575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

秋風やないしょ話は亡き人も  遅足

2016年10月08日 | Weblog
秋風といえば芭蕉のこの句。

  物言えば唇寒し秋の風
  
人の短所や欠点を言ったあとは、なんとなく後味が悪いもの。
余計なことを言うと、災いを招くという人生訓のように読まれていますが、
芭蕉の気持ちとは少しズレているのかも。

しかし他人の蔭口はなぜか楽しい・・・内緒話の種はつきません。
天国の一角で亡き人たちもナイショ話に花を咲かせているに違いありません。
涼しい風を天国の余り風と言います。
この余り風に乗って聞こえてきませんか?

掲句は理屈っぽいので

  亡きひとのないしょ話や秋の風

このほうが良いかな?とも思いますが、
こうすると内緒話をしているのが、この世の人とも読めます。
あるいは亡き人ではなく

  天使らのないしょ話や秋の風

の方が良いかな?

           

今日は、午後から自動車学校へ講習を受けにいきます。
高齢者講習で、これを受講しないと免許の更新ができないとか。
3時間の講習。落第はないそうですが・・・

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