斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

広島商船高専訪問3

2013年01月31日 20時54分49秒 | 高専訪問記
学生実習で利用している操船シミュレータを見学しました。200m超長さの超大型船のブリッジからみながら、操船している様子を体験できます。濃霧とか、波浪などの気象、海象条件を設定した中でも訓練できます。


このシミュレータをすこしいじらせていただきました。いじったといっても少し操舵した程度です。

もちろん、広島丸のブリッジにもあがりました。


全長, 57.0m. 幅(型), 10.2m. 総トン数, 234トン. 速力(航海), 14.4ノット. 最大搭載乗人員, 56人 船員:9人 その他: 47人です。専用桟橋は陸から海に橋を渡っていくようになっていました。
車でそのまま渡れます。橋の上で誘導している方は誰だと思いますか?


広島丸が出航するときにはいったん後方に数百mバックして、それから前進するそうです。周辺には浅いところと深いところが入り組んでいるそうです。

機関室に入ると、3年生が機関実習をしている最中でした。


作業着がかっこよく決まっていますね。

広島丸と同じ桟橋に係留されている小型練習船ひかりです。 全長17m、総トン数16トン、エンジンは420馬力x2で、 速力:28.5ノットです。これなら、私の免許で運転できます。ということで、操船させてもらいました。
  

一緒に乗船していた機構の職員の皆さん、怖くなかったですか?
航海の様子はこちら

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広島商船高専訪問2

2013年01月31日 20時53分44秒 | 高専訪問記
広島商船高専は、将来社会において活躍できる人材を育成するため、次の「校是」に沿って教育を行っています。
   ●丁寧な教育 
   ●手厚い学生支援 
   ●きめ細かい進路指導
この校是は、各教員室ドアにも掲示してあり、学校全体が、この校是に基づいて決定・活動するようになっています。校長先生にその様子を示していただきました。


ちょうどお邪魔していたときに、徳育の授業があるということで見学しました。2年生全学科を対象に、1年間徳育の授業を行いましたが、この日は発表会でした。各学科の代表が次のテーマについて発表しました。

テーマ1 規範性に関する意識について
 商船学科代表  「人が生きる」
 電子制御工学科代表 「厳しさ」
 流通情報工学科代表 「ごみのポイ捨てについて」
テーマ2家庭・学校生活を通して,社会の一員としての資質を身につける
 2年生代表 「家族の輪」

広島商船高専オリジナルの人格教育です。

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広島商船高専訪問1

2013年01月30日 01時18分59秒 | 高専訪問記
瀬戸内の温暖な気候に囲まれた広島商船高専を訪問しました。
村上定瞭校長先生の元気が学校いっぱいにひろがっている様子がうかがえる素敵な高専です。
実は、先週おじゃましていたのですが、ブログ投稿に使っていたパソコンを出張にもっていくのを忘れたこと、学生の博士論文の締め切りが間もなくで、空いた時間のすべてを添削作業に費やしていたため、報告が遅くなってしました。

広島県の竹原からフェリーで渡った大崎上島に広島商船高専があります。わたるのに使うのはこの船か?と期待したのですが、ちがいました。


ちなみに、この船に描かれているキャラクターは、たまゆらというアニメだそうです。私の研究室のM2の関矢くんが教えてくれました。確かに、主人公の沢渡楓が竹原に住んでいて、友達と大崎下島に遊びに行くんですね。そういえば、キャラクターの描いてあったほうの船は大崎下島にいく船だったようです。

大崎上島に到着して、途中の道路から高専の建物と練習船が重なるように撮影しました。


高専に到着しましたら、さっそく村上校長先生にご挨拶をして、校内見学に移りました。



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防衛大学校訪問

2013年01月29日 23時58分30秒 | 学校.学会訪問記
防衛大学校にお邪魔してきました。
到着後ただちに月橋 晴信 副校長先生にご挨拶し、校内の見学をしました。
まずは史料館を訪ねました。立派な史料館で、学校の歴史が説明されていました。


特に初代校長の槇 智雄先生のコーナーがしっかりとしていました。槇 智雄先生の槇家は長岡にあり、長岡と縁のある方です。その説明が記されていました。


史料館を出ましてすぐ近くに、槇 智雄先生の胸像もありました。バックには学生寮があります。学生はこの胸像の前を通りながら学校に通うとのことでした。


逆側には防衛大学校のモニュメント的な存在のタワーがあります。給水塔で、校章が輝いています。


タワーの向こう側に図書館がありました。蔵書63万冊ですから、相当な蔵書数です。入口すぐに遺墨がありました。犬養毅第29代内閣総理大臣の書、東郷平八郎元帥海軍大将の書がありました。


たいへんしゃれた図書館で、地下から地上にかけて3階建て構造ですが、この吹き抜けのおかげで館内くまなく陽が差します。


歴代の内閣総理大臣の寄贈書があり


校長、副校長の推薦書コーナーもありました。これは本学でも導入するとよいかもしれません。執行部も常に読書を求められることになります。


記念講堂に案内されました。実は、防大フォーラムという講演会に呼ばれていました。
ステンドグラス「若人の城」が入り口にあります。これは、平成14年2月、防衛大学校創立50周年の際に防大同窓会から寄贈を受けたもので、原画は、日本画家の平松礼二 先生(多摩美術大学教授)作だそうです。守るべき対象である日本のシンボルとして富士山と、陸・海・空を示す「咲き誇る桜」「金色に輝く海」「紺碧の空」を描き、全体として国を守る若人の城としての小原台(大学の所在地)を表しているとのこと。花弁は約2000枚で、防大生の数を表しています。


講堂の内部です。2300名入るそうです。ここで、卒業式も行われるとのこと、大変立派な講堂に圧倒されました。


「我が国の技術者教育の中核」というタイトルで、1時間半にわたり先生方にお話しを差し上げました。しっかりとお聞きいただきまして、ありがとうございました。



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あさってからお邪魔する高専

2013年01月22日 19時05分22秒 | 高専訪問記
瀬戸内の高専にお邪魔します。冬型の気圧配置が強力にならない限り、穏やかな冬のお日さまを堪能できるのではないかと思います。
また例によって事前調査をしていましたら、「東京家族」という映画にあたりました。
この映画は、1月19日に封切りを迎えたばかりの山田洋次監督作品です。高専のある島の風景や練習船、桟橋、学生寮や校舎が映画の中で映るそうです。ここまで書くとだいたい商船高専かな?と想像つきますね。商船高専訪問は、船好きにはたまりません。

これまでの高専訪問記はこちら

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