575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

林檎句会の投句が集まりました。  遅足

2016年10月19日 | Weblog
10月句会の投句が集まりました。
なかなか面白い句が多いです。

題詠「林檎」
①研ぎぐあい林檎ミシッと香をはなつ
➁母と子の打ち明け話りんご剥く
③持ち重りして林檎の赤に励まさる
④朱の滲み林檎に老ひし歯茎かな
⑤林檎生る脚立の届く高さかな 
⑥林檎剥く希望つなげて明日を剥く
⑦賢治哭く苹果(りんご)の頬のいもうとに
⑧嗅ぎわけて林檎にせまる象の鼻
⑨林檎剥く色変わる間の記憶かな
⑩美しき林檎がイブを選びし日
⑪夢に見る下宿のおやつ焼き林檎
⑫嵐あと林檎累々地に還る
⑬禁断の林檎をかじり星落ちる

自由題
①新米を抱えて来たり孫の笑み
➁後悔は3D(スリー・ディ)なる秋の雲
③ハロウインの黄の服を買う母と笑顔
④潦(にはたづみ)無窮の秋を映しゐる
⑤久しぶり大編隊の赤とんぼ
⑥滝までのきつさやわらぐ山紅葉
⑦鉛筆の芯尖らせて今朝の秋
⑧屈み込み金木犀の薫り履く
⑨晩秋の空からドアが降りてくる
⑩いつだって側にいるよと鰯雲
⑪友便り病ひ負けじと夏終わり
⑫留守宅にこほろぎ一匹主となり
⑬下校児のどんぐり万個踏みしだく

          

旅行は実質、高知の一日のみというのに、慌ただしい旅でした。
五台山にある牧野植物園の見学したあと、高知城にちかい
「ひろめ市場」でのカツオのたたき定食を賞味。
目の前で焼いたもので美味しかった!870円。




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