おやじのつぶやき

おやじの日々の暮らしぶりや世の中の見聞きしたことへの思い

新江戸川公園。旧細川家下屋敷庭園。(有楽町線・江戸川橋駅下車。その3。)

2014-06-12 22:53:37 | 歴史・痕跡

「新江戸川公園」入口。

左手にある建物が、「松聲(声)閣」
 大正時代の建物。元細川家の学問所だったところ。以前は集会所として貸し出しをしていましたが、現在、老朽化のため、安全管理の面から利用休止中。

 「歴史性を活かしつつ、区民に親しまれる利用しやすい公園施設として整備することとしました」と区の広報にもあるように、全面改築がなされるようです。

「松声閣」正面。

新江戸川公園


 細川家下屋敷の庭園の跡地をそのまま公園にした回遊式泉水庭園です。目白台台地が神田川に落ち込む斜面地の起伏を活かし、変化に富んだ景観をつくり出しています。湧水を利用した流れは「鑓り水(やりみず)」の手法をとりいれて、岩場から芝生への細い流れとなり、その周辺に野草をあしらっています。
 池はこの庭園の中心に位置し、広がりのある景観をつくりだし、池をはさんで背後の台地を山に見立てています。その斜面地は深い木立となっていて、池に覆いかぶさるようにヤマモミジやハゼノキの一群が、秋には真っ赤に紅葉した姿を水面に映し出します。山に続く園路は深山の中の自然の尾根道のようです。所々に開けた空き地があり、ベンチが置かれています。
 もともとそこからは、木々の梢の間から池や低地の町並みを見渡せるようになっていましたが、木の生長とともに森の中にいるような雰囲気となりました
 大きな池を中心として、その周囲の園路を歩きながら、広がりのある池や背後の山並みなど様々な風景の移り変わりを観賞出来るように計画された庭園の様式の一つです。新江戸川公園では、門から入り大泉水への視界が展開されます。そして園路を進むにしたがって、池や背後の山並みの眺めの移り変わりを、また振り返った時、池を借景とした「松声閣」の眺めを楽しむことが出来ます。
 また樹林の中の山道をしばらく登った時、樹間から眺められる大泉水の眺めが印象的です。そして園路にそって池を一周し、最初に見た風景を振り返るように設計されています。
 毎年11月下旬になると、池畔にある5本の松の枝を都会の水分を多く含んだ重い雪から守るため、わら縄で枝を吊る作業を行っています。張られた縄が、きれいな傘形になっていく様子は見応えがあります。
HPより

 当地一帯は江戸時代中頃まで幕臣の邸宅があったところであった。その後、幾度かの所有者の変遷を経て、幕末に細川家の下屋敷になり、明治時代には細川家の本邸となった。
 1960年に東京都が当地を購入し、翌年には公園として開園。1975年、文京区に移管されて現在にいたる。当地付近は目白台からの湧水が豊富な地点で、その湧水を生かした回遊式泉水庭園を主体とした公園となっており、江戸時代の大名屋敷の回遊式泉水庭園の雰囲気を現在でも楽しむことが出来る。(以上、「Wikipedia」より)

門から入ると、目の前に大泉水への視界が開ける。広がりのある池と背後の高台の森を山並みに見立てている。

池の端。鯉や亀がたくさん。


背後には「松声閣」。

 
湧水。

湧水の流れに沿うように野草。


「松声閣」。 


  
手入れの行き届いた庭園。

池沿いの小道の歩みを進めるうちに、次第に変化する景観を楽しむ趣向。
池も背後の「山並み」も池を前に広がる木々のバランスも見事。高低を生かしたつくりになっている。


振り返ると、池の向こうに「松声閣」。
山道からの大泉水(池)。

北東の斜面を登ると、「永青文庫」に着きます。

コメント
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