湘南文芸TAK

逗子でフツーに暮らし詩を書いています。オリジナルの詩と地域と文学についてほぼ毎日アップ。現代詩を書くメンバー募集中。

梯子呑み

2015-07-04 00:07:54 | オリジナル
夕べはずし呑みで市内の飲食店を3軒回りました。

チケット1枚でずし呑みセット(ドリンク1杯+酒肴)が戴けるのだ
 カフェ ラ・シャット・ロンロンのアルザスプレート
ずし呑みは終了しましたが、5日(日)まで同じチケットで逗子海岸の海の家を舞台にうみ呑みができますよ。
 駅前ブースのうみ呑みメニュー看板
では、Mの詩をどうぞ~

アルコール

並べられてあるだけの書籍
抱かれない人形たち
触れられない遺品
事物の わたしの
小石に似た存在感
古い眼鏡

まだ青い目
まだ熱い音楽
アルコールは夢である
水割りのコップの壁をよじ登る
摩天楼のガラス磨き人の足取りで
夢の果てまで

少しずつ
氷がアルコールに溶けてゆく
わたしのメランコリも
死者の名は呼ばない
子供時代の麦わら帽子が
テーブルの海面に墜落する
コメント
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