575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

渋団扇昭和の風の匂いかな  狗子

2010年08月22日 | Weblog
昭和から平成へ替わって、もう22年。

身の回りを振り返ってみれば、
さまざまなモノやコトが消えていきました。
夏の暑さをしのぐ団扇、扇子なども、
冷房の普及で消えていきました。
火をおこす渋団扇も、そのひとつ。
いまでは鰻屋さんくらいか・・・

「渋」というコトバも。
渋い芸、渋い着物・・・
お年寄りも若く、と原色の服を着る様になって、
渋いという美意識も顧みられなくなったようです。

若いということにのみ価値があるといった風潮。
しかし、時代はまた微妙に変化しているようにも
感じます。

渋い、が復活するかもしれません。  遅足


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