25ftのかたつむり、、、だったことがある。

魚と道祖神の招きにあひて会社を辞め、トレーラーで旅するはずだったのだが。3年で再定住。4年でトレーラーも手放した。

レーザーがファーストライト

2009-04-02 15:12:52 | Weblog
4月1日 晴れ
 ベイアリアから山を一つ越えた所にリバモアという町がある。そのちょっと向こうにローレンス・リバモア研究所がある。歴史的に核兵器の研究所だが、ここでレーザー核融合の点火試験装置がファーストライトになったらしい。ファーストライトというのは天体望遠鏡などで使われるようだが、まぁ、それに近いことだ。

 ローカルの新聞に世界最大のレーザー装置がエネルギー省の承認を受けたという記事が出ていた。しかし、その新聞は物理学者の勉強用などと妙な説明をしているだけ。これでは何の為に作った装置なのか全然分からない。地方新聞の記者というのは、どこの国でも何を考えて記事を書いているのか良くわからない。
 んで、直接、その研究所のサイト等をチェックした。核融合の実験のための装置らしい。直径6mmの金のボール、短く言えば金玉だが、その玉の中に重水素と3重水素を詰め込み、それに192本のレーザービームで作ったX線を当てて核融合を点火する実験をするらしい。なんで192本になったか知らないが、そのうちの4本のビームが発射試験をしたということのようだ。12年と約1000億円の予算をかけて作った装置なのだそうだ。
 ローレンス・リバモアは核爆弾の研究ばかりしている危ない所かと思っていたし、アメリカはレーザー核融合の研究はしていないと勝手に思っていたので、
 「ふーん、アメリカも頑張っているじゃん!」
と少し感心した。実験は2010年に始まるという話だ。それまで何をするのか分からない。うまく行けば、核融合炉で作った電気でカリフォルニア新幹線が走ることになるわけだ。とにかく、地球温暖化のことがあるし、石油は何時再度暴騰するか分からないので、核融合炉の研究者の人たちには、まっ、頑張ってもらいたいと思うよ。
 くわしくはこちらをどうぞ。
https://lasers.llnl.gov/programs/nif/about.php

このニュースはウソではないだろうなぁ。