575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

神無月句会の結果です。

2011年11月17日 | Weblog
11月句会、8人が出席。値遇さんがトップ賞でした。
立雄さんの選句が届きました。


題詠「神無月」

①神無月彼旅立ちて幾星霜(朱露)能登・智恵・亜子・立雄
②さくさくと参道を行く神無月(麗子)鳥野・静荷・遅足
③神々よ疾く来よ未知の苦祈りもて(智恵)
④顔の無きマネキン並ぶ神無月(値遇)能登・朱露・狗子・晴代・郁子・麗子・遅足
⑤鳥居より一礼のみの神の留守(晴代)鳥野・朱露・静荷・郁子・亜子・狗子・立雄
⑥神在月(カミアリヅキ)しじみ選り分く(エリワク)猫背かな(結宇)智恵
⑦数千人見つからぬまま神無月(能登)朱露・値遇・亜子
⑧金粉の裸身の舞踏神の留守(亜子)遅足・郁子・智恵・晴代
⑨落日の会議は踊る神の留守(立雄)鳥野・静荷・麗子
⑩原発の賛否議論や神の留守(静荷)能登・値遇
⑪突き詰めてみれば一日や神の旅(遅足)狗子
⑫同窓の友それぞれに神無月(郁子)
⑬待ち人は未だ来たらず神無月(狗子)値遇・麗子・晴代・立雄


自由題
 
①野仏や花野につづく塩の道(静荷)能登・朱露・値遇・麗子・立雄
②柿紅葉見目良き一葉吾子の手に(立雄)鳥野・能登・静荷・郁子・智恵
③ページ繰る指に血の色石榴食む(亜子)静荷・立雄
④みちのくの喪やねんごろに鳥渡る(遅足)亜子・晴代・値遇・立雄
⑤縄文の月球体にして真(まこと)(郁子)遅足
⑥七五三父と子と孫生き残り(能登)朱露・郁子・亜子
⑦削るごと匂い立つ香の五七五(智恵)朱露・遅足
⑧晩秋の夕日を受けた天守閣(麗子)晴代・狗子
⑨鈍角の多米連山に冬来る(朱露)値遇・遅足・晴代・狗子
⑩冬に入るメトロノームの確かさに(値遇)鳥野・静荷・麗子・智恵・亜子
⑪初時雨ひさし寄り合う停留所(晴代)能登
⑫行きなづみ溝に洗はる銀杏の実(結宇)麗子・郁子
⑬妖精のかすかなかおり綿の虫(狗子)鳥野・智恵

次回は12月21日(水)午後1時。 東鮨。
題詠は「クリスマス」「聖夜」です。


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