斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

合同VOS塾実況中継

2011年09月30日 23時50分58秒 | 長岡技術科学大学の広報
現在、大学から車で20分くらい離れている温泉宿にて長岡高専との合同VOS 塾を開催中です。本学8名、長岡高専4名でお互いの科研費の申請内容について徹底議論しています。今日は一枚もの2回目です。違う組織の教員が集まっていますが、遠慮せずに激しい議論をやっています。この様子を初めて見る人は、背筋が寒くなるかもしれません。でも、これが大型予算を高確率で獲得するわれわれの知恵です。今日の終了は1時か、2時か。

DLC標準化の動き

2011年09月29日 21時17分26秒 | 学校.学会訪問記
DLC膜の国際標準を策定するための会合がありました。今日はそちらに出席しました。DLC膜とはダイヤモンドライクカーボン膜のことで、潤滑性があり、血液が付着しづらい、見映えの艶がいいだの、日本が世界に自慢できる技術です。この技術を国際標準にして、この産業を世界に広めたいと思います。

多くの企業、大学、研究所の研究者や技術者が集まり議論するわけです。でも、国際標準の世界では技術を前面に出せばいい(いいものを作ればいい)というだけの世界ではない。良い技術にプラスして経営的センス、すなわちビジネスが求められます。技術の流れとお金の流れは逆です。つまり、AさんからBさんに技術が渡る時、BさんからAさんに対価が渡るわけです。逆方向のものを一人の人が上手く流すことはたいへん難しい。売建てと買建ての両方を立てることを両建てといいますが、両建てして儲けられる人は、頭の中身がふたつ(二重人格)ではないかと思うほど難しいのです。

技術の最高峰なら高値で売れるかというとそうではない。人の居場所を感知してそこに冷風を送るクーラーより、電力供給が追い付かないとなれば扇風機が売れるのです。要するに、ちょうどいい技術が必ずあるのです。国際標準を知れば知るほど、ちょうどいい技術を定義する仕事なのだなあ、と思いました。

8月4日に三尺玉を待つ気分

2011年09月28日 22時32分47秒 | 学校.学会訪問記
まちなかキャンパスの運営に本学の代表のひとりとして参加しています。まちなかキャンパスは今年の9月にオープンしたばかりの、市民のための学びの広場です。
http://www.city.nagaoka.niigata.jp/kosodate/machicam/

昨日27日19時から運営会合が予定されていたのですが、あるアクシデントがあって、まちがって今日の19時に間に合うように会合の会場に行きました。もちろんその会場には、誰もいません。信濃川の河川敷にて8月4日に三尺玉の打ちあがるのを待っている気分でした。

まちなかキャンパス来たついでなので、しっかりと取材してきました。
大手通りの歩道からビル人口をみるとこのような感じです。黒を基調としていて、重みのある正面です。


エントランスホールです。きらきら光っていました。なにか、いいことを学べそうな予感がします!?


4階のフロアです。入口と、3大学・1高専のPRブースです。初日から、それぞれの宝物を持ち寄って展示しています。
 

入場無料です。(部屋の貸出、講演会の聴講は有料です)ぜひ、学びに来てください。

書籍の紹介

2011年09月28日 21時20分46秒 | その他
全国高専の先生のものつくりのタネ という本を紹介します。
この本は、東京都立産業技術高専 吉田喜一先生が編著して全商連付属・中小商工業研究所から発行されています。内容は、冬道で滑りにくい履き物開発、リハビリもゲーム機で楽しく、ホタテ貝殻の有効利用、ネットによる香りの送受信、高水準の酸素濃度計開発など、全国の国公私立高専の先生が独自に開発した成果を紹介しています。

見附消防

2011年09月27日 19時06分04秒 | その他
今日は人間ドックのために一日お休みをいただきました。とはいっても、夕方の時間を使って少しでも仕事をということで、見附市役所で打ち合わせをしてきました。見附市役所は大学から車で30分くらいのところにあるのですが、本日おうかがいしたのが初めてでした。久住時男市長を表敬訪問しました。行動派市長で知られています。たいへん楽しいお話しをおうかがいしました。

市役所の隣に消防本部があるので、せっかくの機会なのでこちらも訪問しました。やはり、主である中澤博消防長を表敬訪問しました。わがままを言って消防署内をあちこち案内していただいて、毎度楽しみな車庫の見学となりました。

見附消防のペーパークラフトはたいへん有名で、誰でもダウンロードできます。
http://www.city.mitsuke.niigata.jp/kbn/700680/700680.html

そこに掲載されている車両のうち、本物をいくつか見てきました。
救助工作車です。


救急車です。


いま、庁舎の増築工事中で、なんとか確保している車庫スペースに工夫して車両を入れているそうです。