街のあちこちに、ツバメの巣があります。
マンション群の片隅ですが、コンビニや銀行があるので、
プロムナードの屋根あたりに、巣を作っています。
どこも追い出すことはしないで、
『ツバメの巣があります。ご注意ください』の看板をさげて
巣の下に糞よけの板を置いたり、巣の真下に箱をおいたり。
住民全員で、優しく見守る・・・・という風景が
なんだかこちらまで、優しい気持ちにさせてくれます。
カラスや猫などの外敵から身を護り、
小さなヒナを育てていたのは、5月のことでした。
梅雨もあけ、すっかり晴天のここ数日。
朝から小鳥の鳴き声が喧しいな。。。とは思っていたんですが
ふと見ると、
巣立ちを前に、飛ぶ練習を始めたヒナ達が、
我が家のベランダ前で休憩中。
手すりの外側の壁なので、人間からは手が届きません。
猫が歩くはずもなく、めったにカラスもやってこないところだからか
安心しきって、休憩中。
その小鳥たちのさえずりが、とんでもなく喧しいのですが
様子を見ていると、可愛くて、飽きないわぁ。
ちょっと飛んでは休憩、ちょっと遠くまで行っては帰ってくる。
子どもが巣立つって、こういうこと。
思わず、頑張れ!って声かけてしまう。
昔、チョビが好きだった絵本に『こすずめのぼうけん』(エインズワース作)というのがありました。
毎日、毎晩、必ず読まされる1冊で、
大人から見れば、たわいない話なんですが
チョビの心に、深く刻み込まれたお話です。
(おそらく今でもチョビの家の本棚にあるはず・・・・)
絵本は、すずめだったけど、今目の前にいる小さなツバメたちが重なって、
何とも心あたたまるひと時です。
離れて見守る、これ、子育ての基本だったりして。。。。(^^ゞ