電気系 助教 黒木 雄一郎

リン酸系ガラスからのナトリウムイオン二次電池用活物質の合成
物質・材料系 助教 本間 剛

最後の閉会の挨拶をさせていただきました。
その中で、テクノ探検隊について紹介しました。
本学の研究成果などをケーブルテレビの番組にまとめたものです。実用化に至った技術、これから伸びそうな技術、面白い発送などを満載して22回シリーズまでホームページにアップしてあります。どうぞ、ご覧ください。

http://oberon.nagaokaut.ac.jp/techno/index.htm

それにしても今日も発表練習で、ブログのアップはこの時間になってしまいました。

本日の学部講義

2012年05月29日 13時32分13秒 | 講義記録
再来週は試験です。
これまでの小テストを中心に勉強すること。
ただ、同じ問題は出題されません。

今日はペロブスカイト型構造、ダイヤモンド型構造、閃亜鉛鉱型構造を教えました。
これらの構造を[100],[110]からみた透視図が描けるように。また、原点を任意の場所に規定して特定の面が描けるように練習しておくこと。

5月31日の研究室見学の集合場所は技術開発センターです。学内地図で場所を予め確認すること。1時丁度にオートロックの扉をくぐります。遅刻すると、どこにいったらよいかわからなくなります。

これから発表練習

2012年05月28日 22時52分45秒 | その他
秋入学の学生(4年生)の卒業研究の発表会を間近に控えて、わが研究室は終夜運転で臨戦態勢です。ここのところ、夜中に集合して論文添削や予稿添削、そして発表練習を行っています。なぜ夜中かというと、夕方に発表練習をやると、スライドを直すのに数時間かかります。次の日の朝にすると発表に間に合わない場合には、どうしてもこうなります。「昼間にやればよいじゃないか」という声が聞こえてきそうですが、昼間は講義に会議でいっぱいです。

こういう体勢はほんとうは例年2月の風物詩ですが、秋入学が加わるとこういう臨戦体勢を年2回しくことになります。現場の感覚としては、きついかな、と思います。世の中では、秋入学の議論がなされています。4月入学を一切やめて9月入学で統一するならいいのですが、4月と9月と多様化したら、現場の教員は命の危険にさらされます。学生を卒業させる(学位をとらせる)とは本当に命がけなのです。入念な論文チェックに発表チェックは、学生も指導教員もへとへとになります。2月1回ならこれまで耐えてきました。今年から年に2回になったのですが、流石にもたないような気持ちです。珍しく弱気です。

本日の大学院講義

2012年05月28日 22時30分21秒 | 講義記録
本日、7回目の講義を行いました。来週は試験を実施します。
試験の注意点は、本日の講義で述べたとおりです。しっかりと準備してきてください。

本日は、立方晶系の空間群について触れました。
ペロブスカイト型構造 Pm-3m
閃亜鉛型構造 F-43m

この二つは実例を挙げて説明しました。そのほか、次の構造もフォローしておくとよいでしょう。
岩塩構造 Fm-3m
ダイヤモンド構造 F-d3m
塩化セシウム構造 Pm-3m
体心立方構造 Im-3m

今日の講義で教えておきましたが、Pは単純、Fは面心、Iは体心を表しています。000の位置が角ばかりでなく、F:面心位置あるいはI:体心位置にそれぞれきますので、構造を描くときには要注意です。

時間があれば、実際に描いた構造にらせん軸の位置を書き入れたりして立体的に吟味したり、A1構造(fcc)、A2構造(bcc)、A3構造(hcp)などといった表記も教える予定でした。拙著、「物質の構造」の中ではA15構造を紹介してあります。こういった、より専門性の高い表記方法をしっかりと覚えていくとプロとしての今後の仕事の糧につながります。