今日、8月22日は、24節気の14番目「処暑(しょしょ)」。立秋から二番目。この時期から次第に夏の暑さが収まってくるとされています。
※「処」という文字には「とめる」「とまる」などといった意味があり、この時期から次第に暑さが収まってくるとされている。
お米や梨など色んな穀物・果実が実り始める頃、でも今や、収穫期がどんどん早まったり、熟しすぎる、今日この頃。
お米も高騰! 買占めもあるようで、品切れ状態。
暦の上では、「厳しい暑さの峠を越し、朝夕は涼風が吹き始め、山間部では早朝に白い露が降り始め、秋の気配を感じる」とか。
ところが、今年はどうも順調に秋が来ているとは思えません。
関東地方。いきなり突然の激しい雷雨。安定しないお天気です。それでも東京地方。日中はかなり蒸し暑く、出歩くといっぺんに汗が噴き出しますが、夕方は、雨が降り、風も出て少し涼しく感じられます。
ところで、この頃は台風のシーズンでもあります。
「二百十日(「立春」から数えて210日目)」、「二百二十日」は、ともに台風襲来の特異日とされています。
「二百十日(「立春」から数えて210日目)」。今年は、8月31日(土)。
しかし、最近はどうも台風の到来も早め早めのようで、6号、7号と東日本を中心に大きな被害を受けています。10号が週明けに本州を直撃のようです。
七十二侯でいうと、
綿柎開 わたのはなしべひらく
綿を包む柎が開き始める頃。柎とは花の萼(がく)のことです。柎が開き始めるとふわふわとした綿毛が中からとび出してきます。この綿毛が木綿の糸や布になります。
(「みんなの趣味の園芸」より)
天地始粛 てんちはじめてさむし
ようやく暑さが静まる頃。天気図には秋雨前線が登場し、冷たい空気とともに秋を運んできます。とはいっても、日中はまだまだ暑く、夏の気候が続きます。
禾乃登 こくものすなわちみのる
日に日に稲穂の先が重くなってくる頃。稲穂はこぼれるように実り、色づき始めます。しかし、この時期は台風が襲来してくる時期であり、各地で農作を祈るお祭りが開催されます。
実りの秋。
《旬のもの》
果物 葡萄(ぶどう)
魚 鰯(いわし)、秋刀魚(さんま)
※秋刀魚は不漁で価格が高騰。栗やカボチャも。味覚の秋がピンチ!
花 秋の七草
(この項、「暦生活」HPなどを参照しました。)
※「秋の七草」
覚え方は「お好きな服は」(おすきなふくは)。
おみなえし、すすき、ききょう、なでしこ、ふじばかま、くず、はぎ。
ききょう。
ふじばかま。
くずの棚。
花が咲いています。
すすき。
萩。
萩のトンネル。
白い花の萩。
次は「白露」―9月7日(土)―となります。
※「秋の七草」の写真は、昨年8月下旬「向島百花園」にて。
※「向島百花園」では、今週末令和6年8月22日(木)~8月25日(日)9時~21時(入園時間は20時30分まで)
に「虫ききの会」が開かれます。
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