斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

奥州市での行方不明事件

2017年02月27日 21時25分09秒 | 斎藤秀俊の着眼
岩手県奥州市江刺区のため池にワカサギ釣りに出かけた方々が戻らない。池に張った氷に穴が開いており、周囲に複数の釣り道具が残されていたという。

真冬の氷の張った冷水の中に手を入れると、十秒も立たないうちに手がしびれてきて、痛くて入れていられなくなります。生体活動は化学反応ですから、温度が低くなれば反応は鈍ります。筋肉が動かなくなるなど。

冷水の背浮きはこのような状態ですこれでも水温は10℃。我慢できないわけではないが、奥州市のため池に比べれば条件は大分いいです。

どうやら世界が大きく変わり始めている

2017年02月26日 17時36分03秒 | 斎藤秀俊の着眼
という一言で始まるCMがあります。

私たち学生は当たり前のようにスマホと生きている。
私たちはいままでの大人の後輩なんかじゃない。

まあ、テレビのCMだから、別に真に受ける必要もないけれども、こういうCMを見て勘違いする人たちがいるから、困ります。

「そのスマホを開発してきたのは、いままでの大人なんですけれども」
「キミたちはぼくたちの立派な後輩さ」

補足です

2017年02月08日 18時18分18秒 | 水難・ういてまて
本日の 07:17からNHK総合 【おはよう日本】で12分間に渡り放映された
なぜ?小さな用水路・相次ぐ死亡事故につきまして、短い番組内では伝えきれていなかった部分について補足します。

水田や畑に水を引き込むために作られた用水路の深さが50cm程度に思われたかもしれませんが、用水路の底から上の縁までの高さが50cm程度で、普通はそこから斜め上に伸びるように法面があります。この法面の高さが縁からさらに50cm程度ありますので、人が普通に立つ地面の高さから用水路の底までは1m近くにもなります。


つまり水深が15cm程度の用水路に頭から転落するということは、水深が15cmしかない深さ1mのプールに頭から飛び込むくらいの衝撃を受けるということになります。


NHKおはよう日本 2月8日

2017年02月06日 17時09分20秒 | 水難・ういてまて
2月8日 NHKおはよう日本朝7時台にて富山県における用水路への転落事故のレポートが放映されます。
これは先日放映された、NHK東海北陸向け番組である、ナビゲーターの内容の一部です。

用水路に落ちて亡くなられる方が富山県にて多い、という話ばかりではなくて、用水が人の命をはぐくむ天からの贈り物という観点での話も入るかと思います。
水難の中で、もっとも難しい分野だと思います。