おやじのつぶやき

おやじの日々の暮らしぶりや世の中の見聞きしたことへの思い

JR武蔵野線「吉川駅」~東武伊勢崎線「一ノ割駅」。その2。松伏町。ウォーキングロード。古利根堰。(「中川」を遡る。第3回目。)

2022-06-10 20:25:03 | 中川を遡る

            「水と緑のネットワーク」案内板。

        左岸も右岸もウォーキングコースとして整備されています。

中川との合流点を振り返る。

          左岸は、松伏(まつぶし)町。対岸は、越谷市。

ところで、「松伏町」とは?

松伏町は、埼玉県の東南部、北葛飾郡のやや南に位置し、都心から30km内の首都圏近郊整備地帯に属しており、東は江戸川を隔てて千葉県野田市、南は吉川市、西は大落古利根川を境に越谷市、また、北は春日部市に接しています。
 町域は、東西約4km、南北約7.5kmと南北に長い形をなしていて、行政区域面積は、16.20平方kmです。

 地形は、一部北部の台地を除いて標高4mから6mの氾濫平野自然堤防で形成された、ほぼ平坦地です。

(地名の由来は、)松伏町の名の由来
 「まつぶし」という地名の由来には2説あります。ひとつは、巷説に、
中世末期に松伏に移住した石川民部家が移植させた松の樹形が伏せ松であったから、とする説です。もうひとつは地形由来説で、「ぶし」とは河川が形成した自然堤防地形を意味し、松の生えた「ぶし」が地名の起こりとなったといいます。

(この項、「松伏町」HPより)

河川敷にも遊歩道が。

     林と茅と芝と。

          「始点(中川合流点)から1.3㎞」。

その下に加藤楸邨の句畔塗りて 新しき野が 息づけり(る)

※季語「畔塗り」=春、畦を土で塗り固めること。

田んぼを取り囲んでいる土の壁に田んぼの土を塗り付けて、割れ目や穴を塞ぎ、防水加工をすること。モグラやケラが開けた穴から水が漏れるのも防ぐ。

(「」より)

「ふれあい橋」。

上流に「水管橋」。

対岸左奥は、「増林公園」。

             

両岸とも河川敷が広く、土手も低くて、開放感があります。

土手のすぐ脇には、畑。

川面と河川敷と土手とその外側とあまり高低差がありません。川が運んできた土砂によって微高地が形成されているようです。

      

川幅は狭いが、緑豊か。

            快適なウォーキングロード。

前方に「古利根堰」が見えてきます。

「寿橋」。

「古利根堰」。

上流側は最大貯水量2,000千㎥、貯水面積109haに及ぶ松伏溜井となっていて、右岸側から瓦曽根溜井に送水する「逆川」(「葛西用水」)の取水をしている頭首工。

※「頭首工」

農業用水を河川から取水するため、河川を堰き止めて水位を上昇させ、水路へ流し込む施設(水門、堰堤、土砂吐等)のこと。用水路の頭の部分にあたることからこのように呼ばれている。

大落古利根川の水位を調整するためのもので、最初に設置されたのは寛永7年(1630)という記録が残っています。古利根堰をダムのように利用し川の流れを制限することで、洪水防止のために隣を流れる逆川へ水を逃したり、稲作が開始される5月頃には、川から水を引き込み、農業用水を確保したりしています。堰の利用時の水位と、普段の水位の高低差は約3メートルにもなります。また、多くの水を溜めた様子は「松伏溜井」と呼ばれ、昔から親しまれてきました。
(「松伏今昔物語」より)

水門の右手に「逆川(葛西用水)」取水口。

「松伏溜井」。

                 この付近の今昔。

1880年代のようす。2010年代のようす。

川幅がめっきり広くなります。ここで小休止。

「始点(中川合流点)から4㎞」。


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