斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

ペナンにて2

2015年11月11日 00時00分17秒 | 斎藤秀俊の着眼
11月6日には、午前中に国際溺水予防会議(The World Conference on Drowning Prevention 2015)でオーラルの発表があるので、それに参加しました。こちらは3日間の会議で、世界中から水難関係の専門家が集まります。前回のベトナムの会議よりは救助一辺倒が少し薄まり、しかも途上国に対する明らかな差別的な思い込みが少し修正されたような雰囲気を感じました。

その会議に出席する前に朝の8時から、ペナン島のジョージタウンにある日本人学校を訪問しました。
 

学校で、ペナンに関する情報を集めるとともに、小学部の児童にういてまて教室をおこないました。日本側からは私ともう一人を除いた5人がこどもたち1年生から6年生まで120人ほどにういてまてを伝授しました。

朝早くから校庭で朝礼をしていて、その様子と朝のもわっとする湿度で、「今日は7月17日」という錯覚に陥りました。なんとなくそんな気候だと思っていただけるとみなさんにも今のペナンの気候が伝わるのではないでしょうか。


前回のインドネシアのジャカルタ日本人学校で国外の日本人学校とはどういうところかという勉強ができたので、こちらでもいろいろと質問しておうかがいすることができました。でも、やはりそれぞれの国ごとにやり方は千差万別のようで、こちらでも勉強になりました。少なくとも、ペナンの地における日本人と現地の関係の始まりから、現在の関係まで簡単にお聞きすることができました。広島ご出身の校長先生の軽快なトークに引き込まれてしまいました。校長先生ご自身が昔日赤水上安全法救助員の資格をお取りになったご経験があるということで、今回のういてまて教室にもたいへん興味を持っていただけたようでした。