575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

「落葉」句会近づく。   遅足

2019年11月11日 | Weblog
冬が近づいてきました。
散歩にゆく大学構内も落葉が始まっています。
散った木の葉ばかりでなく、木の葉の散る様子、
地面や水面に散り敷いたようすも「落葉」と言います。
昔は落葉焚き煙が上がったりも。
落葉を雨に喩えた落葉の雨・落葉の時雨なども季語です。
すてきな季語です。

詩のテクニックのひとつにリフレインがあります。

 日の落葉月の落葉と渓を埋め  岡田日郎

 落葉する音と落葉を踏む音と  岡田順子

 入れ替はり人ら憩へる樹の下は落葉つもれり言葉つもれり 小島ゆかり

短い俳句の場合は特に効果があります。
一度、挑戦してみて下さい。(遅足)
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
習作 (殿)
2019-11-12 06:02:48
「一条と また一条と 時雨往く」 注釈 大学が京都。北山しぐれの記憶。
返信する
習作 (殿)
2019-11-15 07:23:29
「ならい風 果ての果てなり 絶えの島」

ならい風 冬の強い海風 絶えの島 伊勢湾に海没した島
返信する

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