斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

一人っ子政策

2015年11月06日 01時22分11秒 | 斎藤秀俊の着眼
中国からの留学生に「一人っ子政策の撤廃が急に決まったね?」と話しかけたら、「だいぶ前から議論されていたんですよ」と答えが返ってきました。よくよく聞くと、徐々に例外を広げていって、そして今回の中国共産党の決定につなげたようです。

すでに7月の中国英字紙チャイナ・デーリーによれば、「現在は限定的に緩和している一人っ子政策を、今後1~2年で完全撤廃するとの専門家の見通しである」と伝えており、その見通しがだいぶ早まったとみるべきだそうです。

例外規定の一部として、留学生から聞きましたが「各地方によって細則は異なるが、中国では農村戸籍者の場合、1人目の子どもが女児だった場合、2人目を生むことが許される。」そうです。また「少数民族や一人っ子同士の結婚では2人目の出産が許可されていた」し、2013年からは、夫婦のうち片方が一人っ子ならば2人目の出産許可されていたそう。

もちろん、双子なども許されていて、なかには8つ子を計画的に作った例があるとかないとか。